JP3038768U

JP3038768U - 掛け布団カバー

Info

Publication number: JP3038768U
Application number: JP1996013886U
Authority: JP
Inventors: 典子成尾
Original assignee: 典子成尾
Priority date: 1996-12-16
Filing date: 1996-12-16
Publication date: 1997-06-24
Anticipated expiration: 2002-12-16

Abstract

(57)【要約】【課題】掛け布団と敷き布団の相互間の位置ずれを防
止し、装着が容易で、使用者の運動が拘束されず、なお
かつ外観も損なわれない掛け布団カバーを提供する。【解決手段】袋状にポケット部（２）を形成し、内部
に収容部（３）を備え、該ポケット部の開口三周縁部に
ゴム紐（４）を装着し、開口一周縁部を本体（１）裏面
下方に縫着することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、掛け布団と敷き布団との相互間のずれを防止するため、敷き布団の裾を挿入、保持するポケットを裏面に縫着した、掛け布団カバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、就寝中に、掛け布団が敷き布団から位置ずれするのを防ぐため、掛け布団カバーの裏面に敷き布団の裾を挿入するための簡単なポケットを設けたものや、敷き布団の下側に挟み込む布を縫着したもの、掛け布団カバーと敷き布団カバーを留め具等を用いて固定するようにしたものなどが考案されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

掛け布団カバーの裏面に簡単なポケットを設けたものは、敷き布団の裾を挿入しにくい場合があり、敷き布団の下側に挟み込む布を縫着したものは、使用中に容易に外れやすいという難点があった。また、掛け布団カバーと敷き布団カバーを留め具等を用いて固定するものは、使用者の運動が拘束されがちであった。さらに、こうした固定寝具類は、使用中の外観が損なわれるという問題点が指摘されていた。本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

袋状にポケット部（２）を形成し、内部に収容部（３）を備える。そして、該ポケット部（２）の開口三周縁部にゴム紐（４）を装着し、開口一周縁部を本体（１）裏面下方に縫着する。本考案は、以上のような構成よりなる掛け布団カバーである。

【０００５】

【考案の実施の形態】掛け布団（５）に本体（１）を装着し、敷き布団（６）の裾を本体（１）裏面のポケット部（２）内部の収容部（３）に挿入する。そして、通常どおり敷き布団上に横になり、掛け布団をかけて使用する。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。（イ）袋状にポケット部（２）を形成し、内部に収容部（３）を備える。（ロ）ポケット部（２）の開口三周縁部に、ゴム紐（４）を装着する。（ハ）ポケット部（２）の開口一周縁部を、本体（１）裏面下方に縫着する。本案は以上のような構造で、これを使用する時は、掛け布団（５）に本体（１）を装着したあと、敷き布団（６）の裾を本体（１）裏面のポケット部（２）内部の収容部（３）に挿入し、布団全体を整える。そして、通常どおりに敷き布団上に横になり、掛け布団をかけて使用する。敷き布団（６）の裾が、ポケット部（２）により、掛け布団（５）を収容した本体（１）に保持されるため、就寝中、掛け布団と敷き布団が相互に位置ずれしたりすることがなく、足元が安定する。通常の掛け布団は、敷き布団に比して幅広に形成されているため、掛け布団（５）を収容する本体（１）も、敷き布団（６）の裾を収容するポケット部（２）より幅広に形成し、ポケット部（２）を本体（１）周縁部より内側位置に縫着すると、掛け布団、敷き布団ともフィット性が高まり、掛け布団が敷き布団におおいかぶさるように装着されるので、外観上、本体（１）裏面に敷き布団（６）を挿入、保持したポケット部（２）が縫着されているようには見えず、あたかも通常どおり布団を使用しているかの如くである。第４図に示すように、ポケット部（２）を本体（１）と同幅に、また内部の収容部（３）を深く形成してもよく、このようにすると、ポケット部（２）に敷き布団のみならず厚いマットレスや毛布、タオルケット等の裾も挿入することができ、ベッドにも使用可能となる。該ポケット部（２）は、全体を本体（１）に縫着するのではなく、開口一周縁部のみを縫着しているため、本体（１）と収容部（３）とは分離された状態となり、したがって、収容部（３）へ敷き布団（６）を挿入する際、本体（１）下方をめくり上げて作業できるため、装着が非常に容易である。また、第５図に示すように、ポケット部（２）裏面の両隅と、対向する本体（１）とにそれぞれマジックテープ（７ａ）（７ｂ）を装着してもよい。敷き布団（６）の裾を収容部（３）に挿入したあと、それぞれのマジックテープ（７ａ）（７ｂ）を係合すると、掛け布団と敷き布団の下方は、より安定した状態となる。なお、本体（１）は、通常のどのような型の掛け布団カバーでもよい。また、第６図に示すように、ポケット部（２）の開口部は、アーチ形に形成してもよく、開口部に装着するゴム紐（４）は、装飾性を有するレース状のものを使用してもよい。

【０００７】

【考案の効果】

掛け布団を収容した本体が、裏面に縫着したポケット部により、敷き布団の裾を保持するため、就寝中の掛け布団と敷き布団の相互間の位置ずれがなく、足元が安定し、保温性も高まり、寝冷え等によって体調を崩すこともない。ポケット部は、単なるポケットでなく、開口部を大きく形成し、伸縮可能なゴム紐を装着し、開口一周縁部のみを本体に縫着したため、カバーの装着が非常に楽であり、良好な装着状態が簡単に得られ、使用者の運動も拘束されることがない。また、該ポケット部は、使用時も目立たず、外観上もすぐれている。さらに、ベッドにも使用可能であり、寝具の備え付け及び後片付けが容易になるため、ホテルや病院等でも使用価値が出る。したがって、快適な睡眠を維持し、外観的にもすぐれた、極めて簡便な寝具用品である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の下面図である。

【図２】本考案の使用状態を示す要部拡大断面図であ
る。

【図３】本考案の本体（１）下方を持ち上げた場合の使
用状態を示す斜視図である。

【図４】本考案の他の実施例を示す下面図である。

【図５】本考案の他の実施例を示す斜視図である。

【図６】本考案の他の実施例を示す下面図である。

【符号の説明】

１本体２ポケット部３収容部４ゴム紐５掛け布団６敷き布団７ａマジックテープ雄７ｂマジックテープ雌

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】袋状にポケット部（２）を形成し、内部
に収容部（３）を備え、該ポケット部（２）の開口三周
縁部にゴム紐（４）を装着し、開口一周縁部を本体
（１）裏面下方に縫着した掛け布団カバー。