JP3040629U - 塗装前処理装置 - Google Patents

塗装前処理装置

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JP3040629U
JP3040629U JP1997000699U JP69997U JP3040629U JP 3040629 U JP3040629 U JP 3040629U JP 1997000699 U JP1997000699 U JP 1997000699U JP 69997 U JP69997 U JP 69997U JP 3040629 U JP3040629 U JP 3040629U
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隆臣 中山
紳一 椿
伸一 國久
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Nihon Parkerizing Co Ltd
Parker Engineering Co Ltd
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Parker Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプレーブース、ディップ式処理槽等の塗装
前処理部へ還流する処理液から、固形粒子を除去できる
簡単な機構を備えた塗装前処理装置を提供する。 【構成】 被処理物への処理液の噴射が行われるスプレ
ーブースと、スプレーブースから回収された処理液を貯
留する回収タンクと、スプレーブースから回収された処
理液を回収タンクへ送る配管と、回収タンクからオーバ
ーフローした処理液を貯留するサブタンクと、サブタン
ク内の処理液をスプレーブースへ圧送するポンプとを備
え、回収タンクの底壁が傾斜して形成され、スプレーブ
ースから回収された処理液を回収タンクへ送る配管の端
部が回収タンクの底部で下方ヘ差し向けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車車体の電着塗装のための塗装前処理装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動車車体の塗装は、脱脂から皮膜化成に至る化成処理、自動車車体の 表面に付着した化成処理液や自動車車体の床に残留した鉄粉や研磨屑の除去の為 の洗浄、下塗りとしての電着塗装、中塗り、上塗りの各工程を記述の順に実施す ることによって行われる。
【0003】 化成処理や洗浄等の塗装前処理を行う装置として、スプレーブース内で処理液 を自動車車体に噴射するスプレー式塗装前処理装置と、ディップ式処理槽に貯留 した処理液に自動車車体を浸漬するディップ式塗装前処理装置とがある。
【0004】 従来のスプレー式塗装前処理装置は、図3に示すように、スプレーノズルを介 して被処理物への処理液の噴射が行われるスプレーブースと、スプレーブースか ら回収された処理液を貯留する回収タンクと、スプレーブースから回収された処 理液を回収タンクへ送る配管と、回収タンク内の処理液をスプレーブース内のス プレーノズルへ圧送するポンプとを備えている。 図3に示す従来構造のスプレー式塗装前処理装置においては、スプレーノズル から噴射された処理液によって自動車車体の塗装前処理が行われる。スプレーブ ース内に飛散した処理液がスプレーブースから回収され、配管を通って回収タン クの頂部から回収タンクへ流入し、ポンプを介してスプレーブース内のスプレー ノズルへ圧送され、再びスプレーノズルから噴射される。自動車車体の表面や床 面に付着した鉄粉、研磨屑、糸屑等の固形粒子は、スプレーノズルから噴射され た処理液によって回収タンクへ連行され、回収タンクの底部に沈殿する。
【0005】 従来のディップ式塗装前処理装置は、図4に示すように、ディップ式処理槽と 、ディップ式処理槽からオーバーフローした処理液を貯留するサブタンクと、サ ブタンク内の処理水をディップ式処理槽へ圧送するポンプとを備えている。 図4に示す従来構造のディップ式塗装前処理装置においては、デップ式処理槽 内の処理液に浸漬されて、自動車車体が塗装前処理される。ディップ式処理槽か らオーバーフローした処理液がサブタンクへ流入し、ポンプを介して圧送されサ ブタンクからディップ式処理槽へ還流する。自動車車体の表面や床面に付着した 鉄粉、研磨屑、糸屑等の固形粒子は、処理液中に拡散し、ディップ式処理槽の底 部に沈殿する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
図3に示す従来構造のスプレー式塗装前処理装置には、スプレーブースから回 収された処理液が、回収タンクの頂部から回収タンクへ流入するので、回収され た処理液に連行された固形粒子が回収タンクの底部に沈殿する前に、回収タンク 内の処理液と共にポンプを介してスプレーブースへ還流され、自動車車体へ噴射 され、自動車車体に付着して塗装前処理の品質低下を引き起こすという問題があ る。
【0007】 図4に示す従来構造のディップ式塗装前処理装置には、ディップ式処理槽から オーバーフローした処理液が、サブタンクとポンプとを介して直接ディップ式処 理槽へ還流するので、ディップ式処理槽からオーバーフローした処理液中の固形 粒子が除去されず、処理液中に拡散した固形粒子の一部がデップ式処理槽とサブ タンクとを巡って循環し続け、再び自動車車体に付着して塗装前処理の品質低下 を引き起こすという問題がある。
【0008】 本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、スプレーブース、ディップ式 処理槽等の塗装前処理部へ還流する処理液から、固形粒子を除去できる簡単な機 構を備えた塗装前処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案においては、被処理物への処理液の噴射が 行われるスプレーブースと、スプレーブースから回収された処理液を貯留する回 収タンクと、スプレーブースから回収された処理液を回収タンクへ送る配管と、 回収タンクからオーバーフローした処理液を貯留するサブタンクと、サブタンク 内の処理液をスプレーブースへ圧送するポンプとを備え、回収タンクの底壁が傾 斜して形成され、スプレーブースから回収された処理液を回収タンクへ送る配管 の端部が回収タンクの底部で下方ヘ差し向けられていることを特徴とする塗装前 処理装置を提供する。
【0010】 本考案に係る塗装前処理装置においては、スプレーノズルから噴射された処理 液によって自動車車体の塗装前処理が行われる。スプレーブース内に飛散した処 理液がスプレーブースから回収され、下方へ差し向けられた配管の端部から、回 収タンクの底部へ下向きに流入する。自動車車体の表面や床面に付着した鉄粉、 研磨屑、糸屑等の固形粒子は、スプレーノズルから噴射された処理液によって回 収タンクへ連行される。回収タンクの底部へ下向きに流入した処理液は、放射状 に径方向外方へ拡散する。配管の断面積に比べて回収タンクの断面積は十分に大 きいので、処理液は径方向外方へ十分に拡散し減速する。処理液が減速すること により、処理液が連行した固形粒子が径方向外方へ拡散する処理液から分離し、 回収タンクの底壁上に沈殿する。固形粒子が分離除去された処理液は、環状の流 れとなって回収タンク内を上昇し、回収タンクからオーバーフローしてサブタン ク内へ流入し、ポンプを介してスプレーブース内のスプレーノズルへ圧送され、 再びスプレーノズルから噴射される。
【0011】 本考案に係る塗装前処理装置においては、スプレーブースから回収された処理 液を配管を介して回収タンクの底部へ流入させ、回収タンク内の処理液の上澄み をサブタンクを介してスプレーブースへ還流させることにより、スプレーブース へ還流する処理液からの固形粒子の除去を促進している。 本考案に係る塗装前処理装置においては、スプレーブースから回収された処理 液を配管を介して回収タンクの底部へ下向きに流入させ、放射状に径方向へ拡散 させて減速させることにより、回収タンクへ流入した処理液からの固形粒子の分 離除去を促進し、ひいてはスプレーブースへ還流する処理液からの固形粒子の除 去を促進している。 本考案に係る塗装前処理装置においては、回収タンクの底壁を傾斜させて形成 することにより、処理液中の固形粒子の底壁下端部への集中した沈殿堆積を促進 し、回収タンクの底壁上に沈殿した固形粒子の舞い上がりを抑制し、ひいてはス プレーブースへ還流する処理液からの固形粒子の除去を促進している。
【0012】 上記の説明から分かるように、本考案に係る塗装前処理装置においては、回収 タンクの底壁を傾斜させて形成し、スプレーブースから回収された処理液を回収 タンクヘ送る配管を回収タンクの底部まで導き、該配管の端部を回収タンクの底 部で下方へ差し向けるという簡単な機構により、塗装前処理部であるスプレーブ ースへ還流する処理液から固形粒子を除去している。
【0013】 本考案の好ましい態様においては、塗装前処理装置は、処理液中の固形粒子を 除去する濾過装置と、回収タンクの底壁の下端部から濾過装置へ延びる配管と、 濾過装置で濾過された処理液を回収タンクへ圧送するポンプとを備えている。 回収タンクの底壁の下端部に堆積した固形粒子を処理液と共に配管を介して液 濾過装置へ送り、濾過装置で濾過された処理液をポンプを介して回収タンクへ還 流させることにより、回収タンクから固形粒子だけを排出することができる。
【0014】 本考案の好ましい態様においては、回収タンクの傾斜した底壁の外面に磁石が 取り付けられている。 回収タンクの傾斜した底壁の外面に磁石を取り付けることにより、回収タンク へ流入した処理液からの鉄粉等の磁性体の固形粒子の除去率を向上させることが できる。
【0015】 本考案の好ましい態様においては、スプレーブースから回収された処理液を回 収タンクへ送る配管の径と回収タンクの径との比は0.1乃至0.5である。 スプレーブースから回収された処理液を回収タンクへ送る配管の径と回収タン クの径との比が0.1未満であると、回収タンクの径が過大になり、塗装前処理 装置の設置スペースが過大になる。他方スプレーブースから回収された処理液を 回収タンクへ送る配管の径と回収タンクの径との比が0.5を超えると、前記配 管から回収タンクへ流入した処理液が回収タンク内で十分に減速されず、回収タ ンクへ流入した処理液からの固形粒子の分離除去が促進されない。従って、スプ レーブースから回収された処理液を回収タンクへ送る配管の径と回収タンクの径 との比は0.1乃至0.5とするのが望ましい。
【0016】 また本考案においては、ディップ式処理槽と、ディップ式処理槽からオーバー フローした処理液を貯留する第1サブタンクと、ディップ式処理槽からオーバー フローした処理液を第1サブタンクへ送る配管と、第1サブタンクからオーバー フローした処理液を貯留する第2サブタンクと、第2サブタンク内の処理水をデ ィップ式処理槽へ圧送するポンプとを備え、第1サブタンクの底壁が傾斜して形 成され、ディップ式処理槽からオーバーフローした処理液を第1サブタンクへ送 る配管の端部が第1サブタンクの底部で下方へ差し向けられていることを特徴と する塗装前処理装置を提供する。
【0017】 本考案に係る塗装前処理装置においては、ディップ式処理槽内の処理液に自動 車車体を浸漬することにより、自動車車体の塗装前処理が行われる。ディップ式 処理槽からオーバーフローした処理液が、下方へ差し向けられた配管の端部から 、第1サブタンクの底部へ下向きに流入する。自動車車体の表面や床面に付着し た鉄粉、研磨屑、糸屑等の固形粒子の一部はディップ式処理槽の底壁上に沈殿し て堆積し、残部はディップ式処理槽からオーバーフローした処理液によって第1 サブタンクへ連行される。第1サブタンクの底部へ下向きに流入した処理液は、 放射状に径方向外方へ拡散する。配管の断面積に比べて第1サブタンクの断面積 は十分に大きいので、処理液は径方向外方へ十分に拡散し減速する。処理液が減 速することにより、処理液が連行した固形粒子が径方向外方へ拡散する処理液か ら分離し、第1サブタンクの底壁上に沈殿する。固形粒子が分離除去された処理 液は、環状の流れとなって第1サブタンク内を上昇し、第1サブタンクからオー バーフローして第2サブタンク内へ流入し、ポンプを介して圧送されディップ式 処理槽ヘ還流する。
【0018】 本考案に係る塗装前処理装置においては、ディップ式処理槽からオーバーフロ ーした処理液を配管を介して第1サブタンクの底部へ流入させ、第1サブタンク 内の処理液の上澄みを第2サブタンクを介してディップ式処理槽へ還流させるこ とにより、ディップ式処理槽へ還流する処理液からの固形粒子の除去を促進して いる。 本考案に係る塗装前処理装置においては、ディップ式処理槽からオーバーフロ ーした処理液を配管を介して第1サブタンクの底部へ下向きに流入させ、放射状 に径方向へ拡散させて減速させることにより、第1サブタンクへ流入した処理液 からの固形粒子の分離除去を促進し、ひいてはディップ式処理槽へ還流する処理 液からの固形粒子の除去を促進している。 本考案に係る塗装前処理装置においては、第1サブタンクの底壁を傾斜させて 形成することにより、処理液中の固形粒子の底壁下端部への集中した沈殿堆積を 促進し、第1サブタンクの底壁上に沈殿した固形粒子の舞い上がりを抑制し、ひ いてはディップ式処理槽へへ還流する処理液からの固形粒子の除去を促進してい る。
【0019】 上記の説明から分かるように、本考案に係る塗装前処理装置においては、第1 サブタンクの底壁を傾斜させて形成し、ディップ式処理槽からオーバーフローし た処理液を第1サブタンクヘ送る配管を第1サブタンクの底部まで導き、該配管 の端部を第1サブタンクの底部で下方へ差し向けるという簡単な機構により、塗 装前処理部であるディップ式処理槽へ還流する処理液から固形粒子を除去してい る。
【0020】
【考案の実施の形態】 本考案の第1実施例を図1に基づいて説明する。 本考案の第1実施例に係るスプレー式塗装前処理装置は、被処理物である自動 車車体Aへの処理液の噴射が行われるスプレーブース1を備えている。スプレー ブース1内にスプレーノズル2が配設されている。スプレーブース1の底部から 配管3が下方へ延びている。 スプレーブース1の下方に、スプレーブース1から回収された処理液を貯留す る回収タンク4が配設されている。回収タンク4の底壁は漏斗状に傾斜して形成 されている。配管3は回収タンク4の底部まで導かれている。配管3の端部が回 収タンク4の底部で下方ヘ差し向けられている。配管3の直径と回収タンク4の 直径との比は0.1乃至0.5に設定されている。 回収タンク4に隣接して回収タンク4からオーバーフローした処理液を貯留す るサブタンク5が配設されている。サブタンク5から配管6が延び、スプレーノ ズル2に接続している。配管6の途上にポンプ7が配設されている。 回収タンク4の漏斗状に傾斜した底壁の下端部から配管8が延び、フィルター 9に接続している。配管8の途上にバルブ10が配設されている。フィルター9 から配管11が延び、回収タンク4の高さ方向中央部に接続している。配管11 の途上にポンプ12が配設されている。 回収タンク4の漏斗状に傾斜した底壁の外面に磁石13が取り付けられている 。
【0021】 本実施例に係るスプレー式塗装前処理装置においては、スプレーノズル2から 噴射された処理液によって自動車車体Aの塗装前処理が行われる。スプレーブー ス1内に飛散した処理液がスプレーブース1から回収され、下方へ差し向けられ た配管3の端部から、回収タンク4の底部へ下向きに流入する。自動車車体Aの 表面や床面に付着した鉄粉、研磨屑、糸屑等の固形粒子は、スプレーノズル2か ら噴射された処理液によって回収タンク4へ連行される。
【0022】 図1で矢印で示すように、回収タンク4の底部へ下向きに流入した処理液は、 放射状に径方向外方へ拡散する。配管3の断面積に比べて回収タンク4の断面積 は十分に大きいので、処理液は径方向外方へ十分に拡散し減速する。処理液が減 速することにより、処理液が連行した固形粒子が径方向外方へ拡散する処理液か ら分離し、回収タンク4の底壁上に沈殿する。回収タンク4の底壁は漏斗状に傾 斜して形成されているので、固形粒子は漏斗状に傾斜した底壁の下端部に集中し て沈殿堆積する。固形粒子が分離除去された処理液は、環状の流れとなって回収 タンク4内を上昇し、処理液の上澄みが、回収タンク4からオーバーフローして サブタンク5内へ流入し、配管6とポンプ7とを介してスプレーブース1内のス プレーノズル2へ圧送され、再びスプレーノズル2から噴射される。
【0023】 バルブ10が適宜開放され、回収タンク4の漏斗状に傾斜した底壁の下端部に 堆積した固形粒子が処理液と共に配管8を介してフィルター9へ送られる。フィ ルター9で濾過された処理液が配管11とポンプ12とを介して回収タンク4へ 還流する。 回収タンク4の漏斗状に傾斜した底壁の外面に取り付けられた磁石13により 、回収タンク4へ流入した処理液から、鉄粉等の磁性体の固形粒子が選択的に除 去される。
【0024】 本実施例に係るスプレー式塗装前処理装置においては、スプレーブース1から 回収された処理液を配管3を介して回収タンク4の底部へ流入させ、回収タンク 4内の処理液の上澄みをサブタンク5を介してスプレーブース1へ還流させるこ とにより、スプレーブース1へ還流する処理液からの固形粒子の除去を促進して いる。 本実施例に係るスプレー式塗装前処理装置においては、スプレーブース1から 回収された処理液を配管3を介して回収タンク4の底部へ下向きに流入させ、放 射状に径方向へ拡散させて減速させることにより、回収タンク4へ流入した処理 液からの固形粒子の分離除去を促進し、ひいてはスプレーブース1へ還流する処 理液からの固形粒子の除去を促進している。 本実施例に係るスプレー式塗装前処理装置においては、回収タンク4の底壁を 漏斗状に傾斜させて形成することにより、処理液中の固形粒子が漏斗状に傾斜し た底壁の下端部に集中して沈殿堆積するのを促進し、回収タンク4の底壁上に沈 殿した固形粒子の舞い上がりを抑制し、ひいてはスプレーブース1へ還流する処 理液からの固形粒子の除去を促進している。
【0025】 上記説明から分かるように、本実施例に係るスプレー式塗装前処理装置におい ては、回収タンク4の底壁を漏斗状に傾斜させて形成し、スプレーブース1から 回収された処理液を回収タンク4ヘ送る配管3を回収タンク4の底部まで導き、 配管3の端部を回収タンク4の底部で下方へ差し向けるという簡単な機構により 、塗装前処理部であるスプレーブース1へ還流する処理液から固形粒子を除去し ている。
【0026】 本実施例に係るスプレー式塗装前処理装置においては、回収タンク4の漏斗状 に傾斜した底壁の下端部に堆積した固形粒子を処理液と共に配管8を介してフィ ルター9へ送り、フィルター9で濾過された処理液を配管11とポンプ12とを 介して回収タンク4へ還流させることにより、回収タンク4から固形粒子だけを 排出することを可能としている。
【0027】 本実施例に係るスプレー式塗装前処理装置においては、回収タンク4の漏斗状 に傾斜した底壁の外面に磁石13を取り付けることにより、回収タンク4へ流入 した処理液からの鉄粉等の磁性体の固形粒子の除去率を向上させている。
【0028】 本実施例に係るスプレー式塗装前処理装置においては、配管3の直径と回収タ ンク4の直径との比を0.1乃至0.5に設定することにより、回収タンク4へ 流入した処理液からの固形粒子の除去率を向上させ、且つスプレー式塗装前処理 装置の寸法の過大化を抑制している。 配管3の直径と回収タンク4の直径との比が0.1未満であると、回収タンク 4の径が過大になり、塗装前処理装置の設置スペースが過大になる。他方、配管 3の直径と回収タンク4の直径との比が0.5を超えると、配管3から回収タン ク4へ流入した処理液が回収タンク4内で十分に減速されず、回収タンク4へ流 入した処理液からの固形粒子の分離除去が促進されない。
【0029】 本考案の第2実施例を図2に基づいて説明する。 本考案の第2実施例に係るディップ式塗装前処理装置は、被処理物である自動 車車体Aを処理液に浸漬するためのディップ式処理槽21を備えている。ディッ プ式処理槽の側縁から配管23が下方へ延びている。 ディップ式処理槽21の下方に、ディップ式処理槽21からオーバーフローし た処理液を貯留する第1サブタンク24が配設されている。第1サブタンク24 の底壁は漏斗状に傾斜して形成されている。配管23は第1サブタンク24の底 部まで導かれている。配管23の端部が第1サブタンク24の底部で下方ヘ差し 向けられている。配管23の直径と第1サブタンク24の直径との比は0.1乃 至0.5に設定されている。 第1サブタンク24に隣接して第1サブタンク24からオーバーフローした処 理液を貯留する第2サブタンク25が配設されている。第2サブタンク25から 配管26が延び、ディップ式処理槽21に接続している。配管26の途上にポン プ27が配設されている。 第1サブタンク24の漏斗状に傾斜した底壁の下端部から配管28が延び、フ ィルター29に接続している。配管28の途上にバルブ30が配設されている。 フィルター29から配管31が延び、第1サブタンク24の高さ方向中央部に接 続している。配管31の途上にポンプ32が配設されている。 第1サブタンク24の漏斗状に傾斜した底壁の外面に磁石33が取り付けられ ている。
【0030】 本実施例に係るディップ式塗装前処理装置においては、ディップ式処理槽21 内の処理液に浸漬することによって自動車車体Aの塗装前処理が行われる。ディ ップ式処理槽21からオーバーフローした処理液が、下方へ差し向けられた配管 23の端部から、第1サブタンク24の底部へ下向きに流入する。自動車車体A の表面や床面に付着した鉄粉、研磨屑、糸屑等の固形粒子の一部はディップ式処 理槽21の底部へ沈殿して堆積し、残部はディップ式処理槽21からオーバーフ ローした処理液によって第1サブタンク24へ連行される。
【0031】 図2で矢印で示すように、第1サブタンク24の底部へ下向きに流入した処理 液は、放射状に径方向外方へ拡散する。配管23の断面積に比べて第1サブタン ク24の断面積は十分に大きいので、処理液は径方向外方へ十分に拡散し減速す る。処理液が減速することにより、処理液が連行した固形粒子が径方向外方へ拡 散する処理液から分離し、第1サブタンク24の底壁上に沈殿する。第1サブタ ンク24の底壁は漏斗状に傾斜して形成されているので、固形粒子は漏斗状に傾 斜した底壁の下端部に集中して沈殿堆積する。固形粒子が分離除去された処理液 は、環状の流れとなって第1サブタンク24内を上昇し、処理液の上澄みが、第 1サブタンク24からオーバーフローして第2サブタンク25内へ流入し、配管 26とポンプ27とを介して圧送され、ディップ式処理槽21へ還流する。
【0032】 バルブ30が適宜開放され、第1サブタンク24の漏斗状に傾斜した底壁の下 端部に堆積した固形粒子が処理液と共に配管28を介してフィルター29へ送ら れる。フィルター29で濾過された処理液が配管31とポンプ32とを介して第 1サブタンク24へ還流する。 第1サブタンク24の漏斗状に傾斜した底壁の外面に取り付けられた磁石33 により、第1サブタンク24へ流入した処理液から、鉄粉等の磁性体の固形粒子 が選択的に除去される。
【0033】 本実施例に係るディップ式塗装前処理装置においては、ディップ式処理槽21 からオーバーフローした処理液を配管23を介して第1サブタンク24の底部へ 流入させ、第1サブタンク24内の処理液の上澄みを第2サブタンク25を介し てディップ式処理槽21へ還流させることにより、ディップ式処理槽21へ還流 する処理液からの固形粒子の除去を促進している。 本実施例に係るディップ式塗装前処理装置においては、ディップ式処理槽21 からオーバーフローした処理液を配管23を介して第1サブタンク24の底部へ 下向きに流入させ、放射状に径方向へ拡散させて減速させることにより、第1サ ブタンク24へ流入した処理液からの固形粒子の分離除去を促進し、ひいてはデ ィップ式処理槽21へ還流する処理液からの固形粒子の除去を促進している。 本実施例に係るディップ式塗装前処理装置においては、第1サブタンク24の 底壁を漏斗状に傾斜させて形成することにより、処理液中の固形粒子の漏斗状に 傾斜した底壁の下端部への集中した沈殿堆積を促進し、第1サブタンク24の底 壁上に沈殿した固形粒子の舞い上がりを抑制し、ひいてはディップ式処理槽21 へ還流する処理液からの固形粒子の除去を促進している。
【0034】 上記説明から分かるように、本実施例に係るディップ式塗装前処理装置におい ては、第1サブタンク24の底壁を漏斗状に傾斜させて形成し、ディップ式処理 槽21からオーバーフローした処理液を第1サブタンク24ヘ送る配管23を第 1サブタンク24の底部まで導き、配管23の端部を第1サブタンク24の底部 で下方へ差し向けるという簡単な機構により、塗装前処理部であるディップ式処 理槽21へ還流する処理液から固形粒子を除去している。
【0035】 本実施例に係るディップ式塗装前処理装置においては、第1サブタンク24の 漏斗状に傾斜した底壁の下端部に堆積した固形粒子を処理液と共に配管28を介 してフィルター29へ送り、フィルター29で濾過された処理液を配管31とポ ンプ32とを介して第1サブタンク24へ還流させることにより、第1サブタン ク24から固形粒子だけを排出することを可能としている。
【0036】 本実施例に係るディップ式塗装前処理装置においては、第1サブタンク24の 漏斗状に傾斜した底壁の外面に磁石33を取り付けることにより、第1サブタン ク24へ流入した処理液からの鉄粉等の磁性体の固形粒子の除去率を向上させて いる。
【0037】 本実施例に係るディップ式塗装前処理装置においては、配管23の直径と第1 サブタンク24の直径との比を0.1乃至0.5と設定することにより、第1サ ブタンク24へ流入した処理液からの固形粒子の除去率を向上させ、且つディッ プ式塗装前処理装置の寸法の過大化を抑制している。 配管23の直径と第1サブタンク24の直径との比が0.1未満であると、第 1サブタンク24の直径が過大になり、ディップ式塗装前処理装置の設置スペー スが過大になる。他方、配管23の直径と第1サブタンク24の直径との比が0 .5を超えると、配管23から第1サブタンク24へ流入した処理液が第1サブ タンク24内で十分に減速されず、第1サブタンク24へ流入した処理液からの 固形粒子の分離除去が促進されない。
【0038】 図3に示すスプレー式塗装前処理装置を使用し、鉄粉と研磨屑とを混入させた 処理液を用いて、処理液スプレー実験を行った。回収タンクの底部に沈殿した鉄 粉と研磨屑の量は、処理液に混入した鉄粉と研磨屑の量の10%未満であった。 スプレーノズルから噴射された処理液を採取して成分を分析した結果、残余の鉄 粉と研磨屑とが処理液と共にスプレーノズルから再度噴射されていることが判明 した。 図1に示すスプレー式塗装前処理装置を使用し、鉄粉と研磨屑とを混入させた 処理液を用いて、処理液スプレー実験を行った。回収タンクの底部に沈殿した鉄 粉と研磨屑の量は、処理液に混入した鉄粉と研磨屑の量の95%以上であった。 スプレーノズルから噴射された処理液を採取して成分を分析した結果、処理液中 に鉄粉や研磨屑は全く認められなかった。
【0039】 第1実施例において回収タンク4の底壁を漏斗状に傾斜させて形成し、第2実 施例において第1サブタンク24の底壁を漏斗状に傾斜させて形成したが、回収 タンク4、第1サブタンク24の底壁をV字型に傾斜させて形成しても良く、或 いは1方向へのみ傾斜させて形成しても良い。 本考案に係る塗装前処理装置は、脱脂処理、化成処理、洗浄等、種々の塗装前 処理に使用することができる。
【0040】
【考案の効果】
以上説明したごとく、本考案に係るスプレー式塗装前処理装置においては、回 収タンクの底壁を傾斜させて形成し、スプレーブースから回収された処理液を回 収タンクヘ送る配管を回収タンクの底部まで導き、該配管の端部を回収タンクの 底部で下方へ差し向けるという簡単な機構により、塗装前処理部であるスプレー ブースへ還流する処理液からの固形粒子の除去を実現している。 本考案に係るスプレー式塗装前処理装置においては、回収タンクの傾斜した底 壁の下端部に堆積した固形粒子を処理液と共に配管を介して液濾過装置へ送り、 濾過装置で濾過された処理液をポンプを介して回収タンクへ還流させることによ り、回収タンクからの固形粒子だけの排出を実現している。 本考案に係るスプレー式塗装前処理装置においては、回収タンクの傾斜した底 壁の外面に磁石を取り付けることにより、回収タンクへ流入した処理液からの鉄 粉等の磁性体の固形粒子の除去率を向上させている。 本考案に係るスプレー式塗装前処理装置においては、スプレーブースから回収 された処理液を回収タンクヘ送る配管の径と回収タンクの径との比を0.1乃至 0.5に設定することにより、スプレー式塗装前処理装置の寸法の過大化の抑制 と処理液中の固形粒子の除去率の向上とを図っている。
【0041】 本考案に係るディップ式塗装前処理装置においては、第1サブタンクの底壁を 傾斜させて形成し、ディップ式処理槽からオーバーフローした処理液を第1サブ タンクヘ送る配管を第1サブタンクの底部まで導き、該配管の端部を第1サブタ ンクの底部で下方へ差し向けるという簡単な機構により、塗装前処理部であるデ ィップ式処理槽へ還流する処理液からの固形粒子の除去を実現している。 本考案に係るディップ式塗装前処理装置においては、第1サブタンクの傾斜し た底壁の下端部に堆積した固形粒子を処理液と共に配管を介して液濾過装置へ送 り、濾過装置で濾過された処理液をポンプを介して第1サブタンクへ還流させる ことにより、第1サブタンクからの固形粒子だけの排出を実現している。 本考案に係るディップ式塗装前処理装置においては、第1サブタンクの傾斜し た底壁の外面に磁石を取り付けることにより、第1サブタンクへ流入した処理液 からの鉄粉等の磁性体の固形粒子の除去率を向上させている。 本考案に係るディップ式塗装前処理装置においては、ディップ式処理槽からオ ーバーフローした処理液を第1サブタンクヘ送る配管の径と第1サブタンクの径 との比を0.1乃至0.5に設定することにより、ディップ式塗装前処理装置の 寸法の過大化の抑制と処理液中の固形粒子の除去率の向上とを図っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るスプレー式塗装前処
理装置の構成図である。
【図2】本考案の第2実施例に係るディップ式塗装前処
理装置の構成図である。
【図3】従来構造のスプレー式塗装前処理装置の構成図
である。
【図4】従来構造のディップ式塗装前処理装置の構成図
である。
【符号の説明】
1 スプレーブース 2 スプレーノズル 3、6、8、11、23、26、28、31 配管 4 回収タンク 5 サブタンク 7、12、27、32 ポンプ 9、29、フィルター 10、30 バルブ 13、33 磁石 21 ディップ式処理槽 24 第1サブタンク 25 第2サブタンク A 自動車車体
フロントページの続き (72)考案者 國久 伸一 東京都中央区日本橋2丁目16番9号 パー カーエンジニアリング株式会社内

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物への処理液の噴射が行われるス
    プレーブースと、スプレーブースから回収された処理液
    を貯留する回収タンクと、スプレーブースから回収され
    た処理液を回収タンクへ送る配管と、回収タンクからオ
    ーバーフローした処理液を貯留するサブタンクと、サブ
    タンク内の処理液をスプレーブースへ圧送するポンプと
    を備え、回収タンクの底壁が傾斜して形成され、スプレ
    ーブースから回収された処理液を回収タンクへ送る配管
    の端部が回収タンクの底部で下方ヘ差し向けられている
    ことを特徴とする塗装前処理装置。
  2. 【請求項2】 処理液中の固形粒子を除去する濾過装置
    と、回収タンクの底壁の下端部から濾過装置へ延びる配
    管と、濾過装置で濾過された処理液を回収タンクへ圧送
    するポンプとを備えることを特徴とする請求項1に記載
    の塗装前処理装置。
  3. 【請求項3】 回収タンクの傾斜した底壁の外面に磁石
    が取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の塗装前処理装置。
  4. 【請求項4】 スプレーブースから回収された処理液を
    回収タンクへ送る配管の径と回収タンクの径との比が
    0.1乃至0.5であることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れか1項に記載の塗装前処理装置。
  5. 【請求項5】 ディップ式処理槽と、ディップ式処理槽
    からオーバーフローした処理液を貯留する第1サブタン
    クと、ディップ式処理槽からオーバーフローした処理液
    を第1サブタンクへ送る配管と、第1サブタンクからオ
    ーバーフローした処理液を貯留する第2サブタンクと、
    第2サブタンク内の処理水をディップ式処理槽へ圧送す
    るポンプとを備え、第1サブタンクの底壁が傾斜して形
    成され、ディップ式処理槽からオーバーフローした処理
    液を第1サブタンクへ送る配管の端部が第1サブタンク
    の底部で下方へ差し向けられていることを特徴とする塗
    装前処理装置。
  6. 【請求項6】 処理液中の固形粒子を除去する濾過装置
    と、第1サブタンク底壁の下端部から濾過装置へ延びる
    配管と、濾過装置で濾過された処理液を第1サブタンク
    へ圧送するポンプとを備えることを特徴とする請求項5
    に記載の塗装前処理装置。
  7. 【請求項7】 第1サブタンクの傾斜した底壁の外面に
    磁石が取り付けられていることを特徴とする請求項5又
    は6に記載の塗装前処理装置。
  8. 【請求項8】 ディップ式処理槽からオーバーフローし
    た処理液を第1サブタンクへ送る配管の径と第1サブタ
    ンクの径との比が0.1乃至0.5であることを特徴と
    する請求項5乃至7の何れか1項に記載の塗装前処理装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3513362B2 (ja) 1997-08-01 2004-03-31 株式会社大気社 塗装前処理装置
JP7250722B2 (ja) 2020-03-31 2023-04-03 栗田工業株式会社 被塗装物の洗浄装置及び洗浄方法

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JP3513362B2 (ja) 1997-08-01 2004-03-31 株式会社大気社 塗装前処理装置
JP7250722B2 (ja) 2020-03-31 2023-04-03 栗田工業株式会社 被塗装物の洗浄装置及び洗浄方法

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