JP3046500B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP3046500B2
JP3046500B2 JP6181457A JP18145794A JP3046500B2 JP 3046500 B2 JP3046500 B2 JP 3046500B2 JP 6181457 A JP6181457 A JP 6181457A JP 18145794 A JP18145794 A JP 18145794A JP 3046500 B2 JP3046500 B2 JP 3046500B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5691Access to open networks; Ingress point selection, e.g. ISP selection
    • H04L12/5692Selection among different networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/06Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノート型パーソナルコ
ンピュータ等の各種ネットワーク端末装置に内蔵され
る、或いはその外部に接続される通信装置に関し、特
に、有線回線と無線回線との何れにも接続可能な通信装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ノート型パーソナルコンピュ
ータや電子手帳等の携帯情報端末装置を公衆回線網に接
続する場合、変復調機能および端末側と網側との両イン
ターフェースを備えた通信装置が用いられている。この
通信装置には、公衆電話回線網等の有線回線と、セルラ
ー電話回線網等の無線回線との何れにも接続可能であ
り、何れか一方の回線を選択して使用することができる
ものもある。このような通信装置では、使用者は、使用
する回線種別に応じてモデムの設定値変更やプロトコル
変更等の各種設定を行わなければならず、面倒で操作性
が悪いものとなっている。また、回線種別に応じた設定
を誤った場合、最悪通信が行えないこともあり、非常に
使用性の悪いものになっている。
【0003】上記の不都合を解消するために、従来よ
り、通信装置に有線回線や無線回線を接続するための専
用のアダプタを用い、該アダプタ内にアダプタ識別信号
出力部を設けて、アダプタを通信装置に接続すれば、通
信装置が自動的に接続回線の種別を判定するようにした
ものがある。図16に示すように、この通信装置51
は、有線回線接続コネクタ55と、無線回線接続コネク
タ56と、外部制御端末接続コネクタ57とを備えてい
る。上記有線回線接続コネクタ55には有線回線接続用
アダプタ52が接続され、このアダプタ52を介して通
信装置51と有線回線との接続がなされる。上記無線回
線接続コネクタ56には無線回線接続用アダプタ53が
接続され、このアダプタ53を介して、通信装置51を
無線電話機が一般に有しているアナログ信号入出力端子
(オーディオ端子)に接続することで、無線回線との接
続がなされる。上記外部制御端末接続コネクタ57には
外部制御端末接続用アダプタ54が接続され、このアダ
プタ54を介して、通信装置51とノート型パーソナル
コンピュータ等の外部制御端末との接続がなされる。
【0004】上記通信装置51の要部の構成を図17に
示している。この通信装置51は、装置に接続されてい
る回線種別の判定を行う回線判定回路58と、公衆電話
回線網に対する通信制御を行うNCU(Network Contro
l Unit:網制御装置)59と、使用する回線の切り替え
を行う切替部60と、モデム61と、装置全体の動作を
制御するCPU(Central Processing Unit)62と、C
PU62の動作プログラムを格納したROM(Read Onl
y Memory) 63とを備えている。
【0005】上記CPU62は、外部制御端末から接続
回線情報を連絡するよう要求を受けた場合、回線判定回
路58からの回線判定信号に基づいて現在接続されてい
る回線が何かを判断し、接続されている回線に対応した
コードを外部制御端末へ出力するようになっている。そ
して、このコードを受け取った外部制御端末は、現在接
続されている回線に応じた各種設定値やプロトコルを決
定し、通信装置51を操作するようになっている。
【0006】上記通信装置51の回線判定回路58およ
び両回線接続用アダプタ52・53内部の概略の回路構
成を図18に示している。上記アダプタ52・53が通
信装置51のコネクタ55・56に接続された場合、有
線回線接続用アダプタ52および無線回線接続用アダプ
タ53の内部にて設定されているアダプタ識別信号a・
b・c・dが回線判定回路58へ入力され、該回線判定
回路58からは、上記識別信号a・b・c・dに応じた
回線判定信号e・fがCPU62へ送られる。各アダプ
タ52・53内に設定されているアダプタ識別信号a・
b・c・dは、有線回線接続用アダプタ52と無線回線
接続用アダプタ53とでは、別々の信号が設定されてい
る。
【0007】上記の回路例では、回路レベルhighを
“1”、回路レベルlowを“0”の論理であらわして
いる。有線回線接続用アダプタ52では識別信号aが
“1”、識別信号bが“0”に設定され、無線回線接続
用アダプタ53では識別信号cが“0”、識別信号dが
“1”に設定されている。この回路例では、両方のアダ
プタ52・53が接続されている場合、CPU62へ出
力される回線判定信号e・fは何れも“0”となり、両
方とも接続されていない場合は回線判定信号e・fが何
れも“1”となる。また、有線回線接続用アダプタ52
のみが接続されている場合、回線判定信号e・fは
“1”・“0”となり、無線回線接続用アダプタ53の
みが接続されている場合は“0”・“1”となる。CP
U62は、上記の回線判定回路58より送られる回線判
定信号e・fに基づいて、接続されている回線種別を判
断する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、通信装置51専用の有線回線接続用アダ
プタ52および無線回線接続用アダプタ53が必要であ
り、市販のケーブルや無線電話機に付属又はオプション
となっているケーブルをそのまま用いることができな
い。このため、メーカーにとっては、通信装置51専用
のオプションケーブルを開発しなければならず、その開
発に手間がかかる。また、ユーザーにとっては、通信装
置51に専用のオプションケーブルを購入する必要があ
り、購入コストが高くなる。
【0009】また、通信装置51を有線回線および/ま
たは無線回線に接続するには必ずアダプタ52・53が
必要となるため、装置本体にアダプタ52・53を接続
する分、装置が大型化するという問題がある。
【0010】本発明は、上記に鑑みなされたものであ
り、その目的は、ユーザーの使用性に優れた回線種別の
自動検知機能を備えたものであって、専用のアダプタが
不要であり、安価で小型の通信装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る通
信装置は、直流電流供給源を備えている有線回線(例え
ば、公衆電話回線網)と、ダイヤルトーン信号発信手段
を備えている無線回線(例えば、セルラー電話回線網)
との何れの回線にも接続可能であり、何れか一方の回線
を選択して通信するものであって、上記の課題を解決す
るために、以下の手段が講じられていることを特徴とし
ている。
【0012】即ち、上記通信装置は、オフフック状態の
ときに上記有線回線から供給される直流電流を検出する
直流電流検出手段と、オフフック状態のときに上記無線
回線から送信されるダイヤルトーン信号を検出するダイ
ヤルトーン信号検出手段と、上記直流電流検出手段およ
び上記ダイヤルトーン信号検出手段のそれぞれの検出結
果に基づいて、装置に接続されている回線種別を判断す
る接続回線検出手段とを備えている。
【0013】請求項2の発明に係る通信装置は、上記請
求項1の発明の構成において、上記直流電流検出手段
が、有線回線を用いた発呼後に有線回線に流れる電流の
方向変化を検出することによって有線回線の極性反転を
検出する極性反転検出回路であることを特徴としてい
る。
【0014】請求項3の発明に係る通信装置は、上記請
求項1の発明の構成において、上記直流電流検出手段
が、有線回線に流れる電流の有無を検出することによっ
てオンフック状態かオフフック状態かを検出するフック
状態検出回路であることを特徴としている。
【0015】請求項4の発明に係る通信装置は、上記請
求項1の発明の構成において、上記直流電流検出手段
が、通信中に有線回線に流れる電流が停止する期間を検
出することによってCPC信号を検出するCPC信号検
出回路であることを特徴としている。
【0016】
【作用】上記請求項1の発明の構成によれば、上記通信
装置は、オフフック状態のときに上記有線回線から供給
される直流電流を検出する直流電流検出手段を備えてい
る。上記通信装置に有線回線が接続されている場合、該
装置をオフフック状態にすれば、直流電流供給源を備え
た有線回線から直流電流が供給され、これが上記直流電
流検出手段によって検出される。一方、通信装置に有線
回線が接続されていなければ、該装置をオフフック状態
にしても、上記直流電流検出手段が有線回線に流れる直
流電流を検出することはできない。したがって、上記直
流電流検出手段の検出結果により、通信装置に有線回線
が接続されているか否かを判断できる。
【0017】また、上記通信装置は、オフフック状態の
ときに上記無線回線から送信されるダイヤルトーン信号
を検出するダイヤルトーン信号検出手段を備えている。
上記通信装置に無線回線が接続されている場合、該装置
をオフフック状態にすれば、無線回線からダイヤルトー
ン信号が送信され、これが上記ダイヤルトーン信号検出
手段によって検出される。一方、通信装置に無線回線が
接続されていなければ、該装置をオフフック状態にして
も、上記ダイヤルトーン信号検出手段がダイヤルトーン
信号を検出することはできない。したがって、上記ダイ
ヤルトーン信号検出手段の検出結果により、通信装置に
無線回線が接続されているか否かを判断できる。
【0018】そして、上記通信装置は、上記直流電流検
出手段および上記ダイヤルトーン信号検出手段のそれぞ
れの検出結果に基づいて、該装置に接続されている回線
種別を判断する接続回線検出手段とを備えており、従来
の通信装置には必要であった各回線専用のアダプタを用
いることなく、接続回線種別の自動検知が可能となって
いる。このため、通信装置と有線回線/無線回線との接
続には、市販のケーブルや無線電話機に付属又はオプシ
ョンとなっているケーブル等をそのまま用いることがで
き、また、専用アダプタが不要であるため、装置のコス
ト低減および装置の小型化が図れる。
【0019】上記請求項2の発明の構成によれば、有線
回線を用いた発呼後に有線回線に流れる電流の方向変化
を検出することによって有線回線の極性反転を検出する
極性反転検出回路を、接続回線種別の検出を行うことを
目的とした直流電流検出手段として兼用している。上記
極性反転検出回路は、有線回線に流れる電流の方向変化
を検出する回路であり、通信装置をオフフック状態にし
た場合に有線回線に流れる直流電流を検出することも当
然ながら可能である。
【0020】また、上記請求項3の発明の構成によれ
ば、有線回線に流れる電流の有無を検出することによっ
てオンフック状態かオフフック状態かを検出するフック
状態検出回路を、接続回線種別の検出を行うことを目的
とした直流電流検出手段として兼用している。また、上
記請求項4の発明の構成によれば、通信中に有線回線に
流れる電流が停止する期間を検出することによってCP
C信号を検出するCPC信号検出回路を、接続回線種別
の検出を行うことを目的とした直流電流検出手段として
兼用している。上記請求項3のフック状態検出回路およ
び上記請求項4のCPC信号検出回路は、基本的には、
通信装置がオフフック状態のときに有線回線に流れる直
流電流の有無を検出する回路であり、請求項1の直流電
流検出手段として兼用することも当然ながら可能であ
る。
【0021】上記請求項2、3、または4の構成のよう
に、従来より存在する極性反転検出回路、フック状態検
出回路、またはCPC信号検出回路を直流電流検出手段
として兼用すれば、部品点数や部品コストの増加、部品
の実装面積の増大を招来することなく、接続回線種別の
検出が可能となる。
【0022】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図8
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0023】本実施例に係る通信装置1は、図2に示す
ように、有線回線接続コネクタ(モジュラージャック)
2と、無線回線接続コネクタ3と、外部制御端末接続コ
ネクタ4とを備えている。上記有線回線接続コネクタ2
には、従来の様な専用のアダプタを介することなく有線
回線(ここでは公衆電話回線網)用のケーブル16(図
3参照)が接続される。また、上記無線回線接続コネク
タ3にも、専用のアダプタを介することなくセルラー電
話回線網等の無線回線用のケーブル17(図3参照)が
接続される。上記外部制御端末接続コネクタ4には、外
部制御端末接続用アダプタ15を介して、外部制御端末
が接続される。上記外部制御端末接続用アダプタ15
は、標準化されたコネクタ(例えば、シリアルポートや
プリンターポート等の端子対またはPCMCIAコネク
ター等)であるのが一般的である。
【0024】上記通信装置1の要部(制御系)の構成を
図3に示している。この通信装置1は、有線回線に対す
る通信制御を行うNCU5と、使用する回線の切り替え
を行う切替部6と、送信信号の変調および受信信号の復
調を行うモデム7と、装置全体の動作を制御するCPU
8と、CPU8の動作プログラムを格納したROM9と
を備えている。
【0025】上記の有線回線用ケーブル16は、上記有
線回線接続コネクタ2を介してNCU5に接続されてい
る。上記NCU5は、切替部6を介してモデム7に接続
されている。また、上記の無線回線用ケーブル17は、
無線回線接続コネクタ3および切替部6を介してモデム
7に接続されている。上記切替部6は、モデム7より出
力される通信信号およびモデム7に入力される通信信号
の信号経路を、NCU5または無線回線接続コネクタ3
に切り替える動作を行う。上記モデム7は、有線回線ま
たは無線回線からの受信信号を復調してCPU8へ出力
すると共に、CPU8から受け取った送信信号を変調し
て切替部6へ出力する。CPU8は、モデム7から受け
取った復調データを外部制御端末接続コネクタ4および
外部制御端末接続用アダプタ15(図2参照)を介して
外部制御端末に出力すると共に、外部制御端末から受け
取った送信データをモデム7へ出力する。また、上記C
PU8は、外部制御端末から送られてくる制御コマンド
(一般的にはATコマンド)を解釈し、該制御コマンド
に基づいて装置各部の動作を制御する。上記CPU8の
各種制御動作は、ROM9に格納さているプログラムに
基づいて実行される。
【0026】上記NCU5、切替部6およびモデム7の
動作は、上記CPU8によって制御される。例えば、上
記CPU8の制御により、上記NCU5によるオンフッ
ク/オフフックの切り替えが行われる。また、上記CP
U8の制御により、切替部6による通信信号の信号経路
の切り替えが行われる。通信信号のモデム7に対する通
信信号の入出力経路が有線回線側に切り替えられている
場合、モデム7から出力された通信信号は、切替部6か
らNCU5を通り、有線回線接続コネクタ2から有線回
線用ケーブル16へ送出される。また、無線回線側に切
り替えられている場合、通信信号は、切替部6から無線
回線接続コネクタ3を介して無線回線用ケーブル17へ
送出される。また、上記CPU8の制御により、使用回
線が有線回線か無線回線かに応じてモデム7の設定値が
変更される。上記CPU8は、切替部6を有線回線側
(または無線回線側)に切り替える制御を行った場合、
それに応じてモデム7の設定値を変更する。これによ
り、モデム7へ入出力される通信信号は有線回線信号
(または無線回線信号)として処理される。
【0027】尚、モデム7とCPU8あるいはモデム7
とCPU8とROM9とを統合したモデムチップも知ら
れており、図4に、モデム7とCPU8とROM9とを
統合したモデムチップ14を用いた通信装置1の制御系
を示している。この場合、モデムチップ14の内部の接
続は、図3の装置と同様であり、その動作および機能に
ついても、図3の装置と変わりが無い。
【0028】上記通信装置1において、本発明に係る重
要な部分の詳細を図1に示している。同図に示すよう
に、上記NCU5は、有線回線から直流電流が供給され
ているか否かを検出する直流電流検出回路10(直流電
流検出手段)と、有線回線をオフフックまたはオンフッ
クするための直流閉結用の回線閉結部11と、有線回線
との間の信号入出力を直流絶縁した状態で行うための絶
縁トランス12と、有線回線から送信されてくる呼び出
し信号(電鈴を鳴動させるための信号)を検出する呼び
出し信号検出部13とを備えている。
【0029】尚、図1中に参照番号16a・16bで示
すラインは、有線回線の2線式信号を伝送する有線回線
用ケーブル16の2本のラインであり、以下、一方のラ
インを第1ライン16a、他方のラインを第2ライン1
6bと称する。
【0030】通信装置1に有線回線が接続されている場
合、自動的に切替部6が有線回線側に切り替えられ(詳
細は後述)、このとき有線回線から呼び出し信号が送ら
れてきた場合、これが上記呼び出し信号検出部13にて
検出され、呼び出し信号検出部13からCPU8へ検出
信号が送られる。この場合、CPU8は回線閉結部11
を閉じるように制御してオフフック状態にする。
【0031】上記直流電流検出回路10は、通信装置1
に有線回線が接続されているか否かを検出するための回
路であって、フォトダイオード10bとフォトトランジ
スタ10fとから構成されるフォトカプラ、フォトダイ
オード10cとフォトトランジスタ10eとから構成さ
れるフォトカプラ、および上記2つのフォトカプラに流
れる電流を制限するための3つの抵抗10a・10h・
10gから構成されている。
【0032】上記2つのフォトカプラのフォトダイオー
ド10b・10cは、それぞれの陽極と陰極とが相互に
接続された並列回路をなし、この並列回路が、有線回線
用ケーブル16の第1ライン16aと接続されるライン
5aに付加されている。したがって、上記2つのフォト
カプラによって、上記ライン5aに流れる電流を双方向
に検出できる。このように双方向の電流検出を行うの
は、オフフックのときに回線に流れる直流電流の方向
が、2線式回線の極性によって変化する(第1ライン1
6aと第2ライン16bとで、どちらの電位が高いかわ
からない)ためである。勿論、上記2つのフォトカプラ
を第2ライン16bと接続されるライン5bに設けても
よい。上記2つのフォトカプラの各フォトトランジスタ
10e・10fのコレクタは相互に接続され、1本の信
号ラインにてCPU8へ入力されている。
【0033】通信装置1に有線回線が接続されている場
合、回線閉結部11を閉じてオフフック状態にすれば、
有線回線の交換機−2線式回線(加入者線)−通信装置
1によって直流回路が形成され、有線回線の交換機内の
直流電流供給源から通信装置1へ直流電流が供給され
る。この有線回線から供給される電流がNCU5内のラ
イン5aに流れ、フォトダイオード10bまたは10c
の何れかが発光し、これにより、フォトトランジスタ1
0eまたは10fの何れかがONしてコレクタ電流が流
れ、ハイレベルの直流電流検出信号がCPU8へ送られ
る。
【0034】上記CPU8は、上記直流電流検出回路1
0からの直流電流検出信号と、モデム7を介して入力さ
れるダイヤルトーン信号(詳細は後述)とに基づいて、
通信装置1に接続されている回線種別を判定し、その判
定結果を外部制御端末へ通知するようになっている。そ
して、外部制御端末は、通信装置1より送られてくる接
続回線情報に基づき、現在接続されている回線に適した
設定値やプロトコルを決定し、通信装置1を操作して通
信を行う。
【0035】ここで、外部制御端末が上記通信装置1を
用いて通信を行う際の動作を、図5および図6のフロー
チャートを用いて説明する。
【0036】図5はメインルーチンを示している。同図
に示すように、先ず、通信装置1に現在接続されている
回線の判定処理を行う(S1)。この接続回線の判定処
理を図6に示す。外部制御端末は、接続回線情報の送信
要求を行うコマンド(接続回線情報送信要求コマンド)
を通信装置1へ送出する(S12)。この後、通信装置
1から返信される接続回線情報を受け取るまで待機し、
該接続回線情報を受信すると(S13においてYE
S)、受信した接続回線情報に基づいて接続回線を判定
する(S14)。この後、再び図5のメインルーチンに
戻る。
【0037】上記S1の接続回線の判定処理の結果、有
線回線および無線回線が何れも接続されていないと判定
された場合(S2においてYES)、例えば、通信不可
能である旨の表示を表示部に表示する等のエラー処理を
行う(S3)。一方、回線が接続されている場合(S2
においてNO)、接続回線が有線回線か無線回線かによ
って各種設定処理を分岐する。接続回線が有線回線と判
定された場合(S4)、有線回線用設定値の設定(S
5)、有線回線用プロトコルの選択(S6)、および通
信経路の設定(S7)を行い、また、接続回線が無線回
線と判定された場合(S4)は、無線回線用設定値の設
定(S8)、無線回線用プロトコルの選択(S9)、お
よび通信経路の設定(S10)を行う。
【0038】尚、上記のプロトコルの選択処理(S6、
S9)において、有線回線用と無線回線とのプロトコル
がそれぞれ一種類ずつしかない場合は、外部制御端末が
自動的に何れかのプロトコルを選択・決定する。また、
有線回線用および/または無線回線のプロトコルが複数
種類存在する場合、選択可能なプロトコルを表示部に表
示してユーザーの選択を待ち、ユーザーの選択操作に応
じてプロトコルを決定する。
【0039】また、上記の通信経路の設定(S7、S1
0)とは、通信装置1内における通信信号の入出力経路
の切り替えを、通信装置1へ指示する処理であり、通信
装置1は、外部制御端末からの指示に従って切替部6を
制御する。
【0040】外部制御端末は、上記の全ての設定が完了
した後、通信処理を実行する(S11)。
【0041】次に、通信装置1が外部制御端末から接続
回線情報の送信要求を受けた場合の通信装置1内のCP
U8の動作を、図7および図8のフローチャートを用い
て説明する。
【0042】図7はメインルーチンを示している。同図
に示すように、通信装置1内のCPU8は、待機状態で
は、装置内部の処理要求と、外部制御端末からの要求コ
マンドとを待つ(S20およびS21)。内部処理要求
が有る場合(S20においてYES)、その処理を実行
し(S22)、処理終了時に待機状態に戻る。
【0043】外部制御端末から要求コマンドを受信した
場合(S21においてYES)、受信コマンドの解釈を
行い(S23)、該コマンドが接続回線情報送信要求コ
マンド(以下、接続回線コマンドと称する)以外であれ
ば(S24においてNO)、そのコマンド処理を実行し
(S25)、処理終了時に待機状態に戻る。
【0044】上記の受信コマンドが接続回線コマンドで
あれば(S24においてYES)、現在接続されている
回線の判定処理を行う(S26)。この接続回線の判定
処理を図8に示す。先ず、CPU8は、図1に示す回線
閉結部11を閉じるように制御する(S33)。このと
き、通信装置1に有線回線が接続されているならば、有
線回線から供給される直流電流がNCU5内のライン5
a・5bに流れる。この場合、フォトダイオード10b
または10cの何れかに直流電流が流れて発光し、これ
により、フォトトランジスタ10eまたは10fの何れ
かがONしてコレクタ電流が流れ、直流電流検出回路1
0からハイレベルの直流電流検出信号がCPU8へ送ら
れる。一方、通信装置1に有線回線が接続されていなけ
れば、回線閉結部11が閉じてもNCU5内のライン5
a・5bには直流電流が流れないため、フォトトランジ
スタ10e・10fが何れもONしない。この場合、直
流電流検出回路10の出力はローレベルのままであり、
CPU8にはハイレベルの直流電流検出信号が送られな
い。
【0045】CPU8は、上記直流電流検出回路10か
ら信号を入力し(S34)、このときの入力信号がハイ
レベルの直流電流検出信号か否かを判断する(S3
5)。そして、上記の入力信号がハイレベルの直流電流
検出信号であれば(S35においてYES)、有線回線
が接続されていると判定する(S36)。
【0046】一方、上記の入力信号がローレベルの場合
は、無線回線のみが接続されているか、または何れの回
線も接続されていないことになる。そこで、この場合、
CPU8は、無線回線の接続の有無を判断するための以
下の処理を実行する。
【0047】即ち、直流電流検出回路10からの入力信
号がローレベルであれば(S35においてNO)、切替
部6の現在の切り替え状態が無線回線側になっているか
否かを判断し(S37)、無線回線側になっていなけれ
ば、切替部6を無線回線側に切り替えるように制御する
(S38)。この後、CPU8は、無線回線側をオフフ
ック状態にして無線回線からのダイヤルトーン(発信
音)信号をモデム7にて検出する(S39)。尚、上記
モデム7およびCPU8(ROM9に格納されたダイヤ
ルトーン信号検出プログラムを実行するCPU8)によ
って、特許請求の範囲に記載のダイヤルトーン信号検出
手段が構成されている。
【0048】本実施例では、通信装置1の無線回線接続
コネクタ3と無線電話機のアナログ信号入出力端子(オ
ーディオ端子)とをケーブルを介して接続することで、
通信装置1の無線回線への接続が行われている。無線回
線をオフフックにする場合、無線電話機のフック部をオ
フフックにするための制御信号を、無線電話機へ出力す
ることによって行われる。
【0049】上記のダイヤルトーン信号とは、加入者端
末がオンフック状態からオフフック状態へ遷移したこと
を回線の交換機が検出した場合に、交換機から加入者端
末へ、通信可能(発呼可能)状態を通知するために送信
される信号(ハンドセットをあげてすぐに聞こえてくる
発信音の信号)である。公衆電話回線網等の有線回線の
交換機や、セルラー電話回線網等の無線回線の交換機
は、上記のダイヤルトーン信号を回線に送出するダイヤ
ルトーン信号発信手段を備えている。
【0050】CPU8は、モデム7からのダイヤルトー
ン信号を検出すれば(S40においてYES)、無線回
線が接続されていると判定する(S41)。一方、上記
ダイヤルトーン信号を検出できなければ(S40におい
てNO)、何れの回線も接続されていないと判定する
(S42)。
【0051】上記図8のフローチャートに従った接続回
線の判定処理により、有線回線の接続、無線回線の接
続、および両方の回線の未接続が検出できる。特許請求
の範囲に記載の接続回線検出手段は、上記図8のフロー
チャートに従った接続回線の判定処理プログラムを格納
したROM9(図3または図4参照)と、該プログラム
を実行するCPU8とによって構成される。この判定処
理の終了後、再び図7のメインルーチンに戻る。
【0052】上記の接続回線の判定処理(S26)の結
果、有線回線が接続されていると判定された場合(S2
7においてYES)、有線回線用の各種設定を行う(S
29)。この設定処理には、外部制御端末へ送信する接
続回線情報としてのコードの設定(有線回線のコードの
設定)や、内部タイマの時間設定等の処理が含まれる。
また、無線回線が接続されていると判定された場合(S
28においてYES)、上記と同様に無線回線用の各種
設定を行う(S30)。また、回線未接続と判定された
場合(S28においてNO)、回線未接続状態を示すコ
ードの設定を行う(S31)。
【0053】上記S29〜S31の何れかの設定処理を
終えた後、設定コードを接続回線情報として外部制御端
末へ返信する(S32)。この後は再度S20に戻って
待機状態となり、内部要求や外部制御端末からの要求を
待つ。
【0054】尚、上記では、CPU8が直流電流検出回
路10からハイレベルの直流電流検出信号を入力した時
点で、有線回線が接続されていると判定し(図8のS3
5およびS36)、接続回線情報として有線回線のコー
ドを外部制御端末へ送信するようになっている。直流電
流検出回路10からのハイレベルの直流電流検出信号に
より、少なくとも有線回線が接続されていることがわか
るが、有線回線だけでなく無線回線も接続されている可
能性もある。但し、有線回線と無線回線とが両方とも接
続されている場合には、通信速度が早く、且つ通信料金
的にも安価な有線回線を用いる方が有利なので、有線回
線を選択することになるため、少なくとも有線回線が接
続されていることさえ判れば、敢えて、有線回線だけが
接続されているのか、或いは有線回線と無線回線とが両
方とも接続されているのかを確認する必要はない。勿
論、CPU8が直流電流検出回路10からハイレベルの
直流電流検出信号を入力したときも、切替部6を無線回
線側に切り替えてモデム7からのダイヤルトーン信号を
検出すれば、有線回線だけが接続されているのか、両方
の回線が接続されているのかを判定することは可能であ
る。
【0055】以上のように、本実施例の通信装置1は、
公衆電話回線網のような直流電流供給源を備えている有
線回線と、セルラー電話回線網のようなダイヤルトーン
信号発信手段を備えている無線回線との何れの回線にも
接続可能であり、何れか一方の回線を選択して通信する
ものであって、オフフック状態のときに上記有線回線か
ら供給される直流電流を検出する直流電流検出回路10
と、オフフック状態のときに上記無線回線から送信され
るダイヤルトーン信号を検出するダイヤルトーン信号検
出手段(モデム7およびCPU8)と、上記直流電流検
出回路10および上記ダイヤルトーン信号検出手段のそ
れぞれの検出結果に基づいて、該通信装置1に接続され
ている回線が有線回線か、無線回線か、或いは両回線未
接続かを判断する接続回線検出手段(CPU8)とを備
えている構成である。
【0056】これにより、現在の回線の接続状態が通信
装置1において自動的に検知されるので、接続されてい
る回線種別に応じて、システム(ここでは通信装置1と
外部制御端末とからなるシステム)が決定する各種の通
信設定値を自動設定することができる。また、回線種別
が判別しても一義的に定まらない設定項目があっても、
その設定項目に対して有線回線用と無線回線用とで別々
の選択メニューを用意しておいて、判定された回線種別
に応じた選択メニューを表示部に表示すれば、ユーザー
は迷うことなく確実な選択操作が可能となり、ユーザー
の使用性に優れたシステムを容易に構築できる。
【0057】また、本実施例の通信装置1は、回線種別
の自動検知機能を備えた従来の通信装置には必要であっ
た各回線専用のアダプタが不要であり、市販のケーブル
や無線電話機に付属又はオプションとなっているケーブ
ルをそのまま用いることができる。このように専用アダ
プタが不要であるため、装置のコスト低減および装置の
小型化が図れる。
【0058】また、従来の各回線専用のアダプタを用い
て回線種別を自動検知する構成では、アダプタそのもの
が有線回線または無線回線に接続されていなくても、通
信装置にアダプタが接続されていれば、回線が接続され
ていると判定されることになる。これに対して、本実施
例の通信装置1では、有線回線から供給される直流電流
および無線回線からのダイヤルトーン信号を検出して回
線接続の有無を判断するようになっているので、確実に
回線接続の有無および接続回線の種別を判定できる。
【0059】〔実施例2〕次に、本発明のその他の実施
例を図9ないし図11に基づいて説明すれば、以下の通
りである。尚、説明の便宜上、上記実施例にて示した部
材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を
付記し、その説明を省略する。
【0060】本実施例に係る通信装置1は、従来より自
動ダイヤル機能を有する端末装置に具備されている極性
反転検出回路を、接続回線種別の検出を行うことを目的
とした直流電流検出手段として兼用するものである。
【0061】上記の極性反転検出回路とは、2線式の有
線回線の極性反転を検出する回路である。上記の極性反
転は、有線回線にて発呼を行った場合において、呼び出
される側(着呼側)が発呼に応じてオフフック状態にな
った事を、有線回線の交換機が検出し、交換機が発呼側
の回線の地極と電位を反転させる(2線式の有線回線に
おける2本の回線ラインの電位を反転させる)ことで、
発呼側に着呼側が応答したことを知らせるためのもので
ある。
【0062】有線回線にて発呼を行った際の2線式回線
の電位の変化を示す図10のタイミングチャートを用い
て、上記の極性反転を説明する。尚、同図では、2線式
回線の一方のラインを回線1(図1の有線回線用ケーブ
ル16の第1ライン16aに対応)、他方のラインを回
線2(図1の有線回線用ケーブル16の第2ライン16
bに対応)としている。図1の回線閉結部11が開かれ
たオンフック状態から、時間t1 にて回線閉結部11が
閉じてオフフック状態に移行した場合、有線回線から直
流電流が供給され、例えば回線2がハイレベルになった
とする。この状態で通信装置1が発呼を行った後、着呼
側がオフフックに移行したタイミングt2 で、回線1が
ローレベルからハイレベルへ、回線2がハイレベルから
ローレベルへそれぞれ切り替わる(回線1と回線2との
極性が入れ代わる)。これが極性反転であり、このと
き、回線1および回線2を流れる直流電流の方向が逆に
なる。
【0063】図9に、上記の極性反転検出回路10′の
概略の回路構成を示している。この極性反転検出回路1
0′は、図1に示すNCU5内に設けられる。本実施例
の通信装置1のハード構成は、前記実施例1の直流電流
検出回路10の代わりに上記極性反転検出回路10′を
用いた以外は、全て実施例1と同じである。前記実施例
1の直流電流検出回路10(図1参照)と本実施例の極
性反転検出回路10′(図9参照)との違いは、フォト
トランジスタ10e・10fのコレクタが相互に接続さ
れて1本の信号ラインにてCPU8へ入力されている
(直流電流検出回路10の場合)か、或いはフォトトラ
ンジスタ10e・10fのコレクタが相互接続されるこ
となく2本の信号ラインにてCPU8へ入力されている
(極性反転検出回路10′の場合)かという点だけであ
り、その他の構成は全て同じである。上記極性反転検出
回路10′では、直流電流の方向を検出する必要がある
ため、CPU8に接続される信号ラインが直流電流検出
回路10よりも1本多くなっている。
【0064】上記の極性反転が起きた場合、回線1およ
び回線2を流れる直流電流の方向が逆になり、したがっ
て、NCU5内のライン5a・5bに流れる直流電流の
方向が変化する。極性反転前のオフフック状態におい
て、仮にフォトダイオード10cに電流が流れていれ
ば、フォトダイオード10bには電流は流れない。この
ときは、フォトダイオード10cと対になっているフォ
トトランジスタ10eのみにコレクタ電流が流れ、図9
に示す信号ラインAがハイレベル、信号ラインBがロー
レベルとなる。この状態で極性反転が起きれば、フォト
ダイオード10cに電流が流れず、フォトダイオード1
0bに電流が流れる。この極性反転によってフォトダイ
オード10bと対になっているフォトトランジスタ10
fのみにコレクタ電流が流れ、信号ラインAがローレベ
ル、信号ラインBがハイレベルに切り替わる。CPU8
は、上記の極性反転検出回路10′の出力信号の変化か
ら、極性反転を検出することができる。
【0065】自動ダイヤル時における上記通信装置1の
CPU8の動作を、図11のフローチャートを参照して
以下に説明する。
【0066】外部制御端末からの要求コマンドが、ダイ
ヤル発呼要求コマンドであった場合、外部制御端末より
送られる電話番号情報(一桁ではなく電話番号列デー
タ)を受け取り(S50)、この電話番号情報を有線回
線へ出力するダイヤル発呼処理(S51)を行った後、
極性反転検出回路10′からの出力信号を監視して極性
反転が起きるのを待つ(S52)。極性反転が検出され
ない場合(S53においてNO)、予め設定された検出
時間を越えていないかを確認する(S54)。設定時間
を越えていない場合は、再びS52で極性反転を待ち、
設定時間を越えた場合は、以降の処理を中断する(S5
5)。また、S52にて極性反転が検出された場合は、
以降の処理を継続する(S56)。
【0067】上記の極性反転検出回路10′を、有線回
線から供給される直流電流を検出する直流電流検出手段
として兼用すれば、前記実施例1と同様に、接続回線種
別の検出を行うことができる。即ち、通信装置1に有線
回線が接続されていれば、回線閉結部11を閉じてオフ
フック状態にすれば、有線回線から供給される直流電流
によって極性反転検出回路10′のフォトトランジスタ
10e・10fの何れか一方がONとなり、2本の出力
信号ラインA・Bの何れか一方がハイレベルとなる。こ
れをもって、有線回線から供給される直流電流を検出す
ることができ、この極性反転検出回路10′の出力信号
を直流電流検出信号とすれば、前記実施例と同様の動作
によって、接続回線種別の検出を行うことができる。
【0068】以上のように、本実施例に係る通信装置1
は、有線回線を用いた発呼後に有線回線に流れる電流の
方向変化を検出することによって有線回線の極性反転を
検出する極性反転検出回路10′を、接続回線種別の検
出を行うことを目的とした直流電流検出手段として兼用
した構成である。
【0069】このように、従来より自動ダイヤル機能を
有する装置に内蔵されている極性反転検出回路10′
を、接続回線種別の検出を行うための直流電流検出手段
としてそのまま用いれば、部品点数や部品コストの増
加、部品の実装面積の増大を招来することなく、有線回
線/無線回線の判定が可能となる。
【0070】〔実施例3〕次に、本発明のその他の実施
例を図12および図13に基づいて説明すれば、以下の
通りである。尚、説明の便宜上、上記実施例にて示した
部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号
を付記し、その説明を省略する。
【0071】本実施例に係る通信装置1は、従来より装
置内CPUの制御以外にも有線回線のオンフック/オフ
フックが切り替えられる端末装置に具備されているフッ
ク状態検出回路を、接続回線種別の検出を行うことを目
的とした直流電流検出手段として兼用するものである。
【0072】CPU8の制御以外にも、例えば、ユーザ
ーがハンドセットを取ることで回線閉結部11のスイッ
チがONしてオフフック状態となる場合、CPU8は、
フック状態を認識した上で通信動作を行う必要がある。
【0073】オンフック/オフフックを検出する方法と
しては、従来より、回線接続するフックスイッチと連動
するフック状態検出スイッチを用いる方法と、有線回線
に流れる直流電流を検出する方法が知られている。本実
施例では、後者の方法を用いフック状態を検出する。
【0074】図12に、上記のフック状態検出回路10
0の概略の回路構成を示している。このフック状態検出
回路100は、図1に示すNCU5内に設けられる。上
記フック状態検出回路100は、前記実施例1の直流電
流検出回路10(図1参照)と同じ構成であり、したが
って、本実施例の通信装置1のハード構成は、前記実施
例1と同じである。
【0075】通信装置1に有線回線が接続されている状
態で、ユーザーが、ハンドセットを取る等の挙動を行う
と、CPU8による制御なしに回線閉結部11が閉じら
れてオフフック状態になり、有線回線に直流電流が流
れ、このときフック状態検出回路100からはハイレベ
ルの検出信号がCPU8へ出力される。オンフック状態
のときは有線回線に直流電流が流れないので、フック状
態検出回路100の出力はローレベルである。したがっ
て、CPU8は、フック状態検出回路100の出力か
ら、有線回線のフック状態を判断できる。
【0076】本実施例の通信装置1のCPU8によるフ
ック状態検出動作を、図13のフローチャートを参照し
て以下に説明する。
【0077】上記CPU8は、上記フック状態検出回路
100から検出信号を入力し(S60)、その入力信号
レベルがハイレベルかローレベルかを判断する(S6
1)。上記の入力信号レベルがローレベルであれば、オ
ンフック状態と判定し(S62)、オンフックでの処理
を継続する(S63)。一方、フック状態検出回路10
0からの入力信号レベルがハイレベルであれば、オフフ
ック状態と判定し(S63)、続いて、CPU8自身が
オフフック制御を行ったか否かを判断する(S64)。
上記S64でYESの場合、現在の有線回線の状態がC
PU8によるオフフック状態と判定し(S65)、CP
U8によるオフフック処理を継続する(S66)。ま
た、上記S64でNOの場合、現在の有線回線の状態が
ユーザーオフフック状態と判定し(S67)、ユーザー
によるオフフック処理を継続する(S68)。
【0078】上記のフック状態検出回路100を、有線
回線から供給される直流電流を検出する直流電流検出手
段として兼用すれば、前記実施例1と同様に、接続回線
種別の検出を行うことができる。本実施例における通信
装置1の接続回線種別の検出動作は、直流電流検出回路
10の代わりにフック状態検出回路100の出力信号を
直流電流検出信号とすること以外は、前記実施例1と同
様であり、ここではその説明を省略する。
【0079】以上のように、本実施例に係る通信装置1
は、有線回線に流れる電流の有無を検出することによっ
て、オンフック状態かオフフック状態かを検出するフッ
ク状態検出回路100を、接続回線種別の検出を行うこ
とを目的とした直流電流検出手段として兼用した構成で
ある。
【0080】このように、従来より装置内CPUの制御
以外にも有線回線のオンフック/オフフックを切り替え
ることができる装置に内蔵されているフック状態検出回
路100を、接続回線種別の検出を行うための直流電流
検出手段としてそのまま用いれば、部品点数や部品コス
トの増加、部品の実装面積の増大を招来することなく、
有線回線/無線回線の判定が可能となる。
【0081】〔実施例4〕次に、本発明のその他の実施
例を図12、図14、および図15に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、上記実施例
にて示した部材と同一の機能を有する部材については、
同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0082】本実施例に係る通信装置1は、従来よりC
PC信号に基づいて通信制御を行う機能を有する端末装
置に具備されているCPC信号検出回路を、接続回線種
別の検出を行うことを目的とした直流電流検出手段とし
て兼用するものである。
【0083】米国等の一部の地域では、有線回線の使用
時、受信側(着呼側)に、発呼先がオフフックからオン
フックに移行した(発呼側が回線を切った)ことを知ら
せるため、CPC信号と呼ばれる一時的にフラッシュ状
態となる信号が、受信側の有線回線に送られるようにな
っている。上記のフラッシュ状態とは、オフフック状態
のときに、一定期間、有線回線からの電流供給が停止す
る状態である。
【0084】2線式回線の電位の変化を示す図14のタ
イミングチャートを用いて、上記のCPC信号を説明す
る。尚、同図では、2線式回線の一方のラインを回線1
(図1の有線回線用ケーブル16の第1ライン16aに
対応)、他方のラインを回線2(図1の有線回線用ケー
ブル16の第2ライン16bに対応)としている。図1
の回線閉結部11が開かれたオンフック状態から、有線
回線からの呼び出し信号に応じて、時間t11にて回線閉
結部11を閉じてオフフック状態に移行する。この場
合、有線回線から直流電流が供給され、例えば回線2が
ハイレベルになる。この後、有線回線を使用した通信
(通話)が行われ、発呼側が回線を切断した時間t
12で、有線回線の交換機からの電流供給が停止する。こ
の電流供給の停止時間は予め定められており、一定時間
後の時間t13にて交換機からの電流供給が再開される。
このオフフック中における時間t12から時間t13までの
一時的な電流ストップ(フラッシュ)がCPC信号であ
る。
【0085】上記のCPC信号は、有線回線に流れる直
流電流の有無を検出することにより検出することがで
き、図12に、CPC信号を検出するCPC信号検出回
路200の概略の回路構成を示している。このCPC信
号検出回路200は、図1に示すNCU5内に設けられ
る。上記CPC信号検出回路200は、前記実施例1の
直流電流検出回路10(図1参照)と同じ構成であり、
したがって、本実施例の通信装置1のハード構成は、前
記実施例1と同じである。
【0086】発呼側との通信(通話)中は、有線回線の
交換機より直流電流が供給されており、このとき、上記
CPC信号検出回路200からはハイレベルの検出信号
がCPU8へ出力されている。発呼側が回線を切断する
ことにより有線回線から通信装置1へCPC信号が送ら
れると、CPC信号の送信期間中は交換機からの直流電
流の供給がストップするので、上記CPC信号検出回路
200の出力は一定期間ローレベルとなる。CPU8
は、ROM9(図3または図4参照)内に格納されたC
PC信号検出プログラムに従って、オフフック中(発呼
側との通信中)のCPC信号検出回路200の出力信号
を監視し、CPC信号の受信を判断する。
【0087】本実施例の通信装置1のCPU8によるC
PC信号検出動作を、図15のフローチャートを参照し
て以下に説明する。
【0088】上記CPU8は、CPC信号検出回路20
0から信号を入力し(S70)、その入力信号レベルが
ハイレベルかローレベルかを判断する(S71)。上記
の入力信号レベルがハイレベルの間は、発呼側との通信
を継続する(S72)。
【0089】S71においてCPC信号検出回路200
からの入力信号レベルがローレベルになった場合、一定
時間(CPC信号の規定時間よりも短い時間)待ち状態
となり(S73)、その後、CPC信号検出回路200
から信号を入力する(S74)。そして、上記の入力信
号レベルがローレベルのままであるか否かを確認し(S
75)、ここで入力信号レベルがハイレベルであれば、
処理を先頭(S70)に戻す。S75において入力信号
レベルがローレベルのままであれば、規定回数の検出ル
ープ(S73〜S76)をまわったかを確認する(S7
6)。このS76の確認回数(検出ループの処理回数)
と上記S73の待ち時間との積が、略、CPC信号の規
定時間になるように設定されている。規定回数の検出ル
ープ処理を終えた後、一定時間待ち(S77)、再度、
CPC信号検出回路200からの信号を入力する(S7
8)。そして、上記の入力信号レベルがハイレベルに切
り替わったか否かを確認し(S79)、ここで入力信号
レベルがローレベルのままであれば、CPC信号の信号
幅を越えていると判断し、処理を先頭(S70)に戻
す。S79において入力信号レベルがハイレベルであれ
ば、有線回線からCPC信号を入力したと判断する(S
80)。CPU8は、CPC信号検出後、所定のプログ
ラムを実行することになる。
【0090】上記のシーケンスでは、ノイズ等による誤
検出を回避するために、上記のS73〜S75にてCP
C信号の規定信号幅より短くないことを、また、S77
〜S79にてCPC信号の規定信号幅を越えていないこ
とを確認している。
【0091】上記のCPC信号検出回路200を、有線
回線から供給される直流電流を検出する直流電流検出手
段として兼用すれば、前記実施例1と同様に、接続回線
種別の検出を行うことができる。本実施例における通信
装置1の接続回線種別の検出動作は、直流電流検出回路
10の代わりにCPC信号検出回路200の出力信号を
直流電流検出信号とすること以外は、前記実施例1と同
様であり、ここではその説明を省略する。
【0092】以上のように、本実施例に係る通信装置1
は、通信中に有線回線に流れる電流が停止する期間を検
出することによってCPC信号を検出するCPC信号検
出回路200を、接続回線種別の検出を行うことを目的
とした直流電流検出手段として兼用した構成である。
【0093】このように、従来よりCPC信号に基づい
て通信制御を行う機能を有する装置に内蔵されているC
PC信号検出回路200を、接続回線種別の検出を行う
ための直流電流検出手段としてそのまま用いれば、部品
点数や部品コストの増加、部品の実装面積の増大を招来
することなく、有線回線/無線回線の判定が可能とな
る。
【0094】ところで、特開平5−48771号公報に
は、PSTN回線とISDN回線とを接続し、その内の
一方の回線を選択使用して通信する通信装置が開示され
ているが、この場合、回線の選択は、ユーザーの入力操
作により行われており、また、接続回線が何れも有線回
線であることから、本発明とは区別されるものである。
【0095】また、特開昭62−125763号公報に
は、直流分岐装置を用いた分岐制御方式が開示されてい
るが、これは、1つの回線(有線回線)に接続できる制
御端末の数を増やすことを目的としたものであって、有
線回線/無線回線の自動検出については何ら言及されて
おらず、本発明とは区別されるものである。
【0096】また、特開平1−129649号公報に
は、フックスイッチ状態(画像データ通信等を行うデー
タ通信部と並列に接続される電話機の状態)の検出方法
が開示されているが、これは、本発明のようにフックス
イッチの状態検出部が有線回線/無線回線の接続検出部
を兼ねたものではなく、本発明とは区別されるものであ
る。
【0097】尚、上記の実施例では、通信装置1に外部
制御端末が接続されるようになっているが、通信装置1
が端末装置に内蔵されていてもよい。本発明の通信装置
は、有線回線および無線回線を媒体として通信を行う端
末装置、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ、サ
ブノート型パーソナルコンピュータ、ポケットコンピュ
ータ、電子手帳、携帯ファクシミリ端末、携帯データ通
信端末、電話機等に内蔵される、或いは外部接続される
ものである。
【0098】上記の各実施例は、あくまでも、本発明の
技術内容を明らかにするものであって、そのような具体
例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、
本発明の精神と特許請求の範囲内で、いろいろと変更し
て実施することができるものである。
【0099】
【発明の効果】請求項1の発明に係る通信装置は、以上
のように、オフフック状態のときに有線回線から供給さ
れる直流電流を検出する直流電流検出手段と、オフフッ
ク状態のときに無線回線から送信されるダイヤルトーン
信号を検出するダイヤルトーン信号検出手段と、上記直
流電流検出手段および上記ダイヤルトーン信号検出手段
のそれぞれの検出結果に基づいて、装置に接続されてい
る回線種別を判断する接続回線検出手段とを備えている
構成である。
【0100】それゆえ、従来の通信装置には必要であっ
た各回線専用のアダプタを用いることなく、接続回線種
別の自動検知を実現できる。したがって、通信装置と有
線回線/無線回線との接続には、市販のケーブル等をそ
のまま用いることができ、また、専用アダプタが不要で
あることより、装置のコスト低減および装置の小型化が
図れるという効果を奏する。
【0101】請求項2の発明に係る通信装置は、以上の
ように、上記請求項1の発明の構成において、上記直流
電流検出手段が、有線回線を用いた発呼後に有線回線に
流れる電流の方向変化を検出することによって有線回線
の極性反転を検出する極性反転検出回路である構成とな
っている。
【0102】このように、従来より存在する極性反転検
出回路を、接続回線種別の検出を行うことを目的とした
直流電流検出手段として兼用すれば、上記請求項1の効
果に加えて、部品点数や部品コストの増加、部品の実装
面積の増大を招来することなく、接続回線種別の検出が
可能となるという効果を併せて奏する。
【0103】請求項3の発明に係る通信装置は、以上の
ように、上記請求項1の発明の構成において、上記直流
電流検出手段が、有線回線に流れる電流の有無を検出す
ることによってオンフック状態かオフフック状態かを検
出するフック状態検出回路である構成となっている。
【0104】このように、従来より存在するフック状態
検出回路を、接続回線種別の検出を行うことを目的とし
た直流電流検出手段として兼用すれば、上記請求項1の
効果に加えて、部品点数や部品コストの増加、部品の実
装面積の増大を招来することなく、接続回線種別の検出
が可能となるという効果を併せて奏する。
【0105】請求項4の発明に係る通信装置は、以上の
ように、上記請求項1の発明の構成において、上記直流
電流検出手段が、通信中に有線回線に流れる電流が停止
する期間を検出することによってCPC信号を検出する
CPC信号検出回路である構成となっている。
【0106】このように、従来より存在するCPC信号
検出回路を、接続回線種別の検出を行うことを目的とし
た直流電流検出手段として兼用すれば、上記請求項1の
効果に加えて、部品点数や部品コストの増加、部品の実
装面積の増大を招来することなく、接続回線種別の検出
が可能となるという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、通信装置
の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】上記通信装置の外観形状を示す概略の斜視図で
ある。
【図3】上記通信装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図4】上記通信装置のその他の概略構成(モデムとC
PUとROMとを統合したモデムチップを用いた構成)
を示すブロック図である。
【図5】上記通信装置に接続された外部制御端末の通信
時の動作を示すフローチャートである。
【図6】上記外部制御端末による接続回線の判定処理を
示すフローチャートである。
【図7】上記通信装置が外部制御端末から接続回線情報
の送信要求を受けた場合における通信装置内のCPUの
動作を示すフローチャートである。
【図8】上記通信装置のCPUによる接続回線の判定処
理を示すフローチャートである。
【図9】本発明のその他の実施例を示すものであり、通
信装置が具備する極性反転検出回路の概略の構成を示す
回路図である。
【図10】有線回線にて発呼を行った際の2線式回線の
電位の変化を示すタイミングチャートである。
【図11】上記極性反転検出回路を備えた通信装置のC
PUによる自動ダイヤル時における制御処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】本発明のその他の実施例を示すものであり、
通信装置が具備するフック状態検出回路またはCPC信
号検出回路の概略の構成を示す回路図である。
【図13】上記フック状態検出回路を備えた通信装置の
CPUによるフック状態検出処理を示すフローチャート
である。
【図14】CPC信号を説明するための、2線式回線の
電位の変化を示すタイミングチャートである。
【図15】上記CPC信号検出回路を備えた通信装置の
CPUによるCPC信号検出処理を示すフローチャート
である。
【図16】従来の通信装置の外観形状を示す概略の斜視
図である。
【図17】上記従来の通信装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図18】上記従来の通信装置の回線判定回路および回
線接続用アダプタ内部の概略の回路構成を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1 通信装置 2 有線回線接続コネクタ 3 無線回線接続コネクタ 5 NCU 6 切替部 7 モデム 8 CPU(ダイヤルトーン信号検出手段、接続回線
検出手段) 10 直流電流検出回路(直流電流検出手段) 10′ 極性反転検出回路 11 回線閉結部 100 フック状態検出回路 200 CPC信号検出回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04M 1/00 H04M 1/24 - 1/253 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/82 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電流供給源を備えている有線回線と、
    ダイヤルトーン信号発信手段を備えている無線回線との
    何れの回線にも接続可能であり、何れか一方の回線を選
    択して通信する通信装置において、 オフフック状態のときに上記有線回線から供給される直
    流電流を検出する直流電流検出手段と、 オフフック状態のときに上記無線回線から送信されるダ
    イヤルトーン信号を検出するダイヤルトーン信号検出手
    段と、 上記直流電流検出手段および上記ダイヤルトーン信号検
    出手段のそれぞれの検出結果に基づいて、装置に接続さ
    れている回線種別を判断する接続回線検出手段とを備え
    ていることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】上記直流電流検出手段が、有線回線を用い
    た発呼後に有線回線に流れる電流の方向変化を検出する
    ことによって有線回線の極性反転を検出する極性反転検
    出回路であることを特徴とする請求項1記載の通信装
    置。
  3. 【請求項3】上記直流電流検出手段が、有線回線に流れ
    る電流の有無を検出することによってオンフック状態か
    オフフック状態かを検出するフック状態検出回路である
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 【請求項4】上記直流電流検出手段が、通信中に有線回
    線に流れる電流が停止する期間を検出することによって
    CPC信号を検出するCPC信号検出回路であることを
    特徴とする請求項1記載の通信装置。
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