JP3047273U

JP3047273U - 情報記録用ディスクのケース

Info

Publication number: JP3047273U
Application number: JP1997005344U
Authority: JP
Inventors: フアンユ−マン
Original assignee: フアンユ−マン
Priority date: 1997-06-09
Filing date: 1997-06-09
Publication date: 1998-04-10
Anticipated expiration: 2003-06-09

Abstract

(57)【要約】【課題】かさ張らず携帯に便利であり、情報記録用デ
ィスクが破損しにくく、情報記録用ディスクの収納枚数
を必要に応じて簡単に増減できる情報記録用ディスクの
ケースを提供すること。【解決手段】中央部で折り畳み可能な外筐体１と、外
筐体１の内面に着脱自在に重合される折り畳み可能な袋
支持板２と、袋支持板２を折り畳んだ時にその間に挟持
される複数のディスク収納袋３を備え、外筐体１の周縁
にこれを折り畳んだ状態で保持する固着具１２を設け、
外筐体１の折り畳み線の両側に袋支持板を保持する係止
手段１００を設け、袋支持板２の折り畳み線に沿って開
閉操作できるクランプ装置２１を設け、ディスク収納袋
３はディスク出し入れ口を有し、その一側縁にクランプ
装置２１と着脱自在に係合する係合孔３３を穿設する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯に便利な情報記録用ディスクのケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、情報記録用ディスクは、硬質合成樹脂を素材とする偏平な方形ケースに収納され、複数の方形ケースを更に大型な硬質合成樹脂製のケースに厚み方向に並べて収納していた。しかし、このようなケースでは、複数の情報記録用ディスクを持ち歩こうとするとかさ張るばかりでなく、落下などの少しの衝撃でケース及び情報記録用ディスクが破損しやすい。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、かさ張らず携帯に便利であり、情報記録用ディスクが破損しにくく、情報記録用ディスクの収納枚数を必要に応じて簡単に増減できる情報記録用ディスクのケースを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の情報記録用ディスクのケースは、中央部において折り畳み可能な外筐体と、該外筐体の内面に着脱自在に重合されると共に、中央部において折り畳み可能な袋支持板と、該袋支持板及び外筐体を折り畳んだ時にその間に着脱自在に挟持される複数のディスク収納袋とを備え、前記外筐体の周縁に外筐体を折り畳んだ状態で保持する固着具を設け、前記外筐体の折り畳み線を挟んだ両側に前記袋支持板を保持する係止手段を設け、前記袋支持板の内面の折り畳み線に沿って開閉操作できるクランプ装置を設け、前記ディスク収納袋にディスク出し入れ口を形成すると共に、その一側縁に前記クランプ装置と着脱自在に係合する係合孔を穿設する。

【０００５】ディスク収納袋の係合孔をクランプ装置に係合して、複数のディスク収納袋を複数枚重ね、ディスク収納袋の内部にそれぞれ１枚づつ情報記録用ディスクを収納する。また、さらに多数のディスク収納袋が必要になったら、クランプ装置を開放して別のディスク収納袋の係合孔をクランプ装置に係合する。携帯時は、外筐体及び袋支持板を折り畳んで袋支持板の間にディスク収納袋を挟み、固着具を係止して外筐体を折り畳んだ状態で保持する。

【０００６】固着具をスライディングファスナーとすることが可能である。収納袋を透明な可塑性材料より構成することができる。ディスク収納袋は、他側縁が半円形の２枚のシートを重合すると共に、その周縁を密封して成り、１枚のシートの他側縁よりやや内側の上部及び下部に、該他側縁に沿う円弧状の切り込みをそれぞれ形成し、上下の切り込みの間から前記一側縁に向けて該切り込みに連続する切欠を形成し、前記切り込みと切欠とによってディスク出し入れ口を形成しても良い。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案の情報記録用ディスクのケースは、外筐体１と、外筐体１の内面に着脱自在に重合される袋支持板２と、袋支持板２に着脱自在に取付けられる複数のディスク収納袋３とを備える。

【０００８】外筐体１は比較的軟質の合成樹脂を素材とし、中央部において折り畳み可能な矩形板体１０の内面周縁にマチ部１１を立上げて成る。矩形板体１０の形状及び大きさは、これを中央から折り畳んだ時、情報記録用ディスクＡ（図７参照）より一回り大きい方形となるようにする。また、折り畳み線を挟んだ両側において矩形板体１０の内面に、折り畳み線側が開口するポケット１００より成る係止手段が設けられ、折り畳み線を挟んで両側のマチ部１１の先端縁に沿って、互いに対応するスライディングファスナー１２より成る固着具が装着される。

【０００９】図３乃至図５に示すように、矩形板体１０を中央部から折り畳んでスライディングファスナー１２を閉じると、外筐体１は携帯に便利な薄い箱状に保持されて、妄りに開くことがない。なお、スライディングファスナー１２は、１個のスライダーを片側から摺動させて開く片開きタイプのものであっても、図３及び図５に示すように、２個のスライダーを有して両方向いずれへの摺動によっても開くことができる両開きタイプのものであってもよい。

【００１０】袋支持板２は、比較的硬質の合成樹脂等を素材とし、外筐体１の矩形板体１０より一回り小さく形成される。また、袋支持板２はその中央部の外筐体１の折り畳み線と合致した位置から折り畳み自在であり、図２に示すように、両側部をポケット１００に挿入して外筐体１の内面に取付けられる。従って、外筐体１を折り畳むと、自動的に袋支持板２も折り畳まれ、その間にディスク収納袋３を挟持するようになっている。

【００１１】さらに、袋支持板２の内面の折り畳み線に沿って、ディスク収納袋３を支持するための開閉操作できるクランプ装置２１が装着される。クランプ装置２１は、従来周知のルーズリーフ係止用クランプとほぼ同様の構造を有し、左右対向すると共に先端部が接離する複数の弧状杆２１０と、クランプ装置２１の両端に設けられた操作片２１１とを備え、操作片２１１を押すと左右の弧状杆２１０の先端が離間するようになっている。

【００１２】ディスク収納袋３は、Ｅ．Ｆ．Ｐ等の透明な可塑性材料を素材とする２枚のシートを重合すると共に、その周縁を密封して構成される。図６に示すように、ディスク収納袋３の一側縁３２には、上縁３０，下縁３３，他側縁３４におけるシール部よりもやや幅広いシール部が形成され、この一側縁３２のシール部に袋支持板２の弧状杆２１０を挿通するための複数の係合孔３３が穿設される。そして、操作片２１１を押して開けた弧状杆２１０を係合孔３３に挿通した後、図２に示すように、指で圧縮して弧状杆２１０を接近させると、弧状杆２１０は係合孔３３から抜けることができなくなり、ディスク収納袋３は強固に袋支持板２に支持される。なお、従来のルーズリーフペーパーと同様に、複数のディスク収納袋３を重ねてクランプ装置２１に取付け、必要に応じてディスク収納袋３の枚数を増減することができる。

【００１３】また、ディスク収納袋３を構成する２枚のシートの他側縁３４は半円形に形成され、１枚のシートの他側縁３４よりやや内側の上部及び下部に、それぞれ他側縁３４に沿う円弧状の切り込み３５，３６を形成し、上下の切り込み３５，３６の間から一側縁３２に向けて切り込み３５，３６と連続する略Ｙ字状の切欠３７を形成し、切り込み３５，３６と切欠３７とによってディスク出し入れ口を形成する。さらに、上下の切り込み３５，３６の間から切欠３７に向かって舌片状の抑止片４０が突設される。この結果、図７に示すように、ディスク収納袋３に情報記録用ディスクＡを収納すると、抑止片４０と切欠３７の上下に形成された押圧片３８，３９が情報記録用ディスクＡを支持するため、ディスク出し入れ口から情報記録用ディスクＡが脱出する心配がない。

【００１４】

【考案の効果】

本考案の情報記録用ディスクのケースによれば、情報記録用ディスクを薄くて軟質のデスク収納袋に収納し、これを重ねて収納したのでかさばらず、このため、多数の情報記録用ディスクを容易に携帯することができ、情報記録用ディスクはディスク収納袋，袋支持板及び外筐体によって３重に保護されるため破損しにくい。また、ディスク収納袋は強固に袋支持板に取付けられているため、持ち歩いても落としてもバラバラに散乱することがなく、しかも、必要に応じてディスク収納袋の枚数を簡単に増減することが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態を示す情報記録用ディスクの
ケースの分解斜視図

【図２】情報記録用ディスクのケースの開いた状態の斜
視図

【図３】情報記録用ディスクのケースの折り畳んだ状態
の斜視図

【図４】同上の一側面図

【図５】同上の他側面図

【図６】ディスク収納袋の平面図

【図７】情報記録用ディスクを収納したディスク収納袋
の平面図

【符号の説明】

１外筐体１０矩形板体１００ポケット１１マチ部１２スライディングファスナー（固着具）２袋支持板２１クランプ装置２１０弧状杆２１１操作片３ディスク収納袋３０上縁３１下縁３２一側縁３３係合孔３４他側縁３５，３６切り込み３７切欠３８，３９押圧片４０抑止片Ａ情報記録用ディスク

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年１０月８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項３

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】中央部において折り畳み可能な外筐体
と、該外筐体の内面に着脱自在に重合されると共に、中
央部において折り畳み可能な袋支持板と、該袋支持板及
び外筐体を折り畳んだ時にその間に着脱自在に挟持され
る複数のディスク収納袋とを備え、前記外筐体の周縁に
外筐体を折り畳んだ状態で保持する固着具を設け、前記
外筐体の折り畳み線を挟んだ両側に前記袋支持板を保持
する係止手段を設け、前記袋支持板の内面の折り畳み線
に沿って開閉操作できるクランプ装置を設け、前記ディ
スク収納袋にディスク出し入れ口を形成すると共に、一
側縁に前記クランプ装置と着脱自在に係合する係合孔を
穿設したことを特徴とする情報記録用ディスクのケー
ス。
【請求項２】前記固着具がスライディングファスナー
である請求項１に記載の情報記録用ディスクのケース。
【請求項３】前記収納袋は透明な可塑性材料より成る
請求項１又は２に記載の情報記録用ディスクのケース。
【請求項４】前記ディスク収納袋は、他側縁が半円形
の２枚のシートを重合すると共に、その周縁を密封して
成り、１枚のシートの他側縁よりやや内側の上部及び下
部に、該他側縁に沿う円弧状の切り込みをそれぞれ形成
し、上下の切り込みの間から前記一側縁に向けて該切り
込みと連続する切欠を形成し、前記切り込みと切欠とに
よってディスク出し入れ口を形成した請求項１乃至３の
いずれかに記載の情報記録用ディスクのケース。