JP3038514B2 - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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JP3038514B2
JP3038514B2 JP3316739A JP31673991A JP3038514B2 JP 3038514 B2 JP3038514 B2 JP 3038514B2 JP 3316739 A JP3316739 A JP 3316739A JP 31673991 A JP31673991 A JP 31673991A JP 3038514 B2 JP3038514 B2 JP 3038514B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧制御装置に関し、
特に油圧ポンプから吐出される作動油の圧力と油圧アク
チュエータに作用する作動油の圧力との差に基づいて該
油圧ポンプの斜板を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーショベル等の建設機械では、可変
容量型油圧ポンプから吐出された作動油を油圧アクチュ
エータに作用させる流量制御弁と、上記油圧ポンプから
吐出された作動油の圧力と上記油圧アクチュエータに作
用する作動油の圧力との差に基づいて作動し、この圧力
差が設定値に保持されるように上記油圧ポンプの斜板を
制御する斜板制御手段とを有した油圧制御装置が実用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記油圧制御装置にお
いて、上記流量制御弁の開口面積と上記油圧ポンプの吐
出油量との関係、つまり上記流量制御弁の操作レバーの
ストローク量と油圧アクチュエータの作動速度との関係
は、後述するように上記差圧についての設定値によって
決定される。
【0004】従来の油圧制御装置では、上記差圧に係る
設定値の変更が不可能であり、したがって、上記操作レ
バーのストローク量と油圧アクチュエータの作動速度と
の関係が固定される。そのため、例えば上記設定値を上
記建設機械の作業機を高速移動させるのに適した大きさ
に設定した場合には、該作業機を微小速度で移動させる
作業が良好に実施できないという不都合を生じていた。
【0005】本発明の目的は、かかる状態に鑑み、流量
制御弁の操作レバーのストローク量と油圧アクチュエー
タの作動速度との関係を変化させることができる油圧制
御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、可変容量型
油圧ポンプから吐出された作動油を油圧アクチュエータ
に作用させる流量制御弁と、上記油圧ポンプから吐出さ
れた作動油の圧力と上記油圧アクチュエータに作用する
作動油の圧力との差に基づいて作動し、この圧力差が設
定値に保持されるように上記油圧ポンプの斜板を制御す
る斜板制御手段とを有した油圧制御装置において、上記
流量制御弁を操作するレバーのノブに付設されたスイッ
チ手段と、上記スイッチ手段の操作信号に基づいて、上
記斜板制御手段における上記圧力差の設定値を変更させ
る手段とを設けている。
【0007】
【作用】上記スイッチ手段の操作によって上記差圧に対
しての設定値が変更され、その結果、操作レバーのスト
ローク量と油圧アクチュエータの作動速度との関係が変
化される。上記スイッチ手段の操作は、流量制御弁の操
作レバーを握った状態で行なわれる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。図1は、パワーショベル等の建設機械
に適用した本発明の一実施例を示している。
【0009】この図1において、油圧アクチュエータた
る油圧シリンダ1は、流量制御弁たる操作弁2を介して
可変容量型油圧ポンプ3に接続されており、操作弁2に
連結された操作レバー4を操作することによって伸長お
よび縮退される。
【0010】上記操作レバー4のノブ4aには、押釦ス
イッチ5が設けられている。なお、この押釦スイッチ5
は、ノブ4aを握った状態でオンオフ操作するため、そ
の押釦を上記ノブ4aの頂部から突出させてある。
【0011】油圧ポンプ3は、上記建設機械に搭載され
たエンジン(図示せず)がその駆動源であり、その吐出
油量はその吐出容積を決定する斜板3aの傾転角と上記
エンジンの回転数との積となる。
【0012】ロードセンシング弁6は、上記斜板3aの
傾転角を変化させるものであり、点線で示すように、油
圧ポンプ3から吐出される作動油の圧力と油圧シリンダ
1に作用する作動油の圧力をそれぞれパイロット圧とし
て導入している。なお、油圧シリンダ1に作用する作動
油の圧力は、操作弁2の各出力ポート間に直列に介在さ
れたチェック弁7,8の共通接続点からパイロットして
いる。
【0013】ところで、上記油圧ポンプ3より吐出され
る作動油の量および圧力をそれぞれQおよびP1、上記
油圧アクチュエータ1に作用する作動油の圧力をP2、
上記操作弁2の開口面積をAとすると、下式(1)のよ
うな関係が成立する。
【0014】 上式(1)から明らかなように、上記操作弁2の開口面
積Aと油圧ポンプ3の吐出油量Qとの関係、つまり上記
操作レバー4のストローク量と油圧アクチュエータの作
動速度との関係は、圧力差P1−P2に依存する。
【0015】上記ロードセンシング弁6は、パイロット
圧として導入した圧力P1,P2に基づき、上記圧力差
P1−P2が予設定値に保持されるように上記油圧ポン
プ3の斜板3aの傾転角を変化させるサーボアクチュエ
ータである。なお、ロードセンシング弁6の基本構成は
公知であるので、それについての説明は省略する。
【0016】いま、ロードセンシング弁6によって上記
圧力差P1−P2が予設定値ΔPおよびΔP′(<Δ
P)に保持されたとすると、上記エンジンが所定の回転
数で運転されている状態において、上記操作レバー4の
ストローク量と油圧アクチュエータの作動速度との関係
はそれぞれ図2に例示したaおよびbのようになる。◎
これらの関係の内、関係aは上記油圧シリンダ1を高速
作動させる作業に適し、一方、関係bは該シリンダ1を
低速作動させる作業、すなわちシリンダ1で作動される
作業機を微小操作する形態の作業に適する。
【0017】上記ロードセンシング弁6は、電磁弁9か
ら与えられるパイロット圧によって圧力差P1−P2に
ついての設定圧を変更する。すなわち、上記電磁弁9の
消勢時には、該電磁弁9からのパイロット圧がロードセ
ンシング弁6に作用せず、その結果、該ロードセンシン
グ弁6は、圧力差P1−P2が設定圧ΔPに保持される
ように上位斜板3aの傾転角を変化させる。一方、上記
電磁弁9の付勢時には、該電磁弁9からのパイロット圧
がロードセンシング弁6に作用し、その結果、該ロード
センシング弁6は、圧力差P1−P2が設定圧ΔP′に
保持されるように上位斜板3aの傾転角を変化させる。
【0018】この実施例では、上記圧力差の設定値(目
標保持圧)を変更するための指示手段として、上記操作
レバー4のノブ4aに設けた押釦スイッチ5と、建設機
械の計器板等に設けた切換スイッチ10とを備えてお
り、これらのスイッチの操作信号はコントローラ11に
加えられる。
【0019】いま、図3に示すように、上記押釦スイッ
チ5が操作されず(オフ状態)、かつ切換スイッチ10
が接点a側に投入されているとすると、この場合、コン
トローラ11に備えられたオア回路11aの出力の論理
レベルが“L”となるので、弁駆動回路11bは上記電
磁弁9を消勢状態にさせる。したがって、上記ロードセ
ンシング弁6は、上記圧力差P1−P2が設定圧ΔPに
保持されるように上位斜板3aの傾転角を変化させ、そ
の結果、操作レバー4のストローク量に対して油圧アク
チュエータの作動速度が図2のaのように変化すること
になる。この場合、レバー4の操作量に対する作業機の
速度変化が大きくなるので、該作業機の微小操作を必要
としない通常の作業を効率よく実施することができる。
【0020】一方、押釦スイッチ5をオン操作するか、
あるいは記切換スイッチ10を接点b側に投入した場合
には、上記オア回路11aの出力の論理レベルが“H”
となるので、弁駆動回路11bが上記電磁弁9を付勢さ
せる。これに伴ないロードセンシング弁6は、上記圧力
差P1−P2が設定圧ΔP′に保持されるように上記斜
板3aの傾転角を変化させ、その結果、操作レバー4の
ストローク量に対して油圧アクチュエータの作動速度が
図2のbのように変化することになる。この場合、レバ
ー4の操作量に対する作業機の速度変化が小さくなるの
で、該作業機の微小操作が容易になる。
【0021】この実施例によれば、押釦スイッチ5が操
作レバー4のノブ4aに設けられているので、上記切換
スイッチ10を接点a側に投入しておけば、操作レバー
4から手を離すことなく上記圧力差の設定値を変更する
ことができ、したがって作業性が著しく向上する。
【0022】なお、上記作業機の微小操作が長時間継続
して行われる場合には、上記切換スイッチ10を接点b
側に投入しておけば良い。
【0023】上記実施例では、押釦を押している間だけ
オンする形式の押釦スイッチを使用しているが、最初の
操作でオンし、次の操作でオフする状態保持式の押釦ス
イッチを適用することも可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、流量制御弁の操作レバ
ーのストローク量と油圧アクチュエータの作動速度との
関係を変化させることができるので、作業の形態に適合
した速度でアクチュエータを作動させることが可能にな
る。しかも上記の関係を上記操作レバーから手を離すこ
となく変化させることができるので、オペレータの負担
が少ないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示したブロック図。
【図2】操作レバーのストローク量と油圧アクチュエー
タの作動速度との関係を例示したグラフ。
【図3】コントローラの構成を概念的に示した回路図。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ 2 操作弁 3 可変容量型油圧ポンプ 3a 斜板 4 操作レバー 4a ノブ 5 押釦スイッチ 6 ロードセンシング弁 9 電磁弁 10 切換スイッチ 11 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 16/00 - 16/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量型油圧ポンプから吐出された作
    動油を油圧アクチュエータに作用させる流量制御弁と、
    上記油圧ポンプから吐出された作動油の圧力と上記油圧
    アクチュエータに作用する作動油の圧力との差に基づい
    て作動し、この圧力差が設定値に保持されるように上記
    油圧ポンプの斜板を制御する斜板制御手段とを有した油
    圧制御装置において、 上記流量制御弁を操作するレバーのノブに付設されたス
    イッチ手段と、 上記スイッチ手段の操作信号に基づいて、上記斜板制御
    手段における上記圧力差の設定値を変更させる手段とを
    備えることを特徴とする油圧制御装置。
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