JP3047872U - 自動車ドア集中ロック防犯解錠装置 - Google Patents

自動車ドア集中ロック防犯解錠装置

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JP3047872U
JP3047872U JP1997001449U JP144997U JP3047872U JP 3047872 U JP3047872 U JP 3047872U JP 1997001449 U JP1997001449 U JP 1997001449U JP 144997 U JP144997 U JP 144997U JP 3047872 U JP3047872 U JP 3047872U
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JP1997001449U
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和哉 伊藤
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和哉 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の運転手が、治安の悪い場所、時間に
一人で車に乗り込もうとする時、素早く運転席のみを解
錠させて防犯的に乗り込む方法と、2人以上で安全な時
や、家族で出掛ける時など、全席ドアが一斉に、解錠・
施錠できる、便利さを追求した現在のような機能的な乗
り込み方とを、運転手がTPOに応じて、選べる事によ
り、より楽しく安全な自動車の部品を提供する。 【構成】 キー1を回すとキーシリンダー2に接続され
た、シリンダーロッド3と同じ動きをする連携金具A6
に、図2の運転席ドア解錠位置まで回した時に作動す
る、運転席ドア解錠スイッチ4を設け、解錠を2段階に
分ける。本考案は、外からの解錠時に、運転席のみと、
全てのドアとを、分けて解錠できる事を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動車ドア集中ロックにおいて、外からの解錠時に、運転席のみ解 錠又は全席ドア解錠と、運転手が防犯的な解錠と機能的解錠かを選んで車に乗り 込むことの出来る、自動車部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
10年程前、自動車のドアロックは電動では作動せず、ドア一枚ずつ単独で操 作する物であった。しかし集中ロックが開発され、運転席ドアにおいて、全て連 動操作できる様になり、家族など同時に何人もが乗降する時に大変便利になった 。 しかし一方では運転手一人でも、全てのドアが開いてしまうため、人の乗らない ドアが盲点となり、同時に他人が乗り込んできて脅迫される 等の事件も大変多 く発生している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
犯罪大国アメリカ車は、外からキーで解錠しても運転席しか開かない車種が多 い。他のドアを解錠する必要のある時は、ドア内側のスイッチによって連動解錠 出来る様になっている。この方法ならば「従来の技術」で述べた解錠する必要の ない、運転席以外のドアを危険にさらす事はない。しかし実際使ってみると運転 手は人が待っている場合素早く自分のドアを開け、内側のスイッチで解錠しなけ ればならないため運転手はわずらわしいし、同乗者はじれったい。やはり日本の 様な、外からのキー操作のみで開閉できる方が都合がよい。 その従来の方法は、キー1を回す事によりキーシリンダー2の下に接続された、 シリンダーロッド3を押し下げ、全席ドア解錠・施錠スイッチ5を起動させる。 同時に電動スイッチ9が連携金具Bを押し上げて全席ドアを解錠し、又キーを逆 に回せば全席ドアが施錠される仕組みである。 本考案は、従来の技術の有する便利ではあるが、同時に危険も伴っている事に着 目し、運転手一人だけなのに一律4枚のドアを解錠しなくてもいい様に、運転席 のみ解錠又は全席ドア解錠と、防犯的な解錠と機能的な解錠とを、選んで車に乗 り込む事の出来る、安全な自動車部品を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、「従来の技術」で述べた問題点を解決するため、新たに図2の運転 席ドア解錠位置まで回した時に作動する、運転席ドア解錠スイッチ4を設け、解 錠を2段階に分ける。
【0005】
【作用】
キー1を左に回し解錠しようとする時、図2に示す様に、半分まで回した時に は、新たに接続した運転席ドア解錠スイッチ4が、作動して運転席のみが解錠さ れ、左目一杯に回せば、全席ドア解錠スイッチ5が作動する事により、運転席を 含めた全席のドアを解錠する事ができる。逆の右回しは従来通り、全席ドア施錠 のみで問題はないと思われる。又、バッテリートラブルでも、従来通り連携金具 A6、連携金具B7、連携金具C8の動きにより運転席が、非電動で解錠される 。 鍵の構造は各メーカー様々だが、本考案の目的は2段階の解錠であるため、図1 に限らず、図3の様に運転席のみ解錠ボタン12を押しながらキーを回す事によ り運転席のみを解錠させる事もできる。 又、起動するのは電動であるため、遠隔操作(リモコンキー)や、暗証番号方式 での解錠・施錠装置にも容易に応用する事ができる。さらに、解錠の段階をより 確実に判別するために、信号音により判断できる様にするのもよい。
【0006】
【考案の効果】
本考案は以上の様な構成であるから、夜の暗闇の駐車場で危険を感じているの に、キーを回せば全てのドアが解錠されてしまう従来の、運転手が選べない方式 (メーカーの責任でもある)を改良する事で、運転手が使い勝手に応じて、選ん で解錠できる方式(個人の責任)にする事により、製造物責任法(PL法)を持 ち出し、訴訟を起こされる可能性も減少すると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の斜視図である。
【図2】 キーシリンダーの鍵穴を示す正面図である。
【図3】 本考案の他の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 キー 2 キーシリンダー 3 シリンダーロツド 4 運転席ドア解錠スイッチ 5 全席ドア解錠・施錠スイッチ 6 連携金具A 7 連携金具B 8 連携金具C 9 電動スイッチ 10 レバーロッド 11 室内錠レバー 12 運転席のみ解錠ボタン 13 キーシリンダー鍵穴 14 ドアノブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】自動車ドア集中ロックにおいて、直接キー
や遠隔操作(リモコンキー)や、暗証番号によって外か
ら解錠をする時、運転席のみと、全てのドアとを、分け
て解錠する事のできる、自動車ドア集中ロック防犯解錠
装置。
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ドア集中ロックにおいて、外か
    らの解錠時に運転席のみと全てのドアとを分けて解錠で
    きる装置。又この2段階に分けて解錠できるスイッチの
    作動を、直接キーを使わず遠隔操作(リモコンキー)
    や、暗証番号によって解錠することの出来る装置。
JP1997001449U 1997-01-30 1997-01-30 自動車ドア集中ロック防犯解錠装置 Expired - Lifetime JP3047872U (ja)

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