JP3037217U - スリッパ - Google Patents
スリッパInfo
- Publication number
- JP3037217U JP3037217U JP1996011605U JP1160596U JP3037217U JP 3037217 U JP3037217 U JP 3037217U JP 1996011605 U JP1996011605 U JP 1996011605U JP 1160596 U JP1160596 U JP 1160596U JP 3037217 U JP3037217 U JP 3037217U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slipper
- cushion material
- bottom cushion
- outer peripheral
- cloth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】外観美麗で耐久性のあるスリッパの提供。
【解決手段】スリッパ台4の下面に位置する底部材3
を、板状の底クッション材6とこれを被包する被覆材7
とで構成し、上記底クッション材6の縫合位置よりも内
周部位に、縫合位置よりも厚みを増す接地段部6aを形
成して、縫い糸8が床面と擦れ合わないようにするとと
もに、上記被覆材7の底クッション材6の外周面に対応
する部位を、装飾生地7bで構成したスリッパ1。
を、板状の底クッション材6とこれを被包する被覆材7
とで構成し、上記底クッション材6の縫合位置よりも内
周部位に、縫合位置よりも厚みを増す接地段部6aを形
成して、縫い糸8が床面と擦れ合わないようにするとと
もに、上記被覆材7の底クッション材6の外周面に対応
する部位を、装飾生地7bで構成したスリッパ1。
Description
【0001】
この考案は、外観美麗なスリッパに関する。
【0002】
スリッパのスリッパ台は、その下面にシート状の底部材を接合して形成される が、その底部材は、図5に示したように構成されている。すなわち、EVA樹脂 等からなる底クッション材101をビニルシートからなる被覆材102で被包し 、底クッション材101の外周縁部に対応する位置の全周で縫い付けて一体化し ている。そしてこの底部材103を上部材104の下面に甲被105とともに接 着する。
【0003】 しかし、このスリッパ106では、底部材103の被覆材102が通常の使用 状態で露出しているので、上部材104や甲被105とのデザイン上の対比の中 で、意匠感を低下させてしまう場合がある。華やかで高価に見える生地を用いて 上部材や甲被を形成しても、安っぽく見える被覆材102がその意匠的効果を減 殺してしまうのである。
【0004】 その上、底クッション材101は、一枚の被覆材102で包むので、底クッシ ョン材101の外周部には、皺がよってしまう。これも、外観の劣化を招くので ある。
【0005】
そこでこの考案は、上部材や甲被の発揮する意匠感を劣化させたりせず、外観 美麗なスリッパの提供を課題とする。
【0006】 そのための手段は、スリッパ台の下面に底部材を接合して構成したスリッパで あって、前記底部材を、板状の底クッション材と、該底クッション材を被包し、 その外周縁部に縫合することで一体化する被覆材とで構成し、該被覆材を、上記 底クッション材の底面を覆う底シートと、底クッション材の外周面を覆う装飾生 地とで構成したスリッパであることを特徴とする。
【0007】 なお、好ましくは、前記底シートを、底クッション材よりも一回り大きい形状 に形成するとともに、前記装飾生地を帯状に形成して、上記底シートの外周縁部 に縫着したり、前記装飾生地に、スリッパ台の上部の生地と同一の外観を呈する 生地を使用したりするとよい。
【0008】 また、より一層の意匠感を得るとともに、耐久性の向上も図ることができるよ うにするには、前記底クッション材の下面の縫合位置よりも内周部位に、底クッ ション材の厚みを増す接地段部を形成して、縫い目が上記接地段部の基部に位置 するようにするとよい。
【0009】
すなわち、上述の構成によれば、底部材の芯である底クッション材を被包する 被覆材を、底面を覆う底シートと外周面を覆う装飾生地とで構成したので、底部 材の通常の使用状態で見える位置、つまり外周面に装飾効果を持たせることがで きる。このため、スリッパの底部材を除く部位が有する意匠感を減殺してしまわ ないようにすることができ、全体の意匠感を維持または向上することができて、 デザイン性のよいスリッパを得ることができる。
【0010】 また、請求項2のように、底クッション材を被包する被覆材を、底クッション 材よりも一回り大きい形状の底シートの外周縁部に、帯状の装飾生地を縫着して 形成すると、底クッション材に被包して縫い付けても、従来のように平面状の被 覆材で包んだ場合と異なり、厚みの部分(外周部)に皺がよることはなく、外観 の劣化を阻止し、高級感や美しさを醸し出すことができる。
【0011】 請求項3のように、装飾生地をスリッパ台の上部の生地と同一の外観を呈する 生地で構成すると、全体的統一を得られ、意匠感の良いスリッパが容易に得られ る。
【0012】 さらに、請求項4の構成によれば、接地段部の存在により、スリッパを床面に おいても、外観上若干浮いたような感じがするので、従来にない斬新な雰囲気を 得ることができ、この点でも見た目での効果を得ることができる。
【0013】 また、底部材の芯である底クッション材の縫合位置よりも内周部位には、接地 段部を形成して、被覆材を縫い付ける縫い糸が、接地段部の基部に位置するよう に、つまり縫い糸の位置が上がるようにしている。このことにより、従来は、図 4に示したように、被覆材102を底クッション材101に縫い付けて一体化し た場合の縫い糸107が、底部材103の底面、すなわち接地面に位置していた ために、使用に際して床面と擦れ合って、摩耗により切れやすく、耐久性がよく ないという難点があったが、これを解消することができ、この結果、耐久性の向 上を図ることもできる。
【0014】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図1は、一側のスリッパのうちの一方を示す斜視図であり、このスリッパ1は 、上部材2と底部材3とからなるスリッパ台4と、スリッパ台4の前部を包み込 む甲被5とで構成している。甲被5は、上部材2に底部材3を接合するときに固 定する。また、上部材2と甲被5は、例えば適宜の柄を有する生地を被覆して形 成し、美麗な外観を呈するようにしている。
【0015】 そして、スリッパ台4の下部に位置する底部材3は、図2に示したようにして 構成している。 すなわち、EVA樹脂からなる板状の底クッション材6を芯として、これを被 覆材7で包み、底クッション材6の外周縁部を縫合することによって一体化する のであるが、底クッション材6の下面における縫着位置よりも内周部位には、底 クッション材6の厚みを外周縁部よりも増す接地段部6aを形成している。この 接地段部6aの形成は、底クッション材6の形成時に、初めから下面の外周縁部 が無いように形成するも、一回り小さい別の部材を貼付けて形成するもよい。
【0016】 そしてまた、上述の被覆材7は、底クッション材6の底面を覆う底シート7a と、外周面を覆う装飾生地7bとで構成している。前者の底シート7aは、例え ば皮革様に形成したビニルシートを用いて底クッション材6よりも一回り大きい 形状に形成し、この底シート7aの外周縁の全周に、上部材2や甲被5に用いた 生地と同一の外観を呈する生地からなる帯状の装飾生地7bを縫着することで被 覆材7を形成している。図3はその斜視図であり、図中7cは、縫着部を示して いる。底クッション材6に対しては、下から被せたのち装飾生地7bの上端を折 り曲げ、底クッション材6における厚みの薄い外周縁部に縫い付けを行なって、 一体化をする。すると、図4に示したような側面を得る。
【0017】 すなわち、側面からは、ビニルシートからなる底シート7aは、床面に接する 部分の極僅かしか見えず、斜めから見たときには、図1に示したようにまったく 見えない。また、底部材3の縫い糸8は、床面よりも高い位置に位置する。
【0018】 この結果、このスリッパ1によれば、底部材3の通常の使用状態で見える位置 、つまり外周面に装飾効果を持たせることができ、スリッパ1の底部材3を除く 部位が有する意匠感を減殺してしまわないようにすることができ、全体の意匠感 を維持または向上することができて、デザイン性のよいスリッパを得ることがで きる。
【0019】 しかも、装飾生地7bを上部材2や甲被5の生地と同一の外観を呈する生地で 構成したので、全体的統一を得られ、意匠感の良いスリッパが容易に得られる。
【0020】 さらに、底クッション材6を被包する被覆材7を、底クッション材6よりも一 回り大きい形状の底シート7aの外周縁部に、帯状の装飾生地7bを縫着して形 成したので、底クッション材6に被包して縫い付けても、従来のように平面状の 被覆材で包んだ場合と異なり、外周部に皺がよることはなく、外観の劣化を阻止 し、高級感や美しさを醸し出すことができる。
【0021】 また、底部材3の芯である底クッション材6の縫合位置よりも内周部位には、 接地段部6aを形成して、被覆材7を縫い付ける縫い糸8が、接地段部6aの基 部に位置するように、つまり縫い糸8の位置が上がるようにしているので、使用 に際して、従来のように縫い糸が床面と擦れ合い、摩耗して切断されることがな く、耐久性の向上を図ることができる。その上、接地段部6aの存在により、ス リッパを床面においても、外観上若干浮いたような感じがするので、従来にない 斬新な雰囲気を得ることができ、この点でも見た目での効果を得ることができる 。
【0022】 なお、装飾生地7bを前述のようにして上部材2や甲被5に対応させることな く、意匠感を得るもよい。
【図1】スリッパの斜視図。
【図2】スリッパの構造を示す部分断面側面図。
【図3】被覆材の斜視図。
【図4】スリッパの側面図。
【図5】従来技術を示す部分断面側面図。
1…スリッパ 3…底部材 4…スリッパ台 6…底クッション材 6a…接地段部 7…被覆材 7a…底シート 7b…装飾生地 8…縫い糸
Claims (4)
- 【請求項1】スリッパ台の下面に底部材を接合して構成
したスリッパであって、前記底部材を、板状の底クッシ
ョン材と、該底クッション材を被包し、その外周縁部に
縫合することで一体化する被覆材とで構成し、該被覆材
を、上記底クッション材の底面を覆う底シートと、底ク
ッション材の外周面を覆う装飾生地とで構成したスリッ
パ。 - 【請求項2】前記底シートを、底クッション材よりも一
回り大きい形状に形成するとともに、前記装飾生地を帯
状に形成して、上記底シートの外周縁部に縫着した請求
項1記載のスリッパ。 - 【請求項3】前記装飾生地に、スリッパ台の上部の生地
と同一の外観を呈する生地を使用した請求項1または請
求項2記載のスリッパ。 - 【請求項4】前記底クッション材の下面の縫合位置より
も内周部位に、底クッション材の厚みを増す接地段部を
形成して、縫い目が上記接地段部の基部に位置するよう
にした請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記
載のスリッパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011605U JP3037217U (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | スリッパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011605U JP3037217U (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | スリッパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3037217U true JP3037217U (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=43171948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996011605U Expired - Lifetime JP3037217U (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | スリッパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3037217U (ja) |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP1996011605U patent/JP3037217U/ja not_active Expired - Lifetime
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