JP3044873U - 商品展示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬や保管に都合が良く、かつ、状況に応じ
て異なる展示方法を採用できる斬新な商品展示装置を提
供する。 【解決手段】 底板部５の下面に４本の脚片６，７，
８，９を、それぞれが四角形の角部に位置するような配
置で突設した商品保持部材１と、その商品保持部材１の
脚片６，７，８，９の間に嵌め込み可能な受座１７を設
けて商品保持部材１に対して着脱自在な支持部材２とか
らなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、財布やメガネ等の商品を店頭などでディスプレイする際に使用する 商品展示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

商品を展示する場合、その商品を保持する部材と、その商品保持部材を支える 支持部材とを必要とするが、従来の商品展示装置はその保持部材と支持部材とが 一体的に成形されているので、嵩張って運搬や保管に不都合であり、又、その支 持部材の構造によって展示方法が限定されるという不満があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案は上記の問題を解決すること、すなわち、運搬や保管に都合が 良く、かつ、状況に応じて異なる展示方法を採用できる斬新な商品展示装置の提 供を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の商品展示装置は、上記の課題を解決するために、底板部５の下面に４ 本の脚片６，７，８，９を、それぞれが四角形の角部に位置するような配置で突 設した商品保持部材１と、その商品保持部材１の脚片６，７，８，９の間に嵌め 込み可能な受座１７，２１，２２，２３，２７，２８，２９を設けて商品保持部 材１に対して着脱自在な支持部材２，１８，２５とからなる、という構成を採る ものである。

【０００５】 そして、その支持部材１８は、複数の受座２１，２２，２３を有して、それら 受座２１，２２，２３は商品保持部材１における前側の脚片６，７と後側の脚片 ８，９との間に嵌め込み可能な左右方向に長い水平な板状を呈し、更に、それら 受座２１，２２，２３は互いに平行に且つ前後方向に階段状に配設された構成を 採ることが可能である。

【０００６】 また、その支持部材２５は、複数の受座２７，２８，２９を有して、それら受 座２７，２８，２９は商品保持部材１における左側の脚片６，８と右側の脚片７ ，９との間に嵌め込み可能な前後方向に長い板状を呈し、更に、それら受座２７ ，２８，２９は一枚の板の上に段差３０，３１を介して段階状に、且つ前後方向 に縦列するように設けられた構成を採ることも可能である。

【０００７】

【実施例】

以下、図示した実施例について説明する。まず、図１〜図４は第１実施例を示 したもので、この第１実施例は、財布を載置して展示する商品保持部材１と、第 １の支持部材２との組合せにより構成されるものである。商品保持部材１は透明 なアクリル製で、断面が背の低い山形を呈する前壁部３と、断面が背の高い山形 を呈する後壁部４と、その両者の間に位置する水平な底板部５とを有して、その 底板部５の下面に、図１に示すように、４本の脚片６，７，８，９をそれぞれが 正方形の角部に位置するような配置で突設している。なお、各脚片６，７，８， ９の断面はＬ字形を呈して、その凹状の側面が中心側へ向いている。また、後壁 部４の両端肩部には、図２に示すように、財布１０と商品保持部材１とを繋いで 盗難を防止する鎖１１などの連結孔１２，１３を穿設している。また、後壁部４ の背面板１４の下端中央には、図１に示すように、切欠凹部１５を設けている。 この切欠凹部１５は上記の脚片における左側に位置する脚片６，８と右側に位置 する脚片７，９との間に存在する隙間２４の後方延長線上に位置して、その隙間 ２４と同一幅である。財布１０は底板部５の上面に載置されて展示される。

【０００８】 第１の支持部材２は、図１に示すように、略角錐形を呈して、その頂端部に正 方形の受座１７を設けている。この受座１７は、上記商品保持部材１の４本の脚 片６，７，８，９の中心部へ嵌め込み可能になっている。この第１の支持部材２ も商品保持部材１と同様に透明なアクリル製である。この第１の支持部材２は、 その受座１７を脚片６，７，８，９の間から抜き取ることによって商品保持部材 １から分離することができる。すなわち、第１の支持部材２は商品保持部材１に 対し着脱自在である。この第１の支持部材２は、商品を単品で展示する場合に使 用する。

【０００９】 次に、図５及び図６は第２実施例を示したもので、この第２実施例は上記の商 品保持部材１と、第２の支持部材１８とを組合せて構成されている。この第２の 支持部材は、左右両端に支脚１９，２０を有して、それら支脚１８，１９の間に 左右方向に長い３枚の板状の受座２１，２２，２３を水平に且つ互いに平行に架 設した構成になっていて、その３枚の受座２１，２２，２３は前後方向に並んで 高さが異なるように、すなわち、階段状に配設されている。この第２の支持部材 １８は、その受座２１，２２，２３を商品保持部材１の４本の脚片のうち、前側 の脚片６，７と後側の脚片８，９との間に存在する隙間１６に嵌め込んで商品保 持部材１と接続するようになっている。なお、商品保持部材１は第２の支持部材 に取付けた状態で、受座２１，２２，２３に沿って左右方向へスライドさせるこ とができる。脚片６，７，８，９間から受座２１，２２，２３を抜き取れば、第 ２の支持部材１８と商品保持部材１とを分離することができる。すなわち両者は 着脱自在である。

【００１０】 次に、図７及び図８は第３実施例を示したもので、この第３実施例は上記の商 品保持部材１と、第３の支持部材２５とを組合せて構成されている。この第３の 支持部材２５は、１つの脚台２６の上に前後方向に長く且つ階段状の段差３０， ３１を有する板を載設して受座２７，２８，２９となしたものである。この第３ の支持部材２５は、上記商品保持部材１における４本の脚片のうち、左側の２本 の脚片６，８と右側の２本の脚片７，９との間に存在する隙間２４に受座２７， ２８，２９を嵌合させることにより商品保持部材１と一体化するようになってい る。なお、このとき、商品保持部材１の上記の切欠凹部１５も受座２７，２８， ２９と嵌合するようになっている。この第３の支持部材２５も、その受座２７， ２８，２９を脚片６，７，８，９の間から抜き取ることにより商品保持部材１か ら分離することができ、すなわち両者は着脱自在となっている。

【００１１】 なお、上記の実施例における商品保持部材１は財布用であるが、本考案はこれ に限定するものではなく、メガネ等の他の商品用とすることも可能である。

【００１２】

【考案の効果】

本考案の商品展示装置は上記の通りであり、まず、商品保持部材１と支持部材 ２，１８，２５とを不使用時に分離することができるので、運搬時や保管時に嵩 張らず都合が良いという利点がある。次に、一つの商品保持部材１に対して３種 類の支持部材２，１８，２５を組み付けることができるので、状況に応じて展示 方法を変えることができるという利便性がある。すなわち、商品保持部材１と第 １の支持部材２とを組み合わせれば商品を単品で展示することができ、又、商品 保持部材１と請求項２又は請求項３に記載した支持部材１８，２５とを組み合わ せれば複数の商品を同時に展示することができる。特に、複数の商品を展示する 場合に、請求項２記載の第２の支持部材１８を使用すれば、商品保持部材１を横 方向にスライドさせて前後の商品の位置をずらして展示できるという利点が得ら れ、又、請求項３記載の第３の支持部材２５を使用すれば、省スペースで、すな わち、展示スペースの幅を広く取れない場合でも、複数の商品を同時に展示でき るという利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】商品保持部材と第１の支持部材の分離状態の斜
視図である。

【図２】商品保持部材を第１の支持部材に組み付けた状
態の斜視図である。

【図３】図２のＡ−Ａ線断面図である。

【図４】図２のＢ−Ｂ線断面図である。

【図５】商品保持部材を第２の支持部材に組み付けた状
態の斜視図である。

【図６】図５のＣ−Ｃ線断面図である。

【図７】商品保持部材を第３の支持部材に組み付けた状
態の斜視図である。

【図８】商品保持部材を第３の支持部材に組み付けた状
態の側面図である。

【符号の説明】

１ 商品保持部材 ２ 支持部材 ３ 前壁部 ４ 後壁部 ５ 底板部 ６ 脚片 ７ 脚片 ８ 脚片 ９ 脚片 １０ 財布 １１ 鎖 １２ 連結孔 １３ 連結孔 １４ 背面板 １５ 切欠凹部 １６ 隙間 １７ 受座 １８ 支持部材 １９ 支脚 ２０ 支脚 ２１ 受座 ２２ 受座 ２３ 受座 ２４ 隙間 ２５ 支持部材 ２６ 脚台 ２７ 受座 ２８ 受座 ２９ 受座 ３０ 段差 ３１ 段差

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底板部５の下面に４本の脚片６，７，
   ８，９を、それぞれが四角形の角部に位置するような配
   置で突設した商品保持部材１と、その商品保持部材１の
   脚片６，７，８，９の間に嵌め込み可能な受座１７，２
   １，２２，２３，２７，２８，２９を設けて商品保持部
   材１に対して着脱自在な支持部材２，１８，２５とから
   なる商品展示装置。
2. 【請求項２】 支持部材１８が複数の受座２１，２２，
   ２３を有して、それら受座２１，２２，２３は商品保持
   部材１における前側の脚片６，７と後側の脚片８，９と
   の間に嵌め込み可能な左右方向に長い水平な板状を呈
   し、更に、それら受座２１，２２，２３は互いに平行に
   且つ前後方向に階段状に配設された請求項１記載の商品
   展示装置。
3. 【請求項３】 支持部材２５が複数の受座２７，２８，
   ２９を有して、それら受座２７，２８，２９は商品保持
   部材１における左側の脚片６，８と右側の脚片７，９と
   の間に嵌め込み可能な前後方向に長い板状を呈し、更
   に、それら受座２７，２８，２９は一枚の板の上に段差
   ３０，３１を介して段階状に、且つ前後方向に縦列する
   ように設けられた請求項１記載の商品展示装置。