JP3036694U - 立体写真露光装置 - Google Patents

立体写真露光装置

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JP3036694U
JP3036694U JP1996002844U JP284496U JP3036694U JP 3036694 U JP3036694 U JP 3036694U JP 1996002844 U JP1996002844 U JP 1996002844U JP 284496 U JP284496 U JP 284496U JP 3036694 U JP3036694 U JP 3036694U
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ジャン・ウェイウェン
リャン・グィウェイ
イン・ジェアンハウ
ワン・ヨンジェー
ホゥン・バオシュアン
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スーパー・3−ディー・オプティカル・エクィプメンツ・カンパニー・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の平行に摺動する露光技術が有する種々の
欠点を解消することができ、従って、1枚あるいは少数
枚の立体写真のプリントに特に適した立体写真の露光装
置を提供する。 【解決手段】立体写真の露光装置は、光源と、ネガマス
クと、レンズと、シャッタと、回転自在の露光テーブル
を備える。回転自在の露光テーブルは、支持フレーム
と、回転テーブルと、駆動手段と、印刷用紙を移送しか
つ固定する手段とを有する。この装置によれば、鮮明な
画像を有する立体写真を得ることができる。回転自在の
露光テーブルは、従来の摺動動作ではなく回動動作とす
ることができ、これにより構造を簡素化することができ
るだけでなく、製造コストを低減させるとともに装置の
使用寿命を増大させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、写真露光装置、より特定すると、立体写真露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
立体写真は、1841年にフランス国のジェイ・エム・ダジュール(J.M. Daguerre)により考案されたものである。しかしながら、立体レンズ のような幾つかの補助装置を採用しなければならないので、この種の写真をプリ ントするのは不都合であった。今世紀の50年代には、立体レンズの代わりに円 筒レンズを使用する立体写真が考案された。しかしながら、立体写真をプリント する装置は、構造が複雑であり、ポートレートのような1枚あるいは少数枚の立 体写真ではなく、郵便葉書あるいは年賀葉書のような同じ像を有する写真を繰り 返しプリントするのに適しているだけである。近年は、立体写真は著しく普及し ているので、1枚あるいは少数枚の立体写真をプリントするのに適した露出方法 および装置を提供することが待望されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
立体写真の露光方法として既に公知の方法が2つある。一の方法は、通常の印 刷用紙の露光を行ない、次いで、露光され現像された印刷用紙を1枚の円筒状格 子で覆って、写真に立体視認効果を与えるものである。この種のプリント法には 、2つの欠点がある。先づ、露光を行なうのにスリット格子を使用しなければな らず、しかも送りねじおよびナット機構を利用してスリット格子を平行に移動さ せなければならい。スリット格子の平行移動については、マイクロメートルのレ ベル以下の極めて精密な精度が要求されるので、プリントの質は、送りねじとナ ット機構に摩粍が生ずると著しく損なわれる。このような質の悪い立体写真を見 ると、めまいを感じるようになる。更に、このようにしてプリントされた立体写 真は、一枚の円筒状格子を通常の写真に取着しなければならないので、厚みが比 較的大きくなる。また、円筒格子のシートを通常の写真に取着する手動操作は、 面倒でありかつ非効率である。このような理由により立体写真をプリントする前 記した方法は、近年はほとんど使用されなくなっている。今日一層普及するよう になっている別のプリント方法は、コーティングが施されたレンズ状の(len ticular)印刷用紙を使用するものである。この種の印刷用紙は、円筒格 子のシートの背後に感光材料の層を配設することにより得られ、この種の印刷用 紙を使用することにより、生き生きとした立体視認効果を有する写真を直接得る ことができる。このプリント法は、効率がよくかつ色の再現性が良好であるので 、広く受け入れられている。これまでに、既に、コーティングが施されたレンズ 状の印刷用紙に立体写真をプリントするのに利用することができる数種類の方法 がある。最も一般的な方法は、いわゆる平行移動方法、即ち、露光テーブル全体 を露光処理の際にネガマスク(negative mask)に対して平行に動 かす方法である。この方法は、異なる角度の光路に沿ってネガフィルム(neg ative film)の異なる像を印刷用紙に投影させる必要があるので、同 じ印刷用紙の4か所に露光を4回行なわなければならない。従って、露光室は、 平行移動を行なうのに必要なスペースを提供することができるように十分に大き なサイズを有するものでなければならないが、これでは、プリント装置全体が比 較的大きなものとなってしまう。
【0004】 更に、この種のプリント装置は、独特のサイズの立体写真をプリントするのに だけ適しており、異なるサイズの写真をプリントする必要がある場合には、装置 の構造は一層複雑なものとなる。一方、プリント装置を制御する精度要求も比較 的高いものとなっている。
【0005】 従って、本考案の目的は、本考案に従って露光方法を実施する露光装置を提供 することにある。
【0006】 本考案の別の目的は、構造が簡単で、使用寿命が長く、しかも製造コストの低 い露光装置を提供することにある。本考案の装置においては、従来の摺動機構に 代えて回転機構が採用されており、従って、可動部材の摩粍は低減され、装置全 体の精度および耐久性が増大する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、光源と、ネガマスクと、レンズと、シャッタと、回転自在の 露光テーブルとを備えた立体写真露光装置が提供されている。この露光装置は、 前記回転自在の露光テーブルは露光処理の際に回転し、該テーブルの回転軸線は 露光されるべきコーティングされたレンズ状印刷用紙の上面の中心軸線であるこ とを特徴とする構成に係る。
【0008】 本考案の好ましい実施例においては、前記回転自在のテーブルは、種々の部材 を取着する支持フレームと、該支持フレームに取着された回転テーブルと、該回 転テーブルを駆動する手段と、被覆されたレンズ状印刷用紙を前記回転テーブル に供給するとともに露光された印刷用紙を前記回転テーブルから取り出す移送手 段と、印刷用紙を回転テーブルに固定する固定手段とを備える。
【0009】 本考案の好ましい実施例においては、回転テーブルを駆動する前記手段は、支 持フレームに取着されたステップモータと、ステップモータのシャフトに取着さ れた駆動ギヤと、回転テーブルに取着されたセクターラックとを有する。
【0010】 本考案の好ましい実施例においては、回転テーブルを駆動する前記手段は、ス テップモータのシャフトに取着されたローププーリと、回転テーブルの両側に取 着された2つのローププーリと、両端部が前記ローププーリに固着されたワイヤ ロープとを有する。
【0011】 本考案の好ましい実施例においては、印刷用紙を供給する前記移送手段は、回 転テーブルの対向する端部に配設された2対のローラと、回転テーブルの中央部 の下方に配設された単一ローラと、前記2対のローラ間にクランプされかつ前記 単一ローラを巻回する複数の孔が設けられたエンドレスコンベヤバンドと、前記 2対のローラの1つのローラの端部に取着されたベルトプーリと、歯付きベルト により前記ベルトプーリを駆動するステップモータとを有する。
【0012】 本考案の好ましい実施例においては、印刷用紙を回転テーブルに固定する前記 固定手段は、回転テーブルの面板の下面に取着された封止室と、該封止室内に負 圧を形成する排出ファンと、回転テーブルの面板に分配されかつコンベヤバンド に形成された複数の孔と接続された複数の孔と、排出ファンの入力口と接続する ように封止室の側壁に形成された排出口とを有する。
【0013】 本考案の好ましい実施例においては、前記排出ファンは封止室の内側に取着さ れる。
【0014】 本考案の好ましい実施例においては、前記排出ファンは封止室の外側に取着さ れかつ封止室の側壁に形成された前記排出口にホースにより接続されている。
【0015】
【作用】
本考案に係る立体写真の露光を行なうには、立体カメラによって取ったネガフ ィルムと、コーティングを施したレンズ状の印刷用紙が使用され、この露光は、 ネガフィルムの異なる画像フレームを使用することにより同じ印刷用紙に多重露 光処理を施し、前記した印刷用紙を各露光処理の際に回転させることにより行な うが、回転軸線は前記印刷用紙の上面の中心軸線である。
【0016】 本考案の立体写真のプリントの際の露光は、 (a)1枚の片にカットした印刷用紙を、水平状態に配置した回転自在の露光 テーブル上の所定の位置に送る工程と、 (b)ネガフィルムの第1のフレームをネガマスク内の所定の位置に送り、回 転自在の露光テーブルを、露光処理開始位置に固定した印刷用紙とともに反時計 廻り方向へ回転させ、次いで、回転自在の露光テーブルを前記位置に停止させる 工程と、 (c)前記回転自在の露光テーブルを固定された印刷用紙とともに露光処理開 始位置まで回転させてから、最初の露光処理を行なうためにシャッタを開き、か つ、シャッタの開放の合間に回転自在の露光テーブルを印刷用紙とともに開始位 置から所定の角度だけ時計廻り方向へ回転させる工程と、 (d)ネガフィルの第1のフレームをネガマスクから取り出し、ネガフィルム の第2のフレームをネガマスク内の所定の位置に挿入する工程と、 (e)第2のフレームをネガフィルムの所定の位置に配置してから、シャッタ を再度開き、回転自在の露光テーブルを上記工程cと同じ態様で回転させること により第2の露光処理を行なう工程と、 (f)ネガフィルムの残りのフレームをネガマスクに挿入してその後の露光手 順を順次行なうことにより工程dおよびeを繰り返す工程と、 (g)最後の露光処理後に回転自在の露光テーブルを水平位置まで回転させて 戻し、露光された印刷用紙を露光装置から取り出して現像および定着処理を行な い、更に次の操作サイクルの準備を行なう工程とにより実施される。
【0017】 各露光処理の際の、回転自在の露光テーブルと印刷用紙の回転角度は、印刷用 紙の特性とタイプにより選定されるべきであり、露光処理ごとに同じであっても 、異なっていてもよい。露光処理の回数と回転自在の露光テーブルの回転の回数 は、立体カメラにより取られる画像のフレームに数と同じにすべきである。
【0018】 上記したように、各露光処理においては、回転自在の露光テーブルが回転する 間隔は、シャッタの開きの間隔と一致させるべきであり、シャッタの開きの間隔 (即ち、露光時間)は、当業者にとって周知なように、ネガフィルムの露光の程 度と、使用されるべき印刷用紙の特性およびタイプとにより決定されるべきであ る。全露光処理の際の装置の各部の動作は、マイクロコンピュータにより制御さ れる。
【0019】 本考案に係る露光を行なう装置は、上記したように、光源と、ネガマスクと、 レンズと、シャッタと、回転自在の露光テーブルとを備えている。前記光源、ネ ガマスク、レンズおよびシャッタは、露光テーブルが露光処理の際に回転するこ とができる以外は、従来のプリント装置と実質上同様に作用を行なう。
【0020】 前記回転自在のテーブルは、種々の部材を取着する支持フレームと、該支持フ レームに取着された回転テーブルと、前記回転テーブルを駆動する手段と、被覆 されたレンズ状の印刷用紙を前記回転テーブルに供給するとともに印刷用紙を前 記回転テーブルから取り出す移送手段と、印刷用紙を回転テーブルに固定する固 定手段とを備える。
【0021】 回転テーブルを駆動する前記手段は、支持フレームに取着されたステップモー タと、ステップモータの軸に取着された駆動ギヤと、回転テーブルに取着された セクターラックとを有する。あるいは、駆動ギヤおよびセクターラックの代わり に、回転テーブルを駆動する前記手段は、ステップモータの軸に取着されたロー ププーリと、回転テーブルの両側に取着された2つのローププーリと、両端部が 前記ローププーリに固着されたワイヤロープとから構成することもできる。
【0022】 印刷用紙を供給する前記移送手段は、回転テーブルの対向する端部に配設され た2対のローラと、回転テーブルの面板の中央部の下方に配設された単一ローラ と、前記2対のローラ間にクランプされかつ前記単一ローラを巻回する、複数の 孔が設けられたエンドレスコンベヤバンドと、前方の対をなすローラの1つのロ ーラに取着された歯付きベルトプーリと、歯付きベルトにより前記ベルトプーリ を駆動するステップモータとを有する。
【0023】 印刷用紙を回転テーブルに取着する前記取着手段は、回転テーブルの面板の下 面に取着された封止室と、該封止室内に負圧を形成する排出ファンと、回転テー ブルの面板に分配されかつ前記封止室と連通する複数の孔と、コンベヤバンドに 形成されかつ面板の孔と整合配置された複数の孔と、封止室の側壁に形成された 排出口とを有する。
【0024】 前記排出ファンは、封止室の内側または外側に取着されるとともに、ホースに より封止室に接続される。
【0025】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に関して説明する。
【0026】 先づ、立体写真の露光を本考案に関して詳細に説明する。
【0027】 図1および図2において、参照符号aは、露光装置の光源を示し、bはネガマ スクであり、dは本考案に係る回転自在の露光テーブルであり、eはプリントさ れるべき1枚のコーティングされたレンズ状の印刷用紙であり、fはシャッタで あり、gはネガフィルムであり、矢印i−hは回転自在の露光テーブルdの回転 方向を示し、zは露光装置の中心軸線であり、e1 はコーティングされたレンズ 状の印刷用紙の上面の中心軸線、即ち、回転自在の露光テーブルと印刷用紙の回 転軸線である。図3において、参照番号1は、コーティングされたレンズ状の印 刷用紙のロールを示し、2は歯付きベルトであり、3はフィードインモータであ り、4は1対のフィードイン(feed−in)ローラであり、5は印刷用紙カ ッタであり、6は排出ファンであり、7は複数の孔が形成され、カットされた印 刷用紙を移送するコンベヤバンドであり、8はカットされた印刷用紙を移送する ステップモータであり、9はカットされた印刷用紙を移送する歯付きベルトであ り、10はカットされた印刷用紙を移送する1対のローラであり、11は回転自 在の露光テーブルdを回転させるステップモータである。
【0028】 図3について説明すると、フィードインモータ3は、対をなすフィードインロ ーラ4を駆動して、コーティング処理されたレンズ状印刷用紙を、コーティング されたレンズ状印刷用紙のロールから引き出すとともにカッタ5に通す。所定長 の印刷用紙がカッタ5を通ると、フィードインモータ3は停止され、カッタ5が 作動されて、所定の長さを有する1片の印刷用紙eをカットする。次いで、印刷 用紙を移送するステップモータ8を始動して対をなすローラ10を駆動し、カッ トされた印刷用紙eをコンベヤバンド7により移送することにより、カットされ た印刷用紙eはコンベヤバンド7により回転自在の露光テーブルd上の所定の位 置に移送される。排出ファン6の作動により封止室31(図4参照)内に負圧が 形成されるので、カットされた印刷用紙eは回転自在の露光テーブルdの上面と コンベヤバンド7の双方に形成された孔により回転自在の露光テーブルdの上面 に吸引され、露光の準備に供される。
【0029】 次に、図1および図2について説明すると、立体カメラが取ったネガフィルム の画像の第1のフレームを露光装置のネガマスクb内の所定の位置に配置すると 、マイクロコンピュータにより制御されるステップモータは始動され、回転自在 の露光テーブルを固定された印刷用紙eとともに、水平位置から角度α(図2参 照)だけ、コーティングされたレンズ状印刷用紙の上面の中心軸線e1 を中心に 反時計廻り方向へ回転させる。前記角度αの値は、使用される印刷用紙のタイプ により選定されるべきであり、コーティングされたレンズ状印刷用紙の場合には 18°である。
【0030】 次に、シャッタfを開く。シャッタfの開放の合間に、回転自在の露光テーブ ルdは、取着された印刷用紙とともに、マイクロコンピュータの制御の下でステ ップモータ81により駆動され、前記中心軸線e1 に対して角度α1 だけ時計廻 り方向に回転する。本実施例においては、前記角度α1 は9°、即ち、角度αの 1/2とすべきである。
【0031】 シャッタfが閉じられると、ネガフィルムの第1のフレームの露光処理(即ち 、第1の露光処理)が終了し、回転自在の露光テーブルdの回転は停止する。 次に、ネガフィルムの前記第1のフレームはネガマスクbから取り出され、ネ ガフィルムの第2のフレームを、ネガマスクb内の第1のフレームと同じ位置に 配置する。
【0032】 ここで、シャッタfを再度開く。ステップモータ11により回転自在のテーブ ルを取着された印刷用紙とともに再度駆動し、中心軸線e1 を中心に角度α2 だ け時計廻り方向へ回転させて、第2の露光を行なう。本実施例においては、α2 =α1 =1/2α=9°である。即ち、回転自在の露光テーブルdは第2の露光 後に元の水平位置に戻る。
【0033】 次に、第1および第2の露光と同じ処理により、コーティングされたレンズ状 印刷用紙の第3および第4の露光処理が、ネガフィルムの第3および第4のフレ ームをそれぞれ使用して行なわれる。かかる2つの露光処理の際には、回転自在 の露光テーブルdは、(同じく9°である)角度α3 およびα4 だけそれぞれ時 計廻り方向に回転する。この時点で、露光処理全体が終了する。
【0034】 露光処理全体が終了すると、マイクロコンピュータにより制御されるステップ モータは、回転自在の露光テーブルを駆動して中心軸線e1 を中心に反時計廻り 方向へ角度αだけ回転させ、水平位置へ戻す。この状態において、印刷用紙移送 手段は、露光された印刷用紙を回転自在の露光テーブルから取り出し、現像およ び定着処理を行なうために移す。同時に、ネガフィルムの第4のフレームがネガ マスクbから取り出され、露光装置全体を次のサイクルの準備に供する。
【0035】 露光装置の種々の部材および機構体は、露光処理全体を通じてマイクロコンピ ュータにより制御される。
【0036】 当業者にとって周知のように、全露光処理の全露光時間は、光源の強さ、ネガ フィルムの密度、印刷用紙の感度、シャッタの開度のような種々の条件により決 定されるべきである。その後に、全露出時間を各露光処理に向けて分けることが できる。
【0037】 次に、本考案の実施例に係る回転自在の露光テーブルdの構成について詳細に 説明する。
【0038】 図4乃至図7に示すように、露光装置に使用される回転自在の露光テーブルは 、ベースプレート22と、左右の支持プレート23、25と、支持シャフトとか らなる支持フレームを有している。左右の支持プレート23、25にはそれぞれ 、互いに対称をなして配置された2本の水平な支持シャフト18が配設されてい る。これら4本の支持シャフト18の、支持フレームの内部へ向けて延びる端部 には、ボールベアリングが装備されている。2対の支持シャフト18の軸線はい ずれも円形面にあり、該円形面の軸線は印刷用紙の上面の中心軸線e1 (図1参 照)と一致し、前記円形面の半径Rは支持シャフト18の軸線から印刷用紙の上 面の中心軸線e1 までの垂直距離(100mm)と等しい。同時に、支持シャフ ト18の2本の軸線は、露光装置の長手方向の軸線zと対称をなしている。同じ 側の2本の支持シャフトの軸線により形成される中心角γは、約40°である( 図5参照)。
【0039】 更に、ステップモータ11は、左側の支持プレート25の下部に取着されてい る。前記ステップモータ11のシャフトの端部は、支持フレームの内側へ向けて 延び、駆動ギヤ13が該端部に固着されている。駆動ギヤ13は、以下において 説明するセクターラック12と係合されている。
【0040】 回転自在の露光テーブルまたは、強固に集成されて開放底部を有する室を形成 する前部プレート16と、後部プレート27と、左側プレート24と、右側プレ ート28と、面板14とからなる回転テーブルを備えている。湾曲スロット30 が、左側のプレート24と右側のプレート28にそれぞれ形成されている。該湾 曲スロットの半径Rは100mmであり、各支持シャフトの軸線が画成される前 記した円形面の半径Rとちょうど同じであり、湾曲スロットの中心角βは80° よりも大きくすべきである(図5参照)。支持フレームの各支持シャフト18の 端部に配設されているボールベアリング26は、湾曲スロット30に挿入され、 湾曲スロット内を自由に動くことができるようになっている。かくして、回転テ ーブル全体は、ボールベアリング26により支持され、前後に回転自在となって いる。更に、複数の孔が面板14に形成されている。
【0041】 ステップモータ11のシャフト端部の駆動ギヤと係合されている上記セクター ラック12は、回転テーブルの左側プレート24に固着されかつ湾曲スロット3 0の下方に配置されている。本実施例においては、回転テーブルを駆動する機構 は、マイクロコンピュータ、駆動ギヤ13およびセクターラック12により制御 されるステップモータ11からなる。各露光処理において、ステップモータ11 によりセクターラック12が所定の角度(例えば、90°)に亘って回転される と、回転テーブルは同じ角度だけ回転して露光処理を行なう。
【0042】 対をなす移送ローラ10が、回転テーブルの面板14の前端部と後端部にそれ ぞれ配設されている。各対をなすローラ10の上部ローラと下部ローラとの接触 面は、面板14の上面と一致し、複数の孔を有するコンベヤバンド7が双方の間 を通過する。コンベヤバンド7に形成された孔は、面板14に形成された孔と協 働して、印刷用紙を吸引する。更に、単一ローラ33が、回転テーブルの中央位 置の下方に配設されている。前記2対のローラ10間を通される複数の孔を有す るコンベヤバンド7は、単一ローラ33に巻回され、エンドレスコンベヤバンド を形成する。
【0043】 ステップモータ8は、歯付きベルト9によりベルトプーリ(図3参照)を駆動 し、次いで、ベルトプーリが、2対の移送ローラ10間にクランプされたコンベ ヤバンド7を駆動する。このようにして、所要の場合には、印刷用紙は、マイク ロコンピュータの制御の下でステップモータ9により所定の距離前方へ給送され る。
【0044】 更に、シールされ即ち封止された室31が、シール構造の採用により、回転テ ーブルの面板14の下面の下方に形成されている。封止室31の上部は、面板1 4に形成された複数の孔に接続され、排出口32が封止室の側壁に形成されてい る。排出ファン6(図3参照)が始動すると、負圧が排出口32に接続されたホ ースを介して封止室31内に形成され、これにより、コーティングされたレンズ 状印刷用紙が、面板14とコンベヤバンド7の双方に形成された吸引孔によりコ ンベヤバンド7に固定される。
【0045】 排出ファン6のサイズが小さい場合には、空気を排出口32を介して排出する ように封止室31内に配置することができる。
【0046】 次に、立体写真の露光処理全体における本考案に係る回転自在の露光テーブル の各部の動作について説明する。先づ、ステップモータ8を始動して、歯付きベ ルト9および2対の移送ローラ10によりコンベヤバンド7を駆動することによ り、カットされた1枚の印刷用紙を回転テーブルの所定の位置に配置する。露光 処理全体を通じて、排出ファン6により封止室31内に形成される負圧により、 かかる1枚の印刷用紙は所定の露光位置に固定される。ネガフィルムの第1の画 像フレームをネガマスクに挿入してから、ステップモータ11により、マイクロ コンピュータの制御の下にある回転テーブルは水平位置から第1の露光位置、即 ち、回転テーブルの上面が水平位置に対して角度αだけ傾斜する位置へ反時計廻 り方向へ回転する。次に、シャッタfが開く。シャッタfの開放の合間には、回 転テーブルは、固定された印刷用紙とともに、α/2の角度だけ時計廻り方向へ 回転して第1の露光処理を終了する。ネガフィルムの第1のフレームの露光処理 の後に、ネガフィルムの第2の画像フレームがネガマスクに挿入され、ネガフィ ルムの第2のフレームの位置の露光が行なわれる。即ち、この場合もシャッタf が再度開かれ、回転テーブルが駆動ギヤ13およびセクターラック12を介して ステップモータ11により駆動され、α/2の角度だけ時計廻り方向へ回転して ネガフィルムの第2のフレームの露光を行なう。次に、ネガフィルムの第3およ び第4のフレームの露光が同様の態様で行なわれる。回転テーブルは、シャッタ fの各開放時間においてα/2の角度だけ時計廻り方向に回転する。ネガフィル ムの第4のフレームの露光処理後に、ステップモータ11により回転テーブルは αの角度だけ反時計廻り方向へ回転することにより、回転テーブルは元の水平位 置へ復帰する。次いで、ステップモータ8は、移送ローラ10を駆動して露光さ れた印刷用紙をプリント装置から取り出し、現像および定着処理に供する。同時 に、プリントしようとする次の印刷用紙を、コンベヤバンド7により回転テーブ ル上の所定の位置に配置する。
【0047】 本考案に係る露光装置は、コーティングが施されたレンズ状の印刷用紙に立体 写真をプリントするのに適しているだけではなく、平坦な印刷用紙に通常の写真 をプリントするのにも適用することができる。後者の場合には、ネガフィルムの 1つのフレームを使用して1回の露光処理だけが行なわれ、回転テーブルはステ ップモータ11により回転させる必要はなく、水平位置に保持される。
【0048】 処理全体を通じての露光装置の各部材の動作の順序、速度およびタイミングは 、マイクロコンピュータにより制御される。
【0049】 本発明をその好ましい実施例に関して特に説明したが、実用新案登録請求の範 囲に記載の本考案の精神と範囲とから逸脱することなく種々の変更と修正とを行 なうことができることは、当業者であれば容易に理解することができるものであ る。
【0050】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る露光用の回転自在の露光テーブルは、従来の平行 に摺動する露光技術が有する種々の欠点を解消することができ、従って、1枚あ るいは少数枚の立体写真のプリントに特に適している。本考案の装置は、鮮明な 画像と優れた視認効果を有する立体写真を形成することができる。本考案の露光 テーブルの動作は、摺動動作ではなく回動動作であるから、露光装置の種々の部 材は耐摩粍性が一層良好となり、従って、一層良好な耐久性を発揮することがで きる。更に、本考案の回転自在の露光テーブルは、より簡単に製造することがで きるとともに、コストを一層低減させることができる。
【提出日】平成8年8月13日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、写真露光装置、より特定すると、立体写真露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
立体写真は、1841年にフランス国のジェイ・エム・ダジュール(J.M. Daguerre)により考案されたものである。しかしながら、立体レンズ のような幾つかの補助装置を採用しなければならないので、この種の写真をプリ ントするのは不都合であった。今世紀の50年代には、立体レンズの代わりに円 筒レンズを使用する立体写真が考案された。しかしながら、立体写真をプリント する装置は、構造が複雑であり、ポートレートのような1枚あるいは少数枚の立 体写真ではなく、郵便葉書あるいは年賀葉書のような同じ像を有する写真を繰り 返しプリントするのに適しているだけである。近年は、立体写真は著しく普及し ているので、1枚あるいは少数枚の立体写真をプリントするのに適した露出方法 および装置を提供することが待望されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
立体写真の露光方法として既に公知の方法が2つある。一の方法は、通常の印 刷用紙の露光を行ない、次いで、露光され現像された印刷用紙を1枚の円筒状格 子で覆って、写真に立体視認効果を与えるものである。この種のプリント法には 、2つの欠点がある。先づ、露光を行なうのにスリット格子を使用しなければな らず、しかも送りねじおよびナット機構を利用してスリット格子を平行に移動さ せなければならい。スリット格子の平行移動については、マイクロメートルのレ ベル以下の極めて精密な精度が要求されるので、プリントの質は、送りねじとナ ット機構に摩粍が生ずると著しく損なわれる。このような質の悪い立体写真を見 ると、めまいを感じるようになる。更に、このようにしてプリントされた立体写 真は、一枚の円筒状格子を通常の写真に取着しなければならないので、厚みが比 較的大きくなる。また、円筒格子のシートを通常の写真に取着する手動操作は、 面倒でありかつ非効率である。このような理由により立体写真をプリントする前 記した方法は、近年はほとんど使用されなくなっている。今日一層普及するよう になっている別のプリント方法は、コーティングが施されたレンズ状の(len ticular)印刷用紙を使用するものである。この種の印刷用紙は、円筒格 子のシートの背後に感光材料の層を配設することにより得られ、この種の印刷用 紙を使用することにより、生き生きとした立体視認効果を有する写真を直接得る ことができる。このプリント法は、効率がよくかつ色の再現性が良好であるので 、広く受け入れられている。これまでに、既に、コーティングが施されたレンズ 状の印刷用紙に立体写真をプリントするのに利用することができる数種類の方法 がある。最も一般的な方法は、いわゆる平行移動方法、即ち、露光テーブル全体 を露光処理の際にネガマスク(negative mask)に対して平行に動 かす方法である。この方法は、異なる角度の光路に沿ってネガフィルム(neg ative film)の異なる像を印刷用紙に投影させる必要があるので、同 じ印刷用紙の4か所に露光を4回行なわなければならない。従って、露光室は、 平行移動を行なうのに必要なスペースを提供することができるように十分に大き なサイズを有するものでなければならないが、これでは、プリント装置全体が比 較的大きなものとなってしまう。
【0004】 更に、この種のプリント装置は、独特のサイズの立体写真をプリントするのに だけ適しており、異なるサイズの写真をプリントする必要がある場合には、装置 の構造は一層複雑なものとなる。一方、プリント装置を制御する精度要求も比較 的高いものとなっている。
【0005】 従って、本考案の目的は、本考案に従って露光方法を実施する露光装置を提供 することにある。
【0006】 本考案の別の目的は、構造が簡単で、使用寿命が長く、しかも製造コストの低 い露光装置を提供することにある。本考案の装置においては、従来の摺動機構に 代えて回転機構が採用されており、従って、可動部材の摩粍は低減され、装置全 体の精度および耐久性が増大する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、光源と、ネガマスクと、レンズと、シャッタと、回転自在の 露光テーブルとを備えた立体写真露光装置が提供されている。この露光装置は、 前記回転自在の露光テーブルは露光処理の際に回転し、該テーブルの回転軸線は 露光されるべきコーティングされたレンズ状印刷用紙の上面の中心軸線であるこ とを特徴とする構成に係る。
【0008】 本考案の好ましい実施例においては、前記回転自在の露光テーブルは、種々の 部材を取着する支持フレームと、該支持フレームに取着された回転テーブルと、 該回転テーブルを駆動する手段と、被覆されたレンズ状印刷用紙を前記回転テー ブルに供給するとともに露光された印刷用紙を前記回転テーブルから取り出す移 送手段と、印刷用紙を回転テーブルに固定する固定手段とを備える。
【0009】 本考案の好ましい実施例においては、前記回転テーブルを駆動する手段は、支 持フレームに取着されたステップモータと、ステップモータのシャフトに取着さ れた駆動ギヤと、回転テーブルに取着されたセクターラックとを有する。
【0010】 本考案の好ましい実施例においては、前記回転テーブルを駆動する手段は、ス テップモータのシャフトに取着されたローププーリと、回転テーブルの両側に取 着された2つのローププーリと、両端部が前記ローププーリに固着されたワイヤ ロープとを有する。
【0011】 本考案の好ましい実施例においては、前記印刷用紙を供給、取り出す移送手段 は、回転テーブルの対向する端部に配設された2対のローラと、回転テーブルの 中央部の下方に配設された単一ローラと、前記2対のローラ間にクランプされか つ前記単一ローラを巻回する複数の孔が設けられたエンドレスコンベヤバンドと 、前記2対のローラの1つのローラの端部に取着されたベルトプーリと、歯付き ベルトにより前記ベルトプーリを駆動するステップモータとを有する。
【0012】 本考案の好ましい実施例においては、印刷用紙を回転テーブルに固定する前記 固定手段は、回転テーブルの面板の下面に取着された封止室と、該封止室内に負 圧を形成する排出ファンと、回転テーブルの面板に分配されかつコンベヤバンド に形成された複数の孔と接続された複数の孔と、排出ファンの入力口と接続する ように封止室の側壁に形成された排出口とを有する。
【0013】 本考案の好ましい実施例においては、前記排出ファンは封止室の内側に取着さ れる。
【0014】 本考案の好ましい実施例においては、前記排出ファンは封止室の外側に取着さ れかつ封止室の側壁に形成された前記排出口にホースにより接続されている。
【0015】
【作用】
本考案に係る立体写真の露光を行なうには、立体カメラによって取ったネガフ ィルムと、コーティングを施したレンズ状の印刷用紙が使用され、この露光は、 ネガフィルムの異なる画像フレームを使用することにより同じ印刷用紙に多重露 光処理を施し、前記した印刷用紙を各露光処理の際に回転させることにより行な うが、回転軸線は前記印刷用紙の上面の中心軸線である。
【0016】 本考案の立体写真のプリントの際の露光は、 (a)1枚の片にカットした印刷用紙を、水平状態に配置した回転自在の露光 テーブル上の所定の位置に送る工程と、 (b)ネガフィルムの第1のフレームをネガマスク内の所定の位置に送り、回 転自在の露光テーブルを、露光処理開始位置に固定した印刷用紙とともに反時計 廻り方向へ回転させ、次いで、回転自在の露光テーブルを前記位置に停止させる 工程と、 (c)前記回転自在の露光テーブルを固定された印刷用紙とともに露光処理開 始位置まで回転させてから、最初の露光処理を行なうためにシャッタを開き、か つ、シャッタの開放の合間に回転自在の露光テーブルを印刷用紙とともに開始位 置から所定の角度だけ時計廻り方向へ回転させる工程と、 (d)ネガフィルの第1のフレームをネガマスクから取り出し、ネガフィルム の第2のフレームをネガマスク内の所定の位置に挿入する工程と、 (e)第2のフレームをネガフィルムの所定の位置に配置してから、シャッタ を再度開き、回転自在の露光テーブルを上記工程cと同じ態様で回転させること により第2の露光処理を行なう工程と、 (f)ネガフィルムの残りのフレームをネガマスクに挿入してその後の露光手 順を順次行なうことにより工程dおよびeを繰り返す工程と、 (g)最後の露光処理後に回転自在の露光テーブルを水平位置まで回転させて 戻し、露光された印刷用紙を露光装置から取り出して現像および定着処理を行な い、更に次の操作サイクルの準備を行なう工程とにより実施される。
【0017】 各露光処理の際の、回転自在の露光テーブルと印刷用紙の回転角度は、印刷用 紙の特性とタイプにより選定されるべきであり、露光処理ごとに同じであっても 、異なっていてもよい。露光処理の回数と回転自在の露光テーブルの回転の回数 は、立体カメラにより取られる画像のフレームに数と同じにすべきである。
【0018】 上記したように、各露光処理においては、回転自在の露光テーブルが回転する 間隔は、シャッタの開きの間隔と一致させるべきであり、シャッタの開きの間隔 (即ち、露光時間)は、当業者にとって周知なように、ネガフィルムの露光の程 度と、使用されるべき印刷用紙の特性およびタイプとにより決定されるべきであ る。全露光処理の際の装置の各部の動作は、マイクロコンピュータにより制御さ れる。
【0019】 本考案に係る露光を行なう装置は、上記したように、光源と、ネガマスクと、 レンズと、シャッタと、回転自在の露光テーブルとを備えている。前記光源、ネ ガマスク、レンズおよびシャッタは、露光テーブルが露光処理の際に回転するこ とができる以外は、従来のプリント装置と実質上同様に作用を行なう。
【0020】 前記回転自在のテーブルは、種々の部材を取着する支持フレームと、該支持フ レームに取着された回転テーブルと、前記回転テーブルを駆動する手段と、被覆 されたレンズ状の印刷用紙を前記回転テーブルに供給するとともに印刷用紙を前 記回転テーブルから取り出す移送手段と、印刷用紙を回転テーブルに固定する固 定手段とを備える。
【0021】 回転テーブルを駆動する前記手段は、支持フレームに取着されたステップモー タと、ステップモータの軸に取着された駆動ギヤと、回転テーブルに取着された セクターラックとを有する。あるいは、駆動ギヤおよびセクターラックの代わり に、回転テーブルを駆動する前記手段は、ステップモータの軸に取着されたロー ププーリと、回転テーブルの両側に取着された2つのローププーリと、両端部が 前記ローププーリに固着されたワイヤロープとから構成することもできる。
【0022】 印刷用紙を供給する前記移送手段は、回転テーブルの対向する端部に配設され た2対のローラと、回転テーブルの面板の中央部の下方に配設された単一ローラ と、前記2対のローラ間にクランプされかつ前記単一ローラを巻回する、複数の 孔が設けられたエンドレスコンベヤバンドと、前方の対をなすローラの1つのロ ーラに取着された歯付きベルトプーリと、歯付きベルトにより前記ベルトプーリ を駆動するステップモータとを有する。
【0023】 印刷用紙を回転テーブルに取着する前記取着手段は、回転テーブルの面板の下 面に取着された封止室と、該封止室内に負圧を形成する排出ファンと、回転テー ブルの面板に分配されかつ前記封止室と連通する複数の孔と、コンベヤバンドに 形成されかつ面板の孔と整合配置された複数の孔と、封止室の側壁に形成された 排出口とを有する。
【0024】 前記排出ファンは、封止室の内側または外側に取着されるとともに、ホースに より封止室に接続される。
【0025】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に関して説明する。
【0026】 先づ、立体写真の露光を本考案に関して詳細に説明する。
【0027】 図1および図2において、参照符号aは、露光装置の光源を示し、bはネガマ スクであり、dは本考案に係る回転自在の露光テーブルであり、eはプリントさ れるべき1枚のコーティングされたレンズ状の印刷用紙であり、fはシャッタで あり、gはネガフィルムであり、矢印i−hは回転自在の露光テーブルdの回転 方向を示し、zは露光装置の中心軸線であり、eはコーティングされたレンズ 状の印刷用紙の上面の中心軸線、即ち、回転自在の露光テーブルと印刷用紙の回 転軸線である。図3において、参照番号1は、コーティングされたレンズ状の印 刷用紙のロールを示し、2は歯付きベルトであり、3はフィードインモータであ り、4は1対のフィードイン(feed−in)ローラであり、5は印刷用紙カ ッタであり、6は排出ファンであり、7は複数の孔が形成され、カットされた印 刷用紙を移送するコンベヤバンドであり、8はカットされた印刷用紙を移送する ステップモータであり、9はカットされた印刷用紙を移送する歯付きベルトであ り、10はカットされた印刷用紙を移送する1対のローラであり、11は回転自 在の露光テーブルdを回転させるステップモータである。
【0028】 図3について説明すると、フィードインモータ3は、対をなすフィードインロ ーラ4を駆動して、コーティング処理されたレンズ状印刷用紙を、コーティング されたレンズ状印刷用紙のロールから引き出すとともにカッタ5に通す。所定長 の印刷用紙がカッタ5を通ると、フィードインモータ3は停止され、カッタ5が 作動されて、所定の長さを有する1片の印刷用紙eをカットする。次いで、印刷 用紙を移送するステップモータ8を始動して対をなすローラ10を駆動し、カッ トされた印刷用紙eをコンベヤバンド7により移送することにより、カットされ た印刷用紙eはコンベヤバンド7により回転自在の露光テーブルd上の所定の位 置に移送される。排出ファン6の作動により封止室31(図4参照)内に負圧が 形成されるので、カットされた印刷用紙eは回転自在の露光テーブルdの上面と コンベヤバンド7の双方に形成された孔により回転自在の露光テーブルdの上面 に吸引され、露光の準備に供される。
【0029】 次に、図1および図2について説明すると、立体カメラが取ったネガフィルム の画像の第1のフレームを露光装置のネガマスクb内の所定の位置に配置すると 、マイクロコンピュータにより制御されるステップモータは始動され、回転自在 の露光テーブルを固定された印刷用紙eとともに、水平位置から角度α(図2参 照)だけ、コーティングされたレンズ状印刷用紙の上面の中心軸線eを中心に 反時計廻り方向へ回転させる。前記角度αの値は、使用される印刷用紙のタイプ により選定されるべきであり、コーティングされたレンズ状印刷用紙の場合には 18゜である。
【0030】 次に、シャッタfを開く。シャッタfの開放の合間に、回転自在の露光テーブ ルdは、取着された印刷用紙とともに、マイクロコンピュータの制御の下でステ ップモータ81により駆動され、前記中心軸線eに対して角度αだけ時計廻 り方向に回転する。本実施例においては、前記角度αは9゜、即ち、角度αの 1/2とすべきである。
【0031】 シャッタfが閉じられると、ネガフィルムの第1のフレームの露光処理(即ち 、第1の露光処理)が終了し、回転自在の露光テーブルdの回転は停止する。 次に、ネガフィルムの前記第1のフレームはネガマスクbから取り出され、ネ ガフィルムの第2のフレームを、ネガマスクb内の第1のフレームと同じ位置に 配置する。
【0032】 ここで、シャッタfを再度開く。ステップモータ11により回転自在のテーブ ルを取着された印刷用紙とともに再度駆動し、中心軸線eを中心に角度αだ け時計廻り方向へ回転させて、第2の露光を行なう。本実施例においては、α =α=1/2α=9゜である。即ち、回転自在の露光テーブルdは第2の露光 後に元の水平位置に戻る。
【0033】 次に、第1および第2の露光と同じ処理により、コーティングされたレンズ状 印刷用紙の第3および第4の露光処理が、ネガフィルムの第3および第4のフレ ームをそれぞれ使用して行なわれる。かかる2つの露光処理の際には、回転自在 の露光テーブルdは、(同じく9゜である)角度αおよびαだけそれぞれ時 計廻り方向に回転する。この時点で、露光処理全体が終了する。
【0034】 露光処理全体が終了すると、マイクロコンピュータにより制御されるステップ モータは、回転自在の露光テーブルを駆動して中心軸線eを中心に反時計廻り 方向へ角度αだけ回転させ、水平位置へ戻す。この状態において、印刷用紙移送 手段は、露光された印刷用紙を回転自在の露光テーブルから取り出し、現像およ び定着処理を行なうために移す。同時に、ネガフィルムの第4のフレームがネガ マスクbから取り出され、露光装置全体を次のサイクルの準備に供する。
【0035】 露光装置の種々の部材および機構体は、露光処理全体を通じてマイクロコンピ ュータにより制御される。
【0036】 当業者にとって周知のように、全露光処理の全露光時間は、光源の強さ、ネガ フィルムの密度、印刷用紙の感度、シャッタの開度のような種々の条件により決 定されるべきである。その後に、全露出時間を各露光処理に向けて分けることが できる。
【0037】 次に、本考案の実施例に係る回転自在の露光テーブルdの構成について詳細に 説明する。
【0038】 図4乃至図7に示すように、露光装置に使用される回転自在の露光テーブルは 、ベースプレート22と、左右の支持プレート23、25と、支持シャフトとか らなる支持フレームを有している。左右の支持プレート23、25にはそれぞれ 、互いに対称をなして配置された2本の水平な支持シャフト18が配設されてい る。これら4本の支持シャフト18の、支持フレームの内部へ向けて延びる端部 には、ボールベアリングが装備されている。2対の支持シャフト18の軸線はい ずれも円形面にあり、該円形面の軸線は印刷用紙の上面の中心軸線e(図1参 照)と一致し、前記円形面の半径Rは支持シャフト18の軸線から印刷用紙の上 面の中心軸線eまでの垂直距離(100mm)と等しい。同時に、支持シャフ ト18の2本の軸線は、露光装置の長手方向の軸線zと対称をなしている。同じ 側の2本の支持シャフトの軸線により形成される中心角γは、約40°である( 図5参照)。
【0039】 更に、ステップモータ11は、左側の支持プレート25の下部に取着されてい る。前記ステップモータ11のシャフトの端部は、支持フレームの内側へ向けて 延び、駆動ギヤ13が該端部に固着されている。駆動ギヤ13は、以下において 説明するセクターラック12と係合されている。
【0040】 回転自在の露光テーブルまたは、強固に集成されて開放底部を有する室を形成 する前部プレート16と、後部プレート27と、左側プレート24と、右側プレ ート28と、面板14とからなる回転テーブルを備えている。湾曲スロット30 が、左側のプレート24と右側のプレート28にそれぞれ形成されている。該湾 曲スロットの半径Rは100mmであり、各支持シャフトの軸線が画成される前 記した円形面の半径Rとちょうど同じであり、湾曲スロットの中心角βは80゜ よりも大きくすべきである(図5参照)。支持フレームの各支持シャフト18の 端部に配設されているボールベアリング26は、湾曲スロット30に挿入され、 湾曲スロット内を自由に動くことができるようになっている。かくして、回転テ ーブル全体は、ボールベアリング26により支持され、前後に回転自在となって いる。更に、複数の孔が面板14に形成されている。
【0041】 ステップモータ11のシャフト端部の駆動ギヤと係合されている上記セクター ラック12は、回転テーブルの左側プレート24に固着されかつ湾曲スロット3 0の下方に配置されている。本実施例においては、回転テーブルを駆動する機構 (手段)は、マイクロコンピュータ、駆動ギヤ13およびセクターラック12に より制御されるステップモータ11からなる。各露光処理において、ステップモ ータ11によりセクターラック12が所定の角度(例えば、90゜)に亘って回 転されると、回転テーブルは同じ角度だけ回転して露光処理を行なう。
【0042】 被覆されたレンズ状印刷用紙を前記回転テーブルに供給するとともに露光され た印刷用紙を前記回転テーブルから取り出す移送手段は、対をなす移送ローラ1 0が、回転テーブルの面板14の前端部と後端部にそれぞれ配設され、各対をな すローラ10の上部ローラと下部ローラとの接触面は、面板14の上面と一致し 、複数の孔を有するコンベヤバンド7が双方の間を通過する。コンベヤバンド7 に形成された孔は、面板14に形成された孔と協働して、印刷用紙を吸引する。 更に、単一ローラ33が、回転テーブルの中央位置の下方に配設されている。前 記2対のローラ10間を通される複数の孔を有するコンベヤバンド7は、単一ロ ーラ33に巻回され、エンドレスコンベヤバンドを形成する。
【0043】 ステップモータ8は、歯付きベルト9によりベルトプーリ(図3参照)を駆動 し、次いで、ベルトプーリが、2対の移送ローラ10間にクランプされたコンベ ヤバンド7を駆動する。このようにして、所要の場合には、印刷用紙は、マイク ロコンピュータの制御の下でステップモータ9により所定の距離前方へ給送され るようにして構成されている。
【0044】 更に、印刷用紙を回転テーブルに固定する手段はシールされ即ち封止された室 31が、シール構造の採用により、回転テーブルの面板14の下面の下方に形成 され、封止室31の上部は、面板14に形成された複数の孔に接続され、排出口 32が封止室の側壁に形成されて、排出ファン6(図3参照)が始動すると、負 圧が排出口32に接続されたホースを介して封止室31内に形成されて構成され る。これにより、コーティングされたレンズ状印刷用紙が、面板14とコンベヤ バンド7の双方に形成された吸引孔によりコンベヤバンド7に固定される。
【0045】 排出ファン6のサイズが小さい場合には、空気を排出口32を介して排出する ように封止室31内に配置することができる。
【0046】 次に、立体写真の露光処理全体における本考案に係る回転自在の露光テーブル の各部の動作について説明する。先づ、ステップモータ8を始動して、歯付きベ ルト9および2対の移送ローラ10によりコンベヤバンド7を駆動することによ り、カットされた1枚の印刷用紙を回転テーブルの所定の位置に配置する。露光 処理全体を通じて、排出ファン6により封止室31内に形成される負圧により、 かかる1枚の印刷用紙は所定の露光位置に固定される。ネガフィルムの第1の画 像フレームをネガマスクに挿入してから、ステップモータ11により、マイクロ コンピュータの制御の下にある回転テーブルは水平位置から第1の露光位置、即 ち、回転テーブルの上面が水平位置に対して角度αだけ傾斜する位置へ反時計廻 り方向へ回転する。次に、シャッタfが開く。シャッタfの開放の合間には、回 転テーブルは、固定された印刷用紙とともに、α/2の角度だけ時計廻り方向へ 回転して第1の露光処理を終了する。ネガフィルムの第1のフレームの露光処理 の後に、ネガフィルムの第2の画像フレームがネガマスクに挿入され、ネガフィ ルムの第2のフレームの位置の露光が行なわれる。即ち、この場合もシャッタf が再度開かれ、回転テーブルが駆動ギヤ13およびセクターラック12を介して ステップモータ11により駆動され、α/2の角度だけ時計廻り方向へ回転して ネガフィルムの第2のフレームの露光を行なう。次に、ネガフィルムの第3およ び第4のフレームの露光が同様の態様で行なわれる。回転テーブルは、シャッタ fの各開放時間においてα/2の角度だけ時計廻り方向に回転する。ネガフィル ムの第4のフレームの露光処理後に、ステップモータ11により回転テーブルは αの角度だけ反時計廻り方向へ回転することにより、回転テーブルは元の水平位 置へ復帰する。次いで、ステップモータ8は、移送ローラ10を駆動して露光さ れた印刷用紙をプリント装置から取り出し、現像および定着処理に供する。同時 に、プリントしようとする次の印刷用紙を、コンベヤバンド7により回転テーブ ル上の所定の位置に配置する。
【0047】 本考案に係る露光装置は、コーティングが施されたレンズ状の印刷用紙に立体 写真をプリントするのに適しているだけではなく、平坦な印刷用紙に通常の写真 をプリントするのにも適用することができる。後者の場合には、ネガフィルムの 1つのフレームを使用して1回の露光処理だけが行なわれ、回転テーブルはステ ップモータ11により回転させる必要はなく、水平位置に保持される。
【0048】 処理全体を通じての露光装置の各部材の動作の順序、速度およびタイミングは 、マイクロコンピュータにより制御される。
【0049】 本発明をその好ましい実施例に関して特に説明したが、実用新案登録請求の範 囲に記載の本考案の精神と範囲とから逸脱することなく種々の変更と修正とを行 なうことができることは、当業者であれば容易に理解することができるものであ る。
【0050】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る露光用の回転自在の露光テーブルは、従来の平行 に摺動する露光技術が有する種々の欠点を解消することができ、従って、1枚あ るいは少数枚の立体写真のプリントに特に適している。本考案の装置は、鮮明な 画像と優れた視認効果を有する立体写真を形成することができる。本考案の露光 テーブルの動作は、摺動動作ではなく回動動作であるから、露光装置の種々の部 材は耐摩粍性が一層良好となり、従って、一層良好な耐久性を発揮することがで きる。更に、本考案の回転自在の露光テーブルは、より簡単に製造することがで きるとともに、コストを一層低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプリントの構成全体を示す概略線
図である。
【図2】本考案に係るプリントの構成全体を示す概略線
図である。
【図3】本考案に係るプリント装置のプリント動作を示
す概略線図である。
【図4】本考案の装置の実施例における回転自在の露光
テーブルを示す横断面図である。
【図5】本考案の装置の実施例における回転自在の露光
テーブルを示す横断正面図である。
【図6】図4および図5に示す回転自在の露光テーブル
の平面図である。
【符号の説明】
a 光源 b ネガマスク d 回転自在の露光テーブル e コーティングされたレンズ状印刷用紙 f シャッタ g ネガフィルム z 中心軸線 e1 eの上面の中心軸線 2 歯付きベルト 3 フィードインモータ 4 フィードインローラ 5 カッタ 6 排出ファン 7 コンベヤバンド 8 ステップモータ 9 歯付きベルト 10 ローラ 11 ステップモータ 12 セクターラック 13 駆動モータ 14 面板 16 前部プレート 18 支持シャフト 22 ベースプレート 23、25 左右支持プレート 24 左側プレート 26 ボールベアリング 27 後部プレート 28 右側プレート 30 湾曲スロット 31 封止室 32 排出口 33 単一ローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月13日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 立体写真露光装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプリントの構成全体を示す概略線
図である。
【図2】本考案に係るプリントの構成全体を示す概略線
図である。
【図3】本考案に係るプリント装置のプリント動作を示
す概略線図である。
【図4】本考案の装置の実施例における回転自在の露光
テーブルを示す横断面図である。
【図5】本考案の装置の実施例における回転自在の露光
テーブルを示す横断正面図である。
【図6】図4および図5に示す回転自在の露光テーブル
の平面図である。
【符号の説明】 a 光源 b ネガマスク d 回転自在の露光テーブル e コーティングされたレンズ状印刷用紙 f シャッタ g ネガフィルム z 中心軸線 eeの上面の中心軸線 2 歯付きベルト 3 フィードインモータ 4 フィードインローラ 5 カッタ 6 排出ファン 7 コンベヤバンド 8 ステップモータ 9 歯付きベルト 10 ローラ 11 ステップモータ 12 セクターラック 13 駆動モータ 14 面板 16 前部プレート 18 支持シャフト 22 ベースプレート 23、25 左右支持プレート 24 左側プレート 26 ボールベアリング 27 後部プレート 28 右側プレート 30 湾曲スロット 31 封止室 32 排出口 33 単一ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 リャン・グィウェイ 中華人民共和国グアンドン,ジンメン,ノ ンリン・ロード,シアンサン・シンクン・ ナンバー9,ルーム102 (72)考案者 イン・ジェアンハウ 中華人民共和国グアンドン,ジンメン,ノ ンリン・ロード・ナンバー1,ルーム301 (72)考案者 ワン・ヨンジェー 中華人民共和国グアンドン,ジンメン,リ ャンハウ・シンクン・ナンバー110,ルー ム601 (72)考案者 ホゥン・バオシュアン 中華人民共和国グアンドン,ジンメン,ミ ドル・スクール・ナンバー2,ビルディン グ・ナンバー3,ルーム502

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、ネガマスクと、レンズと、シャッ
    タと、回転自在の露光テーブルとを備えた立体写真露光
    装置において、前記回転自在の露光テーブルは露光処理
    の際に回転し、該テーブルの回転軸線は露光されるべき
    コーティングされたレンズ状印刷用紙の上面の中心軸線
    であることを特徴とする立体写真露光装置。
  2. 【請求項2】前記回転自在のテーブルは、種々の部材を
    取着する支持フレームと、該支持フレームに取着された
    回転テーブルと、該回転テーブルを駆動する手段と、被
    覆されたレンズ状印刷用紙を前記回転テーブルに供給す
    るとともに露光された印刷用紙を前記回転テーブルから
    取り出す移送手段と、印刷用紙を回転テーブルに固定す
    る固定手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載
    の立体写真露光装置。
  3. 【請求項3】回転テーブルを駆動する前記手段は、支持
    フレームに取着されたステップモータと、ステップモー
    タのシャフトに取着された駆動ギヤと、回転テーブルに
    取着されたセクターラックとを有することを特徴とする
    請求項2に記載の立体写真露光装置。
  4. 【請求項4】回転テーブルを駆動する前記手段は、ステ
    ップモータのシャフトに取着されたローププーリと、回
    転テーブルの両側に取着された2つのローププーリと、
    両端部が前記ローププーリに固着されたワイヤロープと
    を有することを特徴とする請求項2に記載の立体写真露
    光装置。
  5. 【請求項5】印刷用紙を供給する前記移送手段は、回転
    テーブルの対向する端部に配設された2対のローラと、
    回転テーブルの中央部の下方に配設された単一ローラ
    と、前記2対のローラ間にクランプされかつ前記単一ロ
    ーラを巻回する複数の孔が設けられたエンドレスコンベ
    ヤバンドと、前記2対のローラの1つのローラの端部に
    取着されたベルトプーリと、歯付きベルトにより前記ベ
    ルトプーリを駆動するステップモータとを有することを
    特徴とする請求項2に記載の立体写真露光装置。
  6. 【請求項6】印刷用紙を回転テーブルに固定する前記固
    定手段は、回転テーブルの面板の下面に取着された封止
    室と、該封止室内に負圧を形成する排出ファンと、回転
    テーブルの面板に分配されかつコンベヤバンドに形成さ
    れた複数の孔と接続された複数の孔と、排出ファンの入
    力口と接続するように封止室の側壁に形成された排出口
    とを有することを特徴とする請求項2に記載の立体写真
    露光装置。
  7. 【請求項7】前記排出ファンは封止室の内側に取着され
    ることを特徴とする請求項6に記載の立体写真露光装
    置。
  8. 【請求項8】前記排出ファンは封止室の外側に取着され
    かつ封止室の側壁に形成された前記排出口にホースによ
    り接続されていることを特徴とする請求項6に記載の立
    体写真露光装置。
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EP0797907B1 (en) 2002-01-16
TW303139U (en) 1997-04-11
DE69618568T2 (de) 2002-09-05
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KR980700792A (ko) 1998-03-30

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