JP3039601B2 - 液晶モニター用コネクタ装置 - Google Patents

液晶モニター用コネクタ装置

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JP3039601B2
JP3039601B2 JP6094890A JP9489094A JP3039601B2 JP 3039601 B2 JP3039601 B2 JP 3039601B2 JP 6094890 A JP6094890 A JP 6094890A JP 9489094 A JP9489094 A JP 9489094A JP 3039601 B2 JP3039601 B2 JP 3039601B2
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清治 高橋
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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ放送やビデオ再
生の映像の他、各種情報を画像表示する液晶モニター用
のコネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、グローバル・ポジショニング・シ
ステム(以下、GPSと略称する。)を利用したナビゲ
ーション・システムが自動車を中心に普及しつつある。
このカー・ナビゲーション・システムは、複数のGPS
衛星から送信されて来る位置情報及び時間情報に基づ
き、当該自動車の現在位置や移動方向を地図情報として
モニター画面に映し出すものであり、大別するとGPS
アンテナ,CD−ROMのディスクドライブ,GPS本
体,GPSモニターなどで構成されている。
【0003】前記GPSアンテナは複数のGPS衛星か
ら送信される位置情報及び時間情報のGPS信号を受信
してこれをGPS本体に出力し、ディスクドライブはC
D−ROMに収録された地図データの信号をGPS本体
に出力するようになっている。また、GPS本体は入力
したGPS信号に基づき当該自動車の現在位置等のナビ
ゲーション信号を生成すると共に、このナビゲーション
信号と地図データ信号とを合成してこれをGPSモニタ
ーに出力し、GPSモニターは合成された位置情報信号
及び地図データ信号に基づき当該自動車の現在位置や移
動方向を地図情報として画面に映し出すようになってい
る。
【0004】ここで前記GPSモニターとしては、テレ
ビ放送やビデオ再生の映像の他、各種情報を画像表示で
きる液晶モニターが一般に使用されるのであり、この場
合、液晶モニターは、情報量の多いナビゲーション信号
や地図データ信号を入力する関係で、一般にプラグジャ
ック式コネクタや挿抜式コネクタを介して多極ケーブル
によりGPS本体に接続される。そしてこのような液晶
モニターは、ドライバーから見易い位置、即ち運転席の
近傍にフリースタンドや自在屈曲棒を介して支持されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の液晶
モニターをテレビ放送やビデオ再生のモニターテレビと
して後部座席側や車外で使用する場合には、多極ケーブ
ルのコネクタを外し、かつフリースタンドや自在屈曲棒
との接続状態を解除して液晶モニターを取り外す必要が
あり、また取り付けに際してもフリースタンドや自在屈
曲棒と接続し、かつ多極ケーブルのコネクタを接続する
必要があってその着脱作業が甚だ面倒であった。
【0006】また、取り外された多極ケーブルのコネク
タは、単なるプラグジャック式コネクタや挿抜式コネク
タであって、接続ピンが露出状態となることから、接続
ピンに塵埃等が付着して再度接続する際に接触不良を起
こしたり、あるいは電源系統の接続ピンに不用意に接触
して感電する虞もあった。
【0007】さらに、液晶モニターと接続されるプラグ
ジャック式コネクタや挿抜式コネクタは、接続ピンのピ
ン数が多く比較的大型であって液晶モニターの外観を損
なうばかりか、ピン数の増加にも限度があってより多く
の信号伝達を行う余裕がないという問題もある。
【0008】そこで本発明は、液晶モニターの着脱作業
が簡単であり、液晶モニター側へ確実に信号伝達できる
と共に伝達信号の増加にも余裕をもって対応でき、しか
も感電の虞のない高い安全性及び良好な外観が得られる
液晶モニター用コネクタ装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
による液晶モニター用コネクタ装置は、請求項1に記載
のように、液晶モニターの下部に連設されたコネクタフ
レームと、液晶モニターの押込み操作に応じて上記コネ
クタフレームを一対の可動フックを介して着脱自在に連
結するコネクタボックスとを備え、上記1対の可動フッ
クを不動状態とすることにより、上記コネクタフレーム
とコネクタボックスとを連結するロック機構を設け、上
記ロック機構は、上記コネクタボックスに枢着されるロ
ックレバーと、このロックレバーに形成されたカム部に
リンク部材を介して連繋するスライダと、このスライダ
と上記可動フックとの間に介設され、ロックレバーのロ
ック位置ではスライダにより圧縮されて可動フックを不
動状態とするリターンスプリングとを備え、上記コネク
タボックス内には伝達信号を出力する複数の出力ピンを
ピンブロックに植設して設け、上記コネクタフレームに
はコネクタボックスと連結された状態で上記各出力ピン
に接続する複数の入力ピンをピンブロックに植設して設
けると共に、上記出力ピンまたは入力ピンのいずれか一
方は伸縮自在のスプリングコンタクトピンとし、他方は
このスプリングコンタクトピンと弾接状態で接続する受
けコンタクトピンとしたことを基本的手段としている。
【0010】また請求項2に記載のように、上記コネク
タボックスに、そのピンブロックを覆う一対のシャッタ
部材を配設し、このシャッタ部材は、コネクタフレーム
の挿入方向と直角な方向にスライド可能で且つ相互に閉
じ方向に付勢されているとともに、上記コネクタフレー
ムにはコネクタボックスに連結される際に上記一対のシ
ャッタ部材を開放するシャッタ開放部材を配設してい
【0011】請求項3に記載のように、上記一対のシャ
ッタ部材は、その下面に向かって付勢される係止爪部材
の頭部が臨む切欠き窓を相互の接合縁部にそれぞれ有
し、かつ上記係止爪部材の係合凹部に係脱自在に嵌合し
て一対のシャッタ部材を閉じ状態に保持する係合突起を
その下面にそれぞれ有する構造とし、上記シャッタ開放
部材は、上記係止爪部材の頭部を下方に押動してその係
合凹部と上記係合突起との嵌合状態を解除する頭部と、
上記切欠き窓内に進入して一対のシャッタ部材の接合縁
部を押し開く斜面部とを有する構造としている
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】このような手段を採用した請求項1記載の発明
では、コネクタボックに対し液晶モニターの下部を押込
み操作すると、液晶モニターの下部に連接されたコネク
タフレームが一対の可動フックと係合してコネクタボッ
クスに連結されることで液晶モニターがコネクタボック
スに装着され、同時にコネクタボックス側の複数の出力
ピンとコネクタフレーム側の複数の入力ピンとが接続さ
れてコネクタボックスから液晶モニターへの信号伝達が
可能となる。また、液晶モニターの装着状態でこれをコ
ネクタボックスに対して引張り操作すると、コネクタフ
レームは一対の可動フックとの係合状態が解除されてコ
ネクタボックスから取り外され、こうして液晶モニター
は自由に移動できるようになる。
【0015】ここで、前記コネクタボックス側の各出力
ピンとコネクタフレーム側の各入力ピンは、その一方が
スプリングコンタクトピンであり、その他方が受けコン
タクトピンであるから、両者は弾接状態で接続する。
【0016】また、以上の作用に加えて請求項1記載の
発明では、ロック機構をロック操作して可動フックを不
動状態とすると、コネクタボックスに連結されたコネク
タフレームはその連結状態が保持される。
【0017】さらに、以上の作用に加えて請求項2,3
記載の発明では、液晶モニターが取り外された状態でコ
ネクタボックス側のピンブロックが各出力ピンと共に一
対のシャッタ部材により覆われる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。図1は一実施例が適用されるカ
ー・ナビゲーション・システムの概略構成を示し、図中
符号1はGPSアンテナ,符号2はGPS本体,符号3
は中継ボックス,符号4はコネクタボックス,符号5は
フリースタンド、符号6は液晶モニター、符号7はコネ
クタフレームをそれぞれ示している。
【0019】GPSアンテナ1は、図示省略した自動車
のルーフなどに設置される比較的に偏平なものであり、
少なくとも3個のGPS衛星から送信されて来る位置情
報及び時間情報のGPS信号を受信してこれを出力ケー
ブル8によりその端部の中継コネクタ8aを介してGP
S本体2に出力する。
【0020】GPS本体2は、車室内の後部やドラーバ
ーズシート側方のコンソールボックス上などの適宜の箇
所に設置されるものであり、GPSアンテナ1から入力
したGPS信号に基づき当該自動車の現在位置等のナビ
ゲーション信号を生成するレシーバを内蔵している。ま
たこのGPS本体2は、図示省略したディスクドライブ
により再生されるCD−ROMの地図データ信号を入力
し、この地図データ信号と上記ナビゲーション信号とを
合成するディスプレイプロセッサーを内蔵し、その合成
信号を中継ボックス3に出力する。
【0021】中継ボックス3は、GPS本体2の上部に
着脱自在に接続されるもので、GPS本体2から入力し
た地図データ信号とナビゲーション信号との合成信号を
多極ケーブル9を介してコネクタボックス4に出力す
る。
【0022】コネクタボックス4は、図2ないし図6に
も示すように、合成樹脂製の上部構造体4a及び下部構
造体4bの上下合わせ構造からなる比較的に扁平な横長
長方形のものであり、その側面には前記多極ケーブル9
のコネクタプラグ9aが差し込まれる入力ジャック4c
が設けられている。そしてこのようなコネクタボックス
4の内部には、上記入力ジャック4cに接続されるプリ
ント基板10が組み込まれ、このプリント基板10上に
は出力ピンとしての多数のスプリングコンタクトピン1
1を植設したピンブロック12が固定されている(図7
参照)。
【0023】フリースタンド5は、ダッシュ・ボード上
に固定される固定ベース5aに対して首振り揺動自在に
連結されたボールステー5bを有するもので、このボー
ルステー5bの上端には前記コネクタボックス4を接続
するための接続ベース5cが設けられている。
【0024】液晶モニター6は、その下部にコネクタフ
レーム7が連設されたもので、このコネクタフレーム7
を介してコネクタボックス4に装着されることで、フリ
ースタンド6を介して任意所定の首振り揺動姿勢に支持
される。そしてこの液晶モニター6は、後述するように
コネクタボックス4からコネクタフレーム7を介して入
力する地図データ信号とナビゲーション信号との合成信
号に基づき、当該自動車の現在位置や移動方向を地図情
報として液晶画面6aに映し出す。
【0025】なお、前記液晶モニター6は、図示省略し
たテレビアンテナからGPS本体2に入力されるVH
F,UHFの信号に応じてテレビ放送も受信でき、また
単独でも付属のロッドアンテナ6bを使用してテレビ放
送を受信したり、あるいはビデオ入力によりビデオの再
生できるようになっている。
【0026】コネクタフレーム7は、図8ないし図11
に示すように、前記コネクタボックス4に対応した平面
視横長長方形をなす比較的に扁平な形状の合成樹脂製の
ものであり、左右の側面にはそれぞれ係合孔7a,7a
(一方は図示省略)が形成され、また下面には周壁部7
bを残して凹部7cが形成されている。そしてこのよう
なコネクタフレーム7の凹部7c内には、図7に示すよ
うに、入力ピンとしての多数の受けコンタクトピン13
を植設したピンブロック14が設置されている。
【0027】図12は、前記コネクタボックス4側のピ
ンブロック12に植設されたスプリングコンタクトピン
11及びコネクタフレーム7側のピンブロック14に植
設された受けコンタクトピン13を拡大表示したもの
で、スプリングコンタクトピン11は、本体11aに抜
止めされた状態で内蔵するコイルスプリング11bによ
り突出方向に付勢された伸縮自在のコンタクトピン11
cを有し、一方、受けコンタクトピン13は、上記コン
タクトピン11cの半球形の頭部に対応した球面凹部1
3aを有している。
【0028】ここで、図2に示すように、前記コネクタ
ボックス4における上部構造体4aの上面中央部には、
前記ピンブロック12を覆う前後一対のシャッタ部材1
5,15が付設されると共に、この中央部を除いた上面
には、前記コネクタフレーム7の周壁部7bが挿入され
る凹部4dが形成されている。そして前記コネクタフレ
ーム7の左右の係合孔7a,7a(一方は図示省略)に
着脱自在に係合する左右一対の可動フック16,16が
上記凹部4d内に臨んで付設されている。
【0029】また、コネクタボックス4における上部構
造体4aの上面の背面側の箇所には、前記液晶モニター
6の背面を案内するガイド突起4eが突設され、コネク
タボックス4における下部構造体4bの正面には、後述
するロック機構のロックレバー17が枢着されている。
そしてこの下部構造体4bの背面には、前記フリースタ
ンド5の接続ベース5cが差込み固定されるスリット孔
4fが形成されている(図6参照)。
【0030】図13ないし図19は、前記一対のシャッ
タ部材15,15を代表してその一方を詳細に示してい
る。このシャッタ部材15,15は、ジュラコンを素材
として横長長方形の薄板状に形成されたもので、その下
面には左右方向中央部に位置してバネ受け部15aが突
設され、その下端部背面側にはバネ受け溝15bが形成
されている。またシャッタ部材15の相互の接合縁部1
5cには切欠き窓15d,15dが両端部に位置して形
成され、この切欠き窓15d,15dに隣接してその下
面には係合突起15e,15eが突設されている。な
お、上記接合縁部15cには、図17に示すような台形
断面の凸条15fが左半分に形成され、右半分には図1
7に示すような上記凸条15fに対応した凹溝15gが
形成されている。
【0031】このようなシャッタ部材15,15は、図
20にも示すように、接合縁部15c,15cが相互に
対面する向い合わせに配置して相互に接離自在にコネク
タボックス4の上部構造体4aのガイド凹部4g内に載
置される。そしてこの前後一対のシャッタ部材15,1
5は、そのバネ受け溝15b,15bに一端部がそれぞ
れ係止され、他端部が上部構造体4aの適所にそれぞれ
係止されたひげバネ18,18により相互に閉じ方向に
常時付勢され、接合縁部15c,15cの凸条15fと
凹溝15gとが嵌合してピンブロック12の上方を覆っ
ている。
【0032】また、前述のように閉じ方向に常時付勢さ
れたシャッタ部材15,15を閉じ状態に保持すべく、
一対の係止爪部材19,19(一方は図示省略)がコネ
クタボックス4の上部構造体4a内に設けられている
(図21参照)。この係止爪部材19,19は、シャッ
タ部材15,15の両端部に対応した位置に配置されて
コイルスプリング20,20(一方は図示省略)により
上方に付勢されるもので、シャッタ部材15,15の切
欠き窓15d,15d内に臨む頭部19aと、シャッタ
部材15,15の係合突起15e,15eが嵌合する係
合凹部19b,19bとを有している。
【0033】一方、前記コネクタフレーム7の凹部7c
内には、前記係止爪部材19,19に対応した位置にシ
ャッタ開放部材21,21(一方は図示省略)が設置さ
れている。このシャッタ開放部材21は、シャッタ部材
15,15の切欠き窓15d,15d内に進入して係止
爪部材19の頭部19aを下方に押動可能な半円形の頭
部21aを下端に有する概略逆三角形の板状のものであ
り、頭部21aに連続する両斜面部21b,21bが上
記切欠き窓15d,15d内に進入することでシャッタ
部材15,15を斜面部21b,21bに沿って前後に
押し開き、斜面部21b,21bに連続する両平行部2
1c,21cが上記切欠き窓15d,15d内に進入す
ることでシャッタ部材15,15を開放状態に保持する
ようになっている。
【0034】図22ないし図26は、前記可動フック1
6,16及びロックレバー17が付設されたコネクタボ
ックス4の下部構造体4bを示している。ここで可動フ
ック16,16は、図22及び図26に示すように、上
下方向中間部が前後方向に延びる枢軸22,22を介し
て下部構造体4bに回動自在に支持され、その下端部が
下部構造体4bのガイド溝4g内に収容されたリターン
スプリング23,23によりそれぞれ左右外方に付勢さ
れることで起立状態に保持されている。そして上記リタ
ーンスプリング23,23に抗して左右方向外方に回動
可能な可動フック16,16の上端部の内面側には、前
記コネクタフレーム7の係合孔7aに係合する係合突部
16a,16aが形成されている。
【0035】ここで前記リターンスプリング23,23
は、前記可動フック16,16の下端部と下部構造体4
bのガイド溝4g内に摺動自在に設置されたスライダ2
4,24との間に設置されるもので、このスライダ2
4,24は、中央部で屈曲可能に枢支連結された左右一
対のリンク部材25,25の左右両端部にそれぞれ枢着
されている。
【0036】一方、前記ロックレバー17は、下部構造
体4bの左右方向略中央部の位置にて枢軸26により前
後方向に回動自在に支持されており、その枢軸26付近
にはカム部17aが形成されている。このカム部17a
はロックレバー17を前方へ押動すると前記リンク部材
25,25の中央部を前方に押動してその両端部に枢支
したスライダ24,24をガイド溝4h,4hに沿って
左右方向外方に移動させ、ロックレバー17が下部構造
体4bの正面に沿うロック位置に至ると前記リンク部材
25,25の中央部を円弧状凹部17b内に係止するよ
うになっている。
【0037】即ち、ロックレバー17が下部構造体4b
の正面に沿うロック位置にあるときは、スライダ24,
24が左右方向外方に移動してリターンスプリング2
3,23を圧縮し、可動フック16,16の回動を不動
としてロック作用するのであり、ロックレバー17が手
前に引き操作されると、リターンスプリング23,23
の圧縮状態が解除されて可動フック16,16がリター
ンスプリング23,23に抗して回動自在なロック解除
状態となる。
【0038】次に、このように構成された一実施例の液
晶モニター用コネクタ装置につき、その作用を説明す
る。まず、コネクタボックス4は、その背面のスリット
孔4fにフリースタンド5の接続ベース5cを差込み固
定することでフリースタンド5を介して任意所定の首振
り揺動姿勢に支持しておき、その入力ジャック4cに多
極ケーブル9のコネクタプラグ9aを差込み接続してお
く。なお、コネクタボックス4のロックレバー17は、
これを手前に引いてロック解除位置としておく。
【0039】このような準備状態で、液晶モニター6の
下部に連設されたコネクタフレーム7をコネクタボック
ス4に対して押込み操作する。即ち、液晶モニター6の
背面コネクタボックス4のガイド突起4eに案内させつ
つコネクタフレーム7の周壁部7bをコネクタボックス
4の凹部4d内に押込み操作するのである。
【0040】すると、まず最初にコネクタフレーム7側
のシャッタ開放部材21,21の頭部21a,21aが
コネクタボックス4側のシャッタ部材15,15の切欠
き窓15d,15d内に進入して係止爪部材19,19
の頭部19a,19aを下方に押動する。そこで、係止
爪部材19,19の係合凹部19b,19bとシャッタ
部材15,15の係合突起15e,15eとの係合状態
が解除されてシャッタ部材15,15はひげバネ18の
付勢力に抗して前後に移動自在となる。
【0041】続いてシャッタ開放部材21,21の斜面
部21b,21bがシャッタ部材15,15の係合突起
15e,15e内に進入することで、シャッタ部材1
5,15は上記斜面部21b,21bに沿って前後に押
し開かれ、さらに上記斜面部21b,21bに連続する
平行部21c,21cが上記切欠き窓15d,15d内
に進入することでシャッタ部材15,15は開放状態に
保持されるのであり、こうしてコネクタボックス4内に
設置されたピンブロック12が露出する。
【0042】そこで、コネクタフレーム7側のピンブロ
ック14に植設された多数の受けコンタクトピン13の
球面凹部13aが、コネクタボックス4側のピンブロッ
ク12に植設された多数のスプリングコンタクトピン1
1におけるコンタクトピン11cの球面状の頭部をコイ
ルスプリング11bに抗して押圧しつつこれに弾接す
る。
【0043】一方、コネクタフレーム7の周壁部7b
は、その左右の側面が可動フック16,16の上端部を
左右に押し広げつつコネクタボックス4の凹部4d内に
挿入されるのであり、やがて可動フック16,16の係
合突部16a,16aがコネクタフレーム7の係合孔7
aに係合することでコネクタフレーム7はコネクタボッ
クス4に連結される。そこで、ロックレバー17を下部
構造体4bの正面に沿うロック位置に押動操作すると、
リターンスプリング23,23が圧縮されて可動フック
16,16の回動が不動となり、液晶モニター6はコネ
クタフレーム7を介してコネクタボックス4上に強固に
装着される。
【0044】即ち、本実施例によれば、液晶モニター6
の下部に連設されたコネクタフレーム7をコネクタボッ
クス4に対して押し込み操作するだけで、液晶モニター
6はコネクタボックス4に簡単に装着され、フリースタ
ンド6を介して任意所定の首振り揺動姿勢に支持される
と共に、GPS本体2から中継ボックス3,多極ケーブ
ル9を経由してコネクタボックス4に入力される信号が
液晶モニター6に伝達されるのである。
【0045】ここで前述のように、コネクタボックス4
側のピンブロック12に植設された多数のスプリングコ
ンタクトピン11とコネクタフレーム7側のピンブロッ
ク14に植設された多数の受けコンタクトピン13と
は、上下方向に弾接状態で接続するので、コネクタボッ
クス4とコネクタフレーム7との連結状態が上下方向に
多少ラフであっても、コネクタボックス4から液晶モニ
ター6への信号伝達は確実に行われる。
【0046】また、このような信号伝達を担うスプリン
グコンタクトピン11及び受けコンタクトピン13は、
それぞれピンブロック12,ピンブロック14に植設さ
れた多数のものであるから、伝達信号の増加にも余裕を
もって対応することができる。
【0047】さらに、多数のスプリングコンタクトピン
11を植設したピンブロック12ははコネクタボックス
4内に設置され、多数の受けコンタクトピン13を植設
したピンブロック14はコネクタフレーム7内に設置さ
れており、外部に露出しないので良好な外観を得ること
ができる。
【0048】ここで、液晶モニター6をテレビ放送やビ
デオ再生のモニターテレビとして後部座席側や車外で使
用するためコネクタボックス4から取り外すには、ロッ
クレバー17を手前に引いてロック解除位置とした上
で、液晶モニター6をコネクタボックス4に対して引張
り操作すればよい。そうすることで可動フック16,1
6が左右方向外方に回動して係合孔7aとの係合が外
れ、コネクタボックス4とコネクタフレーム7との連結
が解除されて液晶モニター6は自由に移動できるように
なる。
【0049】こうしてコネクタボックス4から液晶モニ
ター6が取り外されると、ひげバネ18,18により閉
じ方向に付勢された前後一対のシャッタ部材15,15
が閉じ、その接合縁部15c,15cの凸条15fと凹
溝15gとが嵌合してピンブロック12の上方を覆うの
であり、ピンブロック12に植設された多数のスプリン
グコンタクトピン11に塵埃等が付着して接触不良を起
こす事態が未然に防止される。
【0050】なお本実施例においては、コネクタボック
ス4をフリースタンド5上に支持するようにしたが、中
継ボックス3を省略してコネクタボックス4をGPS本
体2上に連設するようにしてもよい。この場合、GPS
本体2からコネクタボックス4への信号伝達は外部の多
極ケーブル9を介して行ってもよいし、あるいは内部配
線によって行ってもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したとおり請求項1記載の発明
によれば、コネクタボックスに対し液晶モニターの下部
を押込み操作するだけでコネクタフレームがコネクタボ
クスに連結されて液晶モニターがコネクタボックスに装
着され、同時にコネクタボックス側の各出力ピンとコネ
クタフレーム側の各入力ピンとが相互に接続されてコネ
クタボックスから液晶モニターへの信号伝達が可能とな
る。また、液晶モニターをコネクタボックスに対して引
張り操作するだけでコネクタフレームとコネクタボック
スとの連結が外れて液晶モニターが移動自由となるので
あり、液晶モニターの着脱作業を簡単に行うことができ
る。
【0052】また、前記各出力ピン及び各入力ピンは、
その一方がスプリングコンタクトピンとされ、その他方
が受けコンタクトピンとされており、両者は弾接状態で
接続するから、コネクタボックスから液晶モニターへ確
実に信号を伝達することができる。また前記各出力ピン
及び各入力ピンは、それぞれピンブロックに植設された
複数のものであるから、伝達信号の増加にも余裕をもっ
て対応することができる。
【0053】さらに、前記各出力ピンを植設したピンブ
ロックはコネクタボックス内に設置され、前記各入力ピ
ンを植設したピンブロックは液晶モニターの下部に連設
されたコネクタフレーム内に設置されており、コネクタ
ボックスに液晶モニターが装着された状態ではこれらの
ピンブロックが外部に露出しないので、良好な外観を得
ることができる。
【0054】さらに、ロック機構をロック操作して可動
フックを不動状態とすることにより、コネクタボックス
に対するコネクタフレームの連結状態、即ち液晶モニタ
ーの装着状態を確実に保持することができる。
【0055】また以上の作用効果に加え、請求項2,3
記載の発明によれば、液晶モニターをコネクタボックス
から取り外すと、コネクタボックス側のピンブロックが
各出力ピンと共に一対のシャッタ部材に覆われるので、
各出力ピンに塵埃等が付着して接触不良を起こす事態を
未然に防止することができると共に、電源系統の接続ピ
ンに不用意に接触して感電するのを未然に防止して高い
安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用されるカー・ナビゲー
ション・システムの概略全体構成を示す斜視図である
【図2】一実施例におけるコネクタボックスの平面図で
ある。
【図3】一実施例におけるコネクタボックスの正面図で
ある。
【図4】一実施例におけるコネクタボックスの左側面図
である。
【図5】一実施例におけるコネクタボックスの右側面図
である。
【図6】一実施例におけるコネクタボックスの底面図で
ある。
【図7】一実施例における入力側及び出力側のピンブロ
ックの斜視図である。
【図8】一実施例におけるコネクタフレームの正面図で
ある。
【図9】一実施例におけるコネクタフレームの平面図で
ある。
【図10】一実施例におけるコネクタフレームの底面図
である。
【図11】一実施例におけるコネクタフレームの右側面
図である。
【図12】一実施例におけるスプリングコンタクトピン
及び受けコンタクトピンの拡大図である。
【図13】一実施例におけるシャッタ部材の平面図であ
る。
【図14】一実施例におけるシャッタ部材の正面図であ
る。
【図15】一実施例におけるシャッタ部材の底面図であ
る。
【図16】一実施例におけるシャッタ部材の右側面図で
ある。
【図17】図14のXVII−XVII線に沿う拡大断
面図である。
【図18】図14のXVIII−XVIII線に沿う拡
大断面図である。
【図19】図14のXIX−XIX線に沿う拡大断面図
である。
【図20】一実施例におけるコネクタボックス及びコネ
クタフレームの左右方向中央部の縦断面図である。
【図21】一実施例におけるコネクタボックス及びコネ
クタフレームの左右方向端部付近の縦断面図である。
【図22】一実施例におけるコネクタボックスの下部構
造体の平面図である。
【図23】一実施例におけるコネクタボックスの下部構
造体の正面図である。
【図24】一実施例におけるコネクタボックスの下部構
造体の左側面図である。
【図25】一実施例におけるコネクタボックスの下部構
造体の右側面図である。
【図26】一実施例におけるコネクタボックスの下部構
造体の断面図である。
【符号の説明】
1 GPSアンテナ 2 GPS本体 3 中継ボックス 4 コネクタボックス 4a 上部構造体 4b 下部構造体 4c 入力ジャック 4d 凹部 4e ガイド突起 4f スリット孔 4g ガイド凹部 4h ガイド溝 5 フリースタンド 5a 固定ベース 5b ボールステー 5c 接続ベース 6 液晶モニター 6a 液晶画面 6b ロッドアンテナ 7 コネクタフレーム 7a 係合孔 7b 周壁部 7c 凹部 8 出力ケーブル 8a 中継コネクタ 9 多極ケーブル 9a コネクタプラグ 10 プリント基板 11 スプリングコンタクトピン 11a 本体 11b コイルスプリング 11c コンタクトピン 12 ピンブロック 13 受けコンタクトピン 13a 球面凹部 14 ピンブロック 15 シャッタ部材 15a バネ受け部 15b バネ受け溝 15c 接合縁部 15d 切欠き窓 15e 係合突起 15f 凸条 15g 凹溝 16 可動フック 16a 係合突部 17 ロックレバー 17a カム部 17b 円弧状凹部 18 ひげバネ 19 係止爪部材 19a 頭部 19b 係合凹部 20 コイルスプリング 21 シャッタ開放部材 21a 頭部 21b 斜面部 21c 平行部 22 枢軸 23 リターンスプリング 24 スライダ 25 リンク部材 26 枢軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−66853(JP,A) 特開 平5−109252(JP,A) 特開 平2−7376(JP,A) 実開 平5−2486(JP,U) 実開 昭53−11593(JP,U) 実開 平5−61975(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/08 H01R 13/52 H01R 13/629 - 13/639

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶モニターの下部に連設されたコネク
    タフレームと、液晶モニターの押込み操作に応じて上記
    コネクタフレームを一対の可動フックを介して着脱自在
    に連結するコネクタボックスとを備え、上記1対の可動フックを不動状態とすることにより、上
    記コネクタフレームとコネクタボックスとを連結するロ
    ック機構を設け、 上記ロック機構は、上記コネクタボックスに枢着される
    ロックレバーと、このロックレバーに形成されたカム部
    にリンク部材を介して連繋するスライダと、このスライ
    ダと上記可動フックとの間に介設され、ロックレバーの
    ロック位置ではスライダにより圧縮されて可動フックを
    不動状態とするリターンスプリングとを備え、 上記コネクタボックス内には伝達信号を出力する複数の
    出力ピンをピンブロックに植設して設け、上記コネクタ
    フレームにはコネクタボックスと連結された状態で上記
    各出力ピンに接続する複数の入力ピンをピンブロックに
    植設して設けると共に、 上記出力ピンまたは入力ピンのいずれか一方は伸縮自在
    のスプリングコンタクトピンとし、他方はこのスプリン
    グコンタクトピンと弾接状態で接続する受けコンタクト
    ピンとしたことを特徴とする液晶モニター用コネクタ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記コネクタボックスに、そのピンブロ
    ックを覆う一対のシャッタ部材を配設し、このシャッタ
    部材は、コネクタフレームの挿入方向と直角な方向にス
    ライド可能で且つ相互に閉じ方向に付勢されているとと
    もに、上記コネクタフレームにはコネクタボックスに連
    結される際に上記一対のシャッタ部材を開放するシャッ
    タ開放部材を配設したことを特徴とする請求項1に記載
    の液晶モニター用コネクタ装置。
  3. 【請求項3】 上記一対のシャッタ部材は、その下面に
    向かって付勢される係止爪部材の頭部が臨む切欠き窓を
    相互の接合縁部にそれぞれ有し、かつ上記係止爪部材の
    係合凹部に係脱自在に嵌合して一対のシャッタ部材を閉
    じ状態に保持する係合突起をその下面にそれぞれ有する
    構造とし、 上記シャッタ開放部材は、上記係止爪部材の頭部を下方
    に押動してその係合凹 部と上記係合突起との嵌合状態を
    解除する頭部と、上記切欠き窓内に進入して一対のシャ
    ッタ部材の接合縁部を押し開く斜面部とを有する構造と
    したことを特徴とする請求項2に記載の液晶モニター用
    コネクタ装置。
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