JPH10302573A - 操作パネルおよびその製造方法 - Google Patents

操作パネルおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH10302573A
JPH10302573A JP10701697A JP10701697A JPH10302573A JP H10302573 A JPH10302573 A JP H10302573A JP 10701697 A JP10701697 A JP 10701697A JP 10701697 A JP10701697 A JP 10701697A JP H10302573 A JPH10302573 A JP H10302573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
mold
gas
hinge
push button
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10701697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3036462B2 (ja
Inventor
Tadashi Hikosaka
直史 彦坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9107016A priority Critical patent/JP3036462B2/ja
Publication of JPH10302573A publication Critical patent/JPH10302573A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3036462B2 publication Critical patent/JP3036462B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な外観およびタッチ感覚を得るととも
に、パネル本体の小型化およびコストの低廉化を図る。 【解決手段】 射出成形用の金型20内であって、パネ
ル背面部15とヒンジ18との間に対応する部位にガス
チャンネル22を形成することによりパネル本体12と
押釦13とが一体化されている構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばAV(オー
ディオビジュアル)機器等の電子機器に使用して好適な
操作パネルおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の操作パネルには、パネル
表裏面に開口する挿通孔を有するパネル本体と、このパ
ネル本体に一体化されヒンジおよび操作部を有する多数
の押釦とを備えがものが採用されている。
【0003】このような操作パネルは、図2に示すよう
にパネル本体1と押釦2とがねじ3による取り付けやに
融着によって一体化されるもの、あるいは成形用金型を
用いて図3に示すように一体化されるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前者にあっ
ては、パネル本体と押釦とが別部材であるため、部品点
数が嵩み、コスト高になるという問題があった。また、
両部材を一体化する時にパネル本体に対して押釦がパネ
ル面方向に傾斜することがあり、外観が悪くなるだけで
なく、操作時のタッチ感覚が悪くなり、最悪の場合には
操作不能になるという問題があった。
【0005】一方、後者にあっては、押釦にヒンジ特性
をもたせるために、ヒンジの長手方向寸法を大きい寸法
に設定する必要が生じ、パネル本体が大型化するという
不都合があった。また、図4に示すように、それぞれが
互いに隣り合う二つのヒンジ間に比較的大きな空隙Gが
形成されてしまうため、操作パネル裏側の部品等が視認
され、これを回避するための飾り板4が必要となり、コ
スト高になるという不都合もあった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、良好な外観およびタッチ感覚を得ることができ
るとともに、パネル本体の小型化およびコストの低廉化
を図ることができる操作パネルおよびその製造方法の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の操作パネルは、パネル表裏
面に開口する挿通孔およびこの挿通孔の開口周縁を含む
パネル背面部を有するパネル本体と、このパネル本体の
挿通孔を挿通する操作部およびこの操作部に連接する立
ち上がり部付きのヒンジを有する押釦とを射出成形用の
金型によって一体に形成してなり、金型内であって、パ
ネル背面部とヒンジとの間に対応する部位にガスチャン
ネルを形成することによりパネル本体と押釦とが一体化
されている構成としてある。
【0008】請求項2記載の操作パネルの製造方法は、
パネル表裏面に開口する挿通孔およびこの挿通孔の開口
周縁を含むパネル背面部を有するパネル本体と、このパ
ネル本体の挿通孔を挿通する操作部およびこの操作部に
連接する立ち上がり部付きのヒンジを有する押釦とを射
出成形用の金型によって一体に形成する操作パネルの製
造方法であって、金型内に操作パネルを成形するための
溶融樹脂を注入する工程と、パネル背面部とヒンジとの
間に対応する部位にガスチャンネルを形成するための気
体を注入する工程とを含ませた構成としてある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施形態
に係る操作パネルおよびその製造方法を説明するために
示す断面図である。先ず、操作パネルにつき、同図を用
いて説明する。同図において、符号11で示すAV機器
用の操作パネルは、パネル本体12と押釦13とを備え
ている。
【0010】パネル本体12は、パネル基部14とパネ
ル背面部15とを有し、全体が合成樹脂によって形成さ
れている。パネル基部14は、AV機器用の筐体(図示
せず)に着脱可能に装着される。パネル背面部15は、
立ち上がり部16および水平部17を有し、パネル基部
14に一体に形成されている。パネル背面部15の水平
部17には、パネル表裏面に開口する挿通孔17aが設
けられている。
【0011】押釦13は、ヒンジ18および操作部19
を有し、全体がパネル本体12と同一の合成樹脂によっ
て形成されている。この押釦13は、射出成形用の金型
20内であって、パネル背面部15とヒンジ18との間
に対応する部位にガスチャンネル形成用の空間部21に
気体を注入することにより、すなわちガスチャンネル2
2を形成することにより、パネル本体12に一体に成形
されている。
【0012】ヒンジ18は、立ち上がり部16の後方
(図1では上方)においてパネル表面12a上を突出す
る立ち上がり部23を有している。操作部19は、ヒン
ジ18に連接し、挿通孔17aに挿通されている。この
操作部19は、AV機器(図示せず)内すなわちパネル
裏側のスイッチ接触子(図示せず)に対向する部位に位
置付けられている。
【0013】なお、金型20は、コア金型24およびキ
ャビティ金型25からなり、これら両金型24,25間
には型締め時にパーティングライン26が形成される。
また、この金型20には、ガスチャンネル22に気体を
注入するためのガス注入口(図示せず)が形成されてい
る。
【0014】次に、このように構成された操作パネルの
製造方法につき、図1を用いて説明する。先ず、コア金
型24およびキャビティ金型25を互いに接近する方向
に移動操作して型締めを行なう。
【0015】次いで、金型20内(キャビティ金型25
のキャビティ)に操作パネル11を形成するための溶融
樹脂を注入し、金型20のガス注入口(図示せず)から
空間部21にガスチャンネル22を形成するための気体
を注入する。
【0016】すなわち、本実施形態における操作パネル
の製造方法は、金型20内に操作パネル11を成形する
ための溶融樹脂を注入する工程と、パネル背面部15と
ヒンジ18との間に対応する部位にガスチャンネル22
を形成するための気体を注入する工程とを含み、金型2
0内においてガスチャンネル22を形成しながら射出成
形することにより行なわれる。
【0017】しかる後、コア金型24およびキャビティ
金型25を互いに離間する方向に移動操作して型開きを
行なう。このようにして、パネル本体と押釦とが一体化
してなる操作パネルを確実に製造することができる。
【0018】なお、本実施形態においては、AV機器用
操作パネルに実施する場合について説明したが、本発明
はこれに限定されず、他の電子機器用操作パネルにも実
施形態と同様に実施することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、射
出成形用の金型内であって、パネル背面部とヒンジとの
間に対応する部位にガスチャンネルを形成することによ
りパネル本体と押釦とが一体化されているので、飾り板
が不要となることも含め部品点数を削減することがで
き、コストの低廉化を図ることができる。
【0020】また、パネル本体と押釦とを一体成形した
ことは、従来のようにパネル本体に対して押釦が傾斜し
ないから、良好な外観や操作時のタッチ感覚を得ること
ができる。
【0021】さらに、押釦にヒンジ特性をもたせるため
にヒンジの長手方向寸法を大きい寸法に設定することを
必要とせず、またそれぞれが互いに隣り合う二つのヒン
ジ間に大きな空隙が形成されず、パネル本体の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る操作パネルおよび
その製造方法を説明するために示す断面図である。
【図2】従来の操作パネル(1)を示す断面図である。
【図3】従来の操作パネル(2)を示す平面図である。
【図4】従来の図3の操作パネルに飾り板を取り付けた
例を示す平面図である。
【符号の説明】
11 操作パネル 12 パネル本体 13 押釦 15 パネル背面部 16 立ち上がり部 17 水平部 17a 挿通孔 18 ヒンジ 19 操作部 20 金型 22 ガスチャンネル 23 立ち上がり部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル表裏面に開口する挿通孔およびこ
    の挿通孔の開口周縁を含むパネル背面部を有するパネル
    本体と、このパネル本体の挿通孔を挿通する操作部およ
    びこの操作部に連接する立ち上がり部付きのヒンジを有
    する押釦とを射出成形用の金型によって一体に形成して
    なり、 前記金型内であって、前記パネル背面部と前記ヒンジと
    の間に対応する部位にガスチャンネルを形成することに
    より前記パネル本体と前記押釦とが一体化されているこ
    とを特徴とする操作パネル。
  2. 【請求項2】 パネル表裏面に開口する挿通孔およびこ
    の挿通孔の開口周縁を含むパネル背面部を有するパネル
    本体と、このパネル本体の挿通孔を挿通する操作部およ
    びこの操作部に連接する立ち上がり部付きのヒンジを有
    する押釦とを射出成形用の金型によって一体に形成する
    操作パネルの製造方法であって、 前記金型内に前記操作パネルを成形するための溶融樹脂
    を注入する工程と、前記パネル背面部と前記ヒンジとの
    間に対応する部位にガスチャンネルを形成するための気
    体を注入する工程とを含ませたことを特徴とする操作パ
    ネルの製造方法。
JP9107016A 1997-04-24 1997-04-24 操作パネルおよびその製造方法 Expired - Lifetime JP3036462B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9107016A JP3036462B2 (ja) 1997-04-24 1997-04-24 操作パネルおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9107016A JP3036462B2 (ja) 1997-04-24 1997-04-24 操作パネルおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10302573A true JPH10302573A (ja) 1998-11-13
JP3036462B2 JP3036462B2 (ja) 2000-04-24

Family

ID=14448381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9107016A Expired - Lifetime JP3036462B2 (ja) 1997-04-24 1997-04-24 操作パネルおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3036462B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101653390B1 (ko) * 2016-04-19 2016-09-09 주식회사 다죤 발받침대

Also Published As

Publication number Publication date
JP3036462B2 (ja) 2000-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3889940B2 (ja) 金型装置、金型装置の使用方法、及び金型装置の共用方法
JP3366087B2 (ja) 空調用吹出口装置の二段射出成形法
WO1999052697A8 (en) Method for overmolding sink marks for an automotive component
CA2154435A1 (en) Method for producing thermoplastic resin molded article and mold assembly therefor
CN101296584A (zh) 便携式电子装置机壳及其制造方法
TW200420449A (en) Method for producing a window glass for a vehicle provided with an ornamental braid and a window glass for a vehicle provided with an ornamental braid
JP2001293813A (ja) 金属箔表面を有するプラスチック材コンポネントと、その射出成形方法
JPH10302573A (ja) 操作パネルおよびその製造方法
US20040227270A1 (en) Method of double color-molding a key top
JPH10656A (ja) 樹脂成形装置
JP2701681B2 (ja) 樹脂成形品の製造方法及び成形用金型装置
JP2001007574A (ja) 電子機器
JP2535308B2 (ja) キ―トップ
JP3203870B2 (ja) 樹脂製品の製造方法
JPH0939029A (ja) 合成樹脂成形品の表面処理方法
JPH05329898A (ja) モールの製造方法
JP2001225354A (ja) 射出成形方法
JP3033410B2 (ja) 長尺樹脂成形品の製造方法
JPH10286830A (ja) インサート成形用金型
JP3355756B2 (ja) 芯材一体射出成形方法
JP2003145589A (ja) 射出成形金型及び樹脂成形品
JP2982034B2 (ja) 装飾部材が一体成形された樹脂成形品の射出成形方法
JPH11216741A (ja) 樹脂部品面加飾方法及び加飾装置
JP2007130845A (ja) 発泡性樹脂成形方法および成形用型構造
JPH07303539A (ja) キャビネット成形方法及びキャビネット