JP3037248B2 - ステレオスライドマウント - Google Patents

ステレオスライドマウント

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステレオスライ
ドマウントに関するものであり、特に、画面の一部をマ
スクして正確な立体画像を提供できるようにしたステレ
オスライドマウントに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】左右の
レンズの光軸間隔を固定した構造のステレオカメラで撮
影したステレオスライドフィルムは、左右の撮影レンズ
の視界の差により被写体距離に応じて左画面の左縁部と
右画面の右縁部とにそれぞれ非重複部分が生じる。
【0003】ステレオスライドビューワで鑑賞する際
に、この非重複部分は立体像が形成されず目障りなた
め、一般にステレオスライドフィルムの一画面幅よりも
ステレオスライドマウントの画面窓幅を狭く形成して、
左右の画面の非重複部分をマスクする方法が用いられて
いる。
【0004】マスクすべき非重複部分の幅は、左右の画
像のマッチングに最も影響を与える被写体(大きさ、位
置、色彩、コントラスト等によって影響度が異なる)の
撮影距離が近くなるほど増大するので、窓幅が段階的に
相違する複数種類のステレオスライドマウントから、ス
テレオスライドフィルム毎に適切な画面マスク量のステ
レオスライドマウントを選択してフィルムをマウントし
ている。したがって、光軸間隔固定形ステレオカメラで
撮影したフィルムには、画面をマスクすることによる画
面の損失が避けられず、特に、近距離撮影時に画面の損
失が増大するという欠点がある。
【0005】一方、左右のレンズの光軸間距離調節機構
を設けたステレオカメラは、左右のレンズの視界を調節
することができ、被写体距離に応じた視差補正ができ
る。したがって、理論的にはスライドマウントによって
左右の画面の外側縁部をマスクする必要はなくなり、フ
ィルムをフィルムの画面幅と等しい窓幅のステレオスラ
イドマウントに画一的にマウントすれば、適正な立体効
果を得られることになる。しかし、自動光軸間距離調節
式または手動光軸間距離調節式のステレオカメラにて撮
影したフィルムであっても、以下のような場合は、左右
の画面をマスクして遠近感を補正する必要が生じること
がある。
【0006】例えば、左右の画像のマッチングに強い影
響を及ぼす被写体が、主要被写体よりも近距離に撮影さ
れている場合は、左右の画面の外側縁部をマスクして遠
近感を補正する必要が生じる。
【0007】また、手動操作式の光軸間距離調節式ステ
レオカメラにおいて、光軸間距離調節操作を誤って視差
補正過剰(光軸間距離が過小の場合)の状態で撮影した
場合は、上記の場合とは逆に、左右の画面の内側縁部を
マスクして遠近感を補正する必要が生じることになる。
【0008】しかし、光軸間距離調節式ステレオカメラ
にて撮影したステレオスライドフィルムは、視差をある
程度補正した状態で撮影されているので、必要とするマ
スク量が極めて小さい。したがって、フィルムの画面幅
よりも窓の幅が若干狭いステレオスライドマウントを用
いて、窓に対するフィルムのオフセット量を調節するこ
とにより、画面の一部をマスクする方法が適していると
考えられる。
【0009】しかし、従来のステレオスライドマウント
において、マウントの窓に対するフィルムの位置を調節
する場合は、フィルムをマウントのベースフレームに接
着して位置決めすることになり、位置決めが難しく正確
さに欠けるとともに、作業が煩雑で非能率的である。
【0010】そこで、マウント作業の容易性と位置決め
の正確さとを具備したステレオスライドマウントを提供
するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであ
り、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、有孔フィルムのパ
ーフォレーションと左右一対の撮影画面のそれぞれとの
相対的位置が同一となるステレオカメラにて撮影したス
テレオスライドフィルムをマウントするステレオスライ
ドマウントであって、それぞれ2個の矩形の窓を並設し
たベースフレームとカバーフレームとによって構成さ
れ、前記ベースフレームのフィルム載置面に、固定すべ
きスライドフィルムのパーフォレーションに係合して二
枚のスライドフィルムを位置決めする位置決めピンを設
け、前記カバーフレームのフィルム押さえ面に前記位置
決めピンに対応するピン穴を設け、前記位置決めピンと
ピン穴とを嵌合させてベースフレームとカバーフレーム
とを接合するステレオスライドマウントにおいて、左右
の窓のピッチ並びに窓幅が一定で、窓幅はフィルムの画
面幅よりも若干狭く、且つ、左側フィルムの位置決めピ
ン並びにピン穴と右側フィルムの位置決めピン並びにピ
ン穴とのピッチが段階的に異なる複数種類のステレオス
ライドマウントによりマウントシステムを構成し、各ス
テレオスライドマウントのフィルムの取付けピッチの相
違によって、左右のフィルムのオフセット量を調整でき
るように構成したことを特徴とするステレオスライドマ
ウントを提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
従って詳述する。図1は、ステレオスライドマウントシ
ステム中のフィルムオフセット量がゼロである#Aのス
テレオスライドマウント1を示し、樹脂の射出成形によ
って形成されたベースフレーム2と、ベースフレーム2
の表面に重ね合わせたカバーフレーム3とによって構成
されている。ベースフレーム2とカバーフレーム3は外
形が同一であり、左右一対の窓4L,4R,5L,5R
が同一位置に設けられている。
【0013】図2に示すように、ベースフレーム2に
は、フィルムのパーフォレーションを係合させる円柱形
の位置決めピン6L,6Rが、左右の窓4L,4Rの上
下左右4個所に立設され、図3に示すカバーフレーム3
には、ベースフレーム2の位置決めピン6L,6Rと同
一位置にピン穴7L,7Rが設けられている。また、ベ
ースフレーム2の裏面中央には縦溝8が成形されてお
り、縦溝8の部分をヒンジとしてベースフレーム2を二
つ折りに折曲げることができる。
【0014】ステレオスライドマウント1は、フィルム
のパーフォレーションと画面の相対的位置が左右で同一
となるように構成されたステレオカメラで撮影したフィ
ルムをマウントすることを前提としており、図2に示す
ように、位置決めピン6L,6Rの位置は、パーフォレ
ーションの中心位置にて切断した1コマのスライドフィ
ルムFの左右端部のパーフォレーションを、ベースフレ
ーム2の位置決めピン6L,6Rに係合させれば、フィ
ルムが窓4L,4Rに対して所定のオフセット位置にセ
ットされるように構成されている。
【0015】図4はステレオスライドマウントシステム
を示し、フィルムの横方向のオフセット量が段階的に相
違する9種類のステレオスライドマウント1(#−E,
‥,#A,‥,#E)によってシステムを構成してお
り、同図は、9種類中の3種類のステレオスライドマウ
ント1(#−E,#A,#E)を示しているが、マウン
トの段階数はこれに限定するものではない。
【0016】#−Eから#Eまでの各ステレオスライド
マウント1の画面窓4L,4R,5L,5Rの幅Wは一
定で、フィルムの画面幅よりも若干狭く、例えば、フィ
ルムの画面幅=32mmに対して画面窓幅W=31mmに設定し
ている。左右の画面窓4L,4R,5L,5Rのピッチ
W も一定であるが、画面窓の四隅近傍に設けた左側フ
ィルム位置決めピン6L並びにピン穴7Lと右側フィル
ム位置決めピン6R並びにピン穴7Rの間隔PP は、マ
ウントナンバー毎に0.125mm 単位で増減する。尚、左右
の窓のピッチPwは、ステレオスライドビューワを使用
して鑑賞する際の見やすさを考慮すると、人間の両眼間
隔の標準値である63.5mmか、または、63.5mmよ
りも若干狭く設定することが望ましい。
【0017】図4(b)に示す#Aのステレオスライド
マウント1においては、フィルムの取付けピッチと画面
窓4L,4R,5L,5RのピッチPW とが一致してフ
ィルムオフセットはゼロであり、画面窓4L,4R,5
L,5Rによりフィルムの画面の外側端部と内側端部と
がそれぞれ0.5mmマスクされる。そして、プラス方向
へ#B,‥,#Eの順に、画面窓4L,4R,5L,5
Rに対してフィルムが外側にオフセットする量が増大
し、#Eにおいてはフィルムの画面の外側端部が1mmマ
スクされる。また、#−B,‥,#−Eの順に、画面窓
4L,4R,5L,5Rに対してフィルムが内側にオフ
セットし、#−Eにおいては画面窓4L,4R,5L,
5Rに対してフィルムが内側に1mmオフセットしてフィ
ルムの画面の内側端部が1mmマスクされる。
【0018】尚、マイナスナンバーのステレオスライド
マウント(#−B,‥,#−E)は、手動式の光軸間距
離調節機構を設けたステレオカメラにおいて、誤操作に
より視差補正過剰で撮影したフィルムに用いるものであ
り、通常は、#A〜#Eのステレオスライドマウントに
より画面の外側端部のマスク量を調節して視差補正を行
う。
【0019】ステレオスライドをマウントする際は、後
述するマスク量ガイド装置や他のマスク量判定手段によ
ってフィルムのマスク量を決定し、そのマスク量に該当
するオフセット量のステレオスライドマウント1を選択
する。そして、選択したステレオスライドマウントのベ
ースフレーム2の左右の窓4L,4Rにフィルムを装着
し、ベースフレーム2にカバーフレーム3を載せ、位置
決めピン6L,6Rとピン孔7L,7Rとを嵌合させて
カバーフレーム2とベースフレーム3とを接合する。
【0020】ベースフレーム2は縦溝8の部分をヒンジ
として二つ折りにできるので、左半分か右半分のいずれ
か一方から先に嵌合させることができ、位置決めピン6
L,6Rとピン孔7L,7Rとの位置合わせが容易にお
こなえるのでマウント作業の能率が良好である。一方、
カバーフレーム3の表面には折曲げ溝が無く、平坦に成
形してあるので、カバーフレーム3にタイトルや撮影メ
モを記入する場合に便利である。また、カバーフレーム
3の左右の窓5L,5R間のギャップ部に凹部を形成し
て、この凹部にタイトル等を記入したり、タイトルラベ
ルを貼付するようにしてもよい。
【0021】尚、フィルムのパーフォレーションの形状
が円形であったり、左右方向へ長い長円形のフィルムの
場合は、円柱形の位置決めピン6L,6Rの直径を適切
に設定することにより、位置決めピン6L,6Rのみに
よってフィルムの左右方向及び上下方向の位置が正確に
維持されるが、135フィルム等のように、上下に細長
い形状のパーフォレーションを有するフィルムの場合
は、位置決めピン6L,6Rの直径や形状によっては、
上下方向の位置決めが曖昧になることも考えられる。
【0022】図5及び図6は、フィルムの上下方向の位
置決めの正確さを向上させた実施形態を示し、図5
(a)(b)に示すように、ベースフレーム2に、フィ
ルムの左右方向の位置を規制する位置決めピン6L,6
Rに加えて、フィルムの上下方向の位置を規制する位置
決めピン11L,11Rを設け、同図(c)(d)に示
すカバーフレーム3に、位置決めピン6L,6R,11
L,11Rと嵌合するピン穴7L,7R,12L,12
Rを設けている。
【0023】また、図6に示すベースフレーム2は、そ
の上下中間に、フィルムの上下幅と等しい幅の溝部13
を横方向へ設けてあり、フィルムを溝部13に載置する
ことにより、図5のものと同様にフィルムの上下方向の
位置を規制するように構成したものである。
【0024】本発明のステレオスライドマウント1にフ
ィルムをマウントする際は、マスク量ガイド装置によっ
て、フィルムストリップ上の一組のステレオ写真の適切
な画面マスク量を判定した後に、判定したマスク量に該
当するフィルムオフセット量のステレオスライドマウン
トへ1コマ単位に切断したフィルムを装着すれば、左右
一組のフィルムは位置決めピン6L,6Rにより位置決
めされ、且つ、左右の画面のマスクすべき部分がマスク
されて正確な立体効果を得ることができる。
【0025】図7は、ステレオスライドマウント1の選
択に適したマスク量ガイド装置の一例を示し、同図に示
すマスク量ガイド装置21は、フレーム22に投影レン
ズ23L,23Rと焦点板24L,24Rと接眼レンズ
25L,25Rとからなる左右2系統の光学系を設け、
フレーム22の後部(図において上)にフィルムガイド
26を固定し、フィルムガイド26に装填したフィルム
ストリップFを観察する構造となっている。
【0026】投影レンズ23L,23Rを装着したレン
ズボード27は、フレーム22の前後中間部に固定さ
れ、フレーム22の前部には送りネジ28を左右方向へ
架設し、左右の焦点板ホルダ29L,29Rに設けたア
ーム30L,30Rにメネジ(図示せず)を成形して、
送りネジ28とメネジとをボールネジ機構によって結合
している。
【0027】送りネジ28は、中間部から左右対称に右
ネジと左ネジが切ってあり、送りネジ28の端部のノブ
31を右回転すれば、左右の焦点板ホルダ29L,29
Rは光軸直角方向へ接近し、ノブ31を左回転すれば、
左右の焦点板ホルダ29L,29Rは反対に離反して、
焦点板24L,24Rの間隔を調節することができる。
【0028】図8は焦点板を示し、左右の焦点板24
L,24Rは同一であり、遮光性材料のフレームFLで画
面の周囲を覆うか、または画面の周囲を黒色塗装して画
面以外の部分をマスクしている。焦点板24L,24R
の画面幅は、ステレオスライドマウント(#−E〜#
E)の画面窓幅31mm×投影倍率γであり、ここでは投影
倍率γ=1として焦点板の幅=31×1=31mmとしてい
る。焦点板24L,24Rの画面には複数の縦線を主体
として構成した左右同一の視準パターンCPを印刷あるい
はエッチングによって形成し、左右の投影画面の横方向
の相対的な移動によるマッチング変化の視認性を良好に
している。
【0029】図7において焦点板24L,24Rに対峙
する最前部の接眼レンズホルダ32L,32Rは、図示
は省略するが公知の拡縮連動機構が介装されており、手
動で左右対称にスライドすることができ、接眼レンズピ
ッチを調整して使用者の両眼のピッチに合わせることが
できる。また、一般の光学機器と同様に、前部鏡筒32
La,32Raを回転することにより、視度調節が可能
となっている。
【0030】フレーム22の後端部には半円形の反射板
33を固着し、反射板33とフィルムガイド26とによ
って形成される内部空間に写真電球34を設置して散光
光源を構成し、フィルムガイド26の背面を均一に照射
する。
【0031】フィルムガイド26には、ステレオカメラ
の画面フォーマットに対応する縦横寸法及びピッチで左
右の画面窓26L,26Rを設け、フィルムストリップ
Fの一組のステレオ写真の画面が画面窓26L,26R
内に露出するようになっている。
【0032】フィルムガイド26へフィルムストリップ
Fを装着する際は、フィルムガイド26の左画面窓26
Lに一組のステレオ写真の左画面が位置し、右画面窓2
6Rに右画面が位置する姿勢で、感光乳剤面を後方(光
源側)へ向けてフィルムガイド26に挿入する。前方か
ら見てフィルムガイド26の画面窓26L,26R内の
上下左右反転画面は、投影レンズ23L,23Rを通じ
て焦点板24L,24Rに正立像として結像し、左右の
接眼レンズ25L,25Rを通じて正立像を立体視でき
る。
【0033】送りネジ28の端部にノブ31と同軸に設
けたダイアル35には、ステレオスライドマウントシス
テムの各マウント番号(#−E〜#E)に対応させた文
字が刻印されており、オフセット量ゼロである#Aを固
定リング36の指標Mに一致させた場合は、フィルムF
の画面の中心と投影レンズ23L,23Rの主点とを通
る直線上に、焦点板24L,24Rの中心が位置する。
【0034】ダイアル35を#Aから#B,‥,#Eと
+方向に回転すると、左右の焦点板24L,24Rが接
近方向へオフセットし、投影画面の外側領域が焦点板2
4L,24RのフレームFLによってマスクされる。そし
て、#Eと指標Mが一致したときの、焦点板24L,2
4Rのオフセット量はそれぞれ内側へ0.5mmである。
【0035】また、ダイアル35を#Aから#−B,
‥,#−Eと−方向に回転すると、左右の焦点板24
L,24Rが離反して投影画面の内側領域が焦点板24
L,24RのフレームFLによってマスクされ、#−Eと
指標Mが一致したときは、焦点板24L,24Rはそれ
ぞれ外側へ0.5mmオフセットする。
【0036】また、上記のダイアル操作時には、マスク
量の変化に伴って視準パターンCPに対する立体画像の遠
近感が変動する。したがって、立体画像を観察しながら
ダイアル35を回転し、立体画像が視準パターンCPと同
一平面、または視準パターンCPの奥に見える状態とし
て、そのとき固定指標Mが指示するダイアル35の数字
を見れば、そのステレオ写真に対して最適な視差補正状
態となるステレオスライドマウント(#−E,‥,#
E)の番号が判明する。
【0037】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変ができ、この発明がそれらの改変されたものに及ぶ
ことは当然である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のステレオ
スライドマウントは、画面マスク量ガイド装置等によっ
て決定したフィルムオフセット量のステレオスライドマ
ウントを選択してフィルムをマウントすれば、被写体の
正確な視差補正がなされ、高品位の立体画像を鑑賞でき
る。また、マウント毎にフィルムのオフセット量が相違
しても左右の画面ピッチは全て同一である。よって、フ
ィルムのオフセット量が異なる多数のステレオスライド
マウントを頻繁に交換して鑑賞する場合も、左右の眼の
視線の輻輳角は一定であり、眼の疲労が少ないという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステレオスライドマウントを示し、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図、
(d)は背面図である。
【図2】図1のステレオスライドマウントのベースフレ
ームを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)
は底面図、(d)は背面図である。
【図3】図1のステレオスライドマウントのカバーフレ
ームを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)
は底面図、(d)は背面図である。
【図4】本発明のステレオスライドマウントを示し、
(a)はフィルムが内側へオフセットした#−Eのマウ
ントの正面図、(b)はフィルムオフセット量がゼロの
#Aのマウントの正面図、(c)はフィルムが外側へオ
フセットした#Eのマウントの正面図である。
【図5】他の実施形態を示し、(a)はベースフレーム
の正面図、(b)はベースフレームの側面図、(c)は
カバーフレームの正面図、(d)はカバーフレームの側
面図である。
【図6】他の実施形態を示し、(a)はベースフレーム
の正面図、(b)はベースフレームの側面断面図であ
る。
【図7】マスク量ガイド装置の平面断面図である。
【図8】(L)(R)はそれぞれ焦点板の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ステレオスライドマウント 2 カバーフレーム 3 ベースフレーム 4L,4R 窓 5L,5R 窓 6 位置決めピン 7 ピン穴 8 縦溝 11,12 スライドホルダ部 11a 凸部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有孔フィルムのパーフォレーションと左
    右一対の撮影画面のそれぞれとの相対的位置が同一とな
    るステレオカメラにて撮影したステレオスライドフィル
    ムをマウントするステレオスライドマウントであって、 それぞれ2個の矩形の窓を並設したベースフレームとカ
    バーフレームとによって構成され、前記ベースフレーム
    のフィルム載置面に、固定すべきスライドフィルムのパ
    ーフォレーションに係合して二枚のスライドフィルムを
    位置決めする位置決めピンを設け、前記カバーフレーム
    のフィルム押さえ面に前記位置決めピンに対応するピン
    穴を設け、前記位置決めピンとピン穴とを嵌合させてベ
    ースフレームとカバーフレームとを接合するステレオス
    ライドマウントにおいて、 左右の窓のピッチ並びに窓幅が一定で、窓幅はフィルム
    の画面幅よりも若干狭く、且つ、左側フィルムの位置決
    めピン並びにピン穴と右側フィルムの位置決めピン並び
    にピン穴とのピッチが段階的に異なる複数種類のステレ
    オスライドマウントによりマウントシステムを構成し、
    各ステレオスライドマウントのフィルムの取付けピッチ
    の相違によって、左右のフィルムのオフセット量を調整
    できるように構成したことを特徴とするステレオスライ
    ドマウント。
  2. 【請求項2】 上記ベースフレームの左右中央部にヒン
    ジ部を形成して屈曲自在としたことを特徴とする請求項
    1記載のステレオスライドマウント。
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