JP3041955U - パチンコセーフ球用の検出具 - Google Patents

パチンコセーフ球用の検出具

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JP3041955U JP1997002816U JP281697U JP3041955U JP 3041955 U JP3041955 U JP 3041955U JP 1997002816 U JP1997002816 U JP 1997002816U JP 281697 U JP281697 U JP 281697U JP 3041955 U JP3041955 U JP 3041955U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球の検出ミスおよびこれに起因するトラ
ブルを未然に回避する。 【解決手段】 球感知規制レバー23は、球検出口22
を有する本体21に枢支され、球検出口22に入ったセ
ーフ球Bを当接感知して変動し得る当接感知部29と、
検出部24を作動操作する作動部30と、当接感知部2
9の上方に一体形成されて通路16の出口部に出没変位
し得る規制部31とからなり、付勢手段34で球検出口
22内へ突出する状態に付勢される。通路16から球検
出口22を通過する先行の遊技球B1に対し、当接感知
部29が当接感知して付勢手段34の付勢に抗して変動
すると、作動部30が検出部24を検出状態に作動させ
る一方、規制部31が通路16の出口部17へ突入して
後続する次行の遊技球B2に当接干渉し、該遊技球B2
一時的に流通規制して、適宜時間差を以って球検出口2
2へ通出させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、パチンコゲームで使用されて入賞装置に入ったセーフ球を1球ず つ検出する検出具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ球を使用する遊技機の代表例であるパチンコ機では、遊技操作による 球送り・発射作動に基いて、パチンコ球を1球ずつ定時間毎に継続的に発射して 遊技盤内に打出し、所要のゲームを展開する。このもとで各々の遊技部品に入っ た遊技球、具体的には入賞器具や大型開閉式の入賞装置に入ったセーフ球を検出 するために、当該の遊技部品内の通入出路や遊技盤裏側にセットされた球排出カ バーの案内通路に組込まれた各々の検出手段により1球ずつ検出し、そして夫々 のセーフ球に対して予じめ設定された個数の賞品球を排出するようになっている 。それだけにセーフ球を1球ずつ検出することは、極めて重要な遊技事項の一つ となっており、機種によっては遊技盤に設置した遊技部品(主として大型開閉式 の入賞装置)の開成作動中に入賞したセーフ球の個数を正確にカウント検出する ことが義務付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで前述したパチンコセーフ球用の検出手段については、球通過口を有す る本体に、球感知片と同片の変動により非検出・検出条件に作動される機械的な 検出部(接点部)や光学的な検出部(フォトセンサ部)とを備えた球通過型式の検出 スイッチや検出センサが、例えば特開平2−84979号、実公平6−1351 3号、実開平6−83076号、実開平3−46389号、実開平64−698 4号、実開平63−180088号等の如く多く提案され、そして前述した遊技 部品や球排出カバーの通路に組込まれている。しかしこれら何れの検出手段にあ っても、球通路から球通過口に1球ずつ通入するセーフ球に対しては的確に検出 し得るとしても、複数個が連続通入するセーフ球に対しては1球ずつ検出し得な いことがあった。具体例として、俗に「アタッカー」とも呼ばれている大入賞口付 きの入賞装置の開成作動中には、開放された大入賞口へ比較的短時間内に多くの セーフ球が入賞することになり、複数個のセーフ球が通路から球通過口に亘り連 続整列状態で流通する場合にあっては、前述した夫々の検出手段では、全てのセ ーフ球を1球ずつ的確にカウント検出することができないことがあった。すなわ ち、前述した従来の検出手段では、連続整列状態で流通する先行のセーフ球を感 知して変動した球感知片が、後続する次行のセーフ球に対する感知位置に戻らな かったり、戻り遅れのために次のセーフ球が球通過口に入って検出されないまま 通過する事態を生じていた。
【0004】 この結果、当該の入賞装置に定められた「セーフ球の規定入賞数」である実カウ ント検出数のN個より多くの余分なセーフ球が発生することがある。このため、 余分なセーフ球に対する賞品球の排出を巡って、ホール側では過剰排出による損 失を受けることになり、また遊技者側にとっては少数個賞品球が排出された場合 に「損をした」気分になってしまう。一方、パチンコ遊技機の試験機関においては 、余分なセーフ球に対して「不良検出,過剰入賞を許容する遊技機」等の理由で不 適合となるおそれがある。
【0005】 そこで、通入出路や案内通路における検出手段が組込まれる位置の上流側に、 複数個のセーフ球が連続整列状態で流通するのを規制する規制突起等を設けるこ とが考えられる。しかるに、この場合は通路自体に所要の加工を施す必要がある と共に、規制突起の形成位置と検出手段の組込み位置とを精度良く設定しなけれ ば、セーフ球を1球ずつ正確に検出することは期待できず、加工や組込み作業が 極めて煩雑となる難点がある。
【0006】
【考案の目的】
本考案は、前述した課題を好適に解決するべく提案されたもので、パチンコゲ ームで使用されて入賞装置に入ったセーフ球を連続整列状態で通出し得る通路に おいて、検出口部を通過する先行のセーフ球に対する次行のセーフ球の一時的な 流通規制を図りながら1球ずつ的確に時間差検出し得るようにして、セーフ球の 検出ミスおよびこれに起因するトラブルを未然に回避できるようにしたパチンコ セーフ球用の検出具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を達成するため本考案に係るパチンコセー フ球用の検出具は、 パチンコゲームで使用されて入賞装置に入った複数個のセーフ球を連続整列状 態で通出可能とした斜状の通路側に組付けられて、セーフ球を1球ずつ検出する 検出具にあって、 前記入賞装置内に形成された通路に対する所定部位に着脱可能に取着される本 体に、通路の出口部と連通する球検出口を形成すると共に、通路から該球検出口 に通入するセーフ球を直接感知して流通規制する1つの球感知規制レバーを変動 可能に支持し、この球感知規制レバーの変動位置に対応して非検出状態と検出状 態に切換え作動される適宜検出部を内蔵し、 前記球感知規制レバーにおいて、前記球検出口内へ適宜突出した状態となるよ う付勢手段で付勢されると共に球検出口に入ったセーフ球を当接感知して変動し 得る当接感知部と、この当接感知部の内側に形成されて検出部を作動操作する作 動部と、当接感知部の上方に一体形成されて通路の出口部に対して出没変位し得 る規制部とを設け、 前記通路から球検出口を通過する先行のセーフ球に対し前記球感知規制レバー の当接感知部が、前記付勢手段の付勢に抗して当接変動した際に、作動部により 前記検出部を検出状態に作動させる一方、球感知規制レバーの規制部が通路の出 口部内に突入して後続する次行のセーフ球に対し適宜干渉して一時的に流通規制 し、時間的な遅れを以って球検出口へ流通させて検出するように設定したことを 特徴とする。
【0008】
【作用】
パチンコゲームで使用されて入賞装置に入ったセーフ球が、連続整列状態で通 路から球検出口に連続通入される場合において、先行のセーフ球が球検出口に案 内される際に当接感知部を押圧して球感知規制レバーを、付勢手段の付勢に抗し て変動させることにより、検出部を検出状態に切換え作動させる。またこれに伴 い、前記球感知規制レバーの規制部が通路の出口部内に突入するので、後続する 次行のセーフ球は、該規制部の干渉を受けて一時的に流通が規制される。そして 、先行のセーフ球が球検出口外へ通出して当接感知部との当接が解除されると、 球感知規制レバーは前記付勢手段により元の状態に復帰して規制部が出口部内か ら後退するので、通出規制を解除された次行のセーフ球は適宜時間的な遅れを以 って球検出口へ通入され、このセーフ球は球感知規制レバーを変動させて検出部 により確実に検出される。
【0009】
【考案の実施の形態】
次に、本考案に係るパチンコセーフ球用の検出具につき、好適な実施例を挙げ て、添付図面を参照しながら、以下説明する。なお本実施例では、パチンコ機を 前提にして大型の電動開閉式の入賞装置の通路に検出具を組込んだ例を主に示す 。
【0010】 そこで本実施例の検出具の説明に先立ち、前記入賞装置について要約説明する 。この入賞装置10は、俗に「アタッカー」とも呼ばれているもので、図1および 図2に略示するように、遊技盤Gに取着される本体11の中央に横長方形状の大 入賞口12が開口され、この大入賞口12に合わせて組付けられた同形状の開閉 扉13が、本体11裏側の電動開閉操作機構(図示しない)と連繋されて、通常で は起立した閉鎖状態に保持されている。そして、装置10自体に設定された開成 条件の成立時には、開閉扉13が前倒して大入賞口12を開放し、多くの遊技球 を受け入れて大入賞口12に通入案内するようになっている。また本体11の裏 側には、大入賞口12より適宜広くされた裏枠14が成形されており、この裏枠 14内に案内斜板15を利用して複数個のセーフ球Bを連続整列状態で通出可能 とした通路16が斜状に形成されている。なお図2では、本体11および裏枠1 4を例示し、電動開閉操作機構は省略している。
【0011】 前述した入賞装置10に使用,実施される本実施例のパチンコセーフ球用の検 出具20は、前記通路16の出口部分において、遊技盤G内でのパチンコゲーム に供された遊技球のうち、該入賞装置10の大入賞口12から受け入れられた複 数個のセーフ球Bを好適に流通規制して1球ずつ的確にカウント検出するように なっており、具体的には図3,図4および図5に示すように、1つの本体21単 位の検出具に構成されて取扱い得るようになっている。すなわち、入賞装置10 の本体11裏側において、通路16に合わせた所定位置に着脱可能に取着保持さ れる長方形状の本体21に、通路16の出口部17と整合連通する球検出口22 が形成されていると共に、通路16から球検出口22に通入するセーフ球Bを直 接感知して流通規制する傾動レバー形状の1つの球感知規制レバー23が支持さ れており、そして本体21内に、球感知規制レバー23の変動位置に対して非検 出状態と検出状態とに切換え作動される検出部(例えば発光素子、受光素子を含 むフォトセンサー部)24が内蔵されて、接続基板35と接続されている。
【0012】 このように構成された検出具20にあって、前記球感知規制レバー23は、本 体21の中央部両側に起立形成された支片25,25間に、支軸27および支孔 26を介して垂下状態に組付けられて傾動変位し得るようになっている。そして 、具体的には図示のように、基点となるボス部28から球検出口22内に突出し てセーフ球Bを直接当接感知して変動し得る当接感知部29が形成され、この当 接感知部29の内側に、前記検出部24を作動操作する作動部30が一体に延出 形成されており、またボス部28から上方に、通路16の出口部17に対して出 没変位し得る突起状の規制部31が一体に形成されている。前記当接感知部29 には、セーフ球Bに対する斜状の案内面32が形成され、そして下端部にセーフ 球Bとできるだけ長く当接感知するための案内延出面33が形成されている。一 方前記作動部30の先端部には、前記検出部24に対する遮光面を有すると共に 球感知規制レバー23を常に所要懸吊角度に姿勢保持させるための付勢手段とし て機能するバランスウエイト34が付設されている。また前記規制部31では、 その頂部が半円形とされてセーフ球Bの外周に対して点接触条件で当接干渉し得 るようになっている。なお、作動部30の下方にストッパ37が形成され、当接 感知部29の先端裏面および作動部30の先端下面が該ストッパ37に当接する よう設定してあるので、支軸27に枢支された球感知規制レバー23の所要角度 以上の回動を規制するようになっている。
【0013】 前述のように構成された球感知規制レバー23では、作動部30に付設された バランスウエイト34の重さを適切に設定してあるので、前記支片25,25間 に枢支されて懸吊した自然垂下状態においては、図6に示す如く、該バランスウ エイト34が検出部24から離間して支軸27の垂直下方近傍に到来するように なっている。従って、検出部24は非検出状態となり、当接感知部29は球検出 口22内へ傾斜状態で突出すると共に、規制部31は出口部17から後退するよ うになる。すなわち、球感知規制レバー23が外部から規制を受けない自然垂下 状態にあるときは、出口部17に規制部31が突出していないので通路16と球 検出口22とは完全な連通状態となり、該通路16から出口部17を介して通出 されるセーフ球Bは、何ら規制されることなく該球検出口22へ案内される。
【0014】 また前記球感知規制レバー23は、通路16から案内されたセーフ球Bが出口 部17を介して球検出口22に通入すると、当該セーフ球Bが案内面32に接触 して当接感知部29を押圧するので、前記バランスウエイト34による付勢に抗 して支軸27を中心として図において右方向へ回動変位するようになっている。 従って、図7に2点鎖線で示すように、セーフ球Bが球検出口22の上下略中央 に位置した際には、前記バランスウエイト34が検出部24に近接して遮光する ので、該検出部24はセーフ球の検出状態に切換え作動される。
【0015】 更に、前記球感知規制レバー23がセーフ球Bにより回動変位すると、規制部 31は出口部17と球検出口22との間に突出するようになっている。このとき 、前記セーフ球Bを先行のセーフ球B1とする前提において、この先行のセーフ 球B1に後続する次行のセーフ球B2が連続して通入案内されている場合には、こ の次行のセーフ球B2の外周面に前記規制部31が当接して、該次行のセーフ球 B2の流通を一時的に規制するようになる。すなわち、流通を規制されずに円滑 に通出落下する前記先行のセーフ球B1と、流通を規制されて円滑な通入落下が なされない次行のセーフ球B2との間に、図7に示すように、適宜隙間tを形成 するよう構成されている。なお、前記規制部31が通路16の出口部17に突入 した状態で、該規制部31と裏枠14との離間間隔はセーフ球Bの直径より適宜 大きく設定されており、該セーフ球Bの通過は許容するようになっている。
【0016】
【実施例の作用】
次に、前述のように構成された本考案に係るパチンコセーフ球用の検出具の作 用につき説明する。球感知規制レバー23は、通路16からセーフ球Bが通入さ れる前の自然垂下状態においては、図6に示すように、作動部30の先端部に付 設されたバランスウエイト34の重さにより、該バランスウエイト34が検出部 24から離間して該検出部24を非検出状態とし、また当接感知部29が球検出 口22内に傾斜状態で突出すると共に、規制部31が出口部17から後退した位 置に臨んでいる。
【0017】 そして、遊技盤Gでの所定のゲームにおいて、前記入賞装置10の開成条件が 成立すると、開閉扉13が前倒することにより開放された大入賞口12から多く の遊技球が受け入れられる。そして、本体11内に受け入れられた全ての遊技球 は、セーフ球Bとして該本体11の裏側に成形された裏枠14へ通出され、案内 斜板15により形成された通路16上に連続整列状態となった後に、該通路16 の出口部17の下方に配設した検出具20へ順次通入案内される。
【0018】 前記通路16の下流側へ案内されたセーフ球Bのうちの最初(先行)のセーフ球 B1が、出口部17を介して球検出口22の上方へ通入落下すると、図6に示す ように、先ず当該セーフ球B1の外周面が、裏枠14の壁面と当接感知部29の 案内面32とに接触するようになる。そして、このセーフ球B1の落下移動と共 に当接感知部29が押圧され、球感知規制レバー23はバランスウエイト34に よる付勢に抗して支軸27を中心として図において右方向へ回動変位する。そし て、図7に2点鎖線で示すように、先行のセーフ球B1が球検出口22の上下略 中央の位置まで落下した際には、前記作動部30のバランスウエイト34が検出 部24に近接して遮光するようになり、該検出部24はセーフ球の検出状態に切 換え作動される。なお、このとき前記当接感知部29における先端の案内延出面 33は、球検出口22の内周面と平行な略垂直状態となって該案内延出面33に セーフ球B1が長く当接するので、該球B1の確実な検出をなし得る。
【0019】 一方、前記規制部31は、球感知規制レバー23の回動下に出口部17と球検 出口22との間に突出し、前記先行のセーフ球B1と接触して連続整列状態で通 入される次行のセーフ球B2に当接する。従って、次行のセーフ球B2は、規制部 31によって裏枠14の壁面に向けて移動されることで一時的に流通が規制され る(図7の2点鎖線と実線で示す状態)。
【0020】 前記球感知規制レバー23は、先行のセーフ球B1の押圧により回動変位した 姿勢に保持されているが、該先行のセーフ球B1の通出落下を規制しない。すな わち、球感知規制レバー23が回動変位した状態においては、前記当接感知部2 9の案内延出面33が、球検出口22の内周面と平行な略垂直状態に延在するよ う設定されているので、バランスウエイト34により案内延出面33が先行のセ ーフ球B1に接触し付勢しているとしても、該先行のセーフ球B1の落下を規制す るものではない。従って、先行のセーフ球B1が図7における実線、すなわち該 セーフ球B1の最大直径部が球検出口22から抜け出るまで球感知規制レバー2 3は回動変位した状態に保持されると共に、後続する次行のセーフ球B2は前記 規制部31により流通が一時的に規制されることで(図7に実線で示す)、先行の セーフ球B1と次行のセーフ球B2との間に所定の隙間tが形成される。
【0021】 先行のセーフ球B1が球検出口22から完全に抜け出ると、当接感知部29に 対する押圧が解除されるので、回動変位状態にあった球感知規制レバー23はバ ランスウエイト34により元の状態に回動復帰し、検出部24がセーフ球の非検 出状態に切換え作動される。また、球感知規制レバー23の回動復帰に伴い、規 制部31は出口部17から後退する。すなわち、先行のセーフ球B1と次行のセ ーフ球B2との間に所定の隙間tが形成されているから、この隙間tの間で球感 知規制レバー23は確実に元の状態に回動復帰することができ、次行のセーフ球 B2は、球検出口22内に傾斜状態に復帰した当接感知部29の案内面32に当 接するに至る。
【0022】 そして前記先行のセーフ球B1と同様に、次行のセーフ球B2の落下移動と共に 当接感知部29が押圧され、球感知規制レバー23は支軸27を中心として再び 右方向へ回動変位する。次行のセーフ球B2が球検出口22の上下略中央に位置 した際には、前記バランスウエイト34が検出部24に近接して遮光するので、 該検出部24はセーフ球の検出状態に切換え作動される。従って、前記先行のセ ーフ球B1に対する検出部24の検出と、次行のセーフ球B2に対する検出部24 の検出とは、夫々のセーフ球B1,B2との間に形成された前記隙間tにより適宜 時間的な遅れを以って行なわれ、この時間差により確実かつ的確なセーフ球Bの 検出が行なわれる。すなわち、多数個のセーフ球Bが連続整列状態で通出される 場合にあっても、夫々のセーフ球Bの検出ミスやこれに起因するトラブルを未然 に回避し得る。
【0023】 なお、前記次行のセーフ球B2は、該球B2の直後に連続整列状態で通出案内さ れるセーフ球Bに対しては先行のセーフ球B1となるから、前述したと同様に回 動変位させた球感知規制レバー23の規制部31により、後続する次行のセーフ 球Bはその流通が一時的に規制されて所要の隙間tが形成される。
【0024】 すなわち、本実施例の検出具20は、球検出口22の側方に球感知規制レバー 23を回動可能に配設し、連続整列状態で順次通出されるセーフ球Bにおいて、 先行のセーフ球B1で球感知規制レバー23を回動させて後続する次行のセーフ 球B2の流通を一時的に規制することにより、検出部24における先行のセーフ 球B1の検出と次行のセーフ球B2の検出に適宜時間差を設け得る。従って、この 時間差を以って連続整列状態で通出されるセーフ球Bを1球ずつ確実かつ的確に 検出して、夫々のセーフ球Bの検出ミスやこれに起因するトラブルを未然に回避 することができるものである。
【0025】
【変更例】
図8は、検出具20における本体21に対する球感知規制レバー23の取着形 態の変更例を例示したものである。すなわち、前記実施例での本体21に対する 球感知規制レバー23の配設形態は、図3に示すように、支軸27を単独部材と する前提において、支片25,25間に球感知規制レバー23のボス部28を位 置決めセットし、夫々整合した支孔26,26とボス部28の通孔との間に支軸 27を挿通することにより、本体21に球感知規制レバー23を枢支するように 構成されている。これに対し図8に示す配設形態では、支軸27をボス部28の 両側端面に一体的に突出成形すると共に、この支軸27は、軸中心を挟む対向部 を平行に切除して略角柱状に成形してある。また支片25,25においては、前 記支軸27における薄肉厚部の寸法に合わせた幅寸法の挿入口38を設けてある 。従って、球感知規制レバー23を略水平姿勢に保持しながら、支軸27,27 を挿入口38,38に整合させながら挿入することにより、該支軸27,27は支 孔26,26に係止され、該球感知規制レバー23は本体21に枢支される。な お、球感知規制レバー23が懸吊された垂下状態では、支軸27は挿入口38か ら抜け出ないので、該球感知規制レバー23が脱落することはない。
【0026】 また図9は、可動ロッド39および機械的検出部40を有する機械センサー式 の検出部24を実施した検出具20を例示したものである。この検出具20では 、セーフ球Bの押圧により球感知規制レバー23が回動変位した際には、作動部 30におけるバランスウエイト34が前記可動ロッド39に当接して押圧するよ うになっており、この可動ロッド39の没入により機械的検出部40がセーフ球 の検出状態に切換え作動されるようになっている。なお、この検出部24以外は 、前記実施例の検出具20と基本的に同一に構成されている。
【0027】 更に前記実施例では、回動変位された球感知規制レバー23がセーフ球Bの押 圧から解除される際に、元の状態に回動復帰させる付勢手段として、作動部30 の先端部に設けたバランスウエイト34を利用した形態となっていた。しかしこ れとは別に、例えば前記ストッパ37の上方に付勢手段として板バネを横方向に 架設し、セーフ球Bの押圧により球感知規制レバー23が回動変位すると、作動 部30の上方が該板バネに当接して弾性変形させるように設定しておけば、該セ ーフ球Bの押圧が解除された際には、該板バネの復元弾力を利用して球感知規制 レバー23を即座に元の状態に回動復帰させることが可能である。
【0028】 なお前記実施例では、大型の電動開閉式の入賞装置10におけるセーフ球Bの 通路16に検出具20を組込み、遊技盤Gに打込まれて遊技に供された遊技球の うち、入賞装置10に受け入れられたセーフ球Bの検出を行なう場合につき説明 した。しかし本考案に係る検出具20は、このような大型電動入賞装置のセーフ 球の検出のみならず、例えばヒコーキタイプ(2種)のパチンコ機において、可動 入賞装置におけるセーフ球の通路に組込み、該可動入賞装置に入賞したセーフ球 のカウント用の検出具としても使用可能である。
【0029】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案に係るパチンコセーフ球用の検出具によれば、パチ ンコゲームで使用されて入賞装置に入った複数個のセーフ球を連続整列状態で通 出し得る通路の途上に組込んだ検出具において、先行のセーフ球に対して後続す る次行のセーフ球を一時的に流通規制し得る球感知規制レバーを設けたことによ り、各セーフ球に対する検出を適宜時間差を以って行なうことができる。これに より、検出ミスおよびこれに起因するトラブルを未然に回避して、セーフ球の1 球ずつの的確かつ確実な検出を可能とし得る有益な効果が得られる。従って、過 剰排出によるホール側の損失を防止したり、賞品球不足を起因とした不愉快な思 いを遊技者にさせない利点もある。更に、セーフ球の正確かつ確実な検出を行な い得るので、検出不良を原因とするパチンコ遊技機の検査不適合も好適に回避さ れる。更にまた、通路側に余分な加工を施す必要はなく、検出具の組付けも簡単 となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパチンコセーフ球用の検出具が採
用されるパチンコ機に装着される遊技盤の一例を示す正
面図である。
【図2】実施例の遊技盤に配設した入賞装置(大入賞口
付きの電動開閉式)の略体背面図である。
【図3】実施例に係る検出具の分解斜視図である。
【図4】実施例に係る検出具の平面図である。
【図5】図4のI−I線における断面図である。
【図6】実施例に係る検出具において先行のセーフ球の
検出開始状態を示す動作説明図である。
【図7】実施例に係る検出具において次行のセーフ球の
流通規制状態を示す動作説明図である。
【図8】球感知規制レバーの別取着例を略示する説明図
である。
【図9】変更例に係る検出具を一部破断して示す平面図
である。
【符号の説明】
10 入賞装置 16 通路 21 本体 22 球検出口 23 球感知規制レバー 24 検出部 29 当接感知部 30 作動部 31 規制部 34 バランスウエイト(付勢手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコゲームで使用されて入賞装置(1
    0)に入った複数個のセーフ球を連続整列状態で通出可能
    とした斜状の通路(16)側に組付けられて、セーフ球を1
    球ずつ検出する検出具にあって、 前記入賞装置(10)内に形成された通路(16)に対する所定
    部位に着脱可能に取着される本体(21)に、通路(16)の出
    口部と連通する球検出口(22)を形成すると共に、通路(1
    6)から該球検出口(22)に通入するセーフ球を直接感知し
    て流通規制する1つの球感知規制レバー(23)を変動可能
    に支持し、この球感知規制レバー(23)の変動位置に対応
    して非検出状態と検出状態に切換え作動される適宜検出
    部(24)を内蔵し、 前記球感知規制レバー(23)において、前記球検出口(22)
    内へ適宜突出した状態となるよう付勢手段(34)で付勢さ
    れると共に球検出口(22)に入ったセーフ球を当接感知し
    て変動し得る当接感知部(29)と、この当接感知部(29)の
    内側に形成されて検出部(24)を作動操作する作動部(30)
    と、当接感知部(29)の上方に一体形成されて通路(16)の
    出口部に対して出没変位し得る規制部(31)とを設け、 前記通路(16)から球検出口(22)を通過する先行のセーフ
    球に対し前記球感知規制レバー(23)の当接感知部(29)
    が、前記付勢手段(34)の付勢に抗して当接変動した際
    に、作動部(30)により前記検出部(24)を検出状態に作動
    させる一方、球感知規制レバー(23)の規制部(31)が通路
    (16)の出口部内に突入して後続する次行のセーフ球に対
    し適宜干渉して一時的に流通規制し、時間的な遅れを以
    って球検出口(22)へ流通させて検出するように設定した
    ことを特徴とするパチンコセーフ球用の検出具。
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