JP3098933U

JP3098933U - メール便用広告付き宛名ラベル

Info

Publication number: JP3098933U
Application number: JP2003003880U
Authority: JP
Inventors: 谷本　有二; 鹿野　裕司
Original assignee: 谷本　有二; 鹿野　裕司
Priority date: 2003-06-30
Filing date: 2003-06-30
Publication date: 2004-03-18
Anticipated expiration: 2009-06-30

Abstract

メール便用宛名ラベルに広告機能を持たせ、その広告収入によって、宛名ラベルの作成費用等、宅配業者の費用負担を軽減させ、又、広告主である企業等にとっても、メール便を媒体として広告宣伝効果を得ることができるようにしたメール便用広告付き宛名ラベルの提供。
【課題】宛名情報及び管理情報を印刷表示した宛名表示部５と、剥離シート貼付部６がラベル台紙４に設けられ、剥離シート貼付部に剥離シート８が剥離可能に貼付されると共に、剥離シートの表面に広告情報を印刷表示した広告表示部９が設けられている。
【選択図】　　　図２

Description

【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は、宅配荷物（メール便）に貼り付けるメール便用宛名ラベルに関し、特に広告機能を持たせたメール便用広告付き宛名ラベルに関する。
【０００２】
【従来の技術】
定期刊行物やカタログなどの冊子とした小荷物を届け先の郵便受けに入れて配達する宅配サービス（以下、「メール便」と称する）が行われている。
このメール便は、宅配業者が荷主方から荷物を引き取り、集荷した荷物を配達地域別に仕分けして発送し、届け先の郵便受けに投函して配達を完了する。
このメール便には、宛名情報（届け先の郵便番号、住所、氏名、前記郵便番号と住所の情報を表示したバーコード等）、及び管理情報（宅配業者の社名、住所、電話番号、伝票番号、伝票番号の情報を表示したバーコード等）を印刷表示した宛名ラベルを貼り付けるようにしているが（特許文献１参照）、従来、このメール便用宛名ラベルに広告機能を持たせたものはない。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−２７２９１４と号公報
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、メール便用宛名ラベルに広告機能を持たせ、その広告収入によって、宛名ラベルの作成費用等、宅配業者の費用負担を軽減させ、又、広告主である企業等にとっても、メール便を媒体として広告宣伝効果を得ることができるようにしたメール便用宛名ラベルを提供することを課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために本考案のメール便用広告付き宛名ラベル（請求項１）は、
宛名情報及び管理情報を印刷表示した宛名表示部と、広告情報を印刷表示した広告表示部がラベル台紙に設けられている構成とした。
【０００６】
又、本考案のメール便用広告付き宛名ラベル（請求項２）は、
宛名情報及び管理情報を印刷表示した宛名表示部と、剥離シート貼付部がラベル台紙に設けられ、前記剥離シート貼付部に剥離シートが剥離可能に貼付（圧着）されると共に、この剥離シートの表面に広告情報を印刷表示した広告表示部が設けられている構成とした。
【０００７】
又、本考案のメール便用広告付き宛名ラベル（請求項３）は、
前記請求項２記載のメール便用広告付き宛名ラベルにおいて、剥離シート貼付部が広告情報を印刷表示した広告表示部に形成されている態様とした。
【０００８】
また、本考案のメール便用広告付き宛名ラベル（請求項４）は、
前記請求項１又は２又は３記載のメール便用広告付き宛名ラベルにおいて、宛名情報及び管理情報及び広告情報がオンデマンド印刷により表示されている態様とした。
【０００９】
なお、本考案において、宛名情報としては、届け先の郵便番号、住所、会社名、氏名、前記郵便番号と住所の情報を表示したバーコード、２次元コード等を含むもので、これらの全部または一部を印刷表示させる。
【００１０】
又、管理情報としては、宅配業者の社名、住所、電話番号、伝票番号、伝票番号の情報を表示したバーコード、２次元コード等を含むもので、これらの全部または一部を印刷表示させる。
【００１１】
又、広告情報としては、広告主の住所、会社名、電話番号、郵便番号、ＵＲＬ等の広告主情報、及び商品やサービス、その他、景品抽選番号等、販売促進を目的とした情報を含むもので、これらの全部または一部を印刷表示させる。
又、この広告情報としては、営利に関するものに限定されず、公共的な各種のイベント情報等を含む。
【００１２】
又、剥離シートに印刷表示させる広告情報としては、この剥離シートをラベル台紙から分離させることができるため、これをサービス券として使用させる目的で、顧客が商品を購入したり、サービスの提供を受けたりする際の割引券、優待券、抽選券等として使用するための情報を含む。
又、剥離シートに広告情報を記録したＩＣチップや磁気テープを組み込むことも可能であり、このようにすると、剥離シートを入場券やポイントカード等として使用するなど、その利用範囲を拡大させることができるし、便利に使用できる。
【００１３】
なお、このメール便用広告付き宛名ラベルは、広告主である企業が自社の冊子やカタログ等をメール便で顧客に宅配する際に、自社商品やサービス内容の広告用として用いるのに好適であり、これに対応するため、必要に応じて少量多品種を即座に印刷できるオンデマンド印刷によって宛名情報及び管理情報及び広告情報を印刷表示させるのが好ましい。
【００１４】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に示す実施例により説明する。
図１は本考案の第１実施例にかかるメール便用広告付き宛名ラベルを示す平面図である。
【００１５】
このメール便用広告付き宛名ラベルＡは、ラベル台紙１の上側部分が宛名表示部２に形成され、下側部分が広告表示部３に形成されている。
【００１６】
前記宛名表示部２には、宛名情報及び管理情報が印刷表示されるもので、この例では、宛名情報として、届け先の郵便番号、住所、受け取り人の会社名、名前、届け先の郵便番号と住所を表した４ステートバーコードが印刷されている。
また、、管理情報として、出荷日、伝票番号、この伝票番号を表したバーコード、宅配業者の発送元の連絡先が印刷されている。
【００１７】
前記広告表示部３には、広告情報として、荷主とは特に関連性がない企業の企業名、商品名、商品写真、キャッチコピーやキャラクタ等が前記宛名表示部２を印刷するタイミングで同時にオンデマンド印刷によって印刷表示されている。
なお、印刷機としては、インクジェット・フルカラー・プリンター、サーマル・カラープリンター、カラー・レザープリンター等を使用できる。
【００１８】
なお、前記ラベル台紙１は、裏面が粘着面に形成された方形シート状に形成され、これに前記各情報を印刷表示することでメール便用広告付き宛名ラベルＡに形成し、このメール便用広告付き宛名ラベルＡを宅配荷物（メール便）の封筒表面に貼付して使用するものである。
【００１９】
このように、前記第１実施例のメール便用宛名ラベルＡには、広告表示部３が設けられているため、メール便用宛名ラベルに広告機能を持たせることができる。
従って、宅配業者においては、その広告収入によって、宛名ラベルの作成費用等、宅配業務にかかる費用負担を軽減させることができる。
又、広告主である企業等にとっても、メール便を媒体として広告宣伝効果を得ることができる。
【００２０】
次に、図２は本考案の第２実施例にかかるメール便用広告付き宛名ラベルを示す平面図である。
【００２１】
このメール便用広告付き宛名ラベルＢは、ラベル台紙４の上側部分が宛名表示部５に形成され、下側部分が剥離シート貼付部６に形成され、この剥離シート貼付部６に剥離シート８が剥離可能に貼付されると共に、この剥離シート８の表面に広告情報を印刷表示した広告表示部９が設けられている。
前記剥離シート８は、ラベル台紙４の表面に剥離可能に圧着され、剥離後の再接着ができないように形成されたものを用いてもよいし、裏面が弱粘着面に形成されて剥離後の再接着ができるように形成したものを用いてもよい。
【００２２】
前記宛名表示部５には、第１実施例と同様に、宛名情報及び管理情報が印刷表示されるもので、この例では、宛名情報として、届け先の郵便番号、住所、受け取り人の会社名、名前、届け先の郵便番号と住所を表した４ステートバーコードが印刷されている。
また、管理情報として、出荷日、伝票番号、この伝票番号を表したバーコード、宅配業者の発送元の連絡先が印刷されている。
【００２３】
前記剥離シート８の広告表示部９には、広告情報として、この剥離シート８が引換券であり、これを持参あるいは郵送することで商品と引換えできる旨の内容、及び有効期限等が印刷表示されている。
更に、この実施例では、ラベル台紙４の剥離シート貼付部６についても、これを広告表示部６０に形成しており、この場合、剥離シート８を引換券としていることに関連した広告情報として、引換商品の写真、企業の企業名、キャッチコピー等が印刷されている。
【００２４】
なお、この第２実施例の場合、ラベル台紙４の宛名表示部５及び広告表示部６０（剥離シート貼付部６）を同時に印刷し、これとは別に剥離シート８の表面に広告表示部９を印刷表示し、そして、この剥離シート８を前記剥離シート貼付部６に圧着させてメール便用広告付き宛名ラベルＢを形成するもので、これらをオンデマンド印刷によって印刷表示するようにしている。
【００２５】
このように、前記第２実施例のメール便用宛名ラベルＢには、広告表示部９，６０が設けられているため、メール便用宛名ラベルに広告機能を持たせることができる。
特に、ラベル台紙４から剥離可能な剥離シート８を設けているため、この剥離シート８を引換券として使用でき、表示による広告宣伝効果に加えて、メール便を受け取った人に利益を与えることができ、より効果的な広告宣伝ができる。
【００２６】
なお、剥離シート８を設ける場合、ラベル台紙４の剥離シート貼付部６を必ずしも広告表示部６０に形成する必要はなく、剥離シート８の表面だけに広告表示部９を形成することもできる。
【００２７】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案（請求項１）のメール便用宛名ラベルにあっては、広告表示部が設けられているため、メール便用宛名ラベルに広告機能を持たせることができる。
従って、宅配業者においては、その広告収入によって、宛名ラベルの作成費用等、宅配業務にかかる費用負担を軽減させることができる。
又、広告主である企業等にとっても、メール便を媒体として広告宣伝効果を得ることができる。
【００２８】
又、本考案（請求項２又は３）のメール便用宛名ラベルにあっては、ラベル台紙から剥離可能な剥離シートを設けているため、この剥離シートをサービス券（割引券、優待券、抽選券等）として使用でき、表示による広告宣伝効果に加えて、メール便を受け取った人に利益を与えることができ、より効果的な広告宣伝ができる。
【００２９】
又、本考案（請求項４）のメール便用宛名ラベルにあっては、オンデマンド印刷によって宛名情報及び管理情報及び広告情報を印刷表示させたので、必要に応じて少量多品種を即座に印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の第１実施例にかかるメール便用広告付き宛名ラベルを示す平面図である。
【図２】本考案の第２実施例にかかるメール便用広告付き宛名ラベルを示す平面図である。
【符号の説明】
Ａ　メール便用宛名ラベル
１　ラベル台紙
２　宛名表示部
３　広告表示部
Ｂ　メール便用宛名ラベル
４　ラベル台紙
５　宛名表示部
６　剥離シート貼付部
６０　広告表示部
８　剥離シート
９　広告表示部

Claims

宛名情報及び管理情報を印刷表示した宛名表示部と、広告情報を印刷表示した広告表示部がラベル台紙に設けられていることを特徴とするメール便用広告付き宛名ラベル。
宛名情報及び管理情報を印刷表示した宛名表示部と、剥離シート貼付部がラベル台紙に設けられ、前記剥離シート貼付部に剥離シートが剥離可能に貼付されると共に、この剥離シートの表面に広告情報を印刷表示した広告表示部が設けられていることを特徴とするメール便用広告付き宛名ラベル。
請求項２記載のメール便用広告付き宛名ラベルにおいて、剥離シート貼付部が広告情報を印刷表示した広告表示部に形成されているメール便用広告付き宛名ラベル。
請求項１又は２又は３記載のメール便用広告付き宛名ラベルにおいて、宛名情報及び管理情報及び広告情報がオンデマンド印刷により表示されているメール便用広告付き宛名ラベル。