JP3045672U - 段ボ−ル製組立式コ−ナ−パット - Google Patents

段ボ−ル製組立式コ−ナ−パット

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JP3045672U
JP3045672U JP1997005041U JP504197U JP3045672U JP 3045672 U JP3045672 U JP 3045672U JP 1997005041 U JP1997005041 U JP 1997005041U JP 504197 U JP504197 U JP 504197U JP 3045672 U JP3045672 U JP 3045672U
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山 茂 平
口 昇 山
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Nittsu Shoji KK
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Nittsu Shoji KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 延展すれば保管や輸送時にかさばらず、取扱
が便利で組立も容易であり、しかも使用済後の処分を公
害を招くおそれなく行うことのできる段ボ−ル製組立式
コ−ナ−パットを提供すること。 【解決手段】 壁42を壁41上に折曲,重合した状態で壁
41と共に壁31の上に折曲,重合し、それらを重合した状
態で基壁A側に折曲,起立させ壁41を基壁Aに係止して
第一の三重壁Xを形成すると共に、壁21,22をそれらに
より壁32を挾むように起立させた状態で壁22を基壁Aに
係止して第二の三重壁Yを形成し、且つ壁12を前方に折
曲し壁11の上に重合した状態で壁11を基壁A上に折曲,
重合し壁11を第二の三重壁に係止して第三の三重壁Zを
形成するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、物品のコ−ナ−を保護するためのコ−ナ−パットであって、段ボ− ル製組立式であり、延展すれば保管や輸送時にかさばらず、取扱が便利で組立も 容易であり、しかも使用済後の処分を公害を招くおそれなく行うことのできる段 ボ−ル製組立式コ−ナ−パットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
物品の輸送時などにそのコ−ナ−を保護するために用いられるコ−ナ−パット としては、主として、発泡スチロ−ルなどの合成樹脂製の成形品が多く用いられ ている。
【0003】 然し乍ら、上記の発泡スチロ−ル製のコ−ナ−パットは、成形品であるために 保管や輸送時にかさばって取扱上不便なことが多いばかりでなく、使用中に屡々 割れが生じて保護機能が低下するおそれがあるし、また、使用済後の処分に際し ては公害を招くおそれもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述のような従来技術に鑑み、段ボ−ル製組立式であり、延展すれ ば保管や輸送時にかさばらず、取扱が便利で組立も容易であり、しかも使用済後 の処分を公害を招くおそれなく行うことのできる段ボ−ル製組立式コ−ナ−パッ トを提供することを、その課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案コ−ナ−パットの構成は 、段ボ−ル製であって、基壁Aの一側に壁11を連設すると共に該壁11の後方に該 壁11に重合する壁12を連設し、基板Aの他側に壁21を連設すると共に該壁21に重 合する壁22を連設し、基壁Aの後側に壁31を連設すると共に該壁31の側方で前記 壁21の後位に位置し壁31に向けて折曲可能な壁32を連設する一方、前記壁31の後 位に壁41を連設すると共に該壁41の側方で前記壁12の後位に位置する壁42を連設 して成り、壁42を壁41上に折曲,重合した状態で壁41と共に壁31の上に折曲,重 合し、それらを重合した状態で基壁A側に折曲,起立させ壁41を基壁Aに係止し て第一の三重壁Xを形成すると共に、壁21,22をそれらにより壁32を挾むように 起立させた状態で壁22を基壁Aに係止して第二の三重壁Yを形成し、且つ壁12を 前方に折曲し壁11の上に重合した状態で壁11を基壁A上に折曲,重合し壁11を前 記第二の三重壁Yに係止して第三の三重壁Zを形成するようにしたことを特徴と するものである。
【0006】 而して、第一の三重壁Xの形成に際して、壁41の基壁Aへの係止を、該壁41に 係止片41aを設け、該係止片41aを基壁Aの後部に設けた係止孔aに挿入して係止 する手法を用いれば、構造が簡単で組立作業も容易である。
【0007】 また、第二の三重壁Yの形成に際して、壁22の基壁Aへの係止を、該壁22に係 止片22aを設け、該係止片22aを基壁Aの壁21側に設けた係止孔bに挿入して係止 する手法を用いれば、構造が簡単で組立作業も容易であり、組立時に壁32を壁21 ,22の間に挾むから、第一の三重壁Xを保持することにもなるので、好適である 。
【0008】 更に、第三の三重壁Zの形成に際して、壁11の第二の三重壁への係止を、壁22 の係止片22aの前位及び壁32の前位に、それぞれ係止用段部22b,32aを設けて第 二の三重壁Y形成時に係止部が形成されるようにし、壁11の側部に設けた係止片 11aを前記係止部に挿入して係止する手法を用いれば、構造が簡単で組立作業も 容易である。
【0009】
【考案の実施の形態】
次に本考案の実施の形態例を図により説明する。図1は本考案コ−ナ−パット の延展状態の正面図、図2はコ−ナ−パットに組み立てた状態の斜視図、図3は 1枚の段ボ−ル紙から本考案コ−ナ−パットを2個裁断する状態を示す正面図で ある。
【0010】 図において、Aは段ボ−ル紙から成る基壁、a,bは該基壁Aの図における上 ,右の中央部に設けた係止孔、11は該基壁Aの図の左側に連設した壁で、その外 側下部に係止片11aを突設すると共に、図の上方に壁12を連設してあり、壁11と1 2との間には壁12を折曲して壁11上に重合しやすくするために細長孔cを設け、 壁11と基壁Aとの境界部には壁12を重合した壁11が基壁A上に重合しやすいよう に少なくとも前記段ボ−ル紙の厚み量を離して折曲線f,fを設けてある。
【0011】 21は基壁Aの図の右側に連設した壁、22は該壁21の右側に連設した壁で、壁22 はその外側で前記基壁Aの係止孔bに対応する係止片22aと外側下部に係止用段 部22bを設けてあり、また、壁21と22との境界部には後述する壁32を挾んで壁22 を壁21に重合しやすいように少なくとも前記段ボ−ル紙の厚み量を離して折曲線 g,gを設けてある。
【0012】 31は基壁Aの図の上方に連設した壁、32は該壁31の図の右方に連設した壁で、 壁32は、前述のように、組立時に壁21,22に挾まれる壁であり、外側下部に、前 記壁22の係止用段部22bと同形状の係止用段部32aを、組立時に壁21,22に挾まれ た状態で前記係止用段部22bと一体的段部状の係止部になるように設けてある。
【0013】 41は前記壁31の図の上方に連設した壁で、その上部に組立時に基壁Aの係止孔 aに挿入係止される係止片41aを突設してある。42は該壁41の図の左方に連設し 組立時に前記壁41の上に折曲,重合する壁で、壁41との接合部に折曲しやすくす るための細長孔dを設け、壁31と壁41との境界部には壁42を壁41に折曲,重合し た状態で壁41を壁31に折曲,重合しやすいように少なくとも段ボ−ル紙の厚み量 を離して折曲線h,hを設けてある。
【0014】 本考案コ−ナ−パットは上記の基壁A,壁11,12,21,22,31,32,41,42に より構成され、保管時や運搬時には図1の延展状態のままその作業を行い、コ− ナ−パットとして使用する際は、図2に示すように組立てるようにしたものであ って、その組立て順序は次のとおりである。
【0015】 まず、壁42を壁41上に折曲,重合し、壁41を壁42を重合したまま壁31上に折曲 ,重合した後、壁31をそのまま折曲,起立させて係止片41aを係止孔aに係止さ せる。こうすることにより、基壁Aに対して起立した第一の三重壁Xが形成され 、この状態では、壁32は起立状態となる。
【0016】 次に、壁22を壁21の境界部の折曲線g,gにおいて折曲しながら、起立してい る前記壁32を壁21との間に挾んで、係止片22aを係止孔bに係止させる。こうす ることにより、基壁Aに対して起立し、上記第一の三重壁Xと共にコ−ナ−を形 成する第二の三重壁Yが形成される。
【0017】 次いで、壁12を壁11上に折曲,重合し、壁11を壁12を重合したまま基壁A上に 折曲重合すると共にその係止片11aを、壁22の係止用段部22bと壁32の係止用段部 32aとにより形成される係止部に挿入係止させる。こうすることにより、基壁A と共に第三の三重壁Zが形成される。この第三の三重壁Zは第一,第二の三重壁 X,Yに対して直角をなすから、前記2個の立壁と底壁1個から成るコ−ナ−パ ットが形成されるのである。
【0018】 而して、上記のコ−ナ−パットは、第一,第二,第三のいずれの三重壁も同じ 大きさに形成されるので、使用する場合、いずれの三重壁を底壁としても、使用 上変わりはなく、従って、特に特定の三重壁を選択することなく無作為で使用で きる。
【0019】
【考案の効果】
本考案段ボ−ル紙製組立式コ−ナ−パットは、上述のとおりであって、延展す れば1枚の平坦な段ボ−ル紙となるから、保管や運搬時に多数を積重できるので 、取扱上極めて便利であり、また、組立てれば、互いに直角な3個の三重壁によ り構成されるコ−ナ−パットとなるから、強度は極めて大きい上に、段ボ−ル紙 独特の弾性も具えているので、物品の輸送時などに該物品のコ−ナ−の保護に用 いるコ−ナ−パットとして極めて有用である。しかも、本考案コ−ナ−パットは 、延展状態の形状から、1枚の段ボ−ル紙を略二分する状態で裁断すれば、殆ど 無駄なく2個のコ−ナ−パットを得られるので、省資源上も有利である。
【0020】 また、本考案コ−ナ−パットは、使用後の再使用も可能であり、使用済後の廃 棄処分時には焼却すればよいので、従来多用されている発泡スチロ−ル製のコ− ナ−パットに比し、廃棄処分が容易な上に、公害問題を起こすおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案コ−ナ−パットの延展状態の正面図。
【図2】コ−ナ−パットに組立てた状態の斜視図。
【図3】1枚の段ボ−ル紙から本考案コ−ナ−パットを
2個裁断する状態の正面図。
【符号の説明】
A 基壁 a,b,c,d 細長孔 f,g,h 折曲線 11,12,21,22,31,32,41,42 壁 11a,22a,41a 係止片 22b,32a 係止用段部 X,Y,Z 三重壁

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボ−ル製であって、基壁Aの一側に壁
    11を連設すると共に該壁11の後方に該壁11に重合する壁
    12を連設し、基板Aの他側に壁21を連設すると共に該壁
    21に重合する壁22を連設し、基壁Aの後側に壁31を連設
    すると共に該壁31の側方で前記壁21の後位に位置し壁31
    に向けて折曲可能な壁32を連設する一方、前記壁31の後
    位に壁41を連設すると共に該壁41の側方で前記壁12の後
    位に位置する壁42を連設して成り、壁42を壁41上に折
    曲,重合した状態で壁41と共に壁31の上に折曲,重合
    し、それらを重合した状態で基壁A側に折曲,起立させ
    壁41を基壁Aに係止して第一の三重壁Xを形成すると共
    に、壁21,22をそれらにより壁32を挾むように起立させ
    た状態で壁22を基壁Aに係止して第二の三重壁Yを形成
    し、且つ壁12を前方に折曲し壁11の上に重合した状態で
    壁11を基壁A上に折曲,重合し壁11を前記第二の三重壁
    Yに係止して第三の三重壁Zを形成するようにしたこと
    を特徴とする段ボ−ル製組立式コ−ナ−パット。
  2. 【請求項2】 壁41の基壁Aへの係止は、該壁41に係止
    片41aを設け、該係止片41aを基壁Aの後部に設けた係止
    孔aに係止するようにした請求項1のコ−ナ−パット。
  3. 【請求項3】 壁22の基壁Aへの係止は、該壁22に係止
    片22aを設け、該係止片22aを基壁Aの壁21側に設けた係
    止孔bに係止するようにした請求項1のコ−ナ−パッ
    ト。
  4. 【請求項4】 壁11の第二の三重壁Yへの係止は、壁22
    の係止片22aの前位及び壁32の前位に、それぞれ係止用
    段部22b,32aを設けて第二の三重壁形成時に係止部が形
    成されるようにし、壁11の側部に設けた係止片11aを前
    記係止部に係止するようにした請求項1のコ−ナ−パッ
    ト。
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