JP3043428U - 戸の隙間閉鎖装置 - Google Patents

戸の隙間閉鎖装置

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JP3043428U
JP3043428U JP1997005250U JP525097U JP3043428U JP 3043428 U JP3043428 U JP 3043428U JP 1997005250 U JP1997005250 U JP 1997005250U JP 525097 U JP525097 U JP 525097U JP 3043428 U JP3043428 U JP 3043428U
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JP
Japan
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door
slider
magnet
frame
magnets
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JP1997005250U
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English (en)
Inventor
幸明 蛭子
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Nichilaymagnet Co Ltd
Original Assignee
Nichilaymagnet Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開き戸及び引き戸の上縁あるいは下縁の隙間
を戸を閉じる動作と同時に閉鎖することができ、隙間閉
鎖の作動時に大きな力を必要とせず、容易かつ確実に作
動することができる。 【解決手段】 枠体1内にはフラップを取り付けた昇降
体10とスライダ4とを内蔵する。スライダ4に異極同
士を一対にした磁石7、8を固定する一方、昇降体10
には開扉時に磁石8と吸着する磁石11を固定する。磁
石11の吸着面には磁力調整用の緩衝材13を有する。
枠体1から突出した操作部6をスライダ4端部に接続す
る。戸を閉じたときに入り口の枠又は柱で操作部6が押
されて、スライダ4が摺動し磁石11が磁石7に反発し
て昇降体10が下降し、フラップを床に押し付けて隙間
を閉鎖する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は戸の隙間閉鎖装置に関するもので、通常、開き戸は戸の下端と床又は 土間との間に約6mm〜9mm程度の隙間がある。この隙間を閉扉と同時に閉鎖 することができ、かつ吊り下げ式の引き戸や及び戸の上縁の隙間閉鎖にも利用す ることができる。
【0002】
【従来の技術】
従来、戸の隙間を閉鎖する手段としては、ほとんどがバネ力を利用して気密材 を床面に押し付けるものである。例えば、ドアのハンドル操作と連動するロッド を設け、ラックやピニオン、板バネその他多数の部品から成る連動機構や作用機 構をドアの下縁に構成し、前記ロッドの動作に伴って作用機構や連動機構を作動 し気密材を床に押し付けるようにしたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のドア隙間閉鎖装置は非常に部品点数が多く、複雑な構成で ある。従来品の殆どがバネ力を利用するが、バネ力に抗して部品を作動させるた め操作時に大きな力を必要とし、反復使用することによりバネ等の部品が疲労し 損傷するおそれがあった。また、製品によっては操作がしにくく、実用性に欠け るものがあった。
【0004】 本考案は上記のような従来品の欠点を解消し、構造を簡素化すると共に作動時 に大きな力を必要とせず、容易かつ円滑に作動することができ、しかも開き戸だ けでなく引き戸にも利用することのできる製品を得ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記のような目的を達成するために、開き戸又は引き戸の上縁又は下 縁の壁面に取り付け又は内蔵し、戸の開閉と同時にフラップを昇降し、閉扉時の 隙間を閉鎖する装置として、一面側に長尺状開口部を有する長尺状枠体に、枠体 の長手方向に摺動自在に取り付けたスライダと、前記開口部と対向したフラップ を固定した昇降体とを内蔵し、スライダの一端にスライダ摺動前に枠体外へ突出 した操作部を設け、昇降体側スライダ面の任意の位置に、交互に異極面を並列し た磁石を一組又は複数組固定し、昇降体が前記スライダの磁石と対向する位置に 、吸着面に緩衝材を設けた1個または複数個の磁石を固定すると共にこの磁石の 極性をスライダ摺動前は異極と対向し、スライダ摺動後は同極と対向する極性と したものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案は閉扉時の隙間を閉鎖するために、開き戸や引き戸の上縁又は下縁に沿 って戸壁面に取り付け又は内蔵する装置で、操作部を戸から突出形成することに より戸の開閉と同時に隙間閉鎖用フラップを上下動する構造が採られている。
【0007】 戸壁面に取り付け又は内蔵する長尺状枠体を形成する。この枠体は隙間閉鎖用 フラップが出入するための長尺状開口部を有し、開口部と対向する天面近傍の内 壁にレールが設けてある。枠体内を摺動するスライダは複数個の磁石を内蔵固定 した本体部と、本体部と一体形成した摺動部から成り、摺動部と枠体の前記レー ルとを係合することによりスライダを長手方向に摺動自在に取り付けることがで きる。このスライダの一端に操作部を接続する。開扉時の操作部は枠体端部を閉 じた側板の孔より枠体外に突出している。スライダには吸着面が互いに異極の一 対の磁石を並列し、ヨークを介在して固定している。
【0008】 枠体開口部を出入する長尺状フラップは、スライダと対応して枠体に内蔵した 昇降体に一体的に取り付けられている。昇降体にはスライダの一対の磁石の一方 と同一極性の磁石がヨークを介して固定され、この磁石の吸着面には緩衝材が固 定されている。開扉時には昇降体の磁石は緩衝材を介してスライダの磁石と吸着 しフラップは枠体に収納した状態である。
【0009】 次に戸を閉じると、閉扉動作と同時に戸の外に突出していた操作部が入り口の枠 又は柱で押圧されるので、スライダの磁石と昇降体の磁石との吸着力に抗してス ライダが摺動し操作部の磁石は同極の磁石と対応する。同極同士が対応すると同 時に、磁石の反発力によって昇降体が下降しフラップを床に押し付ける。再び開 扉すると操作部への押圧力が解かれ、異極同士が吸着しようとする磁石の作用に よりスライダが戻り、昇降体は瞬時に元に戻って枠体に収納される。
【0010】 上記のように磁石にヨークを設けることにより強力な磁力を得ることができる 。磁力が強力な場合、吸着力に抗して次の動作へ移行することが困難であるが、 本考案の場合は磁石相互の吸着に緩衝材を介在したことにより適度のギャップが 入るので起動時の磁力が強過ぎず、昇降体の上昇又は下降動作への移行を磁石の 吸着力に抗して円滑に行うことができる。また、緩衝材を介在したので磁石と磁 石が直接接触するときに発生する音を防止することができる。
【0011】 この装置はスライダの摺動する長さが磁石の長さと同一のとき最も安定した動 作を得ることができる。したがって操作部が枠体外に突出する長さ又はスライダ 端部と側板との間隔を磁石の幅と同一にし、あるいはスライダの摺動を規制する ストッパーを枠体内または操作部に設けることにより、より安定した動作を得る ことができる。枠体端部を閉じた側板は枠体両端のいずれからも操作部を突出で きるように、同一のものが用いられている。
【0012】 フラップを昇降するために吸着又は反発する磁石の設置箇所は戸の幅やフラッ プ等の重さに応じて1ケ所又は複数個所設ける。例えば、戸の両端近傍に1ケ所 づつ設ける場合、戸の中央部に複数組の磁石を設ける場合、戸の端から端まで異 極の磁石を交互に並列して設ける場合などがある。
【0013】
【実施例】
図1は本考案装置の一実施例を示した分解斜視図で、一部を省略したものであ る。図2は開扉状態の断面図、図3は閉扉状態の断面図、図4は図2の縦断面図 、図5は図3の縦断面図である。
【0014】 1は長尺状枠体で、天面と対応した長い開口部2を有し、天面近傍の両側面内 壁にレール3を有する。4は枠体1に内蔵したスライダで、断面略コ字状の本体 部と本体部の天面に一体形成した摺動部5とから成り、摺動部5は枠体1に設け たレール3に沿って摺動自在である。6は磁石7及び8を固定したヨークで、ス ライダ4の本体部に内蔵固定されている。磁石7と磁石8とは互いに異極を表面 磁極としている。9は長尺状フラップ、10は枠体1にスライダ4と対応して内 蔵した長尺状の昇降体で、枠体1の開口部2と対応したフラップ9を一体的に取 り付けている。
【0015】 11は昇降体10に内蔵した磁石で、この磁石11の表面磁極は磁石8の表面磁 極と異極であり、スライダ4摺動前に磁石8と対向吸着する位置に固定されてい る。12は磁石11のヨーク、13は磁石11の表面に固定した緩衝材である。 14は枠体1の端部を閉じた側板、15はスライダ4の一端に固定した操作部で 、操作前は側板3の孔より外側に突出している。16開口部2に沿って設けた係 止部で、フラップ9下降時の昇降体10と係合する。
【0016】 上記のように構成した戸の隙間閉鎖装置を箱状扉の下端に内蔵し、扉のヒンジ 側から操作部15を突出して使用する。まず、扉を閉じると入口の枠または柱に よって操作部15が押圧され、緩衝材13を介在して吸着している磁石8と磁石 11の吸着力に抗してスライダ4を摺動する。スライダ4の摺動によって磁石8 に吸着していた磁石11は同極の磁石7と対向するので、反発力によって昇降体 10を下降し、フラップ9を床に押し付け、隙間を密閉することができる。再び 開扉し操作部15への押圧力が解かれると、異極同士が吸着しようとする磁石8 の作用によりスライダ4が戻り、磁石8に磁石11が吸着するが、緩衝材13を 介在して接触するので不快音が発生せず昇降体10は静かに瞬時に枠体1に収納 される。 この装置は箱状扉に内蔵せずに、扉面下縁又は上縁に沿って固定しても同様に隙 間を密閉することができ、また引き戸や戸を吊り下げた引き戸にも使用すること ができる。
【0017】 上記実施例の枠体1は三方を面で覆っているが、各面は窓状でも良い。また、 上記実施例ではスライダ及び昇降体を断面コ字状に形成したが、磁石又はフラッ プを固定できれば板状体や棒状体など形状は自由である。フラップの材質及び形 状は戸や床の材質、形状あるいは戸の開閉方式等に応じて選択される。
【0018】 図6(A)(B)(C)はスライダおよび昇降体の磁石の配列例を示した説明 図で、摺動前の状態である。(A)はスライダおよび昇降体全面に磁石を設けた 例である。昇降体側はS極またはN極だけ、1個ごとに設けても同様の作用を得 ることができる。(B)はスライダの中央部にのみ磁石を設けた例である。(C )は昇降体にN極S極一対の磁石を複数個所に設けた例である。
【0019】 図6に例示したように、スライダの磁石は交互に異極を配列し、昇降体に固定 する磁石は前記スライダの磁石と対応する位置に、スライダ摺動前に異極と対向 し摺動後に同極と対向する極性の磁石を配置すれば、どのような配列でも同様の 作用を得ることができる。磁石の数は必要な吸着力及び反発力に応じて調整され る。また、スライダの端部に磁石を形成しない部分を有する場合は、戸の幅に応 じてカットすることにより種々の寸法の戸に対応することができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案は上記のような構成を有するので、バネのような金属疲労を伴う部品を 用いず、磁石によって作動するので部品損傷のおそれが少なく、製造が簡単で量 産に適した構造である。また強い磁力で昇降体の上昇を保持し、下降動作への移 行は磁石に緩衝材を介したことにより円滑かつ確実な動作を得ることができると 共に作動時の不快音の発生も防止することができる。通常の戸の閉鎖動作と同時 に隙間を閉鎖でき、開き戸、引き戸及び戸の上縁、下縁のいずれにも使用するこ とができ、室内の冷暖房の効率を高めることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一実施例を示した分解斜視図で、
一部を省略したものである。
【図2】開扉状態の断面図、
【図3】閉扉状態の断面図、
【図4】図2の縦断面図、
【図5】図3の縦断面図、
【図6】(A)(B)(C)はスライダおよび昇降体の
磁石の配列例を示した説明図。
【符号の説明】
1 枠体 2 開口部 4 スライダ 7 磁石 8 磁石 9 フラップ 10 昇降体 11 磁石 13 緩衝材 15 操作部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開き戸又は引き戸の上縁又は下縁の壁面
    に取り付け又は内蔵し、戸の開閉と同時にフラップを昇
    降し、閉扉時の隙間を閉鎖する装置として、一面側に長
    尺状開口部を有する長尺状枠体に、枠体の長手方向に摺
    動自在に取り付けたスライダと、前記開口部と対向した
    フラップを固定した昇降体とを内蔵し、スライダの一端
    にスライダ摺動前に枠体外へ突出した操作部を設け、昇
    降体側スライダ面の任意の位置に、交互に異極面を並列
    した磁石を一組又は複数組固定し、昇降体が前記スライ
    ダの磁石と対向する位置に、吸着面に緩衝材を設けた1
    個または複数個の磁石を固定すると共にこの磁石の極性
    をスライダ摺動前は異極と対向し、スライダ摺動後は同
    極と対向する極性としたことを特徴とする戸の隙間閉鎖
    装置。
JP1997005250U 1997-05-14 1997-05-14 戸の隙間閉鎖装置 Expired - Lifetime JP3043428U (ja)

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