JPH04504827A - 熱転写プリンタ用溶着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 熱転写プリンタ用溶着装置 （技術分野） 本発明は、供給ウェブ部から受け手シートに対してダイかイメージ形状で転写さ れる形式の熱印字に関し、特にこのような転写の完了後に受け手シート上にダイ のイメージを溶着する改善された装置に関する。

（背景技術） 熱転写印字においては、供給シート即ちウェブの連続部分が線形印字領域を通っ て送られ、ここで連続部分は受け手のシートの連続線と接触して、選択的に励起 可能なビクセル・サイズのヒータ要素の線形アレイを有する熱印字ヘッドを通過 する。印字ヘッドその他の手段が並置された供給側と受け側の部分を印字区間で 直接接触するように押圧して、区間アレイの励起されたヒータ下方のビクセルに おいてダイか供給側から受け手へ転写されるようにする。多色の熱印字において は、受は手は印字区間を多数回通過させられて、複数の異なる色イメージ成分（ 例えば、シアン、マゼンタおよびイエロー）が供給側で整合状態で連続的に印字 できるようにする。

このような多色印字を行うための１つの一般的な形態は、米国特許第４，７４５ ．４１３号に記載されており、これにおいては供給シートが線形熱印字アレイを 通って連続線部を回転させる印字ドラムの周部に対して緊締される。イエロー、 マゼンタおよびシアンのダイの連続する供給部分を保持するウェブが、印字ドラ ムの各回転毎に異なる色の供給部が受け手と共に印字区間を通過するように、印 字アレイと受け手の間の印字区間を通るように調時された関係で送られる。

熱転写印字において必須ではないが、ダイ・イメージを受け手シートの表面上に 加熱圧着することがしばしば望ましい。溶着と呼ばれるこの事後処理は、イメー ジのダイを封止して安定化し、これにより印刷物の持続性を強化する。このよう な溶着は、加熱されたローラと圧力ローラとからなる溶着装置の係合部を通って 印字シートを送ることにより行われてきた。この溶着装置は、プリンタから分離 でき、あるいはプリンタ・ハウジング内に配置して受け手シートが印字ドラムか ら出てくる待受は手シートを受取るように位置決めすることができる。

受は手シート上のダイ・イメージの適正な溶着は、イメージの全ての領域に対し て均等に加えられる熱と圧力の適正量に依存する。このような目標を達成するた めに、従来技術の溶着装置はやや複雑であり、例えば、正確に円筒状の周部を持 つ加熱ドラム、高価なベアリングおよび圧力ローラを備えた、やや高い公差で構 成され配置される加熱ドラムを必要とする。

（発明の要約） 本発明の重要な目的は、先に述べた如き従来技術の溶着装置のコストの高い複雑 な製造および組立て問題のない熱転写印字媒体を均等に溶着するための装置の提 供にある。本発明の重要な利点は、大きなドラム・ベアリングが不要であること 、および熱源の取付けおよび電気的な接続を容易にするためドラム内部に容易に 接近できることである。本発明の別の利点は、２つの加圧係合部が、係合部の接 触域の偏り浮上調整を可能にする形態で設けられることである。本発明の別の利 点は、このような複数の係合区間に対する偏倚が１つの位置で提供されること、 および要求される少数の支持構造部が簡単であり、溶着システムの高温領域に近 （ないことである。

本発明は、１つの特質において、転写されるダイ・イメージを保持する受け手シ ートを生成する形式の熱転写プリンタ用の改善された溶着装置を構成する。この 溶着装置は、堅固な内部シェル部と、薄い外部の被覆層とを持つ円筒状の溶着ド ラムを含む。平行な細心上で回転するように取付けられた３個のσ−ラ部材が、 溶着ドラムの周部で略々等間隔に配置されている。ローラの１つは回転駆動部に 結合され、別の１つのローラはドラムに接近し離れるよう変位自在に運動するよ うに取付けられ、ドラムに対して弾力的に押圧されている。案内製雪が、ドラム の周部でドラムとの２個のローラの保合部間に印字シートを指向させるように構 成され配置されている。

望ましい実施態様の以降の説明は図面を参照する。

（図面の簡単な説明） 図１は、本発明の望ましい一実施例を内蔵する熱転写印字装置を示す概略図、 図２は、図１の装置におけるカラー印字において有効な供給ウェブを示す平面図 、 図３は、本発明による溶着装置例の望ましい実施態様を示す拡大断面図、図４は 、図３の装置の駆動ローラ組立体を示す縦断面図、図５は、図３の装置の溶着ド ラム組立体を示す縦断面図。

図６は、図３の装置の入力係合ローラを示す縦断面図、および図７は、図３の装 置の偏倚ローラを示す縦断面図である。

（実施例） 本発明による溶着装置の望ましい実施態様を組込んだ熱転写プリンタ１０が、図 １に略図的に示されている。プリンタ１ｏは、一般に、受は手のシートＲを熱印 字ヘッド・アレイ１２の反対側で印字区間Ｐを通るように支持し回転するための 円筒状の印字ドラム１１を有する。繰返する一連の熱転写可能なシアン、マゼン タおよびイエローのダイ部分（Ｃ，Ｙ、Ｍ）を支持する供給ウェアＤ（図２参照 ）は、供給スプール１４から（印字ドラム上の受け手のシートＲと印字ヘッド１ ２との間の）印字区間Ｐを通って巻取りスプール１３へこの巻取りスプールに結 合された駆動システム１５によって送られる。印字ドラム駆動部１６および供給 ウェブ駆動部１５は、プリンタ制御部１７により制御され、供給ウェブ駆動部は 供給材が印字ドラムにより印字領域を通るように搬送されることを可能にするよ うに構成される。印字ヘッドはまた、受は手のシートＲが印字ａｍを３回通るよ う時計方向に回転される時、異なる色分解イメージ部分がその表面と整合される ＣＭＹ部分から印字されるように、プリンタ制御部１７によって印字ドラムと同 期される。

３回の印字通過の完了後、印字された受け手シートが解放され、排出案内通路１ ９を通って溶着ステーション２ｏへ送られるように、ドラムは反時計方向に回転 される。米国特許第４，８１５，８７０号は、使用可能な一例の係止兼解放機構 を示している。同時に出願された米国特許出願第４５７，０３９号「熱転写プリ ンタ用緊締装置（Ｃｌａｍｐｉｎｇ　Ａｐｐａｒａｔｕｓ　ｆｏｒ　Ｔｈｅｒｍ ａｔ　Ｔｒａｎｓｆｅｒ　Ｐｒ１ｎｔｅｒ）Ｊは、別の望ましい機構を記載して いる。このように、多色の熱転写イメージを保持する受け手シートＲは、そのイ メージ面を溶着ドラム２２ど反対側に向けて溶着装置２０の入口部２１へ送られ る。

溶着装置２０は、その組立て状態で図３に更に詳細に示され、その構成要素構造 は図４乃至図７に示される。一般に、溶着装置２０は、例えばアルミニウムから 形成された堅固な内部シェル・シリンダ２３と、弾性材料例えばシラスティック （ｓｉｌａｓｔｉｃ）ゴムから形成されたコーティング２４を含む浮上溶着ドラ ム２２を含む。ドラム２２は、このドラム２２の周部に略々等間隔で平行軸心上 に回転するようにプリンタ・ハウジング内に取付けられた３個のローラ組立体２ ５．２６．２７により回転するように支持され構成されている。図５ならびに図 ３に示されるように、ドラム２２は、輻射熱チューブ２８が内部に容易に取付け ることができるように開口端部を有する。シート・ガイド６１．６２がドラム周 部に離間されて、組立体２５．２６の係合部にシートの先端部が指向され、次い で出口部６３から出てくる。

図６ならびに図３においては、ローラ組立体２５が、研磨された外表面と、端部 がプリンタの主フレームに固定された軸３４上で回転するようにチューブを支持 する端部ベアリング３２．３３を有する長いチューブ３１を含む。

図７ならびに図３において、ローラ組立体２６が、軸４４上で回転するように支 持する端部ベアリング４２．４３を有する長い研磨されたチューブ４１を含む。

軸３４と異なり、軸４４の端部は、各端部でブラケット４６において摺動運動す るように取付けられ、取外し自在なハウジング部４９に取付けられている。ブラ ケット４６はそれぞれ、軸４４がドラムのシリンダに対して略々半径方向にドラ ム２２に接近離反するよう摺動できるように構成されたスロット４７を有する。

図３に示されるように、ワイヤ・スプリング４８がハウジング部４９に対して軸 ４４の端部上に取付けられて軸端部を弾性的に押圧し、その支持されたローラ・ チューブ４１をドラム２２に向って半径方向に押圧している。ノ）ウジング部４ ９は、例えば枢着部５０により機械の主フレームに対して取外し自在に取付けら れることが望ましい。このように、ばねを装填したローラ組立体２６を含む部分 は、不整合のおそれなしに取外すことができ、内部の溶着装置のサービスを行う ため、あるいは詰まった印刷物を取除くため接近できる。

図４ならびに図３においては、ローラ組立体２７が、駆動軸５３上に堅固に固定 された２個のフランジを設けた駆動ハブ５１．５２を含む。軸５３は、ベアリン グ５４．５５上に取付けられ、一端部が継ぎ手５６により電動機駆動部５８の出 力軸５７に対して係合されている。ハブ５１．５２のフランジは、ドラム２２の 長さより僅かに大きな間隔が与えられ、その内表面がドラム端部と接触して作動 中その長手方向位置を維持するようになっている。ハブの駆動面５１ａ、５２ｂ は、摩擦を生じるようになっており、コーティング２４と共働して回転運動を溶 着ドラムに対してその外周部の縁部セクターを介して伝達する。

作動においては、進入する印刷物の先縁部が、堅固に取付けられた第１のローラ ２５とドラム２２間の保合部内へ駆動される。印刷物の厚さは、ドラムをばねを 装填したローラに向けて変位させ、駆動ローラがドラムの浮上運動を生じるため の支点として働く。湾曲したシートの金属ガイド６１が、先縁部を加熱ドラムの 周囲でばね装填ローラとドラム間の保合部に指向させる。ばね装填ローラは、そ のばねの作用力に抗してドラムから離反するように強制される。印刷物の後端部 が本システムを通過する時、同じ一連動作が逆に生じる。その時、印字シートの 先端部は、ガイド６４により出口６３を経て出力ホッパ６５へ指向される。

（産業上の利用可能性） 本発明は、２個の間隔をおいた係合接触領域において均一な保合圧力を生じる熱 転写プリンタの簡単な溶着ドラム構造を提供することにより、産業上の利点を有 する。

Ｃ’ｕ 要　約　書 転写されたダイのイメージを保持する受け手シートを生成する印字システムを有 する熱転写プリンタ用の改善された溶着装置。溶着装置は、熱伝導性の堅固な円 筒シェル部と、ドラムの回転経路を制限するようドラムの周部における異なる場 所の平行軸心上で回転するように構成３個のローラ組立体とを含む溶着ドラムを 含む。１つのローラ組立体は回転駆動部と接続され、別のローラ組立体はドラム に接近離反するよう変位自在に運動するように取付けられドラムに向って弾性的 に押圧される。

＋＋＋＋ｍａ　、　ＰＣＴ／ＵＳ　９０１０７３００国際調査報告

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．転写されるダイのイメージを保持する受け手シートを生成する印字システム を備えた熱転写プリンタにおける溶着装置において、（ａ）熱伝導性の堅固な円 筒シェル部を含む溶着ドラムと、（ｂ）ドラムの回転経路を制限するように前記 溶着ドラムの周部の異なる位置における平行軸心上でそれぞれ回転するよう構成 された３個のローラ組立体とを設け、該ローラ組立体の１つが回転駆動部と結合 され、該ローラの１つが前記溶着ドラムに接近離反するよう変位自在に運動する ように取付けられ該ドラムに対して弾性的に押圧されており、 （ｃ）前記溶着ドラムの周部で該ドラムとの前記ローうの２個間の係合部へ印字 シートを指向させる案内手段 を設けてなることを特徴とする溶着装置。
2. ２．請求項１記載の溶着装置において、前記ローラ組立体の１つが、前記溶着ド ラムの側縁部に沿って延長して前記溶着ドラムの軸方向位置を前記ローラ組立体 と対面するように維持する端部フランジを有することを特徴とする溶着装置。
3. ３．請求項１記載の溶着装置において、前記ローラ組立体が、受け手シートが最 初に前記溶着ドラムと第１の変位不能ローラ間の係合部に進入し、次いで前記溶 着ドラムと該ドラムに接近離反するよう変位自在である第２のローラ間の係合部 に進入するように、前記溶着ドラム周部に構成配置されることを特徴とする溶着 装置。
4. ４．請求項３記載の溶着装置において、第３の前記ローラ組立体が前記回転駆動 部と結合され、前記溶着ドラムおよびフランジを前記溶着ドラムを長手方向に制 限するように駆動する面を有する１対のハブ要素を含むことを特徴とする溶着装 置。
5. ５．請求項４記載の溶着装置において、前記第３のローラ組立体が、前記溶着ド ラムが該第３のローラ組立体と接触する領域に形成された支点上で第１および第 ２のローラに接近離反するように変位し得るように、前記第１および第２のロー ラから略々等距離に配置されることを特徴とする溶着装置。
6. ６．請求項５記載の溶着装置において、前記案内手段が、受け手シートをドラム の回転経路における前記第３および第１のローラ組立体とドラムとの係合の間の 領域で入り、かつドラム回転経路における前記第２および第３のローラとドラム との係合部の間の位置から出るように指向させることを特徴とする溶着装置。
7. ７．転写されるダイのイメージを保持する受け手シートを生成する印字システム を備えた熱転写プリンタにおける溶着装置において、（ａ）堅固な加熱された内 部シェルと該シェルの外周部の弾性被覆部とを含む円筒状溶着ドラムと、 （ｂ）前記溶着ドラムの回転経路を制限するため、前記ドラムの周部に略々等間 隔で平行軸心上に回転するようにそれぞれ取付けられた２個の圧力ローラ部材と 駆動ローラ手段とを設け、該圧力ローラの１つは固定された回転軸心を持ち、該 圧力ローラの別の１つは、前記溶着ドラムから接近離反するよう変位自在であり かつ前記溶着ドラムに対して弾性的に押圧される回転軸心を持ち、（ｃ）前記固 定軸心ローラの上流側の場所において前記ドラムの回転経路に向けて、かつ前記 運動自在軸心と前記駆動ローラ手段間のドラムの前記回転経路から出るように、 印字シートを指向させる案内手段を設けてなることを特徴とする溶着装置。
8. ８．請求項７記載の溶着装置において、前記圧力ローラおよび前記駆動ローラ手 段の１つが、前記溶着ドラムの側縁部に沿って延長して前記溶着ドラムの軸方向 位置を維持する端部フランジを有することを特徴とする溶着装置。
9. ９．転写されるダイのイメージを保持する受け手シートを生成する印字システム を備えた熱転写プリンタにおける溶着装置において、（ａ）弾性的な外部カバー を持つ金属の内部シェル部を含む円筒状溶着ドラムと、 （ｂ）前記溶着ドラムの回転経路を制限するため、該ドラムの周部に略々等間隔 で配置された平行軸心上に回転するようにそれぞれ取付けられた３個のローラ手 段と、 （ｃ）前記ローラ手段の１つに対して回転駆動力を与える手段と、（ｄ）別の前 記ローラ手段を前記溶着ドラムに対して押圧するように取付ける手段と、 （ｅ）前記シェル内部に取付けられた輻射エネルギ供給源と、（ｆ）前記溶着ド ラムの周部で少なくとも２個の前記ローラ手段の前記シェルとの係合部間に印字 シートを指向させる案内手段とを設けてなることを特徴とする溶着装置。
10. １０．請求項９記載の溶着装置において、前記ローラ手段の１つが、前記溶着ド ラムの側縁部に沿って延長して前記溶着ドラムの軸方向位置を維持する端部フラ ンジを有することを特徴とする溶着装置。
11. １１．請求項９記載の溶着装置において、前記駆動されるローラ手段が、前記溶 着装置のドラムがその長手方向軸心を支点の周囲において第１および第２のロー ラに接近離反するよう変位できるように、他のローラ手段から略々等間隔で配置 されることを特徴とする溶着装置。
12. １２．請求項７記載の溶着装置において、前記変位自在のローラがその取付け組 立体と一体に前記溶着ドラムから取外すことができ、該溶着ドラムおよび溶着装 置の供給経路に対して接近できるようにすることを特徴とする溶着装置。