JP3046648B2 - 磁気テープ再生装置の検査装置 - Google Patents
磁気テープ再生装置の検査装置Info
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- JP3046648B2 JP3046648B2 JP3162884A JP16288491A JP3046648B2 JP 3046648 B2 JP3046648 B2 JP 3046648B2 JP 3162884 A JP3162884 A JP 3162884A JP 16288491 A JP16288491 A JP 16288491A JP 3046648 B2 JP3046648 B2 JP 3046648B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトカセットな
どの磁気テープを再生する再生装置の検査装置に関す
る。
どの磁気テープを再生する再生装置の検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】いわゆるコンパクトカセットなどの磁気
テープの再生を行う再生装置は、完成検査や調整工程な
どで、その動作が正常であるか否かが検査される。典型
的な従来技術では、作業者が各種の操作釦の操作を行
い、その操作に対応して、リールやキャプスタンなど
が、正しい方向に正しい速度で回転しているか否かを、
作業者の目視によって検査している。
テープの再生を行う再生装置は、完成検査や調整工程な
どで、その動作が正常であるか否かが検査される。典型
的な従来技術では、作業者が各種の操作釦の操作を行
い、その操作に対応して、リールやキャプスタンなど
が、正しい方向に正しい速度で回転しているか否かを、
作業者の目視によって検査している。
【0003】また他の従来技術では、前記リールやキャ
プスタンなどを、テレビジョンカメラで撮影し、その撮
影画像をコンピュータなどを用いて画像処理することに
よって、回転方向や回転速度を検出し、正常に動作して
いるか否かを検出している。
プスタンなどを、テレビジョンカメラで撮影し、その撮
影画像をコンピュータなどを用いて画像処理することに
よって、回転方向や回転速度を検出し、正常に動作して
いるか否かを検出している。
【0004】さらにまた他の従来技術では、リールやモ
ータなどの回転部分にエンコーダ等を取付け、その出力
信号から、前記回転方向や回転速度などを検出し、正常
に動作しているか否かを検査している。
ータなどの回転部分にエンコーダ等を取付け、その出力
信号から、前記回転方向や回転速度などを検出し、正常
に動作しているか否かを検査している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記目視による検査方
法では、検査ミスが生じやすく、また回転速度などを高
精度に検査することができない。
法では、検査ミスが生じやすく、また回転速度などを高
精度に検査することができない。
【0006】また前記テレビジョンカメラを用いる検査
方法では、画像処理のための構造が大掛かりであり、コ
ストが嵩む。
方法では、画像処理のための構造が大掛かりであり、コ
ストが嵩む。
【0007】さらにまた前記エンコーダ等を用いる検査
方法では、エンコーダの取付けなどのために、検査工程
が煩雑になり、かつ検査設備も複雑である。
方法では、エンコーダの取付けなどのために、検査工程
が煩雑になり、かつ検査設備も複雑である。
【0008】本発明の目的は、検査工程および検査設備
を簡略化し、検査コストを低減させることができる磁気
テープ再生装置の検査装置を提供することである。
を簡略化し、検査コストを低減させることができる磁気
テープ再生装置の検査装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、長手方向に周
波数が変化してゆく信号が記録されている検査用磁気テ
ープと、検査用磁気テープが装填される磁気テープ再生
装置に、前記検査用磁気テープの再生に関する複数種類
の動作を行わせる駆動手段と、磁気テープ再生装置の前
記各動作に対応した動作を行わせる制御信号を前記駆動
手段に与える制御手段と、磁気テープ再生装置からの再
生信号の周波数が、前記制御信号による前記駆動手段の
各動作によって再生されると予測される周波数であるか
否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果を
表示する表示手段とを含むことを特徴とする磁気テープ
再生装置の検査装置である。
波数が変化してゆく信号が記録されている検査用磁気テ
ープと、検査用磁気テープが装填される磁気テープ再生
装置に、前記検査用磁気テープの再生に関する複数種類
の動作を行わせる駆動手段と、磁気テープ再生装置の前
記各動作に対応した動作を行わせる制御信号を前記駆動
手段に与える制御手段と、磁気テープ再生装置からの再
生信号の周波数が、前記制御信号による前記駆動手段の
各動作によって再生されると予測される周波数であるか
否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果を
表示する表示手段とを含むことを特徴とする磁気テープ
再生装置の検査装置である。
【0010】
【0011】
【作用】本発明に従えば、磁気テープ再生装置の検査時
に装填される検査用磁気テープには、長手方向に、たと
えば段階的かつ周期的に、周波数が変化してゆく信号が
記録されている。前記検査用磁気テープを装填した磁気
テープ再生装置は、たとえば、その操作釦が空気シリン
ダなどの駆動手段によって操作されることによって、再
生、早送り、巻戻し、および繰返再生などの再生に関す
る複数種類の動作を行う。
に装填される検査用磁気テープには、長手方向に、たと
えば段階的かつ周期的に、周波数が変化してゆく信号が
記録されている。前記検査用磁気テープを装填した磁気
テープ再生装置は、たとえば、その操作釦が空気シリン
ダなどの駆動手段によって操作されることによって、再
生、早送り、巻戻し、および繰返再生などの再生に関す
る複数種類の動作を行う。
【0012】前記駆動手段は、マイクロコンピュータな
どの制御手段からの制御信号に応答して、再生手段に前
記各動作を行わせる。前記制御信号はまた判定手段に与
えられており、この判定手段は、再生装置からの再生信
号の周波数が、前記制御信号による前記駆動手段の各動
作によって再生されると予測される周波数であるか否か
を判定する。その判定結果は、たとえば映像や音響の表
示手段によって検査作業者に報知される。
どの制御手段からの制御信号に応答して、再生手段に前
記各動作を行わせる。前記制御信号はまた判定手段に与
えられており、この判定手段は、再生装置からの再生信
号の周波数が、前記制御信号による前記駆動手段の各動
作によって再生されると予測される周波数であるか否か
を判定する。その判定結果は、たとえば映像や音響の表
示手段によって検査作業者に報知される。
【0013】すなわち、たとえば制御信号が磁気テープ
の正転再生を行わせるための信号であるときには、前記
再生信号の周波数が増加方向に変化するのか、あるいは
減少方向に変化するのか、さらにはその変化速度よっ
て、回転方向や回転速度を検査することができる。また
早送りや巻戻し動作であっても、上述のように再生信号
の増減方向や増減量などに基づいて、前記各動作が正常
に行われているか否かを検査することができる。
の正転再生を行わせるための信号であるときには、前記
再生信号の周波数が増加方向に変化するのか、あるいは
減少方向に変化するのか、さらにはその変化速度よっ
て、回転方向や回転速度を検査することができる。また
早送りや巻戻し動作であっても、上述のように再生信号
の増減方向や増減量などに基づいて、前記各動作が正常
に行われているか否かを検査することができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の検査装置1の電
気的構成を示すブロック図である。この検査装置1は、
大略的に、検査される再生装置2内に装填される検査用
カセット3と、周波数カウンタ4と、マイクロコンピュ
ータなどで実現され、制御手段であり判定手段である処
理装置5と、駆動装置6とを含んで構成されている。
気的構成を示すブロック図である。この検査装置1は、
大略的に、検査される再生装置2内に装填される検査用
カセット3と、周波数カウンタ4と、マイクロコンピュ
ータなどで実現され、制御手段であり判定手段である処
理装置5と、駆動装置6とを含んで構成されている。
【0015】前記周波数カウンタ4へは、再生装置2の
出力端子11からライン12を介して、検査用カセット
3の再生信号が入力される。前記再生信号はまた、ライ
ン13を介して電力増幅器14に与えられており、この
電力増幅器14で増幅されてスピーカ15から音響化さ
れる。これによって後述するような、該検査装置1によ
る検査とともに、検査作業者の再生音響聴取によっても
検査を行うことができる。
出力端子11からライン12を介して、検査用カセット
3の再生信号が入力される。前記再生信号はまた、ライ
ン13を介して電力増幅器14に与えられており、この
電力増幅器14で増幅されてスピーカ15から音響化さ
れる。これによって後述するような、該検査装置1によ
る検査とともに、検査作業者の再生音響聴取によっても
検査を行うことができる。
【0016】前記周波数カウンタ4は、再生装置2から
の再生信号の周波数を計測し、その計測結果を、前記処
理装置5に入力する。処理装置5は、後述するようにし
て、再生装置2の再生信号の周波数と、ライン16を介
して駆動装置6へ出力した制御信号とが一致しているか
否かに基づいて、再生装置2が正常に動作しているか否
かを検出し、その検出結果を表示装置7で表示する。
の再生信号の周波数を計測し、その計測結果を、前記処
理装置5に入力する。処理装置5は、後述するようにし
て、再生装置2の再生信号の周波数と、ライン16を介
して駆動装置6へ出力した制御信号とが一致しているか
否かに基づいて、再生装置2が正常に動作しているか否
かを検出し、その検出結果を表示装置7で表示する。
【0017】一方、再生装置2には、再生、早送り、巻
戻し、繰返再生、頭出選曲などの再生動作に関連する各
種の押釦B1,B2,…,Bn(以下、総称するときは
参照符Bで示す)が設けられている。これに対応して前
記駆動装置6は、前記各押釦Bに対向配置されるエアシ
リンダC1,C2,…,Cn(以下、総称するときは参
照符Cで示す)と、各エアシリンダC毎に設けられる電
磁弁V1,V2,…,Vn(以下、総称するときは参照
符Vで示す)と、前記電磁弁Vを介してエアシリンダC
へ圧縮空気を供給する圧縮空気源18と、前記処理装置
5からの制御信号に応答して、各電磁弁Vを選択的に導
通/遮断制御する駆動回路17とを含んで構成されてい
る。
戻し、繰返再生、頭出選曲などの再生動作に関連する各
種の押釦B1,B2,…,Bn(以下、総称するときは
参照符Bで示す)が設けられている。これに対応して前
記駆動装置6は、前記各押釦Bに対向配置されるエアシ
リンダC1,C2,…,Cn(以下、総称するときは参
照符Cで示す)と、各エアシリンダC毎に設けられる電
磁弁V1,V2,…,Vn(以下、総称するときは参照
符Vで示す)と、前記電磁弁Vを介してエアシリンダC
へ圧縮空気を供給する圧縮空気源18と、前記処理装置
5からの制御信号に応答して、各電磁弁Vを選択的に導
通/遮断制御する駆動回路17とを含んで構成されてい
る。
【0018】再生装置2は、磁気テープカセットを走行
駆動させるための一対のリールR1,R2と、前記リー
ルR1,R2を駆動するリールモータM1と、磁気テー
プ31を一定速度で走行させるためのキャプスタンR
3,R4と、前記キャプスタンR3,R4を一定速度で
回転させるためのキャプスタンモータM3と、各キャプ
スタンR3,R4と対を成すピンチローラR5,R6
と、磁気ヘッド21と、この磁気ヘッド21を磁気テー
プに近接・離反変位、および正逆両回転方向での再生が
可能なように磁気ヘッド21を180°回転変位するヘ
ッド駆動部22とを含んで構成されている。
駆動させるための一対のリールR1,R2と、前記リー
ルR1,R2を駆動するリールモータM1と、磁気テー
プ31を一定速度で走行させるためのキャプスタンR
3,R4と、前記キャプスタンR3,R4を一定速度で
回転させるためのキャプスタンモータM3と、各キャプ
スタンR3,R4と対を成すピンチローラR5,R6
と、磁気ヘッド21と、この磁気ヘッド21を磁気テー
プに近接・離反変位、および正逆両回転方向での再生が
可能なように磁気ヘッド21を180°回転変位するヘ
ッド駆動部22とを含んで構成されている。
【0019】再生装置2は、前記押釦Bが押圧操作され
ると制御回路23が、その操作に対応した状態で、前記
モータM1,M3およびヘッド駆動部22を駆動し、予
め定める再生動作状態を実現する。磁気ヘッド21から
の再生信号は、ヘッドアンプ24で増幅された後、前記
出力端子11に導出される。
ると制御回路23が、その操作に対応した状態で、前記
モータM1,M3およびヘッド駆動部22を駆動し、予
め定める再生動作状態を実現する。磁気ヘッド21から
の再生信号は、ヘッドアンプ24で増幅された後、前記
出力端子11に導出される。
【0020】再生装置2は、たとえば押釦B1が操作さ
れると前記磁気テープ31の再生を行い、押釦B2が操
作されると早送りを行い、押釦B3が操作されると巻戻
しを行い、押釦B4が操作されると再生方向を反転し、
押釦B5が操作されると次の曲の頭出しを行う。したが
ってエアシリンダCによって、前記各押釦スイッチBが
操作されると、再生装置2は上述のような各動作を行
う。
れると前記磁気テープ31の再生を行い、押釦B2が操
作されると早送りを行い、押釦B3が操作されると巻戻
しを行い、押釦B4が操作されると再生方向を反転し、
押釦B5が操作されると次の曲の頭出しを行う。したが
ってエアシリンダCによって、前記各押釦スイッチBが
操作されると、再生装置2は上述のような各動作を行
う。
【0021】図2は、検査用カセット3の磁気テープ3
1の記録状態を示す図である。この磁気テープ31に
は、たとえば矢符32で示すA面の正転再生時に、予め
定める周期W1毎に、段階的に周波数が高くなってゆく
信号が記録されており、たとえば1kHzから5kHz
までを、前記周期W1が再生時間の1秒に対応する長
さ、すなわちコンパクトカセットのときには4.8cm
毎に、0.1kHzずつ上昇してゆくように記録されて
いる。こうして5kHzまでの記録が終了すると、期間
W2、たとえば10秒間に亘って無信号領域が形成され
た後、再び1kHzから段階的に増加してゆく信号が記
録されている。したがって1kHzが記録されている先
端部分から、無録音領域の終端部分までの周期W3分の
長さは、たとえば51秒となる。このような検査用の信
号が記録された検査用カセット3を用いて、以下のよう
にして再生装置2の検査が行われる。
1の記録状態を示す図である。この磁気テープ31に
は、たとえば矢符32で示すA面の正転再生時に、予め
定める周期W1毎に、段階的に周波数が高くなってゆく
信号が記録されており、たとえば1kHzから5kHz
までを、前記周期W1が再生時間の1秒に対応する長
さ、すなわちコンパクトカセットのときには4.8cm
毎に、0.1kHzずつ上昇してゆくように記録されて
いる。こうして5kHzまでの記録が終了すると、期間
W2、たとえば10秒間に亘って無信号領域が形成され
た後、再び1kHzから段階的に増加してゆく信号が記
録されている。したがって1kHzが記録されている先
端部分から、無録音領域の終端部分までの周期W3分の
長さは、たとえば51秒となる。このような検査用の信
号が記録された検査用カセット3を用いて、以下のよう
にして再生装置2の検査が行われる。
【0022】すなわち再生動作が検査されるときには、
図3で示すように、ステップn1で、エアシリンダC1
が押釦B1を操作し、再生動作状態とする。ステップn
2では、周波数カウンタ4によって計測された再生信号
の周波数が監視され、ステップn3では、ステップn2
で監視された周波数が、予め定める周波数、たとえば1
kHzであり、その周波数での再生が予め定める時間W
1、たとえぱ1秒継続したか否かが判断され、そうであ
るときにはステップn4に移る。
図3で示すように、ステップn1で、エアシリンダC1
が押釦B1を操作し、再生動作状態とする。ステップn
2では、周波数カウンタ4によって計測された再生信号
の周波数が監視され、ステップn3では、ステップn2
で監視された周波数が、予め定める周波数、たとえば1
kHzであり、その周波数での再生が予め定める時間W
1、たとえぱ1秒継続したか否かが判断され、そうであ
るときにはステップn4に移る。
【0023】ステップn4では、前記ステップn2と同
様に、再生信号の周波数が監視され、ステップn5で
は、ステップn3と同様に、その周波数が予め定める
値、すなわち1.1kHzで前記時間1秒だけ再生され
たか否かが判断され、そうであるときには次の段階の周
波数の再生が行われ、前記周期W3に亘って、全ての周
波数の信号が正確に再生されているときには、ステップ
n6で、再生動作が正常であることを表示して動作を終
了する。また前記ステップn3,n5などの判定ステッ
プで、所定周波数の信号が所定時間再生されないときに
は、ステップn7で異常であることを表示して動作を終
了する。
様に、再生信号の周波数が監視され、ステップn5で
は、ステップn3と同様に、その周波数が予め定める
値、すなわち1.1kHzで前記時間1秒だけ再生され
たか否かが判断され、そうであるときには次の段階の周
波数の再生が行われ、前記周期W3に亘って、全ての周
波数の信号が正確に再生されているときには、ステップ
n6で、再生動作が正常であることを表示して動作を終
了する。また前記ステップn3,n5などの判定ステッ
プで、所定周波数の信号が所定時間再生されないときに
は、ステップn7で異常であることを表示して動作を終
了する。
【0024】なお、検査用カセット3を逆転方向で検査
するときには、前記ステップn1における押釦B1の操
作に加えて、走行方向を反転させるための押釦B4が操
作されて、高い周波数から順次、上述の図3で示される
動作と同様にして検査が行われる。
するときには、前記ステップn1における押釦B1の操
作に加えて、走行方向を反転させるための押釦B4が操
作されて、高い周波数から順次、上述の図3で示される
動作と同様にして検査が行われる。
【0025】また早送り動作は、図4で示されるように
して検査される。すなわちステップn11で、押釦B1
が操作されて再生状態とされ、ステップn2で、予め定
める周波数、たとえば1kHzが検出されたか否かが判
断され、そうでないときにはこのステップn12を繰返
し、こうして予め定める周波数が検出されるまで再生を
行い、ステップn13に移る。ステップn13では、押
釦B2が操作されて早送り状態とされ、ステップn14
では、その早送り状態とされてからの時間が予め定める
時間、たとえぱ5秒が経過したか否かが判断され、そう
でないときにはこのステップn14を繰返し、前記時間
が経過した時点でステップn15に移る。
して検査される。すなわちステップn11で、押釦B1
が操作されて再生状態とされ、ステップn2で、予め定
める周波数、たとえば1kHzが検出されたか否かが判
断され、そうでないときにはこのステップn12を繰返
し、こうして予め定める周波数が検出されるまで再生を
行い、ステップn13に移る。ステップn13では、押
釦B2が操作されて早送り状態とされ、ステップn14
では、その早送り状態とされてからの時間が予め定める
時間、たとえぱ5秒が経過したか否かが判断され、そう
でないときにはこのステップn14を繰返し、前記時間
が経過した時点でステップn15に移る。
【0026】ステップn15では、再び押釦B1が操作
されて再生状態とされ、ステップn16では、再生され
ている信号の周波数が、前記ステップn14による早送
り量に対応した周波数、たとえば4kHzであるか否か
が判断され、そうであるときにはステップn17で、正
常状態であることが表示され、そうでないときにはステ
ップn18で、異常状態であることが表示されて動作を
終了する。
されて再生状態とされ、ステップn16では、再生され
ている信号の周波数が、前記ステップn14による早送
り量に対応した周波数、たとえば4kHzであるか否か
が判断され、そうであるときにはステップn17で、正
常状態であることが表示され、そうでないときにはステ
ップn18で、異常状態であることが表示されて動作を
終了する。
【0027】なお、巻戻し動作についても同様に、予め
定める周波数の信号を再生している状態から、予め定め
る時間だけ巻戻しをした後、その巻戻し時間に対応した
周波数の信号が検出されるか否かによって、正常に巻戻
しが行われているか否かを判断することができる。
定める周波数の信号を再生している状態から、予め定め
る時間だけ巻戻しをした後、その巻戻し時間に対応した
周波数の信号が検出されるか否かによって、正常に巻戻
しが行われているか否かを判断することができる。
【0028】さらにまた自動頭出し動作の検査は、図5
で示されるようにして行うことができる。すなわち、ス
テップn21で、押釦スイッチB1が操作されて再生状
態とされ、さらにステップn22で、押釦スイッチB5
が操作されて、頭出し動作状態とされる。ステップn2
3では、早送り状態となり、ステップn24で、無信号
部分が検出されたかどうかが判断され、そうでないとき
にはこのステップn24を繰返し、無信号部分が検出さ
れるとステップn25に移る。ステップn25では、再
び再生状態となり、ステップn26で、その再生された
信号が1kHzであるか否かが判断され、そうであると
きにはステップn27で、正常状態であることが表示さ
れ、そうでないときにはステップn28で、異常状態で
あることが表示された後動作を終了する。
で示されるようにして行うことができる。すなわち、ス
テップn21で、押釦スイッチB1が操作されて再生状
態とされ、さらにステップn22で、押釦スイッチB5
が操作されて、頭出し動作状態とされる。ステップn2
3では、早送り状態となり、ステップn24で、無信号
部分が検出されたかどうかが判断され、そうでないとき
にはこのステップn24を繰返し、無信号部分が検出さ
れるとステップn25に移る。ステップn25では、再
び再生状態となり、ステップn26で、その再生された
信号が1kHzであるか否かが判断され、そうであると
きにはステップn27で、正常状態であることが表示さ
れ、そうでないときにはステップn28で、異常状態で
あることが表示された後動作を終了する。
【0029】さらに繰返し再生動作を検査するときに
は、前記図5で示される自動頭出し動作のステップn2
3における早送り動作を、巻戻し操作に置換えることに
よって実現できる。また無録音部分の飛越し再生では、
無録音部分が検出されと早送り状態となり、検出されな
くなると再生状態となり、前記図5で示される頭出し動
作のステップn23〜n28を用い、ステップn24の
判定を逆にすることによって実現することができ、さら
にまた曲頭再生動作は、前記ステップn23〜n28を
繰返すことによって実現することができる。
は、前記図5で示される自動頭出し動作のステップn2
3における早送り動作を、巻戻し操作に置換えることに
よって実現できる。また無録音部分の飛越し再生では、
無録音部分が検出されと早送り状態となり、検出されな
くなると再生状態となり、前記図5で示される頭出し動
作のステップn23〜n28を用い、ステップn24の
判定を逆にすることによって実現することができ、さら
にまた曲頭再生動作は、前記ステップn23〜n28を
繰返すことによって実現することができる。
【0030】上述の実施例は、再生装置2の組立が完了
した時点で行われる、いわゆる完成検査や出荷検査時に
行われる。したがって磁気テープの再生機構のみ、すな
わちいわゆる再生アセンブリが完成した時点で、上述の
ような検査を行うためには、図6の検査装置51で示す
ように、配線基板41に配列されている前記各押釦Bに
対応したスイッチSW1,SW2,…,SWnと並列
に、リレースイッチS1,S2,…,Snをそれぞれ接
続し、これらのリレースイッチS1〜Snを、対応する
リレーコイルL1,L2,…,Lnが、前記駆動回路1
7によって励磁/消磁されることによって、同様の検査
を行うことができる。
した時点で行われる、いわゆる完成検査や出荷検査時に
行われる。したがって磁気テープの再生機構のみ、すな
わちいわゆる再生アセンブリが完成した時点で、上述の
ような検査を行うためには、図6の検査装置51で示す
ように、配線基板41に配列されている前記各押釦Bに
対応したスイッチSW1,SW2,…,SWnと並列
に、リレースイッチS1,S2,…,Snをそれぞれ接
続し、これらのリレースイッチS1〜Snを、対応する
リレーコイルL1,L2,…,Lnが、前記駆動回路1
7によって励磁/消磁されることによって、同様の検査
を行うことができる。
【0031】また、検査用カセット3の磁気テープ31
には、前記図2で示されるような、段階的に周波数が変
化する信号に代えて、図7で示すように、磁気テープ3
1の長手方向に沿って、連続的に周波数が変化してゆく
信号が記録されていてもよい。さらにまた、磁気テープ
31には、図2で示すようなA面とB面とに同一の信号
が記録されていなくてもよい。
には、前記図2で示されるような、段階的に周波数が変
化する信号に代えて、図7で示すように、磁気テープ3
1の長手方向に沿って、連続的に周波数が変化してゆく
信号が記録されていてもよい。さらにまた、磁気テープ
31には、図2で示すようなA面とB面とに同一の信号
が記録されていなくてもよい。
【0032】このように本発明に従う検査装置1では、
長手方向に変化してゆく信号が記録された検査用カセッ
ト3を用いて、各種の動作状態を検査するので、リール
R1,R2やキャプスタンR3,R4などにエンコーダ
を取付けたり、あるいはテレビジョンカメラで撮影した
りするなどの大掛かりな検査設備を用いることなく、簡
便に、しかも回転速度までも高精度に検出することがで
き、検査コストを低減することができる。
長手方向に変化してゆく信号が記録された検査用カセッ
ト3を用いて、各種の動作状態を検査するので、リール
R1,R2やキャプスタンR3,R4などにエンコーダ
を取付けたり、あるいはテレビジョンカメラで撮影した
りするなどの大掛かりな検査設備を用いることなく、簡
便に、しかも回転速度までも高精度に検出することがで
き、検査コストを低減することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、検査用磁
気テープには、長手方向に周波数が変化してゆく信号が
記録されており、その再生信号の周波数が、磁気テープ
再生装置の前記制御信号による駆動手段の各動作によっ
て再生されると予測される周波数になるか否かに基づい
て、磁気テープ再生装置が正常であるか否かを検査する
ので、磁気テープ再生装置にエンコーダなどの検査を行
うための特別な構成を取付ける必要はなく、音響信号な
どの出力端子にプラグを装着するなどの簡便な作業で、
かつ簡便な設備で、再生および再生以外の動作、たとえ
ば早送り、巻戻しなどの動作の検査を行うことができ、
検査コストを低減することができる。また、磁気テープ
の走行速度を高精度に検査することもできる。
気テープには、長手方向に周波数が変化してゆく信号が
記録されており、その再生信号の周波数が、磁気テープ
再生装置の前記制御信号による駆動手段の各動作によっ
て再生されると予測される周波数になるか否かに基づい
て、磁気テープ再生装置が正常であるか否かを検査する
ので、磁気テープ再生装置にエンコーダなどの検査を行
うための特別な構成を取付ける必要はなく、音響信号な
どの出力端子にプラグを装着するなどの簡便な作業で、
かつ簡便な設備で、再生および再生以外の動作、たとえ
ば早送り、巻戻しなどの動作の検査を行うことができ、
検査コストを低減することができる。また、磁気テープ
の走行速度を高精度に検査することもできる。
【図1】本発明の一実施例の検査装置1の電気的構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】検査用カセット3の磁気テープ31の記録状態
を示す図である。
を示す図である。
【図3】再生動作の検査手順を説明するためのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】早送り動作の検査手順を説明するためのフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】頭出し動作の検査手順を説明するためのフロー
チャートである。
チャートである。
【図6】本発明の他の実施例の検査装置51を簡略化し
て示すブロック図である。
て示すブロック図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例の検査用カセットの
磁気テープの記録状態を説明するためのグラフである。
磁気テープの記録状態を説明するためのグラフである。
1,51 検査装置 2 再生装置 3 検査用カセット 4 周波数カウンタ 5 処理装置 6 駆動装置 21 ヘッド 31 磁気テープ B 押釦スイッチ C エアシリンダ M1 リールモータ M3 キャプスタンモータ R1,R2 リール
Claims (1)
- 【請求項1】 長手方向に周波数が変化してゆく信号が
記録されている検査用磁気テープと、 検査用磁気テープが装填される磁気テープ再生装置に、
前記検査用磁気テープの再生に関する複数種類の動作を
行わせる駆動手段と、 磁気テープ再生装置の前記各動作に対応した動作を行わ
せる制御信号を前記駆動手段に与える制御手段と、 磁気テープ再生装置からの再生信号の周波数が、前記制
御信号による前記駆動手段の各動作によって再生される
と予測される周波数であるか否かを判定する判定手段
と、 前記判定手段の判定結果を表示する表示手段とを含むこ
とを特徴とする磁気テープ再生装置の検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162884A JP3046648B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 磁気テープ再生装置の検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162884A JP3046648B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 磁気テープ再生装置の検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512752A JPH0512752A (ja) | 1993-01-22 |
JP3046648B2 true JP3046648B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=15763095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3162884A Expired - Fee Related JP3046648B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 磁気テープ再生装置の検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046648B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP3162884A patent/JP3046648B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0512752A (ja) | 1993-01-22 |
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