JP3046509B2 - 導電性複合繊維 - Google Patents

導電性複合繊維

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JP3046509B2 JP6283347A JP28334794A JP3046509B2 JP 3046509 B2 JP3046509 B2 JP 3046509B2 JP 6283347 A JP6283347 A JP 6283347A JP 28334794 A JP28334794 A JP 28334794A JP 3046509 B2 JP3046509 B2 JP 3046509B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣料用に好適に用いら
れる導電性複合繊維に関する。さらに詳しくは、製糸安
定性に優れ、且つ後加工時又は実着用時の導電性能耐久
性が良好な導電性複合繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】合成繊維、例えばポリエステル繊維、ポ
リアミド繊維等は導電性がないため、摩擦により静電気
が帯電し易く、塵埃の付着、放電に伴なう各種障害が発
生する問題がある。
【0003】かかる問題点を解決するため、繊維製品に
白色の導電性物質を含有させた繊維を混合する方法が提
案されており、なかでも白色または無色の無機微粒子の
表面に酸化錫を主成分とする導電被膜が付与された導電
性物質が、白度に優れ導電性も良好な点で注目されてい
る。
【0004】例えば、特公昭58―39175号公報に
は、溶融成形可能な合成重合体中に、酸化第二錫で表面
をコーティングした酸化チタン微粒子を3〜20重量%
分散せしめた制電性重合体組成物が提案されている。し
かしこの場合、酸化第二錫単独の被覆では導電性は不充
分であり、満足できる導電性繊維を得るためには適当な
ドーピング剤を添加しておくことが必要であるばかり
か、配合量も多量にする必要がある。
【0005】また特公昭62―29526号公報には、
導電性皮膜を有する酸化チタン粒子を含有する熱可塑性
重合体と繊維形成性重合体とからなる導電性複合繊維を
製造するに際し、複合紡糸・延伸後さらに熱処理するこ
とにより導電性構造を再生長させる方法が提案されてい
る。そして用いられる導電性粒子としては、可紡性及び
導電性の見地から、粒径が小さいものが望ましく、特に
粒径が小さいほど導電性に優れ、1μm以上のものは著
しく性能が劣るとしている。しかし、粒径を小さくして
も、充分な導電性能を得るためには、その配合量を多量
にする必要があり、溶融粘度が増大して製糸性が低下す
るばかりか、導電性粒子の導電性構造形成が不安定とな
るため、導電性能がばらつくという問題がある。
【0006】また特開平2―307911号公報には、
導電性粒子に代えて、導電性金属酸化物ウィスカーを用
い、その配合量を減少させる方法が提案されている。し
かし、該ウィスカーを熱可塑性重合体に配合する際、気
泡を巻き込み易く、また均一に分散することも困難なた
め、安定に製糸することができないといった問題があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術が有する問題に鑑みなされたもので、その目的は、製
糸安定性が良好で、且つ導電性能に優れた導電性複合繊
維を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討を重ねた結果、導電層成分と
して導電性金属化合物粒子を含有する熱可塑性重合体を
用いるにあたり、該熱可塑性重合体の一部に特定のポリ
オキシアルキレン系ポリエーテルを用いた場合、導電性
金属化合物粒子の分散性が改善され、安定した導電性能
を有する複合繊維が安定して得られることを見出し、本
発明に到達した。
【0009】すなわち、本発明によれば、繊維形成性重
合体よりなる非導電層成分Aと、導電性金属化合物粒子
を含有する熱可塑性重合体よりなる導電層成分Bとから
構成される導電性複合繊維において、前記導電層を構成
する熱可塑性重合体中は下記一般式(I)で表わされる
ポリオキシアルキレン系ポリエーテルと該ポリエーテル
と非相溶性の熱可塑性重合体とからなり、該ポリエーテ
ルの占める割合が0.2〜10重量%であることを特徴
とする導電性複合繊維が提供される。
【0010】
【化2】
【0011】(式中、Zは水酸基又は1〜2個の活性水
素を有する有機化合物残基、R1 は炭素数2〜3のアル
キレン基、R2 は炭素数6以上のアルキレン基、R3
水素原子又は炭化水素基、kは1又は2、nはk×nが
70以上となる整数、mは1以上の整数を表わす。)
【0012】本発明の導電性複合繊維の非導電層成分A
を構成する重合体は、溶融紡糸可能なものであれば任意
であり、具体例としては、ポリエチレンテレフタレート
やポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイ
ロン―6やナイロン―6,6等のポリアミドなどがあげ
られ、またこれらに少量の第3成分が共重合された共重
合体であってもよい。また、かかるA成分には、必要に
応じて任意の添加剤、例えば艶消剤、着色剤、酸化防止
剤、染色性向上剤、制電剤等を含有させてもよい。
【0013】一方、本発明の複合繊維の導電層成分Bに
用いられる熱可塑性重合体は、上記一般式(I)で表わ
されるポリオキシアルキレン系ポリエーテルを1成分と
して含有する少なくとも2種のポリマー混合物であるこ
とが肝要である。
【0014】上記一般式(I)中、Zは水酸基又は1〜
2個の活性水素を有する有機化合物の残基であり、メタ
ノール、プロパノール、フェノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ビスフェノールA等のヒド
ロキシ含有化合物の活性水素を除いた残基であることが
好ましい。R1 はエチレン基またはプロピレン基であ
り、50モル%以上がエチレン基であることが好まし
い。R2 は炭素数6以上のアルキレン基であり、なかで
も炭素数が12〜40の置換エチレン基が好ましい。ま
た、R3 は水素原子又は炭化水素基であり、該炭化水素
基としてはメチル基が好ましい。kは1又は2であり、
nはk×nが70以上となる整数であって、分子間又は
分子内で同一であっても異なってもよい。k×nの値が
70未満では、導電性金属酸化物粒子の分散性改善効果
が小さくなり、本発明の目的を達成することができな
い。mは1以上であって、kが2の場合には少なくとも
一方のmが1以上であれば良く、他方のmは0であって
もよい。
【0015】上記式で表わされるポリオキシアルキレン
系ポリエーテル中のR1 O単位とR 2 O単位の配列は、
各単位がブロックを形成して配列し、且つR2 O単位が
単独又はブロックを形成してポリエーテル分子鎖の末端
に局在していることが、導電性粒子の分散性を適度に向
上させる上で大切である。上記式で表わされるポリオキ
シアルキレン系ポリエーテルの具体例としては、例え
ば、表1に示すポリエーテルを挙げることができる。
【0016】
【表1】
【0017】かかるポリオキシアルキレン系ポリエーテ
ルの、導電層成分Bを構成する熱可塑性重合体混合物中
の割合は、0.2〜10重量%、好ましくは0.2〜4
重量%であることが肝要であり、0.2重量%未満の場
合には製糸安定性及び導電性能の均一性改善効果が小さ
く、本発明の目的を達成することができない。一方、1
0重量%を越える場合には、ポリオキシアルキレン系ポ
リエーテルの熱分解に起因すると思われる複合繊維の着
色が生じ、さらには導電性能改善効果も小さく、製糸性
も低下する傾向があるため、不適当である。
【0018】上記ポリエーテルと混合される該ポリエー
テルと非相溶性の熱可塑性重合体としては、例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリブタジ
エン等のポリオレフィン、ナイロン―6、ナイロン―
6,6等のポリアミド又はこれらを主成分とする共重合
ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステル又はこれらを主成分
とする共重合ポリエステルを例示することができ、中で
もポリオレフィン、特にポリエチレンが好ましい。これ
らは2種以上を併用してもよい。
【0019】上記導電成分Bを構成する熱可塑性重合体
(混合物)に配合される導電性金属化合物粒子は、粉末
状での比抵抗が104 Ωcm程度以下のものであれば、
任意の粒子を用いることができ、例えば、硫化銅、沃化
銅、酸化銅、酸化インジウム等の金属化合物粒子が用い
られる。なかでも、下層を酸化錫層、上層を酸化錫含有
酸化インジウム層で構成した2層で表面をコーティング
した金属化合物粒子を用いると、本発明のポリオキシア
ルキレン系ポリエーテル添加による製糸性向上効果、導
電性向上効果が、より一層大きくなるので好ましい。
【0020】かかる導電性金属化合物粒子の平均粒径
は、可紡性及び導電性の観点から、0.1〜2.0μm
のものが使用される。ここで平均粒径は、遠心粒径測定
器(島津製作所製CP―50)を用い、累積重量粒度分
布曲線から、沈降粒子重量が全粒子重量の50重量%に
なる粒径を平均粒径として求めた。また、導電性金属化
合物粒子の導電層成分B中の配合割合は、50〜80重
量%、好ましくは60〜75重量%とする。50重量%
未満では導電性能が不足する場合が多く、一方80重量
%を越える場合には混合が困難となるだけでなく、流動
性も低下して製糸性も悪化する傾向がある。
【0021】非導電層成分Aと導電層成分Bとの複合形
状はあらゆるものが可能であり、サイドバイサイド型、
芯鞘型、サンドイッチ型、放射型、多芯型、多層貼合せ
型等任意の複合が可能であり、また繊維横断形状も円
形、非円形いずれでも良い。なかでも、芯部を導電層成
分Bとした芯鞘型が特に好ましい。繊維横断面における
非導電層成分Aと導電層成分Bとの割合は、極めて広い
範囲にすることができるが、導電層成分Bの割合があま
りに大きくなると、得られる導電性複合繊維の強度が低
下するようになるので、繊維横断面における導電層成分
Bの占める面積割合は50%以下が好ましい。一方、こ
の導電層成分Bの下限は、導電層成分が繊維軸方向に沿
って連続していさえすればよく、通常、繊維横断面積の
1%以上、特に3%以上にするのが好ましい。
【0022】かかる導電性複合繊維を製造するには、特
別の方法、条件を採用する必要はなく、2成分より成る
複合繊維を製造する通常の溶融紡糸方法で、用いる成分
A及び成分Bに応じて、適宜条件設定することにより容
易に得ることができる。また延伸条件も任意であり、用
途に応じて、適宜選択設定すればよい。
【0023】
【作用】本発明の導電性複合繊維は、その詳細なメカニ
ズムは未だ解明されていないが、下記理由により優れた
導電性能を有する複合繊維が安定して得られるものと推
定される。
【0024】すなわち、導電層成分Bに配合される導電
性金属化合物粒子、特に金属酸化物粒子は、一般に親水
性が高いため、ポリオレフィン、ポリエステル等の親水
性に乏しい重合体中に分散させる場合、該導電層成分B
中に機械的に均一分散させても、製糸中にある程度凝集
が進行して導電構造が形成されるため、比較的優れた導
電性を示す。しかし、該粒子の凝集は成長し易いため
に、その制御が困難で、凝集が進行しすぎると、逆に紡
糸安定性が大きく低下するとともに、導電構造も形成さ
れ難くなって導電性能も低下する。これを回避するた
め、従来では製糸性をある程度犠牲にして、導電性粒子
の配合量が多くされていた。
【0025】これに対して、本発明の複合繊維の導電層
成分には、分子鎖末端に疎水性の高いオキシアルキレン
単位(R2 O)が結合した特定のポリオキシアルキレン
系ポリエーテルが配合されているため、導電性金属化合
物粒子の表面には、該ポリオキシアルキレン系ポリエー
テルの親水性部(オキシアルキレン単位R1 O)が配位
し、一方、疎水性部(オキシアルキレン単位R2 O)が
表面にでてくる。その結果、該金属化合物粒子の親水性
は低下して、導電層成分B中に機械的応力が作用してい
る間は、適度な分散性が確保され、また、再凝集もし難
くなって、製糸安定性は向上する。
【0026】また、一方で、該ポリオキシアルキレン系
ポリエーテルが結合した導電性粒子は、紡糸応力等が作
用しない場合には、導電層成分B中である程度凝集して
導電構造を形成する性質を維持しているため、同等の導
電性能を得るための粒子の配合量を低下させることが可
能となる。これらの作用が組み合わされて、安定した導
電性能と、著しく向上した製糸安定性が達成され、また
後加工工程及び実着用時の導電性能耐久性も向上するも
のと考えられる。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。なお、実施例における各評価項目は、下記の方
法により測定した。 1.断面抵抗値(単位Ω/cm) 断面抵抗値とは、単繊維1cm長さあたりの電気抵抗値
である。測定は、単繊維を1cmの長さに切ってポリエ
チレンテレフタレートフイルム上に置き、両切断面(両
端)に導電塗料(ドータイト)を塗り、抵抗計にて測定
する。なお電気抵抗値の測定条件は温度20℃、湿度3
0%RH、電圧は1KV直流電圧である。 2.帯電電荷量 JIS―L 1094 摩擦帯電電荷量測定法に従い行
った。(労働者産業安全研究所発行の静電気安全指針で
は、基準値を7μC/m2 以下と定めている。) 3.製糸性 紡糸を24時間実施し、1日あたりの断糸回数により、
下記のとおり3段階評価した。 ○:0〜3回 △:4〜6回 ×:7回以上 4.耐久性 得られた複合繊維をポリエチレンテレフタレート/綿=
65/35の混紡糸でカバーリングし、ポリエチレンテ
レフタレート/綿=65/35、綿番手20のタテ糸に
80本に1本の割合で打ち込んで、タテ80本/インチ
ヨコ50本/インチの2/1ツイル織物とした。つい
で、通常のポリエステル綿混織物の条件で染色加工仕上
げを行った後、通常の営業洗濯を200回行った。洗濯
後の織物から、導電性複合繊維を取り出し、導電性能
(断面抵抗値及び帯電電荷量)を測定して、耐久性の指
標とした。
【0028】[実施例1]ポリプロピレン(J351
9、宇部興産株式会社製)100重量部に対して、表1
のNo.1のポリオキシアルキレン系ポリエーテル10
重量部及び表面を酸化第2錫(酸化アンチモンドーピン
グ)でコーティングした酸化チタン粒子(W―1、三菱
マテリアル株式会社製、粒径:0.51μm)200重
量部を混合した組成物を、240℃で溶融し、一方、酸
化チタン2.5重量%を含有するポリエチレンテレフタ
レートを300℃で溶融して、前者が芯部、後者が鞘部
となるよう同心円型芯鞘複合紡糸機を用いて紡糸温度2
85℃で吐出し、700m/分の速度で引き取って芯
部:鞘部の面積比が1:10の未延伸糸を得た。
【0029】このときの製糸性は○で、良好であった。
この未延伸糸を150℃で3.7倍に延伸し、170℃
で熱固定して30デニール/5フィラメントの複合繊維
を得た。この複合繊維には、変色は認められず、初期断
面抵抗値は3.0×108Ω/cm、初期帯電電荷量は
4.0μC/m2 、耐久性は、断面抵抗値が4.0×1
08Ω/cm、帯電電荷量が4.0μC/m2 であり、
総合評価は良好であった。
【0030】[実施例2〜6、比較例1〜5]ポリエチ
レン(スミカセンG―807、住友化学工業株式会社
製)100重量部に対して、下記化学式で表わされるポ
リオキシアルキレン系ポリエーテルと、下層を酸化錫
層、上層を酸化錫含有酸化インジウム層で構成した2層
で表面をコーティングした酸化アルミニウム粒子(チタ
ン工業株式会社製、粒径:0.45μm)とを、表2に
示す割合で混合した組成物を、200℃で溶融し、一
方、酸化チタン2.5重量%を含有するポリエチレンテ
レフタレートを300℃で溶融して、前者が芯部、後者
が鞘部となるよう同心円型芯鞘複合紡糸機を用いて紡糸
温度285℃で吐出し、630m/分の速度で引き取っ
て芯部:鞘部の面積比が1:6の未延伸糸を得た。
【0031】
【化3】
【0032】(式中、pは18〜28の整数で平均2
1、qは平均100、mは平均5である。) この未延伸糸を130℃で4倍に延伸し、160℃で熱
固定して、30デニール/3フィラメントの複合繊維を
得た。このときの製糸性、変色状態、導電性能、耐久性
は、表2に示すとおりであった。
【0033】[比較例6]実施例3において、ポリオキ
シアルキレン系ポリエーテルに代えて、平均分子量2万
のポリエチレングリコールを用いる以外は実施例3と同
様にして、複合繊維を作成した。その結果を、表1にあ
わせて示す。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、製糸安定性が良好で、
且つ優れた導電性能を有する複合繊維を提供することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 公博 愛媛県松山市北吉田町77番地 帝人株式 会社 松山事業所内 (56)参考文献 特開 平6−294012(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01F 1/00 - 8/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維形成性重合体よりなる非導電層成分
    Aと、導電性金属化合物粒子を含有する熱可塑性重合体
    よりなる導電層成分Bとから構成される導電性複合繊維
    において、前記導電層成分Bを構成する熱可塑性重合体
    は下記一般式(I)で表わされるポリオキシアルキレン
    系ポリエーテルと該ポリエーテルと非相溶性の熱可塑性
    重合体とからなり、該ポリエーテルの占める割合が0.
    2〜10重量%であることを特徴とする導電性複合繊
    維。 【化1】 (式中、Zは水酸基又は1〜2個の活性水素を有する有
    機化合物残基、R1 は炭素数2〜3のアルキレン基、R
    2 は炭素数6以上のアルキレン基、R3 は水素原子又は
    炭化水素基、kは1又は2、nはk×nが70以上とな
    る整数、mは1以上の整数を表わす。)
  2. 【請求項2】 導電層成分Bを構成する熱可塑性重合体
    が、一般式(I)で表わされるポリオキシアルキレン系
    ポリエーテルとポリオレフィンとの混合物である請求項
    1記載の導電性複合繊維。
  3. 【請求項3】 導電性金属化合物粒子が、下層を酸化錫
    層、上層を酸化錫含有酸化インジウム層で構成した2層
    で表面をコーティングした金属化合物粒子である請求項
    1記載の導電性複合繊維。
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