JP3037916U - ステッチレスキルト羽毛布団 - Google Patents

ステッチレスキルト羽毛布団

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JP3037916U
JP3037916U JP1996011827U JP1182796U JP3037916U JP 3037916 U JP3037916 U JP 3037916U JP 1996011827 U JP1996011827 U JP 1996011827U JP 1182796 U JP1182796 U JP 1182796U JP 3037916 U JP3037916 U JP 3037916U
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JP
Japan
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cloth
front side
back side
partition
compartments
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JP1996011827U
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English (en)
Inventor
照治 ▲蔭▼山
祥栄 小島
Original Assignee
▲蔭▼山株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表側地と裏側地とを縫着することなく、内部
に羽毛が充填される多数の区画室を簡単に形成すること
にある。 【解決手段】 長さ方向に所定間隔で形成された複数の
孔3と、長さ方向に沿う両側縁を折り曲げて形成された
耳部4と、前記二つの耳部4間の略中間に沿って折り曲
げ可能に形成された隔壁部5とからなる複数の帯状布2
を前記孔3が形成された部位で交叉させて斜め格子状に
配列した隔壁布1を表側地11と裏側地12との間に介
在させて、前記表側地11及び裏側地12の内面と隔壁
布1の耳部4とを熱圧着により接合し、前記表側地11
及び裏側地12の周縁を封止した袋体13の内部で前記
隔壁布1により多数の区画室14を形成し、隔壁布1の
孔3により連通するすべての区画室14に羽毛を充填す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はステッチレスキルト羽毛布団に関し、詳しくは、寝具などに使用され る羽毛布団の表側地及び裏側地を縫着しないで、羽毛が充填される区画室を表側 地及び裏側地間に形成し得るステッチレスキルト羽毛布団に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、寝具の掛け布団などに使用される羽毛布団は、表側地と裏側地とから なり、この表側地及び裏側地の周縁を縫着して袋体を形成すると共に、表側地及 び裏側地同士を例えば縦横斜めに格子状に縫着することにより、内部に多数の区 画室を形成し、各区画室に羽毛を充填したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、縫着により区画室を形成した羽毛布団では、縫着作業に熟練を要し 、縫い目〔ミシン目〕が布団の外表面に出るため外観上好ましくなく、また、表 側地及び裏側地の外表面に針穴が存在するので使用に供されると布団内にダニ等 の虫が入り込みやすく健康上及び衛生上好ましくない。更に、充填物に羽毛を使 用した羽毛布団では、針穴から羽毛の先が突出して肌触りが悪化したり生理的不 快感を惹起させ長期に亘って快適に使用することが困難であるという問題があっ た。
【0004】 そこで、本考案は上記問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするとこ ろは、表側地と裏側地とを縫着することなく、内部に羽毛が充填される多数の区 画室を簡単かつ迅速に形成し得るステッチレスキルト羽毛布団を提供することに ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための技術的手段として、本考案に係るステッチレスキル ト羽毛布団は、長さ方向に所定間隔で形成された複数の孔と、長さ方向に沿う両 側縁を折り曲げて形成された耳部と、前記二つの耳部間の略中間に沿って折り曲 げ可能に形成された隔壁部とからなる複数の帯状布を前記孔が形成された部位で 交叉させて斜め格子状に配列した隔壁布を表側地と裏側地との間に介在させて、 前記表側地及び裏側地の内面と隔壁布の耳部とを熱圧着により接合し、前記表側 地及び裏側地の周縁を封止した袋体の内部で前記隔壁布により多数の区画室を形 成し、隔壁布の孔により連通するすべての区画室に羽毛を充填したことを特徴と する。
【0006】 また、本考案に係るステッチレスキルト羽毛布団は、長さ方向に所定間隔で形 成された複数の孔と、長さ方向に沿う両側縁を折り曲げて形成された耳部と、前 記二つの耳部間の略中間に沿って折り曲げ可能に形成された隔壁部とからなる複 数の帯状布を平行に配列した隔壁布を表側地と裏側地との間に介在させて、前記 表側地及び裏側地の内面と隔壁布の耳部とを熱圧着により接合し、前記表側地及 び裏側地の周縁を封止した袋体の内部で前記隔壁布により複数の区画室を形成し 、隔壁布の孔により連通するすべての区画室に羽毛を充填したことを特徴とする 。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図1乃至図9に示して説明する。
【0008】 本考案の羽毛布団では、図2及び図3(a)(b)に示すような構造を有する 隔壁布1を使用する。この隔壁布1は、帯状布2を一つの構成要素とし、後述す るように偏平な折り曲げが容易なように不織布などを使用することが好適である 。この帯状布2は、図4、図5及び図6(a)(b)に示すように長さ方向に所 定間隔で形成された複数の孔3と、長さ方向に沿う両側縁を折り曲げて形成され た耳部4と、前記二つの耳部4間の略中間に沿って折り曲げ可能に形成されたく 字状の隔壁部5とで構成される。尚、前述した孔3は、楕円形、円形など他の種 々の形状が可能である。
【0009】 隔壁布1は、例えば図7(a)に示すように斜め格子状の配列パターンでもっ て表側地及び裏側地の大きさに応じた長さを有する複数本の帯状布2〔図中鎖線 で示す〕を使用する。尚、帯状布2の配列パターンは、図7(a)に示すものに 限らず、その他、同図(b)に示すものや、同図(c)に示すように複数本の帯 状布2を平行に配列したものも可能である。
【0010】 本考案の羽毛布団10は、図1に示すように前述した隔壁布1を表側地11と 裏側地12との間に介在させ、帯状布2の両側縁に形成された耳部4と表側地1 1及び裏側地12の内面、帯状布2の相互に交叉する部位の耳部4同士を熱圧着 により接合する。また、表側地11及び裏側地12の周縁を封止して袋体13を 形成し、これにより、表側地11と裏側地12との間に隔壁布1により多数の区 画室14が形成される。尚、各区画室14は、隔壁布1の帯状布2の孔3を介し て相互に連通している。隔壁布1の孔3を介して連通するすべての区画室14に 羽毛〔図示せず〕が充填される。
【0011】 本考案の羽毛布団10を製作するに際しては、図8に示すように前述した帯状 布2を交叉させた隔壁布1を表側地11と裏側地12との間に介在させ、アイロ ンや熱圧着機を利用して表側地11及び裏側地12の外側からその表側地11及 び裏側地12の内面と隔壁布1の帯状布2の両側縁で折り曲げられた耳部4、隔 壁布1の相互に交叉する帯状布2の耳部4同士を熱圧着により接合する。尚、こ の時、隔壁布1の耳部4間に位置する隔壁部5は、その略中間に沿って折り曲げ 可能に形成されているため、表側地11及び裏側地12の外側からの押圧により 偏平に変形するので、表側地11及び裏側地12と隔壁布1の耳部4との熱圧着 が容易に行なえる。
【0012】 この熱圧着による接合は、例えば、以下の要領で行なえばよい。熱硬化性又は 熱軟化性の接着材が使用され、隔壁布1の耳部4に前述した接着材〔図示せず〕 を予め塗布(コーティング)或いは含浸しておき、この隔壁布1の耳部4を表側 地11及び裏側地12に衝合させて前述した熱圧着により接着材でもって接合す る。尚、接着材としては、ホットメルトタイプでテープ状のものを使用すること が可能である。
【0013】 このようにして表側地11及び裏側地12の内面と隔壁布1の耳部4とを接合 すると共に、表側地11と裏側地12の周縁を封止して袋体13を形成する。こ れにより、袋体13の内部において、表側地11と裏側地12との間で隔壁布1 により多数の区画室14が形成される〔図9参照〕。但し、各区画室14は、隔 壁布1の帯状布2が相互に交叉する部位で孔3により連通した状態にある。
【0014】 従って、表側地11と裏側地12の周縁を封止して袋体13を形成する際に、 表側地11及び裏側地12の周縁の一部に未封止部分〔図示せず〕を形成し、そ の未封止部分から適宜の手段により羽毛を注入する。この羽毛の注入により、袋 体13の内部では、隔壁布1の相互に交叉する部位に形成された孔3を介して連 通するすべての区画室14に羽毛が充填される。その後、未封止部分を適宜の手 段により封止することにより、羽毛布団10の製作が完了する。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、長さ方向に所定間隔で形成された複数の孔と、長さ方向に沿 う両側縁を折り曲げて形成された耳部と、前記二つの耳部間の略中間に沿って折 り曲げ可能に形成された隔壁部とからなる複数の帯状布を配列した隔壁布を使用 し、その隔壁布を表側地と裏側地との間に介在させて熱圧着により両者を接合一 体化して多数の区画室を形成したことによって、表側地と裏側地とを縫着するこ となく、熱圧着のみの簡単な手段でもって内部に羽毛が充填される多数の区画室 を容易かつ迅速に形成できるので、工数及び製作コストの低減が実現できて安価 な羽毛布団を提供できる。
【0016】 また、前記隔壁布は、表側地と裏側地との間に位置する隔壁部が折り曲げ可能 に形成されているため、熱圧着時にその隔壁部が折れ曲がって偏平に変形するの で、表側地及び裏側地と隔壁布の耳部との熱圧着が容易かつ確実に行なえる。ま た、隔壁布には、隣接するすべての区画室に連通する孔が形成されているので、 各区画室への羽毛の充填が容易かつ速やかに実行することができる。このように 表側地及び裏側地と隔壁布との熱圧着、内部への羽毛の充填などの製作作業が簡 単かつ迅速に行なうことができて実用的価値が大きい。
【0017】 更に、縫い目〔ミシン目〕が布団の外表面に出るようなことがないので外観上 も良好なものが得られ、表側地及び裏側地の外表面に針穴が存在しないので使用 に供されても布団内にダニ等の虫が入り込むことがなく健康上及び衛生上好まし い。また、布団の外表面では、針穴から羽毛の先が突出することもないので肌触 りがよく生理的不快感を惹起したりすることもないので長期に亘って快適に使用 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態におけるステッチレスキルト
羽毛布団を示す部分断面図
【図2】本考案で使用する隔壁布を示す平面図
【図3】(a)は図2のA−A線に沿う断面図 (b)は図2のB−B線に沿う断面図
【図4】図2の隔壁布の一つの構成要素である帯状布の
展開図
【図5】図4の帯状布を折り曲げ成形した状態を示す斜
視図
【図6】(a)は図5のC−C線に沿う断面図 (b)は図5のD−D線に沿う断面図
【図7】(a)〜(c)は隔壁布を構成する帯状布の配
列パターンを示す平面図
【図8】隔壁布と表側地及び裏側地とを熱圧着する状態
を示す断面図
【図9】熱圧着を完了した隔壁布と表側地及び裏側地を
示す断面図
【符号の説明】
1 隔壁布 2 帯状布 3 孔 4 耳部 5 隔壁部 10 羽毛布団 11 表側地 12 裏側地 13 袋体 14 区画室

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に所定間隔で形成された複数の
    孔と、長さ方向に沿う両側縁を折り曲げて形成された耳
    部と、前記二つの耳部間の略中間に沿って折り曲げ可能
    に形成された隔壁部とからなる複数の帯状布を前記孔が
    形成された部位で交叉させて斜め格子状に配列した隔壁
    布を表側地と裏側地との間に介在させて、前記表側地及
    び裏側地の内面と隔壁布の耳部とを熱圧着により接合
    し、前記表側地及び裏側地の周縁を封止した袋体の内部
    で前記隔壁布により多数の区画室を形成し、隔壁布の孔
    により連通するすべての区画室に羽毛を充填したことを
    特徴とするステッチレスキルト羽毛布団。
  2. 【請求項2】 長さ方向に所定間隔で形成された複数の
    孔と、長さ方向に沿う両側縁を折り曲げて形成された耳
    部と、前記二つの耳部間の略中間に沿って折り曲げ可能
    に形成された隔壁部とからなる複数の帯状布を平行に配
    列した隔壁布を表側地と裏側地との間に介在させて、前
    記表側地及び裏側地の内面と隔壁布の耳部とを熱圧着に
    より接合し、前記表側地及び裏側地の周縁を封止した袋
    体の内部で前記隔壁布により複数の区画室を形成し、隔
    壁布の孔により連通するすべての区画室に羽毛を充填し
    たことを特徴とするステッチレスキルト羽毛布団。
JP1996011827U 1996-11-19 1996-11-19 ステッチレスキルト羽毛布団 Expired - Lifetime JP3037916U (ja)

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