JP3037690B1 - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
- Publication number
- JP3037690B1 JP3037690B1 JP11189186A JP18918699A JP3037690B1 JP 3037690 B1 JP3037690 B1 JP 3037690B1 JP 11189186 A JP11189186 A JP 11189186A JP 18918699 A JP18918699 A JP 18918699A JP 3037690 B1 JP3037690 B1 JP 3037690B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- pressing
- connector
- rear end
- shoulder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 ロック機構を有するコネクタの組み立てを容
易化する。 【解決手段】 接触子3a,3bを支持する絶縁支持部
4が、シェル10に収容され、該シェル10の先端面1
7を除く周囲面18がコネクタカバー20の筒体21及
び後端壁22で包囲されている。コネクタカバー20の
両側には、筒体21及び後端壁22と一体の肩部23,
24、ブリッジ部25,26及び支点部27,28が形
成されている。ブリッジ部25,26によってできるカ
バー外側の貫通路25a,26aにロックアーム40,
70をそれぞれ挿入させて押圧片30,60に結合する
ことによりロック機構が構成されるので、ボルトやナッ
ト等を用いないでコネクタの組み立てができる。
易化する。 【解決手段】 接触子3a,3bを支持する絶縁支持部
4が、シェル10に収容され、該シェル10の先端面1
7を除く周囲面18がコネクタカバー20の筒体21及
び後端壁22で包囲されている。コネクタカバー20の
両側には、筒体21及び後端壁22と一体の肩部23,
24、ブリッジ部25,26及び支点部27,28が形
成されている。ブリッジ部25,26によってできるカ
バー外側の貫通路25a,26aにロックアーム40,
70をそれぞれ挿入させて押圧片30,60に結合する
ことによりロック機構が構成されるので、ボルトやナッ
ト等を用いないでコネクタの組み立てができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルの先端部
に取り付けられて機器間を接続するコネクタのうち、特
に、一対のロック機構を有するコネクタに関するもので
ある。
に取り付けられて機器間を接続するコネクタのうち、特
に、一対のロック機構を有するコネクタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ケーブルの先端に取り付けられ、パーソ
ナルコンピュータやその周辺機器等の機器間を接続する
コネクタには、抜落ちを防止して良好な接続状態を確保
するために、ロック機構を設けたものがある。ロック機
構付きコネクタのうち、カバーの両側に押圧部を設けた
コネクタは、例えば、片手でコネクタを持って押圧部を
押すとコネクタの先端側の爪が開くようになっているの
で、ロックが簡単に解除されてコネクタの取り外しも容
易である。このようなロック機構付きコネクタは、接触
子の先端をコネクタの先端方向に向けて支持する絶縁支
持部と、該絶縁支持部を収容するシェルと、押圧部及び
爪が一体となった左右1組のロック部材と、該ロック部
材をそれぞれ付勢する1組のばねと、コネクタの先端側
を開放し他の部分を覆う上カバー及び下カバーとを備え
ている。上カバー及び下カバーが合掌され、ボルト及び
ナットにより結合する構成になっている。
ナルコンピュータやその周辺機器等の機器間を接続する
コネクタには、抜落ちを防止して良好な接続状態を確保
するために、ロック機構を設けたものがある。ロック機
構付きコネクタのうち、カバーの両側に押圧部を設けた
コネクタは、例えば、片手でコネクタを持って押圧部を
押すとコネクタの先端側の爪が開くようになっているの
で、ロックが簡単に解除されてコネクタの取り外しも容
易である。このようなロック機構付きコネクタは、接触
子の先端をコネクタの先端方向に向けて支持する絶縁支
持部と、該絶縁支持部を収容するシェルと、押圧部及び
爪が一体となった左右1組のロック部材と、該ロック部
材をそれぞれ付勢する1組のばねと、コネクタの先端側
を開放し他の部分を覆う上カバー及び下カバーとを備え
ている。上カバー及び下カバーが合掌され、ボルト及び
ナットにより結合する構成になっている。
【0003】このロック機構付きコネクタを組み立てる
場合には、まず、接触子の後端側にケーブルの持つ導体
を接続し、該接触子を支持する絶縁支持部及び該導体を
シェルに収納する。そして、接触子の先端がコネクタの
先端側を向くように、シェルを例えば下カバーの所定の
位置に載置し、該載置されたシェルの両側にそれぞれば
ね及びロック部材を並置する。そして、下カバーの上に
上カバーを乗せて合掌させ、ボルト及びナットを締結し
て該上カバーと下カバーとを結合する。
場合には、まず、接触子の後端側にケーブルの持つ導体
を接続し、該接触子を支持する絶縁支持部及び該導体を
シェルに収納する。そして、接触子の先端がコネクタの
先端側を向くように、シェルを例えば下カバーの所定の
位置に載置し、該載置されたシェルの両側にそれぞれば
ね及びロック部材を並置する。そして、下カバーの上に
上カバーを乗せて合掌させ、ボルト及びナットを締結し
て該上カバーと下カバーとを結合する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カバー
の両側に押圧部を設けた従来のロック機構付きコネクタ
おいては、次のような課題があった。下カバーに載置し
たシェルの両側にばね及びロック部材を並置する作業
は、該ばねに一定のストレスが加わった状態で行う必要
があり、作業に熟練度が要求される。また、上カバーと
下カバーをボルト及びナットで結合するので、部品点数
が多くなるばかりでなく、組み立てに時間がかかるとい
う課題があった。
の両側に押圧部を設けた従来のロック機構付きコネクタ
おいては、次のような課題があった。下カバーに載置し
たシェルの両側にばね及びロック部材を並置する作業
は、該ばねに一定のストレスが加わった状態で行う必要
があり、作業に熟練度が要求される。また、上カバーと
下カバーをボルト及びナットで結合するので、部品点数
が多くなるばかりでなく、組み立てに時間がかかるとい
う課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、後端側がケーブルの
先端部に取り付けられると共に先端側が結合対象に結合
され、該ケーブルの持つ任意数の導体に対して信号を入
出力するコネクタにおいて、次のような絶縁支持部、ケ
ース、コネクタカバー、第1の押圧片、第1の圧縮ば
ね、第1のロックアーム、第1の回動支援部、第2の押
圧片、第2の圧縮ばね、第2のロックアーム及び第2の
回動支援部で構成している。前記絶縁支持部は、絶縁材
で形成され、前記ケーブルの先端部から露出された導体
に接続された導電性の接触子を先端側から露出させて支
持するものである。前記ケースは、開口窓を持つ先端面
と前記導体を介在した導体挿通孔を持ち該先端面と相俟
って内部を包囲する周囲面とを有し、前記接触子を該開
口窓から露出させた状態で前記絶縁支持部及び前記導体
を該内部に収容するようになっている。
に、本発明のうちの第1の発明は、後端側がケーブルの
先端部に取り付けられると共に先端側が結合対象に結合
され、該ケーブルの持つ任意数の導体に対して信号を入
出力するコネクタにおいて、次のような絶縁支持部、ケ
ース、コネクタカバー、第1の押圧片、第1の圧縮ば
ね、第1のロックアーム、第1の回動支援部、第2の押
圧片、第2の圧縮ばね、第2のロックアーム及び第2の
回動支援部で構成している。前記絶縁支持部は、絶縁材
で形成され、前記ケーブルの先端部から露出された導体
に接続された導電性の接触子を先端側から露出させて支
持するものである。前記ケースは、開口窓を持つ先端面
と前記導体を介在した導体挿通孔を持ち該先端面と相俟
って内部を包囲する周囲面とを有し、前記接触子を該開
口窓から露出させた状態で前記絶縁支持部及び前記導体
を該内部に収容するようになっている。
【0006】前記コネクタカバーは、第1の側壁、該第
1の側壁に対向する第2の側壁、第3の側壁、該第3の
側壁に対向し該第1から第3の側壁と相俟って筒体を構
成する第4の側壁、該筒体の後端側を閉鎖し該筒体と相
俟って前記ケースの周囲面を包囲する後端壁、該第1の
側壁の外面の該後端壁側から突出した第1の肩部、該筒
体の外周に架設され、該第1の側壁の外面と相俟って該
第1の肩部から所定の距離だけ離れた位置に第1の貫通
路を形成する第1のブリッジ部、該第2の側壁の外面の
該後端壁側から突出した第2の肩部、該筒体の外面に架
設されて該第2の側壁の外面と相俟って該第2の肩部か
ら所定の距離だけ離れた位置に第2の貫通路を形成する
第2のブリッジ部、該第1のブリッジ部の該第1の肩部
側から該第1の側壁に向けて突出し頂部が第1の支点を
なす第1の支点部及び該第2のブリッジ部の該第2の肩
部側から該第2の側壁に向けて突出し頂部が第2の支点
をなす第2の支点部を有し、これらの第1から第4の側
壁と後端壁と第1及び第2の肩部と第1及び第2のブリ
ッジ部と第1及び第2の支点部とが一体に形成されると
共に、該第3の側壁、第4の側壁または後端壁には前記
ケーブルの先端側を介在したケーブル通過孔が形成され
ている。
1の側壁に対向する第2の側壁、第3の側壁、該第3の
側壁に対向し該第1から第3の側壁と相俟って筒体を構
成する第4の側壁、該筒体の後端側を閉鎖し該筒体と相
俟って前記ケースの周囲面を包囲する後端壁、該第1の
側壁の外面の該後端壁側から突出した第1の肩部、該筒
体の外周に架設され、該第1の側壁の外面と相俟って該
第1の肩部から所定の距離だけ離れた位置に第1の貫通
路を形成する第1のブリッジ部、該第2の側壁の外面の
該後端壁側から突出した第2の肩部、該筒体の外面に架
設されて該第2の側壁の外面と相俟って該第2の肩部か
ら所定の距離だけ離れた位置に第2の貫通路を形成する
第2のブリッジ部、該第1のブリッジ部の該第1の肩部
側から該第1の側壁に向けて突出し頂部が第1の支点を
なす第1の支点部及び該第2のブリッジ部の該第2の肩
部側から該第2の側壁に向けて突出し頂部が第2の支点
をなす第2の支点部を有し、これらの第1から第4の側
壁と後端壁と第1及び第2の肩部と第1及び第2のブリ
ッジ部と第1及び第2の支点部とが一体に形成されると
共に、該第3の側壁、第4の側壁または後端壁には前記
ケーブルの先端側を介在したケーブル通過孔が形成され
ている。
【0007】前記第1の押圧片は、前記第1のブリッジ
部と前記第1の肩部との間に遊嵌され、該第1のブリッ
ジ部及び該第1の肩部の間から表面が露出し裏面が前記
第1の側壁の外面に対向する第1の押圧部及び該第1の
押圧部の先端側から該第1の側壁の外面に向けて立設さ
れると共に頂部には前記第1の支点部に回動自在に接す
る第1の掛止部が形成されている。第1の圧縮ばねは、
前記第1の押圧部の裏面を付勢するように前記第1の側
壁の外面と該第1の押圧部の裏面との間に配置されてい
る。前記第1のロックアームは、板状をなし、後端側が
前記第1の貫通路に挿通されると共に前記第1の押圧片
に連結し、先端側には前記結合対象と係合する第1の係
合部が形成されかつ該第1の係合部が該第1の貫通路か
ら露出している。前記第1の回動支援部は、前記第1の
押圧片の先端側または前記第1ロックアームの後端側か
ら前記第1の側壁の外面に向けて延設され、前記第1の
支点部からの距離が一定でかつ一部が該第1の側壁の側
面に接して前記第1の押圧部に加えられた押圧力の変化
を前記第1の掛止部を中心とした回動運動に変換する曲
面を持っている。
部と前記第1の肩部との間に遊嵌され、該第1のブリッ
ジ部及び該第1の肩部の間から表面が露出し裏面が前記
第1の側壁の外面に対向する第1の押圧部及び該第1の
押圧部の先端側から該第1の側壁の外面に向けて立設さ
れると共に頂部には前記第1の支点部に回動自在に接す
る第1の掛止部が形成されている。第1の圧縮ばねは、
前記第1の押圧部の裏面を付勢するように前記第1の側
壁の外面と該第1の押圧部の裏面との間に配置されてい
る。前記第1のロックアームは、板状をなし、後端側が
前記第1の貫通路に挿通されると共に前記第1の押圧片
に連結し、先端側には前記結合対象と係合する第1の係
合部が形成されかつ該第1の係合部が該第1の貫通路か
ら露出している。前記第1の回動支援部は、前記第1の
押圧片の先端側または前記第1ロックアームの後端側か
ら前記第1の側壁の外面に向けて延設され、前記第1の
支点部からの距離が一定でかつ一部が該第1の側壁の側
面に接して前記第1の押圧部に加えられた押圧力の変化
を前記第1の掛止部を中心とした回動運動に変換する曲
面を持っている。
【0008】前記第2の押圧片は、前記第2のブリッジ
部と前記第2の肩部との間に遊嵌され、該第2のブリッ
ジ部及び該第2の肩部の間から表面が露出し裏面が前記
第2の側壁の外面に対向する第2の押圧部及び該第2の
押圧部の先端側から該第2の側壁の外面に向けて立設さ
れると共に頂部には前記第2の支点部に回動自在に接す
る第2の掛止部が形成されている。前記第2の圧縮ばね
は、前記第2の押圧部の裏面を付勢するように前記第2
の側壁の外面と該第2の押圧部の裏面との間に配置され
てている。前記第2のロックアームは、板状をなし、後
端側が前記第2の貫通路に挿通されると共に前記第2の
押圧片に連結し、先端側には前記結合対象と係合する第
2の係合部が形成されかつ該第2の係合部が該第2の貫
通路から露出している。前記第2の回動支援部は、前記
第2の押圧片の先端側または前記第2ロックアームの後
端側から前記第2の側壁の外面に向けて延設され、前記
第2の支点部からの距離が一定でかつ一部が該第2の側
壁の側面に接して前記第2の押圧部に加えられた押圧力
の変化を前記第2の掛止部を中心とした回動運動に変換
する曲面を持っている。
部と前記第2の肩部との間に遊嵌され、該第2のブリッ
ジ部及び該第2の肩部の間から表面が露出し裏面が前記
第2の側壁の外面に対向する第2の押圧部及び該第2の
押圧部の先端側から該第2の側壁の外面に向けて立設さ
れると共に頂部には前記第2の支点部に回動自在に接す
る第2の掛止部が形成されている。前記第2の圧縮ばね
は、前記第2の押圧部の裏面を付勢するように前記第2
の側壁の外面と該第2の押圧部の裏面との間に配置され
てている。前記第2のロックアームは、板状をなし、後
端側が前記第2の貫通路に挿通されると共に前記第2の
押圧片に連結し、先端側には前記結合対象と係合する第
2の係合部が形成されかつ該第2の係合部が該第2の貫
通路から露出している。前記第2の回動支援部は、前記
第2の押圧片の先端側または前記第2ロックアームの後
端側から前記第2の側壁の外面に向けて延設され、前記
第2の支点部からの距離が一定でかつ一部が該第2の側
壁の側面に接して前記第2の押圧部に加えられた押圧力
の変化を前記第2の掛止部を中心とした回動運動に変換
する曲面を持っている。
【0009】第2の発明は、第1の発明における前記ケ
ーブルは、遮蔽付きケーブルとし、前記ケースは、前記
遮蔽と導通する導電体で形成している。第3の発明は、
第2の発明における前記ケースの前記先端面には、前記
結合対象に向けて延設された導電性の接触片を形成し、
前記コネクタカバーと前記第1及び第2のロックアーム
は、絶縁材でそれぞれ形成している。第4の発明は、第
1〜第3の発明における前記第1及び第2の圧縮ばね
は、U字型の圧縮板ばねでそれぞれ構成している。第5
の発明は、第1〜第4の発明における前記第1のロック
アームの前記第1の係合部と前記第2のロックアームの
第2の係合部とは、互いに向き合って前記板状からそれ
ぞれ突出した形状を持つ構成にしている。
ーブルは、遮蔽付きケーブルとし、前記ケースは、前記
遮蔽と導通する導電体で形成している。第3の発明は、
第2の発明における前記ケースの前記先端面には、前記
結合対象に向けて延設された導電性の接触片を形成し、
前記コネクタカバーと前記第1及び第2のロックアーム
は、絶縁材でそれぞれ形成している。第4の発明は、第
1〜第3の発明における前記第1及び第2の圧縮ばね
は、U字型の圧縮板ばねでそれぞれ構成している。第5
の発明は、第1〜第4の発明における前記第1のロック
アームの前記第1の係合部と前記第2のロックアームの
第2の係合部とは、互いに向き合って前記板状からそれ
ぞれ突出した形状を持つ構成にしている。
【0010】第1〜第5の発明によれば、以上のように
コネクタを構成したので、第1から第4の側壁と後端壁
と第1及び第2の肩部と第1及び第2のブリッジ部と第
1及び第2の支点部を有するコネクタカバーが一体に形
成されている。コネクタカバーの第1のブリッジ部によ
ってできた第1の貫通路に第1のロックアームの後端側
を挿入し、第1の押圧片に結合することで一つのロック
部材が構成される。同様に、コネクタカバーの第2のブ
リッジ部によってできた第2の貫通路に第2のロックア
ームの後端側を挿入し、第2の押圧片に結合することで
もう一つのロック部材が構成される。つまり、コネクタ
カバーは分割構造ではなく、合掌させる必要がなく、ボ
ルトやナットで結合する必要がない。結合された第1の
押圧片と第1ロックアームは、第1の回動支援部によ
り、該第1の押圧部に加えられた押圧力の変化を第1の
掛止部を中心とした回動運動に変換し、結合された第2
の押圧片と第2ロックアームは、第2の回動支援部によ
り、該第2の押圧部に加えられた押圧力の変化を第2の
掛止部を中心とした回動運動に変換する。これらの回動
運動により、結合対象に対するロックとその解除が確実
に行われる。
コネクタを構成したので、第1から第4の側壁と後端壁
と第1及び第2の肩部と第1及び第2のブリッジ部と第
1及び第2の支点部を有するコネクタカバーが一体に形
成されている。コネクタカバーの第1のブリッジ部によ
ってできた第1の貫通路に第1のロックアームの後端側
を挿入し、第1の押圧片に結合することで一つのロック
部材が構成される。同様に、コネクタカバーの第2のブ
リッジ部によってできた第2の貫通路に第2のロックア
ームの後端側を挿入し、第2の押圧片に結合することで
もう一つのロック部材が構成される。つまり、コネクタ
カバーは分割構造ではなく、合掌させる必要がなく、ボ
ルトやナットで結合する必要がない。結合された第1の
押圧片と第1ロックアームは、第1の回動支援部によ
り、該第1の押圧部に加えられた押圧力の変化を第1の
掛止部を中心とした回動運動に変換し、結合された第2
の押圧片と第2ロックアームは、第2の回動支援部によ
り、該第2の押圧部に加えられた押圧力の変化を第2の
掛止部を中心とした回動運動に変換する。これらの回動
運動により、結合対象に対するロックとその解除が確実
に行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】図2(i),(ii)は、本発明の
実施形態のロック機構付きコネクタの外観を示す図であ
り、同図(i)はコネクタの正面図、及び同図(ii)は
コネクタの側面図をそれぞれ示している。図1(i),
(ii)は、図2における本発明の実施形態を示すロック
機構付きコネクタの断面図であり、同図(i)は図2
(i)のA−A断面図、及び同図(ii)は図2(i)の
B−B断面図をそれぞれ示している。
実施形態のロック機構付きコネクタの外観を示す図であ
り、同図(i)はコネクタの正面図、及び同図(ii)は
コネクタの側面図をそれぞれ示している。図1(i),
(ii)は、図2における本発明の実施形態を示すロック
機構付きコネクタの断面図であり、同図(i)は図2
(i)のA−A断面図、及び同図(ii)は図2(i)の
B−B断面図をそれぞれ示している。
【0012】このロック機構付きコネクタは、例えば多
芯ケーブル1の先端に取り付けられて機器間を接続する
ものであり、該多芯ケーブル1の先端から露出された導
体1aが接続されるパッド2aと図示しないパターンと
が形成された基板2と、絶縁材で形成され、該基板2の
パッド2a及びパターンを介して導体1aに接続された
接触子3a,3bを支持する絶縁支持部4と、導電材の
銅/ニッケル合金等で形成されて絶縁支持部4を収容す
るケースであるシェル10と、該シェル10の先端側を
除く外周を包囲するコネクタカバー20とを、備えてい
る。ケーブル1の持つ複数の導体1aは、絶縁体1bに
よってそれぞれ絶縁されて撚合され、その上が編組等の
遮蔽層1cで覆われている。遮蔽層1cの上が外被1d
によって被覆されている。シェル10は、ケーブル1か
ら露出された絶縁体1b及び導体1aと基板2と絶縁支
持部4を収容するものであり、上側シェル10−1及び
下側シェル10−2によって構成されている。
芯ケーブル1の先端に取り付けられて機器間を接続する
ものであり、該多芯ケーブル1の先端から露出された導
体1aが接続されるパッド2aと図示しないパターンと
が形成された基板2と、絶縁材で形成され、該基板2の
パッド2a及びパターンを介して導体1aに接続された
接触子3a,3bを支持する絶縁支持部4と、導電材の
銅/ニッケル合金等で形成されて絶縁支持部4を収容す
るケースであるシェル10と、該シェル10の先端側を
除く外周を包囲するコネクタカバー20とを、備えてい
る。ケーブル1の持つ複数の導体1aは、絶縁体1bに
よってそれぞれ絶縁されて撚合され、その上が編組等の
遮蔽層1cで覆われている。遮蔽層1cの上が外被1d
によって被覆されている。シェル10は、ケーブル1か
ら露出された絶縁体1b及び導体1aと基板2と絶縁支
持部4を収容するものであり、上側シェル10−1及び
下側シェル10−2によって構成されている。
【0013】図3(i)〜(iv) は、図1中の上側シェ
ル10−1の構成例を示す図であり、同図(i)は正面
図、同図(ii)は平面図、同図(iii)は背面図、及び同
図(iv)は下面図をそれぞれ示している。図4(i),
(ii)は、図3の断面を示す図であり、同図(i)は図
3(ii)のC−C断面図、及び同図(ii)は図3(iV)
のD−D断面図をそれぞれ示している。上側シェル10
−1は、例えば1枚の合金板をプレス加工することによ
り形成されており、概ね矩形の天井部11と、該天井部
11の周囲に垂直に折り曲げられた側壁12とを有して
いる。ただし、上側シェル10−1の先端側には、側壁
12はなく開放され、天井部11の先端側からは舌状に
突出したアース接続用接触片13が配置されている。
ル10−1の構成例を示す図であり、同図(i)は正面
図、同図(ii)は平面図、同図(iii)は背面図、及び同
図(iv)は下面図をそれぞれ示している。図4(i),
(ii)は、図3の断面を示す図であり、同図(i)は図
3(ii)のC−C断面図、及び同図(ii)は図3(iV)
のD−D断面図をそれぞれ示している。上側シェル10
−1は、例えば1枚の合金板をプレス加工することによ
り形成されており、概ね矩形の天井部11と、該天井部
11の周囲に垂直に折り曲げられた側壁12とを有して
いる。ただし、上側シェル10−1の先端側には、側壁
12はなく開放され、天井部11の先端側からは舌状に
突出したアース接続用接触片13が配置されている。
【0014】天井部11には、コネクタカバー20を係
止する凹部11a,11bが形成され、側壁12には、
コネクタカバー20に係合されるように外側に折り曲げ
られたカバー係合部12a,12bや、下側シェル10
−2と結合するための結合用孔12c,12d,12
e,12fが形成されている。後端側の側壁12には、
さらに、ケーブル1の先端から露出された導体1aが挿
通される導体挿通孔12gが形成されている。
止する凹部11a,11bが形成され、側壁12には、
コネクタカバー20に係合されるように外側に折り曲げ
られたカバー係合部12a,12bや、下側シェル10
−2と結合するための結合用孔12c,12d,12
e,12fが形成されている。後端側の側壁12には、
さらに、ケーブル1の先端から露出された導体1aが挿
通される導体挿通孔12gが形成されている。
【0015】図5(i)〜(iii)は、図1中の下側シェ
ル10−2の構成例を示す図であり、同図(i)は正面
図、同図(ii)は平面図、及び同図(iii)は背面図をそ
れぞれ示している。下側シェル10−2も、例えば1枚
の合金板をプレス加工して形成されており、概ね矩形の
底部14と、該底部14の周囲に垂直に折り曲げて形成
された側壁15とを有している。側壁15の先端側の底
部14から高さは、他の部分よりも低くなっており、上
側シェル10−1と組み合わされたときに開口窓16が
形成されるようになっている。
ル10−2の構成例を示す図であり、同図(i)は正面
図、同図(ii)は平面図、及び同図(iii)は背面図をそ
れぞれ示している。下側シェル10−2も、例えば1枚
の合金板をプレス加工して形成されており、概ね矩形の
底部14と、該底部14の周囲に垂直に折り曲げて形成
された側壁15とを有している。側壁15の先端側の底
部14から高さは、他の部分よりも低くなっており、上
側シェル10−1と組み合わされたときに開口窓16が
形成されるようになっている。
【0016】底部14には、基板2及び絶縁支持部4を
下から支えるために合金板が折り曲げれて形成された2
つの足部14a,14bが形成されている。側壁15に
は、基板2及び絶縁支持部4を固定するために内側に折
り曲げられて形成された固定部15a、15b,15
c,15d,15e,15fと、上側シェルの各結合用
孔12c,12d,12e,12fに係合するように外
側に折り曲げられて形成された結合用凸部15g,15
h,15i,15jとが配置されている。側壁15の後
端側には、絶縁体1bで被覆された導体1aが挿通され
る導体挿通孔15kが形成されると共に、該導体挿通孔
15kから外側へ伸び、ケーブル1の先端側を支えるケ
ーブル支持部15mが形成されている。上側シェル10
−1と下側シェル10−2とを対向させて組み立てる
と、図1(ii)のように、開口窓16を有する先端面1
7と内部を包囲する周囲面18とからなる概ね直方体の
シェル10が形成される。シェル10の内部に、導体1
a、基板2及び絶縁支持部4が収容され、開口窓16か
ら、絶縁支持部14が支持した接触子3a,3bの先端
が露出される。
下から支えるために合金板が折り曲げれて形成された2
つの足部14a,14bが形成されている。側壁15に
は、基板2及び絶縁支持部4を固定するために内側に折
り曲げられて形成された固定部15a、15b,15
c,15d,15e,15fと、上側シェルの各結合用
孔12c,12d,12e,12fに係合するように外
側に折り曲げられて形成された結合用凸部15g,15
h,15i,15jとが配置されている。側壁15の後
端側には、絶縁体1bで被覆された導体1aが挿通され
る導体挿通孔15kが形成されると共に、該導体挿通孔
15kから外側へ伸び、ケーブル1の先端側を支えるケ
ーブル支持部15mが形成されている。上側シェル10
−1と下側シェル10−2とを対向させて組み立てる
と、図1(ii)のように、開口窓16を有する先端面1
7と内部を包囲する周囲面18とからなる概ね直方体の
シェル10が形成される。シェル10の内部に、導体1
a、基板2及び絶縁支持部4が収容され、開口窓16か
ら、絶縁支持部14が支持した接触子3a,3bの先端
が露出される。
【0017】図6(i)〜(iii)は、図1中のコネクタ
カバー20の構成例を示す図であり、同図(i)は正面
図、同図(ii)は同図(i)のE−E断面図、及び同図
(iii)は同図(ii)のF−F断面図をそれぞれ示してい
る。コネクタカバー20は、筒体21と該筒体21の後
端側を閉鎖する後端壁22とを有している。筒体21
は、第1の側壁21aと該第1の側壁21aに対向する
第2の側壁21bと、これらの側壁21a,21bに挟
まれた第3の側壁21cと該側壁21cに対向する第4
の側壁21dとからなる四角筒状をなし、その側壁21
a,21bには、上側シェル10−1に形成されたカバ
ー係合部12a,12bと係合するシェル係合孔21
e,21fがそれぞれ形成されている。側壁21dの内
側には、上側シェル10−1の天井部11に当接してシ
ェル10を支える支持部21g,21hが立設されると
共に、アース接続用接触子片13を収めるスペースをカ
バーの先端方向に形成する柵21j,21k,21n,
21m,21o,21pが立設されている。後端壁22
には、ケーブル1の先端側が挿通されるケーブル挿通孔
22aが形成されている。
カバー20の構成例を示す図であり、同図(i)は正面
図、同図(ii)は同図(i)のE−E断面図、及び同図
(iii)は同図(ii)のF−F断面図をそれぞれ示してい
る。コネクタカバー20は、筒体21と該筒体21の後
端側を閉鎖する後端壁22とを有している。筒体21
は、第1の側壁21aと該第1の側壁21aに対向する
第2の側壁21bと、これらの側壁21a,21bに挟
まれた第3の側壁21cと該側壁21cに対向する第4
の側壁21dとからなる四角筒状をなし、その側壁21
a,21bには、上側シェル10−1に形成されたカバ
ー係合部12a,12bと係合するシェル係合孔21
e,21fがそれぞれ形成されている。側壁21dの内
側には、上側シェル10−1の天井部11に当接してシ
ェル10を支える支持部21g,21hが立設されると
共に、アース接続用接触子片13を収めるスペースをカ
バーの先端方向に形成する柵21j,21k,21n,
21m,21o,21pが立設されている。後端壁22
には、ケーブル1の先端側が挿通されるケーブル挿通孔
22aが形成されている。
【0018】このコネクタカバー20には、さらに、側
壁21aの外面の後端側から突出した第1の肩部23
と、同様に側面21bの外面から突出した第2の肩部2
4と、第1及び第2のブリッジ部25,26と、該各ブ
リッジ部25,26に形成された第1及び第2の支点部
27,28とを有し、これらが、前記筒体21及び後端
壁22と一体に絶縁材で形成されている。
壁21aの外面の後端側から突出した第1の肩部23
と、同様に側面21bの外面から突出した第2の肩部2
4と、第1及び第2のブリッジ部25,26と、該各ブ
リッジ部25,26に形成された第1及び第2の支点部
27,28とを有し、これらが、前記筒体21及び後端
壁22と一体に絶縁材で形成されている。
【0019】ブリッジ部25は筒体21の外周に架設さ
れ、肩部23から距離を隔てた位置に、側壁21aの外
面と相俟って第1の貫通路25aを形成している。ブリ
ッジ部26は筒体21の外周に架設され、肩部24から
距離を隔てた位置に側壁21bの外面と相俟って第2の
貫通路26aを形成している。支点部27は、ブリッジ
部25の後端側、つまり肩部23側に位置し、側壁21
a側に突出している。支点部28は、ブリッジ部26の
肩部24側に位置し、側壁21b側に突出している。ブ
リッジ部25は、図1(i)のように第1の押圧片30
と第1のロックアーム40とU字形の第1の圧縮板ばね
50とからなるロック機構を回動自在に支えている。ブ
リッジ部26は、第2の押圧片60と第2のロックアー
ム70とU字形の第2の圧縮板ばね80とからなるロッ
ク機構を回動自在に支えている。
れ、肩部23から距離を隔てた位置に、側壁21aの外
面と相俟って第1の貫通路25aを形成している。ブリ
ッジ部26は筒体21の外周に架設され、肩部24から
距離を隔てた位置に側壁21bの外面と相俟って第2の
貫通路26aを形成している。支点部27は、ブリッジ
部25の後端側、つまり肩部23側に位置し、側壁21
a側に突出している。支点部28は、ブリッジ部26の
肩部24側に位置し、側壁21b側に突出している。ブ
リッジ部25は、図1(i)のように第1の押圧片30
と第1のロックアーム40とU字形の第1の圧縮板ばね
50とからなるロック機構を回動自在に支えている。ブ
リッジ部26は、第2の押圧片60と第2のロックアー
ム70とU字形の第2の圧縮板ばね80とからなるロッ
ク機構を回動自在に支えている。
【0020】図7(i)〜(iii)は、図1中の押圧片3
0の構成例を示す図であり、同図(i)は正面図、同図
(ii)は同図(i)のG−G断面図、及び同図(iii)は
背面図をそれぞれ示している。押圧片30は、例えばA
BS樹脂で成型されたものであり、表面31aがコネク
タカバー20の肩部23とブリッジ部25との間が露出
し、裏面31bにばね50の一辺が当接する第1の押圧
部31と、ロックアーム40に結合するためのアーム結
合用突起32aが裏面31b側に向けて形成されたアー
ム結合部32とを有している。アーム結合部32は、押
圧部31の周囲から立設された壁33に支えられてい
る。押圧片30の先端側の壁33の頂部には、コネクタ
カバー20に組み込まれたときに支点部27に回動自在
に接するくの字形の第1の掛止部34が形成されてい
る。この押圧片30には、さらに、第1の回動支援部3
5が設けられている。回動支援部35は掛止部34と共
に押圧片30の先端側の壁33に形成されている。回動
支援部35には、当該押圧片30がカバー20に組み込
まれたときに、支点部27からの距離が一定でその一部
が側壁21aの外面に接する曲面35aが形成されてい
る。
0の構成例を示す図であり、同図(i)は正面図、同図
(ii)は同図(i)のG−G断面図、及び同図(iii)は
背面図をそれぞれ示している。押圧片30は、例えばA
BS樹脂で成型されたものであり、表面31aがコネク
タカバー20の肩部23とブリッジ部25との間が露出
し、裏面31bにばね50の一辺が当接する第1の押圧
部31と、ロックアーム40に結合するためのアーム結
合用突起32aが裏面31b側に向けて形成されたアー
ム結合部32とを有している。アーム結合部32は、押
圧部31の周囲から立設された壁33に支えられてい
る。押圧片30の先端側の壁33の頂部には、コネクタ
カバー20に組み込まれたときに支点部27に回動自在
に接するくの字形の第1の掛止部34が形成されてい
る。この押圧片30には、さらに、第1の回動支援部3
5が設けられている。回動支援部35は掛止部34と共
に押圧片30の先端側の壁33に形成されている。回動
支援部35には、当該押圧片30がカバー20に組み込
まれたときに、支点部27からの距離が一定でその一部
が側壁21aの外面に接する曲面35aが形成されてい
る。
【0021】押圧片60は、押圧片30と同様の構成で
あり、第2の押圧部61と、アーム結合用突起62aが
形成されたアーム結合部62と、支点部28に回動自在
に接するくの字形の図示しない第2の掛止部64と、一
部が側壁21bの外面に接する曲面65aが形成された
図示しない第2の回動支援部65とを、有している。各
押圧片30,60は、図1(i)のように、肩部23,
24とブリッジ部25,26の間に、先端側が該ブリッ
ジ部25,26側に向き後端側が肩部23,24側に向
くように遊嵌されてコネクタカバー20にそれぞれ組み
込まれている。
あり、第2の押圧部61と、アーム結合用突起62aが
形成されたアーム結合部62と、支点部28に回動自在
に接するくの字形の図示しない第2の掛止部64と、一
部が側壁21bの外面に接する曲面65aが形成された
図示しない第2の回動支援部65とを、有している。各
押圧片30,60は、図1(i)のように、肩部23,
24とブリッジ部25,26の間に、先端側が該ブリッ
ジ部25,26側に向き後端側が肩部23,24側に向
くように遊嵌されてコネクタカバー20にそれぞれ組み
込まれている。
【0022】図8(i)〜(iii)は、図1中のロックア
ーム40の構成例を示す図であり、同図(i)は正面
図、同図(ii)は側面図、及び同図(iii)は同図(i)
のG−G断面図をそれぞれ示している。ロックアーム4
0は、ABS樹脂等の絶縁材が成型されたものであり、
概ね板状になっている。ロックアーム40の先端側に
は、係合部である係合用突起41が形成され、結合対象
に係合するようになっている。ロックアーム40の後端
側には、押圧片30と結合する結合孔42が形成され、
中央部には、ばね50のU字形の底の部分を図1(i)
のように移動自在に支持するばね用孔4が形成されてい
る。ロックアーム70にも、ロックアーム40と同様の
係合用突起71、結合孔72、及びばね用孔73が形成
さている。ロックアーム40,70は、後端側から貫通
路25a,26aにそれぞれ挿通され、その先端側が露
出して係合用突起41及び71が対向するようにコネク
タカバー20に組み込まれている。組み込まれた状態で
は、各ロックアーム40,70の結合孔42,72が押
圧片30,60のアーム結合用突起32a,62aとそ
れぞれ結合し、2つのロック機構全体がそれぞれ回動可
能になっている。
ーム40の構成例を示す図であり、同図(i)は正面
図、同図(ii)は側面図、及び同図(iii)は同図(i)
のG−G断面図をそれぞれ示している。ロックアーム4
0は、ABS樹脂等の絶縁材が成型されたものであり、
概ね板状になっている。ロックアーム40の先端側に
は、係合部である係合用突起41が形成され、結合対象
に係合するようになっている。ロックアーム40の後端
側には、押圧片30と結合する結合孔42が形成され、
中央部には、ばね50のU字形の底の部分を図1(i)
のように移動自在に支持するばね用孔4が形成されてい
る。ロックアーム70にも、ロックアーム40と同様の
係合用突起71、結合孔72、及びばね用孔73が形成
さている。ロックアーム40,70は、後端側から貫通
路25a,26aにそれぞれ挿通され、その先端側が露
出して係合用突起41及び71が対向するようにコネク
タカバー20に組み込まれている。組み込まれた状態で
は、各ロックアーム40,70の結合孔42,72が押
圧片30,60のアーム結合用突起32a,62aとそ
れぞれ結合し、2つのロック機構全体がそれぞれ回動可
能になっている。
【0023】次に、図1及び図2のコネクタの組み立て
手順例を説明する。まず、コネクタカバー20の後端の
ケーブル挿入孔22aからケーブル1の先端側を挿入し
て、該コネクタカバー20の先端側からケーブル1の先
端を露出させる。ケーブル1の先端から外被1dを所定
長さ取り除くと共に、残った外被1dの上に遮蔽層1c
を折り返して絶縁体1bを露出させる。次に、絶縁体1
bの先端側を必要長さ取り除き、導体1aを先端から露
出させる。
手順例を説明する。まず、コネクタカバー20の後端の
ケーブル挿入孔22aからケーブル1の先端側を挿入し
て、該コネクタカバー20の先端側からケーブル1の先
端を露出させる。ケーブル1の先端から外被1dを所定
長さ取り除くと共に、残った外被1dの上に遮蔽層1c
を折り返して絶縁体1bを露出させる。次に、絶縁体1
bの先端側を必要長さ取り除き、導体1aを先端から露
出させる。
【0024】基板2及び絶縁支持部4を組み込んだ下側
シェル10−2を用意し、露出したケーブル1の導体1
aをパッド2aに半田で接続する。これにより、接触子
3a,3bと導体1aとが接続される。導体1aの接続
が終了した後、遮蔽層1cをケーブル支持部15mに、
金属帯で形成された図1のクランパ1eでクランプする
ことで固定する。この固定により、導体1aに張力がか
からなくなると共に、シェル10と遮蔽層1cとの間の
導通が確保される。クランプが終了した後、下側シェル
10−2の上方から上側シェル10−1を被せてシェル
10を組み立て、導体1a及び絶縁支持部4を該シェル
10の内部に収容する。シェル10の組み立てが終了し
た後、コネクタカバー20をケーブル1の先端側に移動
させ、該コネクタカバー20の側壁21a〜21d及び
後端壁22でシェル10の周囲面を被包する。
シェル10−2を用意し、露出したケーブル1の導体1
aをパッド2aに半田で接続する。これにより、接触子
3a,3bと導体1aとが接続される。導体1aの接続
が終了した後、遮蔽層1cをケーブル支持部15mに、
金属帯で形成された図1のクランパ1eでクランプする
ことで固定する。この固定により、導体1aに張力がか
からなくなると共に、シェル10と遮蔽層1cとの間の
導通が確保される。クランプが終了した後、下側シェル
10−2の上方から上側シェル10−1を被せてシェル
10を組み立て、導体1a及び絶縁支持部4を該シェル
10の内部に収容する。シェル10の組み立てが終了し
た後、コネクタカバー20をケーブル1の先端側に移動
させ、該コネクタカバー20の側壁21a〜21d及び
後端壁22でシェル10の周囲面を被包する。
【0025】図9は、ロック機構の組み込み方法例を示
す斜視図である。押圧片30の先端側の掛止部34がコ
ネクタカバー20の支点部27に当接すると共に回動支
援部35の曲面35aが側壁21aの外面に接するよう
に、該押圧片30を肩部23とブリッジ部25との間に
挿入する。ロックアーム40のばね用孔43にばね50
を通しておき、該ばね50及びロックアーム40をブリ
ッジ部25側に押し付けるようにして該ばね50に圧力
を与えながら、ロックアーム40の後端側を貫通路25
aに差し込む。そして、一旦、ばね50に加えた圧力を
解放し、ロックアーム40の先端側を貫通路25aの方
向に押す。これにより、ばね50及びロックアーム40
の後端側がブリッジ部25の内側を摺動し、該ばね50
及びロックアーム40の必要部分が貫通路25aに挿入
され、かつロックアーム40の結合用孔41と押圧片3
0の結合用突起32aとが結合する。この状態では、ば
ね50の一端がコネクタカバー20の側壁21aに当接
し、該ばね50の他端が押圧部30の裏面31bに当接
する。押圧片60、ロックアーム70及びばね80も同
様にしてコネクタカバー20に組込む。
す斜視図である。押圧片30の先端側の掛止部34がコ
ネクタカバー20の支点部27に当接すると共に回動支
援部35の曲面35aが側壁21aの外面に接するよう
に、該押圧片30を肩部23とブリッジ部25との間に
挿入する。ロックアーム40のばね用孔43にばね50
を通しておき、該ばね50及びロックアーム40をブリ
ッジ部25側に押し付けるようにして該ばね50に圧力
を与えながら、ロックアーム40の後端側を貫通路25
aに差し込む。そして、一旦、ばね50に加えた圧力を
解放し、ロックアーム40の先端側を貫通路25aの方
向に押す。これにより、ばね50及びロックアーム40
の後端側がブリッジ部25の内側を摺動し、該ばね50
及びロックアーム40の必要部分が貫通路25aに挿入
され、かつロックアーム40の結合用孔41と押圧片3
0の結合用突起32aとが結合する。この状態では、ば
ね50の一端がコネクタカバー20の側壁21aに当接
し、該ばね50の他端が押圧部30の裏面31bに当接
する。押圧片60、ロックアーム70及びばね80も同
様にしてコネクタカバー20に組込む。
【0026】このように組み立てられた図1のコネクタ
では、各押圧片30,60とロックアーム40,70と
がそれぞれ結合されて一体化する。押圧片30及び60
の押圧部31,61に押圧力を加えることにより、押圧
片30,60の位置が変化する。このとき、回動支援部
35,65の持つ曲面35a,65aは、押圧力を、掛
止部34,64を中心とした押圧片30,60及びロッ
クアーム40,70の回動運動に変換する。これによ
り、ロックアーム40,70の先端側が開き、係合用突
起41,62の間が開き、結合対象との間のロックが解
除される。逆に、押圧片30,60にかけていた押圧力
を解除すると、ロックアーム40,70の先端側の間隔
が狭まり、係合用突起41,62により、結合対象にロ
ックされる。結合対象にロックされた状態では、接触子
3a,3bが結合対象に設けられた接触子と接触し、ケ
ーブル1に信号が入出力される。また、アース接続用接
触片13も結合対象のアースと接続され、遮蔽層1cに
誘導されたノイズが、アースに流れることになる。
では、各押圧片30,60とロックアーム40,70と
がそれぞれ結合されて一体化する。押圧片30及び60
の押圧部31,61に押圧力を加えることにより、押圧
片30,60の位置が変化する。このとき、回動支援部
35,65の持つ曲面35a,65aは、押圧力を、掛
止部34,64を中心とした押圧片30,60及びロッ
クアーム40,70の回動運動に変換する。これによ
り、ロックアーム40,70の先端側が開き、係合用突
起41,62の間が開き、結合対象との間のロックが解
除される。逆に、押圧片30,60にかけていた押圧力
を解除すると、ロックアーム40,70の先端側の間隔
が狭まり、係合用突起41,62により、結合対象にロ
ックされる。結合対象にロックされた状態では、接触子
3a,3bが結合対象に設けられた接触子と接触し、ケ
ーブル1に信号が入出力される。また、アース接続用接
触片13も結合対象のアースと接続され、遮蔽層1cに
誘導されたノイズが、アースに流れることになる。
【0027】以上のような本実施形態のコネクタでは、
次の(1)〜(5)の利点がある。 (1) 貫通路25a,26aを形成するブリッジ部2
5,26をコネクタカバー20に設けて一体に形成し、
押圧片30,60とロックアーム40,70とを分割し
た構成とし、ロックアーム40,70を貫通路25a,
26aに挿入して該押圧片30,60と結合するように
したので、従来のように、2つの上下カバーをボルト及
びナット等で結合する必要がなくなり、部品点数が減少
できると共に組み立て時間が短縮できる。また、従来の
ようにばねにストレスを与えた状態でロック部材をシェ
ル10に並設するのではないので、熟練を要しない組み
立てが可能である。 (2) 支点部27,28をブリッジ部25,26から
側壁21a,21bに向けて突出させ、押圧片30,6
0の先端側に掛止部34,64を形成し、さらに、回動
支援部35,65を形成したので、ロックアーム40,
70の貫通路25a,26aへの挿入がスムーズにでき
ると共に、押圧片30,60及びロックアーム40,7
0ががたつきがない安定した回動運動を行うことができ
る。
次の(1)〜(5)の利点がある。 (1) 貫通路25a,26aを形成するブリッジ部2
5,26をコネクタカバー20に設けて一体に形成し、
押圧片30,60とロックアーム40,70とを分割し
た構成とし、ロックアーム40,70を貫通路25a,
26aに挿入して該押圧片30,60と結合するように
したので、従来のように、2つの上下カバーをボルト及
びナット等で結合する必要がなくなり、部品点数が減少
できると共に組み立て時間が短縮できる。また、従来の
ようにばねにストレスを与えた状態でロック部材をシェ
ル10に並設するのではないので、熟練を要しない組み
立てが可能である。 (2) 支点部27,28をブリッジ部25,26から
側壁21a,21bに向けて突出させ、押圧片30,6
0の先端側に掛止部34,64を形成し、さらに、回動
支援部35,65を形成したので、ロックアーム40,
70の貫通路25a,26aへの挿入がスムーズにでき
ると共に、押圧片30,60及びロックアーム40,7
0ががたつきがない安定した回動運動を行うことができ
る。
【0028】(3) 押圧されるばね50,80はU字
形としたので、該ばね50,80の揺動運動のストロー
クを短くでき、ばねの寿命が長くできる。 (4) シェル10にアース接続用接触片13を設け、
該シェル10に遮蔽層1cを接続する構成とし、コネク
タカバー20は絶縁材で形成したので、導電性の金属が
外部に露出されず、アースが高電圧に触れる等の事故が
防止できる。 (5) ロックアーム40,70に形成されて結合対象
に係合する部分を、係合用突起41,71で構成したの
で、該結合対象に凸部を設ける必要がなくなり、結合対
象の外形を小さくできると共にその美観を損なわない。
形としたので、該ばね50,80の揺動運動のストロー
クを短くでき、ばねの寿命が長くできる。 (4) シェル10にアース接続用接触片13を設け、
該シェル10に遮蔽層1cを接続する構成とし、コネク
タカバー20は絶縁材で形成したので、導電性の金属が
外部に露出されず、アースが高電圧に触れる等の事故が
防止できる。 (5) ロックアーム40,70に形成されて結合対象
に係合する部分を、係合用突起41,71で構成したの
で、該結合対象に凸部を設ける必要がなくなり、結合対
象の外形を小さくできると共にその美観を損なわない。
【0029】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず種々の変形が可能である。その変形例としては、例え
ば次のようなものがある。 (I) 基板2を用いずに、導体1aを直接接触子3
a,3bに接続する構成にしてもよい。 (II) ケーブル1は遮蔽層1cを有しているが、その
遮蔽層1cを持たないケーブル1の先端に取り付けられ
る構成にしてもよい。この場合、例えばシェル10を適
当なプラスチックにすることができる。 (III) コネクタカバー20を金属等の導電材で構成す
ることも可能である。 (IV) コネクタカバー20を導電材で構成すると共に
ロックアーム40,70も導電材で構成し、遮蔽層1c
を該コネクタカバー20に接続し、結合対象とのアース
接続を該ロックアーム40,70で実現するようにして
もよい。 (V) 回動支援部35,65は、押圧片30,60側
でなく、ロックアーム40,70側に設けてもよい。 (VI) 回動支援部35,65は、押圧片30,60に
形成せず、ロックアーム40,70に形成してもよい。 (VII) ケーブル挿通孔22aは、コネクタカバー20
の後端壁22ではなく、側壁21cまたは21dに形成
してもよい。
ず種々の変形が可能である。その変形例としては、例え
ば次のようなものがある。 (I) 基板2を用いずに、導体1aを直接接触子3
a,3bに接続する構成にしてもよい。 (II) ケーブル1は遮蔽層1cを有しているが、その
遮蔽層1cを持たないケーブル1の先端に取り付けられ
る構成にしてもよい。この場合、例えばシェル10を適
当なプラスチックにすることができる。 (III) コネクタカバー20を金属等の導電材で構成す
ることも可能である。 (IV) コネクタカバー20を導電材で構成すると共に
ロックアーム40,70も導電材で構成し、遮蔽層1c
を該コネクタカバー20に接続し、結合対象とのアース
接続を該ロックアーム40,70で実現するようにして
もよい。 (V) 回動支援部35,65は、押圧片30,60側
でなく、ロックアーム40,70側に設けてもよい。 (VI) 回動支援部35,65は、押圧片30,60に
形成せず、ロックアーム40,70に形成してもよい。 (VII) ケーブル挿通孔22aは、コネクタカバー20
の後端壁22ではなく、側壁21cまたは21dに形成
してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、ケースを包囲するコネクタカバーと一体に、
第1及び第2の肩部と第1及び第2のブリッジ部と第1
及び第2の支点部とを形成し、該第1のブリッジ部によ
ってできた第1の貫通路に第1のロックアームの後端側
を挿入して第1の押圧片に結合することによってロック
部材が構成され、同様に、第2のブリッジ部によってで
きた第2の貫通路に第2のロックアームの後端側を挿入
して第2の押圧片に結合することよってもう一つのロッ
ク部材が構成されるようにしている。そのため、従来の
ようにシェルの両側に、ばねにストレスを加えた状態で
ロック部材を並置してボルトやナットで上及び下のコネ
クタカバーを結合する必要がなくなり、組み立てが簡単
になりかつ部品点数を減じることができる。その上、第
1及び第2の支点部を第1及び第2のブリッジ部から第
1及び第2の側壁に向けて突出させ、第1及び第2の押
圧片の先端側に第1及び第2の掛止部を形成し、さら
に、第1及び第2の回動支援部を形成したので、各第1
及び第2のロックアームの第1及び第2の貫通路への挿
入がスムーズにできると共に、該第1及び第2の押圧片
及び第1及び第2ロックアームががたつきがない安定し
た回動運動を行うことができる。
によれば、ケースを包囲するコネクタカバーと一体に、
第1及び第2の肩部と第1及び第2のブリッジ部と第1
及び第2の支点部とを形成し、該第1のブリッジ部によ
ってできた第1の貫通路に第1のロックアームの後端側
を挿入して第1の押圧片に結合することによってロック
部材が構成され、同様に、第2のブリッジ部によってで
きた第2の貫通路に第2のロックアームの後端側を挿入
して第2の押圧片に結合することよってもう一つのロッ
ク部材が構成されるようにしている。そのため、従来の
ようにシェルの両側に、ばねにストレスを加えた状態で
ロック部材を並置してボルトやナットで上及び下のコネ
クタカバーを結合する必要がなくなり、組み立てが簡単
になりかつ部品点数を減じることができる。その上、第
1及び第2の支点部を第1及び第2のブリッジ部から第
1及び第2の側壁に向けて突出させ、第1及び第2の押
圧片の先端側に第1及び第2の掛止部を形成し、さら
に、第1及び第2の回動支援部を形成したので、各第1
及び第2のロックアームの第1及び第2の貫通路への挿
入がスムーズにできると共に、該第1及び第2の押圧片
及び第1及び第2ロックアームががたつきがない安定し
た回動運動を行うことができる。
【0031】第2の発明によれば、ケースを、ケーブル
の遮蔽と導通する導電体で形成したので、ケーブルの先
端側の導体も静電遮蔽できる。第3の発明によれば、第
2の発明のコネクタにおけるケースの先端面に接触片を
形成したので、ケーブルの遮蔽層が結合対象のアース電
極等に該接触片を介して接続され、電磁誘導の耐性が強
化される。その上、外部に露出するコネクタカバーは絶
縁材で形成したので、コネクタカバーが電源等に触れて
も、結合対象のアース電位が乱されることがない。さら
に、第1及び第2のロックアームも絶縁部材で構成され
てアース電極に接続されるわけではないので、ロック及
びその解除に伴う第1及び第2のロックアームの減耗に
よって結合対象のアース電極との接続が不安定になるこ
とが、防止できる。
の遮蔽と導通する導電体で形成したので、ケーブルの先
端側の導体も静電遮蔽できる。第3の発明によれば、第
2の発明のコネクタにおけるケースの先端面に接触片を
形成したので、ケーブルの遮蔽層が結合対象のアース電
極等に該接触片を介して接続され、電磁誘導の耐性が強
化される。その上、外部に露出するコネクタカバーは絶
縁材で形成したので、コネクタカバーが電源等に触れて
も、結合対象のアース電位が乱されることがない。さら
に、第1及び第2のロックアームも絶縁部材で構成され
てアース電極に接続されるわけではないので、ロック及
びその解除に伴う第1及び第2のロックアームの減耗に
よって結合対象のアース電極との接続が不安定になるこ
とが、防止できる。
【0032】第4の発明によれば、圧縮ばねはU字型の
圧縮板ばねで構成したので、揺動運動のストロークを短
くできて、該ばねの寿命を長くできる。第5の発明によ
れば、第1及び第2のロックアームに形成されて結合対
象に係合する部分を、互いに向き合って突出した構成に
したので、結合対象に凸部を設ける必要がなくなり、結
合対象の外形を小さくできると共にその美観を損なわな
ずにすむ。
圧縮板ばねで構成したので、揺動運動のストロークを短
くできて、該ばねの寿命を長くできる。第5の発明によ
れば、第1及び第2のロックアームに形成されて結合対
象に係合する部分を、互いに向き合って突出した構成に
したので、結合対象に凸部を設ける必要がなくなり、結
合対象の外形を小さくできると共にその美観を損なわな
ずにすむ。
【図1】本発明の実施形態を示すロック機構付きコネク
タの断面図である。
タの断面図である。
【図2】本発明の実施形態のロック機構付きコネクタの
外観を示す図である。
外観を示す図である。
【図3】図1中の上側シェル10−1の構成例を示す図
である。
である。
【図4】図3の断面を示す図である。
【図5】図1中の下側シェル10−2の構成例を示す図
である。
である。
【図6】図1中のコネクタカバー20の構成例を示す図
である。
である。
【図7】図1中の押圧片30の構成例を示す図である。
【図8】図1中のロックアーム40の構成例を示す図で
ある。
ある。
【図9】ロック機構の組み込み方法例を示す斜視図であ
る。
る。
1 ケーブル 1a 導体 1c 遮蔽層 2 基板 3a,3b 接触子 4 絶縁支持部 10 シェル 10−1 上側シェル 10−2 下側シェル 13 アース接続用接触片 16 開口窓 17 先端面 18 周囲面 20 コネクタカバー 21 筒体 22 後端壁 22a ケーブル挿通孔 23,24 肩部 25,26 ブリッジ部 25a,26a 貫通路 27,28 支点部 30,60 押圧片 40,70 ロックアーム 41,71 係合用突起 50,80 U字形圧縮板ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−27674(JP,A) 特開 昭49−12392(JP,A) 特開 昭60−32265(JP,A) 特開 平9−223542(JP,A) 実開 昭53−28896(JP,U) 実開 昭63−41876(JP,U) 実開 昭63−172070(JP,U) 実開 昭61−179680(JP,U) 実公 昭14−17529(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/56 - 13/72 H01R 19/00 - 19/40 H01R 23/00 - 23/72 H01R 21/00 - 21/22
Claims (5)
- 【請求項1】 後端側がケーブルの先端部に取り付けら
れると共に先端側が結合対象に結合され、該ケーブルの
持つ任意数の導体に対して信号を入出力するコネクタに
おいて、 絶縁材で形成され、前記ケーブル先端から露出された前
記導体に接続された導電性の接触子を先端側に露出させ
て支持する絶縁支持部と、 開口窓を持つ先端面と該先端面と相俟って内部を包囲す
る周囲面とを有し、該周囲面には前記導体を介在した導
体挿通孔が形成され、前記接触子を該開口窓から露出さ
せた状態で前記絶縁支持部及び該導体を該内部に収容し
たケースと、 第1の側壁、該第1の側壁に対向する第2の側壁、第3
の側壁、該第3の側壁に対向し該第1から第3の側壁と
相俟って筒体を構成する第4の側壁、該筒体の後端側を
閉鎖し該筒体と相俟って前記ケースの周囲面を包囲する
後端壁、該第1の側壁の外面の該後端壁側から突出した
第1の肩部、該筒体の外周に架設され、該第1の肩部か
ら所定の距離だけ離れた位置に該第1の側壁の外面と相
俟って第1の貫通路を形成する第1のブリッジ部、該第
2の側壁の外面の該後端壁側から突出した第2の肩部、
該筒体の外面に架設され、該第2の肩部から所定の距離
だけ離れた位置に該第2の側壁の外面と相俟って第2の
貫通路を形成する第2のブリッジ部、該第1のブリッジ
部の該第1の肩部側から該第1の側壁に向けて突出し頂
部が第1の支点をなす第1の支点部及び該第2のブリッ
ジ部の該第2の肩部側から該第2の側壁に向けて突出し
頂部が第2の支点をなす第2の支点部を有し、これらの
第1から第4の側壁と後端壁と第1及び第2の肩部と第
1及び第2のブリッジ部と第1及び第2の支点部とが一
体に形成されると共に、該第3の側壁、第4の側壁また
は後端壁には前記ケーブルの先端側を介在したケーブル
通過孔が形成されたコネクタカバーと、 前記第1のブリッジ部と前記第1の肩部との間に遊嵌さ
れ、該第1のブリッジ部及び該第1の肩部の間から表面
が露出し裏面が前記第1の側壁の外面に対向する第1の
押圧部及び該第1の押圧部の先端側から該第1の側壁の
外面に向けて立設されると共に頂部には前記第1の支点
部に回動自在に接する第1の掛止部が形成された第1の
押圧片と、 前記第1の側壁の外面と前記第1の押圧部の裏面との間
に配置されて該第1の押圧部の裏面を付勢する第1の圧
縮ばねと、 板状をなし、後端側が前記第1の貫通路に挿通されて前
記第1の押圧片に連結し、先端側には前記結合対象と係
合する第1の係合部が形成されかつ該第1の係合部が該
第1の貫通路から露出した第1のロックアームと、 前記第1の押圧片の先端側または前記第1のロックアー
ムの後端側から前記第1の側壁の外面に向けて延設さ
れ、前記第1の支点部からの距離が一定でかつ一部が該
第1の側壁の側面に接して前記第1の押圧部に加えられ
た押圧力の変化を前記第1の掛止部を中心とした回動運
動に変換する曲面を持つ第1の回動支援部と、 前記第2のブリッジ部と前記第2の肩部との間に遊嵌さ
れ、該第2のブリッジ部及び該第2の肩部の間から表面
が露出し裏面が前記第2の側壁の外面に対向する第2の
押圧部及び該第2の押圧部の先端側から該第2の側壁の
外面に向けて立設されると共に頂部には前記第2の支点
部に回動自在に接する第2の掛止部が形成された第2の
押圧片と、 前記第2の側壁の外面と前記第2の押圧部の裏面との間
に配置されて該第2の押圧部の裏面を付勢する第2の圧
縮ばねと、 板状をなし、後端側が前記第2の貫通路に挿通されると
共に前記第2の押圧片に連結し、先端側には前記結合対
象と係合する第2の係合部が形成されかつ該第2の係合
部が該第2の貫通路から露出した第2のロックアーム
と、 前記第2の押圧片の先端側または前記第2のロックアー
ムの後端側から前記第2の側壁の外面に向けて延設さ
れ、前記第2の支点部からの距離が一定でかつ一部が該
第2の側壁の側面に接して前記第2の押圧部に加えられ
た押圧力の変化を前記第2の掛止部を中心とした回動運
動に変換する曲面を持つ第2の回動支援部とを、備えた
ことを特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】 前記ケーブルは、遮蔽付きケーブルと
し、 前記ケースは、前記遮蔽と導通する導電体で形成したこ
とを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 【請求項3】 前記ケースの前記先端面には、前記結合
対象に向けて延設された導電性の接触片を形成し、 前記コネクタカバーと前記第1及び第2のロックアーム
は、絶縁材でそれぞれ形成したことを特徴とする請求項
2記載のコネクタ。 - 【請求項4】 前記第1及び第2の圧縮ばねは、U字型
の圧縮板ばねでそれぞれ構成したことを特徴とする請求
項1、2または3記載のコネクタ。 - 【請求項5】 前記第1のロックアームの前記第1の係
合部と前記第2のロックアームの第2の係合部とは、互
いに向き合って前記板状からそれそれ突出した形状を持
つことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のコ
ネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11189186A JP3037690B1 (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11189186A JP3037690B1 (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3037690B1 true JP3037690B1 (ja) | 2000-04-24 |
JP2001023727A JP2001023727A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16236955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11189186A Expired - Lifetime JP3037690B1 (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3037690B1 (ja) |
-
1999
- 1999-07-02 JP JP11189186A patent/JP3037690B1/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001023727A (ja) | 2001-01-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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