JP3044609B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP3044609B2
JP3044609B2 JP9168919A JP16891997A JP3044609B2 JP 3044609 B2 JP3044609 B2 JP 3044609B2 JP 9168919 A JP9168919 A JP 9168919A JP 16891997 A JP16891997 A JP 16891997A JP 3044609 B2 JP3044609 B2 JP 3044609B2
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    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J31/00Cathode ray tubes; Electron beam tubes
    • H01J31/08Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
    • H01J31/10Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
    • H01J31/12Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen
    • H01J31/123Flat display tubes
    • H01J31/125Flat display tubes provided with control means permitting the electron beam to reach selected parts of the screen, e.g. digital selection
    • H01J31/127Flat display tubes provided with control means permitting the electron beam to reach selected parts of the screen, e.g. digital selection using large area or array sources, i.e. essentially a source for each pixel group
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    • H01J2329/00Electron emission display panels, e.g. field emission display panels
    • H01J2329/90Leading-in arrangements; seals therefor
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    • H01J2329/92Means forming part of the display panel for the purpose of providing electrical connection to it

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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電界放出カソード
を備える表示装置に関するものであり、特にアノード電
極に高電圧を印加する表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電界放出カソードを備える表示装
置の断面図の一例を図9に示す。図9に示す表示装置は
フルカラーの表示装置とされており、例えば、ストライ
プ状に形成された多数本のアノード電極106がアノー
ド基板101の内面に形成されている。このアノード電
極106上にはR,G,Bを発光する蛍光体が順次被着
されている。また、カソード基板102上には多数の電
界放出カソード(FEC)からなるFECアレー105
が形成されている。このFECアレー105からは、電
子が電界放出されており、この放出された電子がアノー
ド電極106により捕捉されることにより、捕捉された
アノード電極106に被着された蛍光体が発光するよう
にされる。
【0003】ここで、電界放出について概略説明する
と、金属または半導体表面の印加電圧を109 [V/
m]程度にすると、トンネル効果により電子が障壁を通
過して、常温でも真空中に電子放射が行われるようにな
る。これを電界放出(Field Emission)と呼び、このよ
うな原理で電子を放射するカソードを電界放出カソード
(Field Emission Cathode)、あるいは電界放出素子と
呼んでいる。
【0004】近年、半導体微細加工技術を駆使して、ミ
クロンサイズの電界放出カソードからなる面放射型の電
界放出カソードを作製することが可能となっており、電
界放出カソードを基板上に多数個形成したFECアレー
は、その各エミッタから放射された電子を蛍光面に照射
することによって平面型の表示装置や各種の電子装置を
構成する電子供給手段として用いることが可能とされて
いる。このような電界放出カソードの一例として、スピ
ント(Spindt)型と呼ばれる電界放出カソード(以下、
「FEC」と記す)が知られている。
【0005】図9に戻り、カソード基板102から放出
される電子の制御は、一般に、FECアレー105にお
いて行われており、FECアレー105から放出された
電子は支柱104により所定間隔を保持されて離隔対向
されたアノード基板101に向かって飛翔していく。こ
のような動作を可能とするため、アノード基板101と
カソード基板102との間に形成される空間は真空雰囲
気とされている。そして、真空雰囲気を保持するため
に、アノード基板101とカソード基板102との周縁
部がシール材103により封着されている。
【0006】なお、アノード基板101とカソード基板
102との間隔tは、例えば数百μmとされ、この場合
にはアノード電極106に数百Vのアノード電圧が印加
されている。また、アノード電極106は図示しないア
ノード引出電極により表示装置の外部に位置する表示制
御装置に接続されて、表示制御装置により所定タイミン
グでアノード電圧が印加されている。さらに、FECア
レー105におけるカソード電極やゲート電極も図示し
ないカソード引出電極やゲート引出電極により表示装置
の外部に位置する表示制御装置に接続されて、表示制御
装置により所定タイミングでカソード電圧やゲート電圧
が印加されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アノード電
極106に被着される蛍光体としては、現在のところ数
百Vの低電圧用として発光効率の高い蛍光体は開発され
ていない。そこで、数千Vの高電圧用の蛍光体として、
良好な輝度特性の蛍光体が存在していることから、輝度
の高い表示装置とする手段の一つとして、アノード電極
に数千Vの高電圧を印加することが考えられる。この場
合、アノード電極にはシール材を介して引き出されるア
ノード引出電極によりアノード電圧が印加されることに
なる。
【0008】ところが、シール材はガラスが主成分とさ
れているものの低融点とするために混入された組成物に
より、その絶縁抵抗が低いという特性を有している。す
ると、シール材を介して引き出されたアノード引出電極
に高電圧を印加した際に、シール材を介して引き出され
ているカソード電極あるいはゲート電極間において、シ
ール材を介して漏洩電流が流れるようになり、表示装置
が正常に機能しなくなるおそれが生じるという問題点が
あった。
【0009】また、アノード電極とカソード電極間に高
電圧を印加するには、アノード電極とカソード電極との
離隔距離を大きくする必要がある。すると、カソード電
極から放出された電子の拡がり角が約30度とされるこ
とから、電子が拡散された状態でアノード電極に達する
ようになるため、精細な画素ピッチの場合はアノード電
極間で漏れ発光が生じるおそれがあるという問題点が生
じる。
【0010】そこで、本発明は、アノード電極に高電圧
を印加してもシール材の部分において漏洩電流が流れる
ことのない表示装置を提供することを目的としている。
さらに、本発明は、アノード電極に高電圧を印加しても
アノード電極に到達する電子が拡散しないようにした表
示装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の表示装置は、電子を電界放出する電界放出
カソードが形成されているカソード基板と、該カソード
基板から放出された電子を捕捉する蛍光体が被着された
アノード電極が形成されているアノード基板と、 前記
アノード基板と前記カソード基板との間隔が所定間隔と
なるように前記アノード基板と前記カソード基板との間
に配置された支柱と、前記アノード基板と前記カソード
基板とで形成される空間が真空雰囲気を保持するよう
に、前記アノード基板と前記カソード基板の周縁部同士
を封着するシール材と、該シール材を介して前記アノー
ド基板と前記カソード基板とで形成される空間から引き
出されている、前記アノード電極に接続されたアノード
引き出し電極と、を少なくとも備え、前記シール材に直
接接触しないように、前記シール材位置における前記ア
ノード引き出し電極が絶縁材により包被している。
【0012】また、上記表示装置において、前記電界放
出カソードの上に形成された絶縁薄膜の上に金属板から
なる集束電極を配設するようにしている。さらにまた、
前記アノード引き出し電極を包被している絶縁材が、ガ
ラスとされている。
【0013】このような本発明によれば、アノード引出
電極が直接絶縁特性のよくないシール材に接触すること
がないので、アノード引出電極を介してアノード電極に
高電圧を印加してもシール材の部分において漏洩電流が
流れることを防止することができる。従って、発光特性
の良好な蛍光体を使用することができ、高輝度の表示装
置とすることができる。また、集束電極を設けるように
したので、アノード電極とカソード電極との離隔距離が
大きくされても、カソード電極から放出された電子の拡
がりを抑制することができる。従って、漏れ発光を防止
することのできる高精細の表示装置とすることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の表示装置の実施の形態の
構成を示す断面図を図1に示す。図1は、本発明の表示
装置の断面の一部を示す図であり、例えばガラス製とさ
れた透明のアノード基板1と、例えばガラス製とされた
絶縁性のカソード基板2とが所定距離離隔されて対向配
置されている。そして、アノード基板1の内表面にはR
(赤)、G(緑)、B(青)の蛍光体が順次被着されて
いるアノード電極15が多数組形成されており、R,
G,B一組で1画素が形成されている。また、カソード
基板2の内表面には電界放出カソード(FEC)アレー
6が多数形成されている。なお、FECアレー6は各蛍
光体の被着されたアノード電極15に対向するよう形成
されている。
【0015】また、FECアレー6の上には絶縁層を介
して集束電極5が配設されており、FECアレー6から
放出される電子ビームを集束するようにしている。さら
に、アノード基板1とカソード基板2とにより形成され
る空間が真空雰囲気とされることから、アノード基板1
とカソード基板2とが大気圧に抗して全面にわたり所定
距離を維持するように、アノード基板1とカソード基板
2との間に多数本の支柱4が設けられている。この支柱
4は、例えば直径75μmのガラスファイバー材を略
1.2mmの長さで切断することにより作製されてお
り、例えばR,G,Bからなる画素毎にそれぞれ配設さ
れている。なお、アノード基板1とカソード基板2との
間隔は、例えば略1.2mmとされている。
【0016】さらに、アノード基板1とカソード基板2
とを封着している周縁部の位置において、アノード電極
15に接続されているアノード引出電極21が外部に引
き出されている。この際に、アノード引出電極21は、
後述するガラスチューブ20により包被されている。従
って、アノード引出電極21はガラスチューブ20をア
ノード基板1あるいはカソード基板2に溶着しているシ
ール材7と直接接触しないようになる。また、アノード
引出電極21とアノード電極15との接続は、例えばア
ノード基板1とガラスチューブ20とによりアノード引
出電極21の先端が狭持されることにより行われ、この
狭持力は大気圧により生じている。なお、アノード引出
電極21には、例えば2kV〜5kVのアノード電圧が
印加されるが、アノード引出電極21はシール材7に接
触していないので、シール材7の部分において漏洩電流
が流れることはない。
【0017】このような表示装置におけるカソード基板
2の詳細構成を図2に示す。図2はカソード基板の一部
を拡大して示した断面図である。図2に示すように、カ
ソード基板2上には多数のFECアレー6が形成されて
おり、FECアレー6はスピント型の電界放出カソード
により構成されている。このスピント型の電界放出カソ
ードは、カソード基板2上に形成されたカソード電極8
の薄膜と、このカソード電極8上に第1絶縁層12及び
ゲート電極13の薄膜が順次成膜されている。そしてゲ
ート電極13および第1絶縁層12に形成された開口内
に円錐状のエミッタコーン11が形成され、このエミッ
タコーン11の先端部分がゲート電極13の開口部から
臨んでいる。なお、カソード電極8の上に抵抗層を形成
し、この抵抗層上にエミッタコーン11を形成するよう
にしてもよい。この構成によれば、エミッタコーン11
から安定して電子を放出することができる。
【0018】また、この電界放出カソード(FEC)
は、集積回路を製造する微細加工技術を用いることによ
り作製されており、エミッタコーン11とゲート電極1
3との距離をサブミクロンとして製造することができる
ため、エミッタコーン11とゲート電極13間に僅か数
十ボルトの電圧を印加することにより、エミッタコーン
11から電子を放射させることができる。したがって、
図1に示すように上記のFECがアレー状に多数個形成
されているカソード基板2の上方に蛍光材料が被着され
ているアノード基板1を配置して、ゲート電極13−エ
ミッタコーン11間とアノード電極15にそれぞれ電圧
GE、VA を印加すると、エミッタコーン11から放出
された電子によってアノード電極15上の蛍光材を発光
させることができる。
【0019】また、本発明の表示装置においては、ゲー
ト電極13上に第2絶縁層14を形成し、この第2絶縁
層14上に集束電極5を配設するようにしている。この
集束電極5はFECアレー6を取り囲むように配設され
ているため、集束電極5に所定レベルの電圧を印加する
ことにより、FECアレー6から放出された電子
(e-)を図2に示すように集束することができる。こ
の集束電極5は後述するように、例えば30μm以上の
厚さの薄い金属板をエッチングあるいはパンチングする
ことにより形成される。なお、集束電極5の上には支柱
4が立設される。
【0020】このように、本発明の表示装置において
は、アノード電極15とカソード電極8との間隔を約
1.2mmとしたので、アノード電圧を2kV〜5kV
の高電圧とすることができる。このため、アノード電極
15に被着される蛍光体は、発光特性の良好な高電圧用
の蛍光体を使用することができるようになる。従って、
表示装置の輝度を向上することができるようになる。な
お、アノード電極15に高電圧を印加しても、アノード
引出電極21は絶縁特性があまりよくないシール材7に
直接接触していないので、その部分において漏洩電流が
流れることを防止することができる。また、アノード電
極15とカソード電極8との間隔を約1.2mmと、従
来の間隔より拡げても集束電極15を設けるようにした
ので、FECアレー6から放出される電子を集束するこ
とができる。従って、アノード電極15に達した際の電
子の拡がりを抑制することができるので、画素ピッチを
小さくすることが可能となり高精細な表示装置とするこ
とができる。
【0021】次に、集束電極5を形成している集束電極
板10の構成を図3(a)(b)に示す。図3(a)は
集束電極板10の平面図であり、金属板からなる集束電
極板10にはエッチングあるいはパンチング等により多
数の矩形状の孔部10−1が形成されている。この孔部
10−1は、前記したFECアレー6に位置合わせされ
て形成されている。すなわち、孔部10−1は画素単位
で形成されており、孔部10−1の周囲の集束電極板1
0により集束電極5が形成されることになる。なお、集
束電極板10の側縁には集束電圧を印加するための引出
電極10−2が形成されている。
【0022】図3(a)に示すA部を拡大して同図
(b)に示すが、孔部10−1はR、G、Bの画素に対
応して形成されており、例えば孔部10−1の幅t3が
略60μm、孔部10−1同士の横方向の間隔t4も略
60μm、孔部10−1同士の縦方向の間隔t2が略5
0μm、孔部10−1の縦方向のピッチt5が略0.3
1mm、R,G,Bを一組とするトリオピッチt1が、
略0.31mmとされている。これにより、0.28×
0.08mmの画素ピッチに対応する0.26×0.0
6mm程度の電子放出範囲(孔部10−1の面積)を得
ることができる。また、集束電極5を、図示するように
斜線を施して示している。
【0023】次に、アノード引出電極21をガラスチュ
ーブ20で包被する方法を図4および図5を用いて説明
する。図4(a)(b)に示すように略中央に貫通孔2
0−1が形成されているガラスチューブ20の貫通孔2
0−1内にアノード引出電極21となる線材を挿通させ
る。そして、線材の先端部を図示するように折曲する。
この状態において、全体に加熱成形を施すことにより図
5(a)(b)に示すように、貫通孔20−1が押しつ
ぶされて密着された状態とする。このように成形するこ
とにより、アノード引出電極21はガラスチューブ20
により包被されることになる。そして、この状態におい
てアノード基板1とカソード基板2とで狭持されるよ
う、その周縁部に配置する。そして、カソード基板2と
アノード基板1とを封着するよう加熱することにより、
両基板1,2の周縁部に塗布されたシール材により溶着
される。この状態が前記図1に示されている。なお、ガ
ラスチューブ20の長さは、略2.5mm〜3.0mm
程度とされている。
【0024】次に、本発明の表示装置の製造プロセスフ
ロー図を図6(a)〜(e)に示し、その説明を行う。
まず、図6(a)に示すようにアノード基板1の一面に
導電性の薄膜を形成し、パターニングを薄膜に施すこと
によりアノード電極15を形成する。さらに、アノード
電極15にR、G、Bの蛍光体を被着する。次いで、図
6(b)に示すように複数の支柱4をアノード基板1の
一面に立設する。さらに、図6(c)に示すようにアノ
ード基板1の縁部にシール材7が周囲に塗布されている
と共に、略中央にアノード引出電極21が挿通されてい
るガラスチューブ20を配置する。
【0025】一方、カソード基板2には、図6(d)に
示すように、その一面にFECアレー6を形成する。次
いで、図6(e)に示すようにFECアレー6の上に集
束電極板10を位置合わせして仮固定する。これによ
り、集束電極5がFECアレー6上に形成される。次い
で、前記アノード基板1と前記カソード基板2とを位置
合わせして張り合わせて、加熱炉に収納して加熱するこ
とにより、アノード基板1とカソード基板2とを封着し
ている。このように封着された表示装置が、前記図1に
示されている。
【0026】次に、このようにして作製した表示装置1
00の外観の一例を図7および図8に示す。なお、図7
は表示装置100の平面図であり、図8はそのA−A線
で切断した断面を示す図である。これらの図に示すよう
に、カソード基板2の外表面には排気のための構成が設
けられている。この構成は、ゲッターボックス24とゲ
ッターボックス24に溶着された排気管25から構成さ
れている。また、ゲッターボックス24内にはゲッター
27が収納されており、ゲッターボックス24は封着時
にカソード基板2にシール部材28により溶着される。
【0027】排気管25はカソード基板2に形成された
排気孔26を介して、アノード基板1とカソード基板2
とで形成された空間と連通しており、封着後に排気管2
5を介して排気することにより、表示装置100の内部
空間を真空雰囲気としている。さらに、ゲッターボック
ス24内に収納されたゲッター27はリング状の金属部
材内に収納されたBa−Al合金をゲッター材料とする
蒸発型ゲッターとされている。そして、外部から高周波
によりリング状部が誘導加熱されることにより、 Ba
−Al合金が加熱されて蒸発し、ゲッターボックス24
の内部壁面に蒸着される。この蒸着膜は、鏡のように見
えるところからゲッターミラーと呼ばれる。
【0028】なお、ゲッタミラーは排気管25を封止し
た後に、ゲッター27を蒸発させることにより形成され
ており、このゲッタミラーにより表示装置100の内部
の真空雰囲気状態を維持することができるようになる。
さらに、図示するようにアノード基板1とカソード基板
2との周縁部にサイド板3を介在させて、アノード基板
1とカソード基板2とを封着するようにしてもよい。ま
た、アノード基板1とカソード基板2との周縁部から
は、前述した方法によりアノード引出電極21が引き出
されていると共に、カソード引出電極22も引き出され
ている。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記したように構成されている
ので、アノード引出電極が直接絶縁特性のよくないシー
ル材に接触することがないので、アノード引出電極を介
してアノード電極に高電圧を印加してもシール材の部分
において漏洩電流が流れることを防止することができ
る。従って、発光特性の良好な蛍光体を使用することが
でき、高輝度の表示装置とすることができる。また、集
束電極を設けるようにしたので、アノード電極とカソー
ド電極との離隔距離が大きくされても、カソード電極か
ら放出された電子の拡がりを抑制することができる。従
って、漏れ発光を防止することのできるので、画素ピッ
チを小さくすることが可能となり、高精細の表示装置と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置の実施の形態の構成を示す断
面図である。
【図2】図1に示す本発明の表示装置の一部拡大図であ
る。
【図3】本発明の表示装置にかかる集束電極の構成を示
す図である。
【図4】本発明の表示装置にかかるアノード引出電極の
構成を示す図である。
【図5】本発明の表示装置にかかるアノード引出電極の
構成を示す図である。
【図6】本発明の表示装置の製造プロセスフローを示す
図である。
【図7】本発明の表示装置の全体構成を示す平面図であ
る。
【図8】本発明の表示装置の全体構成を示す断面図であ
る。
【図9】従来の表示装置の一構成例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 アノード基板 2 カソード基板 4 支柱 5 集束電極 6 FECアレー 7 シール材 8 カソード電極 10 集束電極板 11 エミッタコーン 12 第1絶縁層 13 ゲート電極 14 第2絶縁層 20 ガラスチューブ 21 アノード引出電極 22 カソード引出電極 100 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 義彦 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (72)発明者 利根川 武 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (56)参考文献 特開 平3−208241(JP,A) 特開 平5−234541(JP,A) 実開 昭49−108362(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 31/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子を電界放出する電界放出カソードが形
    成されているカソード基板と、 該カソード基板から放出された電子を捕捉すると共に、
    蛍光体が被着されているアノード電極が形成されている
    アノード基板と、 前記アノード基板と前記カソード基板との間隔が所定間
    隔となるように前記アノード基板と前記カソード基板と
    の間に配置された支柱と、 前記アノード基板と前記カソード基板とで形成される空
    間が真空雰囲気を保持するように、前記アノード基板と
    前記カソード基板の周縁部同士を封着するシール材と、 該シール材を介して前記アノード基板と前記カソード基
    板とで形成される空間から引き出されると共に、前記ア
    ノード電極に接続されたアノード引き出し電極と、 を少なくとも備え、 前記シール材に直接接触しないように、前記シール材位
    置における前記アノード引き出し電極が絶縁材により包
    被されていることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】前記電界放出カソードの上に形成された絶
    縁薄膜の上に金属板からなる集束電極が配設されている
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】前記アノード引き出し電極を包被している
    絶縁材が、ガラスとされていることを特徴とする請求項
    1記載の表示装置。
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