JP3043208B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3043208B2
JP3043208B2 JP5276691A JP27669193A JP3043208B2 JP 3043208 B2 JP3043208 B2 JP 3043208B2 JP 5276691 A JP5276691 A JP 5276691A JP 27669193 A JP27669193 A JP 27669193A JP 3043208 B2 JP3043208 B2 JP 3043208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信原稿の走査ピッチ
に関して複数のモード(ファイン/標準等)を備えるフ
ァクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、送信原稿の送信条
件を相手局能力に応じて設定するようになっている。上
記送信条件としては、例えば、原稿サイズ(A4,B4
等)、データ送信スピード(9600,4800bps
等)、1ライン当たりの最低送信時間、及び画像データ
の画素密度(7.7本/mm,3,85本/mm等)等
がある。原稿の送信条件は送信原稿の1ページ単位で行
われ、送受信機器間において一度決められた条件は、そ
のページの通信が終了するまで維持されるのが通例であ
る。
【0003】ところで、上記の送信条件のうち、原稿サ
イズについては送受信間で一致することが原則であり且
つセットされた送信原稿の大きさが判断できるためユー
ザーによる原稿サイズ選択の必要は特になく、また、送
信スピードは可能な範囲で出来るだけ速い方が良いた
め、同じくユーザーの選択の必要はない。従って、これ
らの条件は送信機の判断に原則一任されることになる
が、送信データの画素密度(走査ピッチ)についてはユ
ーザーの希望により選択可能となっている。
【0004】例えば、サイズの大きい文字のみの文書や
手書きの比較的大きな文字や図形が記載されている原稿
の場合は、精彩性はそれほど必要でないから通信コスト
削減を優先して標準モード(画素密度3,85本/m
m)を希望するであろうし、細かい絵、イラスト、或い
は表などを多く含む原稿の場合は、通信コストが多少割
高になっても高精彩を確保するためファインモード(画
素密度7.7本/mm)を希望するであろう。
【0005】従来のファクシミリ装置では、複数枚の原
稿を送信する場合、上記のモード選択を、送信前に予め
操作者が送信原稿の1ページ毎に行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとく、送信前に予め操作者が送信原稿の1ページ毎に
一々モード設定するのは大変に面倒である。その一方、
ページ毎のモード設定が面倒であるからといって、全て
の原稿をファインモードで行うようモード設定すれば、
標準モードで十分な内容の原稿に対しても一律に高い画
素密度での送信が実行されてしまい、時間がかかるばか
りか通信コストも嵩むことになる。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑み、モードの設
定をページ単位で自動的に行うことができるファクシミ
リ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のファクシミリ装
置は、上記の課題を解決するために、原稿を精彩モード
で読み取る手段と、2値データを符号化する手段と、符
号化データを格納するメモリと、各ラインの符号化デー
タ量を算出する手段と、予め与えられた基準値と上記の
算出された符号化データ量とを比較する手段と、前記の
基準値よりも符号化データ量が多い精細なラインの連続
数を判断する手段と、予め与えられたモード選択判断基
準と連続数判断結果とに基づいて各ページについて幾つ
か有る走査ピッチに関するモードのなかから一つのモー
ドを選択する手段と、この選択されたモードを優先させ
て相手局との間で通信を実行する手段とを備えたことを
特徴とする。
【0009】また、本発明のファクシミリ装置は、原稿
を精彩モードで読み取る手段と、2値データを符号化す
る手段と、符号化データを格納するメモリと、各ライン
の符号化データ量を算出する手段と、予め与えられた基
準値と上記の算出された符号化データ量とを比較する手
段と、前記の基準値よりも符号化データ量が多い精細な
ラインの全個数と当該データ量が少ない標準ラインの全
個数との割合を判断する手段と、予め与えられたモード
選択判断基準と前記割合とに基づいて各ページについて
幾つか有る走査ピッチに関するモードのなかから一つの
モードを選択する手段と、この選択されたモードを優先
させて相手局との間で通信を実行する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0010】さらに、本発明のファクシミリ装置は、
稿を精彩モードで読み取る手段と、2値データを符号化
する手段と、符号化データを格納するメモリと、各ライ
ンの符号化データ量を算出する手段と、予め与えられた
基準値と上記の算出された符号化データ量とを比較する
手段と、前記の基準値よりも符号化データ量が多い精細
なラインの連続数を判断する手段と、前記の基準値より
も符号化データ量が多い精細なラインの全個数と当該デ
ータ量が少ない標準ラインの全個数との割合を判断する
手段と、予め与えられたモード選択判断基準と連続数判
断結果又は予め与えられたモード選択判断基準と前記割
合とに基づいて、各ページについて幾つか有る走査ピッ
チに関するモードのなかから一つのモードを選択する手
段と、この選択されたモードを優先させて相手局との間
で通信を実行する手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、上記の構成において、送信条件設定
でMR又はMMR符号化方式が設定された場合に、メモ
リ内に格納しているMH符号化データを復号して2値デ
ータとし、MR又はMMR符号化データに再変換する手
段を備えてもよい。
【0012】
【作用】例えば、或る一枚の原稿の中央部分にのみイラ
ストが描かれていたと仮定すると、その一枚の原稿全体
のデータ量はそれほど多くはならないが、上記イラスト
があるのでファインモード等の精彩モードで送信するの
が望ましといえる。この場合、上記のごとく一枚の原
稿全体におけるデータ量が少ないことによりファインモ
ードは不要であると判断するのを避ける必要がある。そ
の一方、読み取ったラインの符号化データ量に基づきそ
のラインについては精彩モードが妥当であると判断され
ても、そのようなラインの数が全ライン数からみて極め
て少ないような場合、或いは、そのようなライン数が多
くても散在しているような場合には、そのページの送信
を精彩モードで行う必要性は小さいと考えられる。
【0013】本発明の構成では、原稿データの1ページ
毎に各ラインの符号化データ量を算出し、予め与えられ
た基準値と上記の算出された符号化データ量とを比較
し、前記の基準値よりも符号化データ量が多い精彩なラ
インの連続数を各ページについて判断する。そして、予
め与えられたモード選択判断基準と連続数判断結果に基
づいて幾つか有る走査ピッチに関するモードのなかから
一つのモードを選択する。又は、精細なラインの全個数
と符号化データ量が少ない標準ラインの全個数との割合
を各ページについて判断する。そして、予め与えられた
モード選択判断基準とこの判断結果に基づいて幾つか有
る走査ピッチに関するモードのなかから一つのモードを
選択する。或いは、モード選択判断基準と連続数判断結
果又は割合に基づいて、各ページについて幾つか有る走
査ピッチに関するモードのなかから一つのモードを選択
する。
【0014】これにより、原稿の特徴を複数ラインのブ
ロックとして監視し、各ページについて、精彩モードで
送信すべきか標準モードで送信すべきかについて妥当な
判断を行うことが可能になる。そして、精彩モードで送
信すべきと判断されたときには、原稿の読み取りを予め
精彩モードで行っているから、そのままメモリの内容に
基づいて送信を行えばよく、標準モードで送信すべきと
判断されたときには、メモリに格納されている精彩モー
ドデータを例えばライン単位で間引きして相手局に送信
すればよいことになる。
【0015】そして、上記モード選択の判断は、ファク
シミリ装置によりページ毎に自動的に行われるので、ユ
ーザー自身が一々ページ毎に設定するといった手間が省
かれることになる。更に、全ページを一律に精彩モード
とする場合の時間および通信コストの無駄も解消され
る。
【0016】また、第2の構成においては、送信条件設
定でMR又はMMR符号化方式が設定された場合に、メ
モリ内に格納しているMH符号化データを復号して2値
データとし、MH方式よりもより高い圧縮率を有するM
R又はMMR符号化データに再変換して送信を行うの
で、通信時間の一層の短縮化が図れる。
【0017】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図に基づい
て説明する。
【0018】図1は、送信側となる本発明のファクシミ
リ装置100の送信機構部分、および受信側となるファ
クシミリ装置101の受信機構部分を示す概略のブロッ
ク図である。
【0019】まず、受信機構部分について簡単に説明す
る。
【0020】モデム7は、電話回線からの信号を復調し
て符号化データを生成し復号化部8に出力する。復号化
部8は、符号データを復号化して成る2値のデータを印
字画像処理部9に出力する。印字画像処理部9は、上記
2値のデータを図示しないサーマルヘッドの印字信号に
変化し、記録部10に出力する。記録部10において
は、印字モーター制御部11により記録紙の送りピッチ
が制御される。また、上記の各部は、制御部12にて制
御される。
【0021】次に、送信機構部分について説明する。
【0022】読取部1はCCD若しくは密着イメージセ
ンサー等のラインセンサを備えて構成される。読取部1
にセットされた送信原稿は、図示しないモーターによっ
て搬送され、上記ラインセンサー前を通過するときに当
該センサーによって画像が読み取られる。
【0023】読取モーター制御部5は、上記モーターの
送りを制御するものであるが、この送りピッチは精彩モ
ード(例えば、ファインモード)用のピッチに原則的に
制御される。通常のファクシミリ装置は、ユーザーが設
定したモードによって原稿読み取りの走査ピッチが決ま
るが、本発明のファクシミリ装置は、読み取った原稿の
データに基づいて自動的にモード(ファイン/標準等)
を決定するものであり、ファインモードの送りピッチで
読み取った画像から標準モードの画像データは生成でき
ても、その逆のデータ生成はできないためである。
【0024】読取画像処理部2は、読取部1で読み取ら
れたアナログの原稿データをサンプリングし、所定の閾
値によって2値のデータに変換して出力するものであ
る。
【0025】符号化部3は、上記2値のデータをライン
単位で符号化(圧縮)するものであり、この符号化デー
タを一旦メモリに格納するようになっている。符号化デ
ータは、概念的には、図2(a)〜(c)のように示さ
れる。ここで、符号化データ量は、各ラインで一様では
なく、ラインを構成している画素に白黒(2値)の変化
が多いほど上記符号化データ量は増えてくる。従って、
同図(a)のラインは白黒変化が少なく、粗い画像部分
であると推測することができ、同図(b)のラインは白
黒変化が多く、精彩な画像部分であると推測することが
できる。
【0026】また、符号化の方法には、MH、MR、M
MR等があるが、上記符号化部3は、まずMH符号化し
たデータをメモリに格納し、必要に応じてMR又はMM
R方式の符号化方法に変換できるようになっている。例
えば、自らのモード判断および相手先との設定条件にお
いて、精彩モード且つMH符号方式とされれば、メモリ
のデータをそのまま出力し、標準モード且つMH符号方
式とされれば、メモリのデータをライン単位で間引きし
て出力し、精彩モード且つMR又はMMR符号方式であ
れば、メモリ内のデータを2値データに変換してMR又
はMMRに符号化し直して出力し、標準モード且つMR
又はMMR符号方式であれば、メモリ内のデータを2値
データに変換するとともにそのデータをライン単位で間
引きしたものについてMR又はMMRに符号化し直して
出力するようになっている。
【0027】モデム4は、符号化部3から出力される符
号化データを電話回線に適した信号に変調して電話回線
に出力するものである。
【0028】制御部6は、CPU及び各種の処理プログ
ラムを格納したROMを備えて構成されるものであり、
上記の各部に対する各種制御を行う。この制御には自動
モード選択制御が含まれる。
【0029】図3は、自動モード選択制御における粗密
情報収集処理(画像読み取りに際して行われる)の内容
を示すフローチャートである。
【0030】まず、画像走査ピッチを精彩モード用に設
定するとともに、各種カウンターをクリアにする(ステ
ップ1)。
【0031】そして、原稿の画像読取走査を開始し(ス
テップ2)、ライン単位で2値データを符号化し、この
符号化データをメモリに格納していく(ステップ3)。
この際に符号化データ量をカウントし、そのラインの符
号化データ量が予め与えられた基準値(Nバイト)以上
か否かの判断を行う(ステップ4)。Nの値をどれくら
いに設定するかは、実験的に求めることができる。後に
述べる所定値や基準値についても同様である。
【0032】上記ラインの符号化データ量がNバイト以
上と判断されたなら、ファイントータルカウンタをイン
クリメントするとともに標準連続数カウンタをクリアし
(ステップ5)、更に、ファイン連続数カウンタをイン
クリメントする(ステップ6)。その後、ファイン連続
数カウンタの値が所定値以上か否かの判断を行う(ステ
ップ7)。
【0033】一方、上記ラインの符号化データ量がNバ
イトより小さいと判断されたなら、標準トータルカンウ
タをインクリメントするとともに、ファイン連続数カウ
ンタをクリアし(ステップ8)、更に、標準連続数カウ
ンタをインクリメントする(ステップ9)。その後、1
ページが終了したか否か、即ち、最終ラインか否かを判
断する(ステップ10)。
【0034】そして、前記のステップ7でファイン連続
数カウンタの値が所定値(M:例えば、M=20ライ
ン)以上と判断されたなら、ファイン候補カウンタをイ
ンクリメントする(ステップ11)。即ち、精彩なライ
ンが20ライン連続して存在したので、ファインモード
の必要性有りとしてその必要度をカウント数で表す。そ
の後、ファイン連続数カウンタをクリアし(ステップ1
2)、ステップ10に進む。
【0035】一方、ステップ7でファイン連続数カウン
タの値が所定値よりも少ないと判断されたなら、ステッ
プ10に進む。
【0036】そして、ステップ10で1ページが終了し
ていないと判断されたなら、ステップ2に進んで次のラ
インについての同処理を実行する。一方、1ページが終
了したなら、モード選択処理を実行して通信を開始す
る。
【0037】図4は、上記の処理で収集した各ページの
情報に基づきファインモードと標準モードのどちらを選
択するかの処理内容を示したフローチャートである。
【0038】まず、ファイン候補カウンタが所定値以上
か否かを判断し(ステップ13)、所定値以上であれば
送信モードをファインモードに設定する(ステップ1
6)。即ち、精彩なラインが20ライン以上連続してい
る部分が1ページに何個有ったかによって第1次的な選
考を行ってファインモードとするか否かを決定する。
【0039】一方、ファイン候補カウンタが所定値より
も小さければ、ファイントータルカウンタ値と標準トー
タルカウンタ値との比率が所定値より大きいか否かを判
断する(ステップ14)。上記比率が所定値よりも大き
ければ、送信モードをファインモードに設定する一方
(ステップ16)、上記比率が所定値以下であれば、送
信モードを標準モードに設定する(ステップ15)。即
ち、精彩なラインのトータル個数の標準ラインに対する
割合に基づいて第2次的な選考を行ってファインモード
とするか否かを再び決定する。
【0040】そして、上記のモード決定がなされたら
(ステップ15,16)、当該ページの送信を実行し
(ステップ17)、次ページが有るか否かを判断する
(ステップ18)。次ページがあれば、ステップ1に進
んで以上の処理を次ページについて再度実行する一方、
次ページがなければ終了する。
【0041】次ページについては、上記のステップ17
の処理で送信データをメモリから送信している間に上記
モード判定処理が実行される。即ち、前ページの送信期
間中に読取部1で次ページの画像を読み取り、読取画像
処理部2および符号化部3によってMH符号化したデー
タを別のメモリに格納するとともにモード判定処理を行
う。これにより、複数ページについてモード判定処理を
連続的に行うことが可能となる。ただし、時刻指定メモ
リ送信等のように、送信原稿の全てのページのデータを
送信開始前にメモリに格納する場合には、各ページのデ
ータのメモリ格納を行うときに各ページについてのモー
ド判定処理を実行し、その判定結果を保持するようにし
ておけばよい。
【0042】また、最初に上記ステップ17が実行され
るときには、最初に電話呼び出しがなされて回線接続が
された後に通信手順が実行されるが、次回のステップ1
7からは、トレーニング(TCF)やモード変更情報等
のみが送信される。
【0043】図5は、ファクシミリ通信手順を示した説
明図である。送信側からダイヤル発信によって電話呼び
出しがかけられると、受信側ではオフフックを行う。こ
れにより回線が接続される。この回線接続の後、受信側
は呼び出しに対する応答(CED)を行うとともに、受
信可能条件(NSF・DIS)を送信する。送信側は、
上記の受信可能条件に基づいて定めた送信条件設定を受
信側に送信し(NSS又はDCS)、更にトレーニング
送信を実行する(TCF)。そして、このトレーニング
OKを示す信号(CFR)が受信側から送られてきた
ら、1ページ目のデータ送信を開始することになる。
【0044】上記の送信条件設定では、通信スピード、
原稿の紙幅及び長さに関する条件の他、前述のフローチ
ャートで決定された原稿の送りピッチ(「標準モード」
若しくは「ファインモード」など)、更に、符号化方
式、ラインデータ最低送信時間等の条件が設定される。
ただし、前述のフローチャートでファインモードが決定
されたとしても、受信側が標準モードのみ可能である場
合には、標準モードで送信が行われることになる。この
場合は、メモリに格納されている符号化データを1ライ
ンおきに読み飛ばして送信することになる。
【0045】また、符号化方式には、標準設定のMH符
号化方式の他、オプションとしてMR,MMR符号化方
式がある。MR,MMR符号化方式の方がデータ圧縮効
果が高く、この方式による方が通信時間節約になるた
め、前記の送信条件設定では受信局がMR,MMR符号
化方式に対応できる場合には、かかる方式を優先して設
定するようにしている。
【0046】ただし、MR,MMR符号化方式は、MH
符号化とは異なり、参照ラインを設定し、この参照ライ
ンの2値データを参照しながら、それ以降の読取ライン
はその変化条件を符号化して行くものであるため、メモ
リに格納しているMH符号化データはそのままでは使用
できない。
【0047】このためMH符号化データを高速で復号化
して2値のデータに戻した後、受信局との間で決定した
MR若しくはMMR符号化で再変換するようにしてい
る。勿論、原稿を標準モードで送信する場合は、MH符
号化データを1ラインおき復号化して2値データに戻し
た後、MR若しくはMMR符号化を実行すればよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の構成によれば、
各ページについてファインモードで送信すべきか標準モ
ードで送信すべきかについて、複数ラインのブロックと
して監視して判断するので、妥当な判断がページ毎に自
動的に行われ、ユーザー自身が一々ページ毎に設定する
といった手間が省かれることになる。更に、全ページを
一律に精彩モードとする場合の時間および通信コストの
無駄も解消されることになる。
【0049】また、送信条件設定でMR又はMMR符号
化方式が設定された場合に、メモリ内に格納しているM
H符号化データを復号して2値データとし、MH方式よ
りもより高い圧縮率を有するMR又はMMR符号化デー
タに再変換して送信を行うので、通信時間の一層の短縮
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】送信側となる本発明のファクシミリ装置の送信
機構部分、及び受信側となるファクシミリ装置の受信機
構部分を示す概略のブロック図である。
【図2】符号化データを概念的に示す図である。
【図3】本発明の自動モード選択制御における情報収集
処理部分の内容を示すフローチャートである。
【図4】本発明の自動モード選択制御におけるモード選
択通信部分の内容を示すフローチャートである。
【図5】ファクシミリ通信手順を示す説明図である。
【符号の説明】
1 読取部 2 読取画像処理部 3 符号化部 4 モデム 5 読取モーター制御部 6 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−54777(JP,A) 特開 平4−156776(JP,A) 特開 平4−292071(JP,A) 特開 平6−30205(JP,A) 特開 昭61−245763(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を精彩モードで読み取る手段と、2
    値データを符号化する手段と、符号化データを格納する
    メモリと、各ラインの符号化データ量を算出する手段
    と、予め与えられた基準値と上記の算出された符号化デ
    ータ量とを比較する手段と、前記の基準値よりも符号化
    データ量が多い精細なラインの連続数を判断する手段
    と、予め与えられたモード選択判断基準と連続数判断結
    果とに基づいて各ページについて幾つか有る走査ピッチ
    に関するモードのなかから一つのモードを選択する手段
    、この選択されたモードを優先させて相手局との間で
    通信を実行する手段とを備えたことを特徴とするファク
    シミリ装置。
  2. 【請求項2】 原稿を精彩モードで読み取る手段と、2
    値データを符号化する手段と、符号化データを格納する
    メモリと、各ラインの符号化データ量を算出する手段
    と、予め与えられた基準値と上記の算出された符号化デ
    ータ量とを比較する手段と、前記の基準値よりも符号化
    データ量が多い精細なラインの全個数と当該データ量が
    少ない標準ラインの全個数との割合を判断する手段と、
    予め与えられたモード選択判断基準と前記割合とに基づ
    いて各ページについて幾つか有る走査ピッチに関するモ
    ードのなかから一つのモードを選択する手段と、この選
    択されたモードを優先させて相手局との間で通信を実行
    する手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】 原稿を精彩モードで読み取る手段と、2
    値データを符号化する手段と、符号化データを格納する
    メモリと、各ラインの符号化データ量を算出する手段
    と、予め与えられた基準値と上記の算出された符号化デ
    ータ量とを比較する手段と、前記の基準値よりも符号化
    データ量が多い精細なラインの連続数を判断する手段
    と、前記の基準値よりも符号化データ量が多い精細なラ
    インの全個数と当該データ量が少ない標準ラインの全個
    数との割合を判断する手段と、予め与えられたモード選
    択判断基準と連続数判断結果又は予め与えられたモード
    選択判断基準と前記割合とに基づいて、各ページについ
    て幾つか有る走査ピッチに関するモードのなかから一つ
    のモードを選択する手段と、この選択されたモードを
    先させて相手局との間で通信を実行する手段とを備えた
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 送信条件設定でMR又はMMR符号化方
    式が設定された場合に、メモリ内に格納しているMH符
    号化データを復号して2値データとし、MR又はMMR
    符号化データに再変換する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載のファクシミリ装
    置。
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