JP3036692B2 - 配筋用スペーサ - Google Patents
配筋用スペーサInfo
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Description
グに埋設される配筋を捨てコンクリート及び型枠から所
定の間隔をあけて支持する配筋用スペーサに関する。
ート上のフーチングは次のように形成されていた。例え
ば、ドーナツ状スペーサの中央部分に異径鉄筋などの鉄
筋を係合させ、かつ該鉄筋に他の鉄筋を適宜組み合わ
せ、各鉄筋を型枠や捨てコンクリートから所定の間隔を
あけて支持する。さらに、この支持状態においてドーナ
ツ状スペーサの外周部に型枠を押し付けて適宜セット
し、これにより形成されたフーチング成形空間にコンク
リートを打設する。したがって、各鉄筋は適度のかぶり
をもった状態で、フーチング内に埋設されることにな
る。
ると、スペーサがドーナツ状であるため、円弧状の外周
面に対して板状の型枠が当接することになって型枠位置
が安定しにくく、また、スペーサ自身が捨てコンクリー
ト上で移動する等、位置が安定しにくいという問題があ
り、フーチング内での鉄筋の位置精度が出しにくかっ
た。さらに、コンクリートの打設時には、フーチングの
予定高さを測定して水糸を張る等の処置が必要であるた
め、作業が煩雑になっていた。
で、スペーサ自身を安定に載置できるとともに、型枠を
安定に支持することができ、フーチングの予定高さをい
ちいち測定しなくてもこれを簡便に認識することがで
き、フーチング成形作業を簡易化できる配筋用スペーサ
を提供することを目的とする。
成するため、布基礎のフーチングに埋設される鉄筋を支
持する配筋用スペーサであって、鉄筋を捨てコンクリー
ト及び型枠から所定の間隔をあけて支持する鉄筋支持部
と、フーチングの側面を成形するための型枠に対向し該
型枠を支持する型枠支持部とを備え、該型枠支持部が、
フーチングの予定高さに対応して切断可能な切断部を具
備することを特徴とする配筋用スペーサを提供する。
成形空間を作る場合、まず、それぞれの型枠支持部を外
方に向けた状態で捨てコンクリート上に複数個を載置す
る。そして、各配筋用スペーサの鉄筋支持部に鉄筋を適
宜係合させるとともに、該鉄筋に他の鉄筋を適宜組み合
わせ、各鉄筋を型枠や捨てコンクリートから所定間隔を
あけて支持する。さらに、型枠支持部に対して型枠を当
接させ、所定の手法により各型枠を位置決め固定して、
フーチング成形空間を形成する。この作業時、作業者
は、フーチングの予定高さに応じて型枠支持部の高さを
調節する。つまり、フーチングの予定高さが、型枠支持
部の当初のサイズで良い場合には切断せずにそのまま使
用し、フーチングの予定高さが低くて切断が必要な場合
には、反復折り曲げ等の操作により一部を切断し、型枠
支持部の高さを調節する。このように、本発明の配筋用
スペーサを用いれば、上記作業が可能になり、上方に突
出する型枠支持部をフーチングの予定高さの目安にして
コンクリートを打設することができるので、フーチング
の成形作業が簡便になる。
はないが、例えば一般的なフーチングの高さである12
0mm及び150mmに対応して製造することができ
る。この場合、型枠支持部は、切断前には150mmに
対応し、切断後には120mmに対応する高さとなるよ
うに形成される。また、切断部を増やし、型枠支持部の
高さをさらに多くの段階に調整できるようにすることも
できる。
筋には、異径鉄筋、丸鉄筋、あるいは横筋と縦筋とを格
子状に組んで溶着した溶接金網などが含まれる。さら
に、鉄筋支持部の型枠に対する距離、及び捨てコンクリ
ートに対する距離に特に限定はなく、支持した鉄筋を所
要のかぶりをもってフーチング内に埋設できる程度の距
離であればよい。また、本発明の配筋用スペーサの材質
に特に限定はないが、配筋用スペーサは、所要の強度を
もつ金属、モルタル、プラスチックなど使用目的に応じ
た材料で作製することができる。
向する縦長の対向面と、型枠に向かって突出するように
該対向面の長手方向に形成された複数の突起とを具備す
ることが好ましい。この場合、対向する型枠を複数の突
起によって支え、型枠と対向面との間に適度の空間を形
成することができるので、この空間にコンクリートをス
ムーズに流入させ、配筋用スペーサのほぼ全体をフーチ
ング内に埋設することができる。また、突起の数に特に
限定はないが、突起は型枠を適度の力で支えることがで
き、かつコンクリートを円滑に流れ込ませる間隔をもつ
ように形成されればよいため、突起数は対向面の高さと
突起間隔とに応じて適宜決まる。
された切欠きであることが望ましい。すなわち、縦長の
対向面に切欠きを適宜の間隔で形成すれば、該切欠きよ
り上方の部分を把持してこれを反復折り曲げすることに
より切断し、対向面を所望の高さに合わせて低くするこ
とができる。切欠きの形状に特に限定はないが、例えば
対向面においての長手方向と直交する方向に切込みを形
成すること、切込みを斜めに形成すること、あるいは、
長手方向と直交する方向において対向面の幅の半分程度
に形成することなどが可能である。また、切込みではな
く、対向面の厚み方向に貫通する(又は貫通しない)ミ
シン目状の切欠きとして形成することもできる。
配筋用スペーサを示す正面図、図2は図1の配筋用スペ
ーサを示す側面図、図3は本発明の配筋用スペーサを用
いてフーチングを形成する際の状態を示す正面から見た
断面図である。
ように、布基礎のフーチング4に埋設される鉄筋6を支
持するものであって、幅方向にやや広く形成された台座
8と、鉄筋6を支持する鉄筋支持部10と、フーチング
4の側面を成形するための型枠12に対向しこれを支持
する型枠支持部14とを備えている。
に、型枠12に対向する縦長の対向面16と、型枠12
に向かって突出するように対向面16の長手方向に形成
された複数の突起18とを具備する。複数の突起18
は、型枠12を適度の力で支えるものであり、相互に等
しい突出長を有し、型枠12と対向面16との間にコン
クリートを円滑に流入できるように相互に適度の間隔を
あけて5個形成されている。また、対向面16の裏面に
は、フーチング4の高さhに対応して対向面16の上部
16aを切断するための切断部をなす切込み(切欠き)
20が形成されている。上部16aには突起18が1個
位置しており、上部16aより下部側には残り4個の突
起18が位置している。
一部切り欠かれた略筒状に形成されたものであり、切欠
き部分の両端には、鉄筋6を導入するための導入面10
aが形成されている。また、鉄筋支持部10は、鉄筋6
を、捨てコンクリート21及び型枠12から所定のかぶ
りをもって支持できる位置に、台座8及び対向面16か
ら突出する複数のリブ22により支持されている。
種々の寸法があるが、本例ではこれを120mm及び1
50mmとして考え、型枠支持部14の対向面16の高
さを120mm及び150mmに対応させている。すな
わち、図1において、全体の高さa+bは150mmと
され、aが30mm、bが120mmに設定されてい
る。したがって、例えば150mmのフーチング4を形
成する場合は対向面16を切断せずに150mmのまま
で使用し(図4参照)、また、120mmのフーチング
4を形成する場合は対向面16を切断して上部16aを
除去し、120mmの状態にして使用する(図5参
照)。鉄筋支持部10は、支持した鉄筋6の外方に向い
た表面と突起18の先端との間の距離、つまり所要のか
ぶり厚cが60mmに設定されており、また、支持した
鉄筋6の下方に向いた表面と台座8の下面との間の距
離、つまり捨てコンクリート21からの所要の高さdが
60mmに設定されている。
チング4を形成する作業は、次のように行うことができ
る。すなわち、図3に示すように、所定の間隔をあけて
相互に背面を向けた一対の配筋用スペーサ2を、捨てコ
ンクリート21上における図3の紙面奥方向に複数対配
置する。そして、各配筋用スペーサ2の鉄筋支持部10
に鉄筋6を適宜係合させ、鉄筋6を型枠12や捨てコン
クリート21から所定の間隔をあけた状態で支持する。
さらに、各配筋用スペーサ2の型枠支持部14に対して
型枠12を当接させた後、型枠12を適宜の手法で位置
決め固定してフーチング成形空間を形成する。この作業
時、成形するフーチング4の予定高さが150mmの場
合は対向面16を当初の状態にしたままで使用するが、
フーチング4の予定高さが120mmあって型枠支持部
14を高さ調節しなければならない場合は、上部16a
を把持して対向面16の下部側に対して反復折り曲げし
て切断する。
形空間にコンクリートを打設する際には、型枠12に対
向する各配筋用スペーサ2が、型枠支持部14の対向面
16を、フーチング4の予定高さに対応して上方に突出
させているので、対向面16の先端の高さを目安にして
コンクリートを打設し、かつ打設したコンクリートを所
定の高さに容易に延ばすことができる。
は、従来のドーナツ状スペーサにはなかった台座8を有
するので、捨てコンクリート21上に安定に載置される
ことができ、また、対向面16に所定間隔で突出形成さ
れた複数の突起18を有するので、型枠12を安定して
支持することができる。さらに、コンクリート打設作業
時に、成形するフーチング4の予定高さを測定しなくて
も、作業者はこれを容易に認識することができるので、
フーチング形成作業が簡便化することになる。
サによれば、スペーサ自身を安定に載置できるととも
に、型枠を安定にセットでき、フーチングの高さをいち
いち測定しなくても予定高さを簡便に知ることができ、
フーチング形成作業を簡易化することができる。
す正面図である。
形成する際の状態を示す正面から見た断面図である。
せずに用いる際の状態を示す正面図である。
して用いる際の状態を示す正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 布基礎のフーチングに埋設される鉄筋を
支持する配筋用スペーサであって、鉄筋を捨てコンクリ
ート及び型枠から所定の間隔をあけて支持する鉄筋支持
部と、フーチングの側面を成形するための型枠に対向し
該型枠を支持する型枠支持部とを備え、該型枠支持部
が、フーチングの予定高さに対応して切断可能な切断部
を具備することを特徴とする配筋用スペーサ。 - 【請求項2】 型枠支持部が、型枠に対向する縦長の対
向面と、型枠に向かって突出するように該対向面の長手
方向に形成された複数の突起とを具備する請求項1に記
載の配筋用スペーサ。 - 【請求項3】 切断部が、対向面に形成された切欠きで
ある請求項2に記載の配筋用スペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9303896A JP3036692B2 (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 配筋用スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9303896A JP3036692B2 (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 配筋用スペーサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11140885A JPH11140885A (ja) | 1999-05-25 |
JP3036692B2 true JP3036692B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=17926576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9303896A Expired - Lifetime JP3036692B2 (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 配筋用スペーサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3036692B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008001170A1 (de) * | 2008-04-14 | 2009-10-15 | Hilti Aktiengesellschaft | Anschlagkörper für Betonschalungen |
DE102008001168A1 (de) * | 2008-04-14 | 2009-10-15 | Hilti Aktiengesellschaft | Anschlagkörper-System und Anschlagkörper für Betonschalungen |
JP2010106558A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Nippon Oil Corp | 鉄筋スペーサ |
-
1997
- 1997-11-06 JP JP9303896A patent/JP3036692B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11140885A (ja) | 1999-05-25 |
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