JPH06328680A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH06328680A
JPH06328680A JP14144093A JP14144093A JPH06328680A JP H06328680 A JPH06328680 A JP H06328680A JP 14144093 A JP14144093 A JP 14144093A JP 14144093 A JP14144093 A JP 14144093A JP H06328680 A JPH06328680 A JP H06328680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink jet
paper
recording paper
platen
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14144093A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Fujii
光美 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP14144093A priority Critical patent/JPH06328680A/ja
Publication of JPH06328680A publication Critical patent/JPH06328680A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェットヘッドに対して給紙側(上流
側)に配置された記録紙を搬送するローラ対のバックア
ップローラに加熱源を備え、それにより、記録紙を予熱
可能とし、必要な表面温度(約50℃)に保つことが可
能とし、インクに含まれる水分などの溶媒の蒸発を可能
とする。 【構成】 インクジェットヘッド3と、該インクジェッ
トヘッドに対向して配設されたプラテン4と、該インク
ジェットヘッド3とプラテン4との間に記録紙6を給排
出するため、前記インクジェットヘッド3及びプラテン
4に対して給紙側及び排紙側にそれぞれ配設されたロー
ラ対I,IIを有する。それぞれのローラ対は、プレッシ
ャーローラ1a,2aとバックアップローラ1c,2b
の対とから成る。給紙側ローラ対Iのバックアップロー
ラ1cの内部に熱源を有し、該熱源にて前記記録紙を予
熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置、より詳細には、インクジェット記録装置における記
録紙の加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のインクジェット記録装置
の一例を説明するための要部構成図で、図中、I,II
は、それぞれプレッシャーローラ(1a,2a)とバッ
クアップローラ(1b,2b)との対から成るローラ
対、3はインクジェットヘッド、4はプラテン、5はヒ
ータ、6は記録紙で、周知のように、記録紙6を給排出
するための2つのローラ対I,II(それぞれプレッシャ
ー1a,2a、バックアップローラ1b,2bとから成
る)を備え、これらローラ対I,II間に、インクジェッ
トヘッド3と、該インクジェットヘッド3に対向してプ
ラテン4が配設されている。ここで、記録紙6が矢印方
向に供給され、該記録紙6の印字部がプラテン4の面に
到着すると、プラテン4を加熱するための面状ヒータ5
が加熱され、記録紙6の温度の上昇が開始される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インクジェット記録装
置においては、記録紙が吸収限界を越えてインクドット
を印字した場合、記録紙が変形したり、印字滲みが発生
する。そこで、従来技術においては、前述のように、プ
ラテン4に加熱手段5を設けて記録紙に印字したインク
を乾燥することが行われている。
【0004】図8は、上記従来技術を用いた場合の記録
紙の温度変化を示す図で、上記従来技術によると、記録
紙6がプラテン4上にきて(T1)初めて記録紙6の温
度上昇を開始し、その後、数msして印字を開始し(T
2)、印字開始後、約50ms後(T4)に1行分だけ記
録紙が送られる。従って、記録紙6が加熱される時間は
記録紙6がプラテン4の面に到達してから、一行分だけ
送られる間になる。また、記録紙6とプラテン4の接触
状態が良くないので、記録紙6の温度は必要とされる温
度約50℃に達しない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)インクジェットヘッドと、該イン
クジェットヘッドに対向して配設されたプラテンと、該
インクジェットヘッドとプラテンとの間に記録紙を給排
出するため、前記インクジェットヘッド及びプラテンに
対して給紙側及び排紙側にそれぞれ配設され、かつ、そ
れぞれがプレッシャーローラとバックアップローラの対
とから成る2つのローラ対を有するインクジェット記録
装置において、前記給紙側ローラ対のバックアップロー
ラの内部に熱源を有し、該熱源にて前記記録紙を予熱す
ることを特徴としたものであり、更には、(2)前記給
紙側ローラ対のバックアップローラがヒートパイプによ
り構成されていること、或いは、(3)前記ヒートパイ
プの外周面に、ゴム等の高摩擦係数部材を巻回して有す
ることを特徴としたものである。
【0006】
【作用】インクジェットヘッドに対して給紙側(上流
側)に配置され、該インクジェットヘッド部に記録紙を
搬送するローラ対のうちのバックアップローラに加熱源
を備え、それにより、記録紙を予熱可能とし、かつ、該
記録紙を必要な表面温度(約50℃)に保つことを可能
とし、インクに含まれる水分などの溶媒の蒸発を可能と
する。
【0007】
【実施例】図1は、本発明によるインクジェット記録装
置の一実施例を説明するための要部構成図で、図中、図
7に示した従来技術と同様の作用をする部分には、図7
の場合と同一の参照番号が付してある。
【0008】而して、本発明においては、インクジェッ
トヘッド3に対して、給紙側(上流側)のローラ対のう
ちのバックアップローラに加熱手段を有することを特徴
とするものであり、図7に示したバックアップローラ1
bとは、その構造が異なるものであり、そのため、図1
においては、図7に示したバックアップローラ1bに対
応するバックアップローラを1cにて示してある。
【0009】図1において、Iはインクジェット3の上
流側に配設されたローラ対であり、該ローラ対Iは、前
述のように、プレッシャーローラ1aと、バックアップ
ローラ1cとから成り、記録紙6の給排出を行うもので
あるが、本発明においては、このバックアップローラ1
cに加熱手段が設けられており、該加熱手段により、記
録紙6を予熱するようになっている。
【0010】図2は、図1に示したローラ対Iの詳細を
説明するための拡大図で、プレッシャーロー1aは、シ
ャフト10と該シャフト10に固定された複数のゴムロ
ーラ11で構成されており、シャフト10は、軸受け1
2a,12bにより回転自在に支持されている。なお、
この軸受け12a,12bは、図5に示す側板20a,
20bに固定されている。
【0011】また、バックアップローラ1cは、ヒート
パイプ13と、該ヒートパイプ13の外周に外嵌したゴ
ム層14と、記録紙6を手動で送るためのプラテンノブ
15とから成り、軸受け16a,16bにより一方の回
転可能に支持されている。17はヒータユニットであ
り、該ヒータユニット17によりヒートパイプ13の端
部13′を加熱する。
【0012】図3は、ヒートパイプ13の一例を説明す
るための断面図で、該ヒートパイプ13は、銅等の熱伝
導率の良い金属で構成される密閉容器で、内部には、ヒ
ータ17により加えられた熱を対流により伝えるための
作動流体、例えば、純水18が収容されており、ヒータ
加熱時、ヒートパイプ13の金長にわたって略均一に加
熱する。なお、ヒートパイプ13の外周には、前述のよ
うに、ゴム層14が設けられている。
【0013】次に、本発明のローラ対I,IIによる記録
紙6の予熱と給排出について説明する。図1において、
印字を行う時、ローラ対I,IIは協働して記録紙6の送
りを、印字幅(約5mm)毎に行う。そのため、記録紙
6は、約50msの間ローラ対Iに保持された状態で保
たれる。ヒートパイプ13は、該ヒートパイプ13の一
端13′において、ヒータ17により加熱されているた
め、作動流体18が対流を行い、密閉容器の外周部の温
度を約50〜60℃に保つ。その結果、記録紙6は、ほ
ぼ印字幅分(約5mm)に渡って加熱され、ほぼ50℃
前後になる。
【0014】図4は、記録紙6の温度変化を示す図で、
図示のように、記録紙6はローラ対Iを離れるにしたが
って、温度が低下する。しかし、予熱を行っているた
め、印字開始時には、記録紙を必要温度約50℃に設定
することが可能となる。
【0015】図5,図6は、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の内部構造の要部概略図で、図5は本発明に
よるインクジェット記録装置を正面側から見た時の図、
図6は側面から見た時の概略図で、図中、22はインク
ジェット記録装置本体で、該本体22には、ほぼ中央に
おいて手前から奥へ延びるプラテン4が設けてある。こ
のプラテン4は、記録紙6をヘッド3に対して一定の間
隔に保つ働きをするもので、平板状に構成され、かつ、
側板20a,20b間に適宜支持されている。前記プラ
テン4の上方にはガイドシャフト23が前記側板20
a,20bの外側の側板21a,21b間に適宜支持さ
れ、前記プラテン4と平行に設けされており、該ガイド
シャフト23にはキャリッジ19が矢印方向に移動可能
に取り付けられている。前記キャリッジ19は、前記プ
ラテン4に向けてヘッド面を有する記録ヘッド3を搭載
し、記録位置Aを中心にし、その両側の退避位置B,B
間まで往復自在になっている。
【0016】次に、本発明によるインクジェット記録装
置を動作の説明する。まず、図示していない駆動源から
の駆動力を適宜ギヤ列を介してローラ対Iに伝え、これ
らのローラ1a,1cを回転する。一方、給紙ガイド2
4から記録紙6を矢印方向に送り込み、この記録紙6を
バックアップローラ1cとプレッシャーローラ1aから
構成されるローラ対Iにより予熱して記録ヘッド3とプ
ラテン4間を通して搬送すると共に、通過後の記録紙6
をローラ対IIで搬送する。そのとき、記録ヘッド3は、
ガイドシャフト23上を往復しながら記録紙6に印字を
行う。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:インクジェットヘッド
に対して、上流側のローラ対において、バックアップロ
ーラの内部に熱源を備え、記録紙を予熱することを可能
にした結果、印字開始時において記録紙の温度が、約5
0℃程となり、インクの中の水分等の溶媒の蒸発を早め
ることができる。 (2)請求項2に対応する効果:上流側のローラ対にお
いて、バックアップローラがヒートパイプより構成され
ているため、バックアップローラを小径化することがで
き、小型化を達成できる。 (3)請求項3に対応する効果:上流側のローラ対にお
いて、バックアップローラが、ヒートパイプより構成さ
れ、かつ、外周面にゴム等の高摩擦係数を有する部材が
巻回されており、これらにより記録紙を予熱することを
可能にし、かつ高精度に記録紙を送ることを可能にし
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるインクジェットヘッド記録装置
の一実施例を説明するための要部概略構成図である。
【図2】 図1に示したローラ対I部の拡大詳細図であ
る。
【図3】 図2に示したヒートパイプ13の詳細図であ
る。
【図4】 本発明によるインクジェット記録装置におけ
る記録紙の温度変化を示す図である。
【図5】 本発明によるインクジェット記録装置の内部
構造を示す正面概略図である。
【図6】 本発明によるインクジェット記録装置の内部
構造を示す側面概略図である。
【図7】 従来のインクジェット記録装置の一例を説明
するための要部構成図である。
【図8】 従来のインクジェット記録装置における記録
紙の温度変化を示す図である。
【符号の説明】 I,II…ローラ対、1a,2a…プレッシャーローラ、
1b,1c,2b…バックアップローラ、3…インクジ
ェットヘッド、4…プラテン、5…ヒータ、6…記録
紙、13…ヒートパイプ、17…ヒータ、18…作動流
体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドと、該インクジェ
    ットヘッドに対向して配設されたプラテンと、該インク
    ジェットヘッドとプラテンとの間に記録紙を給排出する
    ため、前記インクジェットヘッド及びプラテンに対して
    給紙側及び排紙側にそれぞれ配設され、かつ、それぞれ
    がプレッシャーローラとバックアップローラの対とから
    成る2つのローラ対を有するインクジェット記録装置に
    おいて、前記給紙側ローラ対のバックアップローラの内
    部に熱源を有し、該熱源にて前記記録紙を予熱すること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記給紙側ローラ対のバックアップロー
    ラがヒートパイプにより構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒートパイプの外周面に、ゴム等の
    高摩擦係数部材を巻回して有することを特徴とする請求
    項2に記載のインクジェット記録装置。
JP14144093A 1993-05-19 1993-05-19 インクジェット記録装置 Pending JPH06328680A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14144093A JPH06328680A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14144093A JPH06328680A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06328680A true JPH06328680A (ja) 1994-11-29

Family

ID=15292003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14144093A Pending JPH06328680A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06328680A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1208992A3 (de) * 2000-11-15 2003-08-20 Technoplot Cad Vertriebs GmbH Tintenstrahldrucker mit einem Piezo-Druckkopf zum Ausstossen von Lactat-Tinte auf ein unbeschichtetes Druckmedium
JP2006130906A (ja) * 2004-10-08 2006-05-25 Denso Corp インクジェット印刷方法及び装置
US20110150552A1 (en) * 2009-12-21 2011-06-23 Xerox Corporation Spreader Module for Duplex Continuous Feed Imaging Devices

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1208992A3 (de) * 2000-11-15 2003-08-20 Technoplot Cad Vertriebs GmbH Tintenstrahldrucker mit einem Piezo-Druckkopf zum Ausstossen von Lactat-Tinte auf ein unbeschichtetes Druckmedium
JP2006130906A (ja) * 2004-10-08 2006-05-25 Denso Corp インクジェット印刷方法及び装置
JP4604923B2 (ja) * 2004-10-08 2011-01-05 株式会社デンソー インクジェット印刷方法及び装置
US20110150552A1 (en) * 2009-12-21 2011-06-23 Xerox Corporation Spreader Module for Duplex Continuous Feed Imaging Devices
US8419300B2 (en) * 2009-12-21 2013-04-16 Xerox Corporation Modular web roller assembly
US8714729B2 (en) 2009-12-21 2014-05-06 Xerox Corporation Modular roll bar assembly with temperature control system for heating or cooling web

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000103052A (ja) 画像形成装置
JPS6325075A (ja) 冊子印刷装置
JPH0478555A (ja) シート搬送装置及び該シート搬送装置を有するプリンタ
US5672018A (en) Curl straightening device for straightening curl of print paper and tape cassette provided with the same
JPS62144955A (ja) インクジエツト記録装置
US8967788B2 (en) Liquid ejecting apparatus
JPH06328680A (ja) インクジェット記録装置
JP2931095B2 (ja) 熱転写印字を溶着する方法および装置
US4870432A (en) Ink-jet printing apparatus and film nozzle member used in the same
JPS62144954A (ja) インクジエツト記録装置
JPH0516341A (ja) インクジエツトプリンタ
WO2023248972A1 (ja) 箔転写装置
JPS60190380A (ja) 熱転写プリンタ
JPH04251747A (ja) ワックスジェット式記録装置
JPH0226747A (ja) ホットメルト式インクジェットプリンタ
US5708468A (en) Image forming device utilizing hot melt ink
JPH0288253A (ja) 熱転写プリンタ
JPH01222982A (ja) インクジェット記録装置
JPH0719797Y2 (ja) 熱転写型プリンタ装置
JP2005313458A (ja) 画像記録装置
JP2575136B2 (ja) インクジエツトプリンタ
JP2905003B2 (ja) 熱転写プリンタ
JPH0671917A (ja) 熱転写プリンタ
JPS582623Y2 (ja) 固体インクロ−ラ機構
JP2001270140A (ja) サーマルプリンタ