JP3046267B2 - ステレオスライドのマスク量ガイド装置 - Google Patents
ステレオスライドのマスク量ガイド装置Info
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- JP3046267B2 JP3046267B2 JP9265709A JP26570997A JP3046267B2 JP 3046267 B2 JP3046267 B2 JP 3046267B2 JP 9265709 A JP9265709 A JP 9265709A JP 26570997 A JP26570997 A JP 26570997A JP 3046267 B2 JP3046267 B2 JP 3046267B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステレオスライ
ドの適正なマスク量を検定するためのマスク量ガイド装
置に関するものであり、特に、該当するマスク量のステ
レオスライドマウントの表示機能を設けて、マウントの
選択を容易化したステレオスライドのマスク量ガイド装
置に関するものである。
ドの適正なマスク量を検定するためのマスク量ガイド装
置に関するものであり、特に、該当するマスク量のステ
レオスライドマウントの表示機能を設けて、マウントの
選択を容易化したステレオスライドのマスク量ガイド装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】左右の
レンズの光軸間隔を固定した構造のステレオカメラで撮
影したステレオスライドフィルムは、左右の撮影レンズ
の視界の差により被写体距離に応じて左画面の左縁部と
右画面の右縁部とにそれぞれ非重複部分が生じる。
レンズの光軸間隔を固定した構造のステレオカメラで撮
影したステレオスライドフィルムは、左右の撮影レンズ
の視界の差により被写体距離に応じて左画面の左縁部と
右画面の右縁部とにそれぞれ非重複部分が生じる。
【0003】ステレオスライドビューワで鑑賞する際
に、この非重複部分は立体像が形成されず目障りなた
め、一般にステレオスライドフィルムの一画面幅よりも
ステレオスライドマウントの画面窓幅を狭く形成して、
左右の画面の外側非重複部分をマスクしている。
に、この非重複部分は立体像が形成されず目障りなた
め、一般にステレオスライドフィルムの一画面幅よりも
ステレオスライドマウントの画面窓幅を狭く形成して、
左右の画面の外側非重複部分をマスクしている。
【0004】また、自然な立体効果を得るためには、画
面中で左右の画像のマッチングに最も影響を与える被写
体(特に、近景の被写体の影響が大きい)が、左右それ
ぞれの画面でほぼ等しい位置に位置するように、左右の
フィルムの画面の外側をマスクして被写体位置を補正す
る必要があることも知られている。即ち、山岳写真等の
ように全ての被写体がほぼ無限遠にある場合は、画面の
外側をマスクする必要は殆ど生じないが、被写体の距離
が近距離になるほどマスクすべき部分が増加する。
面中で左右の画像のマッチングに最も影響を与える被写
体(特に、近景の被写体の影響が大きい)が、左右それ
ぞれの画面でほぼ等しい位置に位置するように、左右の
フィルムの画面の外側をマスクして被写体位置を補正す
る必要があることも知られている。即ち、山岳写真等の
ように全ての被写体がほぼ無限遠にある場合は、画面の
外側をマスクする必要は殆ど生じないが、被写体の距離
が近距離になるほどマスクすべき部分が増加する。
【0005】また、本願出願人は、左右の撮影レンズの
光軸間距離を調節可能なステレオカメラを提案している
が、このステレオカメラによれば、撮影時に被写体距離
に応じて撮影レンズの光軸間距離を自動調節或いは手動
調節することにより、撮影時に適切な視差補正が行え
る。したがって、光軸間距離調節式ステレオカメラにて
撮影したフィルムは、ステレオスライドマウントによっ
て左右の画面の外側をマスクする必要が生じる場合は殆
どないが、左右の画像のマッチングに強い影響を及ぼす
被写体が、合焦距離よりも近距離に撮影されている場合
は、左右の画面の外側を僅かにマスクして遠近感を補正
する必要が生じることがある。
光軸間距離を調節可能なステレオカメラを提案している
が、このステレオカメラによれば、撮影時に被写体距離
に応じて撮影レンズの光軸間距離を自動調節或いは手動
調節することにより、撮影時に適切な視差補正が行え
る。したがって、光軸間距離調節式ステレオカメラにて
撮影したフィルムは、ステレオスライドマウントによっ
て左右の画面の外側をマスクする必要が生じる場合は殆
どないが、左右の画像のマッチングに強い影響を及ぼす
被写体が、合焦距離よりも近距離に撮影されている場合
は、左右の画面の外側を僅かにマスクして遠近感を補正
する必要が生じることがある。
【0006】上記のように、ステレオスライドフィルム
は、被写体の距離に応じて、左右のフィルムの間隔を変
化させて画面の外側のマスク量を調節したり、画面窓の
幅が異なる複数種類のステレオスライドマウントから適
当と思われる画面窓幅のステレオスライドマウントを選
択してマウントすることになり、マウント作業が煩雑で
非能率的である。
は、被写体の距離に応じて、左右のフィルムの間隔を変
化させて画面の外側のマスク量を調節したり、画面窓の
幅が異なる複数種類のステレオスライドマウントから適
当と思われる画面窓幅のステレオスライドマウントを選
択してマウントすることになり、マウント作業が煩雑で
非能率的である。
【0007】また、適切なマスク量を判定することが容
易ではなく、ステレオスライドマウントの選択やフィル
ム間隔の調節を誤りやすく、最適な立体効果の状態にマ
ウントすることが容易ではないという問題がある。
易ではなく、ステレオスライドマウントの選択やフィル
ム間隔の調節を誤りやすく、最適な立体効果の状態にマ
ウントすることが容易ではないという問題がある。
【0008】そこで、正確なマスク量の決定、及び適合
するステレオスライドマウントの選択を容易化するため
に解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明
は上記課題を解決することを目的とする。
するステレオスライドマウントの選択を容易化するため
に解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明
は上記課題を解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、ステレオカメラに
て撮影したフィルムストリップのステレオ写真を立体視
して、そのステレオ写真に対する最適な画面マスク量を
判定し、判定したマスク量に適合する画面マスク率のス
ライドマウントを指示するためのマスク量ガイド装置で
あって、投影レンズと、視準パターンを設けた焦点板
と、接眼レンズとからなる光学系を左右に2系統配置
し、フィルムストリップの送り方向に沿って前後に一対
の画面窓を有するフィルムガイドを前記投影レンズの後
方に左右方向へ配置し、前記フィルムガイドの左右一対
の画面窓内に露出するフィルムストリップの一組の画面
を、前記左右の焦点板に個別に投影するとともに、左右
の投影レンズを光軸方向へ移動する投影倍率調節機構
と、焦点板間隔調節機構と、前記投影倍率調節機構と焦
点板間隔調節機構との連動機構を設け、前記焦点板の幅
は最小投影倍率時における投影画面の幅と一致し、前記
投影倍率調節機構と焦点板間隔調節機構とは、投影倍率
にかかわらず前記左右の焦点板の内側端縁と投影画面の
内側端縁とが一致する関係に形成され、さらに、前記連
動機構の操作ノブに操作量を表示するダイアルを設け、
各種の窓幅のステレオスライドマウントの識別番号と前
記ダイアルの操作量指標とを対応させて、前記指標が焦
点板上の投影画面の画面マスク率と等しい画面マスク率
のスライドマウントの番号を表示するステレオスライド
のマスク量ガイド装置を提供するものである。
達成するために提案するものであり、ステレオカメラに
て撮影したフィルムストリップのステレオ写真を立体視
して、そのステレオ写真に対する最適な画面マスク量を
判定し、判定したマスク量に適合する画面マスク率のス
ライドマウントを指示するためのマスク量ガイド装置で
あって、投影レンズと、視準パターンを設けた焦点板
と、接眼レンズとからなる光学系を左右に2系統配置
し、フィルムストリップの送り方向に沿って前後に一対
の画面窓を有するフィルムガイドを前記投影レンズの後
方に左右方向へ配置し、前記フィルムガイドの左右一対
の画面窓内に露出するフィルムストリップの一組の画面
を、前記左右の焦点板に個別に投影するとともに、左右
の投影レンズを光軸方向へ移動する投影倍率調節機構
と、焦点板間隔調節機構と、前記投影倍率調節機構と焦
点板間隔調節機構との連動機構を設け、前記焦点板の幅
は最小投影倍率時における投影画面の幅と一致し、前記
投影倍率調節機構と焦点板間隔調節機構とは、投影倍率
にかかわらず前記左右の焦点板の内側端縁と投影画面の
内側端縁とが一致する関係に形成され、さらに、前記連
動機構の操作ノブに操作量を表示するダイアルを設け、
各種の窓幅のステレオスライドマウントの識別番号と前
記ダイアルの操作量指標とを対応させて、前記指標が焦
点板上の投影画面の画面マスク率と等しい画面マスク率
のスライドマウントの番号を表示するステレオスライド
のマスク量ガイド装置を提供するものである。
【0010】また、焦点板の間隔を固定し、左右の投影
レンズのみを移動して投影倍率を増減させる投影倍率調
節機構を有し、左右の投影レンズの主点の移動軌跡は、
投影拡大率にかかわらず、前記左右の焦点板の内側端縁
と焦点板上の投影画面の内側端縁とが一致する曲線、又
は前記曲線と近似の直線であるステレオスライドのマス
ク量ガイド装置を提供するものである。
レンズのみを移動して投影倍率を増減させる投影倍率調
節機構を有し、左右の投影レンズの主点の移動軌跡は、
投影拡大率にかかわらず、前記左右の焦点板の内側端縁
と焦点板上の投影画面の内側端縁とが一致する曲線、又
は前記曲線と近似の直線であるステレオスライドのマス
ク量ガイド装置を提供するものである。
【0011】また、投影倍率を一定とし、投影画面の幅
よりも前記焦点板の幅を狭く形成するとともに、左右の
焦点板の間隔の調節機構を設け、さらに、前記焦点板間
隔調節機構の操作ノブに操作量を表示するダイアルを設
け、各種のフィルム取付位置オフセット量のステレオス
ライドマウントの識別番号と前記ダイアルの操作量指標
とを対応させて、焦点板に対する投影画面のオフセット
率と等しい画面オフセット率のスライドマウントの番号
を前記指標が表示するステレオスライドのマスク量ガイ
ド装置を提供するものである。
よりも前記焦点板の幅を狭く形成するとともに、左右の
焦点板の間隔の調節機構を設け、さらに、前記焦点板間
隔調節機構の操作ノブに操作量を表示するダイアルを設
け、各種のフィルム取付位置オフセット量のステレオス
ライドマウントの識別番号と前記ダイアルの操作量指標
とを対応させて、焦点板に対する投影画面のオフセット
率と等しい画面オフセット率のスライドマウントの番号
を前記指標が表示するステレオスライドのマスク量ガイ
ド装置を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に従って詳述するが、初めに請求項1,2,及び3記載
のマスク量ガイド装置に関連するステレオスライドマウ
ントシステムを説明する。図1はステレオスライドマウ
ントシステムを示し、(a)(b)(c)にそれぞれ示
すように、画面窓1L,1Rの幅(W) が異なる複数種類
のステレオスライドマウント(#−4,‥,#8)によ
って構成されている。そして、一画面幅32.00mm のフォ
ーマットのステレオカメラに対応させるシステム例とし
ては、画面窓幅W0 =32.00mm (マスク量=0)の#0
から±両方向へ0.25mm単位で段階的に画面窓幅Wを縮小
してマスク量を増大させている(図1は画面窓幅の差を
実際よりも拡大して示している)。
に従って詳述するが、初めに請求項1,2,及び3記載
のマスク量ガイド装置に関連するステレオスライドマウ
ントシステムを説明する。図1はステレオスライドマウ
ントシステムを示し、(a)(b)(c)にそれぞれ示
すように、画面窓1L,1Rの幅(W) が異なる複数種類
のステレオスライドマウント(#−4,‥,#8)によ
って構成されている。そして、一画面幅32.00mm のフォ
ーマットのステレオカメラに対応させるシステム例とし
ては、画面窓幅W0 =32.00mm (マスク量=0)の#0
から±両方向へ0.25mm単位で段階的に画面窓幅Wを縮小
してマスク量を増大させている(図1は画面窓幅の差を
実際よりも拡大して示している)。
【0013】図1に示すように、各ステレオスライドマ
ウント(#−4,‥#0,…#8)の左右の画面窓1
L,1RのピッチPW は同一で、フィルムのパーフォレ
ーションを係合させるために画面窓1L,1Rの四隅近
傍に設けた位置決めピン2L,2Rの間隔(P-4,…P
8)は、番号順に0.25mm単位で段階的に拡大する。
ウント(#−4,‥#0,…#8)の左右の画面窓1
L,1RのピッチPW は同一で、フィルムのパーフォレ
ーションを係合させるために画面窓1L,1Rの四隅近
傍に設けた位置決めピン2L,2Rの間隔(P-4,…P
8)は、番号順に0.25mm単位で段階的に拡大する。
【0014】そして#0以下のステレオスライドマウン
ト(#−4,‥#0)においては、装着したフィルムの
画面の外側縁部とステレオスライドマウントの画面窓1
L,1Rの外側縁部とが一致し、#0以上のステレオス
ライドマウント(#0,‥#8)においては、装着した
フィルムの画面の内側縁部とステレオスライドマウント
の画面窓1L,1Rの内側縁部とが一致する。
ト(#−4,‥#0)においては、装着したフィルムの
画面の外側縁部とステレオスライドマウントの画面窓1
L,1Rの外側縁部とが一致し、#0以上のステレオス
ライドマウント(#0,‥#8)においては、装着した
フィルムの画面の内側縁部とステレオスライドマウント
の画面窓1L,1Rの内側縁部とが一致する。
【0015】通常は、#0以上のステレオスライドマウ
ントによって画面の外側をマスクして視差補正を行うの
であるが、手動式の光軸間距離調節機構を設けたステレ
オカメラにおいて、誤操作により光軸間距離が過小な補
正過剰状態で撮影した場合は、左右の画面の内側を僅か
にマスクして遠近感を補正すれば、視差補正過剰のステ
レオスライドフィルムを救済することができる。#−1
以下のステレオスライドマウントは、このような補正過
剰な撮影状態のフィルムに対して使用するものである。
ントによって画面の外側をマスクして視差補正を行うの
であるが、手動式の光軸間距離調節機構を設けたステレ
オカメラにおいて、誤操作により光軸間距離が過小な補
正過剰状態で撮影した場合は、左右の画面の内側を僅か
にマスクして遠近感を補正すれば、視差補正過剰のステ
レオスライドフィルムを救済することができる。#−1
以下のステレオスライドマウントは、このような補正過
剰な撮影状態のフィルムに対して使用するものである。
【0016】また、図示は省略するが、本願出願人は、
図1のステレオスライドマウントシステムと同様に、画
面のマスク量が段階的に変化する複数種類のステレオス
ライドマウントによるシステムとして、画面窓幅を段階
的に変化させ、且つ、左右のフィルムの取付ピッチ並び
に左右の画面窓間ギャップを一定としたステレオスライ
ドマウントシステムも提案している。
図1のステレオスライドマウントシステムと同様に、画
面のマスク量が段階的に変化する複数種類のステレオス
ライドマウントによるシステムとして、画面窓幅を段階
的に変化させ、且つ、左右のフィルムの取付ピッチ並び
に左右の画面窓間ギャップを一定としたステレオスライ
ドマウントシステムも提案している。
【0017】上記のステレオスライドマウントにフィル
ムをマウントする際は、以下のマスク量ガイド装置によ
って、フィルムストリップ上の一組のステレオ写真の適
切な画面マスク量を判定した後に、1コマ単位に切断し
たフィルムを判定したマスク量のステレオスライドマウ
ントに装着すれば、一組のフィルムは位置決めピン2
L,2Rにより位置決めされ、且つ、左右の画面のマス
クすべき部分がマスクされて正確な立体効果を得ること
ができる。
ムをマウントする際は、以下のマスク量ガイド装置によ
って、フィルムストリップ上の一組のステレオ写真の適
切な画面マスク量を判定した後に、1コマ単位に切断し
たフィルムを判定したマスク量のステレオスライドマウ
ントに装着すれば、一組のフィルムは位置決めピン2
L,2Rにより位置決めされ、且つ、左右の画面のマス
クすべき部分がマスクされて正確な立体効果を得ること
ができる。
【0018】続いて、請求項1及び6記載のマスク量ガ
イド装置11を説明する。図2に示すように、マスク量
ガイド装置11は、フレーム12に投影レンズ13L,
13Rと焦点板14L,14Rと接眼レンズ15L,1
5Rとからなる左右2系統の光学系を設け、フレームの
後部(図において上)にフィルムガイド16を固定し、
フィルムガイド6に装填したフィルムストリップFを観
察する構造となっている。
イド装置11を説明する。図2に示すように、マスク量
ガイド装置11は、フレーム12に投影レンズ13L,
13Rと焦点板14L,14Rと接眼レンズ15L,1
5Rとからなる左右2系統の光学系を設け、フレームの
後部(図において上)にフィルムガイド16を固定し、
フィルムガイド6に装填したフィルムストリップFを観
察する構造となっている。
【0019】左右の投影レンズ13L,13Rを装着し
たレンズボード17の下面中央にはスライダ18を結合
し、フレーム12の内底面の左右中央に成形した前後方
向のガイドスロット19にスライダ18を遊嵌して、レ
ンズボード17を前後摺動自在としている。
たレンズボード17の下面中央にはスライダ18を結合
し、フレーム12の内底面の左右中央に成形した前後方
向のガイドスロット19にスライダ18を遊嵌して、レ
ンズボード17を前後摺動自在としている。
【0020】また、フレーム12の前部には左右方向の
焦点板スライドガイド20L,20Rを左右対称に2個
設け、左右の焦点板スライドガイド20L,20Rにそ
れぞれ焦点板ホルダ21L,21Rを遊嵌してあり、焦
点板ホルダ21L,21Rは左右摺動自在である。
焦点板スライドガイド20L,20Rを左右対称に2個
設け、左右の焦点板スライドガイド20L,20Rにそ
れぞれ焦点板ホルダ21L,21Rを遊嵌してあり、焦
点板ホルダ21L,21Rは左右摺動自在である。
【0021】図3は焦点板14L,14Rを示し、遮光
性材料のフレームFLで周囲を覆うか、または画面の周囲
を黒色塗装して画面以外の部分をマスクしている。焦点
板14L,14Rは左右同一であり、複数の縦線を主体
として構成した左右同一の視準パターンCPを印刷あるい
はエッチングによって形成し、左右の投影画面の横方向
の移動によるマッチング変化の視認性を良好にしてい
る。
性材料のフレームFLで周囲を覆うか、または画面の周囲
を黒色塗装して画面以外の部分をマスクしている。焦点
板14L,14Rは左右同一であり、複数の縦線を主体
として構成した左右同一の視準パターンCPを印刷あるい
はエッチングによって形成し、左右の投影画面の横方向
の移動によるマッチング変化の視認性を良好にしてい
る。
【0022】図2において、焦点板14L,14Rに対
峙する最前部の接眼レンズホルダ22L,22Rは、図
示は省略するが公知の拡縮連動機構が介装されており、
手動で左右対称にスライドすることができ、接眼レンズ
ピッチを調整して使用者の両眼のピッチに合わせること
ができる。また、一般の光学機器と同様に、前部鏡筒2
2La,22Raを回転することにより、視度調節が可
能となっている。
峙する最前部の接眼レンズホルダ22L,22Rは、図
示は省略するが公知の拡縮連動機構が介装されており、
手動で左右対称にスライドすることができ、接眼レンズ
ピッチを調整して使用者の両眼のピッチに合わせること
ができる。また、一般の光学機器と同様に、前部鏡筒2
2La,22Raを回転することにより、視度調節が可
能となっている。
【0023】フレーム12の後端部には半円形の反射板
23を固着し、反射板23とフィルムガイド16とによ
って形成される内部空間に写真電球24を設置して散光
光源を構成し、フィルムガイド16の背面を均一に照射
する。
23を固着し、反射板23とフィルムガイド16とによ
って形成される内部空間に写真電球24を設置して散光
光源を構成し、フィルムガイド16の背面を均一に照射
する。
【0024】フィルムガイド16には、ステレオカメラ
の画面フォーマットに対応する縦横寸法及びピッチで左
右の画面窓16L,16Rを設け、フィルムストリップ
Fの一組のステレオ写真の画面が画面窓16L,16R
内に露出するようになっている。
の画面フォーマットに対応する縦横寸法及びピッチで左
右の画面窓16L,16Rを設け、フィルムストリップ
Fの一組のステレオ写真の画面が画面窓16L,16R
内に露出するようになっている。
【0025】フィルムガイド16へフィルムストリップ
Fを装着する際は、フィルムガイド16の左画面窓16
Lに一組のステレオ写真の左画面が位置し、右画面窓1
6Rに右画面が位置する姿勢で、感光乳剤面を後方(光
源側)へ向けてフィルムガイド16に挿入する。前方か
ら見てフィルムガイド16の画面窓16L,16R内の
上下左右反転画面は、投影レンズ13L,13Rを通じ
て焦点板14L,14Rに正立像として結像し、左右の
接眼レンズ15L,15Rを通じて正立像を立体視でき
る。
Fを装着する際は、フィルムガイド16の左画面窓16
Lに一組のステレオ写真の左画面が位置し、右画面窓1
6Rに右画面が位置する姿勢で、感光乳剤面を後方(光
源側)へ向けてフィルムガイド16に挿入する。前方か
ら見てフィルムガイド16の画面窓16L,16R内の
上下左右反転画面は、投影レンズ13L,13Rを通じ
て焦点板14L,14Rに正立像として結像し、左右の
接眼レンズ15L,15Rを通じて正立像を立体視でき
る。
【0026】左右の焦点板ホルダ21L,21Rの中間
には、投影レンズ13L,13R及び焦点板14L,1
4Rを移動するためのカムシャフト25が垂直に配置さ
れている。レンズボード17のスライダ18と、カムシ
ャフト25のレンズ移動カム26との間にはプッシュロ
ッド27が介装されており、スライダ18をカムシャフ
ト方向へ付勢する圧縮コイルバネ28のバネ力によりス
ライダ18がプッシュロッド27を押して、プッシュロ
ッド27がレンズ移動カム26に圧接している。
には、投影レンズ13L,13R及び焦点板14L,1
4Rを移動するためのカムシャフト25が垂直に配置さ
れている。レンズボード17のスライダ18と、カムシ
ャフト25のレンズ移動カム26との間にはプッシュロ
ッド27が介装されており、スライダ18をカムシャフ
ト方向へ付勢する圧縮コイルバネ28のバネ力によりス
ライダ18がプッシュロッド27を押して、プッシュロ
ッド27がレンズ移動カム26に圧接している。
【0027】左右の焦点板ホルダ21L,21Rは、引
張コイルバネ29にて連結され、左焦点板ホルダ21L
はカムシャフト25の左焦点板移動カム30Lに圧接
し、右焦点板ホルダ21Rは右焦点板移動カム30Rに
圧接している。焦点板移動カム30L,30Rは同一形
状で、一方に対して他方の位相を180°ずらして取付
けてあり、カムシャフト25を回転することにより左右
の焦点板ホルダ21L,21Rは左右対称に移動する。
張コイルバネ29にて連結され、左焦点板ホルダ21L
はカムシャフト25の左焦点板移動カム30Lに圧接
し、右焦点板ホルダ21Rは右焦点板移動カム30Rに
圧接している。焦点板移動カム30L,30Rは同一形
状で、一方に対して他方の位相を180°ずらして取付
けてあり、カムシャフト25を回転することにより左右
の焦点板ホルダ21L,21Rは左右対称に移動する。
【0028】尚、プッシュロッド27に設けた調節ネジ
31によって投影レンズ13L,13Rの前後位置を微
調整することができ、焦点板ホルダ21L,21Rにも
焦点板14L,14Rの間隔を微調整するための調節ネ
ジ32を設けてある。
31によって投影レンズ13L,13Rの前後位置を微
調整することができ、焦点板ホルダ21L,21Rにも
焦点板14L,14Rの間隔を微調整するための調節ネ
ジ32を設けてある。
【0029】図4に示すように、カムシャフト25はフ
レームの底板12aと上カバー12bとに設けた軸受3
3に挿通され、下部にレンズ移動カム26と左焦点板移
動カム30Lと右焦点板移動カム30Rとが嵌着されて
いる。カムシャフト25の上端部にはノブ34とダイア
ル35とが取付けられており、ダイアル35にはステレ
オスライドマウントシステムの各マウント番号(#−4
〜#8)を示す数字が刻印されている。ダイアル35の
数字は、固定リング36の指標Mと一致したものが、そ
のときの投影画面のマスク率と等しい画面マスク率のス
テレオスライドマウントの番号を示すように配置されて
いる。
レームの底板12aと上カバー12bとに設けた軸受3
3に挿通され、下部にレンズ移動カム26と左焦点板移
動カム30Lと右焦点板移動カム30Rとが嵌着されて
いる。カムシャフト25の上端部にはノブ34とダイア
ル35とが取付けられており、ダイアル35にはステレ
オスライドマウントシステムの各マウント番号(#−4
〜#8)を示す数字が刻印されている。ダイアル35の
数字は、固定リング36の指標Mと一致したものが、そ
のときの投影画面のマスク率と等しい画面マスク率のス
テレオスライドマウントの番号を示すように配置されて
いる。
【0030】ダイアル35の数字#0を固定リング36
の指標Mと一致させた位置が最小投影倍率位置であり、
この位置からノブ34を左右何れかの方向へ廻すと、レ
ンズボード17が後方へ移動して投影倍率が増大すると
ともに、左右の焦点板14L,14Rはそれぞれ接近ま
たは離反する。
の指標Mと一致させた位置が最小投影倍率位置であり、
この位置からノブ34を左右何れかの方向へ廻すと、レ
ンズボード17が後方へ移動して投影倍率が増大すると
ともに、左右の焦点板14L,14Rはそれぞれ接近ま
たは離反する。
【0031】カム26,30L,30Rによる投影レン
ズ13L,13Rの光軸方向の移動量と、左右の焦点板
14L,14Rの光軸直角方向の移動量との関係は、ノ
ブ34の時計方向(+方向)回転時において、焦点板1
4L,14Rが左右の投影画面に対してそれぞれ内側へ
移動し、投影倍率にかかわらず投影画面の内側端縁と左
右の焦点板の内側端縁とが一致する関係となっていて、
投影倍率の増大に伴って投影画面の外側縁部は焦点板1
4L,14R外に超過し、左右のフィルムの画面のそれ
ぞれ外側がマスクされた投影画像が観察される。
ズ13L,13Rの光軸方向の移動量と、左右の焦点板
14L,14Rの光軸直角方向の移動量との関係は、ノ
ブ34の時計方向(+方向)回転時において、焦点板1
4L,14Rが左右の投影画面に対してそれぞれ内側へ
移動し、投影倍率にかかわらず投影画面の内側端縁と左
右の焦点板の内側端縁とが一致する関係となっていて、
投影倍率の増大に伴って投影画面の外側縁部は焦点板1
4L,14R外に超過し、左右のフィルムの画面のそれ
ぞれ外側がマスクされた投影画像が観察される。
【0032】また、反時計方向回転時(−方向)では、
焦点板14L,14Rは左右の投影画面に対してそれぞ
れ外側へ移動し、投影倍率にかかわらず投影画面の外側
端縁と左右の焦点板の外側端縁とが一致し、投影倍率の
増大に伴って投影画面の内側縁部は焦点板14L,14
Rよりも内側に超過し、左右のフィルムの画面のそれぞ
れ内側がマスクされる。
焦点板14L,14Rは左右の投影画面に対してそれぞ
れ外側へ移動し、投影倍率にかかわらず投影画面の外側
端縁と左右の焦点板の外側端縁とが一致し、投影倍率の
増大に伴って投影画面の内側縁部は焦点板14L,14
Rよりも内側に超過し、左右のフィルムの画面のそれぞ
れ内側がマスクされる。
【0033】時計方向回転時には、投影倍率を拡大する
につれて、焦点板14L,14Rの視準パターンCPが左
右の投影画面に対してそれぞれ内側へ移動し、反時計方
向回転時には、視準パターンCPが左右の投影画面に対し
てそれぞれ外側へ移動して、視準パターンCPと立体画像
との遠近感が変動する。したがって、接眼レンズ15
L,15Rを覗いて焦点板上の画面を観察しながらカム
シャフト25を回転し、画像が視準パターンCPと同一平
面、または視準パターンCPの奥に見える状態として、そ
のとき固定指標Mが指示するダイアル35の数字を見れ
ば、そのステレオ写真に対して最適な画面マスク率のス
テレオスライドマウントの番号が判明する。
につれて、焦点板14L,14Rの視準パターンCPが左
右の投影画面に対してそれぞれ内側へ移動し、反時計方
向回転時には、視準パターンCPが左右の投影画面に対し
てそれぞれ外側へ移動して、視準パターンCPと立体画像
との遠近感が変動する。したがって、接眼レンズ15
L,15Rを覗いて焦点板上の画面を観察しながらカム
シャフト25を回転し、画像が視準パターンCPと同一平
面、または視準パターンCPの奥に見える状態として、そ
のとき固定指標Mが指示するダイアル35の数字を見れ
ば、そのステレオ写真に対して最適な画面マスク率のス
テレオスライドマウントの番号が判明する。
【0034】次に、マスク量ガイド装置の投影倍率調節
機構と焦点板間隔調節機構とを説明する。図5はレンズ
による投影の一般的な関係の説明図であり、下記のよう
な関係となる。
機構と焦点板間隔調節機構とを説明する。図5はレンズ
による投影の一般的な関係の説明図であり、下記のよう
な関係となる。
【0035】 Δif= f2 /( L −f ) ‥‥‥(1) γ =Δif/f =(Δif+f)/L ‥‥‥(2) ただし、Δif ‥‥ 結像位置の変化量(投影倍率に
より変動する) γ ‥‥ 投影倍率 f ‥‥ 投影レンズの焦点距離 L ‥‥ 投影レンズの主点からフィルムの像面ま
での距離 したがって、画面幅32.00mm のフォーマットのステレオ
スライドフィルムに対する適切なマスク量のステレオス
ライドマウントを、図1に示した0.25mm単位で画面のマ
スク量が増減するステレオスライドマウントシステムか
ら選択する場合は、焦点板の幅をフィルムの画面幅と等
しい32.00mm とすると、投影倍率を変化させて各ステレ
オスライドマウントの画面マスク率と同一の画面マスク
率となる投影倍率γ及び投影画面幅のステップ変化は、 投影倍率γ=フィルムの実画面幅(32.00mm) /マウント
の画面窓幅 投影画面幅=フィルムの実画面幅(32.00mm) ×γ から、表1に示す値となる。尚、ここでは、#0〜#8
に関して説明し、−側(#−1以下)については説明を
省略する。
より変動する) γ ‥‥ 投影倍率 f ‥‥ 投影レンズの焦点距離 L ‥‥ 投影レンズの主点からフィルムの像面ま
での距離 したがって、画面幅32.00mm のフォーマットのステレオ
スライドフィルムに対する適切なマスク量のステレオス
ライドマウントを、図1に示した0.25mm単位で画面のマ
スク量が増減するステレオスライドマウントシステムか
ら選択する場合は、焦点板の幅をフィルムの画面幅と等
しい32.00mm とすると、投影倍率を変化させて各ステレ
オスライドマウントの画面マスク率と同一の画面マスク
率となる投影倍率γ及び投影画面幅のステップ変化は、 投影倍率γ=フィルムの実画面幅(32.00mm) /マウント
の画面窓幅 投影画面幅=フィルムの実画面幅(32.00mm) ×γ から、表1に示す値となる。尚、ここでは、#0〜#8
に関して説明し、−側(#−1以下)については説明を
省略する。
【0036】
【表1】
【0037】そして、各投影倍率γにおけるフィルムと
投影レンズと焦点板の位置関係は、投影レンズの焦点距
離をf=50mmとすると、式(1)(2)より、 Δif=f×γ ‥‥(3) L =(Δif+f )/γ ‥‥(4) となり、式(3)(4)による計算値が表2となる。
投影レンズと焦点板の位置関係は、投影レンズの焦点距
離をf=50mmとすると、式(1)(2)より、 Δif=f×γ ‥‥(3) L =(Δif+f )/γ ‥‥(4) となり、式(3)(4)による計算値が表2となる。
【0038】
【表2】
【0039】ここで、Δif+f 及びLの値は、投影倍率
γの変化に伴って変化するのは当然であるが、フィルム
の像面から焦点板までの距離Δif+f +L の変化量は非
常に小さいことが判る。
γの変化に伴って変化するのは当然であるが、フィルム
の像面から焦点板までの距離Δif+f +L の変化量は非
常に小さいことが判る。
【0040】また、Δif+f +L は投影倍率1で最小と
なり、また、その変化率は投影倍率1の前後で最も小さ
くなる。したがって、投影倍率調節範囲の中間点の投影
倍率が1となるように調節範囲を設定すれば、フィルム
の感光乳剤面から焦点板までの距離Δif+f +L を固定
してフィルムと焦点板との間に位置する投影レンズのみ
を移動する機構によっても、合焦状態を維持したまま投
影倍率を調節することができることが推測される。
なり、また、その変化率は投影倍率1の前後で最も小さ
くなる。したがって、投影倍率調節範囲の中間点の投影
倍率が1となるように調節範囲を設定すれば、フィルム
の感光乳剤面から焦点板までの距離Δif+f +L を固定
してフィルムと焦点板との間に位置する投影レンズのみ
を移動する機構によっても、合焦状態を維持したまま投
影倍率を調節することができることが推測される。
【0041】例示したステレオスライドマウントシステ
ム(#0〜#8)のマスク量調節範囲の中間である#4
の投影倍率γは、焦点板の幅がフィルムの画面幅と等し
い32mmである場合、表2に示すようにγ=1.03226 であ
る。ここで、投影倍率γに 1/1.03226 を掛けたものに
投影倍率を縮小すれば、#0における投影倍率は0.9688
となり、#4の投影倍率が1になる。そして、焦点板の
幅を同じく 1/1.03226 に縮小すれば、投影倍率の変更
にかかわらず、各ガイドナンバー(#0〜#8)におい
て表1の場合と同一の投影画面マスク率となる。したが
って、 焦点板の幅=フィルムの画面幅×投影倍率 =32×0.9688=31.002 (mm) とし、各ステレオスライドマウント(#0〜#8)に対
する実際の投影倍率を、 γa=γ/1.03226 = 0.9688 ・γ とし、式(3)(4)のγにγaを代入して、Δif+f
とL 及びΔif+f +L の値を計算したものが表3であ
る。
ム(#0〜#8)のマスク量調節範囲の中間である#4
の投影倍率γは、焦点板の幅がフィルムの画面幅と等し
い32mmである場合、表2に示すようにγ=1.03226 であ
る。ここで、投影倍率γに 1/1.03226 を掛けたものに
投影倍率を縮小すれば、#0における投影倍率は0.9688
となり、#4の投影倍率が1になる。そして、焦点板の
幅を同じく 1/1.03226 に縮小すれば、投影倍率の変更
にかかわらず、各ガイドナンバー(#0〜#8)におい
て表1の場合と同一の投影画面マスク率となる。したが
って、 焦点板の幅=フィルムの画面幅×投影倍率 =32×0.9688=31.002 (mm) とし、各ステレオスライドマウント(#0〜#8)に対
する実際の投影倍率を、 γa=γ/1.03226 = 0.9688 ・γ とし、式(3)(4)のγにγaを代入して、Δif+f
とL 及びΔif+f +L の値を計算したものが表3であ
る。
【0042】
【表3】
【0043】また、表3のΔif+f +L (フィルムの像
面から焦点板までの距離)は、最小が200mm で最大が 2
00.054mmとなり、その平均は、 (200+200.054)/2 = 200.027(mm) となるので、Δif+f +L を200.027mm に固定してガイ
ドナンバー#0から#8までのΔif+f とL とを実際の
投影倍率γaにより再計算すると、 L =(Δif+f +L )/( 1+γa)‥‥(5) Δif+f = L×γa ‥‥(6) から表4のようになる。
面から焦点板までの距離)は、最小が200mm で最大が 2
00.054mmとなり、その平均は、 (200+200.054)/2 = 200.027(mm) となるので、Δif+f +L を200.027mm に固定してガイ
ドナンバー#0から#8までのΔif+f とL とを実際の
投影倍率γaにより再計算すると、 L =(Δif+f +L )/( 1+γa)‥‥(5) Δif+f = L×γa ‥‥(6) から表4のようになる。
【0044】
【表4】
【0045】表3の理論値と表4の実際値を比較する
と、Δif+f 及びL の値が、共に最大で0.014mm の差と
なり、機械的な公差や、レンズの光軸方向におけるフィ
ルムの前後位置の誤差以下であり、フィルムから焦点板
までの距離を固定しても、マスク量ガイド装置として充
分な光学的精度が得られることが判る。
と、Δif+f 及びL の値が、共に最大で0.014mm の差と
なり、機械的な公差や、レンズの光軸方向におけるフィ
ルムの前後位置の誤差以下であり、フィルムから焦点板
までの距離を固定しても、マスク量ガイド装置として充
分な光学的精度が得られることが判る。
【0046】以上は、各ガイドナンバーのステレオスラ
イドマウントに対する投影倍率を変化させるための投影
レンズの移動量の説明であるが、投影レンズの移動に連
動する焦点板の光軸直角方向の移動量は下記のようにな
る。
イドマウントに対する投影倍率を変化させるための投影
レンズの移動量の説明であるが、投影レンズの移動に連
動する焦点板の光軸直角方向の移動量は下記のようにな
る。
【0047】焦点板の内側端縁と投影画面の内側端縁と
を常に一致させるための焦点板の移動量は、(投影画面
幅−焦点板の幅)/2となる。表5は、各ガイドナンバ
ー(#0〜#8)に対する片側の焦点板の移動量を示
し、上記の表の移動量で左右の焦点板をそれぞれ接近す
る方向へ移動させれば、投影倍率にかかわらず、焦点板
の内側端縁と投影画面の内側端縁とが一致する。
を常に一致させるための焦点板の移動量は、(投影画面
幅−焦点板の幅)/2となる。表5は、各ガイドナンバ
ー(#0〜#8)に対する片側の焦点板の移動量を示
し、上記の表の移動量で左右の焦点板をそれぞれ接近す
る方向へ移動させれば、投影倍率にかかわらず、焦点板
の内側端縁と投影画面の内側端縁とが一致する。
【0048】
【表5】
【0049】また、上記のマスク量ガイド装置とは異な
り、焦点板を固定して、投影レンズを光軸方向への移動
と同時に光軸直角方向へ移動することにより、上記と同
一作用のマスク量ガイド装置を構成することもできる。
この場合の投影レンズの移動量は次のようになる。
り、焦点板を固定して、投影レンズを光軸方向への移動
と同時に光軸直角方向へ移動することにより、上記と同
一作用のマスク量ガイド装置を構成することもできる。
この場合の投影レンズの移動量は次のようになる。
【0050】投影レンズのシフト量 ‥‥ Sl 投影像のシフト量 ‥‥‥ Si とすると、図6から Sl/Si=L /(Δif+f +L )‥‥(7) Sl =Si/( 1+γa) ‥‥(8) となり、式(7)(8)から、焦点板を固定して投影レ
ンズをシフトする場合のシフト量Slは、表6のようにな
る。
ンズをシフトする場合のシフト量Slは、表6のようにな
る。
【0051】
【表6】
【0052】そして、投影レンズの光軸直角方向のシフ
ト量と投影レンズの光軸方向の移動量との関係は、投影
レンズの光軸方向の移動量をXl、光軸直角方向のシフト
量をSlとすると、表7のようになる。
ト量と投影レンズの光軸方向の移動量との関係は、投影
レンズの光軸方向の移動量をXl、光軸直角方向のシフト
量をSlとすると、表7のようになる。
【0053】
【表7】
【0054】表4のガイドナンバー#0における投影レ
ンズの主点からフィルムの像面までの距離L に対する光
軸方向の移動量Xlの値をゼロとすると、各ガイドナンバ
ーにたいするXlの値は、表4のガイドナンバー#0に対
するL の値から各ガイドナンバーに対するL の値を差し
引いたものになる。
ンズの主点からフィルムの像面までの距離L に対する光
軸方向の移動量Xlの値をゼロとすると、各ガイドナンバ
ーにたいするXlの値は、表4のガイドナンバー#0に対
するL の値から各ガイドナンバーに対するL の値を差し
引いたものになる。
【0055】表7のtan -1Sl/Xlは、光軸に対する投影
レンズの移動の傾きであり、Olはそのときの斜め方向の
移動量である。投影倍率の拡大に伴って、上記の曲線に
沿って投影レンズの光軸間距離が拡大するようにレンズ
移動機構を設計することにより、焦点板の内側のフレー
ムと投影画面の内側端縁とが常に一致した状態で投影倍
率を連続的に変化させることができる。
レンズの移動の傾きであり、Olはそのときの斜め方向の
移動量である。投影倍率の拡大に伴って、上記の曲線に
沿って投影レンズの光軸間距離が拡大するようにレンズ
移動機構を設計することにより、焦点板の内側のフレー
ムと投影画面の内側端縁とが常に一致した状態で投影倍
率を連続的に変化させることができる。
【0056】図7は上記の構成にかかわる請求項2記載
のマスク量ガイド装置41を示し、図2のマスク量ガイ
ド装置11と同一の部分は同一符号を付してその説明を
省略する。同図に示すフィルムガイド16並びに焦点板
14L,14Rはフレーム12に固定されていて、フィ
ルムFの感光乳剤面と焦点板の結像面との距離Δif+f
+L は、表4から 200.027mmとなっている。
のマスク量ガイド装置41を示し、図2のマスク量ガイ
ド装置11と同一の部分は同一符号を付してその説明を
省略する。同図に示すフィルムガイド16並びに焦点板
14L,14Rはフレーム12に固定されていて、フィ
ルムFの感光乳剤面と焦点板の結像面との距離Δif+f
+L は、表4から 200.027mmとなっている。
【0057】左右の投影レンズホルダ42L,42R
は、レンズボード43に形成したスライドガイド(図示
せず)にそれぞれ左右摺動自在に取付けてあり、左右の
投影レンズホルダ42L,42R間に圧縮コイルバネ4
4を介装して拡張方向に付勢し、左右の投影レンズホル
ダ42L,42Rのそれぞれのガイドローラ45L,4
5Rが、フレーム12に固定した左右対称のカム板46
L,46Rのカム面にそれぞれ圧接している。
は、レンズボード43に形成したスライドガイド(図示
せず)にそれぞれ左右摺動自在に取付けてあり、左右の
投影レンズホルダ42L,42R間に圧縮コイルバネ4
4を介装して拡張方向に付勢し、左右の投影レンズホル
ダ42L,42Rのそれぞれのガイドローラ45L,4
5Rが、フレーム12に固定した左右対称のカム板46
L,46Rのカム面にそれぞれ圧接している。
【0058】カム板46L,46Rの形状は表7の値に
基づいて成形され、カムシャフト25を回転すると、レ
ンズボード43がガイドスロット19に沿って光軸方向
に前後移動し、レンズボード43の移動に連動して左右
の投影レンズホルダ42L,42Rが光軸直角方向にス
ライドする。そして、図3のマスク量ガイド装置11と
同様に、投影倍率の変動にかかわらず、焦点板14L,
14Rの内側端縁と投影画面の内側端縁とが常に一致す
る。
基づいて成形され、カムシャフト25を回転すると、レ
ンズボード43がガイドスロット19に沿って光軸方向
に前後移動し、レンズボード43の移動に連動して左右
の投影レンズホルダ42L,42Rが光軸直角方向にス
ライドする。そして、図3のマスク量ガイド装置11と
同様に、投影倍率の変動にかかわらず、焦点板14L,
14Rの内側端縁と投影画面の内側端縁とが常に一致す
る。
【0059】尚、操作部の構成は、前述した図4のカム
シャフト25から焦点板移動カム30L,30Rを除
き、最小投影倍率位置(#0)から時計方向(+方向)
にのみ回転可能にして、ダイアル数字の#−1以下の表
示を無くしたもので、焦点板上の投影画面に適合するス
テレオスライドマウントシステムのマウント番号(#0
〜#8)をダイアルの数字が指示する作用は同一であ
る。
シャフト25から焦点板移動カム30L,30Rを除
き、最小投影倍率位置(#0)から時計方向(+方向)
にのみ回転可能にして、ダイアル数字の#−1以下の表
示を無くしたもので、焦点板上の投影画面に適合するス
テレオスライドマウントシステムのマウント番号(#0
〜#8)をダイアルの数字が指示する作用は同一であ
る。
【0060】次に、請求項3記載のマスク量ガイド装置
を説明する。表7の場合において、投影レンズの斜行曲
線は、光軸に対する傾きが約 8°57′の直線に近いこと
が判る。そこで、投影レンズを 8°57′の傾きの直線に
沿って斜行移動した場合の投影レンズ位置を再計算する
と、 Sl=Ol× sin 8°57′ Xl=Ol× cos 8°57′ で、表8に示す値となる。
を説明する。表7の場合において、投影レンズの斜行曲
線は、光軸に対する傾きが約 8°57′の直線に近いこと
が判る。そこで、投影レンズを 8°57′の傾きの直線に
沿って斜行移動した場合の投影レンズ位置を再計算する
と、 Sl=Ol× sin 8°57′ Xl=Ol× cos 8°57′ で、表8に示す値となる。
【0061】
【表8】
【0062】表7と表8のそれぞれの光軸直角方向のシ
フト量Sl、及び光軸方向の移動量Xlを比較すると、Slで
最大0.001mm の差があるのみで、投影レンズを直線斜行
させても充分実用になることが判る。また、投影レンズ
を直線斜行させることによって移動機構が単純化され、
機械的な誤差も減少するため、高精度なマスク量ガイド
装置となる。
フト量Sl、及び光軸方向の移動量Xlを比較すると、Slで
最大0.001mm の差があるのみで、投影レンズを直線斜行
させても充分実用になることが判る。また、投影レンズ
を直線斜行させることによって移動機構が単純化され、
機械的な誤差も減少するため、高精度なマスク量ガイド
装置となる。
【0063】図8は投影レンズを直線斜行させる請求項
3並びに7記載のマスク量ガイド装置51の構造図であ
り、前述したマスク量ガイド装置41と同じく,フィル
ムガイド16と焦点板14L,14Rの位置は固定さ
れ、フィルムの感光乳剤面と焦点板の結像面との距離Δ
if+f +L = 200.027mmになっている。
3並びに7記載のマスク量ガイド装置51の構造図であ
り、前述したマスク量ガイド装置41と同じく,フィル
ムガイド16と焦点板14L,14Rの位置は固定さ
れ、フィルムの感光乳剤面と焦点板の結像面との距離Δ
if+f +L = 200.027mmになっている。
【0064】レンズボード52L,52Rは左右に分割
され、それぞれ下面に取り付けたスライダ53L,53
Rがフレーム54に形成した2本のガイドスロット55
L,55Rに個別に係合している。ここで、画面ピッチ
=焦点板ピッチの場合は、前述したように左のガイドス
ロット55Lは、投影レンズ13L,13Rの光軸に対
して− 8°57′の傾きで、右のガイドスロット55Rは
+ 8°57′の傾きであり、一対のレンズボード52L,
52Rをフィルムガイド16の方向へ後退させると、レ
ンズボード52L,52Rの間隔が拡大するようになっ
ている。
され、それぞれ下面に取り付けたスライダ53L,53
Rがフレーム54に形成した2本のガイドスロット55
L,55Rに個別に係合している。ここで、画面ピッチ
=焦点板ピッチの場合は、前述したように左のガイドス
ロット55Lは、投影レンズ13L,13Rの光軸に対
して− 8°57′の傾きで、右のガイドスロット55Rは
+ 8°57′の傾きであり、一対のレンズボード52L,
52Rをフィルムガイド16の方向へ後退させると、レ
ンズボード52L,52Rの間隔が拡大するようになっ
ている。
【0065】左右のガイドスロット55L,55Rの中
心線の延長線がレンズボード52L,52Rの前方(図
8において下)で交差する位置にカムシャフト25を垂
直に設置し、カムシャフト25に2枚のカム56L,5
6Rを嵌着している。
心線の延長線がレンズボード52L,52Rの前方(図
8において下)で交差する位置にカムシャフト25を垂
直に設置し、カムシャフト25に2枚のカム56L,5
6Rを嵌着している。
【0066】2枚のカム56L,56Rは同一形状で、
2本のガイドスロット55L,55Rのなす角度= 8°
57′×2=17°54′と等しく位相を変位させて取付けて
いる。左右2本のスライダ53L,53Rは、それぞれ
圧縮コイルバネ57L,57Rのバネ力により前方へ付
勢されてカム56L,56Rに個別に圧接しており、カ
ムシャフト25の回転にともなって、左右のレンズボー
ド52L,52Rは同期して前後に移動し、投影倍率に
かかわらず焦点板14L,14Rの内側のフレームと投
影画面の内側端縁とが常に一致する。
2本のガイドスロット55L,55Rのなす角度= 8°
57′×2=17°54′と等しく位相を変位させて取付けて
いる。左右2本のスライダ53L,53Rは、それぞれ
圧縮コイルバネ57L,57Rのバネ力により前方へ付
勢されてカム56L,56Rに個別に圧接しており、カ
ムシャフト25の回転にともなって、左右のレンズボー
ド52L,52Rは同期して前後に移動し、投影倍率に
かかわらず焦点板14L,14Rの内側のフレームと投
影画面の内側端縁とが常に一致する。
【0067】また、カムシャフト25の上端部には、ノ
ブとダイアルとが取付けられ、ダイアルにはステレオス
ライドマウントシステムの各マウント番号(#0〜#
8)に対応させた数字が刻印されていることは、前述し
たマスク量ガイド装置41と同様であり、動作原理と操
作方法も同一であるので、その説明を省略する。
ブとダイアルとが取付けられ、ダイアルにはステレオス
ライドマウントシステムの各マウント番号(#0〜#
8)に対応させた数字が刻印されていることは、前述し
たマスク量ガイド装置41と同様であり、動作原理と操
作方法も同一であるので、その説明を省略する。
【0068】また、上記の例は、左右の焦点板のピッチ
とステレオスライドフィルムの画面ピッチとが等しい場
合であるが、ステレオカメラには種々の画面ピッチのも
のがある。左右の接眼レンズ及び焦点板のピッチは、必
然的に人間の標準的な両眼間隔である約63mmの前後に設
定されるが、一例として 135フィルムを使用するステレ
オカメラで、左右の撮影画面のピッチが14パーフォレー
ション=66.29mm のものに適応するマスク量ガイド装置
の場合を以下に説明する。ここで、左右の焦点板のピッ
チを62mmとすると、ガイドナンバー#0のときの左右の
投影レンズの光軸間距離は、図9のようになり、画面ピ
ッチ P1 =66.29(mm) 、焦点板ピッチ P 2 =62.00(mm)
であるから、投影レンズの光軸間距離 P3 は、 P3 =P1−( P1− P2)/(1+γa) =66.29 −(66.29 −62)/(1+0.9688) = 64.111(mm) となる。
とステレオスライドフィルムの画面ピッチとが等しい場
合であるが、ステレオカメラには種々の画面ピッチのも
のがある。左右の接眼レンズ及び焦点板のピッチは、必
然的に人間の標準的な両眼間隔である約63mmの前後に設
定されるが、一例として 135フィルムを使用するステレ
オカメラで、左右の撮影画面のピッチが14パーフォレー
ション=66.29mm のものに適応するマスク量ガイド装置
の場合を以下に説明する。ここで、左右の焦点板のピッ
チを62mmとすると、ガイドナンバー#0のときの左右の
投影レンズの光軸間距離は、図9のようになり、画面ピ
ッチ P1 =66.29(mm) 、焦点板ピッチ P 2 =62.00(mm)
であるから、投影レンズの光軸間距離 P3 は、 P3 =P1−( P1− P2)/(1+γa) =66.29 −(66.29 −62)/(1+0.9688) = 64.111(mm) となる。
【0069】ガイドナンバー#0の基準位置における左
右の投影レンズのピッチを、64.111mmとして、各ガイド
ナンバー(#0〜#8)におけるレンズの光軸直角方向
シフト量 Sl2は、図10から、 Sl2 = ((P1 −P3) /2)−(((P1 −P2) /2)−Si) /(1+γa) =((66.29 −64.111) /2)−(((66.29−62) /2)−Si) /(1+γa) = 1.0895 −(2.145−Si) /(1+γa) となり、各ガイドナンバー(#0〜#8)に対する計算
値は表9のようになる。
右の投影レンズのピッチを、64.111mmとして、各ガイド
ナンバー(#0〜#8)におけるレンズの光軸直角方向
シフト量 Sl2は、図10から、 Sl2 = ((P1 −P3) /2)−(((P1 −P2) /2)−Si) /(1+γa) =((66.29 −64.111) /2)−(((66.29−62) /2)−Si) /(1+γa) = 1.0895 −(2.145−Si) /(1+γa) となり、各ガイドナンバー(#0〜#8)に対する計算
値は表9のようになる。
【0070】
【表9】
【0071】そして、表9のSl2 と表7のXlとの関係
は、表10のようになる。
は、表10のようになる。
【0072】
【表10】
【0073】表10より、この場合は投影レンズを光軸
に対して約 9°33′の傾きで直線斜行させればよいこと
が判る。そして、 9°33′の傾きで直線斜行させる場合
の投影レンズの位置Sl2 及びXlを再計算すると、 Sl2 = Ol2× sin 9°33′‥‥(9) Xl = Ol2× cos 9°33′‥‥(10) 上記の式からSl2 及びXlは、表11の値になり、また、
各ガイドナンバー(#0〜#8)に対する左右の投影レ
ンズの光軸間距離は、P3n = P3 +2Sl2から表11の P
3nとなる。
に対して約 9°33′の傾きで直線斜行させればよいこと
が判る。そして、 9°33′の傾きで直線斜行させる場合
の投影レンズの位置Sl2 及びXlを再計算すると、 Sl2 = Ol2× sin 9°33′‥‥(9) Xl = Ol2× cos 9°33′‥‥(10) 上記の式からSl2 及びXlは、表11の値になり、また、
各ガイドナンバー(#0〜#8)に対する左右の投影レ
ンズの光軸間距離は、P3n = P3 +2Sl2から表11の P
3nとなる。
【0074】
【表11】
【0075】表11のSl2 及びXlは、表10の理論値と
比較して0.001(mm) の差しかなく、機械的な公差以下で
あり、正確な動作が期待できる。
比較して0.001(mm) の差しかなく、機械的な公差以下で
あり、正確な動作が期待できる。
【0076】ところで、本願出願人は、左右の撮影レン
ズの光軸間距離を調節可能なステレオカメラを提案して
いるが、このステレオカメラによれば、撮影時に被写体
距離に応じて撮影レンズの光軸間距離を自動調節或いは
手動調節することにより、撮影時に適切な遠近感補正が
行える。したがって、ステレオスライドマウントによっ
て左右の画面の外側をマスクする必要が生じる場合は殆
どないが、左右の画像のマッチングに強い影響を及ぼす
被写体が、合焦距離よりも近距離に撮影されている場合
は、左右の画面の外側を僅かにマスクして遠近感を補正
する必要が生じることがある。しかし、光軸間距離固定
式のステレオカメラによるステレオスライドよりも、必
要とするマスク量が極めて小さいので、フィルムの画面
幅よりも画面窓幅が若干小さいステレオスライドマウン
トを使用してフィルムの左右方向のオフセット量を調節
することにより、左右の画面の一部をマスクする方法が
考えられる。
ズの光軸間距離を調節可能なステレオカメラを提案して
いるが、このステレオカメラによれば、撮影時に被写体
距離に応じて撮影レンズの光軸間距離を自動調節或いは
手動調節することにより、撮影時に適切な遠近感補正が
行える。したがって、ステレオスライドマウントによっ
て左右の画面の外側をマスクする必要が生じる場合は殆
どないが、左右の画像のマッチングに強い影響を及ぼす
被写体が、合焦距離よりも近距離に撮影されている場合
は、左右の画面の外側を僅かにマスクして遠近感を補正
する必要が生じることがある。しかし、光軸間距離固定
式のステレオカメラによるステレオスライドよりも、必
要とするマスク量が極めて小さいので、フィルムの画面
幅よりも画面窓幅が若干小さいステレオスライドマウン
トを使用してフィルムの左右方向のオフセット量を調節
することにより、左右の画面の一部をマスクする方法が
考えられる。
【0077】図11は、上記のマウント方法に対応する
ステレオスライドマウントシステムを示し、ステレオス
ライドマウント(#−E,‥#A,‥#E)の画面窓6
1L,61Rの幅(W) は一定で、フィルムの画面幅より
も若干狭く、例えば、フィルムの画面幅=32mmに対して
画面窓幅W=31mmに設定している。
ステレオスライドマウントシステムを示し、ステレオス
ライドマウント(#−E,‥#A,‥#E)の画面窓6
1L,61Rの幅(W) は一定で、フィルムの画面幅より
も若干狭く、例えば、フィルムの画面幅=32mmに対して
画面窓幅W=31mmに設定している。
【0078】画面窓61L,61RのピッチPW も全て
同一であるが、画面窓61L,61Rの四隅近傍に設け
たフィルム位置決めピン62L,62RのピッチPP が
#−Eから0.25mm単位で段階的に拡大する(同図は変位
量を拡大して示している)。#−Eにおいては画面窓6
1L,61Rに対してフィルムが内側に1mmオフセット
するが、#Aにおいてフィルムの画面の中心とマウント
の画面窓61L,61Rの中心とが一致し、#B,‥#
Eの順に、画面窓に対してフィルムが外側にオフセット
する量が増大し、#Eにおいてはフィルムの画面の外側
が1mmマスクされる。
同一であるが、画面窓61L,61Rの四隅近傍に設け
たフィルム位置決めピン62L,62RのピッチPP が
#−Eから0.25mm単位で段階的に拡大する(同図は変位
量を拡大して示している)。#−Eにおいては画面窓6
1L,61Rに対してフィルムが内側に1mmオフセット
するが、#Aにおいてフィルムの画面の中心とマウント
の画面窓61L,61Rの中心とが一致し、#B,‥#
Eの順に、画面窓に対してフィルムが外側にオフセット
する量が増大し、#Eにおいてはフィルムの画面の外側
が1mmマスクされる。
【0079】尚、図1のステレオスライドマウントシス
テムと同じく、マイナス側のステレオスライドマウント
は、手動式の光軸間距離調節機構を設けたステレオカメ
ラにおいて、誤操作により視差補正過剰で撮影したフィ
ルムに用いるものであり、通常は、#A以上のステレオ
スライドマウントによって画面の外側をマスクして視差
補正を行う。
テムと同じく、マイナス側のステレオスライドマウント
は、手動式の光軸間距離調節機構を設けたステレオカメ
ラにおいて、誤操作により視差補正過剰で撮影したフィ
ルムに用いるものであり、通常は、#A以上のステレオ
スライドマウントによって画面の外側をマスクして視差
補正を行う。
【0080】図12は上記のステレオスライドマウント
システム(#−E,‥#A,‥#E)に対応する請求項
4及び10記載の投影倍率固定式マスク量ガイド装置7
1を示し、フレーム72にフィルムガイド16とレンズ
ボード73を固定している。フレーム72の前部には送
りネジ74を左右方向へ架設し、左右の焦点板ホルダ7
5L,75Rに設けたアーム76L,76Rにメネジ
(図示せず)を成形して、送りネジ74とメネジとをボ
ールネジ機構によって結合している。
システム(#−E,‥#A,‥#E)に対応する請求項
4及び10記載の投影倍率固定式マスク量ガイド装置7
1を示し、フレーム72にフィルムガイド16とレンズ
ボード73を固定している。フレーム72の前部には送
りネジ74を左右方向へ架設し、左右の焦点板ホルダ7
5L,75Rに設けたアーム76L,76Rにメネジ
(図示せず)を成形して、送りネジ74とメネジとをボ
ールネジ機構によって結合している。
【0081】送りネジ74は、中間部から左右対称に右
ネジと左ネジが切ってあり、送りネジ74の端部のノブ
77を右回転すれば、左右の焦点板ホルダ75L,75
Rは光軸直角方向へ接近し、ノブ77を左回転すれば、
左右の焦点板ホルダ75L,75Rは光軸直角方向へ離
反して、焦点板14L,14Rの間隔を調節することが
できる。焦点板14L,14Rの幅は、ステレオスライ
ドマウント(#−E〜#E)の画面窓幅31mm×投影倍率
γであり、投影倍率γ=1として焦点板の幅=31×1=
31mmとしている。
ネジと左ネジが切ってあり、送りネジ74の端部のノブ
77を右回転すれば、左右の焦点板ホルダ75L,75
Rは光軸直角方向へ接近し、ノブ77を左回転すれば、
左右の焦点板ホルダ75L,75Rは光軸直角方向へ離
反して、焦点板14L,14Rの間隔を調節することが
できる。焦点板14L,14Rの幅は、ステレオスライ
ドマウント(#−E〜#E)の画面窓幅31mm×投影倍率
γであり、投影倍率γ=1として焦点板の幅=31×1=
31mmとしている。
【0082】送りネジ74の端部にノブ77と同軸に設
けたダイアル78には、ステレオスライドマウントシス
テムの各マウント番号(#−E〜#E)に対応させた文
字が刻印されており、補正量ゼロの#Aを固定リング7
9の指標Mに一致させた場合は、図8に示したように、
フィルムFの画面の中心と投影レンズ13L,13Rの
主点とを通る直線上に、焦点板14L,14Rの中心が
位置する。
けたダイアル78には、ステレオスライドマウントシス
テムの各マウント番号(#−E〜#E)に対応させた文
字が刻印されており、補正量ゼロの#Aを固定リング7
9の指標Mに一致させた場合は、図8に示したように、
フィルムFの画面の中心と投影レンズ13L,13Rの
主点とを通る直線上に、焦点板14L,14Rの中心が
位置する。
【0083】ダイアル78を#A,#B,‥#Eと+方
向に回転すると、左右の焦点板14L,14Rが接近し
て投影画面の外側領域が焦点板外に超過する量が増加
し、投影画面の外側マスク量が増加する。また、ダイア
ル78を#Aから#−B,‥#−Eと−方向に回転する
と、左右の焦点板14L,14Rが接近して投影画面の
内側領域が焦点板の内側に超過して、投影画面の内側マ
スク量が増加する。
向に回転すると、左右の焦点板14L,14Rが接近し
て投影画面の外側領域が焦点板外に超過する量が増加
し、投影画面の外側マスク量が増加する。また、ダイア
ル78を#Aから#−B,‥#−Eと−方向に回転する
と、左右の焦点板14L,14Rが接近して投影画面の
内側領域が焦点板の内側に超過して、投影画面の内側マ
スク量が増加する。
【0084】そして、焦点板14L,14Rの視準パタ
ーンと立体画像との位置関係が最良の状態となったとき
のダイアル78の番号を見れば、最適なステレオスライ
ドマウント(#−E,‥#E)の番号が判る。
ーンと立体画像との位置関係が最良の状態となったとき
のダイアル78の番号を見れば、最適なステレオスライ
ドマウント(#−E,‥#E)の番号が判る。
【0085】図13は、請求項5及び11記載のマスク
量ガイド装置81を示し、焦点板移動機構に代えて投影
レンズ13L,13Rの光軸間距離調節機構を設けるこ
とによって、図12のマスク量ガイド装置71と同一の
作用をなすものである。図13に示すように、フィルム
ガイド16と焦点板14L,14Rはフレーム82に固
定され、左右別体の投影レンズホルダ83L,83Rに
設けたアーム84L,84Rにそれぞれメネジ(図示せ
ず)を成形し、フレーム82に架設した左右方向の送り
ネジ85と、左右の投影レンズホルダ83L,83Rの
メネジとをボールネジ機構によって結合している。
量ガイド装置81を示し、焦点板移動機構に代えて投影
レンズ13L,13Rの光軸間距離調節機構を設けるこ
とによって、図12のマスク量ガイド装置71と同一の
作用をなすものである。図13に示すように、フィルム
ガイド16と焦点板14L,14Rはフレーム82に固
定され、左右別体の投影レンズホルダ83L,83Rに
設けたアーム84L,84Rにそれぞれメネジ(図示せ
ず)を成形し、フレーム82に架設した左右方向の送り
ネジ85と、左右の投影レンズホルダ83L,83Rの
メネジとをボールネジ機構によって結合している。
【0086】送りネジ85は中間部から左右対称に左ネ
ジと右ネジが切ってあり、送りネジ85の端部のノブ8
6を右回転すると、左右の投影レンズホルダ83L,8
3Rは光軸直角方向へ離反し、ノブ86を左回転すれ
ば、左右の投影レンズホルダ83L,83Rは光軸直角
方向へ接近する。
ジと右ネジが切ってあり、送りネジ85の端部のノブ8
6を右回転すると、左右の投影レンズホルダ83L,8
3Rは光軸直角方向へ離反し、ノブ86を左回転すれ
ば、左右の投影レンズホルダ83L,83Rは光軸直角
方向へ接近する。
【0087】焦点板14L,14Rの幅と投影倍率γ
は、図12のマスク量ガイド装置71と同一で、焦点板
の幅=31mm、投影倍率γ=1である。また、ノブ86と
同軸のダイアル87に、ステレオスライドマウントシス
テムの各マウント番号(#−E〜#E)に対応させた文
字が刻印されていることも同一であり、補正量ゼロの#
Aを固定リング88の指標Mに一致させた場合は、フィ
ルムFの画面の中心と焦点板14L,14Rの中心を結
ぶ直線上に投影レンズ13L,13Rの主点が位置す
る。
は、図12のマスク量ガイド装置71と同一で、焦点板
の幅=31mm、投影倍率γ=1である。また、ノブ86と
同軸のダイアル87に、ステレオスライドマウントシス
テムの各マウント番号(#−E〜#E)に対応させた文
字が刻印されていることも同一であり、補正量ゼロの#
Aを固定リング88の指標Mに一致させた場合は、フィ
ルムFの画面の中心と焦点板14L,14Rの中心を結
ぶ直線上に投影レンズ13L,13Rの主点が位置す
る。
【0088】そして、ダイアルを#A,#B,‥#Eと
回転するに伴って、左右の投影レンズ13L,13Rは
その間隔を拡大し、投影画面の外側領域が焦点板14
L,14R外に超過する。また、反対に#A,#−B,
‥#−Eと回転すれば、左右の投影レンズ13L,13
Rはその間隔を縮小し、投影画面の内側領域が焦点板1
4L,14Rの内側に超過して、視差補正の状態を観察
できることは、図12のマスク量ガイド装置71と同一
である。尚、投影倍率γ=1であるので、ガイドナンバ
ー単位の投影レンズ13L,13Rの移動量は、図12
のマスク量ガイド装置71における焦点板移動量の1/2
である。
回転するに伴って、左右の投影レンズ13L,13Rは
その間隔を拡大し、投影画面の外側領域が焦点板14
L,14R外に超過する。また、反対に#A,#−B,
‥#−Eと回転すれば、左右の投影レンズ13L,13
Rはその間隔を縮小し、投影画面の内側領域が焦点板1
4L,14Rの内側に超過して、視差補正の状態を観察
できることは、図12のマスク量ガイド装置71と同一
である。尚、投影倍率γ=1であるので、ガイドナンバ
ー単位の投影レンズ13L,13Rの移動量は、図12
のマスク量ガイド装置71における焦点板移動量の1/2
である。
【0089】図14は請求項9記載のマスク量ガイド装
置91を示し、図10のマスク量ガイド装置51の投影
倍率調節機構に、図12のマスク量ガイド装置71の焦
点板間隔調節機構を付加して、図1のステレオスライド
マウントシステムと図11のステレオスライドマウント
システムの双方に対応できるようにしたものである。
置91を示し、図10のマスク量ガイド装置51の投影
倍率調節機構に、図12のマスク量ガイド装置71の焦
点板間隔調節機構を付加して、図1のステレオスライド
マウントシステムと図11のステレオスライドマウント
システムの双方に対応できるようにしたものである。
【0090】投影倍率調節機構と焦点板間隔調節機構の
機械的構成は既に述べたので、説明を省略するが、焦点
板間隔調節機構の固定リング92には、投影倍率調節機
構のダイアルの#Oと#4に対応する#Oと#4の二つ
の固定指標 M1,M2が記されている。
機械的構成は既に述べたので、説明を省略するが、焦点
板間隔調節機構の固定リング92には、投影倍率調節機
構のダイアルの#Oと#4に対応する#Oと#4の二つ
の固定指標 M1,M2が記されている。
【0091】図14に示す焦点板間隔調節機構のダイア
ル93の#Aを固定指標M1(#O)に合わせれば、焦点
板14L,14Rは、表5中の#0欄と同じく、オフセ
ットゼロの基準位置に調節され、ダイアルの#Aを固定
指標M2(#4)に合わせれば、左右の焦点板は、表5中
の#4欄の焦点板移動量と同量、且つ、間隔拡張方向へ
0.5mmオフセットするように形成されている。
ル93の#Aを固定指標M1(#O)に合わせれば、焦点
板14L,14Rは、表5中の#0欄と同じく、オフセ
ットゼロの基準位置に調節され、ダイアルの#Aを固定
指標M2(#4)に合わせれば、左右の焦点板は、表5中
の#4欄の焦点板移動量と同量、且つ、間隔拡張方向へ
0.5mmオフセットするように形成されている。
【0092】したがって、焦点板間隔調節機構のダイア
ル93の#Aを固定リング92の指標M1の#Oに合わせ
た状態では、図10のマスク量ガイド装置51と全く同
様に、投影倍率調節機構を操作してマスク量の判定を行
うことができる。
ル93の#Aを固定リング92の指標M1の#Oに合わせ
た状態では、図10のマスク量ガイド装置51と全く同
様に、投影倍率調節機構を操作してマスク量の判定を行
うことができる。
【0093】一方、図11のステレオスライドマウント
システムのマスク量ガイド装置として使用する場合は、
投影倍率を固定して焦点板14L,14Rの間隔を調節
し、左右の画像と視準パターンのマッチングを観察する
のであるが、表5中の#4の投影倍率はγa=1.0001で
実質的には1であり、投影画面幅32.003mmも32mmとみ
なして差し支えない。また、このときの焦点板14L,
14Rに対する投影画面の外側オフセット量=0.501mm
も実質的に 0.5mmである。
システムのマスク量ガイド装置として使用する場合は、
投影倍率を固定して焦点板14L,14Rの間隔を調節
し、左右の画像と視準パターンのマッチングを観察する
のであるが、表5中の#4の投影倍率はγa=1.0001で
実質的には1であり、投影画面幅32.003mmも32mmとみ
なして差し支えない。また、このときの焦点板14L,
14Rに対する投影画面の外側オフセット量=0.501mm
も実質的に 0.5mmである。
【0094】したがって、図4に示した投影倍率操作部
と同様に、カムシャフト25に取付けたダイアル(図示
せず)の#4を固定指標Mに合わせれば、投影倍率γ=
1、投影画面幅=32mmとなり、投影画面の中心は、幅=
31mmの焦点板14L,14Rの中心からそれぞれ外側に
0.5mmオフセットする。
と同様に、カムシャフト25に取付けたダイアル(図示
せず)の#4を固定指標Mに合わせれば、投影倍率γ=
1、投影画面幅=32mmとなり、投影画面の中心は、幅=
31mmの焦点板14L,14Rの中心からそれぞれ外側に
0.5mmオフセットする。
【0095】そして、図14に示す焦点板間隔調節機構
のダイアル93の#Aを固定リング92の指標M2(#
4)に合わせると、左右の焦点板14L,14Rはそれ
ぞれ間隔拡張方向へ 0.5mmオフセットし、投影倍率γ=
1で、且つ投影画面の中心と焦点板の中心とが一致し
て、図12のマスク量ガイド装置71と同一の状態にな
る。
のダイアル93の#Aを固定リング92の指標M2(#
4)に合わせると、左右の焦点板14L,14Rはそれ
ぞれ間隔拡張方向へ 0.5mmオフセットし、投影倍率γ=
1で、且つ投影画面の中心と焦点板の中心とが一致し
て、図12のマスク量ガイド装置71と同一の状態にな
る。
【0096】この状態で、ダイアル93をプラス方向ま
たはマイナス方向へ回転して、焦点板の視準パターンと
立体画像との位置関係を最良の状態に調節し、そのとき
指標M2(#4)に一致するダイアル93の文字を見れ
ば、図12のマスク量ガイド装置71と同様に、最適な
ステレオスライドマウントの番号(#−E〜#E)が判
る。
たはマイナス方向へ回転して、焦点板の視準パターンと
立体画像との位置関係を最良の状態に調節し、そのとき
指標M2(#4)に一致するダイアル93の文字を見れ
ば、図12のマスク量ガイド装置71と同様に、最適な
ステレオスライドマウントの番号(#−E〜#E)が判
る。
【0097】また、本願出願人は、図15(a)に示す
ように、フィルムFの画面間のギャップに切断の目標と
なるカッティングマークCMを露光し、各画面の外側にフ
レーム番号nL,nRを露光するステレオカメラを提案
しているが、図15(b)に示すように、フィルムガイ
ド16に、カッティングマーク表示窓101とフレーム
番号表示窓102を設ければ、フィルムFの画面とフィ
ルムガイド16の画面窓16L,16Rとの正確な位置
合わせ及びフレーム番号の視認が可能である。
ように、フィルムFの画面間のギャップに切断の目標と
なるカッティングマークCMを露光し、各画面の外側にフ
レーム番号nL,nRを露光するステレオカメラを提案
しているが、図15(b)に示すように、フィルムガイ
ド16に、カッティングマーク表示窓101とフレーム
番号表示窓102を設ければ、フィルムFの画面とフィ
ルムガイド16の画面窓16L,16Rとの正確な位置
合わせ及びフレーム番号の視認が可能である。
【0098】図15(c)は、カッティングマーク表示
窓101の拡大図であり、カッティングマーク表示窓1
01には透明窓ガラス103を取付けている。透明窓ガ
ラス103には、同図(a)に示すフィルムFのカッテ
ィングマークCMと相似の指標線LREF が印刷されてお
り、フィルムのカッティングマークCMを指標線LREF と
一致させれば画面窓16L,16RとフィルムFの画面
の位置が一致する。
窓101の拡大図であり、カッティングマーク表示窓1
01には透明窓ガラス103を取付けている。透明窓ガ
ラス103には、同図(a)に示すフィルムFのカッテ
ィングマークCMと相似の指標線LREF が印刷されてお
り、フィルムのカッティングマークCMを指標線LREF と
一致させれば画面窓16L,16RとフィルムFの画面
の位置が一致する。
【0099】また、図示は省略するが、上記の各マスク
量ガイド装置において焦点板ホルダは焦点板交換可能に
形成され、視準パターンを有する焦点板14L,14R
を、視準パターンが無い全面マット面の焦点板に交換す
ることにより、高性能なステレオスライドビューワとし
ても使用することができる。
量ガイド装置において焦点板ホルダは焦点板交換可能に
形成され、視準パターンを有する焦点板14L,14R
を、視準パターンが無い全面マット面の焦点板に交換す
ることにより、高性能なステレオスライドビューワとし
ても使用することができる。
【0100】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマスク量
ガイド装置は、投影倍率または焦点板のピッチと投影画
面のピッチとを相対的に変化させつつ、投影画像と視準
パターンとの前後位置関係を観察して、最良の状態とな
ったときのダイアルの数字を見れば、最適な視差補正量
のステレオスライドマウントの番号が分かる。したがっ
て、従来のマウント方法における視差補正の不正確さが
解消され、最良の視覚効果の状態のステレオスライドを
簡単に作成できるとともにマウント作業の能率が著しく
向上する。
ガイド装置は、投影倍率または焦点板のピッチと投影画
面のピッチとを相対的に変化させつつ、投影画像と視準
パターンとの前後位置関係を観察して、最良の状態とな
ったときのダイアルの数字を見れば、最適な視差補正量
のステレオスライドマウントの番号が分かる。したがっ
て、従来のマウント方法における視差補正の不正確さが
解消され、最良の視覚効果の状態のステレオスライドを
簡単に作成できるとともにマウント作業の能率が著しく
向上する。
【図1】ステレオスライドマウントシステムを示し、
(a)(b)(c)はそれぞれステレオスライドマウン
トの正面図である。
(a)(b)(c)はそれぞれステレオスライドマウン
トの正面図である。
【図2】請求項1及び6記載のマスク量ガイド装置の平
面断面図。
面断面図。
【図3】(L)(R)はそれぞれ焦点板の正面図。
【図4】投影倍率調節機構の操作部の断面図。
【図5】フィルムと投影レンズと焦点板の位置関係を示
す解説図。
す解説図。
【図6】投影レンズのシフト量の解説図。
【図7】請求項2記載のマスク量ガイド装置の平面断面
図。
図。
【図8】請求項3および7記載のマスク量ガイド装置の
平面断面図。
平面断面図。
【図9】フィルムの画面ピッチと焦点板のピッチが異な
る場合の、フィルムと投影レンズと焦点板の位置関係を
示す解説図である。
る場合の、フィルムと投影レンズと焦点板の位置関係を
示す解説図である。
【図10】図9の場合における投影レンズの移動量を示
す解説図である。
す解説図である。
【図11】ステレオスライドマウントシステムを示し、
(a)(b)(c)は、それぞれステレオスライドマウ
ントの正面図である。
(a)(b)(c)は、それぞれステレオスライドマウ
ントの正面図である。
【図12】請求項3及び7記載のマスク量ガイド装置の
平面断面図。
平面断面図。
【図13】請求項5及び11記載のマスク量ガイド装置
の平面断面図。
の平面断面図。
【図14】請求項7及び9記載のマスク量ガイド装置の
平面断面図。
平面断面図。
【図15】(a)はカッティングマーク露光機能付ステ
レオカメラにて撮影したステレオスライドフィルムスト
リップの正面図、(b)はフィルムガイドの正面図、
(c)はフィルムガイドのカッティングマーク表示窓の
拡大図である。
レオカメラにて撮影したステレオスライドフィルムスト
リップの正面図、(b)はフィルムガイドの正面図、
(c)はフィルムガイドのカッティングマーク表示窓の
拡大図である。
11 マスク量ガイド装置 12 フレーム 13L,13R 投影レンズ 14L,14R 焦点板 15L,15R 接眼レンズ 16 フィルムガイド 16L,16R 画面窓 17 レンズボード 18 スライダ 19 ガイドスロット 20 焦点板スライドガイド 21L,21R 焦点板ホルダ 22L,21R 接眼レンズホルダ 23 反射板 24 写真電球 25 カムシャフト 26 レンズ移動カム 27 プッシュロッド 28 圧縮コイルバネ 29 引張りコイルバネ 30 焦点板移動カム 34 ノブ 35 ダイアル 36 固定リング 41 マスク量ガイド装置 42L,42R 投影レンズホルダ 43 レンズボード 44 圧縮コイルバネ 45 ガイドローラ 46 カム板 51 マスク量ガイド装置 52L,52R レンズボード 53L,53R スライダ 55L,55R ガイドスロット 56L,55R カム 57L,57R 圧縮コイルバネ 58 ノブ 59 ダイアル 71 マスク量ガイド装置 73 レンズボード 74 送りネジ 75L,75R 焦点板ホルダ 77 ノブ 78 ダイアル 79 固定リング 81 マスク量ガイド装置 83L,83R 投影レンズホルダ 85 送りネジ 86 ノブ 87 固定リング 91 マスク量ガイド装置 92 固定リング 93 ダイアル F フィルムストリップ
Claims (14)
- 【請求項1】 ステレオカメラにて撮影したフィルムス
トリップのステレオ写真を立体視して、そのステレオ写
真に対する最適な画面マスク量を判定し、判定したマス
ク量に適合する画面マスク率のスライドマウントを指示
するためのマスク量ガイド装置であって、 投影レンズと、視準パターンを設けた焦点板と、接眼レ
ンズとからなる光学系を左右に2系統配置し、フィルム
ストリップの送り方向に沿って前後に一対の画面窓を有
するフィルムガイドを前記投影レンズの後方に左右方向
へ配置し、前記フィルムガイドの左右一対の画面窓内に
露出するフィルムストリップの一組の画面を、前記左右
の焦点板に個別に投影するとともに、 左右の投影レンズを光軸方向へ移動する投影倍率調節機
構と、焦点板間隔調節機構と、前記投影倍率調節機構と
焦点板間隔調節機構との連動機構を設け、前記焦点板の
幅は最小投影倍率時における投影画面の幅と一致し、前
記投影倍率調節機構と焦点板間隔調節機構とは、投影倍
率にかかわらず前記左右の焦点板の内側端縁と投影画面
の内側端縁とが一致する関係に形成され、 さらに、前記連動機構の操作ノブに操作量を表示するダ
イアルを設け、各種の窓幅のステレオスライドマウント
の識別番号と前記ダイアルの操作量指標とを対応させ
て、前記指標が焦点板上の投影画面の画面マスク率と等
しい画面マスク率のスライドマウントの番号を表示する
ステレオスライドのマスク量ガイド装置。 - 【請求項2】 ステレオカメラにて撮影したフィルムス
トリップのステレオ写真を立体視して、そのステレオ写
真に対する最適な画面マスク量を判定し、判定したマス
ク量に適合する画面マスク率のスライドマウントを指示
するためのマスク量ガイド装置であって、 投影レンズと、視準パターンを設けた焦点板と、接眼レ
ンズとからなる光学系を左右に2系統配置し、フィルム
ストリップの送り方向に沿って前後に一対の画面窓を有
するフィルムガイドを前記投影レンズの後方に左右方向
へ配置し、前記フィルムガイドの左右一対の画面窓内に
露出するフィルムストリップの一組の画面を、前記左右
の焦点板に個別に投影するとともに、 左右の投影レンズを移動して投影倍率を増減させる投影
倍率調節機構を設け、前記焦点板の幅は最小投影倍率時
における投影画面の幅と一致し、前記投影倍率調節機構
による左右の投影レンズの主点の移動軌跡は、投影拡大
率にかかわらず、前記左右の焦点板の内側端縁と投影画
面の内側端縁とが一致する曲線であり、 さらに、前記投影倍率調節機構の操作ノブに操作量を表
示するダイアルを設け、各種の窓幅のステレオスライド
マウントの識別番号と前記ダイアルの操作量指標とを対
応させて、前記指標が焦点板上の投影画面の画面マスク
率と等しい画面マスク率のスライドマウントの番号を表
示するステレオスライドのマスク量ガイド装置。 - 【請求項3】 ステレオカメラにて撮影したフィルムス
トリップのステレオ写真を立体視して、そのステレオ写
真に対する最適な画面マスク量を判定し、判定したマス
ク量に適合する画面マスク率のスライドマウントを指示
するためのマスク量ガイド装置であって、 投影レンズと、視準パターンを設けた焦点板と、接眼レ
ンズとからなる光学系を左右に2系統配置し、フィルム
ストリップの送り方向に沿って前後に一対の画面窓を有
するフィルムガイドを前記投影レンズの後方に左右方向
へ配置し、前記フィルムガイドの左右一対の画面窓内に
露出するフィルムストリップの一組の画面を、前記左右
の焦点板に個別に投影するとともに、 左右の投影レンズを移動して投影倍率を増減させる投影
倍率調節機構を設け、前記焦点板の幅は最小投影倍率時
における投影画面の幅と一致し、前記投影倍率調節機構
による左右の投影レンズの主点の移動軌跡は、投影拡大
率にかかわらず前記左右の焦点板の内側端縁と投影画面
の内側端縁とが一致する曲線と近似の直線であり、 さらに、前記投影倍率調節機構の操作ノブに操作量を表
示するダイアルを設け、各種の窓幅のステレオスライド
マウントの識別番号と前記ダイアルの操作量指標とを対
応させて、前記指標が焦点板上の投影画面の画面マスク
率と等しい画面マスク率のスライドマウントの番号を表
示するステレオスライドのマスク量ガイド装置。 - 【請求項4】 ステレオカメラにて撮影したフィルムス
トリップのステレオ写真を立体視して、そのステレオ写
真のステレオスライドマウントに対する最適なフィルム
取付位置オフセット量を判定し、判定したオフセット量
に適合するフィルム取付位置オフセット量のスライドマ
ウントを指示するためのマスク量ガイド装置であって、 投影レンズと、視準パターンを設けた焦点板と、接眼レ
ンズとからなる光学系を左右に2系統配置し、フィルム
ストリップの送り方向に沿って前後に一対の画面窓を有
するフィルムガイドを前記投影レンズの後方に左右方向
へ配置し、前記フィルムガイドの左右一対の画面窓内に
露出するフィルムストリップの一組の画面を、前記左右
の焦点板に個別に投影するとともに、 投影画面の幅よりも前記焦点板の幅を狭く形成し、左右
の焦点板の間隔の調節機構を設け、 さらに、前記焦点板間隔調節機構の操作ノブに操作量を
表示するダイアルを設け、各種のフィルム取付位置オフ
セット量のステレオスライドマウントの識別番号と前記
ダイアルの操作量指標とを対応させて、焦点板に対する
投影画面のオフセット率と等しい画面オフセット率のス
ライドマウントの番号を前記指標が表示するステレオス
ライドのマスク量ガイド装置。 - 【請求項5】 ステレオカメラにて撮影したフィルムス
トリップのステレオ写真を立体視して、そのステレオ写
真のステレオスライドマウントに対する最適なフィルム
取付位置オフセット量を判定し、判定したオフセット量
に適合するフィルム取付位置オフセット量のスライドマ
ウントを指示するためのマスク量ガイド装置であって、 投影レンズと、視準パターンを設けた焦点板と、接眼レ
ンズとからなる光学系を左右に2系統配置し、フィルム
ストリップの送り方向に沿って前後に一対の画面窓を有
するフィルムガイドを前記投影レンズの後方に左右方向
へ配置し、前記フィルムガイドの左右一対の画面窓内に
露出するフィルムストリップの一組の画面を、前記左右
の焦点板に個別に投影するとともに、 投影画面の幅よりも前記焦点板の幅を狭く形成し、左右
の投影レンズの間隔調節機構を設け、 さらに、前記レンズ間隔調節機構の操作ノブに操作量を
表示するダイアルを設け、各種のフィルム取付位置オフ
セット量のステレオスライドマウントの識別番号と前記
ダイアルの操作量指標とを対応させて、焦点板に対する
投影画面のオフセット率と等しい画面オフセット率のス
ライドマウントの番号を前記指標が表示するステレオス
ライドのマスク量ガイド装置。 - 【請求項6】 請求項1記載のステレオスライドのマス
ク量ガイド装置において、 前記投影倍率調節機構と焦点板間隔調節機構はカム機構
によって構成され、 投影倍率調節機構のカムは、最小投影倍率位置から両回
転方向のいずれも投影倍率を拡大する形状であり、 焦点板間隔調節機構のカムは、前記投影倍率調節カムの
最小投影倍率位置から一方の回転方向において、焦点板
の間隔を縮小して、投影倍率にかかわらず前記左右の焦
点板の内側端縁と投影画面の内側端縁とを一致させ、前
記最小投影倍率位置から他の回転方向では、焦点板の間
隔を拡大して、投影倍率にかかわらず前記左右の焦点板
の外側端縁と投影画面の外側端縁とを一致させる形状で
あることを特徴とするステレオスライドのマスク量ガイ
ド装置。 - 【請求項7】 請求項3記載のステレオスライドのマス
ク量ガイド装置において、 左右の焦点板の中間を通り、且つ左右の投影レンズの光
軸と平行な中心線に対して左右対称に斜行する一対の直
線スライドガイドを設け、左スライドガイドに左投影レ
ンズホルダを係合し、右スライドガイドに右投影レンズ
ホルダを係合し、 左右のスライドガイドの延長線の交点にカムシャフトを
垂直に設置し、前記カムシャフトに前記ダイアルを設け
るとともに、前記カムシャフトに2枚の同一形状のカム
を嵌着し、前記2枚のカムの位相を左右のスライドガイ
ドのなす角度と等しく変位させ、 前記左右の投影レンズホルダにバネを介装して、左変位
カムに左投影レンズホルダを圧接させ、右変位カムに右
投影レンズホルダを圧接させて、前記カムにより左右の
投影レンズホルダを同期移動させる投影倍率調節機構を
構成したことを特徴とするステレオスライドのマスク量
ガイド装置。 - 【請求項8】 投影倍率調節範囲の最小投影倍率位置と
最大投影倍率位置との中間位置の投影倍率を1とした請
求項1,2,3,6または7記載のステレオスライドの
マスク量ガイド装置。 - 【請求項9】 左右の焦点板の間隔の調節機構を設けた
請求項2,3,または7記載のステレオスライドのマス
ク量ガイド装置。 - 【請求項10】 請求項4記載のステレオスライドのマ
スク量ガイド装置において、 前記焦点板間隔調節機構は、投影画面のピッチと焦点板
のピッチが一致する位置から±両方向に間隔調節範囲を
有し、投影画面のピッチに対して焦点板のピッチを拡縮
して、焦点板上の投影画面の外側または内側のマスク量
を調節自在としたことを特徴とするステレオスライドの
マスク量ガイド装置。 - 【請求項11】 請求項5記載のステレオスライドのマ
スク量ガイド装置において、 前記レンズ間隔調節機構は、投影画面のピッチと焦点板
のピッチが一致する位置から±両方向に間隔調節範囲を
有し、焦点板のピッチに対して投影画面のピッチを拡縮
して、焦点板上の投影画面の外側または内側のマスク量
を調節自在としたことを特徴とするステレオスライドの
マスク量ガイド装置。 - 【請求項12】 投影倍率を1とした請求項4,5,1
0または11記載のステレオスライドのマスク量ガイド
装置。 - 【請求項13】 撮影時にフィルムの縁部に切断位置指
標を露光する機能を有するステレオカメラに対応するマ
スク量ガイド装置であって、前記ステレオカメラにて撮
影したフィルムの切断位置指標に対応する位置決め指標
をフィルムガイドに設け、前記切断位置指標と位置決め
指標とを一致させることにより、フィルムガイドの画面
窓とフィルムの画面とが一致するようにした請求項1,
2,3,4,5,6,7,8,9,10,11または1
2記載のステレオスライドのマスク量ガイド装置。 - 【請求項14】 焦点板を交換可能に形成し、視準パタ
ーンがない焦点板に交換することによりステレオスライ
ドビューワとして使用できるようにした請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10,11,12または
13記載のステレオスライドのマスク量ガイド装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9265709A JP3046267B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | ステレオスライドのマスク量ガイド装置 |
TW086116193A TW363144B (en) | 1997-09-30 | 1997-10-30 | Masking-amount guide device for stereo slide |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9265709A JP3046267B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | ステレオスライドのマスク量ガイド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11109531A JPH11109531A (ja) | 1999-04-23 |
JP3046267B2 true JP3046267B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=17420929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9265709A Expired - Fee Related JP3046267B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | ステレオスライドのマスク量ガイド装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046267B2 (ja) |
TW (1) | TW363144B (ja) |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP9265709A patent/JP3046267B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1997-10-30 TW TW086116193A patent/TW363144B/zh active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW363144B (en) | 1999-07-01 |
JPH11109531A (ja) | 1999-04-23 |
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