JP3046514U - 小物容器 - Google Patents

小物容器

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JP3046514U
JP3046514U JP1997005823U JP582397U JP3046514U JP 3046514 U JP3046514 U JP 3046514U JP 1997005823 U JP1997005823 U JP 1997005823U JP 582397 U JP582397 U JP 582397U JP 3046514 U JP3046514 U JP 3046514U
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stored
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武明 網野
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Iris Ohyama Inc
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Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 店頭に並べただけで新製品である小物容器の
使用法方や便利さ等を説明して顧客に簡単に理解しても
らえるような小物容器を提供する。 【解決手段】 収納凹部11に収納可能かつ少なくとも
その外壁の一部に内部を確認するための透明壁を備えた
小物収納部15を、その下端部に設けた枢軸を中心にし
てこの収納凹部に対して回動自在に取り付け、この小物
収納部の開口部を、収納したときに閉鎖され引き出した
ときに開放されるように構成された小物容器において、
この収納凹部に収納したときの前記小物収納部の外壁上
端と前記収納凹部上端を、両者間に挿入した表示板40
を両者が保持するように構成し、かつ、この表示板を、
その表面に形成した表示部が前記透明壁に臨むように構
成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、小物を入れるための小物容器に関するものである。より詳しくは 、工具、各種の部品、文房具、化粧品等のこまごましい品物を入れるための小物 容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
これまでに知られている小物容器(以下、「従来の小物容器」という)50は 、図6に示すように、上端開口部51と、これを囲む側壁52,53を持つ容器 本体54と、この容器本体54にその一端をヒンジ結合した蓋体55からできて いる。上端開口部51は、小物を区分け収納するための小物上皿56を載せられ るようになっていて、この小物上皿56に設けた仕切板を利用して小物を区分け 収納できるようになっている。蓋体55は小物上皿56を載せた状態で閉じられ るようになっていて、閉じた蓋体55は、その開放端をロック片58により容器 本体54に固定できるようになっている。容器本体54の内部には、複数の仕切 板59,59を設けてあり、これにより、内部に収納した小物も区分け収納でき るようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の小物容器50は、先に述べたように小物上皿56や容器本体54内部の 仕切板59,59等の働きにより小物を区分け収納できるようになっている。し かし、小物を区分け収納した小物容器50を運ぶときの揺れや床に置くときの衝 撃などにより、区分け収納されている小物がバラバラになってしまうことが多い 。運ぶときや置くときなどに十分に注意をすればそのようなことがない、ともい える。しかし、たとえば、この小物容器50を工具箱として使う場合に、作業中 の工具の取り出しや工具箱の移動にそのような注意を払うことはたいへん難しい 。
【0004】 この問題点を解決するために、仕切板により仕切るのではなく、個々の小物を それぞれ蓋付きの容器にいれておく方法が考えられる。ところが、この方法では 、個々の小物を必要とする度に個々の容器の蓋を開ける必要があり、たいへん煩 わしい。小物を区分け収納するにも面倒である。一方、容器本体50内にたくさ んの小物を入れると、頻繁に使う小物(たとえば、工具)を取り出すのに不便を 感じることがある。工具の上に他の小物が重なっていて、これをどけなければ工 具を取り出せなかったり、小さい工具などは小物の間に埋まってしまい見つける のに苦労したりした経験は誰もが持っている。
【0005】 このような経験を持つ出願人は、図7に示す小物容器(以下、「改良小物容器 」という)を提案した。この改良小物容器60は、側壁61の一部を内側に凹ま せることにより収納凹部62を形成し、この収納凹部62に収納可能な小物収納 部63を、その下端部に設けた枢軸を中心にしてこの収納凹部62に対して回動 自在に取り付け、この小物収納部63の開口部を、収納したときに閉鎖され引き 出したときに開放されるように構成し、さらに、小物収納部63の少なくとも外 壁64を透明とすることにより、収納した小物を目で確認できるようにした。こ の結果、特定の小物を探すときや小物の収納量を知る必要があるときなどに、い ちいち小物ポケットを開けなくても済むのでたいへん便利だからである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように改良小物容器60はたいへん便利なものではあるが、店頭に並 べた新製品の使用方法や便利さ等を説明して顧客に理解してもらうことは考案者 のこれまでの経験からして必ずしも簡単なことではない。考案者は、この点に着 目し、改良小物容器にさらに改良を加えた。その内容については、項を改めて説 明する。
【0007】 すなわち、請求項1に記載した考案に係る小物容器は、上端開口部と、この上 端開口部を囲む側壁とを有する容器本体と、この上端開口部に対して開閉自在と なるようにこの容器本体に設けた蓋体と、この蓋体の開放端をこの容器本体にロ ックするためのロック部材と、この側壁の一部を内側に凹ませることにより形成 した収納凹部と、を含むものであって、この収納凹部に収納可能かつ少なくとも その外壁の一部に内部を確認するための透明壁を備えた小物収納部を、その下端 部に設けた枢軸を中心にしてこの収納凹部に対して回動自在に取り付け、この小 物収納部の開口部を、収納したときに閉鎖され引き出したときに開放されるよう に構成されたものである点で、改良小物入れと共通する。この小物容器の最大の 特徴は、表示板を取り付けられるように構成したことにある。つまり、この収納 凹部に収納したときのこの小物収納部の外壁上端とこの収納凹部上端を、両者間 に挿入した表示板を両者が保持するように構成し、かつ、この表示板を、その表 面に形成した表示部がこの透明壁に臨むように構成したことを特徴とする。
【0008】 このように、小物収納部の外壁上端と収納凹部上端により表示板を保持させる ようにしたので、小物収納部を開閉するだけで簡単に表示板を取り付け取り外し できる。さらに、表示板の表面に形成した表示部が収納凹部外壁の透明壁に臨む ように構成したので、この透明壁を介して表示部を目で確認することができる。 この表示部に小物収納部の使用方法等を示す文字や写真等を描いておけば、この 表示部(表示板)が「物言わぬセールスマン」として働くので、店頭に並べてお くだけで、その利点を簡単に顧客に伝えることができる。この表示板には、小物 収納部からはみ出す部分を設けても設けなくてもよい。後者の場合は、このはみ 出し部分を自立させておきその表面も表示部として使用すれば、より効果的にそ の利点を顧客に伝えることができる。
【0009】 請求項2に記載した考案に係る小物容器は、請求項1に記載したものと基本的 に同じ構成を有しており、その範囲内においてこれと同一の作用効果を生じるも のである。その最大の特徴は、表示板の取付方法にある。すなわち、請求項1の 場合と同じく小物収納部外壁上端と収納凹部上端により両者間に挿入した表示板 を保持させ、かつ、この表示板をその表面に形成した表示部が前記透明壁に臨む ように構成するとともに、その裏面上端に粘着部を設けてこの粘着部を前記側壁 に貼付固定できるように構成したことを特徴とする。
【0010】 このように表示板の上端を側壁に貼付固定できるようにしたので、小物収納部 外壁上端と収納凹部上端表示板とによる保持機能とともに2箇所で保持(固定) でき、これにより、側壁に対してより確実に表示板を保持できるようになる。特 に、はみ出し部分が自立できる堅さを持たない場合などに有効である。なお、「 粘着部」は、表示板の裏面上端を貼付固定できるものであればどのようなもので もよい。
【0011】 請求項3に記載した考案に係る小物容器は、請求項2に記載したものと基本的 に同じ構成を有しており、その範囲内においてこれと同一の作用効果を生じるも のである。その最大の特徴は、表示板の粘着部の代わりに係止突部を設け、この 係止突部をこの側壁上端に設けた係止受部に挿入保持できるように構成したこと にある。
【0012】 すなわち、係止突部を係止受部に挿入して保持させることにより、小物収納部 外壁上端と収納凹部上端表示板とによる保持機能とともに2箇所で保持(固定) でき、これにより、側壁に対してより確実に表示板を保持できるようになる。係 止突部と係止受部の形態は、本考案の範囲内において当業者の採りうるあらゆる ものを採用することができる。係止受部を設けるのは、側壁でも蓋体でもロック 部材でもこれら以外の場所でもよい。また、この係止受部は、表示板の係止突部 を係止する目的で設けたものだけではなく、側壁(容器本体)に設けてある既存 の他の目的のためのものを流用したものでもよい。
【0013】 請求項4に記載した考案に係る小物容器は、請求項3に記載したものと基本的 に同じ構成を有しており、その範囲内においてこれと同一の作用効果を生じるも のである。その最大の特徴は、係止受部に既存の施錠用連通孔を流用した点にあ る。すなわち、この施錠用連通孔の中に表示板の係止突部を挿入して保持させる ようにすれば、わざわざ係止受部を設ける必要がなくなるので、その分だけ小物 容器全体の構造を簡素化して製造コストを低く抑えることができる。施錠用連通 孔は、1個でも2個以上でもよい。なお、この場合において、施錠用連通孔の形 態に合わせて、すなわち、表示板を保持できるように係止突部を形成すべきこと は言うまでもない。
【0014】 請求項5に記載した考案に係る小物容器も、請求項3に記載したものと基本的 に同じ構成を有しており、その範囲内においてこれと同一の作用効果を生じるも のである。その最大の特徴は、ロックしたときに側壁との間にできる間隙を係止 受部として流用した点にある。この間隙の中に表示板の係止突部を挿入して保持 させるようにすれば、わざわざ係止受部を設ける必要がなくなるので、その分だ け小物容器全体の構造を簡素化して製造コストを低く抑えることができる。間隙 の数は1個でも2個以上でもよい。ロック部材が複数ある場合に、表示板を保持 するために必要な個数分だけ間隙を形成するように構成すれば足りる。つまり、 たとえばロック部材が2個ある場合に、その内の一方は間隙形成用に構成し、他 方はそのように構成しなくてもよい。なお、この場合において、間隙の形態に合 わせて、すなわち、表示板を保持できるように係止突部を形成すべきことは言う までもない。
【0015】 請求項6に記載した考案に係る小物容器は、請求項5に記載したものと基本的 に同じ構成を有しており、その範囲内においてこれと同一の作用効果を生じるも のである。その最大の特徴は、この側壁の他の部に、小物収納のための透明小型 ケースを収納するための収納ポケットを設け、この収納ポケットの一部を切り欠 いて収納したこの透明小型ケースを目視できるように構成したことにある。
【0016】 このように構成して透明小型ケースの中にも表示板等を入れておけば、透明ケ ース等の利点を文字や写真等により顧客に効率よく知らせることができるので、 小物容器の販売促進に役立たせることができる。すなわち、収納ポケットの切り 欠いた部分と小型ケースの透明部分を通してこの小型ケースの中身(中にいれた 表示板等)を見ることができ、これにより、小型ケースをどのようにして使うと 便利なのか等を顧客は知ることができる。
【0017】
【考案の実施の形態】
次に、図1及び2を参照しながら本考案の実施の形態(以下、「本実施形態」 という。)について説明する。図1は小物容器の斜視図であり、図2は蓋体を開 けた状態の平面図である。図3は図2のA−A断面図であり、図4は小物容器の 側面図であり、図5は小物容器の部分破断図である。なお、本実施形態の説明に 当たって、従来の小物容器(改良小物容器)と共通する部材(部分)については 、共通する名称を用いて行う。
【0017】 図1及び2における符号1は、小物容器を示す。小物容器1は、上端開口部2 を有する容器本体5と、この上端開口部2を開閉する蓋体6から概ね構成する。 容器本体5は、合成樹脂を一体成形したものであり、上端開口部2を側壁3,3 ,4,4で囲み有底の箱体を構成する。蓋体6も合成樹脂を一体成形したもので あり、従来の小物容器50と同様な形状に構成する。蓋体6のほぼ中央上部に凹 部7を形成し、その中に手提げハンドル8を回動自在に取り付け、この手提げハ ンドル8を倒したときにこの凹部7の中に収納できるようにしておくと、使用し ないときに邪魔にならないので便利である。蓋体6の一端は一方の側壁3の上端 にヒンジ9,9により結合し、これにより蓋体6を容器本体5(上端開口部2) に対して開閉自在(開いたり閉じたりするように)する。
【0018】 蓋体6の他端は、ロック片10,10により容器本体5にロックできるように 構成する。本実施形態におけるロック片10は、2個となっているが、比較的小 型の小物容器であれば、このロック片10を1個で済ましてもよい。比較的大型 の小物容器であってたくさんの小物を収納したり、比較的小型であっても重い小 物を収納したりすることが予想される場合は、ロック片に掛かる重量を考慮して 3個以上としたり、より丈夫な構造のものを採用するとよい。図1及び2に示す 符号20及び24は施錠片であり、それらの中を連通する施錠用連通孔に鍵を通 して容器本体5と蓋体6とを施錠するように構成する。なお、図1及び2におい ては、図が複雑になることを避けるために、図3に示す小物上皿の図示を省略し た。
【0019】 図1〜3に示すように、側壁3の一部を凹ませて収納凹部11を形成する。本 実施形態における収納凹部11は、側壁3のほぼ全体に延びる長方形に形成した 。容器本体5全体のデザインや形成する個数等を考慮してこれ以外の形を採用し てもよいが、その際には型離れの善し悪し等に十分注意する。収納凹部11の外 側上部(容器本体5の内側)を平面状に形成して、ここに小物を載せるための載 置部12を形成すると、容器本体5内部の小物整理を効率よくできるので便利で ある。本実施形態における収納凹部11は1個であるが、必要に応じて複数個と してもよい。なお、図2及び3において符号13が示すのは、容器本体5内部を 仕切るための仕切板である。従来の技術の欄でも述べたように、この仕切板13 は、小物を区分け収納するために設けたものであるが、容器本体5の図面横方向 の補強も兼ねている。
【0020】 引き続き図1〜3を参照しながら、小物収納部15について説明する。小物収 納部15は、透明な合成樹脂を収納凹部11に収納できるような大きさに一体成 形したものであり、図3に示すように枢軸16の周りに回動(回転)するように 構成する。この回動により、収納凹部11の中に小物収納部15を収納したり、 逆に、ここから引き出したりできるように構成する。小物収納部15の開口部1 7は、収納したときに閉鎖され、引き出したときに開放されるように収納凹部1 1と開口部17の形態を形成し、収納時に衝撃を受けたときに中にある小物が散 乱しないようにする。閉鎖された小物収納部15の開口部17には、僅かな遊び を持たせて、後に述べる表示板40を両者間に保持できるように構成する。小物 収納部15内には、小物の区分け収納に便利なように仕切板18,18を適当な 枚数設けておくとよい。必要がないのであれば、仕切板18を省略してもよい。 なお、小物収納部15を透明にしたのは、収納してある小物を外部から見えるよ うにするためである。
【0021】 また、収納凹部11の上端から下方に延びる突条14は、引き出した小物収納 部15上端の係止片19を係止して小物収納部15が脱落するのを防止するため のものである。図3に示すように小物収納部15にロック機構21,21を取り 付け、収納した小物収納部15が収納凹部11から抜けでないように構成する。 本実施形態におけるロック機構21,21は、ロックノブ22とロック片23と から構成し、図4(1)に示す状態でロック片23を突条14に係止させ、ロッ クノブ22を回転させて図4(2)に示す状態で解除させるようにする。
【0022】 次に、図1及び4を参照しながら、表示板40について説明する。表示板40 は、自立できる堅さを持つ紙製又は合成樹脂製の薄い矩形板を用い、その下方を 切り取り、挿入部41を形成する。挿入部41は、小物収納部51の形態に合わ せた形状に形成し、小物収納部に挿入したときにその表面の表示部43が小物収 納部の外壁に臨むようにする。ここで、表示板に自立する堅さを求めたのは、そ うでないと例えば袖部45,45が自重により手前側に垂れ下がったりしないよ うにするためである。もっとも、必要に応じて表示板40の裏面上端に粘着部4 6を設けて、これにより側壁3に貼付固定するようにした場合は、このような堅 さを持っていなくても足りる。表示部43には、小物収納部15の使用法方を示 すイラスト、写真、文字等を描いておき、これらを、小物収納部15の外壁を通 して外部から見れるようにする。挿入部41のほぼ中央に切欠溝を設け、これに 小物収納部の仕切板18を受け入れさせることにより、表示板40の位置決めが 容易にできるようにするとよい。表示板40の袖部45,45は側壁3の形態に 合わせて形成し、ここにも需用者に訴えるべきメッセージ等を描くようにする。
【0023】 符号44が示すのは、表示板40の上端を係止するための係止突片である。こ の係止突片44は施錠片24の施錠用連通孔32に挿入して表示板40の上端を 保持するためのものである。本実施形態においては、この施錠用連通孔32を流 用して係止受部としているが、これ以外のものであって係止作用を奏するもので あればどのようなものを流用してもよい。図5に示すように、ロック片10の下 端を切り欠いて、ロックしたときに側壁3の表面との間に間隙10aが形成され るように構成し、この間隙10aを係止受部として使用してもよい。また、係止 専用の係止受部を側壁3や蓋体4の上に設けてもよい。
【0024】 次に、表示板40の取付方法について、図1、4及び5を参照しながら説明す る。まず、図1に示すように、小物収納部15を引き出してその開口部17を開 口させ、そこに表示板40を表示部43が表側になるように挿入する。その後小 物収納部15を収納して開口部17を閉鎖させ、これにより表示板40を小物収 納部15の外壁上端と収納凹部下端との間に保持させる。次に、表示板40の上 端を摘んで係止突片を施錠用連通孔32に挿入しこれを保持させる。これで、表 示板40の取り付けを完了する。取り外すときには、これらと逆の作業を行う。 なお、図5に示すように、表示板40の縦寸法を側壁3より長くしておき、取り 付けるときに外側に湾曲させるようにしてもよい。このようにすると、側壁3の 表面に多少の凹凸があっても、これらを乗り越えるようにして取り付けることが できるのでたいへん便利である。さらに、表示部43に奥行き方向の立体感を持 たせることができるので、意匠的な変化によりより顧客の目を引きつける、とい う効果をも期待できる。
【0025】 次に、図1及び2に戻り、収納ポケット25について説明する。収納ポケット 25は、側壁の一部である側壁3に設けたポケットであり、この中に、小型収納 ケース28を収納するためのものである。本実施形態における収納ポケット25 は、容器本体5と一体に成形したものであるが、別体の収納ポケット25を容器 本体5に取り付けるようにしてもよい。収納ポケット25及び小型収納ケース2 8の形態は、後者を前者に収納できるのであれば、どのようなものでもよい。
【0026】 小型収納ケース28は、中が確認できるように透明(半透明を含む)な合成樹 脂により構成する。さらに、収納ポケット25の外壁26に必要数の切欠27, 27を形成する。このようにすれば、切欠27,27と小型収納ケース28の透 明性と相まって、収納ポケット25の中に小型収納ケース28が収納されている かどうか、収納されているのなら何が入れられているか、等を目で確認できる。 店頭にこの小物容器を陳列等するときに、先の表示板40のような使用方法等を 表示するものを小型収納ケース28のなかに入れておき、需用者にその使用法方 を理解してもらえるようにするとよい。
【0027】 小型収納ケース28は、ケース全体が透明でなければならないわけではなく、 中身(中に入れた表示板の記載内容等)が確認できる範囲内において透明であれ ば足りる。たとえば、蓋の部分だけが透明で本体部分は不透明なものでも、本明 細書における透明小型ケースに該当する。なお、収納ポケット25の上端を開放 しておいて蓋体6を閉じたままでも小型収納ケース28を取り出せるようにして おいてもよいが、図2に示すように蓋体6により上端を閉鎖するようにしてもよ い。後者の場合は、小物容器1を運んだり置いたり等するときに、衝撃により小 型収納ケースを飛び出させることがない。
【0028】 なお、図2において符号30が示すのは、容器本体5の側壁3から水平方向に 延びる支持体である。支持体は、様々な用途に用いることができる。たとえば、 支持体30に設けた支持孔31,31..にドライバやスパナ等の工具を差し込 み支持させておけば、必要なときにすぐに取り出せるので、作業能率を高めるこ とができる。
【0029】
【考案の効果】
この考案に係る小物容器を使用すると、店頭に並べただけで新製品である小物 容器の使用法方や便利さ等を説明して顧客に簡単に理解してもらえるようになる 。
【提出日】平成9年10月28日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 請求項2に記載した考案に係る小物容器は、請求項1に記載したものと基本的 に同じ構成を有しており、その範囲内においてこれと同一の作用効果を生じるも のである。その最大の特徴は、表示板の取付方法にある。すなわち、請求項1の 場合と同じく小物収納部外壁上端と収納凹部上端により両者間に挿入した表示板 を保持させ、かつ、この表示板をその表面に形成した表示部が透明な前記外壁に 臨むように構成するとともに、その裏面上端に粘着部を設けてこの粘着部を前記 側壁に貼付固定できるように構成したことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 小物容器の斜視図である。
【図2】 蓋体を開けた状態の平面図である。
【図3】 図2のA−A断面図である。
【図4】 小物容器の側面図である。
【図5】 小物容器の部分破断図である。
【図6】 従来の小物容器の斜視図である。
【図7】 改良した小物容器の斜視図である。
【符号の説明】 1 小物容器 2 上端開口部 3 側壁 4 側壁 5 容器本体 6 蓋体 7 凹部 8 手提げハンドル 9 ヒンジ 10 ロック片 10a 間隙 11 収納凹部 12 載置部 13 仕切板 14 突条 15 小物収納部 16 枢軸 17 開口部 18 仕切板 19 係止片 20 施錠用突片 21 ロック機構 22 ロックノブ 23 ロック片 24 施錠用突片 25 収納ポケット 26 外壁 27 切欠 28 透明小型収納ケース 30 支持体 31 支持孔 32 施錠用連通孔 40 表示板 41 挿入部 42 切欠溝 43 挿入部 44 係止突片 45 袖部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端開口部と、この上端開口部を囲む側
    壁とを有する容器本体と、 前記上端開口部に対して開閉自在となるように前記容器
    本体に設けた蓋体と、 前記蓋体の開放端を前記容器本体にロックするためのロ
    ック部材と、 前記側壁の一部を内側に凹ませることにより形成した収
    納凹部と、を含み、 前記収納凹部に収納可能かつ少なくともその外壁の一部
    に内部を確認するための透明壁を備えた小物収納部を、
    その下端部に設けた枢軸を中心にしてこの収納凹部に対
    して回動自在に取り付け、この小物収納部の開口部を、
    収納したときに閉鎖され引き出したときに開放されるよ
    うに構成された小物容器において、 前記収納凹部に収納したときの前記小物収納部の外壁上
    端と前記収納凹部上端を、両者間に挿入した表示板を両
    者が保持するように構成し、かつ、 前記表示板を、その表面に形成した表示部が前記透明壁
    に臨むように構成したことを特徴とする小物容器。
  2. 【請求項2】 上端開口部と、この上端開口部を囲む側
    壁とを有する容器本体と、 前記上端開口部に対して開閉自在となるように前記容器
    本体に設けた蓋体と、 前記蓋体の開放端を前記容器本体にロックするためのロ
    ック部材と、 前記側壁の一部を内側に凹ませることにより形成した収
    納凹部と、を含み、 前記収納凹部に収納可能かつ少なくともその外壁が透明
    な小物収納部を、その下端部に設けた枢軸を中心にして
    この収納凹部に対して回動自在に取り付け、この小物収
    納部の開口部を、収納したときに閉鎖され引き出したと
    きに開放されるように構成された小物容器において、 前記収納凹部に収納したときの前記小物収納部外壁上端
    と前記収納凹部上端を、両者間に挿入した表示板を両者
    が保持するように構成し、かつ、 前記表示板をその表面に形成した表示部が前記透明壁に
    臨むように構成するとともに、その裏面上端に粘着部を
    設けてこの粘着部を前記側壁に貼付固定できるように構
    成したことを特徴とする小物容器。
  3. 【請求項3】 上端開口部と、この上端開口部を囲む側
    壁とを有する容器本体と、 前記上端開口部に対して開閉自在となるように前記容器
    本体に設けた蓋体と、 前記蓋体の開放端を前記容器本体にロックするためのロ
    ック部材と、 前記側壁の一部を内側に凹ませることにより形成した収
    納凹部と、 前記収納凹部に収納可能かつ少なくともその外壁が透明
    な小物収納部を、その下端部に設けた枢軸を中心にして
    この収納凹部に対して回動自在に取り付け、この小物収
    納部の開口部を、収納したときに閉鎖され引き出したと
    きに開放されるように構成された小物容器において、 前記収納凹部に収納したときの前記小物収納部の外壁上
    端と前記収納凹部上端を、両者間に挿入した表示板を両
    者が保持するように構成し、かつ、 前記表示板をその表面に形成した表示部が前記透明壁に
    臨むように構成するとともに、その上端に設けた係止突
    部を前記側壁上端に設けた係止受部に挿入保持できるよ
    うに構成したことを特徴とする小物容器。
  4. 【請求項4】 上端開口部と、この上端開口部を囲む側
    壁とを有する容器本体と、 前記上端開口部に対して開閉自在となるように前記容器
    本体に設けた蓋体と、 前記蓋体の開放端を前記容器本体にロックするためのロ
    ック部材と、 前記蓋体の開放端とこれと対応する前記容器本体に連通
    させた施錠用連通孔と、 前記側壁の一部を内側に凹ませることにより形成した収
    納凹部と、を含み、 前記収納凹部に収納可能かつ少なくともその外壁が透明
    な小物収納部を、その下端部に設けた枢軸を中心にして
    この収納凹部に対して回動自在に取り付け、この小物収
    納部の開口部を、収納したときに閉鎖され引き出したと
    きに開放されるように構成された小物容器において、 前記収納凹部に収納したときの前記小物収納部の外壁上
    端と前記収納凹部上端を、両者間に挿入した表示板を両
    者が保持するように構成し、かつ、 前記表示板をその表面に形成した表示部が前記透明壁に
    臨むように構成するとともに、その上端に設けた係止突
    部を前記容器本体の施錠用連通孔に挿入保持できるよう
    に構成したことを特徴とする小物容器。
  5. 【請求項5】 上端開口部と、この上端開口部を囲む側
    壁とを有する容器本体と、 前記上端開口部に対して開閉自在となるように前記容器
    本体に設けた蓋体と、 前記蓋体の開放端を前記容器本体にロックするためのロ
    ック部材と、 前記ロック部材が位置する前記側壁の一部を内側に凹ま
    せることにより形成した収納凹部と、を含み、 前記収納凹部に収納可能かつ少なくともその外壁が透明
    な小物収納部を、その下端部に設けた枢軸を中心にして
    この収納凹部に対して回動自在に取り付け、この小物収
    納部の開口部を、収納したときに閉鎖され引き出したと
    きに開放されるように構成された小物容器において、 前記ロック部材を、ロックしたときに前記側壁との間に
    下端方向に開口する間隙を形成するように構成し、 前記収納凹部に収納したときの前記小物収納部の外壁上
    端と前記収納凹部上端を、両者間に挿入した表示板を両
    者が保持するように構成し、かつ、 前記表示板をその表面に形成した表示部が前記透明壁に
    臨むように構成するとともに、その上端に設けた係止突
    部を前記間隙に挿入保持できるように構成したことを特
    徴とする小物容器。
  6. 【請求項6】 上端開口部と、この上端開口部を囲む側
    壁とを有する容器本体と、 前記上端開口部に対して開閉自在となるように前記容器
    本体に設けた蓋体と、 前記蓋体の開放端を前記容器本体にロックするためのロ
    ック部材と、 前記蓋体の開放端とこれと対応する前記容器本体に連通
    させた施錠用連通孔と、 前記側壁の一部を内側に凹ませることにより形成した収
    納凹部と、を含み、 前記収納凹部に収納可能かつ少なくともその外壁が透明
    な小物収納部を、その下端部に設けた枢軸を中心にして
    この収納凹部に対して回動自在に取り付け、この小物収
    納部の開口部を、収納したときに閉鎖され引き出したと
    きに開放されるように構成された小物容器において、 前記収納凹部に収納したときの前記小物収納部の外壁上
    端と前記収納凹部上端を、両者間に挿入した表示板を両
    者が保持するように構成し、かつ、 前記表示板をその表面に形成した表示部が前記透明壁に
    臨むように構成するとともに、その上端に設けた係止突
    部を前記容器本体の施錠用連通孔に挿入保持できるよう
    に構成し、 前記側壁の他の部に、小物収納のための透明小型ケース
    を収納するための収納ポケットを設け、この収納ポケッ
    トの一部を切り欠いて収納したこの透明小型ケースを目
    視できるように構成したことを特徴とする小物容器。
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