JP3036462B2 - 操作パネルおよびその製造方法 - Google Patents

操作パネルおよびその製造方法

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JP3036462B2
JP3036462B2 JP9107016A JP10701697A JP3036462B2 JP 3036462 B2 JP3036462 B2 JP 3036462B2 JP 9107016 A JP9107016 A JP 9107016A JP 10701697 A JP10701697 A JP 10701697A JP 3036462 B2 JP3036462 B2 JP 3036462B2
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JP
Japan
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panel
push button
hinge
mold
insertion hole
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JP9107016A
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JPH10302573A (ja
Inventor
直史 彦坂
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばAV(オー
ディオビジュアル)機器等の電子機器に使用して好適な
操作パネルおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種の操作パネルには、パネル表
裏面に開口する挿通孔を有するパネル本体と、このパネ
ル本体に一体化されたヒンジおよび操作部を有する多数
の押釦とを備えものが採用されている。
【0003】このような操作パネルは、図2に示すよう
にパネル本体1と押釦2とがねじ3による取り付けやに
融着によって一体化されるもの、あるいは成形用金型を
用いて図3に示すように一体化されるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前者にあっ
ては、パネル本体と押釦とが別部材であるため、部品点
数が嵩み、コスト高になるという問題があった。また、
両部材を一体化する時にパネル本体に対して押釦がパネ
ル面方向に傾斜することがあり、外観が悪くなるだけで
なく、操作時のタッチ感覚が悪くなり、最悪の場合には
操作不能になるという問題があった。
【0005】一方、後者にあっては、押釦にヒンジ特性
をもたせるために、ヒンジの長手方向寸法を大きい寸法
に設定する必要が生じ、パネル本体が大型化するという
不都合があった。また、図4に示すように、それぞれが
互いに隣り合う二つのヒンジ間に比較的大きな空隙Gが
形成されてしまうため、操作パネル裏側の部品等が視認
され、これを回避するための飾り板4が必要となり、コ
スト高になるという不都合もあった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、良好な外観およびタッチ感覚を得ることができ
るとともに、パネル本体の小型化およびコストの低廉化
を図ることができる操作パネルおよびその製造方法の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の操作パネルは、パネル表裏
面に開口する挿通孔およびこの挿通孔の開口周縁を含む
立ち上がり部付きのパネル背面部を有するパネル本体
と、このパネル本体の挿通孔を挿通する操作部およびこ
の操作部に連接する立ち上がり部付きのヒンジを有する
押釦とを、それぞれが互いに接近・離間するコア金型と
キャビディ金型によって一体に形成してなり、金型内で
あって、パネル背面部とヒンジとの間に対応する部位に
ガスチャンネルを形成することによりパネル本体と押釦
とが一体化され、このうち押釦の立ち上がり部は、パネ
ル背面部の立ち上がり部の後方においてパネル表面上を
突出して形成されている構成としてある。
【0008】請求項2記載の操作パネルの製造方法は、
パネル表裏面に開口する挿通孔およびこの挿通孔の開口
周縁を含む立ち上がり部付きのパネル背面部を有するパ
ネル本体と、このパネル本体の挿通孔を挿通する操作部
およびこの操作部に連接する立ち上がり部付きのヒンジ
を有する押釦とを、それぞれが互いに接近・離間するコ
ア金型とキャビティ金型によって一体に形成する操作パ
ネルの製造方法であって、金型内に操作パネルを成形す
るための溶融樹脂を注入する工程と、パネル背面部とヒ
ンジとの間に対応する部位にガスチャンネルを形成する
ための気体を注入する工程とを含ませ、押釦の立ち上が
り部は、パネル背面部の立ち上がり部の後方においてパ
ネル表面上を突出して形成される方法としてある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施形態
に係る操作パネルおよびその製造方法を説明するために
示す断面図である。先ず、操作パネルにつき、同図を用
いて説明する。同図において、符号11で示すAV機器
用の操作パネルは、パネル本体12と押釦13とを備え
ている。
【0010】パネル本体12は、パネル基部14とパネ
ル背面部15とを有し、全体が合成樹脂によって形成さ
れている。パネル基部14は、AV機器用の筐体(図示
せず)に着脱可能に装着される。パネル背面部15は、
立ち上がり部16および水平部17を有し、パネル基部
14に一体に形成されている。パネル背面部15の水平
部17には、パネル表裏面に開口する挿通孔17aが設
けられている。
【0011】押釦13は、ヒンジ18および操作部19
を有し、全体がパネル本体12と同一の合成樹脂によっ
て形成されている。この押釦13は、射出成形用の金型
20内であって、パネル背面部15とヒンジ18との間
に対応する部位にガスチャンネル形成用の空間部21に
気体を注入することにより、すなわちガスチャンネル2
2を形成することにより、パネル本体12に一体に成形
されている。
【0012】ヒンジ18は、立ち上がり部16の後方
(図1では上方)においてパネル表面12a上を突出す
る立ち上がり部23を有している。操作部19は、ヒン
ジ18に連接し、挿通孔17aに挿通されている。この
操作部19は、AV機器(図示せず)内すなわちパネル
裏側のスイッチ接触子(図示せず)に対向する部位に位
置付けられている。
【0013】なお、金型20は、コア金型24およびキ
ャビティ金型25からなり、これら両金型24,25間
には型締め時にパーティングライン26が形成される。
また、この金型20には、ガスチャンネル22に気体を
注入するためのガス注入口(図示せず)が形成されてい
る。
【0014】次に、このように構成された操作パネルの
製造方法につき、図1を用いて説明する。先ず、コア金
型24およびキャビティ金型25を互いに接近する方向
に移動操作して型締めを行なう。
【0015】次いで、金型20内(キャビティ金型25
のキャビティ)に操作パネル11を形成するための溶融
樹脂を注入し、金型20のガス注入口(図示せず)から
空間部21にガスチャンネル22を形成するための気体
を注入する。
【0016】すなわち、本実施形態における操作パネル
の製造方法は、金型20内に操作パネル11を成形する
ための溶融樹脂を注入する工程と、パネル背面部15と
ヒンジ18との間に対応する部位にガスチャンネル22
を形成するための気体を注入する工程とを含み、金型2
0内においてガスチャンネル22を形成しながら射出成
形することにより行なわれる。
【0017】しかる後、コア金型24およびキャビティ
金型25を互いに離間する方向に移動操作して型開きを
行なう。このようにして、パネル本体と押釦とが一体化
してなる操作パネルを確実に製造することができる。
【0018】なお、本実施形態においては、AV機器用
操作パネルに実施する場合について説明したが、本発明
はこれに限定されず、他の電子機器用操作パネルにも実
施形態と同様に実施することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、射
出成形用の金型内であって、パネル背面部とヒンジとの
間に対応する部位にガスチャンネルを形成することによ
りパネル本体と押釦とが一体化されているので、飾り板
が不要となることも含め部品点数を削減することがで
き、コストの低廉化を図ることができる。
【0020】また、パネル本体と押釦とを一体成形した
ことは、従来のようにパネル本体に対して押釦が傾斜し
ないから、良好な外観や操作時のタッチ感覚を得ること
ができる。
【0021】さらに、押釦にヒンジ特性をもたせるため
にヒンジの長手方向寸法を大きい寸法に設定することを
必要とせず、またそれぞれが互いに隣り合う二つのヒン
ジ間に大きな空隙が形成されず、パネル本体の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る操作パネルおよび
その製造方法を説明するために示す断面図である。
【図2】従来の操作パネル(1)を示す断面図である。
【図3】従来の操作パネル(2)を示す平面図である。
【図4】従来の図3の操作パネルに飾り板を取り付けた
例を示す平面図である。
【符号の説明】
11 操作パネル 12 パネル本体 13 押釦 15 パネル背面部 16 立ち上がり部 17 水平部 17a 挿通孔 18 ヒンジ 19 操作部 20 金型 22 ガスチャンネル 23 立ち上がり部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−156020(JP,A) 特開 平3−42646(JP,A) 実開 昭61−190640(JP,U) 実開 平4−78726(JP,U) 実開 平2−32622(JP,U) 実開 昭63−192634(JP,U) 実開 平2−134629(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 21/00 H01H 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル表裏面に開口する挿通孔およびこ
    の挿通孔の開口周縁を含む立ち上がり部付きのパネル背
    面部を有するパネル本体と、このパネル本体の挿通孔を
    挿通する操作部およびこの操作部に連接する立ち上がり
    部付きのヒンジを有する押釦とを、それぞれが互いに接
    近・離間するコア金型とキャビティ金型によって一体に
    形成してなり、 前記金型内であって、前記パネル背面部と前記ヒンジと
    の間に対応する部位にガスチャンネルを形成することに
    より前記パネル本体と前記押釦とが一体化され このうち押釦の立ち上がり部は、前記パネル背面部の立
    ち上がり部の後方においてパネル表面上を突出して形成
    されて いることを特徴とする操作パネル。
  2. 【請求項2】 パネル表裏面に開口する挿通孔およびこ
    の挿通孔の開口周縁を含む立ち上がり部付きのパネル背
    面部を有するパネル本体と、このパネル本体の挿通孔を
    挿通する操作部およびこの操作部に連接する立ち上がり
    部付きのヒンジを有する押釦とを、それぞれが互いに接
    近・離間するコア金型とキャビティ金型によって一体に
    形成する操作パネルの製造方法であって、 前記金型内に前記操作パネルを成形するための溶融樹脂
    を注入する工程と、 前記パネル背面部と前記ヒンジとの間に対応する部位に
    ガスチャンネルを形成するための気体を注入する工程と
    を含ませ 前記押釦の立ち上がり部は、前記パネル背面部の立ち上
    がり部の後方においてパネル表面上を突出して形成され
    ことを特徴とする操作パネルの製造方法。
JP9107016A 1997-04-24 1997-04-24 操作パネルおよびその製造方法 Expired - Lifetime JP3036462B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101653390B1 (ko) * 2016-04-19 2016-09-09 주식회사 다죤 발받침대

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