JP3039150B2 - 圧接コネクタの端末処理構造 - Google Patents

圧接コネクタの端末処理構造

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JP3039150B2
JP3039150B2 JP4215402A JP21540292A JP3039150B2 JP 3039150 B2 JP3039150 B2 JP 3039150B2 JP 4215402 A JP4215402 A JP 4215402A JP 21540292 A JP21540292 A JP 21540292A JP 3039150 B2 JP3039150 B2 JP 3039150B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧接コネクタにおける
接続子と電線との圧接接続部分に外力が作用しないよう
にするための圧接コネクタの端末処理構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、コネクタの使用に際して、コネ
クタと電線との相互間にはある程度の機械的保持強度が
必要とされる。例えば、自動車においては振動が生じる
環境下でコネクタが使用されており、コネクタから電線
を引き抜こうとする力が常時作用している。また、雄雌
結合されたコネクタを離脱させようとして電線を引っ張
った場合には一時的に非常に大きな力がコネクタに作用
することになる。その他、加工途中での外力に対する保
護も考慮して、通常、コネクタ側に収容保持されている
接続子と電線との相互間に機械的保持強度(以下、保持
力と呼ぶ)を確保する工夫がなされている。
【0003】一方、前記接続子と電線端末部との接続方
法としては圧着や圧接が良く知られている。圧着の場合
には上記保持力を大きく確保することは比較的容易であ
るが、圧接の場合には大きな保持力が得難く、圧接接続
部分が離脱するおそれが大であり、課題となっている。
【0004】そこで圧接による接続方法を採用した場合
においては、その圧接接続部分に対する外力の作用を軽
減させて、離脱防止を図る方法や構造が種々提案されて
おり、例えば実開昭62−118363号公報や実開平
4−15160号公報に開示のものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開昭62−118363号公報に開示の構造によれば、
コネクタハウジングの凹凸を利用して電線を屈曲状に配
置し、ハウジングと電線とを機械的に固定保持する方法
であるため、この保持力は電線外径と密接に関係し、複
数の電線外径に対応できず、また電線を屈曲させて配置
するため、圧接コネクタの大型化を招くという問題があ
った。
【0006】また前記実開平4−15160号公報に開
示の構造によれば、接続子の凹凸を利用して電線を屈曲
状に配置し、接続子と電線とを機械的に固定保持する方
法である。この場合には、電線の圧着高さを変更するこ
とにより多種の電線外径に対応することが可能である
が、上記同様、電線を屈曲させて配置するため、また接
続子に圧着用のインシュレーションバレルを設ける必要
があり、大きな保持力を得るためには接続子の大型化、
ひいては圧接コネクタの大型化を招くという問題があっ
た。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、圧接
コネクタにおける接続子と電線端末部との圧接接続部分
の相互間の離脱を有効に防止すると共に、圧接コネクタ
のコンパクト化を図り、また電線外径が異なっても対応
可能な圧接コネクタの端末処理構造を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、接続子に備えられた対向する対の圧接
刃部間に電線端末部が電線の線軸と垂直方向に圧入され
て当該電線の被覆部が前記圧接刃部に切り込まれること
で当該電線端末部の芯線部が前記接続子に圧接接続さ
れ、該接続子がコネクタハウジングに収容保持されてな
る圧接コネクタにおいて、前記コネクタハウジングの前
記電線端末部の前記圧接刃部に対する圧入方向に前記接
続子から延設状とされる電線端末部が収容される凹溝部
が形成され、前記接続子から延設状とされる電線端末部
前記凹溝部に接着もしくは融着固定され点にある。
【0009】
【0010】
【作用】本願発明によれば、接続子に備えられた対向す
る対の圧接刃部間に電線端末部が電線の線軸と垂直方向
に圧入され、この圧入により電線の被覆部が圧接刃部に
切り込まれて、電線の芯線部と圧接刃部とが圧接され、
ここに電線の芯線部と各接続子との圧接接続状態が構成
される。この際、接続子から延設状とされる電線端末部
とコネクタハウジングとが接着固定もしくは融着固定さ
れているため、電線端末部とコネクタハウジングとが一
体化され、電線に引っ張り方向の外力が作用しても、そ
の引っ張り力はコネクタハウジングとの固定部分で分散
され、電線端末部と接続子との相互間の圧接接続部分に
引っ張り力が直接作用せず、接続子と電線端末部との離
脱が有効に防止できる。
【0011】
【0012】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を図面に基づい
て説明すると、図1および図2において、1は圧接コネ
クタのコネクタハウジングで、複数の接続子収容部2が
巾方向に並列状に区画形成されており、各接続子収容部
2内にそれぞれ接続子3が収容保持されている。
【0013】各接続子3に備えられた対向する対の圧接
刃部3a間に電線5の端末部がそれぞれ圧入されてお
り、この圧入により各電線5の被覆部5aが圧接刃部3
aにそれぞれ切り込まれて、電線5の芯線部5bと圧接
刃部3aとが圧接され、ここに各電線5の芯線部5bと
各接続子3との圧接接続状態が構成されている。
【0014】各接続子3から後方側に延設状とされた電
線5の端末部は、コネクタハウジング1に形成された半
円弧状の複数の凹溝部8内にそれぞれ位置決め状に収容
されている。そして凹溝部8位置で、コネクタハウジン
グ1と電線5端末部とが電線5上部から塗布された紫外
線硬化型接着剤やエポキシ系、アクリル系等の接着剤9
等で互いに接着固定されている。
【0015】この発明の第1実施例は以上のように構成
されており、電線5端末部とコネクタハウジング1とが
接着剤9で接着固定され、互いに一体化されているた
め、保持力が強化され、電線5に引っ張り方向の外力が
作用しても、その引っ張り力はコネクタハウジング1と
の接着固定部分で分散され、電線5端末部と接続子3と
の相互間の圧接接続部分に直接、引っ張り力が作用せ
ず、接続子3と電線5端末部との離脱が有効に防止でき
る。
【0016】また、電線5端末部は何等、屈曲配置する
必要がなく、一方、接続子3側には圧着用のインシュレ
ーションバレル等を設ける必要もないため、接続子3や
コネクタハウジング1のコンパクト化が図れ、ここに圧
接コネクタ自体のコンパクト化が図れる。
【0017】さらに、電線5外径が異なる場合であって
も同様に構成でき、異なる電線5外径の電線5に対して
も容易に対応できる。
【0018】またコネクタハウジング1に電線5端末部
が直接接着固定されているため、コネクタハウジング1
に取り付けられるカバーに接着固定されている場合と比
較して、電線5と接続子3との圧接接続部分に作用する
外力が大幅に緩和できるだけでなく、製造工程におい
て、カバー装着前にコネクタハウジング1と電線5とが
接続された状態で移動される場合がある。例えば、仮結
束の異なるハウジング1同士を別工程で合体させる時に
カバーされる場合があり、この移動時においても圧接接
続部分における電線5と接続子3との離脱が有効に防止
できる。
【0019】図3および図4はこの発明の第2実施例を
示しており、コネクタハウジング1後部の各凹溝部8位
置で巾方向にわたって接着剤9を塗布し、その後、上側
より電線5の端末部を圧接し、その後、接着剤9を熱硬
化させてコネクタハウジング1に電線5の端末部が接着
固定された構造とされている。なお、図中、前述と同様
構造のものは同一符号を付しその説明を省略する。
【0020】図5および図6はこの発明の第3実施例を
示しており、各電線5が互いに連結片部11で連結状と
されたリボンケーブル12を使用した構造を示してい
る。
【0021】そしてリボンケーブル12の各電線5端末
部が各接続子3に圧接接続され、図6矢印で示される如
く、リボンケーブル12の各連結片部11がコネクタハ
ウジング1に超音波溶着され、ここにコネクタハウジン
グ1と各電線5が融着固定されている。なお、図中、前
述と同様構造のものは同一符号を付し、その説明を省略
する。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、接続
子に備えられた対向する対の圧接刃部間に電線端末部が
電線の線軸と垂直方向に圧入され、この圧入により電線
の被覆部が圧接刃部に切り込まれて電線の芯線部と圧接
刃部とが圧接され、ここに電線の芯線部と各接続子との
圧接接続状態が構成される圧接コネクタにおいて、接続
子から延設状とされる電線端末部とコネクタハウジング
の凹溝部とが接着固定もしくは融着固定されているた
め、電線端末部とコネクタハウジングとが一体化され、
強固な保持力が確保でき、電線端末部と接続子との相互
間の圧接接続部分に対する外力の作用が防止でき、接続
子と電線端末部との離脱が有効に防止できる。また電線
端末部は何等、屈曲配置する必要がなく、圧接コネクタ
のコンパクト化が図れると共に、異なる電線外径の電線
にも容易に対応できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す要部斜視図であ
る。
【図2】図1のII−II線断面矢視図である。
【図3】この発明の第2実施例を示す要部斜視図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線断面矢視図である。
【図5】この発明の第3実施例を示す要部斜視図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線断面矢視図である
【符号の説明】
1 コネクタハウジング 3 接続子 5 電線 9 接着

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続子に備えられた対向する対の圧接刃
    部間に電線端末部が電線の線軸と垂直方向に圧入されて
    当該電線の被覆部が前記圧接刃部に切り込まれることで
    当該電線端末部の芯線部が前記接続子に圧接接続され、
    該接続子がコネクタハウジングに収容保持されてなる圧
    接コネクタにおいて、前記コネクタハウジングの前記電線端末部の前記圧接刃
    部に対する圧入方向に前記接続子から延設状とされる電
    線端末部が収容される凹溝部が形成され、 前記接続子から延設状とされる電線端末部が前記凹溝部
    接着もしくは融着固定されことを特徴とする圧接コ
    ネクタの端末処理構造。
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JP3355172B2 (ja) * 2000-03-30 2002-12-09 日本圧着端子製造株式会社 圧接コネクタ
JP2022061687A (ja) * 2020-10-07 2022-04-19 住友電装株式会社 配線部材

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