JP2857355B2 - ステレオカメラ - Google Patents
ステレオカメラInfo
- Publication number
- JP2857355B2 JP2857355B2 JP25997995A JP25997995A JP2857355B2 JP 2857355 B2 JP2857355 B2 JP 2857355B2 JP 25997995 A JP25997995 A JP 25997995A JP 25997995 A JP25997995 A JP 25997995A JP 2857355 B2 JP2857355 B2 JP 2857355B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pitch
- stereo camera
- pentaprisms
- eyepiece
- screens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cameras In General (AREA)
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステレオカメラ
に関するものであり、特に、レフレックスファインダを
備えたステレオカメラに関するものである。
に関するものであり、特に、レフレックスファインダを
備えたステレオカメラに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】１３５タイプ等のロールフィルムを使用
するステレオカメラは、フィルムを無駄なく使用するた
めに、左右一対の撮影画面の間に他の撮影画面が配列さ
れるようにフィルム送り機構が構成されている。即ち、
図４に示すようにフィルムＦの先頭側から第１組の右画
面１Ｒ、第２組の右画面２Ｒ、第１組の左画面１Ｌ、第
２組の左画面２Ｌ、…の順に配列される。
するステレオカメラは、フィルムを無駄なく使用するた
めに、左右一対の撮影画面の間に他の撮影画面が配列さ
れるようにフィルム送り機構が構成されている。即ち、
図４に示すようにフィルムＦの先頭側から第１組の右画
面１Ｒ、第２組の右画面２Ｒ、第１組の左画面１Ｌ、第
２組の左画面２Ｌ、…の順に配列される。
【０００３】二系統の一眼レフレックス光学系を複合し
てステレオカメラを構成する場合は、左右の接眼レンズ
が人間の両眼のピッチとほぼ等しいピッチで配置され、
左右の撮影レンズの軸間ピッチ並びに左右の画面のピッ
チも左右の接眼レンズのピッチと同一となる。従って、
図４に示したように、左右一組の画面間に他の組の画面
が配列される場合は、隣接する画面のピッチが左右の画
面ピッチＰS の１／２となり、画面間にギャップを設け
る必要から一画面の横幅Ｗ1 はＰS ／２以下に制限され
る。
てステレオカメラを構成する場合は、左右の接眼レンズ
が人間の両眼のピッチとほぼ等しいピッチで配置され、
左右の撮影レンズの軸間ピッチ並びに左右の画面のピッ
チも左右の接眼レンズのピッチと同一となる。従って、
図４に示したように、左右一組の画面間に他の組の画面
が配列される場合は、隣接する画面のピッチが左右の画
面ピッチＰS の１／２となり、画面間にギャップを設け
る必要から一画面の横幅Ｗ1 はＰS ／２以下に制限され
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】写真の画質はフィルム
の画面面積に比例して向上し、良質な写真を得るために
は画面面積が大きいほうが望ましい。しかしながら、レ
フレックス形ステレオカメラの場合は、人間の両眼のピ
ッチによって画面の幅寸法が制約されるという問題があ
り、画面のサイズの拡大が困難である。
の画面面積に比例して向上し、良質な写真を得るために
は画面面積が大きいほうが望ましい。しかしながら、レ
フレックス形ステレオカメラの場合は、人間の両眼のピ
ッチによって画面の幅寸法が制約されるという問題があ
り、画面のサイズの拡大が困難である。
【０００５】そこで、ステレオスライドの画面幅を可及
的に拡大して画質を向上するために解決すべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決する
ことを目的とする。
的に拡大して画質を向上するために解決すべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決する
ことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、カメラボディに二
系統のレフレックスファインダ並びに撮影レンズを平行
に配置し、前記二本の撮影レンズの入射像を両眼視でき
るように形成したステレオカメラにおいて、左右の撮影
画面の中心ピッチ並びにレフレックスファインダの左右
の焦点板の中心ピッチを左右のペンタプリズムの中心ピ
ッチよりも広く形成し、前記焦点板が左右対称的にペン
タプリズム及び接眼レンズの外側方向へ変位しているス
テレオカメラ、及び上記左右のペンタプリズム及び接眼
レンズにピッチ調節機構を介装し、ペンタプリズム及び
接眼レンズの左右ピッチを調節可能としたステレオカメ
ラを提供するものである。
達成するために提案するものであり、カメラボディに二
系統のレフレックスファインダ並びに撮影レンズを平行
に配置し、前記二本の撮影レンズの入射像を両眼視でき
るように形成したステレオカメラにおいて、左右の撮影
画面の中心ピッチ並びにレフレックスファインダの左右
の焦点板の中心ピッチを左右のペンタプリズムの中心ピ
ッチよりも広く形成し、前記焦点板が左右対称的にペン
タプリズム及び接眼レンズの外側方向へ変位しているス
テレオカメラ、及び上記左右のペンタプリズム及び接眼
レンズにピッチ調節機構を介装し、ペンタプリズム及び
接眼レンズの左右ピッチを調節可能としたステレオカメ
ラを提供するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
１乃至図３に従って詳述する。図１は請求項１記載のス
テレオカメラ１１を示し、カメラボディ１２に２個のペ
ンタプリズム１３，１４、２本の撮影レンズ１５，１６
が装着されている。２本の撮影レンズ１５，１６を支持
するレンズマウントプレート１７は、カメラボディ１２
に対して前後摺動可能に組付けられており、カメラボデ
ィ１２の上部の右手側（図１において左）に設けたフォ
ーカシングダイヤル１８を回転することによってレンズ
マウントプレート１７を前後に移動させてフォーカシン
グ調節を行う。
１乃至図３に従って詳述する。図１は請求項１記載のス
テレオカメラ１１を示し、カメラボディ１２に２個のペ
ンタプリズム１３，１４、２本の撮影レンズ１５，１６
が装着されている。２本の撮影レンズ１５，１６を支持
するレンズマウントプレート１７は、カメラボディ１２
に対して前後摺動可能に組付けられており、カメラボデ
ィ１２の上部の右手側（図１において左）に設けたフォ
ーカシングダイヤル１８を回転することによってレンズ
マウントプレート１７を前後に移動させてフォーカシン
グ調節を行う。
【０００８】カメラボディ１２内にはパトローネ入３５
mmフィルムが装填され、フォーカシングダイヤル１８の
後方の巻上げレバー１９を回動してフィルム並びにシャ
ッターの巻上げを行う。カメラボディ１２の左右のフィ
ルム露光面の前面にはフォーカルプレーンシャッタ（図
示せず）が配設されており、シャッタボタン２０を押す
と左右のシャッタ機構が連動してレフレックスミラーの
上昇、シャッタ開閉動作、レフレックスミラーの初期位
置への復帰が逐次制御されることは一般の一眼レフレッ
クスカメラと同様である。
mmフィルムが装填され、フォーカシングダイヤル１８の
後方の巻上げレバー１９を回動してフィルム並びにシャ
ッターの巻上げを行う。カメラボディ１２の左右のフィ
ルム露光面の前面にはフォーカルプレーンシャッタ（図
示せず）が配設されており、シャッタボタン２０を押す
と左右のシャッタ機構が連動してレフレックスミラーの
上昇、シャッタ開閉動作、レフレックスミラーの初期位
置への復帰が逐次制御されることは一般の一眼レフレッ
クスカメラと同様である。
【０００９】２本の撮影レンズ１５，１６への入射光
は、ペンタプリズム１３，１４の下方に配置したクイッ
クリターンミラーを介してその上方の焦点板２３，２４
に左右反転像として結像し、焦点板２３，２４の上方に
装着したペンタプリズム１３，１４によって更に左右を
反転された正立像をペンタプリズム１３，１４の背面側
の接眼レンズ２１，２２を介して立体視することができ
る。
は、ペンタプリズム１３，１４の下方に配置したクイッ
クリターンミラーを介してその上方の焦点板２３，２４
に左右反転像として結像し、焦点板２３，２４の上方に
装着したペンタプリズム１３，１４によって更に左右を
反転された正立像をペンタプリズム１３，１４の背面側
の接眼レンズ２１，２２を介して立体視することができ
る。
【００１０】図２に示すように、左右のペンタプリズム
１３，１４並びに接眼レンズ２１，２２の中心軸間ピッ
チＰ1 は、左右の焦点板２３，２４並びに撮影画面の中
心間ピッチＰ2 よりも狭く、且つ、人間の標準的な両眼
間隔とほぼ等しい６３mm前後で固定されている。一方、
焦点板２３，２４の左右ピッチＰ2 は、例えば７０mm程
度と広く設定されているが、焦点板２３，２４よりも横
幅の広いペンタプリズム１３，１４を用いて焦点板２
３，２４の全画面領域を目視できるように形成されてい
る。
１３，１４並びに接眼レンズ２１，２２の中心軸間ピッ
チＰ1 は、左右の焦点板２３，２４並びに撮影画面の中
心間ピッチＰ2 よりも狭く、且つ、人間の標準的な両眼
間隔とほぼ等しい６３mm前後で固定されている。一方、
焦点板２３，２４の左右ピッチＰ2 は、例えば７０mm程
度と広く設定されているが、焦点板２３，２４よりも横
幅の広いペンタプリズム１３，１４を用いて焦点板２
３，２４の全画面領域を目視できるように形成されてい
る。
【００１１】従って、ペンタプリズム１３，１４並びに
接眼レンズ２１，２２の軸心からみて焦点板２３，２４
が左右対称的に外側に位置し、ファインダ像はペンタプ
リズム１３，１４によって左右反転して見えるので、左
右の焦点板２３，２４上の画像は、それぞれペンタプリ
ズム１３，１４の軸心を対称軸として内側にみえること
になるが、人間にとって何等かの画像を注視する場合
は、左右の視線が平行よりもやや内側を向いた方が見や
すいようである。
接眼レンズ２１，２２の軸心からみて焦点板２３，２４
が左右対称的に外側に位置し、ファインダ像はペンタプ
リズム１３，１４によって左右反転して見えるので、左
右の焦点板２３，２４上の画像は、それぞれペンタプリ
ズム１３，１４の軸心を対称軸として内側にみえること
になるが、人間にとって何等かの画像を注視する場合
は、左右の視線が平行よりもやや内側を向いた方が見や
すいようである。
【００１２】図３は請求項２記載のステレオカメラ３１
を示し、ペンタプリズム３２，３３並びにペンタプリズ
ム３２，３３へ一体的に取付けられた接眼レンズ３４，
３５の左右ピッチが調節可能となっている。カメラボデ
ィ３６の上面のペンタプリズム装着部位の前後両縁には
左右方向のガイドレール３７，３８が形成され、ペンタ
プリズム３２，３３の底面前後両縁にガイドレール３
７，３８と嵌合するスライダ部３９，４０を形成してペ
ンタプリズム３２，３３が左右摺動自在に装着されてい
る。
を示し、ペンタプリズム３２，３３並びにペンタプリズ
ム３２，３３へ一体的に取付けられた接眼レンズ３４，
３５の左右ピッチが調節可能となっている。カメラボデ
ィ３６の上面のペンタプリズム装着部位の前後両縁には
左右方向のガイドレール３７，３８が形成され、ペンタ
プリズム３２，３３の底面前後両縁にガイドレール３
７，３８と嵌合するスライダ部３９，４０を形成してペ
ンタプリズム３２，３３が左右摺動自在に装着されてい
る。
【００１３】左右のペンタプリズム３２，３３には夫々
ガイドレール３７，３８と平行に内側方向へ延びるラッ
ク４１，４２が設けられて２本のラック４１，４２のギ
ヤ面が対向し、カメラボディ３６の上面中央部に軸着し
たピニオン４３に前後のラック４１，４２が噛合してフ
ァインダピッチ調節機構を構成している。
ガイドレール３７，３８と平行に内側方向へ延びるラッ
ク４１，４２が設けられて２本のラック４１，４２のギ
ヤ面が対向し、カメラボディ３６の上面中央部に軸着し
たピニオン４３に前後のラック４１，４２が噛合してフ
ァインダピッチ調節機構を構成している。
【００１４】ピニオン４３と同軸のファインダピッチ調
節ダイヤル４４を回転することにより、左右のペンタプ
リズム３２，３３は左右対称的に外側或いは内側へ移動
する。ペンタプリズム３２，３３のピッチは、ペンタプ
リズム３２，３３の軸心と焦点板４５，４６の中心線と
が夫々一致する位置を最大ピッチとして接近する方向へ
調節可能となっており、接眼レンズ３４，３５の左右ピ
ッチを撮影者に最適なピッチに調節できる。
節ダイヤル４４を回転することにより、左右のペンタプ
リズム３２，３３は左右対称的に外側或いは内側へ移動
する。ペンタプリズム３２，３３のピッチは、ペンタプ
リズム３２，３３の軸心と焦点板４５，４６の中心線と
が夫々一致する位置を最大ピッチとして接近する方向へ
調節可能となっており、接眼レンズ３４，３５の左右ピ
ッチを撮影者に最適なピッチに調節できる。
【００１５】また、図示は省略するが、ファインダピッ
チ調節機構は上記のものの他に送りネジを用いてもよ
い。一端側に左ネジを切り、他端側に右ネジを切った送
りネジをカメラボディに左右方向へ配設し、左右のファ
インダユニットの一方に左メネジ、他方に右メネジを設
けて夫々送りネジに噛合させれば、送りネジの回転方向
に応じて左右のファインダユニットが接近或いは離反す
るピッチ調節機構を構成できる。
チ調節機構は上記のものの他に送りネジを用いてもよ
い。一端側に左ネジを切り、他端側に右ネジを切った送
りネジをカメラボディに左右方向へ配設し、左右のファ
インダユニットの一方に左メネジ、他方に右メネジを設
けて夫々送りネジに噛合させれば、送りネジの回転方向
に応じて左右のファインダユニットが接近或いは離反す
るピッチ調節機構を構成できる。
【００１６】尚、本発明は、本発明の技術的範囲内にお
いて種々の改変をなすことができ、本発明がそれらの改
変されたものに及ぶことは当然である。
いて種々の改変をなすことができ、本発明がそれらの改
変されたものに及ぶことは当然である。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載のス
テレオカメラは、左右の接眼レンズのピッチよりも撮影
画面のピッチを広く設定しているため、撮影画面の横幅
を拡大でき、画質の向上に寄与できる。また、画面ピッ
チの拡大によって左右の撮影レンズのピッチも拡大さ
れ、レンズの大口径化が可能になる等、レンズ設計の制
約が減少する利点もある。
テレオカメラは、左右の接眼レンズのピッチよりも撮影
画面のピッチを広く設定しているため、撮影画面の横幅
を拡大でき、画質の向上に寄与できる。また、画面ピッ
チの拡大によって左右の撮影レンズのピッチも拡大さ
れ、レンズの大口径化が可能になる等、レンズ設計の制
約が減少する利点もある。
【００１８】また、請求項２記載のステレオカメラは、
左右の接眼レンズのピッチを調節できるので、上記の効
果に加えて各人が最適な接眼レンズピッチとすることが
でき、実用性が著しく向上する。
左右の接眼レンズのピッチを調節できるので、上記の効
果に加えて各人が最適な接眼レンズピッチとすることが
でき、実用性が著しく向上する。
【図１】請求項１記載のステレオカメラの正面図。
【図２】図１のステレオカメラの焦点板とペンタプリズ
ムの位置関係を示す解説図。
ムの位置関係を示す解説図。
【図３】請求項２記載のステレオカメラのファインダピ
ッチ調節機構の解説図。
ッチ調節機構の解説図。
【図４】ステレオカメラの撮影画面配列を示す３５mmフ
ィルムの正面図。
ィルムの正面図。
１１，３１ ステレオカメラ １２，３６ カメラボディ １３，１４，３２，３３ ペンタプリズム １５，１６ 撮影レンズ ２１，２２，３４，３５ 接眼レンズ ２３，２４，４５，４６ 焦点板 ３７，３８ ガイドレール ３９，４０ スライダ部 ４１，４２ ラック ４３ ピニオン ４４ ファインダピッチ調節ダイヤル
Claims (2)
- 【請求項１】 カメラボディに二系統のレフレックスフ
ァインダ並びに撮影レンズを平行に配置し、前記二本の
撮影レンズの入射像を両眼視できるように形成したステ
レオカメラにおいて、左右の撮影画面の中心ピッチ並び
にレフレックスファインダの左右の焦点板の中心ピッチ
を左右のペンタプリズムの中心ピッチよりも広く形成
し、前記焦点板が左右対称的にペンタプリズム及び接眼
レンズの外側方向へ変位していることを特徴とするステ
レオカメラ。 - 【請求項２】 上記左右のペンタプリズム及び接眼レン
ズにピッチ調節機構を介装し、ペンタプリズム及び接眼
レンズの左右ピッチを調節可能としたことを特徴とする
ステレオカメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25997995A JP2857355B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | ステレオカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25997995A JP2857355B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | ステレオカメラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09101581A JPH09101581A (ja) | 1997-04-15 |
| JP2857355B2 true JP2857355B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=17341598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25997995A Expired - Lifetime JP2857355B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | ステレオカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2857355B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP25997995A patent/JP2857355B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09101581A (ja) | 1997-04-15 |
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