JP2006200112A - ストッキング類 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】くるぶし部2側から踵部外周縁3に向かう側面視略ダイヤ形状領域からなるヒール部4のコース方向のループ長hを、くるぶし部2から踵部外周縁3に向けて次第に大きく編成し、かつ、前記ヒール部4と他の部分6とを同じ素材糸で一連に編成してある。
【選択図】図1
Description
また、後者のコンベ編み方式は、ヒール部を他の部分とは別の素材や編み組織により補強的要素を付与して編成されており、そのため、ヒール部が他の部分に比べて、素材の相違及び編み方の違いにより、伸縮性が小さく、この点を補うためにやや大きめに編成され、これによって、ヒール部が他の部分に比べて、タルミを生じ、フィット感が劣り、違和感がある等の問題点があった。又、半回転往復運動による生産性の問題もあった。
上記構成によれば、ヒール部を他の部分と同じ素材で立体的に編成して伸縮性を高めてフィット性を高めることができる。
上記構成によれば、ヒール部と他の部分との外観差を無くし、ミュール、サンダル履き、スリッパ履き時等においても外観面での違和感を解消すると共に、強度的な改善を図り、フィット感を高め得るストッキング類を提供することができる。
上記構成によれば、弾性糸による伸縮性を非弾性糸によって抑制させてストッキング類の本体部分及びヒール部に適度の伸縮性と着圧を付与することができ、フィット感を高めることができる。
前記他の部分を添え糸編みによるスパイラル柄或いはモーレ柄に編成し、柄編としたことを特徴としている。
前記ヒール部は、0.2〜0.6mmの範囲内のステッチ差を設けてコース方向のループ長をくるぶし部側から踵部外周縁に向けて次第に大きく編成してあることを特徴としている。
上記構成によれば、ヒール部のループを形成させる時、編機のステッチカムを上下に稼働させてその高さを変化させる(ステッチ差を設ける)ことによりループ長を変化させるものであるから、編機の効率を低下させることなくヒール部を他の部分と一連に立体的に編成させることができる。なお、ステッチ差は、0.6mm以上では、生地厚が薄くなり強度不足となり、また、0.2mm以下では、ループ長変化機能が得られない。
上記構成によれば、足首部側から大腿部側に向けて静脈還流作用を促進するとともに足首を細く保つ機能も得られ、このような各部の着用圧バランスは、人体生理学的に過度の圧迫感や不快感を与えることもない。
また、前記他の部分は、大腿部側から足首部側に向けて着用圧が次第に大きくなるように編成されており、ふくらはぎ部で略20hPa、足首部で略25hPaとされていることを特徴としている。
図1(A)(B)は本発明の第1の実施形態を示すストッキング類の足首部付近の概略側面図及び同図のくるぶし部付近におけるヒール部と他の部分との境界付近の編み組織の拡大図、図2はヒール部における本発明の編み組織の誇張した説明図を示している。
本発明の第1の実施形態に係るストッキング類1は、図1(A)(B)及び図2に示すように、くるぶし部2側から踵部外周縁3に向かう側面視略ダイヤ形状領域からなるヒール部4の各コース糸5のループ長hを、くるぶし部2から踵部外周縁3に向けて次第に大きく編成し、かつ、前記ヒール部4と他の部分6とを同じ素材糸で一連に編成してある。なお、他の部分6とは、ストッキング類1におけるヒール部4以外の本体部分、例えば、レッグ部(脚部)、インステップ部(甲部)、ソール部(足底部)を表すものである。
上記弾性糸5aは、例えば、ポリウレタン糸を芯糸とし、ナイロンフィラメント糸をカバリングしたシングルカバリング糸やダブルカバリング糸が例示でき、例えば、前記着用圧を得る構成として、100dtexのポリウレタン糸に11dtexのナイロンフィラメント糸をダブルカバリングした糸が例示できる。
前記したように、ヒール部4の各コース糸5のループ長hをくるぶし部2から踵部外周縁3に向けて次第に大きく編成すると、編成される生地は、図2から明らかなように、くるぶし部2側を中心とした扇形の円弧形状となり、図1(A)に示すような側面視略ダイヤ形状領域からなるヒール部4を他の部分6と一連に編成される。即ち、本発明によれば、ストッキング類1のヒール部4を他の部分6と切りかえたり、別素材を用いることなく一連に立体的に編成することができる。
本発明の第2の実施形態は、図3に示すように、前記第1の実施形態において、ヒール部4の各コース糸5のうち、すべてのコース糸或いは1〜数コースおき(図3は1コースおきの場合を例示)のコース糸に添え糸7を添え糸編み状に編成したものである。添え糸7としては、例えば、ナイロン加工糸が使用され、具体的には、33dtexのウーリーナイロン糸を2本引き揃えた糸が使用されている。この構成によれば、ヒール部4のコース糸に添え糸編み状に挿入された添え糸7によってヒール部4の糸密度が高められ、ヒール部4と他の部分6との外観差を無くし、ミュール、サンダル履き、スリッパ履き時等においても外観面での違和感を解消すると共に、強度的な改善を図り、フィット感を高めることができる。
上記本発明の各実施形態で使用する編機は、1コース(=編機1回転)内において部分度目編成が可能な機能をもつ編機(丸編機)であればよく、例えば、コンピュータ制御の編機を用いることができるが、例えば、イタリアのロナティ社製の靴下編機が例示できる。
これにより、ふくらはぎ部の着用圧を略15hPa、足首部の着用圧を略20hPaとした製品Aと、ふくらはぎ部で略20hPa、足首部で略25hPaの着用圧とした製品Bとすることができる。尚、上記着用圧は、製品A、Bを標準体型のトルソーに装着してエアパック法で測定した値である。
尚、本発明品の効果を確認するため、着用圧及びヒール部のずれを従来品1、2と比較対比したところ、図4〜図5のデータが得られた。
なお、本発明品は、前記第2の実施形態におけるヒール部に添え糸を添え糸状に挿入し、0.6のステッチ差で編成し、ふくらはぎ部20hPa、足首部25hPaの着用圧に編成したものである。
また、従来品1は、本体部分が本発明品と同じとされ、ヒール部を56dtexのナイロンフィラメント糸2本引き揃え、コンベ編機能を有する編機で編成した従来のコンベ編み品であり、従来品2は、本発明品と同様に編成(但し、ヒール部は本体部分と同じに編成)後、109℃×15秒人体足型でセットした従来のセットヒール品である。
図4における着用圧の結果において、従来品1は、通常時、かかと上げ時、つま先上げ時のいずれにおいてもヒール(下)の着用圧が低く、特に、かかと上げ時には、8.6hPaと極端に低い値となっている。このことは、ヒール部へのフィット性が極めて弱いことを意味する。
又、図5に示す実着用の結果においても、本発明品はズレが少なく、これに対し従来品1は、上、下へのズレがあり、又、従来品2は、相対的に更にズレが大きく、何れもヒール形状によくフィットしない結果となっている。
これらの比較データから、本発明品は、従来品1、2に比べて、ヒール部が伸び易いためフィット性がよく、ヒールからずれ難く、足首部の着用圧も目標値に近い適正なものであることが確認された。
2 くるぶし部
3 踵部外周縁
4 ヒール部
5 各コース糸
6 他の部分
7 添え糸
Claims (5)
- くるぶし部側から踵部外周縁に向かう側面視略ダイヤ形状領域からなるヒール部のコース方向のループ長を、くるぶし部から踵部外周縁に向けて次第に大きく編成することによって立体的に編成し、かかるヒール部と他の部分とを同じ素材糸で一連に編成して成ることを特徴とするストッキング類。
- 前記他の部分は、弾性糸と非弾性糸とを交編した組織より成り、前記ヒール部は、平編み組織とされていることを特徴とする請求項1に記載のストッキング類。
- 前記他の部分を添え糸編みによるスパイラル柄或いはモーレ柄に編成し、柄編としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のストッキング類。
- 前記ヒール部は、0.2〜0.6mmの範囲内のステッチ差を設けてコース方向のループ長をくるぶし部側から踵部外周縁に向けて次第に大きく編成してあることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のストッキング類。
- 前記他の部分は、大腿部側から足首部側に向けて着用圧が次第に大きくなるように編成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のストッキング類。
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