JP3040705B2 - 光拡散シート用樹脂微粒子および光拡散シート - Google Patents
光拡散シート用樹脂微粒子および光拡散シートInfo
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Description
拡散材として用いたときに、光拡散シートの輝度を向上
させることのできる光拡散シート用樹脂微粒子、および
その様な樹脂微粒子を用いて輝度を向上させた光拡散シ
ートに関するものである。
パーソナルコンピュータ等、様々な分野で広く利用され
ている。この液晶表示装置においては、液晶表示パネル
の背後にバックライトを配置し、そのバックライトから
の光を液晶表示パネル側に供給することによって、画像
を表示するのが一般的である。こうした液晶表示装置に
用いられるバックライトは、その表示画像を見やすくす
る為に、できるだけ多くの光を液晶表示パネル側に供給
し、且つ均一な光を供給するものであることが要求され
る。こうした要求に対応する為に、バックライトの構成
部分のひとつとして、光拡散シートが利用されている。
る。図1は、バックライトの基本的な構成を示す概略説
明図であり、図中1は光源、2はバックライト用反射シ
ート、3は導光板、4は例えば合成樹脂からなる光拡散
シートを夫々示す。この構成においては、光源1を導光
板3の横に配置したものであり、光源1からの光は導光
板3に入射され、その表面に配設された光拡散シート4
を通じて光拡散シート4の前方(図面の上方側)に配置
される液晶表示パネル(図示せず)に導かれる。尚図1
に示した構成は、光源1を導光板3の横方に一個配置し
たものであるが、光源1は導光板3の横方左右や導光板
3と反射シート2との間に配置して二個以上使用したも
のでもよい。
ライトにおける上記要求に対応する為に、光拡散シート
4が利用されているが、こうした光拡散シートとして、
これまで様々なものが提案されている。例えば、特開平
7−27904号や同7−5305号には、透明樹脂シ
ート内に樹脂微粒子を分散または透明樹脂シートの表面
にバインダー樹脂を介して樹脂微粒子を塗布させて、該
樹脂微粒子が有する光拡散性を利用した光拡散シートが
開示されている。
提案されている光拡散シートでは、光拡散性については
良好であるというものの、十分な輝度が得られていると
はいえないという問題があった。即ち、液晶表示装置に
は、その小型化に対応するという観点から、バックライ
トの発光効率を向上させて、低消費電力化を図ることも
要求されており、光拡散シートは十分な輝度が得られる
ものであることが必要である。
のであって、その目的は、光拡散性が良好であるという
基本的な特性をほぼ維持したままで十分な輝度の得られ
る光拡散シート、およびこの様な光拡散シートを得る為
に有用な樹脂微粒子を提供することにある。
のできた本発明の樹脂微粒子とは、光拡散シートに用い
られる樹脂微粒子であって、透明または半透明な樹脂微
粒子中に、スメクタイト類を存在させたものである点に
要旨を有するものである。
類の存在量は、0.01〜20重量%程度が適当であ
る。またこの樹脂微粒子の平均粒子径は、1〜500μ
m程度である。
板のすくなくとも一方の面に、バインダー樹脂を介して
塗布したり、(2)樹脂シート内に分散させることによ
って希望する光拡散シートが得られる。
する場合の塗布厚は、樹脂微粒子の平均粒子径よりも大
きく、且つ樹脂微粒子の平均粒子径の二倍よりも小さい
範囲が適当である。またバインダー樹脂と樹脂微粒子と
の割合は、バインダー樹脂70〜3重量部に対して樹脂
微粒子30〜97重量部程度である。
る光拡散シートを基本とし、この光拡散シートの輝度を
向上させる為に有用な樹脂微粒子の形態について様々な
角度から検討した。その結果、スメクタイト類を樹脂微
粒子中に存在させたものを、光拡散シートの光拡散材と
して使用すれば、光拡散シートの輝度を格段に向上させ
ることができることを見いだし、本発明を完成した。
膨潤性粘土鉱物の1種を総称したものであり、単位結晶
層が互いに積み重なった層状構造を有しており、単位結
晶同士の結合が比較的弱いので、単位結晶層の構造を破
壊することなく、物理的または化学的方法によって、単
位結晶間に種々のイオンや分子を挿入することができる
ものをいう。
メクタイト」と呼ぶことがある)は、面内の屈折率と厚
み方向の屈折率が異なるという性質を有している。また
シリカの4面体層がアルミニウムやマグネシウム等を中
心金属にした8面体層の両面をサンドイッチした3層構
造より構成され、単位結晶構造を有するタイプで幾つか
の交換性陽イオン(例えば、H+ ,Na+ ,K+ ,Ca
2+,Mg2+,Al3+,NH4 +,4級アンモニウムイオン
等)を持っているものである。
散材として使用すれば、光拡散シートの輝度を格段に向
上させることができるのであるが、こうした効果が得ら
れる理由は必ずしも明らかでない。しかし、あるいは次
の様な理由によるものと考えることができる。即ち、樹
脂微粒子を構成する樹脂とスメクタイトとの屈折率が異
なり、この為に屈折異方性を示し、光を光拡散シートの
垂直方向(即ち、液晶表示パネル側)に導いて輝度を向
上させるものと考えられる。またスメクタイトは単位結
晶層という平面構造であるので、単位結晶層が樹脂微粒
子の表面に対して平行に且つ面内ではランダムに配向す
ることになるので、こうした理由によっても輝度を向上
させるものと考えられる。
は、透明または半透明なものであれば良く、特に限定さ
れるものではなく、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン、ポリエステル、ポリスチレン、
ポリ(メタ)アクリル酸エステル等のホモポリマー、或
はこれらのポリマーを構成するモノマー成分同士若しく
はこれらと共重合可能なモノマーとのコポリマー等の熱
可塑性樹脂の他、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂も使用
できる。また樹脂微粒子を製造する為の方法は、樹脂と
スメクタイトを混練し粉砕する方法、樹脂溶液にスメク
タイトを分散混合した後スプレードライ等で乾燥造粒す
る方法、モノマー中にスメクタイトを添加し、媒体中に
乳化、分散あるいは溶解し重合させることにより樹脂微
粒子を形成する、乳化重合法、懸濁重合法、分散重合法
あるいは沈殿重合法等様々な従来公知の方法が適用でき
る。
樹脂からなる微粒子中にスメクタイトを存在させたもの
であるが、その存在量は、0.01〜20重量%程度が
適当であるが、より好ましくは0.1〜15重量%であ
る。また樹脂微粒子におけるスメクタイトの存在形態に
ついては、特に限定されるものではなく、均一分散、中
心部に局在化、粒子表面近傍に局在化等のいずれの形態
を取っていても良く、また一次または二次凝集体として
存在していても良い。尚樹脂微粒子を構成する樹脂との
親和性や分散性を考慮すると、用いるスメクタイトは親
油性スメクタイトが好ましい。また、従来公知の方法に
よりスメクタイトを表面処理してもかまわない。
限定されるものではなく、例えば球状、回転楕円体状、
金平糖状、薄板状、針状のいずれでも良い。またその大
きさは例えば球状のものでは、平均粒子径(他の形状の
ものでは、最大長さで)で0.1〜500μm程度、好
ましくは0.5〜100μm程度、更に好ましくは1〜
50μm程度が適当である。但し、この大きさは、後述
する塗布厚や樹脂シートの厚さに応じて適宜選ぶ必要が
ある。
て説明する。図2は、本発明の光拡散シートの構成例を
示す概略説明図であり、図中5はスメクタイトを存在さ
せた樹脂微粒子、6はバインダー樹脂、7は透明の基
板、8は光拡散シートの夫々を示す。この構成において
は、透明の基板7の一方の面に、バインダー樹脂6を介
して樹脂微粒子5を塗布して光拡散シート8を形成した
ものである。
微粒子分散性、耐光性、耐湿性および耐熱性等、様々な
特性が要求されるが、こうしたバインダー樹脂6として
は、例えば線状ポリエステル、アクリル系樹脂、メラミ
ン系樹脂、シリコン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ
系樹脂、スチレン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂等、様々な
ものが挙げられる。尚バインダー樹脂6には、適宜、硬
化剤(イソシアネート系等)、分散剤、蛍光染料等を添
加してもよい。
粒子5の平均粒子径よりも大きく、且つ樹脂微粒子5の
平均粒子径の二倍よりも小さい範囲が適当である。塗布
厚がこの範囲内にある場合には、樹脂微粒子が一層密に
並んだ塗布膜になる。塗布厚が樹脂微粒子5の平均粒子
径よりも小さいと、樹脂微粒子がうまく塗布できない。
また塗布厚が樹脂微粒子5の平均粒子径の二倍より大き
いと、樹脂微粒子が二層以上並ぶ部分ができて樹脂微粒
子5の存在状態が極めて不均一となるので好ましくな
い。バインダー樹脂6の塗布厚は具体的には、1〜50
0μm程度、好ましくは2〜100μm程度、より好ま
しくは5〜20μm程度が適当である。
性、耐熱性、耐カール性、耐溶剤性等、基板として要求
される特性を満足するものであれば、特に限定されるも
のではなく、ポリエステル系樹脂フィルム、非晶質ポリ
エステル系樹脂フィルム、アクリル系樹脂フィルム、耐
候性塩化ビニル系樹脂フィルム、エンボス加工されたポ
リカーボネート系樹脂フィルム等の各種樹脂フィルムの
他、ガラス等も用いることができる。また基板7の厚さ
は、75〜200μm程度が適当である。基板7が75
μmよりも薄いとカールし易く取り扱いにくくなる。基
板7が200μmより厚いと輝度があまり向上しなくな
る。
して樹脂微粒子5を塗布する方法については、リバース
ロールコート法、ダイコート法、コンマコータ法、スプ
レーコート法、グラビアコート法、キスリバースコータ
法等の公知の方法を採用すれば良い。
は、バインダー樹脂70〜3重量部に対して樹脂微粒子
30〜97重量部、好ましくはバインダー樹脂60〜1
5重量部に対して樹脂微粒子40〜85重量部、更に好
ましくはバインダー樹脂50〜30重量部に対して樹脂
微粒子50〜70重量部程度である。
が、バインダー樹脂70〜3重量部に対して樹脂微粒子
30〜97重量部の範囲内にあると、塗布した場合に樹
脂微粒子5が密に詰まった良好な塗布膜が得られる。バ
インダー樹脂の割合が70重量部を超えると、樹脂微粒
子5が密に配列しないために光拡散性が悪くなる。また
樹脂微粒子5の割合が97重量部を超えると、塗布膜の
接着強度が悪くなると共に、光線透過率が低くなり過ぎ
て輝度が向上しない。
脂微粒子を構成する樹脂とは、例えばカラー液晶用、モ
ノクロ液晶用などの用途に応じて、適宜同種のものまた
は異種のものを使用することができる。
を示す概略説明図である。この構成では、本発明の樹脂
微粒子5を、樹脂シート9内に直接分散させて光拡散シ
ート8aを形成したものであるが、こうした構成におい
ても、本発明の目的が達成される。尚樹脂シート9とし
ては、前記基板7の素材として示した各種樹脂フィルム
を用いればよい。上記樹脂フィルムの製造方法として
は、インフレーション加工、カレンダー加工、Tダイ加
工等の公知の方法を採用することができる。
明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもので
はなく、前・後記の趣旨に徴して設計変更することはい
ずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
備えたフラスコに、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテルスルフォアンモニウム(「ハイテノールN−
08」商品名:第一工業製薬株式会社製)0.5部を溶
解した脱イオン水900部を仕込んだ。そこへ予め調整
しておいたメタクリル酸メチル85部、トリメタクリル
酸トリメチロールプロパン10部およびスメクタイト
(親油性スメクタイト「SAN」商品名:コープケミカ
ル株式会社製)5部を配合した混合物を仕込み、攪拌機
(「T.K.ホモジナイザー」商品名:特殊機化工業株
式会社製)によって3000rpmで攪拌して均一な懸
濁液とした。
吹き込みながら75℃に加熱し、この温度で5時間重合
反応を行った後冷却した。この懸濁液を濾過、洗浄した
後乾燥してスメクタイト含有樹脂微粒子(1)を得た。
尚、得られたスメクタイト含有樹脂微粒子(1)の平均
粒子径は5μmであった。
用いて、厚さ100μmのポリエステルフィルム(「ダ
イアホイルO−300E」商品名:ダイアホイル株式会
社製)基板上に、線状飽和ポリエステル系樹脂(「バイ
ロン24SS」商品名:東洋紡績株式会社製)をバイン
ダー樹脂として、ダイコート法により前記図2に示した
構成の光拡散シート(1)を作成した。バインダー樹脂
とスメクタイト含有樹脂微粒子(1)との割合は、バイ
ンダー樹脂45重量部に対してスメクタイト含有樹脂微
粒子(1)55重量部とした。
率、拡散光率、ヘイズ値、平行光線透過率および輝度を
測定した。このとき全光線透過率、拡散光率、ヘイズ
値、平行光線透過率については、いずれも日本電色株式
会社製ヘイズメータ「NDH1001DP」によって測
定し、また輝度については下記の方法によった。
ある導光板上に、光拡散シート(1)を2枚重ねて置
き、太さ5mmの陰極線管を光源として、導光板の側方
から(前記図1参照)光を当て、導光板および2枚の光
拡散シート(1)を通過してくる光量を、光拡散シート
(1)から30cm離れた位置に固定した輝度計(「S
L110」商品名:ミノルタカメラ株式会社製)で測定
した。測定結果を、スメクタイト含有樹脂微粒子(1)
の平均粒子径、スメクタイト存在量およびバインダー樹
脂塗布厚等とともに下記表1に示す。
3部とした以外は実施例1と同様にして、スメクタイト
含有樹脂微粒子(2)を得た。このスメクタイト含有樹
脂微粒子(2)を用いて、実施例1と同様にして光拡散
シート(2)を作成し、実施例1と同様の評価を行っ
た。結果を、下記表1に示す。
ルコール(「PVA−205」商品名:クラレ株式会社
製)2部を溶解した脱イオン水900部を仕込んだ。そ
こへ予め調整しておいたメタクリル酸メチル89部、ト
リメタクリル酸トリメチロールプロパン10部およびス
メクタイト(親油性スメクタイト「SAN」商品名:同
前)1部を配合した混合物を仕込み、500rpmで攪
拌して均一な懸濁液とした。
ら窒素ガスを吹き込みながら75℃に加熱し、この温度
で5時間重合反応を行った後冷却した。この懸濁液を濾
過、洗浄した後乾燥してスメクタイト含有樹脂微粒子
(3)を得た。尚、得られたスメクタイト含有樹脂微粒
子(3)の平均粒子径は10μmであった。このスメク
タイト含有樹脂微粒子(3)を用いて、実施例1と同様
にして光拡散シート(3)を作成し、実施例1と同様の
評価を行った。結果を、下記表1に示す。
3部とした以外は実施例3と同様にして、スメクタイト
含有樹脂微粒子(4)を得た。このスメクタイト含有樹
脂微粒子(4)を用いて、実施例3と同様にして光拡散
シート(4)を作成し、実施例3と同様の評価を行っ
た。結果を、下記表1に示す。
5部とした以外は実施例3と同様にして、スメクタイト
含有樹脂微粒子(5)を得た。このスメクタイト含有樹
脂微粒子(5)を用いて、実施例3と同様にして光拡散
シート(5)を作成し、実施例3と同様の評価を行っ
た。結果を、下記表1に示す。
7部とした以外は実施例3と同様にして、スメクタイト
含有樹脂微粒子(6)を得た。このスメクタイト含有樹
脂微粒子(6)を用いて、実施例3と同様にして光拡散
シート(6)を作成し、実施例3と同様の評価を行っ
た。結果を、下記表1に示す。
ルコール(「PVA−205」商品名:同前)2部を溶
解した脱イオン水900部を仕込んだ。そこへ予め調整
しておいたメタクリル酸メチル87部、トリメタクリル
酸トリメチロールプロパン10部およびスメクタイト
(親油性スメクタイト「SPN」商品名:コープケミカ
ル株式会社製)3部を配合した混合物を仕込み、500
rpmで攪拌して均一な懸濁液とした。
ら窒素ガスを吹き込みながら75℃に加熱し、この温度
で5時間重合反応を行った後冷却した。この懸濁液を濾
過、洗浄した後乾燥してスメクタイト含有樹脂微粒子
(7)を得た。尚、得られたスメクタイト含有樹脂微粒
子(7)の平均粒子径は10μmであった。このスメク
タイト含有樹脂微粒子(7)を用いて、実施例1と同様
にして光拡散シート(7)を作成し、実施例1と同様の
評価を行った。結果を、下記表1に示す。
5部とした以外は実施例7と同様にして、スメクタイト
含有樹脂微粒子(8)を得た。このスメクタイト含有樹
脂微粒子(8)を用いて、実施例7と同様にして光拡散
シート(8)を作成し、実施例7と同様の評価を行っ
た。結果を、下記表1に示す。
7部とした以外は実施例7と同様にして、スメクタイト
含有樹脂微粒子(9)を得た。このスメクタイト含有樹
脂微粒子(9)を用いて、実施例7と同様にして光拡散
シート(9)を作成し、実施例7と同様の評価を行っ
た。結果を、下記表1に示す。
ルコール(「PVA−205」商品名:同前)2部を溶
解した脱イオン水900部を仕込んだ。そこへ予め調整
しておいたメタクリル酸メチル90部およびトリメタク
リル酸トリメチロールプロパン10部を配合した混合物
を仕込み、500rpmで攪拌して均一な懸濁液とし
た。
ら窒素ガスを吹き込みながら75℃に加熱し、この温度
で5時間重合反応を行った後冷却した。この懸濁液を濾
過、洗浄した後乾燥して比較用樹脂微粒子(1)を得
た。尚、得られた比較用樹脂微粒子(1)の平均粒子径
は10μmであった。この比較用樹樹脂微粒子(1)を
用いて、実施例1と同様にして比較用光拡散シート
(1)を作成し、実施例1と同様の評価を行った。結果
を、下記表1に示す。
て、バインダー樹脂と樹脂微粒子(1)との割合を、バ
インダー樹脂2重量部に対して樹脂微粒子(1)98重
量部とした以外は実施例1と同様にして比較用光拡散シ
ート(2)を作成し、実施例1と同様の評価を行った。
結果を、下記表1に示す。
ダー樹脂80重量部に対して樹脂微粒子(1)20重量
部とした以外は比較例2と同様にして比較用光拡散シー
ト(3)を作成し、比較例2と同様の評価を行った。結
果を、下記表1に示す。
て、バインダー樹脂と樹脂微粒子(7)との割合を、バ
インダー樹脂2重量部に対して樹脂微粒子(1)98重
量部とした以外は実施例7と同様にして比較用光拡散シ
ート(4)を作成し、実施例7と同様の評価を行った。
結果を、下記表1に示す。
ダー樹脂80重量部に対して樹脂微粒子(7)20重量
部とした以外は比較例4と同様にして比較用光拡散シー
ト(5)を作成し、比較例4と同様の評価を行った。結
果を、下記表1に示す。
イト含有樹脂微粒子を用いた光拡散シートでは、樹脂微
粒子だけを用いた光拡散シートに比べて、輝度が格段に
向上していることがわかる。また拡散光率で示される光
拡散性についてもそれほど低下していないことがわか
る。尚樹脂微粒子の平均粒子径、スメクタイトの存在量
および塗布厚が同じである場合でも特性の違いが認めら
れるが(例えば、実施例5と8、および実施例6と
9)、これはスメクタイトの存在形態の違いによるもの
と考えられる。
性が良好であるという基本的な特性をほぼ維持したまま
で、十分な輝度の得られる光拡散シート、およびこの様
な光拡散シートを得る為に有用な樹脂微粒子が実現でき
た。
である。
図である。
説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 光拡散シートに用いられる樹脂微粒子で
あって、透明または半透明な樹脂微粒子中に、スメクタ
イト類を存在させたものであることを特徴とする光拡散
シート用樹脂微粒子。 - 【請求項2】 スメクタイト類が0.01〜20重量%
存在するものである請求項1に記載の光拡散シート用樹
脂微粒子。 - 【請求項3】 平均粒子径が1〜500μmである請求
項1または2に記載の光拡散シート用樹脂微粒子。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂微
粒子を、透明の基板の少なくとも一方の面に、バインダ
ー樹脂を介して塗布したものである光拡散シート。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂微
粒子を、樹脂シート内に分散させたものである光拡散シ
ート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331914A JP3040705B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 光拡散シート用樹脂微粒子および光拡散シート |
US08/770,721 US5900309A (en) | 1995-12-20 | 1996-12-19 | Fine resin particles used for a light diffusing sheet and a light diffusing sheet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331914A JP3040705B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 光拡散シート用樹脂微粒子および光拡散シート |
Publications (2)
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