JP3039050U - 熱可塑性樹脂ストランドのガイド装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂ストランドのガイド装置

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JP3039050U
JP3039050U JP1996013685U JP1368596U JP3039050U JP 3039050 U JP3039050 U JP 3039050U JP 1996013685 U JP1996013685 U JP 1996013685U JP 1368596 U JP1368596 U JP 1368596U JP 3039050 U JP3039050 U JP 3039050U
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strand
guide
thermoplastic resin
guide device
comb
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JP1996013685U
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宏 吉川
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OM MFG CO., LTD.
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OM MFG CO., LTD.
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストランドグラニュレ−タにおいて、ストラ
ンドカッタのフィ−ドロ−ラにストランドを供給する前
に、ストランド群を各ストランド毎に分離整列した時点
で、ストランドカッタに導入・案内しなければ、ストラ
ンドのミスカットを齎らすばかりか、操業の効率を失
う。 【解決手段】 熱可塑性樹脂ストランド群を、ガイド装
置全体がガイド位置を離れることが出来、ストランドを
ガイドする時、適正位置に復帰させて分離整列し、櫛歯
の歯底部を構成する櫛底シリンダ(53)と並列して交
互に隣接してガイドをなす櫛歯(52)を設け、それぞ
れの櫛歯と櫛歯とに挾まれた部分でストランドを抱えて
分離整列する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、熱可塑性樹脂ストランドのガイド装置、特に複数のダイノズルから 熱可塑性プラスチック材料を連続的に吐出されてくるストランドを、水冷しなが ら搬送し、回転カッタで切断してペレット(チップ)を製造するに際し、該スト ランド群をフィ−ドロ−ルに案内する熱可塑性樹脂ストランドのガイド装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ストランドグラニュレィタ−(またはStrand Granulat er、ペレタイザまたは造粒装置)は、ダイから押出された溶融樹脂を冷却水槽 (クーリングバス、またはクェンチバス)に導入して、ストランド状に冷却固化 した後、ストランドカッタの引き取りロ−ラを介して固定刃と回転刃に依って1 段の縦切りを行っている。このストランドカット方式に於いては、ストランドカ ッタの前にストランドガイドが用いられていることが多い。
【0003】 一方、ストランド群が、ストランドカッタに搬入されるとき、通常ストランド の本数相当の溝付きのローラや櫛歯が固定されているだけの所謂テークアップロ ールの役割をする方式のものが提案されている。また、インディビデュ−アル方 式のテ−クアップロ−ルが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のストランドグラニュレィタ−は、ストランド群が個別に選別されて からフィ−ドロ−ラに供給されにくいため、均一なペレットが効率的に生産でき ないという問題点があった。 本考案は、上記従来のストランドグラニュレィタ−の有する問題点を解決し、 ストランド群が個別に選別されてからフィ−ドロ−ラに整然とフィ−ドされて供 給し、均一なペレットを生産するようにした熱可塑性樹脂ストランドのガイド装 置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の熱可塑性樹脂ストランドのガイド装置は、 ダイヘッドより押し出された熱可塑性樹脂ストランドを冷却固化する冷却手段と 冷却固化されたストランドを切断する切断手段の前に配設したストランドガイド において、ガイド装置全体がガイド位置を離れる機構を有し、ストランド群をガ イドするガイド適正位置にて、櫛歯状のガイド部と平滑なガイド底部とを、円筒 外周に互いに隣接して設けたストランド分離手段、及び当該分離手段の軸心にて 回動して、ストランドガイドを着脱可能とする分離整列手段を設けたことを特徴 とする。
【0006】 上記構成からなる本考案の熱可塑性樹脂ストランドのガイド装置は、ダイヘッ ドより押し出された熱可塑性樹脂ストランドを冷却固化する冷却手段を設け、冷 却固化されたストランドをストランドカッタで切断する手段を設けたストランド グラニュレ−タにおいて、まず、運転開始時、殆ど束に近い状態で、水冷ゾーン から移送されるストランド群を、ガイド装置全体がガイド位置を離れる機構を以 て離れていたガイド装置をガイド適正位置に復帰させ、このガイド適正位置から ガイド装置を下方に移動させて運転開始時は離しておく。 運転開始後やや操業が安定し、ストランド群が安定しだしたら、ガイド装置を 上方の適正位置に昇降し、ストランド分離手段であるガイド装置を一斉に回動し て、ストランド分離手段の櫛歯部にてストランド群を整列する。 この時、ストランドの分離整列装置は、複数の櫛歯状のガイド部を、互いに独 立的に設け、個別に回動してストランド群を分離整列することもできる。ストラ ンドを分離整列した後にストランドカッタのフィ−ドロ−ル上下対に供給する。 このストランド群を分離する手段として、円筒の底部外周部の一部に、ストラ ンドの数相当数の櫛歯を設け、当該分離手段は、ストランド群の走行方向に於い て自転、回動して、ストランド群のガイドを整理可能として、固定ガイドの性能 向上を図ることができる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の熱可塑性樹脂ストランドのガイド装置の実施例を図面に基づい て説明する。
【0008】 図1は、本考案の熱可塑性樹脂ストランドの分離整列装置を設備せるストラン ドグラニュレ−タの概略側面図である。 本考案のストランドガイドは、ストランドカッタのフィ−ドロ−ラ41,42 の前、或いは図に示すように、ストランドカッタのフィ−ドロ−ラと同じ役目を するテ−クアップロ−ラ31、32、更に水冷手段の後部でテ−クアップロ−ラ にストランドを案内するガイド23として用いられる。
【0009】 図1においてSGはストランドグラニュレ−タで、図に示すように、ダイヘッ ド1と、冷却ゾーン2と、本考案の分離整列のガイド装置50を 有するフ ィ− ドロ −ラ41、42と水冷手段の後部におけるガイド23として用いら れ、続 いて切断装置としてのストランドカッタ4より構成される。
【0010】 図に於いて、ダイヘッド1のダイバルブ(図示せず)の先端に取り付けた所要 径のダイノズル(図示せず)から溶融した熱可塑性樹脂を吐出して、ストランド 群Sとすると共に、このストランド群Sはストランドグラニュレ−タSGのダイ ヘッド1の後工程としてに隣接した冷却ゾーン2(クェンチバス)に導かれ、こ の冷却槽内の冷却水に浸積されると冷却され固化される。
【0011】 なお、この冷却槽2は操業上左右に移動させることがあり、この移動を容易に 行うため、下部には冷却槽移動用の車輪が設置されることもあり、冷却槽をメッ シュベルトで、挟持してストランドを強制的に搬送することもある。
【0012】 冷却長=Lであって、ペレットに要求されるストランドの条件に依って、適宣 の冷却の長さを得るように利用される。
【0013】 冷却槽または分離整列装置を出た時のストランド群の総幅=B1は、ストラン ドの本数、ストランドの径等の条件で適宣決定される。 ストランドカッタの入 り口におけるストランド群の総幅=B2は、ストランドカッタの幅に依って適宣 決定される。このストランド群の総幅に従って、図2に示すように、櫛歯状のガ イド部の数を決める。
【0014】 冷却槽2内に吐出された溶融状態のストランド群Sは、この冷却槽内に設置さ れたガイドプレ−ト(図示せず)或いはガイドバー(図示せず)にて順次案内さ れて冷却槽内を移動する際、所定の冷却固化がなされ、次いで冷却槽終端位置に 設けたテンションレバ−(図示せず)としての本考案のガイド50を経て、分離 整列の装置である本考案のストランドテ−クアップロ−ラ3に送られ、最後にス トランドカッタのフィ−ドロ−ラ41、42に送られる。
【0015】 ガイドで分離整列されたストランド群Sは、次工程のストランドカッタ4のフ ィ−ドロ−ラへストランド群を送り込み、ストランドカッタ部4に設けた固定刃 (デッドナイフ又はベッドナイフとも云う)44と、所定の速さで回転する回転 刃(ロ−タリカッタとも云う)(図示せず)に依って所定長さに切断され、所望 のチップP(ペレットとも云う)を得るものである。
【0016】 図2は、分離整列装置50の断面図であって、52a、52b,・・・は櫛歯 だあり、53は櫛歯の歯底部を構成する櫛底リング53a,53b,・・・とス トランド群の総幅に亘り、ピッチAを以てストランドの数に匹敵する。
【0017】 ガイド装置全体がガイド位置を離れる機構を示し、ストランド群をガイドする 時、ガイド適正位置に復帰させる。 このために、54シャフトの一端にはハン ドル58が延長しており、ガイド装置50を昇降、並びに回動に供される。即ち ハンドル58を持ちあげて60位置決め溝にある50ガイド装置を59昇降スラ イドを滑り降りる。 50ガイド装置が必要の時は、この逆で50ガイド装置を 正位置にもって来る。
【0018】 図3は、ガイド装置の櫛歯部分から見た断面図で、櫛歯52が、運転開始時の ストランド走行当初は倒されていて、ストランドの分離当初の状態であり、櫛歯 が次第に正規位置即ち上方に戻され、ストランド群が1本1本分離整列される。 ストランドSは櫛歯に向こう側、すなわち隣接の歯底を移送するストランドの状 態を示す。 ガイド装置の54シャフトの両端部にて60位置決め溝に入った時 、56板スプリングに54aまたは54b切り欠きにてシャフトを固定する。
【0019】 図4は、櫛歯ならびに歯底を一体化し、ストランドの数に対応した複数の櫛歯 状のガイド部を、互いに独立的に設け、個別に回動してストランド群を分離整列 するリング状の個々に独立せる櫛歯を説明すると、62はリング櫛歯で、1体も のの52櫛歯に相当し歯底を兼用している。リング櫛歯62は上方部に取り付け られており、その反対側の下方には66スプリングが挿入できるような63スプ リングホルダ用の穴が開いている。当該スプリング用穴に対応して65セットボ ールホールが収められる。66スプリングに押されて65セットボールが入った 時、リング櫛歯は定位置に止まる。63ボールホールの位置は、リング櫛歯が次 第に廻されて直上方位置に来てストランドを挾む如くに整列分離される時、個々 のリング櫛歯はマニュアルで次第に廻されて直上方に回動し固定される。
【0020】
【考案の効果】
本考案によるときは、ストランド群がストランドカッタに入る前に、ストラン ド群を分離し、しかもストランド群をストランド毎に整列して、然る後に、スト ランド群を分離・整頓した時点で、フィ−ドロ−ラに送り込まれるので、各スト ランド毎の整列がよく、ミスカットが無くなり均一のチップを得ることが出来る 。 また、ストランド整列に一時退避するので整列の作業がスム−スに出来る。 複数の櫛歯状のガイド部を、互いに独立的に設け、個別に回動してストランド 群を分離整列することも出来るので、ストランド群の数、ストランド群の状態、 速度等に、環境に応じてストランドの処置が、マニュアルでも出来る利点がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストランドグラニュレータの概略を示す側面図
である。
【図2】分離整列装置の断面図である。
【図3】ガイド装置の櫛歯部分から見た断面図である。
【図4】櫛歯状のガイド部をスライドする状態の詳細図
である。
【図5】個別に倒す櫛歯を示す断面図である。
【図6】図5に示すストッパの詳細を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
SG ストランドグラニュレータ S ストランド P ペレット 1 ダイヘッド 2 水槽 3 分離整列脱水装置 4 ストランドカッタ 50 分離整列装置 52 櫛歯 53 櫛底リング 54 シャフト 55 ストッパ 56 スプリング 57 せっとネジ 58 ハンドル 59 昇降スライド 60 位置決め溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヘッドより押し出された熱可塑性樹
    脂ストランドを冷却固化する冷却手段と、冷却固化され
    たストランドをストランドカッタで切断する手段とを設
    けたストランドグラニュレ−タにおいて、ガイド装置全
    体がガイド位置を離れる機構を有し、ストランド群をガ
    イドするガイド適正位置にて、櫛歯状のガイド部と平滑
    なガイド底部とを、円筒外周に互いに隣接して設けたス
    トランド分離手段、及び当該分離手段の軸心にて回動し
    て、ストランドガイドを着脱可能とする分離整列手段を
    設けたことを特徴とする熱可塑性樹脂ストランドのガイ
    ド装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007029456A1 (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Ocv Intellectual Capital, Llc 長繊維強化熱可塑性樹脂成形材料の製造装置
WO2009072651A1 (ja) * 2007-12-07 2009-06-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 繊維強化プラスチックのリサイクル方法

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