JP3046603B2 - ファクシミリ装置およびその伝送制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置およびその伝送制御方法

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JP3046603B2
JP3046603B2 JP1202599A JP20259989A JP3046603B2 JP 3046603 B2 JP3046603 B2 JP 3046603B2 JP 1202599 A JP1202599 A JP 1202599A JP 20259989 A JP20259989 A JP 20259989A JP 3046603 B2 JP3046603 B2 JP 3046603B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はファクシミリ装置およびその伝送制御方法に
関し、特に、リモート制御機能を備えたファクシミリ装
置およびその伝送制御方法に関する。
(従来の技術) 近時、ファクシミリ装置の普及に伴い、その機能も多
様化している。
従来のこの種のファクシミリ装置としては、例えば特
開昭62-236265号公報に記載のものや特開昭62-210782号
公報に記載のものがある。
前者の装置では、一つ以上の送受信ドキュメントの符
号化情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された受信
情報を任意のファクシミリ装置に送信する制御機能を有
する制御部と、この制御機能の仕様を特定の操作者だけ
に制限する濫用防止機能を備え、記憶部の受信情報によ
る飽和状態に対応して濫用防止機能を解除し、受信情報
を任意のファクシミリ装置に送信することにより、受信
不可状態を回避するようにしている。
後者の装置では、操作者が予め入力して不揮発性メモ
リに記憶されている開始時刻と終了時刻の間は、受信し
た画情報を自動的にメモリに蓄積することにより、操作
者が不在の間に受信して記録部異常となって、以後の受
信不能になることを回避可能としている。
また、遠隔地の電話機からのリモート操作によってメ
モリに蓄積されている画情報を指定された宛先へ送信可
能とした特開昭63-94767号公報に記載のファクシミリ装
置もある。
他に公知技術として親展ポーリング受信があり、これ
はポーリング機能付ファクシミリに蓄積されている情報
を、任意のIDコードの指定により、他のポーリング機能
付ファクシミリから、自動的に送信させることができ
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のファクシミリ装置に
あっては、画像メモリに蓄積されている画情報の蓄積量
やその内容を確認できなかったため、遠隔地からのリモ
ート操作によってメモリに蓄積された画情報を任意のフ
ァクシミリ装置に送信させる場合、その送信内容を確認
せずに送信を指示することになっていたため、メモリに
画情報が蓄積されていないにも拘わらず送信を指示して
しまうことがある。また、この送信指示によって不必要
な画情報を送信してしまった場合、この画情報が大量で
あると、通信時間と記録紙を無駄に消費させてしまう。
また、従来の親展ポーリング受信では、親展ポーリン
グ機能付ファクシミリからでないと、画情報が送信でき
ず、送信先もあらかじめIDコードで指示された送信先へ
しか送信できなかった。
(発明の目的) そこで、本発明は、ファクシミリ装置のリモート機能
に画像記憶部内の受信管理情報を音声メッセージや管理
レポートで遠隔地のオペレータに知らせる機能を付加す
るとともに、遠隔地のオペレータが管理レポートの中か
ら任意の画情報を送信指定可能とすることにより、リモ
ート操作時に画像記憶部内の蓄積内容の確認を可能にし
て、リモート制御時の無駄な画像転送を回避することを
目的としている。
(発明の構成) 上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、受
信した画情報を記憶する画像記憶部と、外部の通信端末
から回線を介して受信した所定のリモート制御信号を検
出するリモート信号検出部と、該リモート制御信号を検
出したとき、自己の通信機能をリモート制御信号に応じ
て制御する制御部と、を備え、前記記憶した画情報を前
記外部の通信端末からのリモート制御信号によって指示
された所定宛先へ転送するファクシミリ装置であって、
前記画情報の受信に際し、受信時刻、受信枚数および発
信元の名称等を受信管理情報として記憶する管理情報記
憶手段と、前記回線のトーン信号を検出するトーン信号
検出手段と、管理情報記憶手段の記憶内容に基づいて受
信管理レポートを作成する管理レポート作成手段と、前
記外部の通信端末から指示される画情報を前記画像記憶
部から抽出する抽出手段と、を設け、トーン信号検出手
段により検出されるトーン信号によって前記外部の通信
端末が音声端末であるか否かを判別し、前記外部の通信
端末が非音声端末であると、該非音声端末の所定のリモ
ート操作によって送信される第1のリモート制御信号に
応じて管理レポート作成手段により作成した受信管理レ
ポートを該非音声端末に送信し、続けて該非音声端末か
ら前記受信管理レポートを参照して指示された画情報の
送信要求を示す第2のリモート制御信号を受信すると、
該画情報を抽出手段により前記画像記憶部から抽出して
該非音声端末に送信することを特徴とし、 請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に
加え、前記管理情報記憶手段の記憶内容に基づいて受信
管理情報を所定の音声メッセージに変換して出力する音
声出力手段を設け、前記外部の通信端末が前記トーン信
号検出手段により音声端末であると判別されると、該音
声端末の所定のリモート操作によって送信されるリモー
ト制御信号に応じて音声出力手段により前記受信管理情
報を所定の音声メッセージで該音声端末に通知すること
を特徴とし、 請求項3記載の発明は、受信した画情報を記憶するス
テップと、外部の通信端末から回線を介して受信した所
定のリモート制御信号を検出したとき、自己の通信機能
をリモート制御信号に応じて制御して、前記記憶した画
情報を前記外部の通信端末からのリモート制御信号によ
って指示された所定宛先へ転送するステップと、を有す
るファクシミリ装置の伝送制御方法であって、前記画情
報の受信に際し、受信時刻、受信枚数および発信元の名
称等を受信管理情報として記憶するステップと、前記回
線のトーン信号によって前記外部の通信端末が音声端末
であるか否かを判別するステップと、前記外部の通信端
末が非音声端末であると、所定の伝送前手順を実行する
ステップと、該非音声端末の所定のリモート操作によっ
て送信される第1のリモート制御信号に応じて前記受信
管理情報により作成した受信管理レポートを該非音声端
末に送信するステップと、続けて該非音声端末から前記
受信管理レポートを参照して指示された画情報の送信要
求を示す第2のリモート制御信号を受信すると、該画情
報を抽出して該非音声端末に送信するステップと、を設
けたことを特徴とするものである。
以下、請求項1〜請求項3記載の発明の実施例に基づ
いて具体的に説明する。
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示す図である。
第1図はファクシミリ装置のブロック図であり、ファ
クシミリ装置1は、回線制御回路2、モデム3、システ
ム制御部4、メモリ5、操作部6、表示部7、スキャナ
8、プロッタ9、リンギング検出回路10、CNG検出回路
(トーン信号検出手段)11、DTMF検出回路(リモート信
号検出部)12、音声メッセージ回路(音声出力手段)13
および電話装置14等を備えている。
回線制御回路2には回線Lが接続され、回線制御回路
2はシステム制御部4の制御により回線Lの接続および
切断を行うとともに、回線Lをモデム3又は電話装置14
に択一的に切り換えて接続する。
モデム3は、送信時、送信信号を回線Lの伝達に適し
た形態に変調し、受信時、回線Lから送られてきた変調
信号を復調する。
システム制御部4はファクシミリ装置1としての基本
プログラムや本実施例のリモート時の通信処理プログラ
ムを格納するROM(Read Only Memory)等を有し、ROM内
のプログラムに従ってファクシミリ装置1の各部を制御
してファクシミリ装置1としてのシーケンスを実行する
とともに、本実施例のリモートモード時の通信処理を実
行する。なお、ファクシミリ装置1は管理レポート作成
手段および抽出手段としての機能を有する。
メモリ5はハードディスク、光ディスク等の大容量メ
モリあるいはDRAM(Dynamic RAM)やCMOS(Complementa
ry Metal-Oxide Semiconductor)型RAM等で構成され、
符号化された画像データを蓄積するとともに、画像デー
タの受信時刻、受信枚数および発信元の名称等の受信管
理情報も蓄積しており、モデム5は画像記憶部および管
理情報記憶手段としての機能を有する。
操作部6はテンキーおよび操作キーを備え、オペレー
タによって操作されると、その操作による指令信号を各
部に転送する。
表示部7はオペレータによって操作部6が操作された
とき、その確認のためのメッセージを表示して、オペレ
ータとファクシミリ装置1との情報の交換を行う。
スキャナ8としては、例えばCCD(Charge Coupled De
vice)を利用した画像読取装置が使用され、スキャナ8
は1ライン毎に原稿の画情報を読み取って出力する。
プロッタ9としては、例えばサーマル素子を利用した
サーマル記録装置が使用され、プロッタ9は感熱記録紙
に直接、あるいはインクシートを介して間接的に普通記
録紙に記録する。
リンギング検出回路10は回線Lから送られてくる呼出
信号を検出してその検出信号をシステム制御部4に出力
する。
CNG検出回路11は回線Lから送られてくるCNG信号(呼
出し音)を検出してその検出信号をシステム制御部4に
出力する。
DTMF検出回路12は回線Lから送られてくるDTMF(Dual
Tone Mutifrequency)信号を検出してその検出信号を
システム制御部4に出力する。
音声メッセージ回路13はシステム制御部4の制御によ
りメモリ5内の受信管理情報に基づく音声メッセージを
回線制御回路2を介して回線Lに出力する。
電話装置14はシステム制御部4の制御によって回線L
に接続されたとき、閉ループを形成して自動着信を行
う。
次に、作用を説明する。
本発明は外出先からのオペレータの電話機又はファク
シミリ装置によるリモート操作に応じて、ファクシミリ
装置1がメモリ受信した画情報の受信管理情報を所定の
音声メッセージ又は受信管理レポートによって外出先の
オペレータに送信可能としたところにその特徴がある。
このメモリモード時の通信処理について第2、3図に示
すフローチャートに従って説明する。
第2図は電話機からファクシミリ装置1に着信があっ
た場合の通信処理を示すフローチャートである。
ファクシミリ装置1はオペレータの操作部6の操作に
よってメモリ受信モード(オペレータ不在時に受信した
画情報をメモリ5に蓄積するモード)にされているもの
とし、このモードで受信した画情報は受信時刻、受信枚
数および発信元の名称等の受信管理情報とともにメモリ
5に蓄積される。なお、メモリ受信モードにおける発信
元の認識はファクシミリ通信中のCSI信号(被呼端末識
別信号)あるいはRTI信号によって行われ、すなわち、
通常の管理レポートの相手先認識方法と同様に行われ
る。
いま、ファクシミリ装置1が上記メモリ受信モードに
セットされていて、外出中のオペレータが電話機(音声
端末)から発呼してファクシミリ装置1を呼び出したと
すると(ステップP1)、ファクシミリ装置1はリンギ
ング検出回路10とCNG検出回路11によって電話機からの
着呼であることを検出する(ステップP2)。次いで、
システム制御部4により回線制御回路2を電話装置14側
に切り換えて閉ループを形成して自動着信し、音声メッ
セージ回路13によって外出先のオペレータにオペレータ
が不在である旨を音声メッセージでしらせる(ステップ
3)。ここで、外出先のオペレータが自分の識別信号
を含めた所定のリモート制御信号を送信し(ステップP
4)、例えばDTMF信号で“#,1"の後に予めファクシミリ
装置1に登録しておいた暗証番号をプッシュボタンで押
す。ファクシミリ装置1はこの暗証番号が登録されてい
る番号と一致しているか否かを確認し(ステップ
5)、一致していれば自己をリモート制御モードとし
て(ステップP6)リモート操作待ち信号(例えばピッ
・ピッという発信音)を回線Lへ送出する。次いで、外
出先のオペレータがファクシミリ装置1にメモリ受信さ
れている画情報のファイル量を電話機によって知りたい
とき、所定のプッシュボタン操作によって所定のリモー
ト制御信号を送信すると(ステップP7)、ファクシミ
リ装置1のDTMF検出回路12が所定のDTMF信号を検出して
システム制御部4を制御する。システム制御部4はこの
DTMF信号によってメモリ5内に受信されているファイル
の件数と枚数を確認し、音声メッセージ回路13を制御し
て「受信したファイルは5件、合計7枚です。」あるい
は「受信したファイルはありません。」等の音声メッセ
ージをオペレータへ送信する(ステップP8)。この音
声メッセージによって外出先のオペレータは電話機から
ファクシミリ装置1のメモリ受信したファイル量を確認
することができる(ステップP9)。次いで、ファクシ
ミリ装置1はメモリ受信したファイルを他の宛先に転送
する指示のリモート制御信号の受信を待ち(ステップP
10)、外出先のオペレータが電話機のプッシュボタン操
作によって転送先の電話番号または暗証番号等を送信す
ると(ステップP11)、ファクシミリ装置1はオペレー
タとの通話を終了させてから、システム制御部4が各部
を制御して自動的にメモリ受信したファイルを指示され
た宛先へ発呼して送信する(ステップP12)。このファ
クシミリ通信が終了すると(ステップP13)、システム
制御部4は回線制御回路2によって回線Lを切断する
(ステップP14)。また、ステップP5で暗証番号が一
致しなかったときとステップP10で転送先が指示されな
かったときは直ちに回線Lを切断する(ステップ
14)。
以上のように、外出先のオペレータは電話機からファ
クシミリ装置1のメモリ受信によるファイル量を確認で
き、ファイルが有ることを確認した上で転送指示を行う
ことかできるので無駄なファイル送信を避けることがで
きる。
第3図はファクシミリ装置からファクシミリ装置1に
着信があった場合の通信処理を示すフローチャートであ
る。
いま、ファクシミリ装置1が上記メモリ受信モードに
セットされていて、外出中のオペレータがファクシミリ
装置(非音声端末)から発呼してファクシミリ装置1を
呼び出したとすると(ステップP21)、ファクシミリ装
置1はリンギング検出回路10とCNG検出回路11によって
ファクシミリ装置からの着呼であることを検出する(ス
テップP22)。次いで、システム制御部4の制御により
回線制御回路2をモデム3側に切り換えてモデム3を回
線Lに接続し、CED信号(被呼局識別信号)、DIS(ディ
ジタル識別信号)およびNSF信号(非標準機能識別信
号)を送信する(伝送前手順、ステップP23)。次い
で、外出中のオペレータが自分の識別信号を含めた所定
のリモート制御信号を上記電話機の場合と同様に暗証番
号で送信すると(ステップP24)、ファクシミリ装置1
はこの暗証番号が登録されている番号と一致しているか
否かを確認する(ステップP25)。番号が一致していれ
ば自己をリモート制御モードとする(ステップP26)。
ここで、外出先のオペレータからメモリ5内の受信管理
情報の確認要求があるか否かをチェックし(ステップP
26)、外出先のオペレータがファクシミリ装置から受信
管理レポートの送信を指示する所定のリモート制御信号
(第1のリモート制御信号)を送信すると(ステップP
28)、このリモート制御信号によりファクシミリ装置1
のシステム制御部4はメモリ5内の受信管理情報に基づ
いて第4図に示すような受信管理レポートを作成しモデ
ム3を介して送信する(ステップP29)。なお、外出先
のオペレータがファクシミリ装置からのリモート操作を
そのファクシミリ装置の電話機能を使って送信していた
場合は、管理レポートの受信に際してファクシミリモー
ドに切り替える必要がある。外出先のオペレータは受信
管理レポートを受信することにより(ステップP30)、
ファクシミリ装置1のメモリ受信の内容を知ることがで
き、この受信管理レポートに基づいて所定のリモート制
御信号を送信することによりファクシミリ装置1にファ
イルの送信指示を行うことができる。次いで、ファクシ
ミリ装置1はオペレータからファイルの送信要求がある
か否かチェックするとともに(ステップP31)、その送
信要求が全ファイルか否かをチェックする(ステップP
32)。外出先のオペレータが所定のリモート制御信号
(第2のリモート制御信号)によって外出先のファクシ
ミリ装置への全ファイルの送信を指示すると(ステップ
33)、ファクシミリ装置1はメモリ5内の全ファイル
をモデム3を介して送信し(ステップP34)、これらの
ファイル受信が終了すると(ステップP35)回線Lを切
断して通信を終了する(ステップP36)。また、全ファ
イルの送信でなく任意のファイルの送信要求をするとき
は、外出先のファクシミリ装置から受信管理レポートに
記載されているファイル番号を選択し(ステップ
37)。このファイル番号をリモート制御信号(第2の
リモート制御信号)で送信すれば良い(ステップ
38)。ファクシミリ装置1はファイル番号が指示され
るとメモリ5の中から該当するファイルを選択して抽出
し、モデム3を介して外出先のファクシミリ装置へ送信
する(ステップP39)。この処理により、外出先のオペ
レータは必要とするファイルだけを受信することができ
る(ステップP40)。受信終了後、ファクシミリ装置1
はリモート制御信号の受信があるか否かを5秒間程待
ち、受信がなければ回線Lを切断して(ステップP36
通信を終了する。
以上のように、オペレータは外出先のファクシミリ装
置によってファクシミリ装置1のメモリ受信の内容を受
信管理レポートを受信することで更に詳細に知ることが
でき、受信管理レポートの中から必要と思われるファイ
ルを指示して送信させることもできるので、通信時間と
記録紙を無駄にすることなく、有効なリモート受信が可
能となる。
したがって、ファクシミリ装置1のリモート機能がよ
り実用的なものとなり、ファクシミリ装置1の便利性が
向上する。
第5、6図はファクシミリ装置の一実施例を示す図で
ある。
第5図はファクシミリ装置のブロック図であり、上記
実施例と同一構成分については同一番号を付してその説
明を省略する。
第5図において、21はファクシミリ装置であり、ファ
クシミリ装置21は、網制御回路22、画信号変換部23、制
御部24、メモリ25、着信検出回路26、リモート信号検出
回路(リモート信号検出部)27、トーン検出回路(トー
ン信号検出手段)28、音声メッセージ回路(音声出力手
段)29および電話機30等を備えている。
網制御回路22には回線Lが接続され、網制御回路22は
制御部24の制御により回線Lの接続および切断を行うと
ともに、回線Lをモデム3又は電話機30に択一的に切り
換えて接続する。
画信号変換部23は画信号制御回路31、スキャナ8およ
びプロッタ9の間で授受される画信号の入出力タイミン
グを制御する。
制御部24はファクシミリ装置21としての基本プログラ
ムや本実施例のリモートモード時の通信処理のプログラ
ムを格納するROM等を有し、ROM内のプログラムに従って
ファクシミリ装置21の各部を制御してファクシミリ装置
21としてのシーケンスを実行するとともに、本実施例の
リモートモード時の通信処理を実行する。
メモリ25はハードディスク、光ディスク等の大容量メ
モリあるいはDRAM(Dynamic RAM)やCMOS(Complementa
ry Metal-Oxide Semiconductor)型RAM等で構成され、
符号化された画像データを蓄積するとともに、画像デー
タの受信時刻、受信枚数および発信元の名称等の受信管
理情報とメモリ25内の画像データを転送したときの送信
結果を送信管理情報として蓄積しており、メモリ25は画
像記憶部および管理情報記憶手段としての機能を有す
る。
着信検出回路26は回線Lから送られてくる呼出信号を
検出してその検出信号を制御部24に出力する。
リモート信号検出回路27は回線Lから送られてくるリ
モート制御信号を検出してその検出信号を制御部24に出
力する。
トーン検出回路28は回線Lから送られてくるトーン信
号を検出してその検出信号を制御部24に出力する。
音声メッセージ回路29は制御部24の制御によりメモリ
25内の受信管理情報および送信管理情報に基づく音声メ
ッセージを網制御回路22を介して回線Lに出力する。
電話機30は制御部24の制御によって回線Lに接続され
たとき、閉ループを形成して自動着信を行う。
次に、作用を説明する。
本実施例は外出先からのオペレータの電話機又は電話
機能付ファクシミリ装置によるリモート操作に応じて、
ファクシミリ装置1がメモリ受信した画情報の受信管理
情報とこの画情報の転送結果を示す送信管理情報を所定
の音声メッセージで外出先のオペレータに通知可能とし
たところにその特徴がある。このメモリモード時の通信
処理について第6図に示すフローチャートに従って説明
する。
ファクシミリ装置21はオペレータの操作によってメモ
リ受信モードにされているものとし、このモードで受信
した画情報は受信時刻、受信枚数および発信元の名称等
の受信管理情報とともにメモリ25に蓄積される。また、
ファクシミリ装置21の網制御回路22は電話機30側に切り
換えられているものとする。
いま、ファクシミリ装置21が上記メモリ受信モードに
セットされていて、外出中のオペレータが電話機又は電
話機能付ファクシミリ装置から発呼してファクシミリ装
置21を呼び出したとすると、ファクシミリ装置21は着信
検出回路26およびトーン検出回路28によって回線Lから
の着信が電話機からのものであるか否かを判別し(ステ
ップP41)、電話機のときは網制御回路22によって回線
Lを電話機30側へ切り換えたままとする(ステップ
42)。次いで、電話機30により閉ループを形成して自
動着信し、音声メッセージ回路29によって外出先のオペ
レータにオペレータが不在である旨を音声メッセージで
知らせる(ステップP43)。ここで、外出先のオペレー
タは自分の識別信号を含めた所定のリモート制御信号を
電話機のプッシュボタンを押すことによって送信する例
えば、PB信号で“#,1"の後に予めファクシミリ装置21
に登録しておいた暗証番号を押す。ファクシミリ装置21
はこのリモート制御信号をリモート信号検出回路27で検
出したか否かとメモリ25内に受信した画情報が記憶され
ているか否かをチェックする(ステップP44、P45)。
リモート制御信号を検出して暗証番号が登録番号と一致
し、メモリ25内に受信画像が記憶されていないときは、
ファクシミリ装置21は自己をリモート制御モードとし、
音声メッセージ回路29を制御して不在中に画情報の受信
がなかったことを音声メッセージで外出先のオペレータ
に知らせる(ステップP46)。その後、回線Lを切断し
て(ステップP47)通信を終了する。一方、リモート制
御信号を検出してメモリ25内に受信した画情報が記憶さ
れているときは、音声メッセージ回路29を制御して不在
中に画情報の受信があったことを音声メッセージで外出
先のオペレータに知らせる(ステップP48)。ここで、
外出先の電話機から画情報を所定の宛先へ転送したいと
きは、オペレータは電話機のPB信号によって宛先のファ
クシミリ番号を指示すれば良い。また、このとき、宛先
のファクシミリ番号を送信した後、例えば、“#2*”
を押し、外出先の電話番号を押してファクシミリ装置21
に送信することによってファクシミリ装置21にオペレー
タの外出先の電話番号を記憶させる。上記の宛先ファク
シミリ番号および外出先電話番号はファクシミリ装置21
ではリモート信号検出回路27で検出し、メモリ25に格納
する(ステップP49、P50)。なお、回線Lがデジタル
回線であり、電話機30がデジタル回線用である場合は発
信元の電話番号は電話機30によって検出可能である。次
いで、オペレータが外出先の電話機をオンフックした後
(ステップP51)、ファクシミリ装置21は指示された宛
先のファクシミリ番号に自動発呼し(ステップP52)、
回線Lが宛先のファクシミリ装置によって閉結されたか
否かをトーン検出回路28で検出する(ステップP53)。
回線Lが閉結されたときはメモリ25内の画情報をモデム
3および網制御回路22を介して送信し(ステップ
54)、送信が終了すると(ステップP55)回線Lを切
断する(ステップP56)。次いで、ファクシミリ装置21
はオペレータの外出先の電話番号に自動発呼し(ステッ
プP57)、音声メッセージ回路29を制御してメモリ25内
の画情報の送信が終了したことを音声メッセージによっ
てオペレータに通知する(ステップP58)。その後、回
線Lを切断して(ステップP47)通信を終了する。
一方、ステップP53で宛先のファクシミリ装置が応答
しないときは、宛先が使用中であるか否かを判別し(ス
テップP59)、使用中であれば自動的に再発呼する(ス
テップP60)。使用中でなければ画情報の送信を中止し
(ステップP61)、上記外出先の電話番号に自動発呼し
て(ステップP62)音声メッセージ回路29により送信を
中止したことを音声メッセージによってオペレータに通
知する(ステップP63)。その後、回線Lを切断して
(ステップP47)通信を終了する。
また、ステップP41でファクシミリ装置からの着信で
あったとき、ファクシミリ装置21はトーン検出回路28に
よりCNG信号(コーリングトーン信号)を検出したか否
かをチェックする(ステップP64)。CNG信号を検出す
ると網制御回路22を制御して回線Lをモデム3に接続し
(ステップP65)、ファクシミリ受信を行う(ステップ
66)。このファクシミリ通信が終了すると(ステップ
67)回線Lを切断する(ステップP47)。
以上のように、オペレータが外出先の電話機からPBボ
タン操作によってファクシミリ装置21がメモリ受信した
画情報を任意の宛先へ転送させることができ、従来のポ
ーリング機能のように送信先が限定されない。また、画
情報の転送結果を音声メッセージでオペレータの外出先
の電話機へ送信することにより、ファクシミリ装置21の
メモリ送信の状況を外出先であっても把握することがで
き、無駄な転送指示を回避することができる。したがっ
て、ファクシミリ装置21のリモート機能をより一層向上
させて、ファクシミリ装置21の便利性をより一層向上さ
せることができる。
なお、上記本実施例では、外出先の端末が電話機であ
る場合を対象としているが、本機能を本発明に付加する
ようにすれば、外出先の端末がファクシミリ装置であっ
た場合、受信管理レポートだけでなく転送結果を示す送
信管理レポートを送信すことも可能となり、ファクシミ
リ装置のリモート機能を更に充実させることができる。
(効果) 本発明によれば、ファクシミリ装置のリモート機能に
画像記憶部内の受信管理情報を音声メッセージや管理レ
ポートで遠隔地のオペレータに知らせる機能を付加する
とともに、遠隔地のオペレータが管理レポートの中から
任意の画情報を送信指定を可能としているので、リモー
ト操作時の画像メモリの蓄積内容の確認を可能にして、
リモート制御時の無駄な画像転送を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明に係るファクシミリ装置の一実
施例を示す図であり、第1図はその全体構成のブロック
図、第2図はその電話機を対象とした通信処理のプログ
ラムを示すフローチャート、第3図はそのファクシミリ
装置を対象とした通信処理のプログラムを示すフローチ
ャート、第4図はその受信管理レポートの一例を示す図
である。 第5、6図はファクシミリ装置の一実施例を示す図であ
り、第5図はその全体構成のブロック図、第6図はその
通信処理のプログラムを示すフローチャートである。 1、21……ファクシミリ装置、4……システム制御部
(管理レポート作成手段、抽出手段)、5、25……メモ
リ(画像記憶部、管理情報記憶手段)、11……CNG検出
回路(トーン信号検出手段)、12……DTMF検出回路(リ
モート信号検出部)、13、29……音声メッセージ回路
(音声出力手段)、24……制御部、27……リモート信号
検出回路(リモート信号検出部)、28……トーン検出回
路(トーン信号検出手段)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−126364(JP,A) 特開 昭61−129956(JP,A) 特開 昭58−48566(JP,A) 特開 昭62−227269(JP,A) 特開 昭62−53558(JP,A) 特開 昭63−227263(JP,A) 特開 平2−41073(JP,A) 特開 昭59−169262(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信した画情報を記憶する画像記憶部と、
    外部の通信端末から回線を介して受信した所定のリモー
    ト制御信号を検出するリモート信号検出部と、該リモー
    ト制御信号を検出したとき、自己の通信機能をリモート
    制御信号に応じて制御する制御部と、を備え、前記記憶
    した画情報を前記外部の通信端末からのリモート制御信
    号によって指示された所定宛先へ転送するファクシミリ
    装置であって、前記画情報の受信に際し、受信時刻、受
    信枚数および発信元の名称等を受信管理情報として記憶
    する管理情報記憶手段と、前記回線のトーン信号を検出
    するトーン信号検出手段と、管理情報記憶手段の記憶内
    容に基づいて受信管理レポートを作成する管理レポート
    作成手段と、前記外部の通信端末から指示される画情報
    を前記画像記憶部から抽出する抽出手段と、を設け、ト
    ーン信号検出手段により検出されるトーン信号によって
    前記外部の通信端末が音声端末であるか否かを判別し、
    前記外部の通信端末が非音声端末であると、該非音声端
    末の所定のリモート操作によって送信される第1のリモ
    ート制御信号に応じて管理レポート作成手段により作成
    した受信管理レポートを該非音声端末に送信し、続けて
    該非音声端末から前記受信管理レポートを参照して指示
    された画情報の送信要求を示す2のリモート制御信号を
    受信すると、該画情報を抽出手段により前記画像記憶部
    から抽出して該非音声端末に送信することを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記管理情報記憶手段の記憶内容に基づい
    て受信管理情報を所定の音声メッセージに変換して出力
    する音声出力手段を設け、前記外部の通信端末が前記ト
    ーン信号検出手段により音声端末であると判別される
    と、該音声端末の所定のリモート操作によって送信され
    るリモート制御信号に応じて音声出力手段により前記受
    信管理情報を所定の音声メッセージで該音声端末に通知
    することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】受信した画情報を記憶するステップと、外
    部の通信端末から回線を介して受信した所定のリモート
    制御信号を検出したとき、自己の通信機能をリモート制
    御信号に応じて制御して、前記記憶した画情報を前記外
    部の通信端末からのリモート制御信号によって指示され
    た所定宛先へ転送するステップと、を有するファクシミ
    リ装置の伝送制御方法であって、前記画情報の受信に際
    し、受信時刻、受信枚数および発信元の名称等を受信管
    理情報として記憶するステップと、前記回線のトーン信
    号によって前記外部の通信端末が音声端末であるか否か
    を判別するステップと、前記外部の通信端末が非音声端
    末であると、所定の伝送前手順を実行するステップと、
    該非音声端末の所定のリモート操作によって送信される
    第1のリモート制御信号に応じて前記受信管理情報によ
    り作成した受信管理レポートを該非音声端末に送信する
    ステップと、続けて該非音声端末から前記受信管理レポ
    ートを参照して指示された画情報の送信要求を示す第2
    のリモート制御信号を受信すると、該画情報を抽出して
    該非音声端末に送信するステップと、を設けたことを特
    徴とするファクシミリ装置の伝送制御方法。
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