JP3041940U - 往復葉書 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】裏面には複数回剥離しても再使用可能な接
着層２を設け、表面に受取人の住所、氏名等の表示欄３
を設けた宛名シール１を有し、発信用葉書部６には発送
時に宛名シール１の貼着部８を設け、返信用葉書部７に
は返送時に宛名シール１の貼着部９を設けた往復葉書。 【効果】発送と返送に共通した宛名シールが用いられる
ため、迅速で、且つ容易な応答が可能となり、更に発送
及び管理コストを低減することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、郵便による往復通信を迅速に行えるようにした往復葉書に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来一般に行われている郵便による往復通信方法を、往復葉書による資料請求 を例に採って説明すると、発送側は往復葉書の発信側に資料の請求人の住所、氏 名を記載し、或は請求人の住所、氏名を印刷した宛名シールを貼り付けて発送し 、この受取側は資料を請求する場合には往復葉書の返信側に住所、氏名を記載し 、或はこれらを印刷した宛名シールを貼り付けて返送し、更にこれを受け取った 発送側では資料の封筒に請求人の住所、氏名を記載し、或はこれを印刷したシー ルを貼り付けて請求人に郵送するようにしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、このような方法では資料を請求された発送側では一々資料の封筒に請 求人の住所、氏名を記載したり、宛名シールにこれを印刷したりしなければなら ないため、大量に一定量の資料請求が連日続くような場合にはこれに迅速に対応 できないという欠点がある。

【０００４】 また、一々資料の封筒に請求人の住所、氏名を記載したり、或はこれを宛名シ ールに印刷しなければならないため、発送コストが高くなり、且つ時間を要する という欠点もある。

【０００５】 一方、受取側においては往復葉書の返信側に住所、氏名を記載したり、或はこ れらを宛名シールに印刷して貼り付けなければならないという不便があり、この 不便さのために屡々資料請求が行われないことがある。

【０００６】 そこで、この考案は、郵便による資料請求等を迅速に行えるようにした往復葉 書を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

この考案は、以上の課題を解決するため、裏面には複数回剥離しても再使用可 能な接着層を設け、表面に受取人の住所、氏名等の表示欄を設けた宛名シールを 有し、発信用葉書部には発送時に上記宛名シールの貼着部を設け、返信用葉書部 には返送時に上記宛名シールの貼着部を設けた往復葉書を提案するものである。

【０００８】 この考案において使用する宛名シールは裏写りしないように特殊加工され、裏 面に複数回剥離しても再使用可能な接着層が設けられ、表面に受取人の住所、氏 名等の表示欄が設けられる。

【０００９】 一方、往復葉書の発信用葉書部には発送時における上記宛名シールの貼着部を 設け、返信用葉書部には返信時における上記宛名シールの貼着部を設ける。

【００１０】

【作用】

即ち、この考案では発送時には宛名シールを発信用葉書部に貼着して発送し、 受取側ではこの宛名シールを剥して返信用葉書部に貼着して返送する。

【００１１】 したがって、この考案では返送時には従来のように返信用葉書部に受取側の住 所、氏名等を記載する必要がないため、迅速で、且つ容易な応答が可能となる。

【００１２】 また、この考案では宛名シールは剥離が可能であるため、発送側において発信 用葉書又は封筒に景品付きのラッキー番号等の秘密情報を表記してその上から宛 名シールを貼着して発送するようにすれば、受取人は宛名シールの下の秘密情報 に期待を込めて宛名シールを剥すなどの興趣を付加させることができる。

【００１３】 なお、この考案で使用する宛名シールは再使用が可能であるため、受取側から 資料或は商品請求の返信用葉書又は封筒を受けた場合には、発送側は上記宛名シ ールを剥して資料或は商品に貼着して発送することができる。

【００１４】 このため、しかも受取人の住所、氏名を記載したり、これを宛名シールに印刷 する手間が掛からないため、発送作業の迅速化と発送コストの低減を図ることが できる。

【００１５】 一方、受取側については発信用葉書等の宛名シールを剥して返信用葉書等に張 り直すだけであるため、返信用葉書に住所、氏名を記載する等の煩わしさがなく なり、資料請求等がしやすくなる。

【００１６】

【実施例】

以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明すると、１はこの考案に使用す る裏写りしない特殊加工を施された宛名シールであり、宛名シール１の裏面には 複数回剥離しても再使用可能な接着層２が設けられ、表面には受取人の住所、氏 名、データ管理上の必要なバーコード3a等の表示欄３が設けられ、更にこの実施 例では表面の隅に剥しマーク４が表示される。

【００１７】 ５は、この考案に使用する資料請求の往復葉書で、６は発信用葉書部、７は返 信用葉書部で、発信用葉書部６には発送時における宛名シール１の貼着部８が設 けられ、返信用葉書部７には返送時における宛名シール１の貼着部９が設けられ る。

【００１８】 この考案は、以上のように構成され、発送側は記載欄３に受取人の住所、氏名 、その他データ管理上の必要なバーコード3aを印刷して宛名シール１を発信用葉 書部６の貼着部８に貼着して発送する。

【００１９】 受取人側は、資料を請求する場合には宛名シール１を剥して返信用葉書部７の 貼着部９に貼着して返送する。

【００２０】 なお、資料の請求人側においてデータ管理及び入力の必要な場合には、返送す る前に返信用葉書部７をコピーしておくとよい。

【００２１】 資料請求を受けた発送側では、返信用葉書部７をコピーしてから宛名シール１ を剥して資料の封筒に貼着して請求人に発送する。

【００２２】 更に、返信用葉書部７のコピーがある数量になった後、宛名シール１のバーコ ード3aを基にして管理データを入力処理する。

【００２３】 以上のように、この実施例によれば宛名シール１を張り替えるだけで資料の請 求、発送ができるため、資料の発送をタイミングを逃さず、極めて迅速に対応す ることができる。

【００２４】 また、この実施例では宛名シール１を再使用できるため、資料発送のコストを 低減することができる。

【００２５】 更に、この実施例では資料の発送側は宛名シール１のバーコード3aを基にして データの管理を行うため、データの管理が容易になる。

【００２６】 なお、発信用葉書部６の貼着部８に例えば景品付きのラッキー番号等を表示し 、この上から宛名シール１を貼着して発送すれば、受取側では宛名シール１によ り隠された部分の期待感を込めて宛名シール１を剥すことになり、一層の興趣を 付加することができる。

【００２７】

【考案の効果】

以上要するに、この考案によれば郵便による往復通信が迅速に行うことができ 、発送コストを低減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この考案で使用する往復葉書と宛名シールを
示すもので、（Ａ）は往復葉書の表面図、（Ｂ）は宛名
シールの表面図、（Ｃ）は宛名シールの側面図

【符号の説明】

１は宛名シール ２は接着層 ３は受取人の住所、氏名等の記載欄 3aはバーコード ４は剥しマーク ５は往復葉書 ６は発信用葉書部 ７は返信用葉書部 ８は発送時における宛名シールの貼着部 ９は返送時における宛名シールの貼着部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 裏面には複数回剥離しても再使用可能な
   接着層を設け、表面に受取人の住所、氏名等の表示欄を
   設けた宛名シールを有し、発信用葉書部には発送時に上
   記宛名シールの貼着部を設け、返信用葉書部には返送時
   に上記宛名シールの貼着部を設けたことを特徴とする往
   復葉書。