JP3044617B2 - ラッチ機構を有するシールドコネクタ - Google Patents

ラッチ機構を有するシールドコネクタ

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電気コネクタの技術
に関するもので、特に、シールド自体にコネクタを相補
型の接続装置にラッチする手段が設けられているシール
ドコネクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】高速通信および他の電気通信と、コンピ
ュータ利用において、放射性放出の進入および放出を防
止するために信号を接続界面でシールドすることが重要
である。このため、コンピュータと通信ネットワーク間
の接続界面において、入出力用シールドコネクタが使用
されている。この入出力用シールドコネクタの一つのタ
イプは、ＰＣＭＣＩＡ型メモリカードの後ろ側のコネク
タと接合可能な低背型入出力用コネクタの形状のもので
ある。しかしながら、これらのタイプのコネクタには、
様々の問題がある。まず、コネクタハウジング上に金属
シールドを配置して固定することが難しいことである。
金属シールドが、ハウジングにしっかりと固定されない
場合には、接合不全となり、コネクタを付属品（例え
ば、電話またはコンピュータのコネクタ）等の相補型の
接続装置に接合することに関連する問題が生じることと
なる。
【０００３】他の問題は、開口したフロント部を有する
公知の入出力用シールドコネクタ等の構造上の欠陥にあ
り、この開口したフロント部により、ユーザはコネクタ
の内部部材をいじることができるが、全体のコネクタ装
置に損傷を与えるかまたは破損させることになる可能性
がある。さらに、コネクタ内にプリント回路基板を十分
に支持および／または固定できないために、部材の破損
または損傷により装置の不動作を引き起こす可能性があ
る。さらに、公知のコネクタ装置において、幾つかのラ
ッチ機構は、打ち抜き成形されたコネクタシールドによ
り設けられており、外側のカバーと一体または別体のレ
バーにより作動されている。ラッチおよび／またはレバ
ーに過度の力が加えられた場合に、これらの打ち抜き成
形されたラッチ機構は破壊され、ラッチ機構の効力を無
くす可能性がある。同様に、外側のカバーに露出したプ
ラスチック製のレバーは、外向き方向の過度の引張力に
より損傷を与えられるか、または破損される可能性があ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、上述し
た特徴のシールドコネクタに現在生じている、上述した
無数の相互関係のある問題を一つ以上解決することに関
するものである。したがって、本発明の目的は、新規で
ある改良された電気コネクタ、特に金属シールドと一体
の弾性ラッチ機構を有するシールドコネクタを提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の好適実施例にお
いて、コネクタは、複数の信号コンタクトを取り付け可
能であり、両側面を有する前向きに突出する接合部を有
している内側誘電性ハウジングを備えている。金属シー
ルドは、内側誘電性ハウジングの主要部を包囲するもの
で、一対の分かれたシールドハーフで成形されている。
一方のシールドハーフは、金属シールドの前側で内側誘
電性ハウジングの接合部の各側面の外側に、略Ｌ字状の
弾性ラッチ機構を有している。各Ｌ字状の弾性ラッチ機
構は、接合部の各側面に沿って前後方向の第一の脚と、
接合部の外向きに突出する横方向の第二の脚を有してい
る。第一の脚は、外向きに突出するラッチ部を有してい
る。外側誘電性カバーは、金属シールドの主要部を包囲
するもので、Ｌ字状の弾性ラッチ機構の第二の脚に係合
して、第一の脚とそのラッチ部を互いに対して内向き
に、内側誘電性ハウジングの接合部の方へ付勢させる一
対のアクチュエータアームを有している。
【０００６】上述したように、外側誘電性カバーは、ア
クチュエータアームと一体成形構造でともに一体となっ
ている。外側誘電性カバーは、内側誘電性ハウジングの
接合部よりもきわめて大きい前側開口部を有しており、
内側誘電性ハウジングは、前側開口部を実質的に閉塞す
るために、接合部の外向きに横方向に突出する前壁を有
している。Ｌ字状の弾性ラッチ機構の横方向の第二の脚
は、内側誘電性ハウジングの前壁の後ろ側のスロットで
移動範囲を規定されている。
【０００７】各Ｌ字状の弾性ラッチ機構の前後方向の第
一の脚は、内側誘電性ハウジングの接合部の各側面に取
り付けられる第三の脚を並列して形成するために、逆に
折り曲げられている。接合部の両側は、溝を有してお
り、溝内に弾性ラッチ機構の第三の脚が嵌入され、第三
の脚に垂下して設けたタブが溝の下側突条の貫通通路に
挿入されている。第三の脚は、接合部の両側から外向き
に突出するラッチボスを収容する取付孔を有している。
【０００８】最後に、各Ｌ字状の弾性ラッチ機構の横方
向の第二の脚は、外側誘電性カバーの一方のアクチュエ
ータアームに係合するフック状後端を有している。フッ
ク状後端は、アクチュエータアームが弾性ラッチ機構を
内向きに付勢する時に、各弾性ラッチ機構に過大応力が
発生するのを防止するために、金属シールドの一部分と
係合可能となっている。
【０００９】本発明の他の目的、特徴、利点は、添付の
図面を参照して説明する以下の詳細な説明より明白とな
るであろう。
【００１０】
【発明の実施形態】図面について詳細に説明すれば、ま
ず図１および２は、参照符号１０で示される本発明によ
る電気コネクタであり、特にＰＣＭＣＩＡ型メモリカー
ドの後ろ側で相補型コネクタと接合可能な入出力用シー
ルドコネクタが示されている。図面おいて明らかなよう
に、この入出力用シールドコネクタ１０は、非常に低い
低背型である。しかしながら、以下の詳細な説明により
十分に理解できるように、本発明の様々な特徴は、他の
タイプのコネクタにも同様に適用可能である。
【００１１】図２において明らかなように、一般に、入
出力用シールドコネクタ１０は、参照符号１２で示され
る内側誘電性ハウジングと、参照符号１４で示される内
側誘電性ハウジング１２の主要部を包囲する金属シール
ドと、参照符号１６で示される金属シールド１４と内側
誘電性ハウジング１２の主要部を実質的に包囲する外側
誘電性カバーを有している。この入出力用シールドコネ
クタ１０は、プリント回路基板１８を内蔵している。複
数の信号コンタクト２０が、内側誘電性ハウジング１２
に取り付けられ、半田付けによりプリント回路基板１８
の回路配線に固定される。電気ケーブル（図示せず）
は、外側誘電性カバー１６の後ろ側のブーツ部２２を貫
通して延び、半田付けによりプリント回路基板１８の回
路配線に適当に取り付けられる複数の導体を有してい
る。従って、信号コンタクト２０は、プリント回路基板
１８を介して電気ケーブルの導体に電気的に接続され
る。
【００１２】図１および２とともに、図３について説明
すれば、内側誘電性ハウジング１２は、低背型部材であ
る。内側誘電性ハウジング１２は、プラスチック等の誘
電性材料で一体に成形される一体構造である。内側誘電
性ハウジング１２は、メモリカードの後ろ側に取り付け
られる相補型の相手方コネクタのプラグ部を収容する狭
いスロット２６（図１）が設けられた、前向きに突出す
る接合部２４を有している。内側誘電性ハウジング１２
は、プリント回路基板１８の溝２８( 図２) 内に取り付
けられ、信号コンタクト２０は、相手方コネクタのコン
タクトと電気係合するためにスロット２６内の溝３０
（図３）内に突出される。後述する目的のために、内側
誘電性ハウジング１２は、接合部２４の両側から外向き
に突出する前壁３２とともに、前壁３２の後ろ側にスロ
ット３４を有している。内側誘電性ハウジング１２の上
下両面には、後述するように、金属シールドを取り付け
るための一対の溝３６が設けられている。
【００１３】最後に、図３において最も良く図示するよ
うに、内側誘電性ハウジング１２の前向きに突出する接
合部２４は、後述する弾性ラッチ機構を収容するために
溝４０が形成されている両側面３８を有している。ラッ
チボス４２が、各溝４０の内側に内側誘電性ハウジング
１２と一体に成形されており、溝４０の下側突条４４に
は、貫通通路４６が設けられている。
【００１４】図１および２とともに、図４及び５につい
て説明すれば、金属シールド１４は、一対の分かれたシ
ールドハーフで形成されており、すなわち参照符号４８
で示される上側シールドハーフと、参照符号５０で示さ
れる下側シールドハーフで形成されている。それぞれの
シールドハーフ４８、５０は、一体構造として金属板材
料で打ち抜き成形されている。
【００１５】まず、図４について説明すれば、上側シー
ルドハーフ４８は、上壁４８ａと、一対の側壁４８ｂ
と、一対の分かれた後壁４８ｃと、上壁４８ａと略平行
である前向きに突出するリップ４８ｄを有している。上
壁４８ａは、内側誘電性ハウジング１２の上側の溝３６
（図３）内に取り付けられる一対の内向き突起５４と、
外側誘電性カバー１６の上側の三つの孔５６（図２）に
取り付けられる三つの外向き突起５２を有している。側
壁４８ｂはそれぞれ、後述するように、下側シールドハ
ーフ５０と弾性係合する三つの戻り止め開口部５８を有
している。後壁４８ｃには、その間に開口部６０が規定
されており、電気ケーブルの通過が可能となっている。
前側のリップ４８ｄは、内側誘電性ハウジング１２の前
向きに突出する接合部２４の上側に重ねられるサイズの
形状である。最後に、上側シールドハーフ４８は、金属
シールド１４の前側で内側誘電性ハウジング１２の接合
部２４の各側面３８の外側に、参照符号６２で示される
略Ｌ字状の弾性ラッチ機構を有している。弾性ラッチ機
構６２については、図７とともに詳細に後述する。
【００１６】図２乃至４とともに図５について説明すれ
ば、下側シールドハーフ５０は、底壁５０ａと、一対の
側壁５０ｂを有している。底壁５０ａは、電気ケーブル
上にクランプする一対のクリンプアーム６４ａが設けら
れた、後ろ向きに突出する舌片６４を有している。四つ
のプラットフォーム６６が、底壁５０ａの金属板からた
たき出されており、その上にプリント回路基板１８（図
２）が配置される。一対の内向きフック状突起６８が、
プリント回路基板１８の上側縁に係合するために各側壁
５０ｂからたたき出されている。従って、フック状突起
６８が、プリント回路基板１８の上側縁に弾性係合する
ため、プリント回路基板１８を下側シールドハーフ５０
内でプラットフォーム６６の上側に弾性取り付けするこ
とができる。下側シールドハーフ５０の側壁５０ｂはそ
れぞれ、包囲物としてともにシールドハーフ４８、５０
を保持するために、上側シールドハーフ４８の側壁４８
ｂの戻り止め開口部５８内で弾性係合する、三つの外向
きフック状突起７０を有している。最後に、底壁５０ａ
は、内側誘電性ハウジング１２の下側の溝３６（図３）
内に取り付けられる一対の内向き突起７２と、外側誘電
性カバー１６の下側の孔７６（図２）内に取り付けられ
る三つの外向き突起７４を有している。
【００１７】図１乃至５とともに図６について説明すれ
ば、外側誘電性カバー１６は、上壁１６ａおよび底壁１
６ｂを有しており、それぞれには、上側および下側シー
ルドハーフ４８、５０の外向き突起５２、７４をそれぞ
れに収容する孔５６、７６が設けられている。外側誘電
性カバー１６は、プラスチック等の誘電性材料で一体に
成型される一体構造であり、電気ケーブル用の後ろ側の
ブーツ２２も外側誘電性カバー１６とともに一体に成型
され、そこから外向きに突出している。
【００１８】外側誘電性カバー１６（図６）は、上壁１
６ａおよび底壁１６ｂをそれぞれ一体に接合する側壁１
６ｃを有している。片持ち支持されたアクチュエータア
ーム８０は、各側壁１６ｃと一体に成型されている。各
アクチュエータアーム８０の後端８０ａは、各側壁１６
ｃと一体となっているため、アクチュエータアーム８０
の先端８０ｂは、双頭矢印「Ａ」（図６）の方向に回動
可能となっている。突出した鋸歯状ボス８０ｃは、オペ
レータの親指または指で操作するために、各アクチュエ
ータアーム８０に設けられている。各アクチュエータア
ーム８０の先端８０ｂは、ブリッジ部８２の後ろ側から
前向きに突出しており、アクチュエータアーム８０が過
度に外向きに引っ張られて、アクチュエータアーム８０
に損傷が与えられるかまたは破損されるのを防止してい
る。
【００１９】図４とともに、特に図７について説明すれ
ば、各Ｌ字状の弾性ラッチ機構６２は、内側誘電性ハウ
ジング１２の前向きに突出する接合部２４の各側面３８
に沿って前後方向の第一の脚８６と、接合部２４の外向
きに突出する横方向の第二の脚８８を有している。前後
方向の第一の脚８６は、外向きに突出するラッチ部８６
ａを有しており、横方向の第二の脚８８は、フック状後
端８８ａを有している。ラッチ部８６ａは、相補型の相
手方コネクタの適当なラッチ手段と係合可能となってい
る。図７において最も良く示すように、フック状後端８
８ａは、アクチュエータアーム８０の先端８０ｂと係合
するように配置されるので、アクチュエータアーム８０
は、第一の脚８６とラッチ部８６ａを内向きに接合部２
４の方へ矢印「Ｂ」の方向に付勢して、入出力用シール
ドコネクタ１０を相手方コネクタからラッチ解除して離
脱させることができる。各弾性ラッチ機構６２の横方向
の第二の脚８８は、内側誘電性ハウジング１２の一方の
前壁３２の後ろ側のスロット３４で移動範囲が規定され
ている。弾性ラッチ機構６２の横方向の第二の脚８８の
フック状後端８８ａは、金属シールド１４の外側と係合
して、アクチュエータアーム８０が弾性ラッチ機構６２
をうち向きに付勢する時に、弾性ラッチ機構６２に過大
応力が発生するのを防止することが図７から分かる。
【００２０】図４および７において最も良く示すよう
に、各弾性ラッチ機構６２の前後方向の第一の脚８６
は、内側誘電性ハウジング１２の各側面３８（図３）に
取り付けられる第三の脚９２を並列して形成するため
に、９０で逆に折り曲げられている。さらに、第三の脚
９２は、接合部２４の両側のそれぞれの溝４０（図３）
内に嵌入され、溝４０内のラッチボス４２が、第三の脚
９２の取付孔９４（図４）内で係合する。また、第三の
脚９２は、溝４０の下側突条４４の後ろ側の貫通通路４
６内に挿入される、下向きに垂下するタブ９６を有して
いる。弾性ラッチ機構６２を内側誘電性ハウジング１２
に固定するこの構造的組み合わせばかりではなく、この
構造は、相互係合される上下側のシールドハーフ４８及
び５０で構成される金属シールド１４の全体をシールド
コネクタ１０の前側に取り付けるのに効果的なものであ
る。
【００２１】上述したように、弾性ラッチ機構６２の横
方向の第二の脚８８は、内側誘電性ハウジング１２の前
壁３２の後ろ側のスロット３４（図３）で移動範囲が規
定されている。図１，２，６において示すように、外側
誘電性カバー１６には、内側誘電性ハウジング１２の接
合部２４よりもきわめて大きい、相当に大きな開口部１
００が設けられている。従って、内側誘電性ハウジング
１２の前壁３２もまた、外側誘電性カバー１６の開口部
１００を閉塞するのに効果的なものであり、入出力用シ
ールドコネクタ１０内部への不当な進入を防止すること
ができる。外側誘電性カバー１６の開口部１００は、金
属シールド１４を含む他の部材全てを外側誘電性カバー
１６の前側を介して組み込むために大きくなくてはなら
ない。
【００２２】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、金属シ
ールドと一体の弾性ラッチ機構を有するシールドコネク
タであって、金属シールド及び弾性ラッチ機構のそれぞ
れがしっかりと内側誘電性ハウジングに固定されたシー
ルドコネクタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による入出力用シールドコネクタの斜視
図である。
【図２】本発明による入出力用シールドコネクタの様々
な部材の分解斜視図である。
【図３】本発明による入出力用シールドコネクタの内側
誘電性ハウジングの斜視図である。
【図４】本発明による入出力用シールドコネクタの上側
シールドハーフの斜視図である。
【図５】本発明による入出力用シールドコネクタの下側
シールドハーフの斜視図である。
【図６】本発明による入出力用シールドコネクタの外側
誘電性カバーの斜視図である。
【図７】下側半分が横断面で示されている、本発明によ
る入出力用シールドコネクタの平面図である。
【符号の説明】
１０ 入出力用シールドコネクタ １２ 内側誘電性ハウジング １４ 金属シールド１６ 外側誘電性カバー １８ プリント回路基板 ２０ 信号コンタクト ２４ 接合部４０ 溝 ４２ ラッチボス ４４ 下側突条 ４６ 貫通通路 ４８ 上側シールドハーフ ５０ 下側シールドハーフ ６２ Ｌ字状の弾性ラッチ機構 ８０ アクチュエータアーム ８６ 第一の脚 ８６ａ ラッチ部 ８８ 第二の脚９２ 第三の脚 ９４ 取付孔 ９６ タブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トニー マオン アイルランド コ ギャルウェイ ロス カヒル ララガン (72)発明者 マシュー フィルハイト アイルランド リメリック バリークロ ー ベルフライ ５ (56)参考文献 特開 平９−63694（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−151011（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−357683（ＪＰ，Ａ) 実開 平６−19284（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−5276（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 13/639 H01R 13/648

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数の信号コンタクト（２０）を取り付
    け可能であり、両側面（３８）を有する前向きに突出す
    る接合部（２４）を有している内側誘電性ハウジング
    （１２）と、 内側誘電性ハウジング（１２）の主要部を包囲する、一
    対の分かれたシールドハーフ（４８、５０）で形成され
    る金属シールド（１４）であって、一方のシールドハー
    フ（４８）は、金属シールドの前側で内側誘電性ハウジ
    ング（１２）の接合部（２４）の各側面（３８）の外側
    に、略Ｌ字状の弾性ラッチ機構（６２）を有しており、
    該Ｌ字状の弾性ラッチ機構（６２）はそれぞれ、前記接
    合部（２４）の各側面（３８）に沿って前後方向の第一
    の脚（８６）と、接合部の外向きに突出する横方向の第
    二の脚（８８）を有しており、前記第一の脚（８６）
    は、内側誘電性ハウジング（１２）の接合部（２４）の
    各側面（３８）に取り付けられる第三の脚（９２）を並
    列して形成するために逆に折り曲げられ、また、外向き
    に突出するラッチ部（８６ａ）を有している金属シール
    ド（１４）と、 金属シールド（１４）の主要部を包囲する外側誘電性カ
    バー（１６）であって、Ｌ字状の弾性ラッチ機構（６
    ２）の第二の脚（８８）に係合して、第一の脚（８６）
    とそのラッチ部（８６ａ）を互いに対して内向きに内側
    誘電性ハウジング（１２）の接合部（２４）の方へ付勢
    させる一対のアクチュエータアーム（８０）を有してお
    り、該アクチュエータアーム（８０）と一体成形構造で
    ともに一体となっている外側誘電性カバー（１６）で構
    成され、前記金属シールド（１４）の一方のシールドハーフ（４
    ８）に設けられた略Ｌ字状の弾性ラッチ機構（６２）の
    第一の脚（８６）に並列して形成された前記第三の脚
    （９２）が、前記内側誘電性ハウジング（１２）の接合
    部（２４）の側面（３８）に形成された溝（４０）内に
    嵌入され、第三の脚（９２）に垂下して設けたタブ（９
    ６）が溝（４０）の下側突条（４４）の貫通通路（４
    ６）内に挿入されていると共に、 各Ｌ字状の弾性ラッチ機構（６２）の前記横方向の第二
    の脚（８８）は、外側誘電性カバー（１６）のアクチュ
    エータアーム（８０）に係合するフック状後端（８８
    ａ）を有しており、該フック状後端（８８ａ）は、アク
    チュエータアーム（８０）が弾性ラッチ機構を内向きに
    付勢する時に、各弾性ラッチ機構（６２）に過大応力が
    発生するのを防止するために、金属シールド（１４）の
    一部分と係合可能であることを特徴とするシールドコネ
    クタ（１０）。
  2. 【請求項２】 前記弾性ラッチ機構（６２）の第三の脚
    （９２）は、前記接合部（２４）の両側から外向きに突
    出するラッチボス（４２）を収容する取付孔（９４）を
    有していることを特徴とする請求項１に記載のシールド
    コネクタ。
  3. 【請求項３】 各Ｌ字状の弾性ラッチ機構（６２）の横
    方向の第二の脚（８８）は、内側誘電性ハウジング（１
    ２）のスロット（３４）で移動範囲が規定されることを
    特徴とする請求項１に記載のシールドコネクタ。
  4. 【請求項４】 前記外側誘電性カバー（１６）は、内側
    誘電性ハウジング（１２）の接合部（２４）よりもきわ
    めて大きい前側開口部（１００）を有しており、該前側
    開口部（１００）を実質的に閉塞するために、内側誘電
    性ハウジング（１２）は、接合部（２４）の外向きに横
    方向に突出する前壁（３２）を有していることを特徴と
    する請求項１に記載のシールドコネクタ。
  5. 【請求項５】 前記Ｌ字状の弾性ラッチ機構（６２）の
    横方向の第二の脚（８８）は、内側誘電性ハウジング
    （１２）の前壁（３２）の後ろ側のスロット（３４）で
    移動範囲が規定されることを特徴とする請求項４に記載
    の電気コネクタ。
  6. 【請求項６】 複数の信号コンタクト（２０）を取り付
    け可能であり、前向きに突出する接合部（２４）を有し
    ている内側誘電性ハウジング（１２）と、 前記内側誘電性ハウジング（１２）の少なくとも一部分
    を包囲する、金属シールドの前側に接合部（２４）に接
    近して略Ｌ字状の弾性ラッチ機構（６２）を有する金属
    シールド（１４）であって、前記略Ｌ字状の弾性ラッチ
    機構（６２）は、外向きに突出するラッチ部（８６ａ）
    を有する接合部（２４）に近接した前後方向の第一の脚
    （８６）と、接合部（２４）の外向きに突出する横方向
    の第二の脚（８８）を有する金属シールド（１４）と、 金属シールド（１４）の少なくとも一部分を包囲する外
    側誘電性カバー（１６）であって、Ｌ字状の弾性ラッチ
    機構（６２）の第二の脚（８８）に係合して第一の脚
    （８６）とそのラッチ部（８６ａ）を内側誘電性ハウジ
    ング（１２）の接合部（２４）の方へ内向きに付勢する
    アクチュエータアーム（８０）を有している外側誘電性
    カバー（１６）で構成され、 前記略Ｌ字状の弾性ラッチ機構（６２）は、第一の脚
    （８６）から折返されて並列する第三の脚（９２）を介
    して金属シールド（１４）と一体に連続しており、この
    第三の脚（９２）が前記内側誘電性ハウジング（１２）
    の接合部（２４）の側面（３８）に形成された溝（４
    ０）内に嵌入され、第三の脚（９２）に垂下して設けた
    タブ（９６）が溝（４０）の下側突条（４４）の貫通通
    路（４６）内に挿入されていることを特徴とするシール
    ド コネクタ（１０）。
  7. 【請求項７】 前記外側誘電性カバー（１６）は、前記
    アクチュエータアーム（８０）と一体成形構造でともに
    一体となっていることを特徴とする請求項６に記載のシ
    ールドコネクタ。
  8. 【請求項８】 前記弾性ラッチ機構（６２）の第三の脚
    （９２）は、接合部（２４）から外向きに突出するラッ
    チボス（４２）を収容する取付孔（９４）を有している
    ことを特徴とする請求項６に記載のシールドコネクタ。
  9. 【請求項９】 Ｌ字状の弾性ラッチ機構（６２）の横方
    向の第二の脚（８８）は、外側誘電制カバー（１６）の
    アクチュエータアーム（８０）に係合するフック状後端
    （８８ａ）を有しており、該フック状後端（８８ａ）
    は、アクチュエータアーム（８０）が弾性ラッチ機構
    （６２）を内向きに付勢する時に、弾性ラッチ機構（６
    ２）に過大応力が発生するのを防止するために、金属シ
    ールド（１４）の一部分と係合可能であることを特徴と
    する請求項６に記載の電気コネクタ。
  10. 【請求項１０】 Ｌ字状の弾性ラッチ機構（６２）の横
    方向の第二の脚（８８）は、内側誘電性ハウジング（１
    ２）のスロット（３４）で移動範囲が規定されることを
    特徴とする請求項６に記載の電気コネクタ。
  11. 【請求項１１】 金属シールド（１４）は、上面にプリ
    ント回路基板（１８）が配置されるプラットフォーム手
    段（６６）を有する底壁（５０ａ）と、プリント回路基
    板（１８）を前記プラットフォーム手段（６６）上に保
    持するために端縁でプリント回路基板（１８）の上側に
    係合するフック状突起（６８）を有している請求項１ま
    たは６に記載のシールドコネクタ。
  12. 【請求項１２】 前記金属シールド（１４）は、一対の
    分かれたシールドハーフ（４８，５０）で形成され、下
    側シールドハーフ（５０）は、前記プラットフォーム手
    段（６６）とフック状突起（６８）を有しており、プリ
    ント回路基板（１８）を共に包囲するシールドハーフ
    （４８、５０）を保持するために、シールドハーフ（４
    ８，５０）間に相補型の相互係合手段（５８，７０）を
    有していることを特徴とする請求項１１に記載のシール
    ドコネクタ。
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