JP3036322U - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JP3036322U
JP3036322U JP1996010565U JP1056596U JP3036322U JP 3036322 U JP3036322 U JP 3036322U JP 1996010565 U JP1996010565 U JP 1996010565U JP 1056596 U JP1056596 U JP 1056596U JP 3036322 U JP3036322 U JP 3036322U
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casing
vehicle
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shutter
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JP1996010565U
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Inventor
俊司 大庭
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俊司 大庭
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車等のエンジンを切り、窓を閉め切った
状態で駐停車する場合において、自動的に車内換気を行
い、車内の温度を一定に保つことで、より快適なカーラ
イフを提供すること。 【構成】 上部と下部が開放され、内部に係止部が設け
られた中空のケーシングと、該ケーシングの上部又は下
部のいずれか一方に取り付けられたファンと、前記ケー
シングの内部に揺動自在に取り付けられ、前記係止部と
の当接によって係止されるシャッターと、該シャッター
の揺動の中心軸に取り付けられた第1のギアと、前記ケ
ーシングの一部に取り付けられたソレノイドと、前記第
1のギアと噛合し、前記ソレノイドに備え付けのプラン
ジャに連結された第2のギアと、前記プランジャの基部
に取り付けられた付勢バネとからなることを特徴とする
換気装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車などの乗物の車内を換気する際に用いられる換気装置であり 、特に公知のソーラー給電回路と組み合わせて使用することで、顕著な効果を発 揮し得るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、自動車の車内を換気するに際しては、窓やサンルーフを開放し たり、ベンチレーターを一時的に作動させるなどの方法が用いられているが、こ の方法は専ら人が車内に乗車している場合に限定されるほか、窓やサンルーフの 開放は雨天時には不可能であり、また、ベンチレーターの作動も、長時間にわた る場合は、電力消費の点からエンジンをかけ放しにしておく必要がある。しかし ながら、窓を開けたまま車から離れることは盗難の原因となり、また、エンジン をONにしておくことでガソリンを消費するため、殆どの場合、車の窓を閉め、 エンジンを切った状態で車を駐停車しているのが実情である。ところが、車の窓 を閉め切って炎天下に放置すると、比較的短時間に車内温度が60〜70度にも 達するため、心ない親が窓を閉め切った車内に幼児を残してパチンコに行き、戻 ってみたら脱水症で死亡していたなどの痛ましい事故が、毎年といって良いほど 起こっている。このように、従来の換気手段は、殆どが車内に人が居る場合や走 行時に車内を換気し得るものであり、車内に人が居ない場合や、駐停車時の車内 換気を可能としたものは、全くといって良いほど存在していなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、窓を閉め、エンジンを切って車を駐停車した場合であっても、自動 的に車内の換気を行い、車内の温度を一定に保つことで、より快適なカーライフ を提供し、ひいては、前記したような痛ましい事故を回避せんがために創作され た換気装置であり、特に、公知のソーラー給電回路と組み合わせることで、最も 効率的に利用し得るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、如上の問題を解決するため、次の構造を有する換気装置を提案する 。すなわち、本考案に係る換気装置は、上部と下部が開放され、内部に係止部が 設けられた中空のケーシングと、該ケーシングの上部又は下部のいずれか一方に 取り付けられたファンと、前記ケーシングの内部に揺動自在に取り付けられ、前 記係止部との当接によって係止されるシャッターと、該シャッターの揺動の中心 軸に取り付けられた第1のギアと、前記ケーシングの一部に取り付けられたソレ ノイドと、前記第1のギアと噛合し、前記ソレノイドに備え付けのプランジャに 連結された第2のギアと、前記プランジャの基部に取り付けられた付勢バネとか らなることを特徴とする換気装置を提案する。
【0005】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示す斜視図、図2は本考案に係るシャッターの閉止時 の状態を示す側面図、図3は本考案に係るシャッターの開放時の状態を示す側面 図である。1はケーシング、2は係止部、3はファン、4はシャッター、5は第 1のギア、6はソレノイド、7はプランジャ、8は第2のギア、9は付勢バネ、 10は風向である。
【0006】 本考案に係る換気装置の構成を、図面に基づいて説明すると、以下のとおりで ある。本考案の換気装置の外装は、上部と下部が開放された筒状のケーシング1 として形成される。図1では、側面が4つのパネルで囲まれた四角柱の外観を呈 しているが、上部と下部を開放し得るものであれば、円柱や六角柱その他の立方 体でも構わない。ケーシング1の内部は中空となっており、その内壁には、後述 するシャッター4の回転を抑止するための係止部2が設けられている。係止部2 は、図1では、ケーシング1の内壁に設けた段差として形成されているが、シャ ッター4の両端と当接してその回転を抑止し得るものであれば、その手段につい ては限定されず、例えば、段差の代わりに突起片を設けても構わない。ケーシン グ1の上部又は下部のいずれか一方にはファン3が取り付けられており、車内の 空気を車外に排出する場合は排気手段として、又は、車外の空気を車内に吸入す る場合は吸気手段として機能する。ファン3は、図1乃至図3では、ケーシング 1の上部に取り付けられているが、設計変更によってケーシング1の下部に取り 付けても良く、その具体的手段としては、例えば、家庭用トイレ等で使用される 小型換気扇などを予定している。ケーシング1の内部には、その両端と係止部2 の当接によって係止されるシャッター4が、適宜の位置に揺動自在に取り付けら れており、耐久性を有するものであれば、その材質等は問わない。図1では、ケ ーシング1が四角柱となっているため、シャッター4もその内部を揺動し得る形 状となっているが、ケーシング1が円柱や六角柱などの場合は、シャッター4は 当然にそれに見合った形状にて形成されることになる。シャッター4の揺動の中 心軸には、後述する第2のギア8と噛合する第1のギア5が、ケーシング1の外 側に露出して取り付けられている。ケーシング1の外壁には、プランジャ7を備 えたソレノイド6が取り付けられており、これは専らシャッター4を開放するた めの動力源となっている。また、プランジャ7の基部付近には付勢バネ9が取り 付けられており、これは専らシャッター4を閉止するための動力源となっている 。更に、ケーシング1の外側には、その外壁上に第2のギア8が回転自在に取り 付けられており、その一部が前記プランジャ7の先端とで連結されているため、 プランジャ7の移動に伴って回転し、これと噛合する第1のギア5を回転させて 、シャッター4を開閉させることになる。
【0007】 次に、本考案に係る換気装置を用いて車内の換気を行う場合の手順を、図1乃 至図3に基づいて説明すると、以下のとおりである。先ず、車内の換気を行うに 際しては、通常、本考案の換気装置が2個用いられ、1個は車内の空気を車外に 排出する排気手段となり、残る1個は車外の空気を車内に吸入する吸気手段とな る。本考案の換気装置は、実願平3−111607号の明細書及び図面に示され るような公知のソーラー給電装置、すなわち、自動車のキースイッチ等のON− OFFに連動する主スイッチと、サーモスタットのON−OFFに連動する副ス イッチと、電力源となる太陽電池とからなるソーラー給電回路との組み合わせに おいて使用される。自動車の走行時、すなわち、自動車のキースイッチがONの 状態では、主スイッチがOFFとなっており、一切の電力供給が絶たれている。 そのため、ファン3とソレノイド6は作動せず、図2に示すように、シャッター 4は付勢バネ9の付勢によって係止部2と当接した状態で閉止され、外気の車内 への流入は遮断されている。走行時の外気導入はベンチレーターによって行うか 、又は、窓やサンルーフの開放によって達成されるからである。次に、自動車か ら人が離れる際、すなわち、自動車のキースイッチをOFFにした状態では、主 スイッチがONの状態となっている。しばらくして車内温度が上昇し、サーモス タットがONになると、これと連動して副スイッチがONの状態となり、太陽電 池からの電力がファン3とソレノイド6に供給され、それぞれ作動を開始する。 その際、図3に示すように、ファン3の回転によって車内外の空気が風向10に 沿って吸排気され、プランジャ7が付勢バネ9の付勢に反して引き戻され、第2 のギア8の回転に伴って第1のギア5が回転し、シャッター4が風向10とほぼ 平行の状態で開放されることになる。かくして、自動的に車内換気が行われ、車 内の温度が設定値まで低下すると、サーモスタットがOFFとなって電力供給が 絶たれ、ファン3とソレノイド6の作動は停止し、図2の状態に復帰することに なる。
【0008】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る換気装置は、エンジンを切り、窓やサンルーフを 閉め切った状態でも、自動的に車内換気を行うものに係り、炎天下に自動車を駐 停車した際の車内温度の上昇を抑制できるため、ドアを開けた際の不快感を解消 し、より快適なカーライフの提供を可能としただけでなく、閉め切った車内への 幼児の放置による痛ましい事故も、未然に防止することが可能である。また、本 考案では、ファン3とソレノイド6への電力供給を無限の資源である太陽電池か ら行い、自動車のバッテリーからの電力供給を一切伴わないため、その作動によ ってバッテリーを消耗してしまうこともない。また、シャッター4の開放をソレ ノイド6によって行うため、無人状態での長時間の作動によっても熱を持つこと がなく、火災の心配もない。更に、本考案に係る換気装置は簡単な構造であるた め、メンテナンスに優れ、また、製造コストを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案に係るシャッターの閉止時の状態を示す
側面図である。
【図3】本考案に係るシャッターの開放時の状態を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 係止部 3 ファン 4 シャッター 5 第1のギア 6 ソレノイド 7 プランジャ 8 第2のギア 9 付勢バネ 10 風向

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部と下部が開放され、内部に係止部が
    設けられた中空のケーシングと、該ケーシングの上部又
    は下部のいずれか一方に取り付けられたファンと、前記
    ケーシングの内部に揺動自在に取り付けられ、前記係止
    部との当接によって係止されるシャッターと、該シャッ
    ターの揺動の中心軸に取り付けられた第1のギアと、前
    記ケーシングの一部に取り付けられたソレノイドと、前
    記第1のギアと噛合し、前記ソレノイドに備え付けのプ
    ランジャに連結された第2のギアと前記プランジャの基
    部に取り付けられた付勢バネとからなることを特徴とす
    る換気装置。
JP1996010565U 1996-09-30 1996-09-30 換気装置 Expired - Lifetime JP3036322U (ja)

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JP1996010565U JP3036322U (ja) 1996-09-30 1996-09-30 換気装置

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JP1996010565U Expired - Lifetime JP3036322U (ja) 1996-09-30 1996-09-30 換気装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536224B2 (ja) * 1985-05-02 1993-05-28 Nippon Sheet Glass Co Ltd

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536224B2 (ja) * 1985-05-02 1993-05-28 Nippon Sheet Glass Co Ltd

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