JP3038261U - 軸体固定装置 - Google Patents
軸体固定装置Info
- Publication number
- JP3038261U JP3038261U JP1996012772U JP1277296U JP3038261U JP 3038261 U JP3038261 U JP 3038261U JP 1996012772 U JP1996012772 U JP 1996012772U JP 1277296 U JP1277296 U JP 1277296U JP 3038261 U JP3038261 U JP 3038261U
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- JP
- Japan
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- elastic body
- shaft
- fixing device
- formwork
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スリーブ管やドレン金物などの部材を、建造
物の内側から型枠類へ固定する。 【構成】 軸体11の先端部分に形成されているおねじ
部12に内、外2個のナット14、15を螺合させると
ともに、それらの間に挾まれて弾性変形可能な弾性体1
6を取り付ける。外方ナット15が通過できかつ弾性体
16の嵌め込みが可能な孔径を有する透孔17を型枠類
10に貫通形成し、内方ナット14の締め付けにより弾
性体16を膨張させ、透孔17の内壁に圧接させて軸体
11を型枠類10に取り付ける。
物の内側から型枠類へ固定する。 【構成】 軸体11の先端部分に形成されているおねじ
部12に内、外2個のナット14、15を螺合させると
ともに、それらの間に挾まれて弾性変形可能な弾性体1
6を取り付ける。外方ナット15が通過できかつ弾性体
16の嵌め込みが可能な孔径を有する透孔17を型枠類
10に貫通形成し、内方ナット14の締め付けにより弾
性体16を膨張させ、透孔17の内壁に圧接させて軸体
11を型枠類10に取り付ける。
Description
【0001】
本考案は、コンクリート打設部に設置する部材を軸体を用いて仮止めするに当 たり、その軸体を型枠類に取り付けるための固定装置に関するものである。
【0002】
例えば建造物にパラペットをコンクリートによって形成する場合、排水口形成 のためドレン金物をパラペットに埋め込む必要が生ずる。その際、ドレンに接続 するスリーブ管を型枠の定位置へ仮止めするが、そのための取り付けボルトを型 枠に止めなければならない。従来は型枠の向う側つまり建造物の外部からナット で止める必要があり、手間がかかる上危険でもあるという問題があった。
【0003】
本考案は前記の点に着目してなされたものでその課題はスリーブ管やドレン金 物などの部材を建造物の内側から型枠類へ固定することである。
【0004】
前記の課題を解決するため本考案は、軸体11の先端部分に形成されているお ねじ部12に内、外2個のナット14、15を螺合させるとともに、それらの間 に挾まれて弾性変形可能な弾性体16を取り付け、外方ナット15が通過できか つ弾性体16の嵌め込みが可能な孔径を有する透孔17を型枠類10に貫通形成 し、内方ナット14の締め付けにより弾性体16を膨張させ、透孔17の内壁に 圧接させて軸体11を型枠類10に取り付けたものである。
【0005】
本考案に係る軸体固定装置は、コンクリート打設部に設置する部材Aを、軸体 11を用いて仮止めする場合に、その軸体11を型枠類10に取り付けるための ものである。
【0006】 軸体11は先端部分に形成されたおねじ部12を有し、そこに内、外2個のナ ット14、15が螺合される。内方ナット14はパラペットPなどの建造物にお いて内方のものの意味である。その内、外両ナット14、15の間に挟まれる位 置に弾性体16及びセット金具20が配置される。セット金具20は前記部材A を仮止めするためのもので、面取りされた角部19を有する。
【0007】 この弾性体16は内、外両ナット14、15に挟まれて弾性変形可能な、例え ばゴム、或いは合成ゴムその他の合成樹脂から成る。弾性体16は軸体11を挿 し込み可能な孔を中心に有する。その外形は、それが嵌め込まれる型枠類10の 透孔17の形態に合わせる。例えば円筒形であれば弾性体16の外形もほぼ円筒 形といえる形状に形成する。勿論角孔に対し角筒形でも良い。
【0008】 図示の実施例も円筒形の透孔17に合致した大きさの円筒形とされている(図 1)。しかし、弾性体16にはテーパ状の外周面を形成しても良い。その場合、 弾性体16には外方へ向かってテーパ状の外周面を設け、それに加えて逆テーパ 状の外周面も内方に設けることができる。弾性体16を図2では小さ目にあらわ しているが、これは透孔17にきつ目に嵌め込める大きさである方が良い。
【0009】 型枠類10に設ける透孔17は従って上記弾性体16の外形と同一乃至近似の ものである。この透孔17に必要とされる条件は、弾性体16との関係を除けば 、外側ナット15がそこを通過できる孔径を有することである。透孔17は一様 な断面形で良いが、外方が内方より大きい逆テーパ状とすると抜け止め効果はよ り高くなる。
【0010】 さらに、外方ナット15と弾性体16との間に逆テーパ状のスぺーサを介在さ せたり、外方ナット15の内方端18が弾性体16に食い込んでその半径方向外 方への膨張を誘導すると良い。そのようなスペーサは樹脂又は金属により形成さ れる。
【0011】 図示の実施例において仮止めされる部材Aはスリーブ管及びドレン金物であり 軸体11の先端部に前記装置によって固定されるセット金具20がスリーブ管の 内周面に角部19で接してその外方端を支える。なお、軸体11は内側の先端部 分までおねじが形成してあり、この部分のおねじ13には別のナット21を螺合 し、該ナット21によってセットプレート22を締め付け、ドレン金物を仮止め する。23はセット金具20に設けた爪で、型枠類10に食い込む。
【0012】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、軸体11の先端つ まり外方のおねじ部12に内方ナット14、セット金具20、弾性体16、外方 ナット15を順に取り付け、軸体11の内方部分を持って外方ナット15を型枠 類10の透孔17に挿し込み、さらに弾性体16を嵌め込んで内方ナット14を 締め付けることで弾性体16を膨張させ、透孔17の内壁に圧接させることがで きるので、型枠類10の外部からの作業が不必要となり作業性を向上させかつ危 険をなくすことができるという効果を奏する。
【図1】本考案に係る軸体固定装置の実施例を示す分解
斜視図。
斜視図。
【図2】同上装置の使用状態を示す拡大断面図。
【図3】同上装置を用いたコンクリート打設部の断面
図。
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 星野 直康 埼玉県川口市元郷3丁目22番23号 (72)考案者 伊藤 光男 埼玉県浦和市東高砂町15番5号
Claims (3)
- 【請求項1】 コンクリート打設部に設置する部材Aを
軸体を用いて仮止めするに当たり、その軸体を型枠類に
取り付けるための固定装置であって、軸体11の先端部
分に形成されているおねじ部12に内、外2個のナット
14、15を螺合させるとともに、それらの間に挾まれ
て弾性変形可能な弾性体16を取り付け、外方ナット1
5が通過できかつ弾性体16の嵌め込みが可能な孔径を
有する透孔17を型枠類10に貫通形成し、内方ナット
14の締め付けにより弾性体16を膨張させ、透孔17
の内壁に圧接させて軸体11を型枠類10に取り付ける
ことを特徴とする軸体固定装置。 - 【請求項2】 外方ナット15の内方端18が弾性体1
6に食い込んで半径方向外方への膨張を誘導するように
した請求項1記載の軸体固定装置。 - 【請求項3】 弾性体16はテーパ状の外周面を有し、
透孔17に嵌め込みやすくした請求項1記載の軸体固定
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996012772U JP3038261U (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 軸体固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996012772U JP3038261U (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 軸体固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3038261U true JP3038261U (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=43172947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996012772U Expired - Lifetime JP3038261U (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 軸体固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038261U (ja) |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP1996012772U patent/JP3038261U/ja not_active Expired - Lifetime
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