JP3067774B1 - ステレオスライドマウント並びにステレオカメラ - Google Patents

ステレオスライドマウント並びにステレオカメラ

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JP3067774B1 JP11273274A JP27327499A JP3067774B1 JP 3067774 B1 JP3067774 B1 JP 3067774B1 JP 11273274 A JP11273274 A JP 11273274A JP 27327499 A JP27327499 A JP 27327499A JP 3067774 B1 JP3067774 B1 JP 3067774B1
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Abstract

【要約】 【課題】 ステレオスライドマウントにおけるフィルム
のピッチの調整を正確に行えるようにする。 【解決手段】 ステレオスライドマウントのベースフレ
ーム11の左右の窓の下側に水平方向のガイド溝14
L,14Rを形成し、ガイド溝にフィルムホルダーバー
15L,15Rを装着する。ベースフレームの左窓の下
と右窓の下と左右のフィルムホルダーバーにバーニヤ目
盛りを設ける。ガイド溝の内側端部に設けた軸受穴18
にカムシャフトを挿入して回転することにより、フィル
ムホルダーバーを外側へスライドさせることができ、バ
ーニヤによりオフセット量を正確に調節できる。調節後
にフィルムの両端のパーフォレーションをフィルムホル
ダーバーのボス16へ係合させて位置決めし、ベースフ
レーム11にカバーフレーム1を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、左右のフィルム
の取付けピッチを調節できるステレオスライドマウント
並びにフィルムの取付けピッチ情報を記録できるように
したステレオカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】殆どの
ステレオカメラは、左右の撮影レンズの光軸間距離が固
定されており、左右の撮影レンズの被写界範囲は無限遠
で一致するように形成されている。これらの光軸間距離
固定形ステレオカメラにおいては、左右の撮影画面上の
同一被写体のピッチが被写体の距離に応じて変化し、無
限遠被写体のピッチは左右の画面のピッチと等しく、被
写体の距離が近づくにつれて被写体のピッチが画面のピ
ッチよりも拡張される。
【0003】撮影画面上の画像は上下左右が反転してい
るので、左右のフィルムをそれぞれ180°回転して正
立像の状態でステレオスライドマウントにマウントする
が、このとき左右のフィルムの画面ピッチをステレオス
ライドマウントの左右の窓のピッチに一致させてマウン
トすると、近距離被写体のピッチは左右の窓のピッチよ
りも縮小されることになる。
【0004】この状態のステレオスライドマウントをス
テレオスライドビューワにて鑑賞すると近距離被写体の
立体像がステレオの窓(ステレオスライドマウントの左
右の窓が一致して一つの窓に見える空中像)よりも手前
に見え、遠近感が不自然であり、眼の疲労も大きい。
【0005】したがって、最短距離にある被写体の像が
ステレオの窓と同一距離か、やや遠方に見えるようにす
るために、左右のフィルムのピッチを調節して、最短距
離被写体のピッチをステレオスライドマウントの左右の
窓のピッチ以上にする必要がある。
【0006】また、左右の撮影レンズの被写界範囲が合
焦距離において一致するように、左右の撮影レンズの光
軸間距離が自動調節されるステレオカメラや、手動で左
右の撮影レンズの光軸間距離を調節可能なステレオカメ
ラも知られているが、この種のステレオカメラにおいて
も、合焦距離よりも手前の物体が撮影されているとき
は、最短距離の被写体の像がステレオの窓と同一距離
か、やや遠方に見えるように、左右のフィルムのピッチ
を調節してマウントすることが望ましい。
【0007】しかしながら、フィルムのピッチの調節量
は微小なものであって、裸眼によって調節量を判断して
左右のフィルムの水平オフセット量を対称に調整するこ
とは容易ではないという問題がある。
【0008】そこで、ステレオスライドマウントにおけ
るフィルムのピッチの調整を容易、且つ正確に行えるよ
うにするために解決すべき技術的課題が生じてくるので
あり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、ベースフレームと
カバーフレームとからなるステレオスライドマウントで
あって、左と右に配置した一対の窓のそれぞれの横幅を
フィルムの画面の横幅よりも狭く形成し、ベースフレー
ムの左窓と右窓の上または下に水平方向のガイド溝を形
成し、バーの表面にフィルムのパーフォレーションを係
合させるボスを形成したフィルムホルダーバーを左と右
のガイド溝にそれぞれ装着し、二つのフィルムホルダー
バーの間隔を調節可能に形成するとともに、二つのフィ
ルムホルダーバーとベースフレームにそれぞれピッチの
異なる目盛りを設けてバーニヤを構成し、二つのフィル
ムホルダーバーの左右方向のオフセット量をバーニヤに
て読取ることができるようにしたステレオスライドマウ
ントを提供するものである。
【0010】また、左と右の撮影レンズを備えたステレ
オカメラであって、撮影レンズの合焦距離を検出する手
段と、左右の撮影レンズの光軸間距離と焦点距離と合焦
距離とに基づき、左と右のフィルム露光面における合焦
距離の被写体画像のピッチを求め、左右の画面のピッチ
と合焦距離の被写体画像のピッチとの差を補正するため
のフィルムオフセット量を求める手段と、求めたフィル
ムオフセット量に対応する前記ステレオスライドマウン
トのバーニヤの数値をフィルムの画面外に露光する装置
とを備えたステレオカメラを提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。本発明のステレオスライドマウン
トは、窓幅をフィルムの画面幅よりも狭く形成し、フィ
ルムの取付け位置を左右方向に調節して立体画像の距離
感を補正するようにしたものである。
【0012】図1はステレオスライドマウントを構成す
る樹脂製のカバーフレーム1とベースフレーム11を示
し、それぞれ左と右に窓2L,2R,12L,12Rが
設けられている。窓2L,2R,12L,12Rの縦幅
はフィルムの画面の縦幅と等しく、横幅はフィルムの画
面の横幅よりやや狭くなっている。また、左と右の窓2
L,2R,12L,12Rのピッチは、人間の両眼のピ
ッチに近似の62mm〜63mm程度に設定することが
望ましい。
【0013】ベースフレーム11の上縁部と下縁部とに
は複数のピン13が形成されており、カバーフレーム1
には、ベースフレーム11のピン13と対称な位置にピ
ン穴3が設けられていて、ピン13とピン穴3とを嵌合
させればベースフレーム11とカバーフレーム1が結合
される。
【0014】カバーフレーム1とベースフレーム11の
左右の端部は円弧形となっていて、角形のステレオスラ
イドマウントとは異なり、ステレオスライドビューワの
マウントスロットへ挿入する際にこじれることがなく、
マウントの装填が容易である。また、これにより、マウ
ントスロットの横幅をステレオスライドマウントの横幅
と同一寸法として、マウントスロット内におけるステレ
オスライドマウントの左右方向の位置ずれを防ぐことが
できる。
【0015】カバーフレーム1の左右中央には縦方向の
溝形ヒンジ部1aが成形されており、カバーフレーム1
を中央で折曲げることができる。フィルムをマウントす
る際は、ベースフレーム11の左窓11Rの位置にフィ
ルムをセットして、折曲げたカバーフレーム1の左半分
をベースフレーム11に嵌合させ、続いて、ベースフレ
ーム11の右窓11Lの位置にフィルムをセットしてカ
バーフレーム1の右半分をベースフレーム11へ嵌合さ
せることができ、マウント作業が容易に行える。尚、図
示例とは逆にベースフレーム11を折曲げ可能に形成し
てもよい。
【0016】ベースフレーム11の左右の窓11L,1
1Rの下側には水平方向のガイド溝14L,14Rが形
成されていて、このガイド溝14L,14Rにフィルム
ホルダーバー15L,15Rが嵌着されている。ガイド
溝14L,14Rの縦幅とフィルムホルダーバー15
L,15Rの縦幅は同一寸法であってフィルムホルダー
バーはガイド溝に密着しており、後述する治具を用いる
ことによって左右方向へスライドさせることが可能であ
る。
【0017】フィルムホルダーバー15L,15Rの左
右両端近傍には、パーフォレーション付きフィルムのパ
ーフォレーションを係合させてフィルムを保持するため
のボス16が設けられていて、カバーフレーム1の裏面
にはフィルムホルダーバー15L,15Rのボス16と
の干渉を避けるためのリセス4が形成されている。例え
ば、135形フィルムを用いるステレオカメラの一コマ
の横幅がパーフォレーションピッチ(4.735mm)×
7の場合は、フィルムホルダーバーのボス16のピッチ
を4.735×7=33.145(mm) として、一コマ
のフィルムの両端のパーフォレーションをボス16に係
合させる。
【0018】また、フィルム上の画面間のギャップ部分
にパーフォレーションが位置するようにステレオカメラ
のフィルム送り機構を構成することにより、画面間のギ
ャップ部分に位置するパーフォレーションの中心がフィ
ルムの切断位置となる。フィルムは一般にアーチ形にカ
ールしているものであるが、一コマ毎に切断したフィル
ムをベースフレーム11の窓12L,12Rの位置に載
せて、その上からカバーフレーム1を載せれば、カール
しているフィルムはカバーフレーム1に押されて平坦に
なって左右方向へ延び、フィルムの両端の半分に切断さ
れたパーフォレーションが自然にフィルムホルダーバー
15L,15Rのボス16に係合して位置決めされる。
【0019】フィルムホルダーバー15L,15Rが嵌
合しているベースフレーム11のガイド溝14L,14
Rの内側端部は円形に拡大していて、この円穴部17の
中心に軸受穴18が形成されている。
【0020】フィルムの上下方向の位置決めに関して
は、図示例のようにベースフレーム11の窓12L,1
2Rの上下に位置決めボス19を設けてフィルムを位置
決めしたり、或いはベースフレームの上下中央にフィル
ムの縦幅と等しい幅の浅い水平溝を形成して、この水平
溝によってフィルムの上下位置を位置決めするなど、種
々の手段があり、特に限定するものではない。
【0021】図2はフィルム位置調節用治具であるカム
シャフト21を示し、先端近傍にカム22が形成されて
いて、上端部のノブ23をつまんでカム22の頂点をベ
ースフレーム11の左右中心方向へ向け、先端の回転中
心軸24をベースフレーム11の軸受穴18へ垂直に挿
入して回転することにより、カム22がフィルムホルダ
ーバー15L,15Rの内側側面を押して外側へ移動さ
せる。
【0022】そして、図1に示すように、フィルムホル
ダーバー15L,15Rの位置を正確に調節可能とする
ために、ベースフレーム11の左窓の下と右窓の下にバ
ーニヤの主尺目盛りSM を印刷し、フィルムホルダーバ
ー15L,15Rに副尺目盛りSS を印刷して、左右二
組のバーニヤを構成している。
【0023】図3に示すように、左側バーニヤと右側バ
ーニヤは対称に目盛りが記されており、これにより左右
のフィルムホルダーバーを正確に対称な位置にセットす
ることができる。図3はバーニヤの目盛りを実際よりも
拡大して示しているが、フィルムホルダーバー15L,
15Rの副尺目盛りSS とベースフレームの主尺目盛り
M は、それぞれ内側から外側へ向かって−4から+4
までの目盛りが記されており、図3(b)のように副尺
目盛りSS の0を主尺目盛りSM の0と一致させれば、
左右のフィルムホルダーバー15L,15Rに装着した
フィルムの画面の中心ピッチがベースフレーム11の左
右の窓12L,12Rの中心ピッチと一致する。また、
−の数値を一致させればフィルムの画面の中心ピッチが
減少し、+の数値を一致させればフィルムの画面の中心
ピッチが増大する。
【0024】ここで、図示した8目盛のバーニヤの単位
調節量を0.25mmとすると、フィルムのオフセット
調節範囲は±1mmとなる。したがって、フィルムの有
効画面幅が32mmの場合はステレオスライドマウント
の窓幅を30mmとすれば、フィルムを内側または外側
へ最大にオフセットさせた場合であっても、ステレオス
ライドマウントの窓内にフィルムの画面外の部分が現れ
ることはない。
【0025】そして、バーニヤの0を一致させればステ
レオスライドマウントの窓に対するフィルムのオフセッ
トはゼロであり、図3(a)のようにバーニヤの−4を
一致させて左右のフィルムホルダーバー15L,15R
を最も接近させると、一方のフィルムのオフセット量が
−1mmであるから、左右のフィルムのピッチはステレ
オスライドマウントの左右の窓のピッチより2mm狭く
なり、図3(c)のようにバーニヤの+4を一致させて
左右のフィルムホルダーバー15L,15Rを最も離す
と、左右のフィルムのピッチはステレオスライドマウン
トの窓のピッチより2mm増加する。
【0026】バーニヤの−4を一致させた状態から、カ
ムシャフト21により左右のフィルムホルダーバー15
L,15Rを外側へ移動させると、フィルムの画面はベ
ースフレーム11の窓12L,12Rに対して相対的に
外側へ移動し、左右の画面の被写体のピッチが増大する
ことにより、ステレオスライドビューワにて鑑賞した場
合に立体画像の距離が遠方へと移動する。
【0027】そして、最も近距離の被写体像がステレオ
の窓(ステレオスライドマウントの左右の窓が一致して
一つの窓に見える空中像)と同一距離か、やや遠方に見
えるように左右のフィルムのピッチを調節するが、バー
ニヤにより左右のフィルムホルダーバー15L,15R
を正確に左右対称な位置へ移動させることができ、左右
の画面のマッチングをとることができる。尚、上記のバ
ーニヤの目盛りの数並びに数値の表示は一例であり、例
えば、内側から外側へ向かって順に0〜8と表記しても
よい。
【0028】フィルムピッチ調節に際しては、ベースフ
レーム11にフィルムとカバーフレーム1を装着してス
テレオスライドビューワに装填し、立体画像を鑑賞して
フィルムの必要オフセット量を判断した後に、ベースフ
レーム11からカバーフレーム1とフィルムを取り外し
てフィルムホルダーバーのピッチ15L,15Rを調節
する。そして、一回の調節で最適な結果とならない場合
は最適な調節結果が得られるまで調節を繰り返す。
【0029】また、画面中の被写体の撮影状況によって
は、ステレオの窓に対する立体画像の距離感を把握する
ことが難しい場合があるが、以下に述べる視準パターン
マスクを用いれば距離感の検定が容易に行える。
【0030】図4に示す視準パターンマスク31はカバ
ーフレーム1と相似形であり、左右の透明窓32L,3
2R以外の部分は光が透過しないように遮光性塗料を塗
装するか、または着色樹脂にて形成されてている。
【0031】透明窓32L,32Rとピン穴33とリセ
ス34等の寸法並びに位置は、カバーフレーム1と同一
であって、透明窓32L,32Rの裏面(フィルムに接
する面)には複数の縦線を主とした同一の視準パターン
CPがプリントされており、この面にアンチニュートンリ
ング処理として微細な凹凸または波状面を成形して、フ
ィルムに面接触しないようにしている。
【0032】尚、図4(b)に示すように、透明窓32
L,32Rの表面はその周囲よりもやや低くなってお
り、透明窓32L,32Rがステレオスライドビューワ
(図示せず)のマウントスロットの壁面と接触しないよ
うにして透明窓32L,32Rのキズ付きを防止してい
る。
【0033】視準パターンマスク31を取付けたベース
フレーム11をステレオスライドビューワのマウントス
ロットへ挿入し、ステレオスライドビューワの接眼レン
ズを通じて視準パターンマスク31の視準パターンCPの
像に対する画像の遠近感を観察する。そして、画像が視
準パターンCPと同一平面、または視準パターンCPの奥に
見えるようにフィルムのピッチを調整した後に、ベース
フレーム3から視準パターンマスク31を取り外し、代
わりにカバーフレーム1を装着して最適なフィルムピッ
チのステレオスライドマウントが完成する。
【0034】次に、フィルムピッチの調整をより容易に
するために撮影距離に応じて上記のステレオスライドマ
ウントのバーニヤの数値に対応したガイドナンバーをフ
ィルムへ記録するステレオカメラについて説明する。
【0035】図5はステレオカメラ41の裏蓋を取り外
した状態を示し、一般的なカメラと同様に、ボディの左
端のパトローネ装填室42に135形フィルムを装填
し、135形フィルムの先端部を右端のフィルム巻上げ
軸43に係止して、フィルム巻上げ軸43によりフィル
ムを巻き上げる構造であり、パトローネ装填室42とフ
ィルム巻上げ軸43との間に左右一対の撮影窓44L,
44Rが設けられている。
【0036】フィルムの走行経路中の上側のフィルムガ
イド45に、フィルムの画面外にフレームナンバーと左
右識別文字を露光するフレームナンバー露光装置46
L,46Rが設けられており、左の撮影窓44Lの上
に、撮影レンズ47L,47Rの焦点調節量に基づいた
ガイドナンバーを露光するガイドナンバー露光装置48
が設けられている。
【0037】フレームナンバー露光装置46L,46R
とガイドナンバー露光装置48は、日付や撮影データを
記録する一般的なデータ記録装置と同様に、シャッタと
連動してLEDを発光させて、数字や文字を露光するも
のであり、ステレオカメラの裏蓋に設けてフィルムの裏
面から露光するようにしてもよい。
【0038】図6はステレオカメラ41で撮影したフィ
ルムストリップFを示し、各画面の上側の縁部に、1
R,2R,1L,2L,…の順でフレームナンバーが記
録され、右画面1R,2R,…のそれぞれの上側に合焦
距離に対応したステレオスライドマウントのガイドナン
バーが表示される。
【0039】次に、ステレオカメラの左右の撮影レンズ
の光軸間距離について説明する。被写体の距離が無限遠
の場合は、無限遠からの光は左右の撮影レンズの光軸に
平行に入射するので、左右の撮影画面上の無限遠被写体
のピッチは撮影レンズの光軸間距離と等しい。
【0040】そして、ステレオカメラの左右の撮影レン
ズの光軸間距離と左右の画面ピッチが等しい場合は、無
限遠被写体のピッチは左右の画面ピッチと等しくなり、
無限遠被写体を撮影したフィルムを、オフセットゼロの
状態(図3(b)に示すバーニヤを0に合わせた状態)
でステレオスライドマウントへマウントすると、無限遠
被写体のピッチはステレオスライドマウントの窓のピッ
チと等しくなり、無限遠被写体の画像とステレオの窓は
無限遠の位置に見える。
【0041】また、ステレオカメラの撮影画面上で、近
距離の被写体のピッチは無限遠被写体のピッチよりも拡
張される。フィルムを180度回転させて正立像の状態
でステレオスライドマウントへマウントした状態では、
近距離の被写体のピッチは無限遠被写体のピッチよりも
縮小されるので、プラス方向へフィルムホルダーバーを
移動させて近距離の被写体のピッチを拡大し、画面中の
全ての被写体画像がステレオの窓よりも遠方に見えるよ
うにする必要がある。
【0042】即ち、左右の撮影レンズの光軸間距離と左
右の画面ピッチが等しいステレオカメラにおいては、ス
テレオスライドマウントのバーニヤの0以上の範囲のみ
を用いることになり、マイナス側のオフセット調節範囲
を十分に活用することができない。しかし、左右の撮影
レンズの光軸間距離を左右の画面ピッチよりも狭くすれ
ば、ステレオスライドマウントのバーニヤのマイナス側
の範囲を活用できることになる。
【0043】以下、図7に従って光軸間距離の設定を説
明する。 ここで、被写体距離 ‥‥L 撮影レンズの焦点距離 ‥‥f 焦点調節によるレンズの光軸方向の移動量 ‥‥Δif 左右の撮影レンズの光軸間距離 ‥‥Pl 左右の画面の中心間距離 ‥‥Pf とし、 撮影レンズの焦点距離f=36(mm) 左右の画面のピッチPf=フィルムのパーフォレーションピッチ*14 =4.735*14=66.29(mm) とする。
【0044】被写体距離Lが無限遠の場合は、無限遠か
らの光は左右の撮影レンズ47L,47Rの光軸に平行
に入射するので、左右の撮影レンズ47L,47Rの光
軸間距離Plが左右の画面PL,PRの中心間距離Pf
と等しい距離Plmax (66.29mm)の場合は、無
限遠で左右の撮影レンズの被写界範囲が一致し、無限遠
被写体画像の中心間距離が左右の画面の中心間距離Pf
(66.29mm)と一致する。
【0045】左右の撮影レンズの光軸間距離Plの計算
は、 レンズの光軸方向の移動量Δif=f2 /(L−f) レンズの投影倍率r=(Δif+f)/L Pl=Pi/(1+r) ‥‥ただし、Piは合焦距離
の被写体画像のピッチの関係から、撮影レンズの最短撮
影距離Lmin を例えば600mmとすると、 Δif=362 /(600−36)=2.2979(mm) r=(2.2979+36)/600=0.06383 この撮影距離において左右の撮影レンズの被写界範囲が
一致する光軸間距離、即ち最短合焦距離の被写体画像の
中心間距離Piが左右の画面の中心間距離Pf(66.
29mm)と一致する光軸間距離Plmin は Plmin =66.29/(1+0.06383)=6
2.313(mm) である。
【0046】そして、無限遠において左右の撮影レンズ
の被写界範囲が一致する光軸間距離Plmax =66.2
9mmと、最短撮影距離において左右の撮影レンズの被
写界範囲が一致する光軸間距離Plmin =62.313
mmとの中間値を光軸間距離Plとすれば、撮影レンズ
の繰出し位置が無限遠位置から中間位置の間で撮影した
フィルムにおいては、合焦距離における被写体のピッチ
が画面のピッチよりも縮小される。
【0047】この場合、フィルムを180度回転してマ
ウントすると、逆に画面のピッチよりも被写体のピッチ
が広くなる。したがって、視差を補正するためにフィル
ムをマイナス方向へオフセットさせて被写体のピッチを
縮小することになり、バーニヤのマイナス側の範囲を活
用することができる。尤も光軸間距離は厳密に中間値と
する必要はなく、その前後のある程度の範囲で任意に設
定すればよい。
【0048】ステレオスライドマウントのステレオの窓
が被写体と等距離に見える合焦距離Lは、 r=(Pi−Pl)/Pl ‥‥撮影レンズの投影倍率 Δif=f*r L=(Δif+f)/r の関係で表すことができ、フィルムのピッチオフセット
量をPoとすれば、 r=(Pi−Pl)/Pl=(Pf+Po−Pl)/P
l となる。
【0049】いま、例えばステレオカメラ41の光軸間
距離を63.9mmとし、ステレオスライドマウントの
バーニヤを+1に合わせ、フィルムを外側方向(+方
向)へ0.25mmオフセットさせてフィルムピッチを
0.5mm拡大した場合は、 r=(66.29+0.5−63.9)/63.9=
0.045227 Δif=36*0.045227=1.62817 L=(1.62817+36)/0.045227≒8
32(mm) となる。
【0050】上記のようにバーニヤを+1に合わせてフ
ィルムをマウントしたステレオスライドマウントは、8
32mmの距離の被写体の画像とステレオの窓が等距離
に見える。
【0051】ステレオスライドマウントのバーニヤを−
4に合わせてフィルムピッチを2.0mm縮小した場合
は、 r=(66.29−2.0−63.9)/63.9=
0.006103 Δif=36*0.006103=0.21972 L=(0.21972+36)/0.006103≒5
935(mm) となり、約6000mmの距離の被写体の画像とステレ
オの窓が等距離に見える。
【0052】図8は、ステレオスライドマウントのバー
ニヤの数字と、光軸間距離が63.9mmのステレオカ
メラの合焦距離を対照させた表である。この表に示すよ
うに、ステレオスライドマウントのバーニヤを−4に合
わせてフィルムをマウントすると、ステレオの窓が約6
000mmの合焦距離に在る被写体とほぼ等距離に見
え、バーニヤを0に合わせれば約1000mmの合焦距
離に在る被写体とステレオの窓がほぼ等距離に見える。
【0053】しかし、例えば屋内から家屋の窓を通して
屋外の風景を見る場合と同様にステレオの窓が被写体画
像よりも近距離に見えれば自然であるが、被写体画像と
ステレオの窓が等距離に見えることは不自然に感じられ
ることもあり、被写体がステレオの窓よりもやや遠方に
見えるようにしたほうが好ましい結果が得られることが
多い。
【0054】したがって、実際は図8中の「合焦距離」
欄の右の「補正した合焦範囲」欄の如く、バーニヤのガ
イドナンバーに対応する合焦距離をやや遠方に補正した
ほうが好ましい結果が得られる。即ち、例えば約110
0mmから1400mmに焦点を合わせて撮影したフィ
ルムはバーニヤを0に合わせてマウントすれば、合焦距
離の被写体がステレオの窓よりもやや遠方に見えて見や
すくなる。
【0055】ステレオカメラ41のガイドナンバー記録
部に、上記の「補正した合焦範囲」欄の数値とガイドナ
ンバーとの対照データテーブルを格納し、撮影レンズ4
7L,47Rの繰出し量を検出する電気的位置検出器
(図示せず)により撮影レンズの繰出し量からカメラの
合焦距離を求めるか、或いは、オートフォーカス式のス
テレオカメラにおいては、測距回路によって計測される
測距データから合焦距離を求める。そして、データテー
ブルの「補正した合焦範囲」欄を参照して合焦距離に該
当するガイドナンバーを読出し、シャッターオンと同時
にガイドナンバー露光装置48を駆動してフィルムにガ
イドナンバーを露光する。
【0056】撮影したフィルムをマウントする際は、ベ
ースフレーム11のバーニヤをフィルムの縁部に記され
ているガイドナンバーと同一数値に調節した後にフィル
ムをマウントすれば、合焦距離にある被写体のピッチが
窓のピッチよりもやや拡がり、良好なステレオ効果のス
テレオスライドマウントが完成する。
【0057】また、図8の表は焦点距離が36mmの場
合の合焦距離データを例示したが、ズームレンズを搭載
したステレオカメラにおいては、ズームレンズの投影倍
率調節位置を検出する手段を設け、前述した計算式によ
り投影倍率調節により変化する焦点距離と合焦距離とに
基づいてガイドナンバーデータを算出するように制御部
を構成することにより、ズーミングによる焦点距離の変
化に対応することができ、投影倍率に関わらず適切なフ
ィルムピッチとなるガイドナンバーを記録することがで
きる。
【0058】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のステレオ
スライドマウントは、ベースフレーム上のフィルムホル
ダーバーを左右方向にスライドさせて、ステレオスライ
ドマウントの左右の窓のピッチに対するフィルムのピッ
チを調節でき、フィルムのオフセット量をバーニヤにて
読取ることができるので、左右のフィルムを正確に対称
位置に調節することが可能となり、フィルムのピッチの
調整が容易、且つ正確に行える。
【0060】また、本発明のステレオカメラは、合焦距
離に応じて上記ステレオスライドマウントのバーニヤの
目盛りに対応したガイドナンバーをフィルムに露光でき
るので、フィルムに記録されたガイドナンバーに基づき
ベースフレームのバーニヤを調節してフィルムをマウン
トすれば、フィルムは適切なピッチでマウントされ、マ
ウント作業が極めて容易化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステレオスライドマウントを示し、(a)はカ
バーフレームの正面図、(b)はカバーフレームの側面
図、(c)はベースフレームの正面図、(d)はベース
フレームの側面図である。
【図2】カムシャフトを示し、(a)は正面図、(b)
は(a)のA−A線矢視図である。
【図3】ベースフレームのバーニヤの解説図であり、
(a)は−4位置、(b)は0位置、(c)は+4位置
を示す。
【図4】視準パターンマスクを示し、(a)は正面図、
(b)は(a)のA−A線矢視図である。
【図5】ステレオカメラを示し、裏蓋を外した状態の背
面図。
【図6】ガイドナンバーを記録したフィルムストリップ
の正面図。
【図7】ステレオカメラの撮影レンズの光軸間距離と画
面のピッチとの関係の解説図。
【図8】ステレオカメラの合焦距離とステレオスライド
マウントのバーニヤの目盛り数字との対照表である。
【符号の説明】
1 カバーフレーム 2L,2R 窓 11 ベースフレーム 12L,12R 窓 14L,14R ガイド溝 15L,15R フィルムホルダーバー 16 ボス 17 円穴部 18 軸受穴 21 カムシャフト 22 カム 24 回転中心軸 31 視準パターンマスク 32L,32R 透明窓 41 ステレオカメラ 47L,47R 撮影レンズ 48 ガイドナンバー露光装置

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフレームとカバーフレームとから
    なるステレオスライドマウントであって、左と右に配置
    した一対の窓のそれぞれの横幅をフィルムの画面の横幅
    よりも狭く形成し、ベースフレームの左窓と右窓の上ま
    たは下に水平方向のガイド溝を形成し、バーの表面にフ
    ィルムのパーフォレーションを係合させるボスを形成し
    たフィルムホルダーバーを左と右のガイド溝にそれぞれ
    装着し、二つのフィルムホルダーバーの間隔を調節可能
    に形成するとともに、二つのフィルムホルダーバーに目
    盛りを設け、ベースフレームにフィルムホルダーバーの
    目盛りとはピッチが相違する目盛りを設けてバーニヤを
    構成し、二つのフィルムホルダーバーの左右方向のオフ
    セット量をバーニヤにて読取ることができるようにした
    ステレオスライドマウント。
  2. 【請求項2】 上記ベースフレームのフィルムホルダー
    バーの側面に対向する位置に軸受穴を形成し、カムシャ
    フトの軸を軸受穴に挿入してカムシャフトを回転するこ
    とにより、カムがガイド溝に係合しているフィルムホル
    ダーバーを押してスライドさせることができるように構
    成した請求項1記載のステレオスライドマウント。
  3. 【請求項3】 上記二つのフィルムホルダーバーにそれ
    ぞれ左右一対のボスを設け、左右のボスのピッチをフィ
    ルムの左右両端のパーフォレーションのピッチと同一と
    して、フィルムの左右両端のパーフォレーションを係合
    できるように形成した請求項1記載のステレオスライド
    マウント。
  4. 【請求項4】 カバーフレームまたはベースフレームを
    左右中央で折り曲げ可能なヒンジ構造とした請求項1記
    載のステレオスライドマウント。
  5. 【請求項5】 上記ベースフレームとカバーフレームの
    左右両端を円弧または円弧近似形とした請求項1記載の
    ステレオスライドマウント。
  6. 【請求項6】 上記カバーフレームと同一形状であっ
    て、左と右に形成した透明窓に同一形状の視準パターン
    を記した視準パターンマスクを上記ベースフレームに装
    着することにより、視準パターンに対する立体画像の相
    対的な距離を観察できるように構成した請求項1または
    5記載のステレオスライドマウント。
  7. 【請求項7】 左と右の撮影レンズを備えたステレオカ
    メラであって、撮影レンズの合焦距離を検出する手段
    と、左右の撮影レンズの光軸間距離と焦点距離と合焦距
    離とに基づき、左と右のフィルム露光面における合焦距
    離の被写体画像のピッチを求め、左右の画面のピッチと
    合焦距離の被写体画像のピッチとの差を補正するための
    フィルムオフセット量を求める手段と、求めたフィルム
    オフセット量に対応する前記ステレオスライドマウント
    のバーニヤの数値をフィルムの画面外に露光する装置と
    を備えたステレオカメラ。
  8. 【請求項8】 左と右の撮影レンズとしてズームレンズ
    を搭載し、ズームレンズの合焦距離を検出する手段と、
    ズームレンズの投影倍率を検出する手段と、左右のズー
    ムレンズの光軸間距離と、投影倍率に応じて変化する焦
    点距離と、合焦距離とに基づき、左と右のフィルム露光
    面における合焦距離の被写体画像のピッチを求め、左右
    の画面のピッチと合焦距離の被写体画像のピッチとの差
    を補正するためのフィルムオフセット量を求める手段
    と、求めたフィルムオフセット量に対応する前記ステレ
    オスライドマウントのバーニヤの数値をフィルムの画面
    外に露光する装置とを備えたステレオカメラ。
  9. 【請求項9】 左と右の撮影レンズの光軸間距離を、無
    限遠合焦位置で左と右の撮影レンズの視野が一致する光
    軸間距離と、最短距離合焦位置で左と右の撮影レンズの
    視野が一致する光軸間距離とのほぼ中間値とした請求項
    7または8記載のステレオカメラ。
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