JP3041946U - フィット性を有するベッドパッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベッドメーキングを容易に行うことが出来、
しかも厚みの異なるマットレスにも適用可能なフィット
性ベッドパッドを提供する。 【解決手段】 ベッドパッド本体１と、該ベッドパッド
周縁に沿って縫着４され、マットレス厚みＬより充分長
い長さを有してマットレス側面を包み込む側面用布帛３
とよりなり、該側面用布帛３の下縁１０には、べッドパ
ッド四隅の下方において縮合緊締手段９が設けられてい
る。該縮合緊締手段９は、弾性帯１１と、複数個の掛止
具１２とよりなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ベッドのマットレス上に載置して使用するフィット性を有するベッ ドパッドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ベッドを使用するに際しては、ベッドフレーム上に載置したマットレス 上にベッドパッドを重ね、その上からシーツでマットレスとベッドパッドを包み 込み、下方に垂下したシーツの周囲をマットレス下面とベッドフレーム間に折り 畳んで挟み込むことによって、ベッドメーキングを行っている。

【０００３】 このようなベッドメーキングは、かなりの労力を必要とする作業であり、しか もベッドパッドのずれや、ベッドパッドを覆ったシーツに皺等が生じないように 仕上げるには、かなりの熟練が必要とされる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、経験を有しない者でも簡単にベッドメーキングを行うことが出来、 しかも厚みの異なるマットレスにも適応可能なベッドパッドを提供することを目 的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上面と下面を布帛でそれぞれ覆った中綿よりなるベッドパッド本体 と、該ベッドパッド本体周縁に沿って縫着され、マットレス厚みより充分長い長 さを有して、マットレス側面を包みこむことの出来る側面用布帛とよりなり、ベ ッドパッド本体四隅の下方における該側面用布帛の下縁には、角部を挟んでその 両側に互に係合する複数対の掛止具よりなる緊締手段と、弾性帯よりなる縮合手 段とを設けて、本考案のフィット性を有するベッドパッドをマットレスに密着固 定せしめる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案実施の形態について、図面と共に説明する。本考案のフィット性ベッド パッド１は、ベッドパッド本体２の周縁に側面用布帛３が縫着４されている。ベ ッドパッド本体２は、図２に示すように綿，羊毛等よりなる中綿５の表側表面を 布帛６、好ましくは通気性と吸汗性に優れた編織地、例えばトリコット地等で覆 い、裏側表面を同様に布帛７で覆い、長方形のベッドパッド本体２の周縁部にお いて側面用布帛３を口字状に垂下した状態に縫着４する。側面用布帛３は、マッ トレス８の側面を完全に包み込むことが出来るよう、ベッドパッド本体２との縫 着４部分から、マットレスの厚みＬより５〜１５ｃｍ程度下方に垂下する長さを 有する。

【０００７】 図１に示した本考案のフィット性を有するベッドパッド１を装着したマットレ ス８の、底面斜視図である図３に示すように、側面用布帛３は、ベッドパッド本 体２の四隅の下方において、縮合緊締手段９が設けられている。縮合緊締手段９ は、方形に垂下している側面用布帛３の下縁１０の隅部に設けた、複数対のスナ ップ式ボタン１２ａ，１２ｂ（図３，４，５）、ボタン１３と係止用ループ１４ （図６）、図示しないがリング体とフック等の掛止具１２と、下縁１０に沿って 縫着されたゴムバンド等の弾性帯１１とよりなる。

【０００８】 縮合緊締手段９のスナップ式ボタン１２ａ，１２ｂは、側面用布帛３の下縁１ ０の角部を挟んでその一側に複数の雄型のボタン１２ａを他側に雌型のボタン１ ２ｂをそれぞれ複数縫着してある。

【０００９】 マットレス８にカバーを掛けたときマットレスの高さに応じて、カバー下端縁 １０にマットレス８の高さ相当より長い余剰部分１７が出るのでそれをマットレ ス８の底面側に折り返し余剰部分の１７の長さに応じて最も近い内側に位置する スナップボタンの雌型１２ａ，雄型１２ｂを嵌合するか或るいは最も遠いもの同 志とするか、適宜選択して嵌合することにより側面用布帛３の下端縁１０の開口 部分１８の周縁の長さを縮小する。ホック１２ａ，１２ｂにより固定された各部 分は更に内袋する弾性帯により保型される。

【００１０】 ボタン１３と掛止用ループ１４、リング体とフックを用いた例でも上記と同様 にそれぞれ余剰部分１７の量に応じて適宜組み合わせを選択して互いに係合する 。

【００１１】 マットレス８に本考案のフィット性ベッドパッド１を装着する際、弾性帯１１ を側面用布帛３の四隅下縁１０、或るいは下縁全周に亘って縫着したことにより 、マットレス８上に該フィットベッドパッド１を載置して側面用布帛３をマット レス側面下方に押し下げるのみで、側面用布帛３はマットレス８裏面で弾性帯１ １によって固定され、ベッドパッド本体のずれが生じることはない。

【００１２】 更に、弾性帯１１と共に掛止具１２を側面用布帛３の四隅下縁１０に止め付け 、スナップ式ボタン等の掛止具を嵌合することによって、ベッドパッドの装着を 確実にすると共に、様々な厚みのマットレス８に対しても、複数個の掛止具を適 宜個数使用することによって、本考案のフィット性ベッドパッドを対応させるこ とができる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案のフィット性ベッドパッドは、ベッドパッド本体部をマットレス上に載 置してベッドパッド本体の周縁に縫着された側面用布帛をマットレス側面に沿っ て下方に垂下せしめ、下縁がマットレス裏面に接するようマットレス本体を包み 込むことによって、マットレス上に固定する。この際、側面用布帛の四隅下縁に は弾性帯が縫着されているので装着と固定が極めて容易である。また、側面用布 帛の四隅下縁に設けられたスナップ式ボタン等の掛止具を使用することにより、 ベッドパッド本体部をマットレス上により確実に固定すると共に、厚みの異なる マットレスに使用した場合も、複数個の掛止具を適宜個数使用することによって 、ベッドパッドをしっかり固定することが可能となる。

【００１４】 本考案のフィット性ベッドパッドを使用すれば、ベッドメーキング時、又は使 用時にベッドパッドがずれることがない。本考案のフィット性ベッドパッドは、 表面にトリコット地等の吸湿性，通気性を有する生地を使用すれば、肌ざわりが 良好で、シーツを使用せずとも充分快適であるが、更に、この上をシーツで覆っ てベッドを使用する場合もベッドパッドのずれが生じないのでベッドメーキング が容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のフィット性ベッドパッドをマットレス
に装着した状態を示す斜視図である。

【図２】ベッドパッド本体の部分拡大縦断面図である。

【図３】図１に示すフィット性ベッドパッドを装着した
マットレスの裏面を示す斜視図である。

【図４】図３Ａ部の拡大説明図である。

【図５】図３Ａ部において掛止具を嵌合した状態を示す
拡大説明図である。

【図６】ボタンと掛止用ループの側を示す拡大説明図で
ある。

【符号の説明】

１ フィット性ベッドパッド ２ ベッドパッド本体 ３ 側面用布帛 ５ 中綿 ６ 布帛 ７ 布帛 ８ マットレス ９ 縮合緊締手段 １０ 側面用布帛の下縁 １１ 弾性帯 １２ 掛止具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面と下面を布帛でそれぞれ覆った中綿
   よりなるベッドパッド本体と、該ベッドパッド本体周縁
   に沿って縫着され、マットレス厚みより充分長い長さを
   有して、マットレス側面を包みこむことの出来る側面用
   布帛とよりなり、ベッドパッド本体四隅の下方における
   該側面用布帛の下縁には、角部を挟んでその両側に互に
   係合する複数対の掛止具よりなる緊締手段と、弾性帯よ
   りなる縮合手段が設けられているフィット性を有するベ
   ッドパッド。