JP3041115B2 - 水性分散体 - Google Patents

水性分散体

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JP3041115B2
JP3041115B2 JP03331183A JP33118391A JP3041115B2 JP 3041115 B2 JP3041115 B2 JP 3041115B2 JP 03331183 A JP03331183 A JP 03331183A JP 33118391 A JP33118391 A JP 33118391A JP 3041115 B2 JP3041115 B2 JP 3041115B2
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昭博 松山
孝俊 関原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーペット、車両用表
皮材等の布地等に利用する水性分散体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カーペット、あるいは自動車等車両内の
表皮材等の布地には水性分散体の固形分が積層されてい
る。そして、該水性分散体には、種々の機能を持たせる
ために機能材料が含有されることがある。例えば、悪臭
をより効率よく除去するものとして、高分子ラテックス
と、含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物および活性炭より
なる充填剤とを界面活性剤により水性媒体中に分散させ
混合樹脂エマルジョンが開発されており、この混合樹
脂エマルジョンを布地に含有させ樹脂化させてなる車両
用表皮材が提案され、これを用いることにより車両中の
悪臭を除去できるとしている(特開平2−145864
号)。この車両用表皮材は、上記粘土鉱物および活性炭
の両者の吸着特性により多種多様の悪臭に対して優れた
脱臭性能を発揮するとともに、電気伝導性を有する活性
炭と導電性の布地を使用することにより静電気を除去す
る機能も有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分散剤
として使用する上記界面活性剤として、重量平均分子量
が10000以上の高分子化合物のみを使用しているた
め、増粘効果が大きくなる。従って、高分子ラテック
ス、および粘土鉱物や活性炭等の充填剤よりなる固形分
の配合割合(濃度)を上げると粘度の上昇が著しくな
り、工業的に使用可能な水性分散体としては、固形分2
5%程度が上限であった。
【0004】また、水性分散体中の固形分(不揮発分)
は、布等への塗布および塗布後の乾燥工程において、生
産性、加工性(作業性)に大きく影響する。従来のよう
に、不揮発分が少ないと乾燥時間を多く必要とする等に
より、コストが増大するとともに生産性、加工性が悪く
なる。
【0005】以上のように、生産性、加工性等を改善す
るために、不揮発分の増大が望まれている。
【0006】なお、特開平2−145864号の実施例
1には、不揮発分が約35%とあるが、これは、実験室
レベルで試作したものであり、エマルションの粘度が著
しく高いために、生産性および加工性が悪く、実用には
不適当である。
【0007】また、特開平2−145864号は、固形
分が沈降しやすく、製造後常温で静置しておくと、2週
間程度で固形分の分離沈降による粘度低下が生じること
があり、貯蔵安定性の向上が望まれている。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みな
されたものであり、上記固形分の分散性がよく、固形分
濃度を上昇させても粘度が増加せず、しかも不揮発分お
よび貯蔵の安定性の向上した水性分散体を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の水性分散体は、
水性媒体と、界面活性剤と、高分子ラテックスおよび充
填剤とよりなる水性分散体において、上記界面活性剤
は、重量平均分子量が10000以上の高分子化合物と
重量平均分子量が150以上10000未満の化合物と
よりなることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明における界面活性剤は、重量平均分子量
が150以上10000未満の化合物を含有しているた
め、該界面活性剤が充填剤の分散剤として働き、充填剤
の分散性が向上する。すなわち、重量平均分子量が15
0以上10000未満の界面活性剤の水溶液は、低粘度
であるので充填剤の2次粒子の間隙に侵入しやすく、該
2次粒子の解こう・分散が十分に行われる。その結果、
充填剤は1次粒子あるいは小さな凝集塊に分散されるた
めに、高粘度にしなくても沈降しにくくなる。従って、
固形分の濃度を増加させても粘度が上昇せず、さらに常
温における貯蔵安定性も向上する。
【0011】
【発明の効果】本発明の水性分散体は、高分子ラテック
スおよび充填剤よりなる固形分の分散性が向上するた
め、水分の必要量が減少し、低粘度で固形分を増加させ
ることができる。また、常温における貯蔵安定性も向上
する。
【0012】
【実施例】(具体例) 以下、本発明をより具体的にした具体例を示す。
【0013】本発明の水性分散体は、高分子ラテックス
および充填剤が界面活性剤により水性媒体中に分散して
いるものであり、界面活性剤は、重量平均分子量が15
0以上10000未満の化合物と重量平均分子量が10
000以上の高分子化合物よりなるものである。
【0014】本発明において、水性媒体は、高分子ラテ
ックス粒子および充填剤を分散させる分散剤であり、水
溶性ポリマーや無機塩等を含んでもよい。また、水性媒
体は、布等への塗布後、乾燥等により揮発し、その結果
高分子ラテックス粒子が融合し、造膜する。
【0015】本発明において、界面活性剤は、高分子ラ
テックスおよび充填剤を水性媒体中に安定に分散させる
ためのものである。該界面活性剤は、重量平均分子量が
10000以上の高分子化合物および重量平均分子量が
150以上10000未満の化合物よりなる。重量平均
分子量が150未満の化合物が含まれると、該界面活性
剤が充填剤の細孔(特に、充填剤が粘土鉱物あるいは活
性炭の場合)の奥まで進入して、充填剤の機能を低下さ
せたり、界面活性剤自体が気化してにおいの発生源にな
り、また、雰囲気中に存在する物質と化学反応すること
によって悪臭を発生させる場合がある。また、1000
0以上の高分子化合物のみでは、充填剤2次粒子の解こ
う・分散を助ける分散剤としての作用よりも、保護コロ
イド系増粘剤としての作用が大きくなる。従って、充填
剤2次粒子の解こう・分散が不十分な状態で保護コロイ
ドの網状構造の形成による充填剤の沈降を防止すること
になり、重量平均分子量が大きくなるほど増粘効果が大
きくなる。そのため、目的とする水性分散体の製造およ
び使用時の作業性、加工性を考慮すると、使用水量を増
やして水性分散体の粘度を適正化する必要があり、不揮
発分は25%程度が上限となる。
【0016】また、本発明の水性分散体は、布等への塗
布方法に応じた粘度調整が必要である。界面活性剤が重
量平均分子量150以上10000未満の化合物のみよ
りなる場合、増粘効果よりも分散効果が大きいために、
希望する粘度まで増粘するには充填剤2次粒子の解こう
・分散剤としての必要量以上の界面活性剤を使用しなけ
ればならない。適量の使用による機能の低下等の影響は
少ないが、高粘度調整において、多量の界面活性剤を使
用すると、原材料費が増大するとともに機能等への影響
が発生する場合がある。そのため、粘度調整には重量平
均分子量10000以上の高分子化合物よりなる界面活
性剤を併用する。
【0017】上記重量平均分子量が150以上1000
0未満の化合物よりなる界面活性剤の配合量としては、
充填剤の固形分100重量部に対して該界面活性剤の固
形分が0.3〜10重量部となる範囲が望ましい。この
範囲であれば、充填剤の分散効果が非常に大きい。
【0018】また、重量平均分子量が10000以上の
高分子化合物よりなる界面活性剤の配合量としては、充
填剤の固形分100重量部に対して該界面活性剤の固形
分が0.1〜20重量部となる範囲が望ましい。この範
囲であれば、保護コロイドの形成および増粘効果が良好
である。
【0019】界面活性剤としては、合成ポリマーからな
る界面活性剤、セルロース誘導体からなる界面活性剤
アルキルアリールスルフォン酸塩、ポリオキシアルキレ
ンアルキルアリールエーテル等があり、合成ポリマー
らなる界面活性剤としては、例えば、トリポリリン酸ナ
トリウム、テトラリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸
ナトリウム等のポリリン酸塩、ポリビニルアルコール、
ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、ス
チレンマレイン酸共重合体等が挙げられる。また、セル
ロース誘導体からなる界面活性剤としては、例えば、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース等が挙げられる。アルキルアリー
ルスルフォン酸塩としては、例えば、アルキルナフタレ
ンスルフォン酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルフォ
ン酸ナトリウム等が挙げられる。ポリオキシアルキレン
アルキルアリールエーテルとしては、例えば、ポリオキ
シエチレンフェノールエーテル、ポリオキシブチレンノ
ニルフェノールエーテル等が挙げられる。本発明では、
上記界面活性剤のうちの少なくとも1種を、重量平均分
子量が10000以上の高分子化合物と重量平均分子量
が150以上10000未満の化合物として使用する。
【0020】高分子ラテックスは、水性分散体の主要素
となるものである。本発明の水性分散体を布地に含浸す
る場合、高分子ラテックスは、布地を構成する繊維と繊
維とを結合させることにより、布地の寸法精度をあげ、
繊維のほつれを防止し、また、充填剤等の添加物を保持
し、布地に固定する結合剤の役割をする物質である。
【0021】高分子ラテックスとしては、合成樹脂ラテ
ックスとゴムラテックスとがあり、このうち合成樹脂ラ
テックスは、分散質としての樹脂コロイド粒子と、分散
媒としての水等から構成され、水性分散体の乾燥時に
は、粒子相互の融着により結合剤として有効に作用す
る。具体的に例示すれば、合成樹脂ラテックスは、ポリ
塩化ビニルラテックス、ポリ塩化ビニリデンラテック
ス、ポリウレタンラテックス、ポリアクリル酸エステル
ラテックス、ポリ酢酸ビニルラテックス、ポリアクリロ
ニトリルラテックスおよびこれらの変性体、共重合体等
が挙げられる。また、ゴムラテックスとしては、具体的
には、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、アクリロニ
トリルゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、イソプ
レンイソブチレンゴム、ポリイソブチレン、ポリブタジ
エン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポリエチレ
ンプロピレン、等が挙げられる。本発明では、上記高分
子ラテックスのうちの少なくとも1種を使用する。
【0022】また、上記高分子ラテックスの中でも、そ
の皮膜のガラス転移温度(Tg)が−70〜+35℃で
あるものが望ましい。皮膜のTgが−70℃未満のもの
では、柔軟すぎるために、皮膜形成時に充填剤を被覆す
ることによる機能の低下あるいは皮膜がべた付く等の物
性、取扱い性が問題となる。また、皮膜のTgが+35
℃を越えるものでは、硬すぎるために、布等に塗布し、
加工あるいは使用する際に充填剤等が脱落する場合があ
り、また、風合いが悪くなる。さらに皮膜のTgが−7
0〜+15℃のものはより特性が良好なものが得られ
る。皮膜のTgが−70〜+15℃の高分子ラテックス
中の樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、エチレン
−酢酸ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ブタジエン
系樹脂等が挙げられ、それらのうちの少なくとも1種を
使用する。
【0023】また、上記高分子ラテックス中の樹脂の中
でも、平均粒子径が0.2〜0.6μmのアクリル樹脂
を使用するのが望ましい。該樹脂では、皮膜形成性およ
び皮膜の柔軟性が優れており、造膜時に充填材を被覆す
ること等による機能の低下あるいは皮膜のべた付き、貯
蔵安定性や接着強度の低下等の問題は全くない。
【0024】アクリル樹脂としては、(メタ)アクリル
酸エステルを主成分とする重合体エマルションがある。
主成分となる(メタ)アクリル酸エステルとしては、
(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、例えば、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エ
チルヘキシル、(メタ)アクリル酸グリシルエステル、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル等が挙げられ
る。この主成分と併用して用いられるものとして、共重
合可能なエチレン性不飽和単量体があり、該単量体とし
ては、スチレン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)
アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、フマル酸、ク
ロトン酸、マレイン酸等が挙げられる。上記単量体と併
用する場合、主成分となる(メタ)アクリル酸エステル
の含有量は、50重量%以上とするのがよい。また、ア
クリル樹脂は、乳化重合法により形成したものがよい。
例えば、窒素置換した反応容器に水、エチレン性不飽和
単量体、乳化剤(ドデシルベンゼンスルフォン酸ソー
ダ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等)、および
ラジカル重合触媒を添加し、加熱攪拌して所定温度で重
合を完遂する。アクリル樹脂の粒子径の制御は、乳化重
合時における乳化剤の濃度を調整することにより行うこ
とができる。
【0025】充填剤は、布地等に利用された際に種々の
機能を呈する機能材料である。該充填剤としては、悪臭
物質を除去する場合には含水珪酸マグネシウム質粘土鉱
物、活性炭、ゼオライト、活性炭素繊維、シリカゲル等
の吸着剤や脱臭剤が挙げられ、静電気を防止する場合に
は活性炭、導電性カーボンブラック、ポリアセチレン、
ポリピロール等の導電性高分子、銅、アルミニウム、ス
テンレス等の金属粉末、カーボン繊維、金属繊維等の導
電性繊維物質等が挙げられ、それらのうちの少なくとも
1種を使用する。
【0026】また、上記含水珪酸マグネシウム質粘土鉱
物と活性炭とを充填剤として使用すると、悪臭を効率よ
く除去するとともに静電気も除去することができる。上
記含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物としては、セピオラ
イト、シロタイル、ラフリナイト、ファルコンドアイ
ト、パリゴルスカイト等が挙げられる。また、通称でマ
ウンテンコルク、マウンテンレザー、マウンテンウッ
ド、海泡石、アタパルジャイトと呼ばれるものはこれに
あたる。これらを400〜800℃の温度範囲で仮焼し
たものを用いてもよい。また、上記粘土鉱物は、粉末
状、粒状、あるいは板状のいずれの形でもよいが、粘土
鉱物の有する細孔が残留する程度に粉砕したものがよ
く、長さが10μm 以下でアスペクト比が100以下の
微結晶の集合体が好ましい。
【0027】充填剤は粒状または粉末状等で用いられ、
高分子ラテックスに分散させることにより水性分散体
構成する。
【0028】充填剤の配合量としては、高分子ラテック
スの固形分100重量部に対して、該充填剤の固形分が
50〜200重量部となる範囲が望ましい。この範囲で
あれば、充填剤の機能が十分に発揮され、水性分散体の
固形分の本来の性質、すなわち、布地の寸法精度の向
上、糸のほつれや目開きの防止等が良好となる。また、
充填剤として含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物と活性炭
とを併用する場合、充填剤100重量部中、活性炭は5
〜90重量部の配合量とするのがよい。この範囲であれ
ば、両者の吸着特性が相乗効果として十分に発揮され
る。
【0029】本発明の水性分散体には、その特性を損な
わない範囲で、他の添加剤、例えば、難燃剤等を添加し
てもよい。一般的な難燃剤としては、リン系化合物、塩
素系化合物、臭素系化合物、グアニジン系化合物、アン
チモン化合物、ほう素化合物、アンモニウム化合物等が
あり、具体例としては、リン酸第一アンモニウム、リン
酸第二アンモニウム、リン酸トリエステル、亜リン酸エ
ステル、フォスフォニウム塩、リン酸トリアミド、塩素
化パラフィン、デクロラン、臭化アンモニウム、テトラ
ブロモビスフェノールA、テトラブロモエタン、塩酸グ
アニジン、炭酸グアニジン、リン酸グアニル尿素、酸化
アンチモン、四ほう酸ナトリウム十水和物(ほう砂)、
硫酸アンモニウム、スルファミン酸アンモニウム等が挙
げられる。
【0030】さらに、導電性を向上させるために、本発
明の水性分散体に、導電性カーボンブラック、ポリアセ
チレン、ポリピロール等の導電性高分子、銅、アルミニ
ウム、ステンレス等の金属粉末、カーボン繊維、金属繊
維等の導電性繊維物質等を単独あるいは2種以上を混合
して用いてもよい。
【0031】本発明の水性分散体を製造する方法は、特
に限定するものではなく、いずれの製造方法を用いても
よい。例えば、充填剤として粘土鉱物および活性炭を使
用する場合、該充填剤を乾式で混合し、該混合物を、界
面活性剤を溶解した水と混練する。次に、高分子ラテッ
クスを加え、さらに混練し、本発明の水性分散体を得
る。
【0032】また、充填剤および界面活性剤を乾式で混
合したものを、水に分散し、高分子ラテックスを加えて
混練してもよい。
【0033】また、充填剤および界面活性剤を乾式で混
合したものを、水で希釈した高分子ラテックスと混練し
てもよい。
【0034】さらに、上記3種の製造方法において、界
面活性剤は数回に分けて使用することもできる。例え
ば、最初の使用は、分散剤および保護コロイド形成用に
小量使用し、高分子ラテックスを加えて得られた水性分
散体の増粘剤として界面活性剤を追加使用し、粘度調整
してもよい。
【0035】本発明の水性分散体は、車両用表皮材等の
布地、あるいはカーペット等の住宅用布地等に利用する
ことができる。
【0036】(実施例) 以下、本発明の実施例を説明する。
【0037】実施例1 高分子ラテックスとして、ポリマー組成が、ブチルアク
リレート/メチルアクリレート/アクリル酸=80/1
8/2(重量比)で、その皮膜のガラス転移温度(T
g;レオメトリック社製動的粘弾性測定装置「レオメト
リクトPSAII」により測定した値、以下の実施例にお
いても同様)が−25℃であるアクリルエマルション
(不揮発分50%)を使用して、以下の方法で表皮材用
水性分散体を得た。
【0038】粒度100メッシュ以下のセピオライト9
0重量部と粒度250メッシュ以下の活性炭90重量部
とを乾式混合し、界面活性剤としてのアルキルナフタレ
ンスルフォン酸ソーダ(重量平均分子量342)0.9
重量部と重量平均分子量130000のカルボキシメチ
ルセルロース5重量部を366重量部の水に溶解したも
のを、2軸型混合機を用いて混合した。その後、上記ア
クリルエマルション(不揮発分50%)200重量部を
加えて混合し、不揮発分38%の水性分散体を得た。
【0039】得られた水性分散体は、常温(25℃)で
静置すると1ヶ月以上経ても何ら変化が認められなかっ
た。
【0040】また、得られた水性分散体をポリエステル
繊維よりなるファブリックの裏面に、ドクターブレード
を用いて固形分で110g/m2塗布し、130℃の熱風乾
燥機中で20分乾燥し、車両用表皮材を得た。得られた
表皮材の脱臭性能を評価するために、アンモニア吸着量
とトルエン吸着量とを吸着試験により求めた。アンモニ
ア吸着量の結果を図1に、トルエン吸着量を図2に示
す。
【0041】実施例2 実施例1の水性分散体において、アルキルナフタレンス
ルフォン酸ソーダ0.9重量部の代わりに同量のポリオ
キシエチレンノニルフェノールエーテル(重量平均分子
量308)を用い、その他は実施例1と同様な組成、操
作により、不揮発分38%の水性分散体を得た。
【0042】実施例3 実施例1の水性分散体において、アルキルナフタレンス
ルフォン酸ソーダ0.9重量部の代わりに同量のポリア
クリル酸ソーダ(重量平均分子量4000)を用い、そ
の他は実施例1と同様な組成、操作により、不揮発分3
8%の水性分散体を得た。
【0043】実施例4 実施例1の水性分散体において、アクリルエマルション
の代わりにポリマー組成がスチレン/ブタジエン/アク
リル酸=50/47/3で、その皮膜の実測したTgが
−35℃であるSBRラテックス(不揮発分50%)を
用い、その他は実施例1と同様な組成、操作により、不
揮発分38%の水性分散体を得た。
【0044】実施例5 実施例1の水性分散体において、アクリルエマルション
の代わりにポリマー組成が酢酸ビニル/エチレン=80
/20で、その皮膜の実測したTgが−5℃であるエチ
レン−酢酸ビニル共重合エマルション(不揮発分50
%)を用い、その他は実施例1と同様な組成、操作によ
り、不揮発分38%の水性分散体を得た。
【0045】実施例6 実施例1の水性分散体において、アクリルエマルション
の代わりに、1,4−ブタジオール/アジピン酸よりな
るポリエステルとジメチロールプロピオン酸、トリレン
ジイソシアネートを溶剤中で反応させ、反応物を水中に
て無水ピペラジン、トリエチルアミンの存在下で鎖伸長
と水分散化を行った後、脱溶剤して得られたポリウレタ
ンラテックス(皮膜の実測したTg=−15℃、不揮発
分50%)を用い、その他は実施例1と同様な組成、操
作により、不揮発分38%の水性分散体を得た。
【0046】実施例7 実施例1の水性分散体において、アクリルエマルション
の代わりにポリマー組成がブチルアクリレート/メチル
メタクリレート/アクリル酸=40/58/2で、その
皮膜の実測したTgが+27℃であるアクリルエマルシ
ョン(不揮発分50%)を用い、その他は実施例1と同
様な組成、操作により、不揮発分38%の水性分散体
得た。
【0047】実施例8 実施例1の水性分散体において、アクリルエマルション
の代わりにポリマー組成がスチレン/ブタジエン/アク
リル酸=75/22/3で、その皮膜の実測したTgが
+33℃であるSBRラテックス(不揮発分50%)を
用い、その他は実施例1と同様な組成、操作により、不
揮発分38%の水性分散体を得た。
【0048】以上のように、実施例1〜8はいずれも不
揮発分が38%であり、不揮発分の分散性が良好である
ことが分かる。
【0049】また、上記実施例1〜8の合成樹脂組成物
を織物等に通常の方法で塗布加工して、その風合いを観
察し、また、車両表皮材として用いた場合の状態を観察
した。その結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】表1より明らかなように、実施例1〜8の
いずれのものも塗布加工の風合いおよび車両表皮材の状
態が良好であり、特に実施例1〜6のものが優れている
ことが分かる。
【0052】また、実施例2〜8の脱臭性能は、実施例
1と同程度であった。 比較例1
【0053】実施例1の水性分散体において、0.9重
量部のアルキルナフタレンスルフォン酸ソーダを使用せ
ず、その他は実施例1と同様な組成、操作により水性分
散体の調製を試みたが、試料の攪拌途中で凝集し、目的
水性分散体は得られなかった。
【0054】比較例2 実施例1の水性分散体において、0.9重量部のアルキ
ルナフタレンスルフォン酸ソーダを使用せず、水を80
0重量部用い、その他は実施例1と同様な組成、操作に
より、不揮発分24%の水性分散体を得た。
【0055】得られた水性分散体は、常温(25℃)で
静置すると、2週間で粘度が半減した。また、実施例1
と同様に、車両用表皮材を作ろうとしたが、実施例1と
同じ膜厚とするにはくり返し塗工が必要であり、しかも
実施例1と同じ条件では十分乾燥できなかった。そこ
で、さらに乾燥を行って車両用表皮材を得た。この車両
用表皮材の脱臭性能を実施例1と同様にして評価した。
アンモニア吸着量の結果を図1に、トルエン吸着量を図
2に示す。
【0056】図1および図2より明らかなように、アン
モニア吸着については実施例1と比較例2とは同程度、
トルエン吸着については実施例1の方が比較例2よりも
吸着量が多いことが分かる。
【0057】実施例9 攪拌機付ステンレス製反応容器中にコンデンサー、温度
計、および滴下ロートを取り付け、窒素置換した容器中
に以下の原料(A)を添加した。
【0058】 (A)脱イオン水 60重量部 別の反応容器中に以下の原料(B)を添加して加熱反応
させることにより単量体と乳化剤との混合溶液を調製し
た。
【0059】 (B)脱イオン水 35重量部 ナトリウムラウリルサルフェート 0.3重量部 ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル 4重量部 (HLB約17) ブチルアクリレート 80重量部 メチルメタアクリレート 17重量部 メタアクリル酸 2重量部 グリシジルメタアクリレート 1重量部
【0060】さらに、別の容器に以下の原料(C)を添
加して加熱反応させることにより触媒溶液を調製した。
【0061】 (C)脱イオン水 7重量部 過硫酸アンモニウム 0.4重量部
【0062】原料(A)を添加した反応容器内温度を8
0℃に調節し、攪拌しつつ、原料(B)からの混合溶液
の5%および原料(C)からの溶液の10%を添加し
た。その後、反応容器内温度を80℃に15分間保持し
た後、原料(B)からの混合溶液の残部(95%)およ
び原料(C)からの溶液の残部(90%)を180分間
かけて滴下し、重合させた。この間、反応容器内温度は
80±2℃に維持した。滴下終了後、同温度にて30分
間攪拌した。内容物を30℃に冷却後、25%アンモニ
ア水によりpH7〜8に調節し、200メッシュ金網に
て濾過してアクリル樹脂溶液を調製した。
【0063】得られたアクリル樹脂の濃度は50.2%
であった。また、アクリル樹脂の平均粒子径は、堀場製
作所”パーティクルサイズアナライザーLA−500”
により測定した結果、0.35μmであった。また、皮
膜のTgは−20℃であった。
【0064】実施例1の水性分散体において、アクリル
エマルションの代わりに同量の上記アクリル樹脂を用
い、その他は実施例1と同様な組成、操作により、不揮
発分38%、粘度5000cps(25℃)の水性分散
を得た。得られた水性分散体の安定性を観察し、その
結果を表2に示す。
【0065】得られた水性分散体をポリエステル繊維よ
りなるファブリックの表面にドクターブレードを用いて
固形分で110g/m2 となるように塗布し、130℃
の熱風乾燥機中で20分乾燥して車両用表皮材を得た。
この車両用表皮材を次に示すように、風合いおよび脱臭
性能を評価した。
【0066】風合いは、手触による。脱臭性能は、一辺
が45cmの立方体の形状をしたアクリル製の箱を4個
用意し、そのうち2個の箱の内側の天井部分に、上記車
両用表皮材の試料を、混合樹脂エマルションを施した面
がアクリル板と接するように固定し、箱を密閉した。箱
内で紙巻煙草(ハイライト;日本たばこ産業株式会社
製、商品名)を2cm燃焼し30分間放置した。その
後、試料を取り出し、1時間後に残り2個の箱の底にそ
れぞれ試料を置き、箱を密閉した。1時間放置した後、
12人のパネルによりそれぞれの試料の入った箱内の臭
気強度の比較を行い、その優劣を判定した。それらの結
果を表2に示す。
【0067】実施例10 実施例9でのアクリル樹脂の調製において、乳化重合時
原料(A)の組成を、脱イオン水60.5重量部、ナト
リウムラウリルサルフェート0.5重量部とし、その他
は実施例9と同様な組成、操作によりアクリル樹脂を調
製した。得られたアクリル樹脂は、不揮発分50.1
%、平均粒子径0.15μm、皮膜のTg−20℃であ
った。
【0068】このアクリル樹脂を用いて実施例9と同様
にして水性分散体を調製し、さらに車両用表皮材を作成
してその性能を評価した。その結果を表2に示す。
【0069】実施例11 実施例9でのアクリル樹脂の調製において、乳化重合時
原料(A)の組成を、脱イオン水61重量部、芒硝1重
量部とし、その他は実施例9と同様な組成、操作により
アクリル樹脂を調製した。得られたアクリル樹脂は、不
揮発分50.2%、平均粒子径0.63μm、皮膜のT
g−20℃であった。
【0070】このアクリル樹脂を用いて実施例9と同様
にして水性分散体を調製し、さらに車両用表皮材を作成
してその性能を評価した。その結果を表2に示す。
【0071】実施例12 実施例9でのアクリル樹脂の調製において、乳化重合時
原料(B)の組成を、2−エチルヘキシルアクリレート
60重量部、ブチルアクリレート38重量部、メタアク
リル酸1重量部、グリシジルメタアクリレート1重量部
とし、その他は実施例9と同様な組成、操作によりアク
リル樹脂を調製した。得られたアクリル樹脂は、不揮発
分50.0%、平均粒子径0.40μm、皮膜のTg−
58℃であった。
【0072】このアクリル樹脂を用いて実施例9と同様
にして水性分散体を調製し、さらに車両用表皮材を作成
してその性能を評価した。その結果を表2に示す。
【0073】実施例13 実施例9でのアクリル樹脂の調製において、乳化重合時
原料(B)の組成を、ブチルアクリレート40重量部、
メチルメタクリレート17重量部、メタアクリル酸2重
量部、グリシジルメタアクリレート1重量部とし、その
他は実施例9と同様な組成、操作によりアクリル樹脂を
調製した。得られたアクリル樹脂は、不揮発分50.0
%、平均粒子径0.33μm、皮膜のTg+28℃であ
った。
【0074】このアクリル樹脂を用いて実施例9と同様
にして水性分散体を調製し、さらに車両用表皮材を作成
してその性能を評価した。その結果を表2に示す。
【0075】
【表2】
【0076】表2より明らかなように、実施例9〜13
はすべて水性分散体の安定性および表皮材の特性が良好
であり、その中でも、実施例9が最も良好であることが
分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例および比較例のアンモニア吸着
量を示す線図
【図2】本発明の実施例および比較例のトルエン吸着量
を示す線図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 正洽 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1株式会社 豊田中央研究所内 (72)発明者 山田 嘉夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 荒木 收 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 松山 昭博 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田 紡織株式会社内 (72)発明者 関原 孝俊 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田 紡織株式会社内 (72)発明者 梅原 ▲きよし▼ 大阪府高石市高師浜2−5−25 (72)発明者 富岡 黎三郎 大阪府高石市千代田2−3 審査官 藤本 保 (56)参考文献 特開 平2−145864(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08K 3/00 - 13/08 C08L 1/00 - 101/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性媒体と、界面活性剤と、高分子ラテ
    ックスおよび充填剤とよりなる水性分散体において、上
    記界面活性剤は、重量平均分子量が10000以上の高
    分子化合物と重量平均分子量が150以上10000未
    の化合物とよりなることを特徴とする水性分散体
  2. 【請求項2】 重量平均分子量が150以上10000
    未満の化合物よりなる界面活性剤の使用量が、充填剤1
    00重量部当たり0.3〜10重量部であり、重量平均
    分子量が10000以上の高分子化合物よりなる界面活
    性剤の使用量が、充填剤100重量部当たり0.1〜2
    0重量部である請求項1記載の水性分散体
  3. 【請求項3】 充填剤が、含水珪酸マグネシウム質粘土
    鉱物と活性炭とよりなる請求項1記載の水性分散体
  4. 【請求項4】 含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物と活性
    炭との合計重量を100重量部としたとき、活性炭を5
    〜90重量部用いる請求項3記載の水性分散体
  5. 【請求項5】 高分子ラテックス中の樹脂が、ガラス転
    移温度−70〜+15℃であるアクリル系樹脂、エチレ
    ン−酢酸ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ブタジエ
    ン系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である
    請求項1記載の水性分散体
  6. 【請求項6】 高分子ラテックス中の樹脂が、平均粒子
    径が0.2〜0.6μmのアクリル樹脂である請求項1
    記載の水性分散体
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