JP3040526B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

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JP3040526B2
JP3040526B2 JP3102127A JP10212791A JP3040526B2 JP 3040526 B2 JP3040526 B2 JP 3040526B2 JP 3102127 A JP3102127 A JP 3102127A JP 10212791 A JP10212791 A JP 10212791A JP 3040526 B2 JP3040526 B2 JP 3040526B2
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/04Introducing corrections for particular operating conditions
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    • F02D41/083Introducing corrections for particular operating conditions for idling taking into account engine load variation, e.g. air-conditionning
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02D41/30Controlling fuel injection
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    • F02D41/345Controlling injection timing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、マニュアル
トランスミッション車(MT車)においてギヤイン状態
からニュートラル状態に移行した時の回転の吹上りを抑
制制御するようなエンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジンの点火時期は吸入空気
量に応じて、良好なトルクが発生する時期に設定される
が、変速時にクラッチをOFFにして、アクセルを戻
し、スロットル弁が全閉になると、エンジンの回転が吹
上る(図3の点線b参照)。これは燃料噴射式のエンジ
ンは所定容積のサージタンクを有し、スロットル弁を全
閉にしてもスロットル弁下流のサージタンクのボリュー
ムにより、ある一定時間だけ空気が吸入されて、燃焼が
おこるからである。
【0003】上述の回転の吹上りを抑制するためには、
点火時期を遅角制御して、エンジンの回転を低下させる
とよいが、回転の吹上り量はエンジンのばらつきや経時
変化により異なるため、点火時期のリタード量を一律に
設定することは困難である。
【0004】例えば、経時劣化のないエンジンでは、燃
焼が良く吹上りやすいので、この経時劣化のないエンジ
ンに対応して、上述の点火時期のリタード量を大に設定
した場合には、経時劣化時に吹上り量の減少に応じて、
リタード量が過多となって、回転落ちが大となり、エン
ジンストップが生ずる問題点があり、逆に経時劣化大の
エンジンに対応して、上述の点火時期のリタード量を小
に設定した場合には、経時劣化小時に回転の吹上りを良
好に抑制することができない問題点があった。
【0005】一方、変速時に点火時期を遅角制御する従
来技術としては、例えば、特開昭62−58053号公
報に記載のものがあるが、この従来技術はオートマチッ
クトランスミッション車(AT車)において点火時期を
一律にリタードさせることで、変速ショックを抑制する
ものであるから、上述のギヤイン状態からニュートラル
状態への移行時における回転の吹上り抑制に適用するこ
とはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、ギヤイン状態からニュートラル状態に移行
した時の条件がアイドル状態と対応することに着目し、
上述の変速時における回転の吹上りを、エンジンストッ
プを招くことなく防止することができるエンジンの制御
装置の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、ギヤイン状態からニ
ュートラル状態への移行を検出するクラッチスイッチの
ばらつきを考慮して、ニュートラルへの移行時に点火時
期を徐々に遅角することで、半クラッチ時のトルクショ
ックを防止することができるエンジンの制御装置の提供
を目的とする。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、変速操
作によってギヤイン状態からニュートラル状態移行
た時点から所定期間は運転状態が本来フィードバック制
御すべき領域から外れても、アイドル回転数フィードバ
ック制御を継続することにより、変速時における回転の
吹上りを、エンジンストップを招くことなく防止するこ
とができるエンジンの制御装置の提供を目的とする
【0009】
【課題を解決するためのの手段】この発明の請求項1記
載の発明は、トランスミッションのギヤイン状態からニ
ュートラル状態への移行を検出するニュートラル検出手
段と、上記ニュートラル検出手段のニュートラル検出時
にエンジンに吸入される実空気量とアイドル回転を維持
するためのアイドル目標空気量との偏差を演算する演算
手段と、上記演算手段の演算結果に基づいて実空気量が
アイドル目標空気量に収束するように点火時期を遅角さ
せる遅角手段とを備えたエンジンの制御装置であること
を特徴とする。
【0010】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記ニュートラル検
出手段をクラッチスイッチで構成すると共に、上記クラ
ッチスイッチによるニュートラル検出時に点火時期を徐
々に遅角制御するエンジンの制御装置であることを特徴
とする。
【0011】この発明の請求項3記載の発明は、エンジ
ンの運転状態に基づいてフィードバック制御領域か否か
判定するフィードバック制御領域判定手段と、上記フィ
ードバック制御領域判定手段によりフィードバック制御
領域であることが判定された時、アイドル時実回転数
とアイドル目標回転数との偏差を演算する演算手段と、
上記演算手段の演算結果に基づいて実回転数がアイドル
目標回転数に収束するようにフィードバック制御するフ
ィードバック制御手段と、トランスミッションのギヤイ
ン状態からニュートラル状態への移行を検出するニュー
トラル検出手段と、上記ニュートラル検出手段によって
ギヤイン状態からニュートラル状態への移行が検出され
た時から所定時間は上記フィードバック領域判定手段の
判定結果にかかわらず上記フィードバック制御手段によ
るフィードバック制御を継続するフィードバック作動拡
大手段とを備えたエンジンの制御装置であることを特徴
とする
【0012】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明によれ
ば、上述のニュートラル検出手段がトランスミッション
のギヤイン状態からニュートラル状態への移行を検出し
た時、上述の演算手段が実空気量とアイドル目標空気量
との偏差を演算し、この演算結果に基づいて上述の遅角
手段は実空気量がアイドル目標空気量に収束するように
点火時期を遅角(リタード)させるので、経時劣化やエ
ンジンのばらつきにより回転の吹上り度合が変化して
も、上述の変速時における回転の吹上りを、エンジンス
トップを招くことなく、常に適切に防止することができ
る効果がある。
【0013】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のクラッ
チスイッチがニュートラル状態への移行を検出した時、
点火時期が徐々に遅角制御されるので、上述のクラッチ
スイッチに多少のばらつきがあっても、半クラッチ時の
トルクショックを良好に防止することができる効果があ
る。
【0014】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上述のフィードバック制御領域判定手段は、エンジンの
運転状態に基づいてフィードバック制御領域か否かを判
定し、このフィードバック制御領域判定手段によりフィ
ードバック制御領域であることが判定された時、上述の
演算手段はアイドル時の実回転数とアイドル目標回転数
との偏差を演算する。
【0015】またフィードバック制御手段は上述の演算
手段の演算結果に基づいて実回転数がアイドル目標回転
数に収束するようにフィードバック制御を実行するが、
上述のニュートラル検出手段でギヤイン状態からニュー
トラル状態への移行が検出された時から所定時間は、上
記フィードバック領域判定手段の判定結果にかかわら
ず、上述のフィードバック作動拡大手段がフィードバッ
ク制御手段によるフィードバック制御を継続する。
【0016】このように、変速操作によってギヤイン状
態からニュートラル状態に移行した時点から所定期間
は、運転状態が本来フィードバック制御すべき領域から
外れても、アイドル回転数フィードバック制御が継続さ
れる。
【0017】この結果、経時劣化やエンジンのばらつき
により回転の吹上り度合が変化しても、上述の変速時に
おける回転の吹上りを、エンジンストップを招くことな
く、常に適正に防止することができる効果がある。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はエンジンの制御装置を示し、図1におい
て、吸入空気を浄化するエアクリーナの後位にホットワ
イヤ式のエアフローセンサ1を接続して、このエアフロ
ーセンサ1で吸入空気量を検出すべく構成している。
【0019】上述のエアフローセンサ1の後位にはスロ
ットルボディ2を接続し、このスロットルボディ2内の
スロットルチャンバ3には、吸入空気量を制御するス
ロットル弁4を配設している。
【0020】そして、このスロットル弁4下流の吸気通
路には、所定容積を有する拡大室としてのサージタンク
5を接続し、このサージタンク5下流に吸気ポート6と
連通する吸気マニホルド7を接続すると共に、この吸気
マニホルド7にはインジェクタ8を配設している。
【0021】一方、エンジン9の燃焼室10と適宜連通
する上述の吸気ポート6および排気ポート11には、動
弁機構(図示せず)により開閉操作される吸気弁12と
排気弁13とをそれぞれ取付け、またシリンダヘッド1
4にはスパークギャップを上述の燃焼室10に臨ませた
点火プラグ15を取付けている。
【0022】上述の排気ポート11と連通する排気通路
16にO2 センサ17を配設すると共に、この排気通路
16の後位には有害ガスを無害化する触媒コンバータ1
8いわゆるキャタリストを接続している。
【0023】ところで、上述のスロットル弁4をバイパ
スするバイパス通路19を設け、このバイパス通路19
にはISC(アイドルスピードコントロール)機構とし
てのISCバルブ20を介設する一方、上述のスロット
ルボディ2にはスロットルセンサ21を配設している。
【0024】一方、CPU30は、マニュアルトランス
ミッションのギヤイン状態からニュートラル状態への移
行を検出するニュートラル検出手段としてのクラッチス
イッチ22からのクラッチOFF信号(ニュートラル検
出信号)、エアフローセンサ1からの吸入空気量Q、ス
ロットルセンサ21からのスロットル開度TVO、ディ
ストリビュータ23からのクランクアングル信号および
エンジン回転数Neの各信号入力に基づいて、ROM2
4に格納したプログラムに従って、イグナイタコイル2
5、点火プラグ15、インジェクタ8、ISCバルブ2
0を駆動制御し、またRAM26はエンジン回転数Ne
および充填効率CEに対応した基本点火時期IgB のマッ
プ(図示せず)、充填効率偏差ΔCEに対応する点火時
期リタード量IgR のマップ(図3の特性aに相当するマ
ップ)などの必要なデータを記憶する。
【0025】ここで、上述のCPU30は、上述のクラ
ッチスイッチ22のニュートラル検出時に実空気量つま
り充填効率CEとアイドル目標空気量(ID目標CE)
との偏差ΔCEを演算する演算手段(図2のフローチャ
ートにおける第9ステップ39参照)と、上述の演算手
段の演算結果に基づいて実空気量がアイドル目標空気量
に収束するように点火時期を遅角させる遅角手段(図2
のフローチャートにおける第10ステップ40および第
11ステップ41参照)とを兼ねる。
【0026】また、この実施例では上述の図3の特性a
に相当するマップ(図示せず)により、クラッチスイッ
チ22によるニュートラル検出時に点火時期リタード量
IgRを徐々に増加させることで、点火時期を徐々に遅角
制御するように構成している。
【0027】このように構成したエンジンの制御装置
(請求項1,2に相当する実施例)の動作を、図2のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0028】第1ステップ31で、CPU30はエアフ
ローセンサ1からの入力に基づいて吸入空気量Qの読取
りを実行し、次の第2ステップ32で、CPU30はデ
ィストリビュータ23からの入力に基づいてエンジン回
転数Neの読取りを実行する。
【0029】次に第3ステップ33で、CPU30は充
填効率CEをCE=Q/Neの演算式に基づいて演算
し、次の第4ステップ34で、CPU30は充填効率C
Eおよびエンジン回転数Neに対応するマップから基本
点火時期IgB の読取りを実行する。
【0030】次に第5ステップ35で、CPU30はエ
ンジン温度状態、エアコンディショナの状態その他から
アイドル目標回転数例えば800rpm を維持するのに
必要なアイドル目標空気量(ID目標CE)を演算す
る。
【0031】次に第6ステップ36で、CPU30はク
ラッチスイッチ22からの入力に基づいて今回ギヤイン
か否かを判定し、非ニュートラル時には第1ステップ3
1にリターン(点火は基本点火時期IgB に基づいて実行
される)する一方、ニュートラル時には次の第7ステッ
プ37に移行する。
【0032】上述の第7ステップ37で、CPU30は
前回ギヤインか否かを判定し、例えば2速または3速か
らニュートラルに移行した場合には次の第8ステップ3
8に移行する一方、ニュートラル継続時には次の第9ス
テップ39にスキップする。
【0033】上述の第8ステップ38で、CPU30は
点火時期遅角制御の実行カウンタをイニシャルセット
(C=20)した後に、次の第9ステップ39に移行
し、この第9ステップ39で、CPU30は現行の充填
効率CEからアイドル目標空気量(ID目標CE)を減
算して、充填効率偏差ΔCEを演算する。
【0034】次に第10ステップ40で、CPU30は
図3の特性aに相当するマップから点火時期リタード量
IgR の読取りを実行し、次の第11ステップ41で、C
PU30は基本点火時期IgB から点火時期リタード量Ig
R を減算して、最終点火時期Igを決定する。
【0035】次に第12ステップ42で、CPU30は
点火時期遅角制御の実行カウンタをディクリメント(C
=Ci−1)した後に、次の第13ステップ43に移行
し、この第13ステップ43で、CPU30はC=0か
否かを判定し、C≠0の時には上述の第9ステップ39
にリターンして、各ステップ39〜42による処理をC
=0になるまで繰返す一方、C=0になった時には第1
ステップ31にリターンする。
【0036】以上の動作を図3のタイムチャートに基づ
いて2速からニュートラル、ニュートラルから3速への
変速を例示して説明すると、時点t0から時点t1未満
の2速状態から時点t1においてニュートラル状態へ移
行した場合、充填効率CEとアイドル目標空気量(ID
目標CE)との差ΔCEを求め、この充填効率偏差ΔC
Eから図3に特性aで示す点火時期リタード量IgR を読
取る。
【0037】この点火時期リタード量IgR は図3の特性
aから明らかなように徐々に増大するので、最終点火時
期Igは徐々に遅角制御され、エンジン回転数Neは図3
に点線bで示す吹上り(空吹き)がなくなって実線の特
性dのようになる。なお、点火時期遅角制御の実行カウ
ンタCは時点t1〜時点t2までの時間より短い所定時
間tに設定されている。
【0038】以上要するに、図1、図2で示したエンジ
ンの制御装置(請求項1,2に相当する実施例によれば)
ニュートラル検出手段としてのクラッチスイッチ22が
マニュアルトランスミッションのギヤイン状態からニュ
ートラル状態への移行を検出した時、上述の演算手段
(第9ステップ39参照)が実空気量CEとアイドル目
標空気量(ID目標CE)との偏差ΔCEを演算し、こ
の演算結果に基づいて上述の遅角手段(第10ステップ
40および第11ステップ41参照)は実空気量CEが
アイドル目標空気量(ID目標CE)に収束するように
点火時期を遅角(リタード)させるので、経時劣化やエ
ンジンのばらつきにより回転の吹上り度合が変化して
も、上述の変速時における回転の吹上りを、エンジンス
トップを招くことなく、常に適切に防止することができ
る効果がある。
【0039】加えて、上述のクラッチスイッチ22がニ
ュートラル状態への移行を検出した時、点火時期リター
ド量IgR を徐々に増大(図3の特性a参照)して、最終
点火時期Igを徐々に遅角制御するので、上述のクラッチ
スイッチ22に多少のばらつきがあっても、半クラッチ
時のトルクショックを良好に防止することができる効果
がある。
【0040】図4はエンジンの制御装置の他の実施例
(請求項3に相当する実施例)を示すフローチャートであ
り、この場合も図1で示した回路装置を用いる。但し、
この実施例の場合には、上述のCPU30はエンジン9
の運転状態に基づいてフィードバック制御領域か否か判
定するフィードバック制御領域判定手段(図4に示すフ
ローチャートの第8ステップ58参照)と、上記フィー
ドバック制御領域判定手段(ステップ58参照)によりフ
ィードバック制御領域であることが判定された時、アイ
ドル時実回転数Neとアイドル目標回転数N(アイド
ル目標空気量はISCの目標回転数Nを維持するための
空気量に相当する)との偏差ΔNeを演算する演算手段
(図4のフローチャートの第11ステップ61参照)
と、この演算手段(ステップ61参照)の演算結果に基づ
いて実回転数Neがアイドル目標回転数Nに収束するよ
うに、点火時期を遅角させることで、フィードバック制
御するフィードバック制御手段(図4のフローチャート
の第12ステップ62および第13ステップ63参照)
と、ニュートラル検出手段としてのクラッチスイッチ2
によってギヤイン状態からニュートラル状態への移行
が検出された時から所定時間は上記フィードバック領域
判定手段(ステップ58参照)の判定結果にかかわらず上
記フィードバック制御手段(ステップ62,63参照)に
よるフィードバック制御を継続するフィードバック作動
拡大手段(図4のフローチャートの第7ステップ57お
よび第10ステップ60参照)とを兼ねる一方、RAM
26は図5に示すマップ(回転数偏差ΔNeに対する点
火時期のフィードバック補正量IgFBのマップ)などの必
要なデータやマップを記憶する。
【0041】このように構成したエンジンの制御装置
(請求項3に相当する実施例)の動作を、図4のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0042】第1ステップ51で、CPU30は吸入空
気量Q、エンジン回転数Neなどの必要な各種信号の読
取りを実行し、次の第2ステップ52で、CPU30は
充填効率CEをCE=Q/Neの演算式に基づいて演算
した後に、エンジン回転数Neおよび充填効率CEのマ
ップから基本点火時期IgB を読取る。
【0043】次に第3ステップ53で、CPU30はス
ロットルセンサ21からのスロットル開度(TVO)信号
に基づいてスロットル全閉か否かを判定し、TVO非全
閉時には次の第4ステップ54に移行し、この第4ステ
ップ54で、CPU30はイグナイタコイル25を介し
て点火プラグ15を駆動して、上述の基本点火時期IgB
で点火を実行する一方、TVO全閉時には別の第5ステ
ップ55に移行する。
【0044】この第5ステップ55で、CPU30はク
ラッチスイッチ22(ニュートラル検出手段)からの入力
に基づいて今回ギヤインか否かを判定し、非ニュートラ
ル時には上述の第4ステップ54に移行する一方、ニュ
ートラル時には次の第6ステップ56に移行する。
【0045】この第6ステップ56で、CPU30は前
回ギヤインか否かを判定し、例えば2速または3速から
ニュートラルに移行した場合には、YES判定により
の第7ステップ57に移行する一方、ニュートラル継続
時には、NO判定により別の第8ステップ58に移行す
る。
【0046】上述の第7ステップ57で、CPU30は
フィードバック制御手段の作動領域拡大カウンタ(フィ
ードバック制御継続用のカウンタ)をイニシャルセット
C=20する一方、上述の第8ステップ58で、CPU
30はエンジン回転数Neとアイドルフィードバック実
行回転数No(例えばアイドル目標回転数Nが約800
rpm の時にはアイドルフィードバック実行回転数Noは
約1200rpm に設定される)とを比較して、Ne<N
oの時には次の第9ステップ59に移行し、Ne>No
の時には別の第10ステップ60に移行する。
【0047】つまり、CPU30は第3ステップ53、
第5ステップ55、第8ステップ58でアイドルか否か
を判定し、アイドル時には上述の第9ステップ59に移
行した後に、次に述べるアイドル時の点火フィードバッ
クを実行する。
【0048】上述のアイドル時の点火フィードバックは
次のように行なわれる。すなわち、第9ステップ59
で、CPU30は点火時期のベースをずらすアイドルリ
タード量IgR を設定した後に、次の第11ステップ61
で、CPU30は実回転数Neとアイドル目標回転数N
(例えば約800rpm)との偏差ΔNeを演算する。
【0049】次に第12ステップ62で、CPU30は
図5のマップから偏差ΔNeに対応する点火時期のフィ
ードバック補正量IgFBを読取り、次の第13ステップ6
3で、CPU30は基本点火時期IgB とアイドルリター
ド量IgR とフィードバック補正量IgFBとを加算して、最
終点火時期Igを演算し、次の第4ステップ54で上述の
最終点火時期Igに基づいて点火を実行することにより、
実回転数Neがアイドル目標回転数Nに収束するように
点火フィードバックを実行する。
【0050】ところで、トランスミッションのギヤイン
状態からニュートラル状態への移行時には、上述の第7
ステップ57で、フィードバック制御手段の作動領域拡
大カウンタがイニシャルセット(C=20)されるの
で、実回転数Neがアイドルフィードバック実行回転数
Noより高い例えば2速または3速からニュートラルへ
の移行時には上述のカウンタCがC=0になるまで、本
来アイドル時にのみ実行される点火フィードバック(フ
ィードバック制御)が実行(継続)されることになる。
【0051】つまり、上述の第8ステップ58で、CP
U30は実回転数Neとアイドルフィードバック実行回
転数Noとを比較し、ギヤイン状態からニュートラル状
態への移行時にはNe>Noとなるので、次の第10ス
テップ60に移行する。
【0052】この第10ステップ60で、CPU30は
カウンタC≠0か否かを判定するが、先の第7ステップ
57でカウンタC=20に設定されているので、ギヤイ
ン状態からニュートラル状態への変速時においても、上
述の点火フィードバックが実行される。なお、上述のカ
ウンタはCPU内臓機能により順次ディクリメントされ
るので、このカウンタC=0になるまで、上述の点火フ
ィードバック(フィードバック制御)が実行(継続)され
る。
【0053】以上要するに、図4で示すエンジンの制御
装置(請求項3に相当する実施例)によれば、上述のフィ
ードバック制御領域判定手段(ステップ58参照)は、エ
ンジン9の運転状態に基づいてフィードバック制御領域
か否かを判定し、このフィードバック制御領域判定手段
(ステップ58参照)によりフィードバック制御領域であ
ることが判定された時、上述の演算手段(ステップ61
参照)はアイドル時の実回転数Neとアイドル目標回転
数Nとの偏差ΔNeを演算する。
【0054】またフィードバック制御手段(ステップ6
2,63参照)は上述の演算手段(ステップ61参照)の
演算結果に基づいて実回転数Neがアイドル目標回転数
Nに収束するようにフィードバック制御を実行するが、
上述のニュートラル検出手段(クラッチスイッチ22参
照)でギヤイン状態からニュートラル状態への移行が検
出された時から所定時間(カウンタCがC=20からC
=0になるまでの間)は、上記フィードバック領域判定
手段(ステップ58参照)の判定結果にかかわらず、上述
のフィードバック作動拡大手段(各ステップ57,60
参照)がフィードバック制御手段(各ステップ62,63
参照)によるフィードバック制御を継続する。
【0055】このように、変速操作によってギヤイン状
態からニュートラル状態に移行した 時点から所定期間
(カウンタCがC=20からC=0になるまでの間)は、
エンジンの運転状態が本来フィードバック制御すべき領
域から外れても、アイドル回転数フィードバック制御が
継続される。
【0056】この結果、経時劣化やエンジンのばらつき
により回転の吹上り度合が変化しても、上述の変速時に
おける回転の吹上りを、エンジンストップを招くことな
く、常に適正に防止することができる効果がある。
【0057】図6は特許請求の範囲(請求項1)に対応
する所謂クレーム対応図で、第1ステップS1でギヤイ
ン状態からニュートラル状態へ移行したか否かを判定
し、YES判定時には次の第2ステップS2でエンジン
に吸入される実空気量CEとアイドル回転を維持するた
めのアイドル目標空気量との偏差ΔCEを演算し、次の
第3ステップS3で上述の偏差ΔCEに基づいて実空気
量がアイドル目標空気量に収束するように点火時期を遅
角制御することで、上述の変速時における回転の吹上り
が、エンジンストップを招くことなく防止する。
【0058】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の請求項1記載のニュートラル検出
手段は、実施例のクラッチスイッチ22に対応し、以下
同様に、請求項1の演算手段は、図2の第9ステップ3
9に対応し、請求項1の遅角手段は、図2の第10ステ
ップ40および第11ステップ41に対応し、請求項3
のフィードバック制御領域判定手段は、図4の第8ステ
ップ58に対応し、請求項3の演算手段は、図4の第1
1ステップ61に対応し、請求項3のフィードバック制
御手段は、図4の第12ステップ62および第13ステ
ップ63に対応し、請求項3のニュートラル検出手段
は、クラッチスイッチ22に対応し、請求項3のフィー
ドバック作動拡大手段は、図4の第7ステップ57およ
び第10ステップ60に対応するも、この発明は、上述
の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエンジンの制御装置を示す系統図。
【図2】 点火時期遅角制御を示すフローチャート。
【図3】 タイムチャート。
【図4】 エンジンの制御装置の他の実施例を示すフロ
ーチャート。
【図5】 回転偏差に対するフィードバック補正量を示
すマップの説明図。
【図6】 クレーム対応図。
【符号の説明】
22…クラッチスイッチ(ニュートラル検出手段) 39…第9ステップ(演算手段) 40…第10ステップ(遅角手段) 41…第11ステップ(遅角手段) 57…第7ステップ(フィードバック作動拡大手段)58…第8ステップ(フィードバック制御領域判定手段) 60…第10ステップ(フィードバック作動拡大手段) 61…第11ステップ(演算手段) 62…第12ステップ(フィードバック制御手段) 63…第13ステップ(フィードバック制御手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02D 45/00 314 F02D 45/00 314M F02P 5/15 F02P 5/15 B (56)参考文献 特開 昭61−65033(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/00 - 41/40 F02D 43/00 - 45/00 F02P 5/145 - 5/155

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスミッションのギヤイン状態からニ
    ュートラル状態への移行を検出するニュートラル検出手
    段と、 上記ニュートラル検出手段のニュートラル検出時にエン
    ジンに吸入される実空気量とアイドル回転を維持するた
    めのアイドル目標空気量との偏差を演算する演算手段
    と、 上記演算手段の演算結果に基づいて実空気量がアイドル
    目標空気量に収束するように点火時期を遅角させる遅角
    手段とを備えたエンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】上記ニュートラル検出手段をクラッチスイ
    ッチで構成すると共に、上記クラッチスイッチによるニ
    ュートラル検出時に点火時期を徐々に遅角制御する請求
    項1記載のエンジンの制御装置。
  3. 【請求項3】エンジンの運転状態に基づいてフィードバ
    ック制御領域か否か判定するフィードバック制御領域判
    定手段と、 上記フィードバック制御領域判定手段によりフィードバ
    ック制御領域であることが判定された時、 アイドル時実回転数とアイドル目標回転数との偏差を
    演算する演算手段と、上記演算手段の演算結果に基づい
    て実回転数がアイドル目標回転数に収束するようにフィ
    ードバック制御するフィードバック制御手段と、 トランスミッションのギヤイン状態からニュートラル状
    態への移行を検出するニュートラル検出手段と、 上記ニュートラル検出手段によってギヤイン状態からニ
    ュートラル状態への移行が検出された時から所定時間
    は、上記フィードバック領域判定手段の判定結果にかか
    わらず上記フィードバック制御手段によるフィードバッ
    ク制御を継続するフ ィードバック作動拡大手段とを備え
    エンジンの制御装置。
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