JP3040659U - 舟底パイル編靴下 - Google Patents
舟底パイル編靴下Info
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- JP3040659U JP3040659U JP1997001331U JP133197U JP3040659U JP 3040659 U JP3040659 U JP 3040659U JP 1997001331 U JP1997001331 U JP 1997001331U JP 133197 U JP133197 U JP 133197U JP 3040659 U JP3040659 U JP 3040659U
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- JP
- Japan
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- knitting
- yarn
- sock
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- Expired - Lifetime
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- Socks And Pantyhose (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 足首部前面の屈曲点がごわごわせず、しかも
足甲部も暖かい、「L」字型のずり落ちない舟底パイル
編靴下の提供する。 【課題手段】 足底部2と足甲部3がともにパイル編組
織Pからなり、該パイル編組織Pが足底部2はパイル糸
4と添え糸5を引き揃えた二本からなる添え糸編P1に
し、一方足甲部3は添え糸5を浮かして切断しパイル糸
単独の一本からなるパイル編P2を構成させ、靴下がL
字型に形成されるようにした舟底パイル編靴下1を構成
するものである。
足甲部も暖かい、「L」字型のずり落ちない舟底パイル
編靴下の提供する。 【課題手段】 足底部2と足甲部3がともにパイル編組
織Pからなり、該パイル編組織Pが足底部2はパイル糸
4と添え糸5を引き揃えた二本からなる添え糸編P1に
し、一方足甲部3は添え糸5を浮かして切断しパイル糸
単独の一本からなるパイル編P2を構成させ、靴下がL
字型に形成されるようにした舟底パイル編靴下1を構成
するものである。
Description
【0001】
本考案は、L字型に形成されるようにした、ずり落ち防止の舟底パイル編靴下 に関する。
【0002】
足は「L」字型なのに、従来の靴下は「く」字型になっているので、ずり落ち 安いことが欠点となっていた。
【0003】 そのため足甲部の屈曲点に何筋かの横畦を入れて、「L」字型に屈曲するよう にした靴下も出回つている。しかし、この靴下は足首部前面の屈曲点に皺の寄る 無理があり、そのため屈曲点がごわごわして履きずらく、靴下としてはB級品の 評価しか与えられないという見解もあった。
【0004】 一方足底部をパイル編組織にした靴下は、保温用の靴下として出回っている。 しかし、従来の足底部をパイル編組織にした靴下は、足甲部の方は平編組織の生 地が薄手になっているものが多かった。そのため保温用の靴下でありながら、足 甲部から風や雪が入り込んで涼しすぎるという嫌いがあった。
【0005】
そのため本考案は、足首部前面の屈曲点がごわごわせず、しかも足甲部も暖か い、「L」字型のずり落ちない舟底パイル編靴下の提供を課題とする。
【0006】
本考案の舟底パイル編靴下は、足底部と足甲部が共にパイル編組織からなり、 該パイル編組織が足底部はパイル糸と添え糸を引き揃えた二本からなる添え糸編 にし、一方足甲部は添え糸を浮かして切断しパイル糸単独の一本からなるパイル 編を構成させ、靴下がL字型に形成されるようにして上記の課題を解決した。
【0007】
以下、本考案の舟底パイル編靴下を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は 本考案の舟底パイル編靴下の一実施例を示す裏返した状態の平面図である。図2 は同靴下の本考案の足底部と足甲部の一実施例を示す組織図である。
【0008】 1は、アンクレットからなる舟底パイル編靴下である。2が本考案の足底部 ( Sole)で、3が足甲部 (Instep)である。足底部2と足甲部3はともにパイル編組 織Pからなっている。そのパイル編組織Pは、足底部2の方はパイル糸4に添え 糸5を引き揃えた、即ちパイル糸を二本にした添え糸編P1にしている。一方足 甲部3の方は、本実施例の場合、添え糸5を飛ばして浮かし(フロ−トさせ)、 これを切断してパイル糸4を単独の一本にし、勿論これに地糸は使つているが、 パイル編P2を構成している。そのため靴下1は、L字型に形成させることが出 来た。
【0009】 本考案の舟底パイル編靴下1は、実施例の如きアンクレットに限定されるもの ではない。従って、短靴下・ハイソックス・オ−バ−ニ−やフ−トカバ−に応用 することも可能である。なお本考案でいう舟底パイル編靴下とは、足底部を舟底 と見立てた業界の慣用語を流用したものであり、即ち一般的には足底部をパイル 編組織にした保温用靴下のことである。
【0010】 本実施例でいう足底部2とは、爪先部6・踵部7・足首部の後面8aを含み、 これ等が全てパイル編組織の添え糸編P1になっている。従って本実施例でいう 足甲部3とは、足底部2と口ゴム部9を除く、その他の足首部の前面8bを含む ものになっており、本実施例の場合は、これ等が全て添え糸5を浮かして切断し たパイル糸4単独の一本からなるパイル編P2を構成している。
【0011】 本実施例の足底部2となるパイル編組織の添え糸編P1は、三本の編糸を使用 している。即ちスパンデックス糸からなる地糸10と、紡績糸からなるパイル糸 4と、パイル糸4にプレ−ティングしている添え糸5との三本からなっている。 組織としては、収縮する地糸10に対して、パイル糸4と添え糸5を引き揃え、 シンカ−ル−プ11を拡大しリング状にパイルを形成したものである。従って、 地糸10は心糸としての役目を果たしている。
【0012】 一方、足甲部3となる本実施例のパイル糸単独のパイル編P2の方は、本実施 例の場合、地糸10を含めれば二本の編糸を使用している。即ち、スパンデック ス糸からなる地糸10と、紡績糸からなるパイル糸4単独で、添え糸5は浮かし て裏面で切断している。組織図の5aは、添え糸5の切断端を示している。
【0013】 この編成の詳細図は省略するが、本実施例の場合には三本の糸道から10,4 と5の編糸三本を給糸している。パイル編組織の添え糸編P1を編成する際は、 三本の編糸10,4,5にて編成する。しかし本考案のパイル糸4単独のパイル 編P2を編成する際には、添え糸5の針を不動作位置に置いて、その針には編糸 がくわえられないよう供給しないで(当業者間では「空(から)飛び」と称され ている)、前の編目を保持するだけにする。即ち本実施例の足甲部3を編成する 際には、添え糸5を長く編地の裏に浮かしたままにし、後からカットして切断す る。そのためにK式丸編機を使用して、自動切断するようにしてもよい。
【0014】 このような浮き編は、色糸を使用して模様を出す場合等に用いられており、当 業者間ではブッキリ編と称されている手法である。そして本発明の方法は、この 実施例の本数に限定されるものではないために、敢えてパイル編組織の添え糸編 1やパイル糸単独のパイル編2という組織で表示するようにした。即ち本発明の方 法は、実施例の如くパイル編組織の添え糸編1に三本使用した場合は、パイル糸 単独のパイル編2は、それより一本少なくする所に特徴があり、この場合は二本 使いになっている。しかしながら両組織1・2とも、パイルを形成さしたパイル編 組織に統一されている。
【0015】 このようにして編成された本実施例の足甲部3は、足底部2と同じ目数ではあ るが、編糸が一本少なくなっているので、編地の厚さが足底部2より薄くなる。 そのために同じ目数の編成ではあっても、足甲部3の方が足底部2よりウェ−ル 方向Wへ、より大きく収縮しやすくなり、靴下全体の形状がL字型になる傾向を 示すのである。
【0016】 本考案の足甲部3は、添え糸5を浮かして切断しパイル糸単独の一本からなる パイル編を構成させとしている。このように「構成させ」としたのは、足甲部が 全て必ずしもパイル糸単独の一本からなるパイル編P2である必要はないからで ある。例えば、L字型に形成させるために特に差をつける必要な場所は、足首部 の前面8bであろう。そのため足甲部3の中で、足首部の前面8bだけをパイル 編組織に構成しても、L字型になるのであればよく、その他の足甲部3は足底部 2と同じパイル組織の添え糸編P1でも構わないからである。
【0017】 そのためには本考案の場合、編糸4,5,10の番手の組合せも、重要なファ クタ−となる。例えば、地糸10は一定の太さのものを使用しても、パイル糸4 と添え糸5の番手を、24´S, 36´S,48´S等と変えて組み合わせれ ば、組織1と組織2との厚みの差を変化させることができる。仮に、組織2で飛ば される添え糸5に太糸を使用すると、厚みの差はより以上に倍加され、それに連 れてL字型になる程度も大きく変化させることができるからである。
【0018】 また本考案の靴下1は、編目のゲ−ジを細かくしたり、粗くすることによって 両組織1,2の間に、差を持たせることも出来るので、先の編糸の番手とともにこ れ等の組合せによって、自由自在に変化させることが出来る。
【0019】 さらに本考案の靴下1は、無地の平編組織に限るものではない。そのために、 縦畦模様ほかの各種柄編組織を取り入れることも可能である。また本考案のパイ ルは、その先端を起毛して、より保温性の良い靴下とすることも出来るもので、 真に有用且つ実用的なものである。
【0020】
本考案の舟底パイル編靴下は、外観がL字型の形状からなるため、ずり落ちる 欠点を解消させることが出来た。
【0021】 本考案の舟底パイル編靴下は、足首部前面の屈曲点が、ストレ−トで美しい曲 線のものを提供することが出来た。
【0022】 本考案の舟底パイル編靴下は、足甲部もパイル編組織にしているので、足甲部 分も暖かい靴下となっている。
【図1】本考案の舟底パイル編靴下の一実施例を示す裏
返した状態の平面図である。
返した状態の平面図である。
【図2】本考案の足底部からなるパイル編組織の添え糸
編と足甲部からなるパイル糸単独のパイル編の一実施例
を示す組織図である。
編と足甲部からなるパイル糸単独のパイル編の一実施例
を示す組織図である。
1 舟底パイル編靴下 2 足底部 3 足甲部 4 パイル糸 5 添え糸 5a 添え糸の切断端 6 爪先部 7 踵部 8a 足首部の後方 8b 足首部の前方 9 口ゴム部 10 地糸 11 シンカ−ル−プ P パイル編組織 P1 添え糸編からなるパイル編組織 P2 パイル糸単独のパイル編組織 W ウェ−ル方向
Claims (1)
- 【請求項1】 足底部と足甲部がともにパイル編組織か
らなり、該パイル編組織が足底部はパイル糸と添え糸を
引き揃えた二本からなる添え糸編にし、一方足甲部は添
え糸を浮かして切断しパイル糸単独の一本からなるパイ
ル編を構成させ、靴下がL字型に形成されるようにした
ことを特徴とする舟底パイル編靴下。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001331U JP3040659U (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 舟底パイル編靴下 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001331U JP3040659U (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 舟底パイル編靴下 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3040659U true JP3040659U (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=43175219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997001331U Expired - Lifetime JP3040659U (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 舟底パイル編靴下 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040659U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014091889A (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Tomoe Seni Kk | 防寒ソックス |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP1997001331U patent/JP3040659U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014091889A (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Tomoe Seni Kk | 防寒ソックス |
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