JP3046678B2 - 2段駐車装置 - Google Patents
2段駐車装置Info
- Publication number
- JP3046678B2 JP3046678B2 JP4187262A JP18726292A JP3046678B2 JP 3046678 B2 JP3046678 B2 JP 3046678B2 JP 4187262 A JP4187262 A JP 4187262A JP 18726292 A JP18726292 A JP 18726292A JP 3046678 B2 JP3046678 B2 JP 3046678B2
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- JP
- Japan
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- pit
- pallet
- screw
- upper pallet
- jack
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地面を掘って形成した
ピット内に配置した下パレットとピット上方に配置した
上パレットとにそれぞれ自動車を駐車させるようにした
2段駐車装置に関するものである。
ピット内に配置した下パレットとピット上方に配置した
上パレットとにそれぞれ自動車を駐車させるようにした
2段駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から地面にピットを掘って、このピ
ット部分に1台の自動車を駐車させ、ピットの上方の空
間に2台目の自動車を駐車させるようにする2段駐車装
置が提案されている。すなわち、地面より低くなったピ
ット内の底に沿った略横向き姿勢と前端部がピットの前
端部上端付近に位置した前上がり傾斜姿勢とを選択でき
るように回動自在にピット内に配置された下パレット
と、ピットの上方における略横向き姿勢と前端部がピッ
トの前端部上端付近に位置した前下がり傾斜姿勢とを選
択できるようにピットの上方に回動自在に配置された上
パレットとで2段駐車装置が構成してある。そして、従
来にあっては、上パレットを回動駆動する手段としては
油圧シリンダーを用いており、油圧シリンダーの上端部
を上パレットに回動自在に枢支し、油圧シリンダーを動
作させて上パレットを回動駆動していた。
ット部分に1台の自動車を駐車させ、ピットの上方の空
間に2台目の自動車を駐車させるようにする2段駐車装
置が提案されている。すなわち、地面より低くなったピ
ット内の底に沿った略横向き姿勢と前端部がピットの前
端部上端付近に位置した前上がり傾斜姿勢とを選択でき
るように回動自在にピット内に配置された下パレット
と、ピットの上方における略横向き姿勢と前端部がピッ
トの前端部上端付近に位置した前下がり傾斜姿勢とを選
択できるようにピットの上方に回動自在に配置された上
パレットとで2段駐車装置が構成してある。そして、従
来にあっては、上パレットを回動駆動する手段としては
油圧シリンダーを用いており、油圧シリンダーの上端部
を上パレットに回動自在に枢支し、油圧シリンダーを動
作させて上パレットを回動駆動していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例にあっては、上パレットを左右同調して回動駆動しに
くく、このため上パレットがたわまないように上パレッ
トに剛性が必要であり、また、ホースが抜けたり、油が
抜けたりすると上パレットの落下の恐れがあり、また、
油圧配管等が必要であるという問題があった。
例にあっては、上パレットを左右同調して回動駆動しに
くく、このため上パレットがたわまないように上パレッ
トに剛性が必要であり、また、ホースが抜けたり、油が
抜けたりすると上パレットの落下の恐れがあり、また、
油圧配管等が必要であるという問題があった。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、上パレ
ットの左右を同調して回動駆動でき、油圧シリンダーの
ように配管を必要とせず、また、一方のブレーキが故障
しても上パレットが落下したりすることがなく、また、
コンパクト化がはかれる2段駐車装置を提供するにあ
る。
明したものであって、その目的とするところは、上パレ
ットの左右を同調して回動駆動でき、油圧シリンダーの
ように配管を必要とせず、また、一方のブレーキが故障
しても上パレットが落下したりすることがなく、また、
コンパクト化がはかれる2段駐車装置を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の2段駐車装置
は、地面1より低くなったピット2内の底に沿った略横
向き姿勢と前端部がピット2の前端部上端付近に位置し
た前上がり傾斜姿勢とを選択できるように回動自在にピ
ット2内に配置された下パレット3と、ピット2の上方
における略横向き姿勢と前端部がピット2の前端部上端
付近に位置した前下がり傾斜姿勢とを選択できるように
ピット2の上方に回動自在に配置された上パレット4と
で構成された2段駐車装置において、上パレット4の両
側の下方にねじ式ジャッキ20を配置して各ねじ式ジャ
ッキ20の上下移動するねじ棒21の上端部をそれぞれ
上パレット4に回動自在に枢支し、各ねじ式ジャッキ2
0にそれぞれ各ねじ式ジャッキ20を回転駆動するため
のモータ22と、ねじ式ジャッキ20の回転駆動を阻止
するためのブレーキ23とを設け、両ねじ式ジャッキ2
0のドライブ軸24を同調して回動させるための同調手
段25を設けて成ることを特徴とするものであって、こ
のような構成を採用することで、上記した従来例の問題
点を解決して本発明の目的を達成したものである。
は、地面1より低くなったピット2内の底に沿った略横
向き姿勢と前端部がピット2の前端部上端付近に位置し
た前上がり傾斜姿勢とを選択できるように回動自在にピ
ット2内に配置された下パレット3と、ピット2の上方
における略横向き姿勢と前端部がピット2の前端部上端
付近に位置した前下がり傾斜姿勢とを選択できるように
ピット2の上方に回動自在に配置された上パレット4と
で構成された2段駐車装置において、上パレット4の両
側の下方にねじ式ジャッキ20を配置して各ねじ式ジャ
ッキ20の上下移動するねじ棒21の上端部をそれぞれ
上パレット4に回動自在に枢支し、各ねじ式ジャッキ2
0にそれぞれ各ねじ式ジャッキ20を回転駆動するため
のモータ22と、ねじ式ジャッキ20の回転駆動を阻止
するためのブレーキ23とを設け、両ねじ式ジャッキ2
0のドライブ軸24を同調して回動させるための同調手
段25を設けて成ることを特徴とするものであって、こ
のような構成を採用することで、上記した従来例の問題
点を解決して本発明の目的を達成したものである。
【0006】
【作用】地面1より低くなったピット2内の底に沿った
略横向き姿勢と前端部がピット2の前端部上端付近に位
置した前上がり傾斜姿勢とを選択できるように回動自在
にピット2内に配置された下パレット3と、ピット2の
上方における略横向き姿勢と前端部がピット2の前端部
上端付近に位置した前下がり傾斜姿勢とを選択できるよ
うにピット2の上方に回動自在に配置された上パレット
4とで構成された2段駐車装置であるので、ピット1内
に配置された下パレット3とピット1上方に配置された
上パレット4とにそれぞれ自動車7を駐車させて2段駐
車ができるようになっている。そして、本発明において
は、上パレット4の両側の下方にねじ式ジャッキ20を
配置して各ねじ式ジャッキ20の上下移動するねじ棒2
1の上端部をそれぞれ上パレット4に回動自在に枢支
し、各ねじ式ジャッキ20にそれぞれ各ねじ式ジャッキ
20を回転駆動するためのモータ22と、ねじ式ジャッ
キ20の回転駆動を阻止するためのブレーキ23とを設
け、両ねじ式ジャッキ20のドライブ軸24を同調して
回動させるための同調手段25を設けることで、上パレ
ット4の左右を同調して回動駆動でき、油圧シリンダー
のように配管を必要とせず、また、一方のブレーキ23
が故障しても他方のブレーキ23の存在により上パレッ
ト4が落下するのを防止するようになっている。そし
て、各ねじ式ジャッキ20にモータ22やブレーキ23
を設けることでユニット化できてコンパクト化がはか
れ、更に、油圧シリンダーのように配管が必要でなく、
この点でもコンパクト化がはかれるものである。
略横向き姿勢と前端部がピット2の前端部上端付近に位
置した前上がり傾斜姿勢とを選択できるように回動自在
にピット2内に配置された下パレット3と、ピット2の
上方における略横向き姿勢と前端部がピット2の前端部
上端付近に位置した前下がり傾斜姿勢とを選択できるよ
うにピット2の上方に回動自在に配置された上パレット
4とで構成された2段駐車装置であるので、ピット1内
に配置された下パレット3とピット1上方に配置された
上パレット4とにそれぞれ自動車7を駐車させて2段駐
車ができるようになっている。そして、本発明において
は、上パレット4の両側の下方にねじ式ジャッキ20を
配置して各ねじ式ジャッキ20の上下移動するねじ棒2
1の上端部をそれぞれ上パレット4に回動自在に枢支
し、各ねじ式ジャッキ20にそれぞれ各ねじ式ジャッキ
20を回転駆動するためのモータ22と、ねじ式ジャッ
キ20の回転駆動を阻止するためのブレーキ23とを設
け、両ねじ式ジャッキ20のドライブ軸24を同調して
回動させるための同調手段25を設けることで、上パレ
ット4の左右を同調して回動駆動でき、油圧シリンダー
のように配管を必要とせず、また、一方のブレーキ23
が故障しても他方のブレーキ23の存在により上パレッ
ト4が落下するのを防止するようになっている。そし
て、各ねじ式ジャッキ20にモータ22やブレーキ23
を設けることでユニット化できてコンパクト化がはか
れ、更に、油圧シリンダーのように配管が必要でなく、
この点でもコンパクト化がはかれるものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて詳述する。図1に示すように、地面1を掘ってコン
クリートなどによりピット2が形成してある。このピッ
ト2の内部の両内側面の後部に沿って架台8が設置して
あり、ピット2内の最後端部の上端部において架台8の
後端部に下パレット3の後端部から上方に突設した下ア
ーム9の上端部が軸9aにより回動自在に枢支してあっ
て枢支部Aとなっている。
いて詳述する。図1に示すように、地面1を掘ってコン
クリートなどによりピット2が形成してある。このピッ
ト2の内部の両内側面の後部に沿って架台8が設置して
あり、ピット2内の最後端部の上端部において架台8の
後端部に下パレット3の後端部から上方に突設した下ア
ーム9の上端部が軸9aにより回動自在に枢支してあっ
て枢支部Aとなっている。
【0008】架台8の上端部には図1に示すように、上
パレット4の後部において下方に向けて垂下した上アー
ム10の下端を軸10aにより回動自在に枢支してあ
り、この軸10aによる枢支位置は下パレット3の後端
部に上方に突設した下アーム9の上端部を軸支している
軸9aとほぼ同じレベルで且つ上記軸9aよりも前方に
ずれて位置している。
パレット4の後部において下方に向けて垂下した上アー
ム10の下端を軸10aにより回動自在に枢支してあ
り、この軸10aによる枢支位置は下パレット3の後端
部に上方に突設した下アーム9の上端部を軸支している
軸9aとほぼ同じレベルで且つ上記軸9aよりも前方に
ずれて位置している。
【0009】ピット2の略中央部の両側の下部には中央
架台8aが設けてあり、この両側の各中央架台8aには
それぞれ上パレット4の両側下方に配置されるねじ式ジ
ャッキ20の下端部が軸27により回動自在に枢支して
ある。また、図3、図4、図5に示すように、上記ねじ
式ジャッキ20は本体30に本体30に対して回転自在
であるが上下方向には移動しないように取付けた回転筒
31が設けてあり、回転筒31の内面に雌ねじ部32が
刻設してあり、該雌ねじ部32にねじ棒21が螺合して
あり、ねじ棒21の上端部が軸33により回動自在に枢
支してある。ねじ式ジャッキ20の本体30にはモータ
22と減速機構34とブレーキ23とが取付けてある。
モータ22の回転は減速機構34、ウォーム歯車35等
を介してねじ式ジャッキ20のドライブ軸24に伝達さ
れ、各ドライブ軸24の回転がウォーム歯車36を介し
て回転筒31に伝達されて回転筒31を回転し、回転筒
31が回転することで回転筒31に螺合したねじ棒21
が上下に移動するようになっている。ここで、両ねじ式
ジャッキ20のドライブ軸24同士は連結軸により連結
してあり、この連結軸が両ねじ式ジャッキ20を同調し
て回動させるための同調手段25となっている。ブレー
キ24は例えばスプリングのばね力によりドライブ軸2
4の回転を阻止してロックし、ソレノイドによりプリン
グのばね力に抗してロック解除をするような機構のもの
である。図中37は上限用カム、38は下限用カムであ
ってねじ式ジャッキ20に設けてあってねじ式ジャッキ
20に連動して回転するようになっている。そして、上
パレット4の最大上昇位置で上限用カム37が上限用マ
イクロスイッチ39を動作してモータ22を停止し、ブ
レーキ24のソレノイドへの通電を切り、スプリングに
よりブレーキ24が働いて上パレット4の最大上昇位置
で上パレット4が停止状態を保つようになっており、ま
た、上パレット4の最大下降位置で下限用カム38が下
限用マイクロスイッチ40を動作してブレーキ24はス
プリングによりロックされ、ソレノイドによりロック解
除がなされるようになっている。
架台8aが設けてあり、この両側の各中央架台8aには
それぞれ上パレット4の両側下方に配置されるねじ式ジ
ャッキ20の下端部が軸27により回動自在に枢支して
ある。また、図3、図4、図5に示すように、上記ねじ
式ジャッキ20は本体30に本体30に対して回転自在
であるが上下方向には移動しないように取付けた回転筒
31が設けてあり、回転筒31の内面に雌ねじ部32が
刻設してあり、該雌ねじ部32にねじ棒21が螺合して
あり、ねじ棒21の上端部が軸33により回動自在に枢
支してある。ねじ式ジャッキ20の本体30にはモータ
22と減速機構34とブレーキ23とが取付けてある。
モータ22の回転は減速機構34、ウォーム歯車35等
を介してねじ式ジャッキ20のドライブ軸24に伝達さ
れ、各ドライブ軸24の回転がウォーム歯車36を介し
て回転筒31に伝達されて回転筒31を回転し、回転筒
31が回転することで回転筒31に螺合したねじ棒21
が上下に移動するようになっている。ここで、両ねじ式
ジャッキ20のドライブ軸24同士は連結軸により連結
してあり、この連結軸が両ねじ式ジャッキ20を同調し
て回動させるための同調手段25となっている。ブレー
キ24は例えばスプリングのばね力によりドライブ軸2
4の回転を阻止してロックし、ソレノイドによりプリン
グのばね力に抗してロック解除をするような機構のもの
である。図中37は上限用カム、38は下限用カムであ
ってねじ式ジャッキ20に設けてあってねじ式ジャッキ
20に連動して回転するようになっている。そして、上
パレット4の最大上昇位置で上限用カム37が上限用マ
イクロスイッチ39を動作してモータ22を停止し、ブ
レーキ24のソレノイドへの通電を切り、スプリングに
よりブレーキ24が働いて上パレット4の最大上昇位置
で上パレット4が停止状態を保つようになっており、ま
た、上パレット4の最大下降位置で下限用カム38が下
限用マイクロスイッチ40を動作してブレーキ24はス
プリングによりロックされ、ソレノイドによりロック解
除がなされるようになっている。
【0010】上パレット4と下パレット3とは連動手段
6により連結してあるが、この連動手段6は図8の想像
線のように上パレット4がピット2の上方において略横
向き姿勢(実際はやや前上がり姿勢)になるように回動
した際に上パレット4に連動して下パレット3を回動さ
せて下パレット3を前上がり姿勢になるように傾斜させ
るようになっており、図8の実線のように上パレット4
が前下がり姿勢のときには下パレット3がピット2内の
底において略横向き姿勢となるようになっている。
6により連結してあるが、この連動手段6は図8の想像
線のように上パレット4がピット2の上方において略横
向き姿勢(実際はやや前上がり姿勢)になるように回動
した際に上パレット4に連動して下パレット3を回動さ
せて下パレット3を前上がり姿勢になるように傾斜させ
るようになっており、図8の実線のように上パレット4
が前下がり姿勢のときには下パレット3がピット2内の
底において略横向き姿勢となるようになっている。
【0011】上パレットには一側端部に手すり15が取
付けてある。また、図2において16は自動車7の車輪
のストッパである。そして、両ねじ式ジャッキ20のに
付設したブレーキ24を解除すると共にモータ22を回
転すると両ねじ式ジャッキ20が同調手段25を介して
互いに同調して回転し、このことにより上パレット4の
左右両側を同調して昇降し、上パレット4を回動駆動す
るものである。また、モータ22への通電が停止される
とブレーキ24が働いて上パレット4が動かないように
なっているが、この場合、一方のブレーキ24が故障、
例えばスプリングが折れたりした場合には、もう一つブ
レーキ24があるので、上パレット4が落下する恐れが
ないものである。
付けてある。また、図2において16は自動車7の車輪
のストッパである。そして、両ねじ式ジャッキ20のに
付設したブレーキ24を解除すると共にモータ22を回
転すると両ねじ式ジャッキ20が同調手段25を介して
互いに同調して回転し、このことにより上パレット4の
左右両側を同調して昇降し、上パレット4を回動駆動す
るものである。また、モータ22への通電が停止される
とブレーキ24が働いて上パレット4が動かないように
なっているが、この場合、一方のブレーキ24が故障、
例えばスプリングが折れたりした場合には、もう一つブ
レーキ24があるので、上パレット4が落下する恐れが
ないものである。
【0012】ところで、上記ブレーキ24が故障した場
合、例えばスプリングが折れたりした場合にはブザー、
ランプ等の停止警報手段により警報するようになってい
る。図6にはブロック図が示してあり、50は手元スイ
ッチ、51は制御回路、52は警報手段、53はモータ
駆動回路、54はブレーキ24解除用のソレノイド、5
5は電流波形検出回路である。そして、モータ22の正
転、逆転の駆動時にソレノイド54の通電してスプリン
グによるロック解除を行うのであるが、この場合、スプ
リングが折れていると、スプリングに抗して働くソレノ
イド54への電流値も図7のイに示すように小さくな
り、これを電流波形検出回路55で検出して信号を制御
回路51に送り、警報手段52でブレーキ24が破損し
ていることを警報するようになっている。また、この場
合、ブレーキのシューの磨耗については、ソレノイド5
4のストロークが増大して図7においてロに示すように
電流値が大きくなり、同じくこれを検出して警報手段5
2により警報するようにしてもよい。図7においてハは
正常な電流値を示す。
合、例えばスプリングが折れたりした場合にはブザー、
ランプ等の停止警報手段により警報するようになってい
る。図6にはブロック図が示してあり、50は手元スイ
ッチ、51は制御回路、52は警報手段、53はモータ
駆動回路、54はブレーキ24解除用のソレノイド、5
5は電流波形検出回路である。そして、モータ22の正
転、逆転の駆動時にソレノイド54の通電してスプリン
グによるロック解除を行うのであるが、この場合、スプ
リングが折れていると、スプリングに抗して働くソレノ
イド54への電流値も図7のイに示すように小さくな
り、これを電流波形検出回路55で検出して信号を制御
回路51に送り、警報手段52でブレーキ24が破損し
ていることを警報するようになっている。また、この場
合、ブレーキのシューの磨耗については、ソレノイド5
4のストロークが増大して図7においてロに示すように
電流値が大きくなり、同じくこれを検出して警報手段5
2により警報するようにしてもよい。図7においてハは
正常な電流値を示す。
【0013】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、地面
より低くなったピット内の底に沿った略横向き姿勢と前
端部がピットの前端部上端付近に位置した前上がり傾斜
姿勢とを選択できるように回動自在にピット内に配置さ
れた下パレットと、ピットの上方における略横向き姿勢
と前端部がピットの前端部上端付近に位置した前下がり
傾斜姿勢とを選択できるようにピットの上方に回動自在
に配置された上パレットとで構成された2段駐車装置で
あるので、ピット内に配置された下パレットとピット上
方に配置された上パレットとにそれぞれ自動車を駐車さ
せて2段駐車ができるのはもちろん、上パレットの両側
の下方にねじ式ジャッキを配置して各ねじ式ジャッキの
上下移動するねじ棒の上端部をそれぞれ上パレットに回
動自在に枢支し、各ねじ式ジャッキにそれぞれ各ねじ式
ジャッキを回転駆動するためのモータと、ねじ式ジャッ
キの回転駆動を阻止するためのブレーキとを設け、両ね
じ式ジャッキのドライブ軸を同調して回動させるための
同調手段を設けてあるので、上パレットの左右を同調し
て回動駆動でき、この結果、上パレットの剛性が不要で
軽量化、コストダウンがはかれるものであり、また、油
圧シリンダーのように配管を必要とせず施工が容易であ
り、また、一方のブレーキが故障しても他方のブレーキ
の存在により上パレットが落下するのを防止できるもの
であり、また、各ねじ式ジャッキにモータやブレーキを
設けることでユニット化できてコンパクト化がはかれ、
更に、油圧シリンダーのように配管が必要でなく、この
点でもコンパクト化がはかれるものである。
より低くなったピット内の底に沿った略横向き姿勢と前
端部がピットの前端部上端付近に位置した前上がり傾斜
姿勢とを選択できるように回動自在にピット内に配置さ
れた下パレットと、ピットの上方における略横向き姿勢
と前端部がピットの前端部上端付近に位置した前下がり
傾斜姿勢とを選択できるようにピットの上方に回動自在
に配置された上パレットとで構成された2段駐車装置で
あるので、ピット内に配置された下パレットとピット上
方に配置された上パレットとにそれぞれ自動車を駐車さ
せて2段駐車ができるのはもちろん、上パレットの両側
の下方にねじ式ジャッキを配置して各ねじ式ジャッキの
上下移動するねじ棒の上端部をそれぞれ上パレットに回
動自在に枢支し、各ねじ式ジャッキにそれぞれ各ねじ式
ジャッキを回転駆動するためのモータと、ねじ式ジャッ
キの回転駆動を阻止するためのブレーキとを設け、両ね
じ式ジャッキのドライブ軸を同調して回動させるための
同調手段を設けてあるので、上パレットの左右を同調し
て回動駆動でき、この結果、上パレットの剛性が不要で
軽量化、コストダウンがはかれるものであり、また、油
圧シリンダーのように配管を必要とせず施工が容易であ
り、また、一方のブレーキが故障しても他方のブレーキ
の存在により上パレットが落下するのを防止できるもの
であり、また、各ねじ式ジャッキにモータやブレーキを
設けることでユニット化できてコンパクト化がはかれ、
更に、油圧シリンダーのように配管が必要でなく、この
点でもコンパクト化がはかれるものである。
【図1】本発明の側断面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の正面図である。
【図4】同上の要部側面図である。
【図5】同上のねじ式ジャッキの回動機構を示す説明図
である。
である。
【図6】同上の制御を示すブロック図である。
【図7】同上のブレーキのソレノイドに流れる電流と時
間との関係を示すグラフである。
間との関係を示すグラフである。
【図8】同上の上パレットと下パレットとの回動位置を
示す説明図である。
示す説明図である。
1 地面 2 ピット 3 下パレット 4 上パレット 20 ねじ式ジャッキ 21 ねじ棒 22 モータ 23 ブレーキ 24 ドライブ軸 25 同調手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−42538(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/06
Claims (1)
- 【請求項1】 地面より低くなったピット内の底に沿っ
た略横向き姿勢と前端部がピットの前端部上端付近に位
置した前上がり傾斜姿勢とを選択できるように回動自在
にピット内に配置された下パレットと、ピットの上方に
おける略横向き姿勢と前端部がピットの前端部上端付近
に位置した前下がり傾斜姿勢とを選択できるようにピッ
トの上方に回動自在に配置された上パレットとで構成さ
れた2段駐車装置において、上パレットの両側の下方に
ねじ式ジャッキを配置して各ねじ式ジャッキの上下移動
するねじ棒の上端部をそれぞれ上パレットに回動自在に
枢支し、各ねじ式ジャッキにそれぞれ各ねじ式ジャッキ
を回転駆動するためのモータと、ねじ式ジャッキの回転
駆動を阻止するためのブレーキとを設け、両ねじ式ジャ
ッキのドライブ軸を同調して回動させるための同調手段
を設けて成ることを特徴とする2段駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4187262A JP3046678B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 2段駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4187262A JP3046678B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 2段駐車装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633627A JPH0633627A (ja) | 1994-02-08 |
JP3046678B2 true JP3046678B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=16202902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4187262A Expired - Fee Related JP3046678B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 2段駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046678B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0936198A (ja) | 1995-07-19 | 1997-02-07 | Hitachi Ltd | 真空処理装置およびそれを用いた半導体製造ライン |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP4187262A patent/JP3046678B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0633627A (ja) | 1994-02-08 |
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