JP3043959U - 金網用連結具 - Google Patents

金網用連結具

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JP3043959U
JP3043959U JP1997005122U JP512297U JP3043959U JP 3043959 U JP3043959 U JP 3043959U JP 1997005122 U JP1997005122 U JP 1997005122U JP 512297 U JP512297 U JP 512297U JP 3043959 U JP3043959 U JP 3043959U
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wire mesh
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JP1997005122U
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Inventor
康弘 瀧本
Original Assignee
孔雀金網株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誰にでも容易に行えるワンタッチ作業で手
軽に着脱できると共に金網を固定的に保持することがで
き、かつ、装着時に見栄えがよい金網用連結具を提供す
る。 【解決手段】 中心板部2と、中心板部2に一体成形さ
れた背板部3と、背板部の左右両端部に一体成形された
側板部3とからなる断面E字状の合成樹脂製の連結具で
あって、金網5を形成する線材5bの太さよりも広い幅
を有して前記両側板部4に横方向に形成された線材挿入
用の切り込み4aと、この切り込み4aの延長線上の背
板部3とその上方に一連に形成された横線材保持用の切
り込み3aと、この切り込み3aの上端部に横線材5b
を固定的に保持するため前記切り込み3aに設けた突出
部4bとを有し、かつ、中心板部2と背板部3と側板部
4との接合部に縦線材保持溝1aを形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、金網を組み立てて鳥やハムスターなどの小動物を飼育する籠を形成 するための金網用連結具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、小動物の飼育籠を形成するため、図7〜10に示すような合成樹脂 製の金網用連結具6を使用している。この金網用連結具6は中心板部7と、この 中心板部7の上部に一体形成した前板部8と、この前板部8の左右両端に一体成 形した上部側板部9と、中心板部7の下部に一体成形した背板部10と、この背 板部10の左右両端に一体成形した下部側板部11とからなっている。
【0003】 前記中心板部7、前板部8、上部側板部9の平面形状、および、中心板部7、 背板部10、下部側板部11の平面形状はほぼE字状であり、かつ、前板部8は 金網用連結具6の前板部、背板部10は金網用連結具6の背板部に位置するよう に一体成形される。また、中心板部7、前板部8、上部側板部9の接合部、およ び、中心板部7、背板部10、下部側板部11の接合部には、縦方向に延びる切 欠き円筒状の溝6aを形成している。そして、上部側板部9と下部側板部11と の間には切り込み12を形成しており、下部側板部11の切り込み12に面する 部分11aを斜めに切断した形状にしている。
【0004】 したがって、この金網用連結具6を金網5に取り付けるときには、まず、図9 に示すように、金網用連結具6を横または斜めに倒した状態で、左右両側の金網 5,5を矢印A,Aに示す方向に移動させることにより、その縦線材5aを前記 切り込み12に挿入する。その後、図10に示すように、金網用連結具6を矢印 Bの方向に回動させることにより、金網用連結具6の左右の溝6a,6a内に縦 線材5a,5aを嵌合させることができる。
【0005】 そして、一旦溝6a内に嵌合した縦線材5aは、各部の合成樹脂が変形し、溝 6aから縦線材5aが外れる程度の力を加えて、金網用連結具6を矢印Bと反対 の方向に回動させないかぎり、外れることがない。また、金網用連結具6の上下 端部には、突起6b…を形成しており、金網用連結具6を外すときには、この突 起6b…を指で押すことにより、矢印Bと反対の方向に回動させる力を加え易い ようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の金網用連結具6は縦線材5a,5aの横方向の引っ張り力に は強い抵抗力を有する一方、図7の矢印Cによって示すように、縦線材5aの縦 方向のずれが生じることや、図8の矢印Dによって示すように、横線材5aの回 転を抑えることができなかった。したがって、2枚の金網5,5を接合する際に 従来の金網用連結具6を用いた場合、金網5,5の上下方向の位置ずれが生じた り、金網5,5間の角度が不定になり、組み立て作業性が悪くならざるをえなか った。このために、複数の金網5…を組み合わせて小動物の飼育籠などを形成す る場合には、上記金網用連結具6だけでなく、金網5…の角度や高さ位置などを 固定的に設定できる別途枠体と接合することが必要となっていた。
【0007】 加えて、前記金網用連結具6は、図7に示すように、その取付け状態で表面と なる背面部に中心板部7、前板部8、上部側板部9と、縦線材5aとが連結して いる部分が剥き出しになっており、見栄えが悪くなるという欠点があった。
【0008】 さらに、前記金網用連結具6の取付け作業には、回転動作が加わっているため に、作業が煩雑になっており、利用者が金網用連結具6の取付け方法を容易に理 解できずに困惑するといった不都合もあった。
【0009】 本考案は、上記の点に留意してなされたものであって、その目的とするところ は、誰にでも容易に行えるワンタッチ作業で手軽に着脱できると共に金網を固定 的に保持することができ、かつ、装着時に見栄えがよい金網用連結具を提供する ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案の金網用連結具は、中心板部と、この中心 板部に一体成形された背板部と、この背板部の左右両端部に一体成形された側板 部とからなる断面ほぼE字状の合成樹脂製の連結具であって、金網を形成する線 材の太さよりも広い幅を有して前記両側板部に横方向に形成された線材挿入用の 切り込みと、この切り込みの延長線上の背板部とその上方に一連に形成された横 線材保持用の切り込みと、この横線材保持用の切り込みの上端部に横線材を固定 的に保持するため前記切り込みに設けた突出部とを有し、かつ、中心板部と背板 部と側板部との接合部に縦線材保持溝を形成したことを特徴としている。
【0011】 したがって、本考案の金網用連結具は、金網の横線材が線材挿入用の切り込み の位置に合わせ、かつ縦線材を中心板部と側板部との間に合わせた状態で、背板 部を金網に押しつけることにより、縦線材保持溝内に縦線材を挿入することがで きる。その後、金網用連結具を下方に押し下げることにより、横線材保持用の切 り込みの上端部に横線材を固定的に保持することができる。
【0012】 すなわち、利用者は金網用連結具を金網に押しつけて押し下げるという極めて 単純なワンタッチ作業によって、2つの金網を連結させることができる。したが って、金網に対する金網用連結具の着脱を誰にでも簡単に行うことができる。ま た、本考案の金網用連結具はその装着状態で背板部が表側に位置するので、見栄 えが良くなる。
【0013】 そして、本考案の金網用連結具によって連結された金網は、引っ張り方向に加 えられる力に耐えられるだけでなく、上下方向のずれを抑えることもできる。さ らには、回転方向にもある程度の固定を行うことができる。したがって、本考案 の金網用連結具を用いることにより、組み立て作業性が向上する。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1〜4は本考案の第1実施例を示している。これらの図において、1は金網 用連結具、5は金網、5aは金網5の縦線材、5bは金網5の横線材である。つ まり、金網用連結具1は2つの金網5を連結する連結具である。
【0015】 前記金網用連結具1は合成樹脂からなる一体成形品であり、中心板部2と、こ の中心板部2に一体成形された背板部3と、この背板部3の左右両端部に一体成 形された側板部4とかなり、その断面形状はほぼE字状である。左右両側の側板 部4には金網5を形成する横線材5bの太さよりも広い幅を有する切り込み4a を横方向に形成しており、この切り込み4aの延長線上にある背板部3とその上 方の位置に横線材保持用の切り込み3aを連設している。
【0016】 そして、横線材保持用の切り込み3aの上部には横線材5bを切り込み3aの 上端部に固定的に保持できるように切り込み3aと切り込み4aとの間に突出部 4bを形成している。さらに、中心板部2,背板部3,側板部4の接合部には、 前記縦線材5aを嵌合させて保持するため、その断面形状が円弧状の縦線材保持 溝1aを形成している。
【0017】 したがって、金網用連結具1を金網5に取り付けるときには、図3に示す折れ 矢印Eに示すように、切り込み4aの位置と横線材5bの位置を合わせた状態で 、縦線材5aが中心板部2と側板部4との間に嵌合するように金網用連結具1を 金網5に押しつければよい。このとき、縦線材5aは金網用連結具1を弾性変形 させながら中心板部2と背板部3の間を通って縦線材保持溝1aに嵌合する。
【0018】 その後、前記金網用連結具1を下方に摺動することにより、横線材5bは突出 部4bを弾性変形させながら切り込み3aの上端部に嵌合する。このとき、横線 材5bの位置は切り込み3aの上端部に固定される。
【0019】 図4は金網5の縦線材5aおよび横線材5bを両方とも固定した状態における I−I断面図である。このとき、図中の2枚の金網5,5の横線材5b,5bが 成す角度は、突出部4bに保持された状態で切り込み3aの上端部に固定される ことにより、約180°に固定されている。なお、突出部4bを設けた切り込む 3aの幅Wを広くすることによって、前記横線材5b,5bが成す角度を固定す る強度を強くすることができる。
【0020】 すなわち、本考案の金網用連結具1を用いて金網5を接続することにより、金 網5の上下左右のおよび回転方向の位置固定を行うことができ、組み立ての作業 性を向上できる。
【0021】 図5,6は本考案の金網用連結具1の第2実施例を示しており、図5は水平断 面図、図6は金網用連結具1を組み付けた状態の斜視図である。この例は第1実 施例の背板部3を約90°に屈曲させた場合を示しており、その他の点は第1実 施例と同様であるので、同一または同等の部材に図1〜4と同じ符号を付して、 その詳細な説明を省略する。
【0022】 この例のように金網用連結具1によって連結される金網5の角度を90°以上 に限定することにより、この金網用連結具1を4枚の金網5…の四隅に取り付け るだけで、四角の枠を形成することができる。また本例のような角用の金網用連 結具1を取り付けることにより、角部が大きく突出することがなく飼育籠を組み 立てたときに見栄えが良くなる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の金網用連結具によれば、金網の横線材が線材挿入 用の切り込みの位置に合わせ、かつ縦線材を中心板部と側板部との間に合わせた 状態で、背板部を金網に押しつけることにより、縦線材保持溝内に縦線材を挿入 することができる。その後、金網用連結具を下方に押し下げることにより、横線 材保持用の切り込みの上端部に横線材を固定的に保持することができる。すなわ ち、利用者は金網用連結具を金網に押しつけて押し下げるという極めて単純なワ ンタッチ作業によって、2つの金網を連結させることができる。したがって、金 網に対する金網用連結具の着脱を誰にでも簡単に行うことができる。
【0024】 また、本考案の金網用連結具はその装着状態で背板部が表側に位置するので、 見栄えが良くなる。そして、本考案の金網用連結具によって連結された金網は、 引っ張り方向に加えられる力に耐えられるだけでなく、上下方向のずれを抑える こともできる。さらには、回転方向にもある程度の固定を行うことができる。し たがって、本考案の金網用連結具を用いることにより、組み立て作業性が向上す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金網用連結具の第1実施例を示す背面
図である。
【図2】前記金網用連結具によって金網を連結した状態
を示す斜視図である。
【図3】前記金網用連結具による金網の連結方法を示す
説明図である。
【図4】前記金網用連結具の水平断面図である。
【図5】本発明の金網用連結具の第2実施例を示す断面
図である。
【図6】前記金網用連結具によって金網を連結した状態
を示す斜視図である。
【図7】従来の金網用連結具を示す背面図である。
【図8】前記金網用連結具を金網に取り付けた状態を示
す斜視図である。
【図9】前記金網用連結具を取り付ける工程を示す斜視
図である。
【図10】前記金網用連結具を取り付ける工程を示す側
面図である。
【符号の説明】
1…金網用連結具、1a…縦線材保持溝、2…中心板
部、3…背板部、3a,4a…切り込み、4…側板部、
4b…突出部、5…金網。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心板部と、この中心板部に一体成形さ
    れた背板部と、この背板部の左右両端部に一体成形され
    た側板部とからなる断面ほぼE字状の合成樹脂製の連結
    具であって、金網を形成する線材の太さよりも広い幅を
    有して前記両側板部に横方向に形成された線材挿入用の
    切り込みと、この切り込みの延長線上の背板部とその上
    方に一連に形成された横線材保持用の切り込みと、この
    横線材保持用の切り込みの上端部に横線材を固定的に保
    持するため前記切り込みに設けた突出部とを有し、か
    つ、中心板部と背板部と側板部との接合部に縦線材保持
    溝を形成したことを特徴とする金網用連結具。
JP1997005122U 1997-05-31 1997-05-31 金網用連結具 Expired - Lifetime JP3043959U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0523858U (ja) * 1991-08-15 1993-03-30 三菱マテリアル株式会社 ホタテ貝の耳吊り機
JPH07255312A (ja) * 1995-03-06 1995-10-09 Mitsubishi Materials Corp ホタテ貝の耳吊り機

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