JP3039544B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化合物半導体装置
及びその製造方法に関し、特に多段リセス構造を有する
半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゲート耐圧の向上,ソース抵抗の低減,
短チャネル効果抑制,表面効果の抑制などのため、HJ
FETでLDD構造を実現しようとしたとき、多段のリ
セス構造をとる必要があり、従来は、リセスエッチを2
回の目合わせで個々に行っていた。また、特開平4−1
37737号公報にあるように多層マスクを用いて選択
的にマスクをサイドエッチすることにより、横方向の制
御性を向上させて2段リセス構造を実現していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2段リ
セスを2回の目合わせで行った場合、目合わせずれが問
題となり、ゲートとn+領域との距離の制御や短縮が困
難であった。また、特開平4−137737号公報にあ
るように多層マスクを用いて横方向の制御性を向上させ
たとしても、リセスエッチングの際に横方向にもエッチ
ングが入ってしまい、短ゲート化やリセス巾の制御性に
問題があった。
【0004】さらにリセスエッチングの際の深さ方向を
考えたとき、1段目のリセス深さや2段目のリセス深さ
が、時間制御となり、再現性や制御性に問題があり、均
一性が悪くなってしまうという問題があった。
【0005】本発明の目的は、リセス巾及びリセス深さ
を制御性良く作製できる半導体装置およびその製造方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置は、半導体多層構造を有す
る半導体装置であって、半導体多層構造は、化合物半導
体の導電層上に第1のリセスエッチングストッパー層を
設け、該リセスエッチングストッパー上に第1の半導体
層を設け、該第1の半導体層上に第2のリセスエッチン
グストッパー層を設け、該第2のリセスエッチングスト
ッパー層上に第2の半導体層を設けたものである。
【0007】また前記第1および第2の半導体層とし
て、GaAs,InAs,AlxGa1 -xAs(0≦x<
1),AlyIn1-yAs(0≦y<1),InP,Ga
P,およびこれらの化合物から構成される化合物半導体
を用いたものである。
【0008】また第1および第2のエッチングストッパ
ー層として、AlAs、あるいはAlxGa1-xAsの組
成より高いAl組成のAlzGa1-zAs(0<z≦
1),AlyIn1-yAsより高いAl組成のAlwIn
1-wAs(0<w≦1)を用いたものである。
【0009】また、(100)基板上に形成された半導
体装置であり、半導体多層構造に設けられるゲートは、
(011)に平行であり、リセスエッチング面は、(1
00)面と(111)面により構成されるものである。
【0010】また本発明に係る半導体装置の製造方法
は、マスク形成工程と、パターニング工程と、第1の異
方性エッチング工程と、第2の異方性エッチング工程と
を含む、半導体多層構造を有する半導体装置の製造方法
であって、半導体多層構造は、化合物半導体の導電層上
に設けた第1のリセスエッチングストッパー層と、前記
第1のリセスエッチングストッパー上に設けた第1の半
導体層と、前記第1の半導体層上に設けた第2のリセス
エッチングストッパー層と、前記第2のリセスエッチン
グストッパー層上に設けた第2の半導体層を有するもの
であり、マスク形成工程は、半導体多層構造上にエッチ
ングレートの異なる第1のマスク層と第2のマスク層を
設ける処理であり、パターニング工程は、第2のマスク
層のパターニングを行い、これを用いて第1のマスク層
のパターニングを行う処理であり、第1の異方性エッチ
ング工程は、この第1および第2のマスク層を用いて第
1の半導体層を第2のリセスエッチングストッパー層ま
で異方性エッチングする処理であり、第2の異方性エッ
チング工程は、開口部分のリセスエッチングストッパー
層を除去し、さらに第1のマスク層の開口幅をサイドエ
ッチングにより選択的に広げた後に、第1および第2の
リセスエッチングストッパー層まで第2の半導体層およ
び第1の半導体層の異方性エッチングを行う処理であ
る。
【0011】また第1および第2の半導体層を異方性エ
ッチングするエッチング液として、クエン酸水溶液と過
酸化水素水の混合液からなるエッチング液を用いるもの
である。
【0012】
【作用】半導体多層構造上にエッチングレートの異なる
第1のマスク層9と第2のマスク層10を設け(図1
(b))、第2のマスク層10をパターニングし、その
パターニングされた第2のマスク層10を用いて第1の
マスク層9のパターニングを行う。この第1および第2
のマスク層9,10を用いて第2の半導体層8を第2の
リセスエッチングストッパー層7まで異方性エッチング
する。
【0013】第2のリセスエッチングストッパー層7ま
で異方性エッチングする際に、クエン酸水溶液と過酸化
水素水の混合液からなるエッチング液を用いる。クエン
酸系エッチング液は、GaAsなどの半導体層とAlA
sなどのストッパー層を選択的にエッチングすることが
可能であるばかりでなく、(111)B面のエッチング
速度が極端に小さく抑えられるため、これを半導体多層
構造のエッチングに用いれば、横方向はサイドエッチが
ほとんど入らず(111)Bで決まり、深さ方向はスト
ッパー層7で決まるエッチングが可能となる。
【0014】上述したエッチング法を用いることによ
り、1段目の深さおよび開口幅は、第2のマスク層2の
寸法とストッパー層7の位置で決まり、エッチング時間
にほとんど依存しなくなる。
【0015】さらにゲートを(011)に平行にとるこ
とにより、開口形状は(111)B面で律速されるた
め、2段目の開口は、第2のマスク層9の寸法より細く
することが可能である(図2(e))。
【0016】その後、開口部分のリセスエッチングスト
ッパー層7を除去し、さらに第1のマスク層9の開口巾
をサイドエッチングにより選択的に広げた後に、第1お
よび第2のリセスエッチングストッパー層5,7まで第
2の半導体層8および第1の半導体層6の異方性エッチ
ングを再度クエン酸系エッチング液で行う(図3
(i))。
【0017】この際、第2の半導体層8はストッパー層
7の存在により開口部分だけが削れるので、容易に2段
リセス形状が作成できる。2段目の開口巾は最初の1段
目のリセス巾ですでに決まっており、ゲートを(01
1)に平行にとることにより1段目のリセスエッチで細
くなった開口巾は、2段目のエッチングでさらに細くな
る。
【0018】第1の半導体層のキャリア濃度を第2の半
導体層のキャリア濃度より小さくしておき、ゲート電極
と第1の半導体層を短絡させ、第2の高濃度の半導体層
と距離をとることにより、ゲートラグ等の表面の影響を
回避しつつ、高いドレイン耐圧を得ることができる。し
かもそれが容易に自己整合的に作製できる。横方向の2
段目のリセス巾は、最初のマスク開口の巾と第1と第2
の半導体層の厚さで決まり、エッチング深さ方向に関し
てもストッパー層の深さで決まる。1段目のリセス巾は
第1のマスク層のサイドエッチ量で制御でき、その深さ
はストッパー層で決定される。このため、しきい値電圧
Vtの制御性,均一性,再現性が向上する。また、ゲー
トを(011)に平行にとった場合、第1および第2の
半導体層の厚さで制御される量だけマスク寸法からの短
チャネル化を図れるので、デバイス特性の向上にもつな
がる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態をヘテロ
接合形電界効果トランジスタを例にとり、図1〜図3を
用いて説明する。
【0020】図1(a)に示すように半絶縁性GaAs
基板1上に、たとえばMOCVD法により、基板側から
i−GaAsバッファ層2を500nm,チャネル層3
としてi−InGaAs層を15nm,n−AlGaA
s層4を2×1018cm-3で33nm設け、第1のリセ
スエッチングストッパー層5としてn−AlAs層を2
×1018cm-3で2nm設け、リセスエッチングストッ
パー層5上に第1の半導体層6として低濃度n−GaA
s層を1×1018cm-3で150nm設ける。さらにn
−GaAs層6上に第2のリセスエッチングストッパー
層7としてn−AlAs層を2×1018cm-3で2nm
設け、第2のリセスエッチングストッパー層7上に第2
の半導体層8として高濃度n−GaAs層を4×1018
cm-3で50nm設けることにより、本発明の半導体多
層構造を作製する。
【0021】この化合物半導体多層構造を用いて、本発
明の半導体装置の製造方法を説明する。該半導体多層構
造上にエッチングレートの異なる第1のマスク層9とし
てSiO2層を50nm形成し、さらに第2のマスク層
10としてフォトレジストを設ける(図1(b))。
【0022】次に第2のマスク層10であるフォトレジ
ストのパターニングを行い(図1(c))、パターニン
グされた第2のマスク層10を用いて第1のマスク層9
のSiO2のパターニングを行う(図1(d))。
【0023】この第1および第2のマスク層9,10を
用いて第2の半導体層8のn−GaAs層を第2のリセ
スエッチングストッパー層7であるAlAsまで異方性
エッチングを行なう。そのエッチングは、エッチング液
として、クエン酸−水和物を同重量の水に溶かしたクエ
ン酸水溶液と30%過酸化水素水を3:1で混合した混
合液からなるエッチング液を用いて行う(図2
(e))。
【0024】その後、開口部分のリセスエッチングスト
ッパー層7のAlAs層を除去し、さらに第1のマスク
層9であるSiO2の開口巾をバッファード弗酸により
横方向にエッチングをして選択的に広げ、第1および第
2のリセスエッチングストッパー層5および7のAlA
s層まで第2の半導体層8としてのn−GaAs層およ
び第1の半導体層6としてのn−GaAs層6の異方性
エッチングを再度クエン酸系エッチング液で行う(図2
の(f),(g),(h))。
【0025】さらに、エッチングストッパー層5および
7のAlAs層の表面に出た部分を希塩酸で除去した後
(図3(i))、第1のマスク層9であるフォトレジス
トを用いて、ゲート金属としてTi/Pt/Auを蒸着
し、リフトオフ法によりゲート電極11の形成を行う
(図3(j),(k))。これに通常の寸法でオーミッ
ク電極12を作製して半導体装置を完成させる。
【0026】クエン酸系エッチング液は、GaAsとa
lGaAsの選択エッチングが可能なうえ、低温では、
(111)B面のエッチング速度が極端に小さく抑えら
れる。具体的には、リセスエッチングの1段目の開口巾
および深さは、第1のマスク層のサイドエッチ後の開口
寸法とストッパー層の位置で決まり、2段目の開口巾お
よび深さは、第1のマスク層のサイドエッチ前の開口寸
法とストッパー層の位置で決まる。このため、横方向に
はマスクで規定される(111)B面で決まり、サイド
エッチのほとんど入らないエッチングが可能となり、深
さ方向ではストッパー層でエッチング深さは決定される
ので、エッチング時間にほとんど依存せずにデバイスを
作製できる。
【0027】開口形状は、横方向には(111)B面で
律速されるため、ゲートを(011)に平行にとること
により、リセスエッチングの底の巾は最初のマスク開口
巾より膜厚に応じて細くなる。
【0028】本発明の場合、最初のサイドエッチ前の第
2のマスク層の開口巾より1段目のリセスエッチで細く
なった開口巾は、2段目のエッチングでさらに電子供給
層のAlGaAsの開口部分でさらに細くなる。
【0029】これにより、容易に短チャネル化を図れる
ので、デバイス特性の向上が図られる。本実施形態の場
合、第2のマスク層の最初の開口巾が0.5μmのと
き、横から0.14μmずつ傾斜した分だけ短ゲート化
されるため、0.22μmのゲートが作製される。
【0030】このようにして作製した半導体装置は、ゲ
ート電極11と低濃度の第1の半導体層6とを短絡ある
いは距離を制御性良く縮められるため、ゲートラグ等の
表面の影響を回避することができる。
【0031】ゲート電極11と高濃度の第2の半導体層
8との距離は、第1のマスク層の選択エッチによる開口
の広げ巾と層厚に依存し自己整合的に形成できるため、
その距離を容易に制御することが可能となり、第2の半
導体層8との距離と濃度を設計することにより、高いド
レイン耐圧を保ちつつ、ソース抵抗を低減することがで
きる。
【0032】リセスの作製工程において、サイドエッチ
が入らないため横方向の作製精度は向上し、エッチング
深さ方向に関してもストッパー層で深さは決まるため、
しきい値電圧Vtの制御性,均一性,再現性も向上す
る。プロセスがウェットプロセスのため装置が簡便であ
り、コスト的にも改善される。
【0033】本発明の実施形態では、ストッパー層とし
てAlAsを用いたが、GaAsとのエッチング選択比
が得られる範囲の組成のAlGaAsでも構わない。エ
ッチング液の組成に関しても本実施形態では3:1を用
いたが、選択比や異方性が得られる範囲でこの限りでは
なく、バッファー液としてクエン酸アンモニウム等を加
えても構わない。またマスク層としてフォトレジストと
SiO2を用いたが、SiO2とSiONなど選択エッチ
可能なマスク材料を利用しても構わない。材料系につい
ても本実施形態はAlGaAs/InGaAs/GaA
s系を例に取ったが、AlInAs/GaInAs系
や、AlInAs/InGaAs/InGaP系等にも
応用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、横
方向にはマスクで規定される(111)B面で決まり、
サイドエッチのほとんど入らないエッチングを行なうこ
とができ、深さ方向ではストッパー層でエッチング深さ
は決定されるので、エッチング時間にほとんど依存せず
にデバイスを作製できる。このため、しきい値電圧Vt
の制御性,均一性,再現性をも向上するさせることがで
きる。さらにプロセスがウェットプロセスのため、装置
が簡便であり、コスト的にも改善することができる。
【0035】デバイス特性としても、半導体装置はゲー
ト電極と低濃度半導体層とを短絡あるいは距離を制御性
良く縮められるため、ゲートラグ等の表面の影響を回避
することができる。
【0036】また、ゲート電極と高濃度の半導体層との
距離は、マスク層の巾と層厚に依存し自己整合的に2段
リセスが容易に制御性良く形成できるため、高いドレイ
ン耐圧を保ちつつソース抵抗を低減することができる。
【0037】さらにゲートを(011)方向にとること
により、容易に短ゲート化を行えるため、デバイス特性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方
法を製造工程順に示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方
法を製造工程順に示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方
法を製造工程順に示す断面図である。
【図4】従来の製造方法を製造工程順に示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 バッファ層 3 チャネル層 4 ヘテロバリア層 5 第1のリセスエッチングストッパー層 6 第1の半導体層 7 第2のリセスエッチングストッパー層 8 第2の半導体層 9 第1のマスク層 10 第2のマスク層 11 ゲート電極 12 オーミック電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−97237(JP,A) 特開 平2−188931(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/337 - 21/338 H01L 27/095 H01L 27/098 H01L 29/775 - 29/778 H01L 29/80 - 29/812

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (100)基板上に形成された半導体多
    層構造を有する半導体装置であって、半導体多層構造
    は、化合物半導体の導電層上に第1のリセスエッチング
    ストッパー層を設け、該リセスエッチングストッパー上
    に第1の半導体層を設け、該第1の半導体層上に第2の
    リセスエッチングストッパー層を設け、該第2のリセス
    エッチングストッパー層上に第2の半導体層を設けたも
    のであり、当該半導体多層構造は前記第1の半導体層お
    よび前記第2の半導体層の(111)B面を側面とする
    2段のリセス形状を有し、下段のリセス底において前記
    化合物半導体の導電層に接するゲート電極が(011)
    方向に沿いかつ前記第2の半導体層とは間隙を持って前
    記第1の半導体層上に載置されてなる半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の半導体層として、
    GaAs,InAs,AlxGa1-xAs(0≦x<
    1),AlyIn1-yAs(0≦y<1),InP,Ga
    P,およびこれらの化合物から構成される化合物半導体
    を用いたものであることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 第1および第2のエッチングストッパー
    層として、AlAs、あるいはAlxGa1-xAsの組成
    より高いAl組成のAlzGa1-zAs(0<z≦1),
    AlyIn1-yAsより高いAl組成のAlwIn1-wAs
    (0<w≦1)を用いたものであることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 マスク形成工程と、パターニング工程
    と、第1の異方性エッチング工程と、第2の異方性エッ
    チング工程とを含む、(100)基板上に2段リセス形
    状の半導体多層構造を有する半導体装置の製造方法であ
    って、半導体多層構造は、化合物半導体の導電層上に設
    けた第1のリセスエッチングストッパー層と、前記第1
    のリセスエッチングストッパー上に設けた第1の半導体
    層と、前記第1の半導体層上に設けた第2のリセスエッ
    チングストッパー層と、前記第2のリセスエッチングス
    トッパー層上に設けた第2の半導体層を有するものであ
    り、マスク形成工程は、半導体多層構造上にエッチング
    レートの異なる第1のマスク層と第2のマスク層を設け
    る処理であり、パターニング工程は、第2のマスク層を
    (011)に平行なゲート形状にパターニングを行い、
    これを用いて第1のマスク層のパターニングを行う処理
    であり、第1の異方性エッチング工程は、前記第1およ
    び第2のマスク層を用いて第2の半導体層を第2のリセ
    スエッチングストッパー層まで側面が(111)B面と
    なるように異方性エッチングする処理であり、第2の異
    方性エッチング工程は、開口部分のリセスエッチングス
    トッパー層を除去し、さらに第1のマスク層の開口幅を
    サイドエッチングにより選択的に広げた後に、第1およ
    び第2のリセスエッチングストッパー層まで第2の半導
    体層および第1の半導体層を側面が(111)B面とな
    るように異方性エッチングを行う処理であることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の異方性エッチング工程に引き
    続き、前記第1および第2のエッチングストッパー層の
    表面露出部分を除去し、前記第2のマスク層を用いて自
    己整合的に前記化合物半導体の導電層に接続しかつ前記
    第2の半導体層とは間隙を持つゲート電極を形成する工
    程をさらに有する請求項4記載の半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】第1または第2の半導体層を異方性エッチ
    ングする工程において、エッチング液としてクエン酸水
    溶液と過酸化水素水の混合液からなるエッチング液を用
    い、前記第1または第2のストッパー層に対して前記第
    1または第2の半導体層が選択的にエッチング可能であ
    り、かつ(111)B面のエッチング速度が小さくなる
    条件でエッチングを行うことを特徴とする請求項4又は
    5に記載の半導体装置の製造方法。
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