JP3046350B2 - 熱転写プリンタ用溶着装置 - Google Patents
熱転写プリンタ用溶着装置Info
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- JP3046350B2 JP3046350B2 JP3502765A JP50276591A JP3046350B2 JP 3046350 B2 JP3046350 B2 JP 3046350B2 JP 3502765 A JP3502765 A JP 3502765A JP 50276591 A JP50276591 A JP 50276591A JP 3046350 B2 JP3046350 B2 JP 3046350B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- drum
- roller assembly
- welding device
- welding drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/325—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet
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- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、熱転写プリンタ用溶着装置、より詳しくは
該熱転写プリンタにおいて、受け手シートに対してダイ
画像を転写した後に当該受け手シート上にダイ画像を溶
着する装置に関する。
該熱転写プリンタにおいて、受け手シートに対してダイ
画像を転写した後に当該受け手シート上にダイ画像を溶
着する装置に関する。
（背景技術） 熱転写印字においては、供給シートないしウェブが線
形印字領域を通って送られるが、その際、選択的に励起
可能な、大きさがピクセルに相当する直線配列のヒータ
要素のアレイからなる熱転写ヘッドの直前を供給ウェブ
と受け手シートとが線接触しながら通過する。印字領域
を通過するに当たり互いに重なり合った供給ウェブと受
け手シートとは、熱転写ヘッドやその他の手段により直
接接触するように押圧されているから、前記熱転写ヘッ
ドにおける励起されたヒータ要素に対応するピクセルに
該当する部分のダイが供給ウェブから受け手シートへ転
写される。多色の熱転写印刷においては、受け手シート
は印字領域に多数回通過させられて、複数の異なる色イ
メージ成分（例えば、シアン、マゼンタおよびイエロ
ー）が受け手シート上に重なり合って印刷されるように
なっている。
形印字領域を通って送られるが、その際、選択的に励起
可能な、大きさがピクセルに相当する直線配列のヒータ
要素のアレイからなる熱転写ヘッドの直前を供給ウェブ
と受け手シートとが線接触しながら通過する。印字領域
を通過するに当たり互いに重なり合った供給ウェブと受
け手シートとは、熱転写ヘッドやその他の手段により直
接接触するように押圧されているから、前記熱転写ヘッ
ドにおける励起されたヒータ要素に対応するピクセルに
該当する部分のダイが供給ウェブから受け手シートへ転
写される。多色の熱転写印刷においては、受け手シート
は印字領域に多数回通過させられて、複数の異なる色イ
メージ成分（例えば、シアン、マゼンタおよびイエロ
ー）が受け手シート上に重なり合って印刷されるように
なっている。
このような多色印刷を行うための一般的な形態は、米
国特許第4,745,413号に記載されている。この米国特許
においては、受け手シートは印字ドラムの外周に緊締さ
れて、印字ドラムの回転に伴って線形配列のヒータ要素
からなる熱転写ヘッドを介して移動するようになってい
る。イエロー、マゼンタおよびシアンのダイが順に塗布
されている供給ウェブが、印字ドラムの回転と同期して
印字領域を通過し、その際、印字ドラムの一回転時にそ
れぞれの色のダイが受け手シートに転写されるようにな
っている。
国特許第4,745,413号に記載されている。この米国特許
においては、受け手シートは印字ドラムの外周に緊締さ
れて、印字ドラムの回転に伴って線形配列のヒータ要素
からなる熱転写ヘッドを介して移動するようになってい
る。イエロー、マゼンタおよびシアンのダイが順に塗布
されている供給ウェブが、印字ドラムの回転と同期して
印字領域を通過し、その際、印字ドラムの一回転時にそ
れぞれの色のダイが受け手シートに転写されるようにな
っている。
熱転写印字においては必須ではないが、ダイ画像を受
け手シートの表面上に加熱圧着することがしばしば望ま
れている。溶着と呼ばれるこのダイ画像転写後の処理
で、画像を形成するダイを封止して安定化し、これによ
り印刷物の定着性を強化している。このような溶着は、
加熱されたローラと圧力ローラとからなる溶着装置の係
合部を介して印字シートを送ることにより行われてき
た。この溶着装置は、プリンタから分離でき、あるいは
プリンタ・ハウジング内に内蔵させて、受け手シートが
印字ドラムから出てくる時に受け手シートを受取るよう
に位置決めすることができる。
け手シートの表面上に加熱圧着することがしばしば望ま
れている。溶着と呼ばれるこのダイ画像転写後の処理
で、画像を形成するダイを封止して安定化し、これによ
り印刷物の定着性を強化している。このような溶着は、
加熱されたローラと圧力ローラとからなる溶着装置の係
合部を介して印字シートを送ることにより行われてき
た。この溶着装置は、プリンタから分離でき、あるいは
プリンタ・ハウジング内に内蔵させて、受け手シートが
印字ドラムから出てくる時に受け手シートを受取るよう
に位置決めすることができる。
受け手シート上のダイ画像が適正に溶着されるかどう
かは、イメージの全ての領域に対して均等に加えられる
熱と圧力の適正量に依存する。このような目標を達成す
るために工夫されている従来の溶着装置はやや複雑であ
り、例えば、正確に円筒状の周部を持つ加熱ドラム、高
価なベアリングおよび圧力ローラを備えた、やや高い公
差で構成され、かつ、配置される加熱ドラムを必要とし
ている。
かは、イメージの全ての領域に対して均等に加えられる
熱と圧力の適正量に依存する。このような目標を達成す
るために工夫されている従来の溶着装置はやや複雑であ
り、例えば、正確に円筒状の周部を持つ加熱ドラム、高
価なベアリングおよび圧力ローラを備えた、やや高い公
差で構成され、かつ、配置される加熱ドラムを必要とし
ている。
（発明の要約） 本発明の重要な目的は、先に述べた如き従来技術の溶
着装置のコストの高い複雑な製造および組立て問題のな
い、熱転写印字媒体を均等に溶着するための装置の提供
にある。
着装置のコストの高い複雑な製造および組立て問題のな
い、熱転写印字媒体を均等に溶着するための装置の提供
にある。
この目的を達成するために工夫された本発明の溶着装
置は、転写されるダイ画像を担持する受け手シート上に
当該ダイ画像を定着する熱転写プリンタにおける溶着装
置であって、 伝熱性の堅固な円筒形シエルを含む溶着ドラムと、 該溶着ドラムの外周近傍に配置されて、かつ、前記溶
着ドラムの外周に沿って所定間隔おきに設けたそれぞれ
の軸を中心として回転自在に設けられて、前記溶着ドラ
ムを前記軸の内側において浮上支持する第１ないし第３
ローラ組立体と、 受け手シートを溶着ドラムの外周の少なくとも一部に
沿って案内する案内手段とからなり、 前記第１ないし第３ローラ組立体の内の何れか一つの
ローラ組立体は、前記溶着ドラムに対して接近離反する
ように変位自在に支持されているが、通常は弾性付勢力
により溶着ドラムへと付勢されており、もう一つのロー
ラ組立体は、それが作動させられると駆動力を溶着ドラ
ムに伝達して当該溶着ドラムを回転させる駆動源と連結
されてなることを特徴としている。
置は、転写されるダイ画像を担持する受け手シート上に
当該ダイ画像を定着する熱転写プリンタにおける溶着装
置であって、 伝熱性の堅固な円筒形シエルを含む溶着ドラムと、 該溶着ドラムの外周近傍に配置されて、かつ、前記溶
着ドラムの外周に沿って所定間隔おきに設けたそれぞれ
の軸を中心として回転自在に設けられて、前記溶着ドラ
ムを前記軸の内側において浮上支持する第１ないし第３
ローラ組立体と、 受け手シートを溶着ドラムの外周の少なくとも一部に
沿って案内する案内手段とからなり、 前記第１ないし第３ローラ組立体の内の何れか一つの
ローラ組立体は、前記溶着ドラムに対して接近離反する
ように変位自在に支持されているが、通常は弾性付勢力
により溶着ドラムへと付勢されており、もう一つのロー
ラ組立体は、それが作動させられると駆動力を溶着ドラ
ムに伝達して当該溶着ドラムを回転させる駆動源と連結
されてなることを特徴としている。
このような構成によれば、大きなドラムやベアリング
が不要であること、および熱源の取付けおよび電気的な
接続を容易にするに当たり、ドラム内部に容易に接近で
きる利点がある。また、受け手シートが溶着ドラムの外
周に沿って搬送される際に当該受け手シートを溶着ドラ
ムとローラ組立体との間で挟持する係着域が、溶着ドラ
ムの浮動を可能にする形態で設けられることである。
が不要であること、および熱源の取付けおよび電気的な
接続を容易にするに当たり、ドラム内部に容易に接近で
きる利点がある。また、受け手シートが溶着ドラムの外
周に沿って搬送される際に当該受け手シートを溶着ドラ
ムとローラ組立体との間で挟持する係着域が、溶着ドラ
ムの浮動を可能にする形態で設けられることである。
本発明の別の利点は、このような複雑な係着域の間で
の溶着ドラムの変位が一つの位置を中心として行えるよ
うになっていること、および要求される少数の支持構造
部が簡単であることにある。
の溶着ドラムの変位が一つの位置を中心として行えるよ
うになっていること、および要求される少数の支持構造
部が簡単であることにある。
以後、添付図面を参照しながら、好ましい実施の態様
を詳述する。
を詳述する。
（図面の簡単な説明） 図１は、本発明の望ましい一実施例を内蔵する熱転写
印字装置を示す概略図、 図２は、図１の装置におけるカラー印字において有効
な供給ウェブを示す平面図、 図３は、本発明による溶着装置の好ましい実施の態様
を示す拡大断面図、 図４は、図３の装置の第３ローラ組立体を示す縦断面
図、 図５は、図３の装置の溶着ドラムを示す縦断面図， 図６は、図３の装置の第１ローラ組立体を示す縦断面
図、および 図７は、図３の装置の第２ローラ組立体を示す縦断面
図である。
印字装置を示す概略図、 図２は、図１の装置におけるカラー印字において有効
な供給ウェブを示す平面図、 図３は、本発明による溶着装置の好ましい実施の態様
を示す拡大断面図、 図４は、図３の装置の第３ローラ組立体を示す縦断面
図、 図５は、図３の装置の溶着ドラムを示す縦断面図， 図６は、図３の装置の第１ローラ組立体を示す縦断面
図、および 図７は、図３の装置の第２ローラ組立体を示す縦断面
図である。
（実施例） 本発明の好ましい実施の形態による溶着装置を備えた
熱転写プリンタ10を図１に概略的に示す。このプリンタ
10は、受け手シートＲを熱転写ヘッド12の反対側で印字
領域Ｐを通るように回転支持された円筒状印字ドラム11
を備えている。熱転写可能なシアン、マゼンタおよびイ
エローの三原色成分（Ｃ、Ｙ、Ｙ原色部分）をその長手
方向に繰り返して保持する供給ウェブＤ（図２参照）
は、供給スプール14から、印字ドラム11上の受け手シー
トＲと熱転写ヘッド12との間に形成される印字領域Ｐを
介して巻取りスプール13へと、この巻取りスプール13に
連結した駆動システム15により搬送される。
熱転写プリンタ10を図１に概略的に示す。このプリンタ
10は、受け手シートＲを熱転写ヘッド12の反対側で印字
領域Ｐを通るように回転支持された円筒状印字ドラム11
を備えている。熱転写可能なシアン、マゼンタおよびイ
エローの三原色成分（Ｃ、Ｙ、Ｙ原色部分）をその長手
方向に繰り返して保持する供給ウェブＤ（図２参照）
は、供給スプール14から、印字ドラム11上の受け手シー
トＲと熱転写ヘッド12との間に形成される印字領域Ｐを
介して巻取りスプール13へと、この巻取りスプール13に
連結した駆動システム15により搬送される。
印字ドラム駆動部16および供給ウェブ駆動部15は、プ
リンタ制御部17により制御され、供給ウェブ駆動部15
は、供給ウェブＤが印字ドラム11により印字領域Ｐを介
して搬送されるように構成されている。熱転写ヘッド12
は、受け手シートＲが印字ドラム11の回転に伴って印字
領域Ｐを三回、繰り返して通過する時に、異なる色分解
イメージ部分がその表面と整合されるCMY原色部分から
転写されるように、プリンタ制御部17によって印字ドラ
ムと同期させられる。
リンタ制御部17により制御され、供給ウェブ駆動部15
は、供給ウェブＤが印字ドラム11により印字領域Ｐを介
して搬送されるように構成されている。熱転写ヘッド12
は、受け手シートＲが印字ドラム11の回転に伴って印字
領域Ｐを三回、繰り返して通過する時に、異なる色分解
イメージ部分がその表面と整合されるCMY原色部分から
転写されるように、プリンタ制御部17によって印字ドラ
ムと同期させられる。
同一受け手シートが三回繰り返して印字領域Ｐを通過
した後では、それまでに三原色成分の色ズレが起こらな
いように印字ドラム11に対して係着されていた受け手シ
ートの端部が解放されるが、印字ドラム11は回転を続け
て受け手シートの前記端部が排出案内路19に入るように
している。本発明において利用できる受け手シートの端
部の係着兼解放機構の一例は、米国特許第4,815,870号
に開示されている。また、発明の名称を「Clamping App
aratus for Thermal Transfer Printer（熱転写プリン
タ用緊締装置）」とする同時係属中の米国特許出願第45
7,039号にも、別の好ましい係着兼解放機構が開示され
ている。兎も角、このように多色熱転写画像を担持する
受け手シートＲは、その画像面を印字ドラム22とは反対
側に向けられた状態で溶着装置20の入口部21へと給紙さ
れる。
した後では、それまでに三原色成分の色ズレが起こらな
いように印字ドラム11に対して係着されていた受け手シ
ートの端部が解放されるが、印字ドラム11は回転を続け
て受け手シートの前記端部が排出案内路19に入るように
している。本発明において利用できる受け手シートの端
部の係着兼解放機構の一例は、米国特許第4,815,870号
に開示されている。また、発明の名称を「Clamping App
aratus for Thermal Transfer Printer（熱転写プリン
タ用緊締装置）」とする同時係属中の米国特許出願第45
7,039号にも、別の好ましい係着兼解放機構が開示され
ている。兎も角、このように多色熱転写画像を担持する
受け手シートＲは、その画像面を印字ドラム22とは反対
側に向けられた状態で溶着装置20の入口部21へと給紙さ
れる。
溶着装置20の詳細な構成を図３に、また、その構成部
品の構造を図４から図７に示す。要するに、この溶着装
置20は、例えばアルミニウムで形成した堅固な円筒形内
部シェル23と、例えばシラスチック（silastic）ゴムの
如く弾性材で形成されたコーティング24とを含む浮上支
持型溶着ドラム22を備えている。
品の構造を図４から図７に示す。要するに、この溶着装
置20は、例えばアルミニウムで形成した堅固な円筒形内
部シェル23と、例えばシラスチック（silastic）ゴムの
如く弾性材で形成されたコーティング24とを含む浮上支
持型溶着ドラム22を備えている。
このドラム22は、プリンタハウジング内でドラム22の
周部にほぼ等間隔おきに設けた三本の平行軸上に回転自
在に支承させた三個のローラ組立体、即ち、第１ないし
第３ローラ組立体25、26、27により回転するように拘束
支持されている。図３と図５とに示したように、ドラム
22は両端が開口端となっていて、チューブ状の輻射ヒー
タ28が内部に容易に取り付けられるようになっている。
第１及び第２ローラ組立体25、26と協働してドラム22が
形成するそれぞれの第１及び第２係着域に受け手シート
の先端部を指向し、次いで当該受け手シートが出口63か
ら出てくるように、ドラム22の外周に沿ってシートガイ
ド61、62が互いに離間して設けられている。
周部にほぼ等間隔おきに設けた三本の平行軸上に回転自
在に支承させた三個のローラ組立体、即ち、第１ないし
第３ローラ組立体25、26、27により回転するように拘束
支持されている。図３と図５とに示したように、ドラム
22は両端が開口端となっていて、チューブ状の輻射ヒー
タ28が内部に容易に取り付けられるようになっている。
第１及び第２ローラ組立体25、26と協働してドラム22が
形成するそれぞれの第１及び第２係着域に受け手シート
の先端部を指向し、次いで当該受け手シートが出口63か
ら出てくるように、ドラム22の外周に沿ってシートガイ
ド61、62が互いに離間して設けられている。
図３および図６において、第１ローラ組立体25は、外
表面が研磨され、その両端に端部ベアリング32、33を有
する長いチューブ31からなる。この第１ローラ組立体25
は、端部ベアリング32、33がプリンタの主フレームに固
定された軸34上で回転するように、当該軸34に装架され
ている。
表面が研磨され、その両端に端部ベアリング32、33を有
する長いチューブ31からなる。この第１ローラ組立体25
は、端部ベアリング32、33がプリンタの主フレームに固
定された軸34上で回転するように、当該軸34に装架され
ている。
図３と図７とにおいて、第２ローラ組立体26は、外表
面が研磨され、その両端に端部ベアリング42、43を有す
る長いチューブ41からなる。この第２ローラ組立体26の
チューブ41は端部ベアリング42、43を介して軸44に回転
自在に装架されている。軸44の端部は、軸34とは異なっ
て、プリンタの主フレームに固定したブラケットにおけ
るスロット47に嵌挿されて、軸44の長手軸とは直交する
方向に摺動自在となっている。即ち、スロット47は、軸
44がドラム22の円筒形シェル23のほぼ半径方向に沿って
ドラム22に接近離反するように摺動自在に支持している
のである。
面が研磨され、その両端に端部ベアリング42、43を有す
る長いチューブ41からなる。この第２ローラ組立体26の
チューブ41は端部ベアリング42、43を介して軸44に回転
自在に装架されている。軸44の端部は、軸34とは異なっ
て、プリンタの主フレームに固定したブラケットにおけ
るスロット47に嵌挿されて、軸44の長手軸とは直交する
方向に摺動自在となっている。即ち、スロット47は、軸
44がドラム22の円筒形シェル23のほぼ半径方向に沿って
ドラム22に接近離反するように摺動自在に支持している
のである。
図３に示したように、ワイヤスプリング48が支持ハウ
ジング49に対して軸44の端部上に取り付けられて軸端部
を弾性的に押圧し、それによりその軸44に支持された第
２ローラ組立体26のチューブ41をドラム22に向かって半
径方向に押圧している。支持ハウジング49は、例えば枢
着部50を介して機械の主フレームに取外し自在に取り付
けられることが望ましい。このように、バネを装填した
第２ローラ組立体26を含む部分は、ミスアラインメント
のおそれなしに取り外すことができ、溶着装置の内部の
手入れを行うため、あるいは、詰まった受け手シートを
取り除けるためにアクセスできる。
ジング49に対して軸44の端部上に取り付けられて軸端部
を弾性的に押圧し、それによりその軸44に支持された第
２ローラ組立体26のチューブ41をドラム22に向かって半
径方向に押圧している。支持ハウジング49は、例えば枢
着部50を介して機械の主フレームに取外し自在に取り付
けられることが望ましい。このように、バネを装填した
第２ローラ組立体26を含む部分は、ミスアラインメント
のおそれなしに取り外すことができ、溶着装置の内部の
手入れを行うため、あるいは、詰まった受け手シートを
取り除けるためにアクセスできる。
図３と図４とにおいて、第３ローラ組立体27は、駆動
軸53上に堅固に固定された二個のフランジ付き駆動ハブ
51、52よりなる。駆動軸53はベアリング54、55上に装架
されており、その一端部が継ぎ手56を介して電動機駆動
部58の出力軸57と連結されている。駆動ハブ51、52のフ
ランジは、ドラム22の長さより僅かに大きな間隔だけ隔
てており、その内表面がドラム22の両端部と接触して、
ドラム22をその回転中に長手方向へ変位しないように維
持している。駆動ハブの駆動面51a、52aは摩擦を生じる
ようになっており、ドラム22上のコーティング24と協働
して回転運動をその外周部の縁部を介してドラム22に伝
達するようになっている。
軸53上に堅固に固定された二個のフランジ付き駆動ハブ
51、52よりなる。駆動軸53はベアリング54、55上に装架
されており、その一端部が継ぎ手56を介して電動機駆動
部58の出力軸57と連結されている。駆動ハブ51、52のフ
ランジは、ドラム22の長さより僅かに大きな間隔だけ隔
てており、その内表面がドラム22の両端部と接触して、
ドラム22をその回転中に長手方向へ変位しないように維
持している。駆動ハブの駆動面51a、52aは摩擦を生じる
ようになっており、ドラム22上のコーティング24と協働
して回転運動をその外周部の縁部を介してドラム22に伝
達するようになっている。
作用について説明すれば、進入する受け手シートの先
縁部が、堅固に取り付けられた第１ローラ組立体25とド
ラム22との間の第１係着域へとドラム22の回転に伴って
引き込まれる。受け手シートには厚みがあるから、第１
係着域を受け手シートが通過するにつれて、バネ負荷型
の第２ローラ組立体26の方へとドラムを変化させるが、
この時、駆動ローラ27がドラム22の浮上運動を生じるた
めの支点として働く。湾曲したシートガイド61が、受け
手シートの先縁部を、加熱ドラムの外周に沿った加熱路
を経て第２ローラ組立体26とドラム22との間の第２係着
域へと仕向けるようになっている。その際、バネ負荷型
の第２ローラ組立体26は、ワイヤスプリング48の付勢力
に抗してドラム22から離反するように受け手シートの厚
みにより押勢される。換言すれば、受け手シートが第１
係着域に進入すると、その受け手シートの厚みに相当す
る距離だけ、ドラム22が駆動ローラ27との接点を中心と
してワイヤスプリング48に抗して変位する一方、受け手
シートが続いて第２係着域に入ると、同様に受けてシー
トの厚みに相当する距離だけ第２ローラ組立体26がドラ
ム22とは離反する方向に変位させられるのである。
縁部が、堅固に取り付けられた第１ローラ組立体25とド
ラム22との間の第１係着域へとドラム22の回転に伴って
引き込まれる。受け手シートには厚みがあるから、第１
係着域を受け手シートが通過するにつれて、バネ負荷型
の第２ローラ組立体26の方へとドラムを変化させるが、
この時、駆動ローラ27がドラム22の浮上運動を生じるた
めの支点として働く。湾曲したシートガイド61が、受け
手シートの先縁部を、加熱ドラムの外周に沿った加熱路
を経て第２ローラ組立体26とドラム22との間の第２係着
域へと仕向けるようになっている。その際、バネ負荷型
の第２ローラ組立体26は、ワイヤスプリング48の付勢力
に抗してドラム22から離反するように受け手シートの厚
みにより押勢される。換言すれば、受け手シートが第１
係着域に進入すると、その受け手シートの厚みに相当す
る距離だけ、ドラム22が駆動ローラ27との接点を中心と
してワイヤスプリング48に抗して変位する一方、受け手
シートが続いて第２係着域に入ると、同様に受けてシー
トの厚みに相当する距離だけ第２ローラ組立体26がドラ
ム22とは離反する方向に変位させられるのである。
受け手シートの後端部が第２係着域を通過する時で
は、前述したのと逆の動作が生じる。その時、受け手シ
ートの先端部は、ガイド64により出口63を経て出力ホッ
パ65へと搬送されている。
は、前述したのと逆の動作が生じる。その時、受け手シ
ートの先端部は、ガイド64により出口63を経て出力ホッ
パ65へと搬送されている。
尚、溶着ドラム22に対して接近離反できるように変位
自在に支持されているローラ組立体としては、これを第
２ローラ組立体としたが、第１及び第３ローラ組立体の
何れかであって、駆動装置とは連結されていないローラ
組立体を変位自在に支持してもよいのは明らかである。
自在に支持されているローラ組立体としては、これを第
２ローラ組立体としたが、第１及び第３ローラ組立体の
何れかであって、駆動装置とは連結されていないローラ
組立体を変位自在に支持してもよいのは明らかである。
（産業上の利用可能性） 本発明は、２個の間隔をおいた係合接触領域において
均一な係合圧力を生じる熱転写プリンタの簡単な溶着ド
ラム構造を提供することにより、産業上の利点を有す
る。また、大きなドラムやベアリングが不要であるこ
と、および熱源の取付けおよび電気的な接続を容易にす
るに当たり、ドラム内部に容易に接近できるのは明らか
であり、そのため、要求される少数の支持構造部が簡単
である。
均一な係合圧力を生じる熱転写プリンタの簡単な溶着ド
ラム構造を提供することにより、産業上の利点を有す
る。また、大きなドラムやベアリングが不要であるこ
と、および熱源の取付けおよび電気的な接続を容易にす
るに当たり、ドラム内部に容易に接近できるのは明らか
であり、そのため、要求される少数の支持構造部が簡単
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41J 2/32 - 2/325 B41J 29/00 B41M 5/26 G03G 15/20
Claims (7)
- 【請求項１】転写されるダイ画像を担持する受け手シー
ト上に当該ダイ画像を定着する熱転写プリンタにおける
溶着装置であって、 伝熱性の堅固な円筒形シエルを含む溶着ドラムと、 該溶着ドラムの外周近傍に配置されて、かつ、前記溶着
ドラムの外周に沿って所定間隔おきに設けたそれぞれの
軸を中心として回転自在に設けられて、前記溶着ドラム
を前記軸の内側において浮上支持する第１ないし第３ロ
ーラ組立体と、 受け手シートを溶着ドラムの外周の少なくとも一部に沿
って案内する案内手段とからなり、 前記第１ないし第３ローラ組立体の内の何れか一つのロ
ーラ組立体は、前記溶着ドラムに対して接近離反するよ
うに変位自在に支持されているが、通常は弾性付勢力に
より溶着ドラムへと付勢されており、もう一つのローラ
組立体は、それが作動させられると駆動力を溶着ドラム
に伝達して当該溶着ドラムを回転させる駆動源と連結さ
れてなることを特徴とする溶着装置。 - 【請求項２】請求項１に記載の溶着装置であって、前記
何れか一つのローラ組立体が第２ローラ組立体であり、
バネ機素により溶着ドラムの方へと付勢されており、前
記もう一つのローラ組立体が第３ローラ組立体であるこ
とを特徴とする溶着装置。 - 【請求項３】請求項２に記載の溶着装置であって、前記
第３ローラ組立体の支持軸に、前記溶着ドラムの軸方向
への変位を阻止する端部フランジを設けられてなること
を特徴とする溶着装置。 - 【請求項４】請求項２又は３に記載の溶着装置であっ
て、前記第１ローラ組立体と前記溶着ドラムとの間に
は、受け手シートが最初に進入する第１係着域が、ま
た、前記第２ローラ組立体と前記溶着ドラムとの間には
前記受け手シートがついでに進入する第２係着域が形成
されていることを特徴とする溶着装置。 - 【請求項５】請求項３又は４に記載の溶着装置であっ
て、前記端部フランジが、第３ローラ組立体の支持軸に
設けた駆動ハブに形成されてなることを特徴とする溶着
装置。 - 【請求項６】請求項１から５までの何れか一項に記載の
溶着装置であって、前記第３ローラ組立体が、当該第３
ローラ組立体と前記溶着ドラムとの接点を支点として前
記溶着ドラムが第１および第２ローラ組立体に接近離反
するように変位し得るように、前記第１および第２ロー
ラ組立体から略々等距離隔てて配置されていることを特
徴とする溶着装置。 - 【請求項７】請求項４から６までの何れか一項に記載の
溶着装置であって、前記案内手段が、前記第１係着域か
ら前記第２係着域へと延在する溶着ドラムの曲面に沿っ
て延在するシートガイドからなることを特徴とする溶着
装置。
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