JP3087233U - 安眠ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 掛け布団、毛布、タオルケット等をしっかり
と保持し、これらがずれたり捲れたりしないようにした
風邪引きや寝冷えを防止する安眠ベルトを提供する。 【解決手段】 敷布団４の下に敷いた状態で両端部が掛
け布部分に位置する伸縮性を有してなるベルト本体１の
両端乃至は一端と掛け布５とが自在に着脱可能な如く係
止手段２，３を講じ、ベルト本体の係止固定にて掛け布
を保持ならしむ構成としたこを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、掛け布団、毛布、タオルケット等の掛け寝具類（以下、掛け布と称 する。）を就寝中においてしっかりと保持するものであり、当該掛け布がずれた り捲れたりしないようにした風邪引きや寝冷えを防止し得る安眠ベルトに関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、子供は睡眠中に布団等の掛け布を跳ね飛ばしてしまうことが多く、これ に対処する防止具としては寝袋状寝具、敷布団と掛け布団の両側を縫い合わせて 袋状にした寝具、丹前のように綿を沢山詰めた寝具等があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述の従来品には次のような欠点があった。寝袋状寝具等は小 さい子供だと夜中にトイレに起きたりする際にファスナーの開閉等が一人で行え なかったり、袋状にした寝具に入るのを嫌がったりして、その為にそのまま寝て しまい、逆に風邪を引いたり寝冷えの原因になることが多かった。

【０００４】 本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、小さい子供達であっても取り 扱いが簡単で嫌がることもなく布団への出入りが容易であり、寝冷えや風邪等か ら子供を守ることの出来る安眠ベルトを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するための本考案の安眠ベルトは、敷布団の下に敷いた状態で 両端部が掛け布部分に位置する伸縮性を有してなるベルト本体の両端乃至は一端 と掛け布とが自在に着脱可能な如く係止手段を講じ、ベルト本体の係止固定にて 掛け布を保持ならしむ構成としたことを特徴とするものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

【０００７】 図１は本考案のベルト本体の一実施例を示す平面図、図２は本考案の使用状態 を示す斜視図である。

【０００８】 図面において１はベルト本体で、敷布団４の下に敷いた状態で両端部が掛け布 ５部分に位置するように形成した伸縮性を有してなるベルト（例えば伸縮自在な ゴムベルト）であり、両端には布状ファスナー雄部２をそれぞれ設けている。一 方、掛け布５の上面の両サイド位置に布状ファスナー雌部３をそれぞれ設けてお り、使用に際しては先ず敷布団４の下にベルト本体１を敷き、子供を敷布団上に 寝かせてから掛け布５を掛け、次にベルト本体１の両端の布状ファスナー雄部２ を掛け布５の布状ファスナー雌部３にそれぞれ係止させれば良く、この状態で掛 け布５は子供の体の上でしっかりと保持されるから、子供が掛け布５を跳ね飛ば したりする動作をしても足元にずれ動いたり捲れたりすることは無くなるもので ある。又、布状ファスナーによる着脱であるから子供でも簡単にベルト本体１を 掛け布５から離脱させて起きることも出来、布団への出入りもスムーズに行うこ とが出来る。

【０００９】 掛け布５の布状ファスナー雌部３はソフトなループ状の布であって布状ファス ナー雄部２が係止するものであればどのような素材でも良く、又、フックとルー プの機能を兼ね備えたテープを使用しても構わない。尚、図３の如く、掛け布５ の上面全体を上記のソフトなループ状の布素材によって形成すれば、バンド本体 の係止位置を任意に変えることが出来、その使用性は一層高まるものである。又 、図示しなかったが、掛け布５の周囲部分をソフトなループ状の布素材によって 縁取り形成することも有効である。

【００１０】 図４はベルト本体１の両端に洗濯挟みの如き挟持具６を設けることで掛け布５ への着脱自在な係止手段とした状態を示すものであり（一端は図示略）、この方 法であれば、掛け布５側には特別に係止具を設ける必要はなく、着脱も容易であ るから子供でも簡単に使用することが出来、睡眠中の跳ね飛ばし等にも対処し得 るものである。

【００１１】 尚、上述した各ベルト本体１において、その一端を予め掛け布５に縫い付け等 によって取り付けておくのも有効な手段であり、他方の端部の着脱のみによって 掛け布５を保持乃至開放する構成としても何ら差し支えない。

【００１２】 図５に示す如く、ベルト本体１の一端側を動物やキャラクターの顔等にした装 飾部７とすれば、子供達は喜んで本安眠ベルトを使用するものとなり、又、趣向 を凝らして他方側を単純に掛け布５に係止するのではなく、こちらも装飾部７の 一部（本図面では目部分）を完成部分として装飾し、装飾部７の適所に重ねて係 止することで一匹（或いは一人）の顔が完成するようにすれば、本ベルトをしっ かり係止固定することで楽しめるから自ずと掛け布５の保持が図れるものとなる 。この場合、完成部分側の布状ファスナー雄部２が係止出来るように装飾部７の 一部乃至全面に布状ファスナー雌部３（ソフトなループ状の布素材で良い。）を 設ける必要がある。又、装飾部７側の方は予め掛け布５に縫い付け固定しておい ても構わない。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明した如く本考案によれば、子供は夜中に何度となく掛け布を跳ね飛ば すため風邪を引いたり、寝冷えをするために母親は何度となく夜中に起きて掛け 布を掛けてやる必要があり熟睡もできなかったが、本考案品によれば伸縮自在な ゴムベルト等を使用しているため幼児、子供が掛け布を跳ね飛ばしても、また元 に戻るため捲れたりベッドから滑り落ちたりする心配がなく、風邪や寝冷えを防 止出来、これまで熟睡できなかった母親も安心して熟睡出来、取り扱いも簡単で 便利であるから、その商品的価値は非常に高いものと言える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のベルト本体の一実施例を示す平面図。

【図２】本考案の使用状態を示す斜視図。

【図３】掛け布の一実施例を示す斜視図。

【図４】本考案の他の係止手段を示す斜視図。

【図５】本考案の他の実施例を示す斜視図。

【符号の説明】

１ ベルト本体 ２ 布状ファスナー雄部 ３ 布状ファスナー雌部 ５ 掛け布 ６ 挟持具 ７ 装飾部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 敷布団の下に敷いた状態で両端部が掛け
   布部分に位置する伸縮性を有してなるベルト本体の両端
   乃至は一端と掛け布とが自在に着脱可能な如く係止手段
   を講じ、ベルト本体の係止固定にて掛け布を保持ならし
   む構成としたことを特徴とする安眠ベルト。
2. 【請求項２】 係止手段が布状ファスナーによる着脱手
   段である請求１記載の安眠ベルト。
3. 【請求項３】 係止手段が洗濯挟みの如き挟持具による
   着脱手段である請求項１記載の安眠ベルト。