JP3043182U - 畳 - Google Patents

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JP3043182U
JP3043182U JP1997003693U JP369397U JP3043182U JP 3043182 U JP3043182 U JP 3043182U JP 1997003693 U JP1997003693 U JP 1997003693U JP 369397 U JP369397 U JP 369397U JP 3043182 U JP3043182 U JP 3043182U
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恵美 庄司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた商品価値にする。 【解決手段】 畳床10の一側縁の表面端部11から所
定距離t離間した畳床表面上の位置に縁布14の幅方向
の一方の端部14Tを配置し、所定距離tより大きい値
Lの2倍の幅2・Lを有し、幅方向中央位置15で長手
方向に沿って予め折り曲げられ、かつ、内側一方の面に
両面テープ18の一方の面が貼り着けられた芯材20
を、該両面テープ18の他方の面が畳床10の表面端部
11と縁布14の一方の端部14Tとを含む表面端部1
1に沿った領域に位置するように、配置し、両面テープ
18の他方の面を領域に圧着すると共に芯材20の内側
他方の面を畳床10の表面端部側の側面10Aに固着
し、芯材20が覆われるように縁布14を折り返し、縁
布14の幅方向の他方の端部を畳床10の側面側に固着
して、製造する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、畳に係り、より詳しくは、畳床、縁布、芯材及び両面テープにより 構成される畳に関する。
【0002】
【従来の技術】
畳床、縁布、芯材及び両面テープにより、畳を次のように製造することが考え られる。
【0003】 即ち、裏返した縁布を畳床上の表面端部より若干それた位置に配置し、縁布の 端部を畳床表面にステープラー(所謂、タッカー)により仮止めする。両面テー プの一方の面(補助テープが剥離されている)を、縁布の端部がかくれるように 、上記表面端部に沿って圧着し、芯材を折り曲げ、折り曲げられた芯材の内側の 一方の面を上記両面テープの他面(補助テープが剥離されている)に貼り着け、 芯材の内側の他方の面を、畳床の上記表面端部側の側面にタッカーにより固着す る。そして、芯材を覆うように縁布を折り返し、縁布の幅方向他方の端部を畳床 の上記表面端部側の側面に、ステープラー(所謂ツミッカー)により固着する。
【0004】 また、別の方法では、両面テープの一方の面(補助テープが剥離されている) を、畳床上の表面端部に沿って圧着し、上記両面テープの他面(補助テープが剥 離されている)上の、畳床上の表面端部より若干それた位置に裏返した縁布を、 配置して圧着し、芯材を折り曲げ、折り曲げられた芯材の内側の一方の面を上記 両面テープの他面に配置して圧着し、その他は、上記方法と同様にする。
【0005】 なお、畳床の長手方向端部は、畳床の裏面に回り込むように上記縁布を固着す る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前述した最初の方法では、両面テープの一方の面を、縁布の端 部が下になるように、上記表面端部に沿って圧着し、他面の補助テープを剥離し 、芯材を折り曲げ、折り曲げられた芯材の内側の一方の面を両面テープの他面に 貼り着けるので、畳を製造する際の製造工程が多いと共に他面の補助テープを剥 離してから芯材の内側の一方の面が該他面に配置されるまでの間に一定の時間が 必要となる。
【0007】 この間、両面テープの補助テープが剥離された他面は、畳床表面法線方向に露 出状態にある。よって、補助テープが剥離された他面にゴミ等が付着する場合が ある。
【0008】 ところで、両面テープの接着力は強力であり、付着したゴミ等を除去すると、 両面テープの接着剤もいっしょに除去され、この部分の接着力が減少する。よっ て、この部分から縁布がほころびやすくなり、商品価値が減少する。
【0009】 また、前述した別の方法では、両面テープの一方の面を、畳床上の表面端部に 沿って圧着し、上記両面テープの他面上の、畳床上の表面端部より若干それた位 置に裏返した縁布の端部を配置して圧着するので、端部が上記位置に位置するよ うに縁布を1回で配置しなければならない。即ち、端部が上記位置に位置するよ うに縁布を配置できなければ、やり直そうとしても、前述したように両面テープ の接着力は強力であるので、やり直しが容易でない。仮にやり直したとしても、 上記のように接着剤がいっしょに除去され、この部分の接着力が減少する。よっ て、この部分から縁布がほころびやすくなり、商品価値が減少する。
【0010】 更に、畳床の長手方向端部は強度が弱く、しかも、畳床の裏面に回り込むよう に上記縁布を固着するので、角部が丸くなる。よって、後に畳床の長手方向端部 の縁布と畳床との間に藁等を挿入して補強する必要があり、商品価値が減少して いる。また、藁を挿入すると畳床の長手方向端部が歪んだ形状となり、角張った 形状にできないので、美観の点でも商品価値が減少する。
【0011】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、商品価値が優れた畳を提案す ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため請求項1記載の考案は、畳床の一側縁の表面端部から所定 距離離間した畳床表面上の位置に縁布の幅方向の一方の端部を配置し、前記所定 距離より大きい値の2倍の幅を有し、幅方向中央位置で長手方向に沿って予め折 り曲げられ、かつ、内側一方の面に両面テープの一方の面が貼り着けられた芯材 を、該両面テープの他方の面が前記畳床の前記表面端部と前記縁布の前記一方の 端部とを含む前記表面端部に沿った領域に位置するように、配置し、前記両面テ ープの他方の面を前記領域に圧着すると共に前記芯材の内側他方の面を前記畳床 の前記表面端部側の側面に固着し、前記芯材が覆われるように前記縁布を折り返 し、前記縁布の幅方向の他方の端部を前記畳床の前記側面側に固着して、畳を製 造する。
【0013】 請求項2記載の考案は、畳の基礎となる畳床と、前記畳床の一側縁の表面端部 から所定距離離間した畳床表面上の位置に幅方向の一方の端部が配置された縁布 と、前記所定距離より大きい値の2倍の幅を有し、幅方向中央位置で長手方向に 沿って折り曲げられた芯材と、を有し、前記芯材の内側一方の面に両面テープの 一方の面が予め貼り着けられ、前記両面テープの他方の面が前記畳床の前記表面 端部と前記縁布の前記一方の端部とを含む前記表面端部に沿った領域に圧着され ると共に、前記芯材の内側他方の面は前記畳床の前記表面端部側の側面に固着さ れ、前記縁布は前記芯材を覆うように折り返され、前記縁布の幅方向の他方の端 部は前記畳床の前記側面側に固着されて構成している。
【0014】 請求項3記載の考案は、畳の基礎となる畳床と、前記畳床の一側縁の表面端部 から所定距離離間した畳床表面上の位置に幅方向の一方の端部が配置された縁布 と、前記所定距離より大きい値の2倍の幅を有し、幅方向中央位置で長手方向に 沿って折り曲げられ、内側一方の面が、前記表面端部と前記縁布の前記一方の端 部とを含む前記表面端部に沿った領域に位置するように配置された芯材と、前記 芯材の内側一方の面と前記領域との間に位置する両面テープと、を有し、前記芯 材の内側他方の面は前記畳床の前記表面端部側の側面に固着され、前記縁布は前 記芯材を覆うように折り返され、前記縁布の幅方向の他方の端部は前記畳床の前 記側面側に固着されて構成している。
【0015】 請求項4記載の考案は、前記両面テープの一方の面が前記芯材の内側一方の面 に予め貼り着けられている。
【0016】 請求項5乃至請求項8記載の考案は、前記縁布の前記一方の端部をステープラ ーにより取り付けている。
【0017】 請求項9乃至請求項16記載の考案は、前記芯材の長手方向の少なくとも一方 の端部の中央位置を長手方向に予め所定の長さ切断され、かつ、前記芯材の他方 の面の前記切断された中央位置に対応する部分を予め切断している。
【0018】 本考案に係る畳は、畳の基礎となる畳床と、畳床の一側縁の表面端部から所定 距離離間した畳床表面上の位置に幅方向の一方の端部が配置された縁布と、所定 距離より大きい値の2倍の幅を有し、幅方向中央位置で長手方向に沿って折り曲 げられた芯材と、を有し、芯材の内側一方の面に両面テープの一方の面が予め貼 り着けられ、両面テープの他方の面が畳床の表面端部と縁布の一方の端部とを含 む表面端部に沿った領域に固着されると共に、芯材の内側他方の面は畳床の表面 端部側の側面に圧着され、縁布は芯材を覆うように折り返され、縁布の幅方向の 他方の端部は畳床の側面側に固着されて構成されている。
【0019】 この畳は、例えば、次のように製造することができる。即ち、畳床の一側縁の 表面端部から所定距離離間した畳床表面上の位置に縁布の幅方向の一方の端部を 配置し、所定距離より大きい値の2倍の幅を有し、幅方向中央位置で長手方向に 沿って予め折り曲げられ、かつ、内側一方の面に両面テープの一方の面が貼り着 けられた芯材を、該両面テープの他方の面が畳床の表面端部と縁布の一方の端部 とを含む表面端部に沿った領域に位置するように、配置し、両面テープの他方の 面を領域に圧着すると共に芯材の内側他方の面を畳床の表面端部側の側面に固着 し、芯材が覆われるように縁布を折り返し、縁布の幅方向の他方の端部を畳床の 側面側に固着する。
【0020】 このように、幅方向中央位置で長手方向に沿って折り曲げられた芯材の内側一 方の面に両面テープの一方の面が予め貼り着けられ、両面テープの他方の面を畳 床の表面端部と縁布の一方の端部とを含む表面端部に沿った領域に固着するので 、芯材で両面テープの他面を覆うことができ、これにより、両面テープの他面に ゴミ等が付着する虞がない。仮に、両面テープの他方の面が固着される畳床表面 上の領域にゴミ等が位置しても、容易に除去できる。よって、両面テープの接着 力を減ずることがないので、商品価値を向上させることができる。
【0021】 また、芯材は幅方向中央位置で長手方向に沿って折り曲げられているので、畳 製造時に、芯材を幅方向中央位置で長手方向に沿って折り曲げる必要がないので 、畳の製造工程を少なくすることができる。
【0022】 更に、両面テープの他方の面を、畳床の表面端部と縁布の一方の端部とを含む 表面端部に沿った領域に位置させており、両面テープの上に、縁布を貼り着けな いので、縁布の位置決めに失敗しても、容易にやり直すことができる。
【0023】 また、畳の基礎となる畳床と、畳床の一側縁の表面端部から所定距離離間した 畳床表面上の位置に幅方向の一方の端部が配置された縁布と、所定距離より大き い値の2倍の幅を有し、幅方向中央位置で長手方向に沿って折り曲げられ、内側 一方の面が、表面端部と縁布の一方の端部とを含む表面端部に沿った領域に位置 するように配置された芯材と、芯材の内側一方の面と領域との間に位置する両面 テープと、を有し、芯材の内側他方の面を畳床の表面端部側の側面に固着し、縁 布を芯材を覆うように折り返し、縁布の幅方向の他方の端部を畳床の側面側に固 着して、畳を構成するようにしてもよい。
【0024】 このように芯材の内側一方の面が、畳床の表面端部と縁布の一方の端部とを含 む表面端部に沿った領域に位置し、芯材の内側一方の面と該領域との間に両面テ ープを位置させており、両面テープの上に、縁布を貼り着けないので、縁布の位 置決めに失敗しても、容易にやり直すことができる。
【0025】 なお、両面テープの一方の面が芯材の内側一方の面に予め貼り着けられるよう にしてもよい。これにより、芯材で両面テープの他面を覆うことができ、両面テ ープの他面にゴミ等が付着する虞がないので、両面テープの接着力を減ずること がない。よって、商品価値を向上させることができる。
【0026】 なお、縁布の一方の端部をステープラーにより取り付けらるようにしてもよい 。これにより、縁布の一方の端部が上記位置に固定した状態で、両面テープの他 方の面を貼り着けることができる。
【0027】 また、芯材の長手方向の少なくとも一方の端部の中央位置を長手方向に予め所 定の長さ切断し、芯材の他方の面の切断された中央位置に対応する部分を予め切 断してもよい。
【0028】 よって、芯材の長手方向の少なくとも一方の端部の一方の面を、縁布と伴って 、畳床の裏面に折り返すことができ、芯材を補強材として利用して、畳床の角部 の強度を強くすることができると共に畳床の角部を角張ったようにすることがで き、美観の点で商品価値を向上させることができる。
【0029】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0030】 本実施の形態に係る畳は、次のように製造される。即ち、図1(1)に示すよ うに、畳床10の一側縁の表面端部11から対向する他の表面端部に向かう方向 Aに所定距離t離間した畳床表面上の位置にわたり線12を引く。なお、わたり 線12が引かれた位置は、畳床10の藁が編まれて形成される表面端部11に沿 った編み目の列の位置に位置する。
【0031】 縁布14を裏返し、裏返した縁布14の幅方向の予め定めた一方の端部Tを、 わたり線12の位置に配置する。そして、裏返した縁布14の端部Tをタッカー 16により畳床10に固着する。
【0032】 このように、裏返した縁布14の端部Tをタッカー16により畳床10に固着 し、両面テープ上に縁布14を貼り着けないので、縁布14の位置決めに失敗し ても、容易にやり直すことができる。
【0033】 次に、芯材20を用意する。この芯材20は、図1(2)に示すように、所定 距離tより大きい値Lの2倍の幅2・Lを有する。また、この芯材20は、幅方 向中央位置15で長手方向に沿って予め折り曲げられている。よって、この芯材 20には、幅Lの2つの面が形成される。更に、この芯材20は、幅Lの内側一 方の面に両面テープ18の一方の面が予め貼り着けられている。加えて、この芯 材20の長手方向の一端の中央位置15は予め所定長さ切断され、更に、芯材2 0の他方の面の切断された中央位置14に対応する部分は、切断されている。な お、この芯材20は、厚紙(又は、ビニール)で製造されている。
【0034】 図1に示すように、芯材20の内側一方の面の、中央位置15が切断された部 分の基端20Aを、畳床10の角部10Hに配置し、両面テープ18の他方の面 が畳床10の表面端部11と縁布14の一方の端部とを含む表面端部11に沿っ た領域に配置する。
【0035】 両面テープ18の他方の面を上記領域に圧着すると共に、図2に示すように、 芯材14の内側他方の面を畳床10の表面端部11側の側面10Aにタッカー2 2により固着する。
【0036】 図3に示すように、芯材20が覆われるように縁布14を折り返す。 そして、縁布14の幅方向の他方の端部を畳床10の側面側に、ツミッカー2 4により固着する。
【0037】 これにより、図3(2)に示すように、上記領域のわたり線12が引かれた位 置付近は、畳床10の表面から、縁布14、両面テープ18、芯材20、及び縁 布14が、順に配置され、わたり線12が引かれた位置付近以外の上記領域は、 畳床10の表面から、両面テープ18、芯材20、及び縁布14が、順に配置さ れることになる。
【0038】 一方、畳床10の角部は、芯材20の一端が出っ張っており、この部分を覆う ように縁布14が折り返されている。この芯材20の出っ張っている部分に対応 する縁布14の出っ張り部14Aを、芯材20の内面側に折り込むと共に、縁布 14を伴って芯材20を、図4に示すように、縁布14の出っ張り部14Aをく るむように折り曲げ、図5に示すように、縁布14を伴って芯材20の先端26 を、畳床10の裏面に固着する。
【0039】 このように、幅方向中央位置で長手方向に沿って予め折り曲げられ、かつ、内 側一方の面に両面テープの一方の面が予め固着された芯材を、両面テープの他方 の面が畳床の表面端部と縁布の一方の端部とを含む表面端部に沿った領域に位置 するように、配置し、両面テープの他方の面を該領域に固着するようにしている 。両面テープの他方の面は芯材の内側に位置して芯材に覆われているので、両面 テープの他方の面にゴミ等が付着する虞がない。仮に、両面テープの他方の面が 固着される畳床表面上の領域にゴミ等が位置しても、容易に除去できる。よって 、両面テープの接着力が減ずることがないので、商品価値が優れている。
【0040】 また、芯材は、幅方向中央位置で長手方向に沿って予め折り曲げられているの で、畳製造時では、芯材を幅方向中央位置で長手方向に沿って折り曲げる必要が ない。よって、畳の製造工程を少なくすることができる。
【0041】 更に、畳床の角部は、縁布を伴って芯材を畳床の裏面に折り返して固着するの で、芯材を補強材として利用することができ、新たな補強材が必要とならないの で、部品点数を減少することができる。また、畳床の角部は、芯材により角張っ た形状にすることができるので、美観の点でも商品価値が優れている。
【0042】 なお、芯材は、長手方向の一端の中央位置が接続され、かつ、芯材の他方の面 の切断された中央位置に対応する部分が切断されているが、本考案はこれに限定 されるものでなく、図6に示すように、長手方向の双方の端部の中央位置が接続 され、かつ、芯材の他方の面の切断された中央位置に対応する部分が切断されて いてもよい。
【0043】 また、芯材の長手方向の端部を切断せずに、畳床角部については、図7に示す ように、上記芯材の端部(中央位置が切断され、かつ、芯材の他方の面の切断さ れた中央位置に対応する部分が切断されている)のみの部品を用いてもよい。
【0044】 更に、両面テープの一方の面を予め芯材の内側一方の面に貼り着けているが、 本考案はこれに限定されるものでなく、畳床の表面端部と縁布の一方の端部とを 含む表面端部に沿った領域に、両面テープの他方の面を貼り着け、両面テープの 一方の面に芯材の内側一方の面を貼り着けるようにしてもよい。
【0045】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、幅方向中央位置で長手方向に沿って折り曲げら れた芯材の内側一方の面に両面テープの一方の面が予め貼り着けられ、両面テー プの他方の面を畳床の表面端部と縁布の一方の端部とを含む表面端部に沿った領 域に固着するので、芯材で両面テープの他面を覆うことができ、これにより、両 面テープの他面にゴミ等が付着する虞がないく、両面テープの接着力を減ずるこ とがないので、商品価値を向上させることができる、という効果を有する。
【0046】 本考案は、芯材は幅方向中央位置で長手方向に沿って折り曲げられているので 、畳製造時に、芯材を幅方向中央位置で長手方向に沿って折り曲げる必要がない ので、畳の製造工程を少なくすることができる、という効果を有する。
【0047】 本考案は、両面テープの他方の面を、畳床の表面端部と縁布の一方の端部とを 含む表面端部に沿った領域に位置させており、両面テープの上に、縁布を貼り着 けないので、縁布の位置決めに失敗しても、容易にやり直すことができる、とい う効果を有する。
【0048】 本考案は、縁布の一方の端部をステープラーにより取り付けるので、縁布の一 方の端部が上記位置に固定した状態で、両面テープの他方の面を貼り着けること ができる、という効果を有する。
【0049】 本考案は、芯材の長手方向の少なくとも一方の端部の中央位置を長手方向に予 め所定の長さ切断し、芯材の他方の面の切断された中央位置に対応する部分を予 め切断しているので、芯材の長手方向の少なくとも一方の端部の一方の面を、縁 布と伴って、畳床の裏面に折り返すことができ、芯材を補強材として利用して、 畳床の角部の強度を強くすることができると共に畳床の角部を角張ったようにす ることができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】畳の製造工程を示す第1の図である。
【図2】第1の図の製造工程の次の製造工程を示す第2
の図である。
【図3】第2の図の製造工程の次の製造工程を示す第3
の図である。
【図4】第3の図の製造工程の次の製造工程を示す第4
の図である。
【図5】第4の図の製造工程の次の製造工程を示す第5
の図である。
【図6】芯材の変形例を示す図である。
【図7】芯材の他の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 畳床 14 縁布 18 両面テープ 20 芯材

Claims (16)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳床の一側縁の表面端部から所定距離離
    間した畳床表面上の位置に縁布の幅方向の一方の端部を
    配置し、 前記所定距離より大きい値の2倍の幅を有し、幅方向中
    央位置で長手方向に沿って予め折り曲げられ、かつ、内
    側一方の面に両面テープの一方の面が貼り着けられた芯
    材を、該両面テープの他方の面が前記畳床の前記表面端
    部と前記縁布の前記一方の端部とを含む前記表面端部に
    沿った領域に位置するように、配置し、 前記両面テープの他方の面を前記領域に圧着すると共に
    前記芯材の内側他方の面を前記畳床の前記表面端部側の
    側面に固着し、 前記芯材が覆われるように前記縁布を折り返し、 前記縁布の幅方向の他方の端部を前記畳床の前記側面側
    に固着して、 製造される畳。
  2. 【請求項2】 畳の基礎となる畳床と、 前記畳床の一側縁の表面端部から所定距離離間した畳床
    表面上の位置に幅方向の一方の端部が配置された縁布
    と、 前記所定距離より大きい値の2倍の幅を有し、幅方向中
    央位置で長手方向に沿って折り曲げられた芯材と、 を有し、 前記芯材の内側一方の面に両面テープの一方の面が予め
    貼り着けられ、前記両面テープの他方の面が前記畳床の
    前記表面端部と前記縁布の前記一方の端部とを含む前記
    表面端部に沿った領域に圧着されると共に、前記芯材の
    内側他方の面は前記畳床の前記表面端部側の側面に固着
    され、 前記縁布は前記芯材を覆うように折り返され、 前記縁布の幅方向の他方の端部は前記畳床の前記側面側
    に固着され、 て構成された畳。
  3. 【請求項3】 畳の基礎となる畳床と、 前記畳床の一側縁の表面端部から所定距離離間した畳床
    表面上の位置に幅方向の一方の端部が配置された縁布
    と、 前記所定距離より大きい値の2倍の幅を有し、幅方向中
    央位置で長手方向に沿って折り曲げられ、内側一方の面
    が、前記表面端部と前記縁布の前記一方の端部とを含む
    前記表面端部に沿った領域に位置するように配置された
    芯材と、 前記芯材の内側一方の面と前記領域との間に位置する両
    面テープと、 を有し、 前記芯材の内側他方の面は前記畳床の前記表面端部側の
    側面に固着され、 前記縁布は前記芯材を覆うように折り返され、 前記縁布の幅方向の他方の端部は前記畳床の前記側面側
    に固着され、 て構成された畳。
  4. 【請求項4】 前記両面テープの一方の面が前記芯材の
    内側一方の面に予め貼り着けられた請求項3記載の畳。
  5. 【請求項5】 前記縁布の前記一方の端部がステープラ
    ーにより取り付けられた請求項1記載の畳。
  6. 【請求項6】 前記縁布の前記一方の端部がステープラ
    ーにより取り付けられた請求項2記載の畳。
  7. 【請求項7】 前記縁布の前記一方の端部がステープラ
    ーにより取り付けられた請求項3記載の畳。
  8. 【請求項8】 前記縁布の前記一方の端部がステープラ
    ーにより取り付けられた請求項4記載の畳。
  9. 【請求項9】 前記芯材の長手方向の少なくとも一方の
    端部の中央位置が長手方向に予め所定の長さ切断され、
    かつ、前記芯材の他方の面の前記切断された中央位置に
    対応する部分が予め切断されている請求項1記載の畳。
  10. 【請求項10】 前記芯材の長手方向の少なくとも一方
    の端部の中央位置が長手方向に予め所定の長さ切断さ
    れ、かつ、前記芯材の他方の面の前記切断された中央位
    置に対応する部分が予め切断されている請求項2記載の
    畳。
  11. 【請求項11】 前記芯材の長手方向の少なくとも一方
    の端部の中央位置が長手方向に予め所定の長さ切断さ
    れ、かつ、前記芯材の他方の面の前記切断された中央位
    置に対応する部分が予め切断されている請求項3記載の
    畳。
  12. 【請求項12】 前記芯材の長手方向の少なくとも一方
    の端部の中央位置が長手方向に予め所定の長さ切断さ
    れ、かつ、前記芯材の他方の面の前記切断された中央位
    置に対応する部分が予め切断されている請求項4記載の
    畳。
  13. 【請求項13】 前記芯材の長手方向の少なくとも一方
    の端部の中央位置が長手方向に予め所定の長さ切断さ
    れ、かつ、前記芯材の他方の面の前記切断された中央位
    置に対応する部分が予め切断されている請求項5記載の
    畳。
  14. 【請求項14】 前記芯材の長手方向の少なくとも一方
    の端部の中央位置が長手方向に予め所定の長さ切断さ
    れ、かつ、前記芯材の他方の面の前記切断された中央位
    置に対応する部分が予め切断されている請求項6記載の
    畳。
  15. 【請求項15】 前記芯材の長手方向の少なくとも一方
    の端部の中央位置が長手方向に予め所定の長さ切断さ
    れ、かつ、前記芯材の他方の面の前記切断された中央位
    置に対応する部分が予め切断されている請求項7記載の
    畳。
  16. 【請求項16】 前記芯材の長手方向の少なくとも一方
    の端部の中央位置が長手方向に予め所定の長さ切断さ
    れ、かつ、前記芯材の他方の面の前記切断された中央位
    置に対応する部分が予め切断されている請求項8記載の
    畳。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3441977B2 (ja) 1998-05-12 2003-09-02 株式会社備後屋 畳縁用縁下紙と畳表の張付け方法
JP2016089279A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社コカジ 帽子及び帽子の製法

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