JP3046506U - 畦被覆用合成樹脂製板 - Google Patents

畦被覆用合成樹脂製板

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JP3046506U
JP3046506U JP1997005466U JP546697U JP3046506U JP 3046506 U JP3046506 U JP 3046506U JP 1997005466 U JP1997005466 U JP 1997005466U JP 546697 U JP546697 U JP 546697U JP 3046506 U JP3046506 U JP 3046506U
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synthetic resin
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JP1997005466U
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Inventor
亜土 河原
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シーダム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水田の畦に繁茂する雑草を除去する作業を軽
減する。 【解決手段】 畦の傾斜面を被覆するための合成樹脂製
基板部と、この基板部の一辺に屈曲可能に連接された、
畦の上面を被覆するための合成樹脂製補助板部とからな
る畦被覆用合成樹脂製板。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は畦被覆用合成樹脂製板に関し、更に詳しくは水田の畦、特に傾斜部 分及び上面端部に雑草が生えるのを防止する畦被覆用合成樹脂製板に関する。
【0002】
【従来の技術】
水田の畦には雑草が生えやすくその除去作業は農家の大きな負担になっている 。特に水田の畦の傾斜部分の雑草の除去は作業性が悪いので、従来から合成樹脂 製板で被覆してその繁茂を防いできた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし合成樹脂製板で被覆していない畦の上面には、雑草が生え、その除去作 業が相変わらず必要となっていた。 一方、雑草は畦の形状を保持する働きがあり、雑草を無くすことは好ましくな い。
【0004】 このような状況の下でこの考案の考案者は鋭意研究を重ねて、水田の畦の形状 を保持させるために必要な雑草は必ずしも畦の上面全体ではなく、その一部(例 えば1/3〜2/3程度)であることを見出し、それを可能にする具体的な畦被 覆用合成樹脂製板を完成するに至ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、畦の傾斜面を被覆するための合成樹脂製基板部と、この基板部の 一辺に屈曲可能に連接された、畦の上面を被覆するための合成樹脂製補助板部と からなる畦被覆用合成樹脂製板を提供する。 すなわちこの考案は、畦の傾斜面を被覆するための合成樹脂製基板部の一辺に 、畦の上面の一部を被覆するための合成樹脂製補助板部を屈曲可能に連接させる ことによって、畦の傾斜面と共にこの傾斜面に続く畦の上面の一部を被覆できる ようにし、それによって畦の上面での雑草の繁茂を少なくし、雑草の除去作業を 軽減しようとするものである。
【0006】 ここで合成樹脂製基板部としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂な どのオレフィン系合成樹脂からなる硬質合成樹脂シートが好適に用いられ、更に 具体的には平ら又は波状で幅(畦の傾斜面に装着したときの傾斜方向の長さ): 25〜40cm、板厚:0.3〜1.0mmのものが好適に用いられる。なお、 基板部は畦の傾斜面を被覆するために用いられるが、被覆状態を保持するために 、通常水田の基面又は底面より深く(約3〜10cm)差し込まれる。また基板 部を波状にする場合には、波高さ(H,図3参照、以下同様):2〜5mm、波 長さ(L):3〜10mmに設定するのが好ましい。
【0007】 以上のような合成樹脂製基板部には、その一辺(畦の傾斜面に装着したときの 上辺)に合成樹脂製補助板部が屈曲可能に連接される。補助板部としては、ポリ エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などのオレフィン系合成樹脂からなる柔軟性 のある合成樹脂シートや不織布が好適に用いられる。 シートの場合、具体的には幅(畦の上面の1部、例えば約1/3):8〜15 cm、板厚:0.01〜0.10mmのものが好適に用いられる。不織布の場合 、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂などの長繊維又は 短繊維を用いた幅:8〜15cm、布厚:0.01〜0.10mmのものが使用 できる。
【0008】 更に補助板部として基板部と同じ硬質合成樹脂製板としてポリプロピレン樹脂 シートを用い、両部の連接部にポリプロピレン樹脂のヒンジ機能を有する薄肉部 分を形成して一体に屈曲可能に構成することもできる。 この場合、例えば薄肉部分の肉厚は約0.02〜0.10mm、幅は約1.0 〜5.0mmにそれぞれ設定される。
【0009】
【考案の実施の形態】 以下、図面に示す実施の形態に基づいてこの考案を詳述する。なお、これによ ってこの考案が限定されるものではない。 図1はこの考案に係る畦被覆用合成樹脂製板の一つの実施の形態を示す正面図 、図2はその側面図、図3はそのIII−III断面図である。
【0010】 図1から3において、畦被覆用合成樹脂製板1は、合成樹脂製基板部2と、こ の基板部の一辺(後述するごとく基板部2を畦の傾斜面に当てた状態では上辺) に屈曲可能に一体に連接された合成樹脂製補助板部3とからなり、この補助板部 のうち、基板部2の一辺に連接される部分には一体に屈曲可能な薄肉部分4を形 成している。
【0011】 そしてこれらの基板部2と補助板部3とは、具体的にはポリプロピレン樹脂を 板状に押し出し成形しながら、引き続いて1対の波付けローラを介して波方向を 押し出し方向とする波板、例えば、波高さ(H):2mm、波長さ(L):5m m、平均板厚:0.5mm、全幅、約40cm(基板部2の幅:30cm、補助 板部の幅:10cm)として一体に成形される。ここで前述の波付けローラは、 1条の波付けしない部分を有し、この部分によってポリプロピレン樹脂によるヒ ンジ機能を有する薄肉部分4(例えば肉厚:約0.05mm、幅:約3mm)を 形成する。なお、波付けローラによって波付けされた合成樹脂製波板の一部を合 成樹脂が半溶融状態に保持されている間に所定幅を押圧することによって薄肉部 分4を形成してもよい。
【0012】 次に、以上の構成を備えた畦被覆用合成樹脂製板1の使用方法を説明する。 図4は、図1〜3に示した畦被覆用合成樹脂製板の使用状態を示す断面図であ る。 さて図4において、水田の畦被覆用合成樹脂製板1を、その基板部2が畦Aの 傾斜面Kを覆い、一方補助板部3が薄肉部分4の屈曲性(ポリプロピレン樹脂の ヒンジ機能)を利用して傾斜面Kと上面Jとの角度に合致するよう適宜折曲され 、畦Aの上面Jの一部(上面全体の約1/3、例えば約10〜20cm)を覆う ように畦に取り付けられる。この際基板部2の下方部分は取付状態を保持するた めに水田Sの基面(又は底面)Bより深く(例えば約3〜10cm)差し込まれ る。
【0013】 かくして水田Sの畦Aには、傾斜面Kに加えて上面Jの一部が合成樹脂製板I によって被覆され、それによって雑草の繁茂を防止でき、雑草の除去作業を軽減 させることができる。なお、畦Aの上面Jには、合成樹脂製板Iが被覆されず、 雑草が繁茂する部分が残っているが、その雑草の繁茂によって畦の形状を保持で き、安定した稲作を続けることができる。
【0014】 以上の実施の形態とは異なり、合成樹脂製補助板部を合成樹脂性フィルムで構 成することもできる。 図5は他の実施の形態を示す図2相当図である。 図5において、畦被覆用合成樹脂製板11は、ポリプロピレン樹脂製波からな る基板部12と、その一辺の平らな部分14(例えば幅:約5mm)に熱溶着さ れた補助板部としてのポリプロピレン樹脂製フィルム13とからなり、基板部1 2は畦の傾斜面を、補助板部のフィルム13(例えば肉厚:約0.05mm)は そのフィルム自体の柔軟性により畦の上面の一部をそれぞれぴったり被覆でき、 それによって畦の雑草の繁茂を、形状保持をできる範囲内で減らすことができる 。
【0015】
【考案の効果】
この考案によれば、畦の傾斜面を被覆するための合成樹脂製基板部の一辺に、 畦の上面の一部を被覆するための合成樹脂製補助板部を屈曲可能に連接させるこ とによって、畦の傾斜面と共にこの傾斜面に続く畦の上面の一部を被覆できるよ うにし、それによって畦の上面での雑草の繁茂を少なくし、雑草の除去作業を軽 減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る畦被覆用合成樹脂製板の一つの
実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図1〜3の畦被覆用合成樹脂製板の使用状態を
説明する説明図である。
【図5】他の実施の形態を示す図2相当図である。
【符号の説明】
1 畦被覆用合成樹脂製板 2 合成樹脂製基板部 3 合成樹脂製補助板部 4 薄肉部分

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畦の傾斜面を被覆するための合成樹脂製
    基板部と、この基板部の一辺に屈曲可能に連接された、
    畦の上面を被覆するための合成樹脂製補助板部とからな
    る畦被覆用合成樹脂製板。
  2. 【請求項2】 基板部が、硬質合成樹脂製シートである
    請求項1の畦被覆用合成樹脂製板。
  3. 【請求項3】 基板部が、波の方向を、補助板部に連接
    された基板部の一辺に平行な方向とする硬質合成樹脂製
    波板である請求項1の畦被覆用合成樹脂製板。
  4. 【請求項4】 補助板部が、合成樹脂製フィルム、又は
    合成繊維からなる不織布である請求項1の畦被覆用合成
    樹脂製板。
  5. 【請求項5】 補助板部が、熱融着によって基板部に連
    接された請求項4の畦被覆用合成樹脂製板。
  6. 【請求項6】 基板部及び補助板部が、ポリプロピレン
    樹脂で一体に成形され、かつ補助板部のうち、基板部の
    一辺に連接される部分が屈曲可能に薄肉に一体成形され
    た請求項1の畦被覆用合成樹脂製板。
  7. 【請求項7】 基板部及び補助板部が、補助板部の薄肉
    部分を除いて、波の方向を、補助板部に連接された基板
    部の一辺に平行な方向とする合成樹脂製波板である請求
    項6の畦被覆用合成樹脂製板。
  8. 【請求項8】 基板部が25〜40cmの幅を、補助板
    部が薄肉部分を除いて10〜20cmの幅をそれぞれ有
    する請求項7の畦被覆用合成樹脂製板。
JP1997005466U 1997-06-25 1997-06-25 畦被覆用合成樹脂製板 Expired - Lifetime JP3046506U (ja)

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